JP2008259137A - 画像処理装置、画像形成装置の駆動方法、画像形成装置の駆動プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置の駆動方法、画像形成装置の駆動プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像情報の出力における色相調整を容易に実行可能な画像処理装置を提供すること。
【解決手段】出力する画像情報の色設定情報を調整する画像処理装置1であって、画像情報の出力を指示するアプリケーション102と、画像情報の出力先デバイスである画像形成装置2を駆動するプリンタドライバ104と、出力先デバイスに応じた色設定情報を記憶したカラープロファイル103とを有し、プリンタドライバ104は、出力する画像情報の色設定情報を調整する色設定調整手段と、調整された色設定情報をカラープロファイル104に保存する色設定保存手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置の駆動方法、画像形成装置の駆動プログラム及び記録媒体に関し、特にカラー画像を出力する際の出力画像に対する色調調整に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ等の画像形成装置、画像形成装置は欠かせない機器となっている。画像形成装置によるカラー画像の出力においては、色相を調整することにより出力される画像の色を所望の色に近づける処理が行われる。従来、このような色相調整機能としては、画像全体に対する色相調整機能のみを有することが一般的であったが、近年、画像全体ではなく、R(Red:赤)、G(Green:緑)、B(Blue:青)等の各色に対する色相調整が可能な方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−27052号公報
特許文献1に記載の色相調整方法は、出力画像を提供するアプリケーションから出力された画像に対して、画像形成装置のコントローラに入力される前に処理を加えるプリンタドライバにおける処理を前提としている。従って、例えば一度設定した色相設定を、他のアプリケーションで再度用いる場合には、後者のアプリケーションからの印刷出力に際して再度同様の設定を行う必要があった。即ち、ユーザが一度設定した色相調整を恒久的に使用したい場合であっても、同様の色相調整を用いる場合には、出力の都度調整しなければならず、ユーザにとって手間が多い。また、最終的に出力される画像を所望の色にするために、アプリケーションでの色相調整とプリンタドライバでの色相調整との両方を意識して色相調整を実行する必要があり、所望の色をえるための適正な色相調整が困難であった。尚、このような課題は、特許文献1に記載されているような印刷出力の場合のみならず、例えば表示装置に画像を表示出力する場合であっても、同様に発生し得る。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、画像情報の出力における色相調整を容易に実行可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の方法は、出力する画像情報の色設定情報を調整する画像処理装置であって、前記画像情報の出力を指示するアプリケーションと、前記画像情報の出力先デバイスである画像形成装置を駆動するドライバと、前記出力先デバイスに応じた色設定情報を記憶したカラープロファイルとを有し、前記ドライバは、前記出力する画像情報の色設定情報を調整する色設定調整手段と、前記調整された色設定情報を前記カラープロファイルに保存する色設定保存手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記色設定保存手段は、前記調整された色設定情報を前記画像形成装置に関連付けて保存することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記色設定保存手段は、前記調整された色設定情報と前記画像形成装置に応じた既存の色設定情報とを置換することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記色設定保存手段は、前記調整された色設定情報を新たに保存することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記アプリケーションは、前記色設定保存手段によって保存された前記調整された色設定情報を前記カラープロファイルから読み出して前記出力する画像に適用することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記色設定調整手段は、任意の色の色相を調整可能であることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、前記色設定調整手段は、前記任意の色と色相環上における前記任意の色の周辺色との階調性を保つように前記周辺色の色相を調整することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