JP2008260515A - 車両用電子ユニット取付部構造 - Google Patents

車両用電子ユニット取付部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008260515A
JP2008260515A JP2008054650A JP2008054650A JP2008260515A JP 2008260515 A JP2008260515 A JP 2008260515A JP 2008054650 A JP2008054650 A JP 2008054650A JP 2008054650 A JP2008054650 A JP 2008054650A JP 2008260515 A JP2008260515 A JP 2008260515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic unit
mounting bracket
unit mounting
vehicle body
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008054650A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Terasawa
潤一郎 寺澤
Takeshi Ogasawara
武 小笠原
Kazuhiko Horikoshi
和彦 堀越
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Masahiro Sano
正宏 佐野
Fumihiro Okazaki
文洋 岡崎
Takeshi Anzai
岳士 安在
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2008054650A priority Critical patent/JP2008260515A/ja
Publication of JP2008260515A publication Critical patent/JP2008260515A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】電子ユニットに対するハーネス幹線の結合作業を容易化し得るようにする。
【解決手段】電子ユニット24を保持可能な電子ユニット保持部31,32を備えた電子ユニット取付ブラケット33が設けられ、電子ユニット取付ブラケット33が、車体または車体強度部材22に対して取付可能な取付部34を有する車両用電子ユニット取付部構造であって、電子ユニット取付ブラケット33に、電子ユニット24に対して結合可能なコネクタ部51と、外部のハーネス幹線23に対して結合可能なコネクタ部52と、両コネクタ部51,52間を電気的に接続可能な配線パターン部53とを有する基板部54が、予め付設されるようにしている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用電子ユニット取付部構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの内部には、ほぼ車幅方向へ延びて左右の車体パネル間を連結する車体強度部材が設けられている。この車体強度部材にほぼ沿って、ハーネス幹線(いわゆるメインハーネス)が配索されている。そして、このハーネス幹線に電気的に接続された電子ユニットが、車体または車体強度部材に対して取付けられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図11、図12の場合、電子ユニット1を保持可能な電子ユニット保持部2,3を備えた電子ユニット取付ブラケット4が設けられている。この電子ユニット取付ブラケット4は、車体強度部材5に設けられた取付用ブラケット6に対して、当接状態で固定可能な取付部7を備えている。この取付部7は、取付用ブラケット6に対し、ネジ8を用いて締結固定される。そして、ハーネス幹線11からは、支線部12が分岐延設され、この支線部12の先端にはコネクタ部13が取付けられている。一方、電子ユニット1には、上記コネクタ部13と電気的に結合可能なコネクタ部14が設けられている。
このような構成によれば、組付けの際には、先ず、電子ユニット取付ブラケット4の電子ユニット保持部2,3に、電子ユニット1を装着保持させる。次に、車体強度部材5に設けられた取付用ブラケット6に対して、電子ユニット取付ブラケット4の取付部7を当接配置すると共に、当接状態とされた取付用ブラケット6に対し取付部7をネジ8を用いて締結固定する。
なお、上記した手順は、電子ユニット取付ブラケット4を車体強度部材5に取付けてから、電子ユニット取付ブラケット4に電子ユニット1を保持させるように変更しても良い。
最後に、ハーネス幹線11から分岐延設された支線部12のコネクタ部13を、電子ユニット1のコネクタ部14に結合させるようにする。
