JP2010093573A - 画像形成装置、色変換ルックアップテーブル生成方法および色変換ルックアップテーブル生成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画質が劣化することなく色変変換が可能で、かつ、データ量を小さくした色変換ルックアップテーブルを生成すること。
【解決手段】 MFPは、プリンタのICCプロファイルを取得し(S01)、プリンタ300のICCプロファイルに含まれるBtoAタグのすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間におけるCMYKOGの値の和を算出し(S05)、最大値を制限量に決定する(S09)。さらに、プリンタのICCプロファイルに含まれるAtoBタグの複数のすべての格子点のうちプリンタ300の要素色CMYKOGの値の合計が制限量以下となる格子点のみについて(S15でYES)、プリンタ300のデバイス空間における要素色CMYKOGの値と、自装置の要素色CMYKの値とを関連付けた色変換LUTを生成する(S17)。
【選択図】 図7
【解決手段】 MFPは、プリンタのICCプロファイルを取得し(S01)、プリンタ300のICCプロファイルに含まれるBtoAタグのすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間におけるCMYKOGの値の和を算出し(S05)、最大値を制限量に決定する(S09)。さらに、プリンタのICCプロファイルに含まれるAtoBタグの複数のすべての格子点のうちプリンタ300の要素色CMYKOGの値の合計が制限量以下となる格子点のみについて(S15でYES)、プリンタ300のデバイス空間における要素色CMYKOGの値と、自装置の要素色CMYKの値とを関連付けた色変換LUTを生成する(S17)。
【選択図】 図7
Description
この発明は、画像形成装置、色変換ルックアップテーブル生成方法および色変換ルックアップテーブル生成プログラムに関し、特に、他のプリンタでプリントするために生成されたデータを自装置でプリントするためのデータに変換する機能を備えた画像形成装置、色変換ルックアップテーブル生成方法および色変換ルックアップテーブル生成プログラムに関する。
異機種間で色の再現性が異なることに対応するための技術として、カラーマネジメントシステムが知られている。カラーマネジメントシステムにおいては、装置毎に色に関する特性を記述したICC(国際カラーコンソーシアム)プロファイルが用いられる。入力側の装置のICCプロファイルと出力側装置のICCプロファイルとを用いて、色変換ルックアップテーブルを生成しておくことで、入力側の装置で出力するためのカラーデータを出力側装置で出力するためのカラーデータに容易に変換することができる。
しかしながら、色変換ルックアップテーブルのサイズは処理するカラー数に依存するため、取り扱う色が多くなると色変換ルックアップテーブルのサイズが増大する。例えば、色変換ルックアップテーブルの格子点数を7として7色用の色変換ルックアップテーブルを生成すると、色変換ルックアップテーブルのサイズは約3.1MBになるため、色変換ルックアップテーブルのサイズを小さくすることが望まれる。
色変換ルックアップテーブルのサイズを削減する従来方法としては、例えば、特開2007−96797号公報(特許文献1)、特開2007−281796号公報(特許文献2)、または特開2000−341546号公報(特許文献3)がある。
特開2007−96797号公報には、色変換ルックアップテーブルの前段に1次元ルックアップテーブルを設け、入力カラー空間の非線形性を吸収するために1次元ルックアップテーブルを使用する技術が記載されている。1次元ルックアップテーブルを適用することで、入力カラー空間の非線形な特性を持つ色域の格子点間隔を密にし、線形な特性を持つ色域の格子点間隔を広くするので、非線形な領域での補間精度を維持したまま、色変換ルックアップテーブルの格子点数を削減することができる。
特開2007−281796号公報には、色変換ルックアップテーブルに格納する出力カラー値の中で、重要度の低い色の階調数を少なくし、色変換ルックアップテーブル全体のサイズを削減する技術が記載されている。
特開2000−341546号公報には、入力される画像データに着目し、例えば白または黒に近い色が入力された場合に、白または黒の固定値で出力するという例外処理を設けることで、その色域を対象とした色変換に必要な色変換ルックアップテーブルのデータ量を削減する技術が記載されている。
しかしながら、従来の技術にあっては、色変換に用いられることのない格子点のデータが色変換ルックアップテーブルに含まれる場合があり、不要な格子点のデータを含んでしまうという問題がある。
特開2007−96797号公報
特開2007−281796号公報
特開2007−281796号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、画質が劣化することなく色変変換が可能で、かつ、データ量を小さくした色変換ルックアップテーブルを生成可能な画像形成装置、色変換ルックアップテーブル生成方法および色変換ルックアップテーブル生成プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成装置は、外部の画像形成装置の色空間の特徴を表す入力プロファイル情報を取得する入力プロファイル情報取得手段と、取得された入力プロファイル情報と自装置の色空間の特徴を表す出力プロファイル情報とから色変換ルックアップテーブルを生成する生成手段と、を備え、生成手段は、入力プロファイル情報に含まれるデバイスに依存しない基準空間からデバイス空間に変換するための第1変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間における複数の要素色の値の和を算出する算出手段と、複数の格子点において算出された複数の要素色の値の和の最大値を制限量に決定する制限量決定手段と、入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点のうち外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が決定された制限量以下となる格子点のみについて、外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、自装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付ける関連付手段と、を含む。