像処理装置において、前記周辺色は、色相環上における前記任意の色から所定の範囲の色であることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記色設定調整手段は、前記画像情報において色相を指定するパラメータを変更することにより、前記色相調整を実行することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、画像形成装置の駆動方法であって、前記出力する画像情報の色設定情報を調整し、前記調整された色設定情報を前記画像情報の出力を指示するアプリケーションによって参照可能なように保存し、前記調整された色設定情報に基づいて前記画像形成装置を駆動することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、画像形成装置の駆動プログラムであって、請求項10に記載の駆動方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、記録媒体であって、請求項11に記載の画像形成装置の駆動プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、画像情報の出力における色相調整を容易に実行可能な画像処理装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る画像処理装置1及び画像形成装置2を示すブロック図である。図1に示すように画像処理装置1は、コントローラ100、情報を視覚的に表示するディスプレイ110及びキーボードやマウス等のユーザインターフェース120を有する。また、図1に示すように、画像形成装置2は、プリンタコントローラ201及びプリンタエンジン202を有する。コントローラ100は、主制御部101、アプリケーション102、色相プロファイル103、プリンタドライバ104及びディスプレイドライバ105を有する。本実施形態に係るコントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)並びにHDD(Hard Disk Drive)や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU(Central Processing Unit)の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像処理装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部101は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。また、主制御部101はユーザインターフェース120を介してユーザから入力された情報をコントローラ100各部に転送する。アプリケーション102は、主制御部111の制御に従い、画像処理装置1に格納されている画像情報を閲覧、編集する機能や、画像情報を生成する機能を有するソフトウェアである。カラープロファイル103は、ディスプレイドライバ105や画像形成装置2の機種等に応じて出力される画像情報の色を補正若しくは変換する色設定情報を有する。プリンタドライバ104は、主制御部101の制御に従い、アプリケーション102から受信した画像情報に基づいて印刷ジョブを生成し、画像形成装置2のプリンタコントローラに送信するソフトウェアである。プリンタドライバ104は、印刷ジョブの生成に際してカラープロファイル103を参照し、出力先である画像形成装置2に対応した色設定に基づき、印刷ジョブを生成する。
ディスプレイドライバ105は、主制御部101の制御に従ってディスプレイ110を駆動し、ディスプレイ110に情報を表示する。ディスプレイドライバ105は、ディスプレイ110の駆動に際してカラープロファイル103を参照し、ディスプレイ105に対応した色設定情報に基づいてディスプレイ105を駆動する。プリンタコントローラ201は、画像形成装置2の動作を制御する制御部である。また、プリンタコントローラ201は、画像処理装置1から受信した画像情報に基づき、描画情報を生成する。プリンタエンジン202は、プリンタコントローラ201の制御に従い、印刷用紙に対して画像形成を実行する。
次に、図2を参照して、本実施例に係る画像処理装置1及び画像形成装置2による一般的な画像形成動作(カラープリント)の流れを説明する。図2に示すように、アプリケーション102が閲覧等している画像情報の印刷が指示されると(S201)、その画像情報がアプリケーション102からプリンタドライバ104に入力される。ここで、アプリケーション102においては、画像情報はRGBデータとして処理されており、プリンタドライバ104は、画像情報をRGBデータとしてアプリケーション102から受信する。プリンタドライバ104は、アプリケーション102から受信したRGBデータに対して明度・彩度調整や色相調整を施す(S202)。また、プリンタドライバ104は、RGB(Red−Green−Blue)データのカラーマッチング処理を行う(S203)。プリンタドライバ104におけるこれらの処理は、主にユーザインターフェース120を介してユーザから入力される命令に基づいて実行される。