特開平7−335303号公報
しかしながら、上記車両用電子ユニット取付部構造では、インストルメントパネル内部におけるレイアウト上の問題などによって、大きな作業スペースを確保することができないことから、電子ユニット1(のコネクタ部14)に対する、支線部12(のコネクタ部13)の結合作業が、難作業となっていた。
そこで、作業の容易化を図るため、支線部12のハーネス長を長くすることなどが行われていた。
しかし、支線部12のハーネス長を長くすると、支線部12が取扱い難くなってしまうという問題や、結合作業後における支線部12の余長部分を収容するための余長収容スペースを、作業スペースとは別に確保しなければならないなどの問題が生じていた。
また、電子ユニット1が複数ある場合、電子ユニット1と支線部12との結合作業は、個々に行わなければならず、煩わしいという問題もあった。
そして、上記とは別に、ハーネス幹線11や電子ユニット1などの接地は、従来、ケーブルによって行われていたが、このように、ケーブルによって接地を行った場合には、接地経路にバラ付きを生じ易く、この接地経路のバラ付きによって電位が安定しなくなるため、予期せぬノイズが出ることがあった。なお、本来、グランドとの結合により、ノイズは発生し難くなるものではあるが、上記したように、接地経路にバラ付きが生じていると、グランドとの結合が弱くなって、ノイズが発生してしまうことになる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、電子ユニットを保持可能な電子ユニット保持部を備えた電子ユニット取付ブラケットが設けられ、該電子ユニット取付ブラケットが、車体または車体強度部材に対して取付可能な取付部を有する車両用電子ユニット取付部構造において、電子ユニット取付ブラケットに、電子ユニットに対して結合可能なコネクタ部と、外部のハーネス幹線に対して結合可能なコネクタ部と、両コネクタ部間を電気的に接続可能な配線パターン部とを有する基板部が、予め付設された車両用電子ユニット取付部構造を特徴としている。
請求項2に記載された発明では、上記において、前記基板部が、配線パターン部を囲むグランドパターン部を有し、前記電子ユニット取付ブラケットの車体または車体強度部材に対する取付時に、前記グランドパターン部が、取付部にて接地され得るように構成されたことを特徴としている。
なお、上記は、それぞれ、所要の作用効果を発揮するための必要最小限の構成であり、上記構成の詳細や、上記されていない構成については、それぞれ自由度を有しているのは勿論である。そして、上記構成の記載から読取ることが可能な事項については、特に具体的に記載されていない場合であっても、その範囲内に含まれるのは勿論である。また、上記以外の構成を追加した場合には、追加した構成による作用効果が加わることになるのは勿論である。
請求項1の発明によれば、電子ユニットを保持可能な電子ユニット保持部を備えた電子ユニット取付ブラケットが設けられ、該電子ユニット取付ブラケットが、車体または車体強度部材に対して取付可能な取付部を有する車両用電子ユニット取付部構造において、電子ユニット取付ブラケットに、電子ユニットに対して結合可能なコネクタ部と、外部のハーネス幹線に対して結合可能なコネクタ部と、両コネクタ部間を電気的に接続可能な配線パターン部とを有する基板部が、予め付設されたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、組付けの際には、先ず、電子ユニット取付ブラケットの電子ユニット保持部に、電子ユニットを装着保持させる。この際、電子ユニットを基板部の対応するコネクタ部に対して電気的に結合させるようにする。次に、車体強度部材に対して、電子ユニット取付ブラケットの取付部を取付ける。なお、上記手順は、電子ユニット取付ブラケットを車体強度部材に取付けてから、電子ユニット取付ブラケットに電子ユニットを保持させるように変更しても良い。最後に、ハーネス幹線を基板部の対応するコネクタ部に対して、電気的に結合させるようにする。以上により、組付が完了する。
このようにすることにより、大きな作業スペースを確保することができない場合であっても、電子ユニットに対するハーネス幹線の結合作業を容易化することが可能となる。そのため、ハーネス幹線のハーネス長を長くする必要がなくなり、ハーネス幹線の取扱いを容易化することができると共に、結合作業後におけるハーネス幹線の余長部分を収容するための余長収容スペースを不要化することができる。更に、電子ユニットが複数ある場合でも、基板部の対応するコネクタ部に対してハーネス幹線を電気的に結合させるだけで、各電子ユニットに対する接続が同時に行われるので、接続作業の煩わしさがない。