この局面に従えば、入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点のうち外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が決定された制限量以下となる格子点のみについて、外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、自装置のデバイス空間における複数の要素色の値とが関連付けられる。このため、入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点でなく、それらのうち外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が決定された制限量以下となる格子点のみについて、色変換ルックアップテーブルが生成されるので、色変換ルックアップテーブルのデータ量を小さくすることができる。さらに、外部の画像形成装置で使用されない格子点のみが除かれるので、外部の画像形成装置が画像形成可能な色のすべてを変換することのできる色変換ルックアップテーブルを生成することができる。その結果、画質が劣化することなく色変変換が可能で、かつ、データ量を小さくした色変換ルックアップテーブルを生成可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、外部の画像形成装置でプリントするための多色のプリントデータを取得するプリントデータ取得手段と、取得されたプリントデータを生成された色変換ルックアップテーブルを用いて色変換する色変換手段と、色変換されたプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、をさらに備える。
好ましくは、関連付手段は、入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から基準空間に変換するための第2変換テーブルを、色変換ルックアップテーブルの精度に応じて補正する補正手段を含み、補正された第2変換テーブルに含まれる複数のすべての格子点のうち外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が決定された制限量以下となる格子点のみについて、外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、自装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付ける。
好ましくは、関連付手段は、入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から基準空間に変換するための第2変換テーブルを、色変換ルックアップテーブルの精度に応じて補正する補正手段を含み、補正された第2変換テーブルに含まれる複数のすべての格子点のうち外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が決定された制限量以下となる格子点のみについて、外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、自装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付ける。
この発明の他の局面によれば、色変換ルックアップテーブル生成方法は、第1の画像形成装置の色空間の特徴を表す入力プロファイル情報を取得するステップと、第2の画像形成装置の色空間の特徴を表す出力プロファイル情報を取得するステップと、入力プロファイル情報に含まれるデバイスに依存しない基準空間からデバイス空間に変換するための第1変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間における複数の要素色の値の和を算出するステップと、複数の格子点において算出された複数の要素色の値の和の最大値を制限量に決定するステップと、入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点のうち第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が決定された制限量以下となる格子点のみについて、第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、出力プロファイル情報に基づいて算出される第2の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付けるステップと、を含む。