そして、プリンタドライバ104は、各種調整及びカラーマッチングを行ったRGBデータを画像形成装置2のプリンタコントローラ201に入力する(S204)。プリンタコントローラ201は、プリンタドライバ104から受信したRGBデータをプリンタエンジン202が画像形成の実行に際して参照するCMYK(Cyan−Magenta−Yellow−blacK)データに変換する(S205)。ここでの変換処理においては、BG/UCR(BLACK GENERATION/UNDER COLOR REMOVAL)やGCR(GRAY COMPONENT REPLACEMENT)といった既知の方式を用いることができる。
次に、プリンタコントローラ201は、変換により生成したCMYKデータに対して、カラーバランスを調整するγ(ガンマ)変換処理を行う(S206)。更に、プリンタコントローラ201は、多値で階調を表現できないプリンタエンジンにて階調を表現するために、CMYKデータの階調変換を行い(S207)、CMYKデータを描画データとしてプリンタエンジン202に入力する。この階調変換においては、既知の技術であるディザ法や誤差拡散法を用いることができる。プリンタエンジン202は、プリンタコントローラ201の制御に従い、プリンタコントローラ201から受信したCMYKデータに基づいて、電子写真方式やインクジェット方式により画像形成を実行する(S208)。
このような画像処理装置1において、本実施例は、S202における色相調整に特徴を有する。本実施例における色相調整は、図2おいて説明したように、アプリケーション102からプリンタドライバ104に入力されたRGBデータに対して実行される。また、この色相調整動作は、典型的には、プリンタドライバ104のプログラムがインストールされたコンピュータにおいて実行される。
図3を参照して、本実施例に係る色相調整動作について説明する。プリンタドライバ104は、以下の式(1)に基づき、アプリケーション102から入力されたRGBデータをYCBR(Y:輝度、CB:彩度・青色差、CR:彩度・赤色差)データに変換する(S301)。
Figure 2008259137
図4は、色の明度、彩度及び色相の関係を視覚的に表示した図である。図4に示すように、本実施例においては全ての色を円柱状の立体で示している。円柱の高さ方向は色の明度を示す。明度とは、色の明るさの度合いを示す。図5は、図4に示す円柱の底面と平行な断面における断面を示す。図5に示す円の円周方向(角度方向)が色相を示し、円の半径方向が夫々の色相における彩度を示す。図5に示す円は色相環と呼ばれる。図5に示す色相環は、YCBCRデータのCB−CRの関係をプロットすることで得られる。色相環では、色は無彩色である中心を原点として円状に分布しており、中心から離れるほど高彩度の色を表している。各色は、円周一周(360°)の色相環のある角度に必ず分布することとなり、色の三原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)が円の角度方向に互いに120°傾いて配置されている。また、RGB夫々の色の中間色であるY(黄)、C(シアン)、M(マゼンダ)は、夫々の中間(60°)の位置に配置されている。以降、この6色を基本色とする。このように、画像情報をRGBデータからYCBRデータに変換することで、色空間を図5に示すような明度、彩度、色相という3種類のパラメータとして捉えることが可能となる。
プリンタドライバ104は、RGBデータをYCBRデータに変換すると、CB、CR値から以下に示す式(2)を使用して色相Hを算出する(S302)。
Figure 2008259137
プリンタドライバ104は、式(2)を用いて求めた色相Hごとに画像データを分類しておく。
ユーザは、このようにして求められた色相Hを、ユーザインターフェース120を介して調整することにより、色相調整を行う(S303)。ユーザが色相調整を行う際には、プリンタドライバ104上でユーザが色相調整を行いたい色を最大6色設定し、指定されたそれらの色について個別に色相調整を行う。ここで、ユーザによって調整された色の周辺の色に対する連続性が問題となる。この連続性を保つために、本実施例においては、図6に示すように基本色6色に加えて原色間にある準基本色を6色定義し、基本色と準基本色の合計12色を使用してYCBR空間での補間を行う。図6に示すように、準基本色6色は基本色6色のRGB空間上(図5に示す色相方向)における中間の色である。図7は、基本色と準基本色の合計12色のRGB値及びYCBR値と色相を示す表である。