請求項2の発明によれば、上記において、前記基板部が、配線パターン部を囲むグランドパターン部を有し、前記電子ユニット取付ブラケットの車体または車体強度部材に対する取付時に、前記グランドパターン部が、取付部にて接地され得るように構成されたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、配線パターン部を囲むグランドパターン部を備えることにより、接地経路のバラ付きがなくなり、電位が安定するため、ノイズを抑制することができる。また、グランドパターン部を、取付部にて直接接地させることにより、グランドとの結合が強くなるため、ノイズ抑制効果をより確実なものとすることができる。更に、電子ユニット取付ブラケットの車体または車体強度部材に対する取付時に、同時に接地が行われるので、接地作業の煩わしさがない。
本発明は、主に、電子ユニットに対するハーネス幹線の結合作業を容易化し得るようにすることを目的とするものである。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
なお、以下の実施例は、上記した背景技術や発明が解決しようとする課題などと密接な関係があるので、必要が生じた場合には、互いに、記載を流用したり、必要な修正を伴って流用したりすることができるものとする。
図1〜図6、および、図7〜図10は、この発明の実施例、変形例、および、他の実施例を示すものである。
「構成」まず、構成について説明する。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。
このインストルメントパネルの内部には、図1の実施例、または、図2、図3の変形例に示すように、ほぼ車幅方向21へ延びて左右の車体パネル間を連結する車体強度部材22が設けられている。この車体強度部材22は、クロスカービームまたはステアリングサポートメンバなどと呼ばれている。車体強度部材22は、通常、金属製の丸パイプなどとされるが、これに限るものではない。
この車体強度部材22にほぼ沿って、ハーネス幹線23が配索されている。このハーネス幹線23は、車体の各部に設けられた各種電子部品に対して電力を供給したり信号を伝達したりするための電力通信網を構築する際に中核となる部品であって、多数本の電線類を束ねた構成を主に備えている。このハーネス幹線23は、メインハーネスなどと呼ばれている。この場合、ハーネス幹線23は、車体強度部材22の上部に沿って配設されている。
そして、このハーネス幹線23に電気的に接続される電子ユニット24が、車体または車体強度部材22に対して取付けられるようにする。この場合、電子ユニット24は、外形がほぼ箱状を呈しており、その一面には、コネクタ部25(図3、図6参照。以下同様)が設けられている。
このような構成とするために、図4に示すように、電子ユニット24を保持可能な電子ユニット保持部31,32を備えた電子ユニット取付ブラケット33が設けられる。この電子ユニット取付ブラケット33は、車体または車体強度部材22に対して取付可能な取付部34を有している。
この場合、電子ユニット取付ブラケット33は、主に車幅方向21に対してほぼ面直な面を有する金属製の板材とされている。この電子ユニット取付ブラケット33は、電子ユニット24を、片面に上下2個ずつ、両面で合計4個、背中合せに取付けることが可能なものなどとされている。
電子ユニット保持部31,32は、電子ユニット24の上下面のほぼ対角位置を挟持可能な上下の切起片とされている。そのために、電子ユニット取付ブラケット33は、各電子ユニット24と対応する部分に、上下の切起片を形成して成る上下の抜穴部37,38を有するほぼ枠状(この場合には、8字枠状)を呈している。なお、上下の電子ユニット保持部31,32は、各抜穴部37,38に対し、対角状で且つ異なる面へ向けて2対ずつ、全体で合計4対が形成されている。この場合、各抜穴部37,38は、対角状で且つ異なる面へ向けて形成された2対の電子ユニット保持部31,32の中間部に介在される縦桟部を切欠くことによって、連結された1つの大きな抜穴部37,38とされている。但し、縦桟部を残して、各抜穴部37,38を、それぞれ左右2つの小さな抜穴部に分離することもできる。この電子ユニット取付ブラケット33は、プレス加工などによって形成される。
そして、車体強度部材22には、電子ユニット取付ブラケット33を取付けるためのメンバ側ブラケット41が設けられる。このメンバ側ブラケット41は、溶接などによって車体強度部材22に固定される。メンバ側ブラケット41は、車体強度部材22の下部で、しかも、車体強度部材22の端部近傍などに設置される。
これに対し、電子ユニット取付ブラケット33の取付部34は、このメンバ側ブラケット41に対して、当接状態にしてネジ42(締結部材)で固定可能なものとされる。この取付部34は、例えば、図1に示すように、電子ユニット取付ブラケット33の前縁上部を延長して面直方向へ屈曲形成し、メンバ側ブラケット41の前面に当接配置し得るようにしたものなどとしても良い。また、図2、図3に示すように、メンバ側ブラケット41の側面に当接配置可能な、電子ユニット取付ブラケット33の前縁上部などとしても良い。取付部34には、ネジ孔43が形成される。