この局面に従えば、画質が劣化することなく色変変換が可能で、かつ、データ量を小さくした色変換ルックアップテーブルを生成可能な色変換ルックアップテーブル生成方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、色変換ルックアップテーブル生成プログラムは、第1の画像形成装置の色空間の特徴を表す入力プロファイル情報を取得するステップと、第2の画像形成装置の色空間の特徴を表す出力プロファイル情報を取得するステップと、入力プロファイル情報に含まれるデバイスに依存しない基準空間からデバイス空間に変換するための第1変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間における複数の要素色の値の和を算出するステップと、複数の格子点において算出された複数の要素色の値の和の最大値を制限量に決定するステップと、入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点のうち第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が決定された制限量以下となる格子点のみについて、第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、出力プロファイル情報に基づいて算出される第2の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付けるステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、画質が劣化することなく色変変換が可能で、かつ、データ量を小さくした色変換ルックアップテーブルを生成可能な色変換ルックアップテーブル生成プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像処理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像処理システム1は、それぞれがネットワーク2に接続され、画像処理装置として機能するMFP(Multi Function Peripheral)100と、印刷専用のプリンタ300と、MFP100およびプリンタ300をそれぞれ制御するパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)200とを含む。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、インターネットにゲートウェイを介して接続されている。ネットワーク2の接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットであってもよい。
プリンタ300は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、オレンジ(O)およびグリーン(G)の6色を用いた印刷が可能な画像形成装置であり、MFP100は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の4色を用いた印刷が可能な画像形成装置である。なお、ここでは、プリンタ300が印刷に用いる6色を、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、オレンジ(O)およびグリーン(G)としたが、印刷に用いる色はこれに限定されることなく、例えば、オレンジ(O)およびグリーン(G)に代えてレッド(R)およびブルー(B)を用いてもよいし、他の色を用いてもよい。また、プリンタ300を6色を用いた印刷が可能な画像形成装置を例に説明するが、これに限らず、7色以上を用いた印刷が可能な画像形成装置であってもよい。プリンタ300のハード構成および機能は周知なので、ここでは説明を繰り返さない。
PC200は、一般的なコンピュータであり、PC200には、MFP100およびプリンタ300をそれぞれ制御するためのドライバプログラムがインストールされている。このため、PC200は、データの画像をプリンタ300でプリントさせることができるとともに、MFP100でプリントさせることができる。また、PC200は、周知の画像処理機能を有し、データに画像処理を実行する。ユーザは、PC200を操作して、データをプリンタ300でプリントさせることが可能であり、この際、PC200はデータに基づいてプリンタ300でプリントさせるためのプリントデータを生成する。一方、ユーザが、プリンタ300でプリントさせる前に、MFP100にデータの画像をプリントさせ、用紙に形成された画像を確認することを望む場合がある。PC200は、プリンタ300の色に関する特性を記述したICCプロファイルを記憶しており、プリンタ300でプリントするために生成されたプリントデータとプリンタ300のICCプロファイルとをMFP100に送信する。なお、プリンタ300が、PC200から受信したデータに基づいてプリントデータを生成し、記憶するようにし、MFP100がプリンタ300からプリンタ300において生成されたプリントデータとプリンタ300のICCプロファイルとを受信するなどして取得するようにしてもよい。
MFP100は、原稿を読取るためのスキャナ装置、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成装置およびファクシミリ装置を含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する静止画像、または外部から受信されるプリントデータの画像を用紙等に形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザインターフェースとしての操作パネル160と、を含む。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、フラッシュメモリ118Aが装着されるカードインターフェース(I/F)118とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる静止画像を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部160Aと操作部160Bとを含む。表示部160Aは、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electroluminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部160Bは、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部160Bは、表示部160A上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してプリンタ300またはPC200との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピュータと通信が可能である。