次に、ユーザによる色相調整について更に詳細に説明する。色相調整の開始に際して、先ず、ユーザは調整対象色相として基本色6色の指定可否を決定する。ユーザによっては、基本色6色は調整を施したくない場合も考えられることから、基本色6色に対する調整を行うかどうかの設定手段を設けることにより、ユーザにとってより有効な調整機能を提供できることとなる。ここで、基本色6色の調整を行わない設定とした場合は、調整対象色相として基本色6色を指定することは不可能となる。色相調整はプリンタドライバ104のGUI(Graphical User Interface)、即ち、アプリケーション102において印刷を指示した際に表示されるウィンドウにおける、プリンタのプロパティ画面(図9に示す色相調整ウィンドウ)内で行われる。本実施例においては、基本色の調整可否を選択するため、図8に示すように色相調整を行うための調整方法選択ウィンドウを表示させて、ユーザに選択させる。
色相調整方法選択ウィンドウには、基本色の調整を行うか否かのチェックボックスを設けられている。チェックボックスを未チェックの状態で「色相調整詳細ウィンドウ」ボタンを押下することで、図9(a)に示すような基本色調整不可の場合の調整ウィンドウが表示される。また、図8に示すチェックボックスをチェックした状態で「色相調整詳細ウィンドウ」ボタンを押下することで、図9(b)に示すような基本色調整可の場合の調整ウィンドウが表示される。図9(a)、(b)に示すように、色相調整ウィンドウには色相環が色相特性グラフ900として表示されている。また、図9(a)に示すように、基本色調整不可の場合の色相調整ウィンドウには、基本色6色を示すバーが表示されている。他方、図9(b)に示すように、基本色調整可の場合の色相調整ウィンドウには、準基本色6色を示すバーが表示されている。
ユーザは図9(a)、(b)に示す基本色若しくは準基本色を示すバーの間(以降、色相調整範囲)の、任意の色相を選択することにより、その色相を調整することができる。即ち、図9(a)に示す場合においては、一の基本色とそれに隣接する他の基本色との間の範囲が色相調整範囲であり、図9(b)に示す場合においては、一の準基本色とそれに隣接する他の基本色との間の範囲が色相調整範囲である。図9(a)、(b)に示すように、色相調整ウィンドウには、夫々の色相調整範囲に含まれる色相の調整を行うか否かのチェックボックス901が設けられている。このチェックボックス901がチェックされた場合に、該当する色相調整範囲に含まれる色相の調整を行うことが可能となる。
調整対象色相の決定に際しては、図9(a)、(b)に示すRGB値指定ボックス902a〜902cに値を入力することにより行う。尚、色相特性グラフ900上でのマウスクリックによって、RGB値指定ボックスに自動的に数値が読み込まれるようにしても良いし、カラーパレットウィンドウを開きそのウィンドウ上で選択するようにしても良い。このカラーパレットウィンドウを開く際には、図9(a)、(b)に示す「パレット」ボタンを押下(クリック)することにより、コンピュータ上で扱える色を表示させるカラーパレットウィンドウを表示させる。調整対象色が選択されると、選択された色のRGB値からコンピュータにより色相値が自動的に算出されて、図9(a)、(b)の色相特性グラフの線Aに示すように色相特性グラフ上に選択色の色相を示すバーが自動的に表示される。
色相の調整角度の指定は、図9(a)、(b)に示す調整角ボックス903に角度を直接入力することにより行う。尚、調整対象色相の指定と同様、色相特性グラフ900上でのマウスクリックによって、調整対象色相との角度からRGB値指定ボックスに自動的に数値が読み込まれるようにしても良いし、カラーパレットウィンドウを開きそのウィンドウ上で選択した色相と調整対象色相との角度で算出しても良い。色相の調整角度も、調整対象色相と同様に、図9(a)、(b)の色相特性グラフの線Bに示すように色相特性グラフ上に調整後の色の色相を示すバーが自動的に表示される。図9(a)、(b)に示す線A、Bと色相調整角度の数値は相互にデータの反映を行い、バーが動かされると数値も変更され、数値が変更されるとバーも動く。また、色相の調整範囲は隣接する原色あるいは準原色を超えることはできず、それ以上の範囲の数値入力とバーの移動にはリミットがかけられている。即ち、本実施例に係る色相調整においては、図9(a)、(b)に示す一の色相調整範囲につき、一の色相調整を行うことが可能であり、一の色相調整範囲内において二以上の色相調整を行うことはできない。
図10は、一の色相における任意の彩度の色を調整する方法を示す。ユーザは図9(a)、(b)に示す色相特性グラフ上で、変換後の色相を示す線Bにおける調整を行いたいポイント(図10中の点P)をマウスの右クリックなどを使用して選択し、そのままドラッグして任意のポイントに移動させる。この時、選択されたポイント以外の同色相調整範囲内の色に関しては、線形補間やスプライン補間等の既知の方法を用いることにより、図10に示すように自動的に調整することが可能である。尚、図9(a)、(b)に示すように、色相調整ウィンドウには、ユーザが行った色相調整を無効とするためのリセットボタンが設けられている。これにより、これまで操作した調整値をすべてリセットすることができる。