また、ハーネス幹線23からは、支線部45が分岐延設され、この支線部45の先端にはコネクタ部46が取付けられている。
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えている。
(1)図4などに示すように、電子ユニット取付ブラケット33に、電子ユニット24(のコネクタ部25)に対して結合可能なコネクタ部51と、外部のハーネス幹線23(の支線部45先端のコネクタ部46)に対して結合可能なコネクタ部52と、両コネクタ部51,52間を電気的に接続可能な配線パターン部53とを有する基板部54が、予め付設されるようにする。なお、図面では、配線パターン部53は、都合により、余り正確には記載されていない。
一方のコネクタ部51は、電子ユニット取付ブラケット33に取付けられた電子ユニット24のコネクタ部25と対応する位置に設けるようにする。この場合、電子ユニット24は、コネクタ部25を後面側に位置せしめて電子ユニット取付ブラケット33に取付けられるようになっているので、コネクタ部51は、電子ユニット取付ブラケット33の後縁部の対応する位置に設けるようにする。この際、コネクタ部51に対するコネクタ部25の結合方向は、ほぼ車両前後方向となるようにする。
他方のコネクタ部52は、車体強度部材22に沿って配設されたハーネス幹線23における、支線部45の分岐位置に近い位置に設けるようにする。この場合、支線部45の分岐位置が、車体強度部材22のメンバ側ブラケット41の位置とされているので、コネクタ部52は、電子ユニット取付ブラケット33における取付部34の近傍(前縁上部の近傍)などに設けるようにする。この際、コネクタ部52に対するコネクタ部46の結合方向は、取付部34と面直の方向となるようにする。そして、支線部45は、分岐位置からコネクタ部52までの長さに若干の余裕を加えた程度の、余長をほとんど有さない長さなどとする。
基板部54は、ほぼ枠状をした電子ユニット取付ブラケット33の枠面部分に一体的に取付けられる。基板部54は、薄型のものとするのが好ましい。基板部54は、例えば、プリント基板や、フィルム状のフレキシブルプリント基板などとすることもできる。プリント基板やフレキシブルプリント基板などとした場合には、基板部54を、電子ユニット取付ブラケット33に対して接着(貼着)し得るようにする。そして、配線パターン部53は、図5に示すように、プリント基板やフレキシブルプリント基板などの基板部54を構成する絶縁層55の内部に埋設されるように構成する。
なお、配線パターン部53が、取付部34に及ぶ場合には、配線パターン部53は、ネジ孔43を迂回させるなどして、これを避け得るように構成する。
(2)更に、図7〜図10に示すように、基板部54が、配線パターン部53を囲むグランドパターン部56を有するものとする。また、電子ユニット取付ブラケット33の車体または車体強度部材22に対する取付時に、グランドパターン部56が、取付部34にて接地され得るように構成されるようにする。
この場合、グランドパターン部56は、図9に示すように、電子ユニット取付ブラケット33の面に対し、配線パターン部53全体の両側部に沿って設けられている。但し、グランドパターン部56は、これに限らず、特に図示しないが、配線パターン部53を構成する配線の両側部を、1本ずつ囲むようにしても、複数本ずつ囲むようにしても良い。或いは、グランドパターン部56は、配線パターン部53の上層や下層に対して(層状に)設けるようにしても良い。
また、グランドパターン部56が、取付部34にて接地される部分(接地部)については、図10に示すように、グランドパターン部56を、基板部54を構成する絶縁層55の表面側へ導出する表面導出部57とすると共に、表面導出部57にネジ孔43の周囲を取囲ませて、ネジ42に直接接触させ得るようにする。
「作用」次に、この実施例の作用について説明する。
組付けの際には、先ず、図6に示すように、電子ユニット取付ブラケット33の電子ユニット保持部31,32に、電子ユニット24を装着保持させる。即ち、上下の電子ユニット保持部31,32間に電子ユニット24を挿入して、上下面の対角位置を挟着保持させるようにする。
この際、電子ユニット24を基板部54の対応するコネクタ部51に対して電気的に結合させるようにする。この場合には、電子ユニット保持部31,32に、電子ユニット24を装着保持させることによって、或いは更に、車両前後方向へ若干移動させることによって、電子ユニット24のコネクタ部25が、対応する位置に設置された基板部54のコネクタ部51とダイレクトに結合されることとなる。
次に、車体強度部材22に対して、電子ユニット取付ブラケット33の取付部34を取付ける。即ち、電子ユニット取付ブラケット33の取付部34を、車体強度部材22のメンバ側ブラケット41に対して、当接状態にしてネジ42で固定する。