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部117は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部117により受信されたファクシミリデータを用紙に印刷する。また、ファクシミリ部117は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
カードI/F118は、フラッシュメモリ118Aが装着される。CPU111は、カードI/F118を介してフラッシュメモリ118Aにアクセス可能である。CPU111は、カードI/F118に装着されたフラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、フラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムに限られず、HDD116に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD116に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図4は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例をEEPROMに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。図4を参照して、MFP100が備えるCPU111は、プリンタ300のICCプロファイルを取得する入力プロファイル情報取得部51と、色変換ルックアップテーブル(LUT)を生成するための色変換LUT生成部53と、プリンタ300でプリントするためのプリントデータを取得するプリントデータ取得部55と、プリントデータを色変換LUTに基づいて色変換する色変換部57と、画像形成部140を制御する画像形成制御部59と、を含む。
入力プロファイル情報取得部51は、通信I/F部112がPC200またはプリンタ300からプリンタ300のICCプロファイルを受信すると、そのICCプロファイルを取得する。入力プロファイル情報取得部51は、取得されたICCプロファイルを色変換LUT生成部53に出力する。入力プロファイル情報取得部51が取得するICCプロファイルは、プリンタ300のICCプロファイルである。プリンタ300のICCプロファイルは、デバイスに非依存の基準空間であるプロファイルコネクションスペース(PCS)、ここではL*a*b空間からプリンタ300に依存するデバイス空間、ここではCMYKOG色空間に変換するための第1変換テーブルであるBtoAタグと、デバイス空間(CMYKOG色空間)から基準空間(L*a*b空間)に変換するための第2変換テーブルであるAtoBタグと、を含む。
プリンタ300のICCプロファイルに含まれるBtoAタグは、L*a*b空間における予め定められた複数のすべての格子点(色)それぞれに対応するプリンタ300のデバイス空間における格子点(色)を関連付けるテーブルである。L*a*b空間における格子点は、3つの要素色であるL、*aおよび*bそれぞれの値を含む。プリンタ300のデバイス空間における格子点は、5つの要素色であるC,M,Y、K、OおよびGそれぞれの値を含む。
プリンタ300のICCプロファイルに含まれるAtoBタグは、プリンタ300のデバイス空間における予め定められた複数のすべての格子点(色)それぞれにL*a*b空間における格子点(色)を関連付けるテーブルである。プリンタ300のデバイス空間における複数のすべての格子点には、プリンタ300に対して定められる制限量を超える格子点(色)が含まれ、また、プリンタ300が再現できない色域の格子点が含まれる場合がある。制限量は、プリンタ300が用紙に形成可能なトナーの最大値を示す。なお、ここでは、プリンタ300を、トナーで画像を形成する画像形成装置として説明するが、液体のインクを用紙に載せるインクジェット方式の画像形成装置であってもよい。この場合、制限量は、用紙に載せることが可能なインクの最大値を示す。
色変換LUT生成部53は、算出部61と、制限量決定部63と、関連付部65と、を含む。算出部61は、入力プロファイル情報取得部51から入力されるICCプロファイルに含まれるBtoAタグを参照して、基準空間(PCS)における複数の格子点それぞれにおいて該格子点に対応するデバイス空間における格子点を構成する複数の要素色、ここでは、CMYKOGそれぞれの値の和を算出することにより、トナー量を算出する。そして、算出部61は、算出されたトナー量を制限量決定部63に出力する。
制限量決定部63は、算出部61から入力される複数のトナー量、換言すれば、基準空間における複数の格子点すべてにそれぞれ対応する複数のトナー量の最大値を制限量に決定する。制限量決定部63は、決定した制限量を関連付部65に出力する。制限量は、プリンタ300が用紙に画像を形成する際に、用紙に載せられるトナーの最大量を示すもので、プリンタ300の能力によって定まる。
図5は、プリンタのICCプロファイルに含まれるBtoAタグの一部と、格子点を構成する複数の要素色の値の和とを示す図である。図5を参照して、L*a*b空間における予め定められた複数の格子点は、No.の項目で示される。BtoAタグは、L*a*b空間における予め定めたれた複数の格子点に付されたNo.に対してL値、a値、およびb値が予め定められている。図では、L値、a値、およびb値の欄を説明のために示しているが、実際には存在しない。ch1〜ch6の項目は、プリンタ300のデバイス空間における格子点に含まれる複数の要素色の値をそれぞれ示し、ここでは、ch1〜ch6がCMYKOGの値にそれぞれ対応する。トナー量の項目は、ch1〜ch6の値の合計を示している。図5に示す例においては、トナー量の最大値は、NO.の項目が「7」のトナー量「841」である。したがって、この最大値「841」がインク制限量に決定される。ch1〜ch6は1つ当たり0〜255の値をとるため、プリンタ300は、1つのchのインク量に対して約330%(≒841/255×100)のインク(トナー)を用紙に載せる能力があることがわかる。