また、図9(a)、(b)に示すように、「カラープロファイルに反映」ボタンを押下(クリック)することにより、色相調整ウィンドウにおいて行われた色相調整が色設定情報としてカラープロファイル103に保存される。これにより、プリンタドライバ104において、図9(a)、(b)に示す色相調整ウィンドウを介して設定された色設定情報を、アプリケーション102が読み出して使用することが可能となる。従って、他の画像情報をアプリケーション102から印刷出力する場合に、再度同様の色相調整指定を行う必要がなくなる。また、アプリケーション102において色相調整を行う場合に、画像形成装置2のカラー出力特性を意識した調整を実施することが可能となる。尚、色相調整ウィンドウにおいて調整された色設定情報をカラープロファイル103に保存する際には、既存の画像形成装置2に対応する既存の色設定情報を上書きしても良いし、他の設定情報として新たに保存しても良い。
ユーザによる色相調整の指定が完了すると、プリンタドライバは、ユーザによって入力された色相調整指定値に基づき、調整後の色相を算出する(S304)。ここで、色相の調整値の算出においては、調整対象色相のみならず、調整対象色相が含まれる色相調整範囲の全ての色を調整する。これにより、色相調整による色の連続性を保つことができる。色相調整を行った際の色の連続性を保つための補間方法について更に詳細に説明する。この補間は先述した基本色6色の調整を行う場合と行わない場合について異なる。以下にそれぞれについて説明する。色相調整に伴う周辺色の補完は、調整対象色相が含まれる色相調整範囲の他の色を調整することにより行う。
図9(a)に示すように、原色6色の調整を行わない場合は、調整対象色相をHORG、調整対象色相が含まれる色相調整範囲の境界となる一方の基本色の色相をHNEXT1、他方の基本色の色相をHNEXT2、色相の調整角度をX、補完対象色相をHとすると、HNEXT1と調整対象色相HORGとの間にある補完対象色相H1の補完後の色相H1´は以下の式(3)により求めることができる。ここで、HNEXT1>HORG>HNEXT2とする。
Figure 2008259137
また、HNEXT2と調整対象色相HORGとの間にある補完対象色相H2の補完後の色相H2´は以下の式(4)により求めることができる。
Figure 2008259137
他方、図9(b)に示すように、原色6色の調整を行う場合は、調整対象色相をHORG、調整対象色相が含まれる色相調整範囲の境界となる一方の準基本色の色相をHNEXT1、他方の準基本色の色相をHNEXT2、色相の調整角度をX、補完対象色相をHとすると、HNEXT1と調整対象色相HORGとの間にある補完対象色相H1の補完後の色相H1´は以下の式(5)により求めることができる。
Figure 2008259137
また、HNEXT2と調整対象色相HORGとの間にある補完対象色相H2の補完後の色相H2´は以下の式(6)により求めることができる。
Figure 2008259137
尚、上記の式(3)、(4)は、調整対象色相の調整後の色相HORG´にも対応している。即ち、H1若しくはH2がHORGである場合(H1=HORG、H2=HORG)、調整角度Xの係数が1となり、HORG´=HORG+Xとなる。上記の補間演算式に基づいて色相補完を行うと、調整対象色相に近い色ほど補完の影響を強く受け、基本色若しくは準基本色に近い色ほど補完の影響が弱まる。これにより、指定色以外の色の連続性を保つことができる。尚、上記の補間演算式では、調整を指定した彩度の色だけでなく、その色と同色相値を持つ低彩度から高彩度にかけての色も同様の割合で変化するので、彩度方向の連続性も損なわれることはない。
また、同一の色相調整範囲内にある任意の色に対する色相調整においては、同色相調整範囲のその他の色との連続性について考慮する必要がある。これに関しては、線形補間やスプライン補間等の既知の方法により対応することができる。また、この際も隣接色相との連続性に関しては、上式(3)〜(6)と同様の補間演算式を用いて対応することとする。このような方法により求めたH´(HORG´を含む)を反映することにより、色相回転処理が実行される(S305)。
補完後の色相H1´、H2´(以降、H´)が求められると、そのH´に基づいてCB、CRの値が変更される。補完前のデータをCB、CR、補完後のデータをCB´、CR´とすると、CB´、CR´は調整前後の色相H、H´を使用して以下の式(7)により算出される。
Figure 2008259137
上記の式(7)により算出したCB´、CR´が算出されると、プリンタドライバ104は、以下の式(8)に基づき、YCBRデータである画像情報をRGBデータに変換する(S306)。
Figure 2008259137
このRGBデータが、前述のように必要に応じてカラーマッチング処理が行われた後、画像形成装置2に送信されて画像形成が実行される。
以上説明したように、本実施例に係る画像処理装置1においては、プリンタドライバ104上で設定した色設定情報をカラープロファイル103に保存することにより、当該色設定情報をアプリケーション102において呼び出すことが可能となる。これにより、ユーザは画像形成装置2のカラー出力特性を意識した色の調整をアプリケーション102上で実施することが可能となる。
尚、上記の説明においては、図9(a)、(b)に示す「カラープロファイルに反映」ボタンを押下(クリック)することにより、色設定情報がカラープロファイル103に保存される例を説明したが、印刷ジョブが画像形成装置2に送信された段階で初めて保存されるようにしても良い。また、カラープロファイル103に保存した色設定情報をリセットするためのボタンを設けても良い。