なお、上記した手順は、電子ユニット取付ブラケット33を車体強度部材22に取付けてから、電子ユニット取付ブラケット33に電子ユニット24を保持させるように変更しても良い。
最後に、ハーネス幹線23を、基板部54の対応するコネクタ部52に対して、電気的に結合させるようにする。即ち、ハーネス幹線23の支線部45先端のコネクタ部46を、電子ユニット取付ブラケット33における取付部34の近傍(前縁上部の近傍)に対して設けられたコネクタ部52と結合する。この際、分岐位置からコネクタ部52までの長さに若干の余裕を加えた程度の、余長をほとんど有さない長さの支線部45を、車体強度部材22の側面にほぼ沿わせるようにして、取付部34と面直の方向に上記結合を行わせるようにする。
以上により、組付が完了する。
このように、この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)電子ユニット24を保持可能な電子ユニット保持部31,32を備えた電子ユニット取付ブラケット33が設けられ、電子ユニット取付ブラケット33が、車体または車体強度部材22に対して取付可能な取付部34を有する車両用電子ユニット取付部構造において、電子ユニット取付ブラケット33に、電子ユニット24に対して結合可能なコネクタ部51と、外部のハーネス幹線23に対して結合可能なコネクタ部52と、両コネクタ部51,52間を電気的に接続可能な配線パターン部53とを有する基板部54が、予め付設されたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、上記構成により、大きな作業スペースを確保することができない場合であっても、電子ユニット24に対するハーネス幹線23の結合作業を容易化することが可能となる。
そのため、ハーネス幹線23のハーネス長を長くする必要がなくなり、ハーネス幹線23の取扱いを容易化することができると共に、結合作業後におけるハーネス幹線23の余長部分を収容するための余長収容スペースを不要化することができる。
更に、電子ユニット24が複数ある場合でも、基板部54の対応するコネクタ部52に対してハーネス幹線23を電気的に結合させるだけで、各電子ユニット24に対する接続が同時に行われるので、接続作業の煩わしさがない。
(2)また、上記において、図7〜図10に示すように、基板部54が、配線パターン部53を囲むグランドパターン部56を有し、電子ユニット取付ブラケット33の車体または車体強度部材22に対する取付時に、グランドパターン部56が、取付部34にて接地され得るように構成されたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、配線パターン部53を囲むグランドパターン部56を備えることにより、或いは、グランドパターン部56で配線パターン部53を囲むことにより、接地経路のバラ付きがなくなり、電位が安定するため、ノイズを抑制することができる。また、グランドパターン部56を、取付部34にて直接接地させることにより、グランドとの結合が強くなるため、ノイズ抑制効果をより確実なものとすることができる。更に、電子ユニット取付ブラケット33の車体または車体強度部材22に対する取付時に、同時に接地が行われるので、接地作業の煩わしさがない。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかる車両用電子ユニット取付部構造の斜視図である。 異なる取付部を有する図1と同様の斜視図である。 図2を側方から見た図である。 基板部が付設された電子ユニット取付ブラケットの斜視図である。 図4の概略断面図である。 電子ユニット取付ブラケットに電子ユニットを組付ける工程を示す斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる車両用電子ユニット取付部構造の斜視図である。 図7の電子ユニット取付ブラケットの斜視図である。 図8の概略断面図である。 図8の取付部周辺部分の概略断面図である。 従来例にかかる車両用電子ユニット取付部構造の斜視図である。 図11を車両前方から見た図である。
符号の説明
22 車体強度部材
23 ハーネス幹線
24 電子ユニット
25 コネクタ部
31 電子ユニット保持部
32 電子ユニット保持部
33 電子ユニット取付ブラケット
34 取付部
51 コネクタ部
52 コネクタ部
53 配線パターン部
54 基板部
56 グランドパターン部
57 表面導出部(接地部)

Claims (2)

  1. 電子ユニットを保持可能な電子ユニット保持部を備えた電子ユニット取付ブラケットが設けられ、該電子ユニット取付ブラケットが、車体または車体強度部材に対して取付可能な取付部を有する車両用電子ユニット取付部構造において、