図4に戻って、EEPROM115は、出力プロファイル情報81を予め記憶している。出力プロファイル情報は、MFP100のICCプロファイルを含む。MFP100のICCプロファイルは、基準空間(L*a*b空間)からMFP100に依存するデバイス空間、ここではCMYK色空間に変換するための表であるBtoAタグと、デバイス空間(CMYK色空間)から基準空間に変換するための表であるAtoBタグと、を含む。BtoAタグおよびAtoBタグのデータフォーマットは、プリンタ300のICCプロファイルに含まれるBtoAタグおよびAtoBタグのデータフォーマットと同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
関連付部65は、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグと、MFP100のICCプロファイルのBtoAタグとを参照して、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグで定義されている複数の格子点それぞれにおいて、対応するプリンタ300のデバイス空間における格子点(色)と、MFP100のデバイス空間における格子点(色)とを関連付けることにより、色変換LUTを生成する。ただし、関連付部65は、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグで定義されるデバイス空間における格子点を構成する複数の要素色の値、ここではCMYKOGの和がインク制限量を超える格子点については、関連付けしない。プリンタ300のために生成されるプリントデータは、プリンタ300のICCプロファイルに含まれるBtoAタグに基づいて生成されるため、CMYKOGの和がインク制限量を超える値がプリントデータに含まれることがないからである。
また、関連付部65は、補正部67を含む。補正部67は、色変換LUTの精度と、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの精度とが異なる場合、色変換LUTの精度に適合するようにプリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグを補正する。具体的には、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの精度が色変換LUTのそれよりも高い場合には、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの一部の格子点に対応するデータを削除し、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの精度が色変換LUTのそれよりも低い場合には、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグのデータを補間することにより新たな格子点のデータを生成する。
関連付部65は、補正部67がプリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグを補正する場合、補正されたAtoBタグと、MFP100のICCプロファイルのBtoAタグとを参照して、プリンタ300の補正されたAtoBタグで定義されている複数の格子点それぞれにおいて、対応するプリンタ300のデバイス空間における格子点(色)と、MFP100のデバイス空間における格子点(色)とを関連付けることにより、色変換LUTを生成する。ただし、関連付部65は、プリンタ300の補正されたAtoBタグで定義されるデバイス空間における格子点を構成する複数の要素色の値、ここではCMYKOGの和がインク制限量を超える格子点については、関連付けしない。
また、関連付部65は、補正部67を含む。補正部67は、色変換LUTの精度と、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの精度とが異なる場合、色変換LUTの精度に適合するようにプリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグを補正する。具体的には、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの精度が色変換LUTのそれよりも高い場合には、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの一部の格子点に対応するデータを削除し、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグの精度が色変換LUTのそれよりも低い場合には、プリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグのデータを補間することにより新たな格子点のデータを生成する。
関連付部65は、補正部67がプリンタ300のICCプロファイルのAtoBタグを補正する場合、補正されたAtoBタグと、MFP100のICCプロファイルのBtoAタグとを参照して、プリンタ300の補正されたAtoBタグで定義されている複数の格子点それぞれにおいて、対応するプリンタ300のデバイス空間における格子点(色)と、MFP100のデバイス空間における格子点(色)とを関連付けることにより、色変換LUTを生成する。ただし、関連付部65は、プリンタ300の補正されたAtoBタグで定義されるデバイス空間における格子点を構成する複数の要素色の値、ここではCMYKOGの和がインク制限量を超える格子点については、関連付けしない。