本発明の実施例に係る画像処理装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施例に係る画像形成動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るドライバの色情報調整動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る色の明度、彩度及び色相の関係を視覚的に表示した図である。 本発明の実施例に係る色の彩度及び色相の関係を視覚的に表示した図である。 本発明の実施例に係る色の彩度及び色相の関係を視覚的に表示した図である。 本発明の実施例に係る基本色及び準基本色のRGB値等を示す図である。 本発明の実施例に係る色相調整方法選択ウィンドウを示す図である。 本発明の実施例に係る色相調整ウィンドウを示す図である。 本発明の実施例に係る色相特性グラフを示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 画像形成装置
100 コントローラ
101 主制御部
102 アプリケーション
103 カラープロファイル
104 プリンタドライバ
105 ディスプレイドライバ
110 ディスプレイ
120 ユーザインターフェース
201 プリンタコントローラ
202 プリンタエンジン

Claims (12)

  1. 出力する画像情報の色設定情報を調整する画像処理装置であって、
    前記画像情報の出力を指示するアプリケーションと、
    前記画像情報の出力先デバイスである画像形成装置を駆動するドライバと、
    前記出力先デバイスに応じた色設定情報を記憶したカラープロファイルとを有し、
    前記ドライバは、
    前記出力する画像情報の色設定情報を調整する色設定調整手段と、
    前記調整された色設定情報を前記カラープロファイルに保存する色設定保存手段とを有することを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記色設定保存手段は、前記調整された色設定情報を前記画像形成装置に関連付けて保存することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色設定保存手段は、前記調整された色設定情報と前記画像形成装置に応じた既存の色設定情報とを置換することを特徴とする、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記色設定保存手段は、前記調整された色設定情報を新たに保存することを特徴とする、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記アプリケーションは、前記色設定保存手段によって保存された前記調整された色設定情報を前記カラープロファイルから読み出して前記出力する画像に適用することを特徴とする、請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記色設定調整手段は、任意の色の色相を調整可能であることを特徴とする、請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記色設定調整手段は、前記任意の色と色相環上における前記任意の色の周辺色との階調性を保つように前記周辺色の色相を調整することを特徴とする、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記周辺色は、色相環上における前記任意の色から所定の範囲の色であることを特徴とする、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記色設定調整手段は、前記画像情報において色相を指定するパラメータを変更することにより、前記色相調整を実行することを特徴とする、請求項1乃至8いずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 画像形成装置の駆動方法であって、
    前記出力する画像情報の色設定情報を調整し、
    前記調整された色設定情報を前記画像情報の出力を指示するアプリケーションによって参照可能なように保存し、
    前記調整された色設定情報に基づいて前記画像形成装置を駆動することを特徴とする、画像形成装置の駆動方法。
  11. 請求項10に記載の駆動方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする画像形成装置の駆動プログラム。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置の駆動プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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