    電子ユニット取付ブラケットに、電子ユニットに対して結合可能なコネクタ部と、外部のハーネス幹線に対して結合可能なコネクタ部と、両コネクタ部間を電気的に接続可能な配線パターン部とを有する基板部が、予め付設されたことを特徴とする車両用電子ユニット取付部構造。
  2. 前記基板部が、配線パターン部を囲むグランドパターン部を有し、
    前記電子ユニット取付ブラケットの車体または車体強度部材に対する取付時に、前記グランドパターン部が、取付部にて接地され得るように構成されたことを特徴とする請求項1記載の車両用電子ユニット取付部構造。
JP2008054650A 2007-03-20 2008-03-05 車両用電子ユニット取付部構造 Withdrawn JP2008260515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008054650A JP2008260515A (ja) 2007-03-20 2008-03-05 車両用電子ユニット取付部構造

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007072570 2007-03-20
JP2008054650A JP2008260515A (ja) 2007-03-20 2008-03-05 車両用電子ユニット取付部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008260515A true JP2008260515A (ja) 2008-10-30

Family

ID=39983313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008054650A Withdrawn JP2008260515A (ja) 2007-03-20 2008-03-05 車両用電子ユニット取付部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008260515A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014104955A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Denso Corp 電子制御装置の固定構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014104955A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Denso Corp 電子制御装置の固定構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102673493B (zh) 线束模块装置
JP2008260515A (ja) 車両用電子ユニット取付部構造
JP4682029B2 (ja) 増幅装置の設置構造
JP6075701B1 (ja) 電気機器及び電力変換装置
JP4728776B2 (ja) バスバー付き回路基板
JP6824361B1 (ja) インバータ装置
JP4951028B2 (ja) 車載アンテナ装置
JP4365714B2 (ja) 車載用電子機器
JP2014096930A (ja) 電気接続箱の接地構造
JP5255326B2 (ja) 車載用電子制御装置
JP2014075649A (ja) アンテナユニット
JP2019153508A (ja) コネクタの固定構造及びブラケット
JP2014011008A (ja) ワイヤハーネス
JP4548018B2 (ja) ステアリングメンバの車体取付構造
JP2010263515A (ja) 車両用アンテナ接続装置
JP5345818B2 (ja) 回路基板ユニット
JP5431505B2 (ja) ハーネスモジュール部構造
JP2008284899A (ja) 電気接続箱設置部構造
JP2009231487A (ja) 電線シールド構造
JP4965357B2 (ja) 電気接続構造
JP2007129034A (ja) 配線基板及びこの配線基板を備える液晶モジュール
KR20130070694A (ko) 차량용 히티드 스티어링휠의 히티드컨트롤러의 pcb 결합구
CN117734260A (zh) 玻璃总成及车辆
KR20180042614A (ko) 차량 엔진 제어 어셈블리
JP2009227070A (ja) 車両用電線ハーネス部設置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100910

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20110820

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761