図6は、色変換LUTの一例を示す図である。図6を参照して、No.の項目は、基準空間の格子点、ここではL*a*b空間における格子点に付された番号を示し、ch1〜ch6の項目は、プリンタ300のデバイス空間における格子点に含まれる6つの要素色を示し、C,M,YおよびKの項目は、MFP100のデバイス空間における格子点に含まれる4つの要素色を示す。図6においては、色変換LUTの一部を示しているが、No.の項目が、「15623」、「15624」および「15625」の格子点のすべてにおいて、プリンタ300のデバイス空間における格子点を構成する6つの要素色の合計がインク制限量である「841」を越えるため、色変換LUTに記憶されない。図では説明のために表示しているが、実際には色変換LUTに記憶されない。
図4に戻って、図6に示したように、関連付部65は色変換LUTを生成する際に、プリンタ300のデバイス空間の複数の格子点のうち、複数の要素色(CMYKOG)の和がプリンタ300のインク制限量以下の格子点のみをMFP100のデバイス空間における格子点と関連付けるので、実際に用いられることのない不要な格子点を含めないようにして、色変換LUTのデータ量を削減することができる。関連付部65は、生成した色変換LUTをEEPROM115に記憶する。これにより、EEPROM115に色変換LUT83が記憶される。
プリントデータ取得部55は、通信I/F部112がPC200またはプリンタ300からプリントデータを受信すると、そのプリントデータを取得する。プリントデータ取得部55は、取得されたプリントデータを色変換部57に出力する。プリントデータ取得部55が取得するプリントデータは、プリンタ300のために生成されたものであり、プリンタ300のデバイス空間(CMYKOG色空間)におけるプリントデータである。
色変換部57は、プリントデータ取得部55からプリントデータが入力され、EEPROM115に記憶された色変換LUT83を参照して、プリントデータをプリンタ300の色空間からMFP100の色空間に変換する。そして、色変換部57は、変換されたプリントデータを画像形成制御部59に出力する。
画像形成制御部59は、色変換部57から入力されるプリントデータを画像形成部140に出力し、画像形成部140にプリントデータに従って画像を形成させる。
図7は、色変換LUT生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。色変換LUT生成処理は、MFP100が備えるCPU111が色変換ルックアップテーブル生成プログラムを実行することによりCPU111により実行される処理である。図7を参照して、CPU111は、まず、プリンタ300のICCプロファイルを取得する(ステップS01)。通信I/F部112がPC200またはプリンタ300からICCプロファイルを受信すると、そのICCプロファイルを取得する。
次に、取得されたICCプロファイルからBtoAタグを抽出する(ステップS02)。抽出されたBtoAタグはRAM114に一時記憶される。そして、変数MAXに「0」を設定する(ステップS03)。変数MAXは、トナー量の最大値を記憶しておくための変数である。
そして、BtoAタグに含まれる複数の格子点のうちから1つを選択し(ステップS04)、選択された格子点のプリンタ300のデバイス空間における複数の要素色、ここではCMYKOGの6つの要素色の値の合計を算出し、合計を変数SUMに設定する(ステップS05)。次のステップS06においては、変数MAXが変数SUMより小さいか否かを判断し、変数MAXが変数SUMより小さければ処理をステップS07に進め、そうでなければステップS07をスキップして処理をステップS08に進める。ステップS07においては、変数MAXに変数SUMに設定されている値を設定する。
そして、次のステップS08においては、BtoAタグに未だ処理対象として選択されていない格子点が存在するか否かを判断し、未処理の格子点が存在すれば処理をステップS04に戻し、未処理の格子点が存在しなければ処理をステップS09に進める。ステップS04〜ステップS08において、BtoAタグに含まれる複数の格子点それぞれにおいて、CMYKOGの6つの要素色の値の合計が算出され、複数の格子点の数の合計の最大値が変数MAXに設定される。ステップS09においては、制限量に変数MAXに設定されている値を設定する。
次のステップS10においては、MFP100のICCプロファイルをEEPROM115に記憶されている出力プロファイル情報81のうちから読み出す。そして、読み出されたMFP100のICCプロファイルのうちからBtoAタグを抽出する(ステップS11)。抽出されたMFP100のBtoAタグは、RAM114に一時記憶される。次のステップS12においては、ステップS01において取得されたプリンタ300のICCプロファイルのうちからAtoBタグを抽出する。抽出されたプリンタ300のAtoBタグは、RAM114に一時記憶される。
次のステップS13においては、ステップS12において抽出されたプリンタ300のAtoBタグに補正が必要か否かを判断する。プリンタ300のAtoBタグの精度と生成するべき色変換LUTの精度とが異なる場合に補正が必要と判断する。色変換LUTの精度は、色変換ルックアップテーブル生成プログラムに予め設定されていてもよいし、ユーザが操作部160Bから入力することにより設定されてもよい。補正が必要な場合は、処理をステップS14に進め、必要なければ処理をステップS15に進める。ステップS14においては、プリンタ300のAtoBタグの精度が色変換LUTの精度になるようにプリンタ300のAtoBタグを補正し、処理をステップS15に進める。補正されたプリンタ300のAtoBタグは、RAM114に一時記憶される。
次のステップS13においては、ステップS12において抽出されたプリンタ300のAtoBタグに補正が必要か否かを判断する。プリンタ300のAtoBタグの精度と生成するべき色変換LUTの精度とが異なる場合に補正が必要と判断する。色変換LUTの精度は、色変換ルックアップテーブル生成プログラムに予め設定されていてもよいし、ユーザが操作部160Bから入力することにより設定されてもよい。補正が必要な場合は、処理をステップS14に進め、必要なければ処理をステップS15に進める。ステップS14においては、プリンタ300のAtoBタグの精度が色変換LUTの精度になるようにプリンタ300のAtoBタグを補正し、処理をステップS15に進める。補正されたプリンタ300のAtoBタグは、RAM114に一時記憶される。
ステップS15においては、プリンタ300のAtoBタグのうちから1つの格子点を処理対象として選択する。ステップS14が実行される場合には、補正されたプリンタ300のAtoBタグのうちから1つの格子点を処理対象として選択する。そして、選択された格子点のプリンタ300のデバイス空間における複数の要素色、ここではCMYKOGの6つの要素色の値の合計を算出し、合計を変数SUMに設定する(ステップS16)。
次のステップS17においては、変数SUMがステップS09において設定された制限量以下か否かを判断する。ステップS15において選択された格子点のプリンタ300のデバイス空間における6つの要素色の値の合計SUMが、制限量以下ならば処理をステップS18に進めるが、そうでなければ処理をステップS20に進める。プリンタ300のデバイス空間における6つの要素色の値の合計SUMが制限量より大きい格子点で定まる色を、プリンタ300のために生成されるプリントデータが含むことがないからである。
ステップS18においては、ステップS11において抽出されたMFP100のBtoAタグを参照して、ステップS15において選択された格子点のMFP100のデバイス空間における複数の要素色、ここではCMYKの4つの要素色の値を算出する。
そして、プリンタ300のAtoBタグのうちからステップS15において選択された格子点のプリンタ300のデバイス空間における複数の要素色、ここではCMYKOGの6つの要素色の値と、ステップS18において算出されたMFP100のデバイス空間における複数の要素色、ここではCMYKの4つの要素色の値とを関連付け、関連付けたデータを、EEPROM115に記憶されている色変換LUT83に追加して記憶する(ステップS19)。EEPROM115に色変換LUT83が記憶されていない場合は、関連付けたデータを含む色変換LUT83をEEPROM115に記憶する。色変換LUT83は、プリンタ300のデバイス空間における格子点の6つの要素色の値の合計SUMが制限量以下の格子点のみについて、プリンタ300のデバイス空間におけるCMYKOGの6つの要素色の値と、MFP100のデバイス空間におけるCMYKの4つの要素色の値とを関連付けたデータを含む。このため、色変換LUT83が、使用されることのない格子点のデータを含まないようにしてデータ量を少なくすることができる。
ステップS20においては、プリンタ300のAtoBタグに含まれる複数の格子点のうちステップS15において選択されていない未処理の格子点が存在するか否かを判断する。未処理の格子点が存在すれば処理をステップS15に戻し、存在しなければ処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるMFP100は、プリンタ300の色空間の特徴を表すICCプロファイルを取得し、取得されたICCプロファイルと自装置の色空間の特徴を表すICCプロファイルとから色変換ルックアップテーブルを生成する。この際、プリンタ300のICCプロファイルに含まれる第1変換テーブルであるBtoAタグで予め定められた複数のすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間における要素色CMYKOGの値の和を算出し、複数の格子点において算出された複数の要素色の値の和の最大値を制限量に決定する。さらに、プリンタ300のICCプロファイルに含まれる第2変換テーブルであるAtoBタグの予め定められた複数のすべての格子点のうちプリンタ300要素色CMYKOGの値の合計が制限量以下となる格子点のみについて、プリンタ300のデバイス空間における要素色CMYKOGの値と、自装置の要素色CMYKの値とを関連付けた色変換LUTを生成する。このため、プリンタ300のICCプロファイルに含まれる第2変換テーブルであるAtoBタグの予め定められた複数のすべての格子点でなく、それらのうちプリンタ300の要素色CMYKOGの値の合計が制限量以下となる格子点のみについて、色変換ルックアップテーブルを生成するので、色変換LUT83のデータ量を小さくすることができる。さらに、プリンタ300で使用されない格子点のみが除かれるので、プリンタ300が画像形成可能な色のすべてを変換することのできる色変換LUT83を生成することができる。
上述した実施の形態においては、画像形成装置の一例としてMFP100を例に説明したが、画像形成機能を備えた装置であれば、プリンタ、ファクシミリであってもよい。
また、図7に示した色変換LUT生成処理を実行するための色変換LUT生成方法およびその色変換LUT生成をPC200に実行させるための色変換LUT生成プログラムとして発明を捉えることができるのは、言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像処理システム、2 ネットワーク、51 入力プロファイル情報取得部、53 色変換LUT生成部、55 プリントデータ取得部、57 色変換部、59 画像形成制御部、61 算出部、63 制限量決定部、65 関連付部、81 出力プロファイル情報、83 色変換LUT、100 MFP、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 EEPROM、116 HDD、117 ファクシミリ部、118 カードI/F、118A フラッシュメモリ、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、160A 表示部、160B 操作部、300 プリンタ。
Claims (5)
- 外部の画像形成装置の色空間の特徴を表す入力プロファイル情報を取得する入力プロファイル情報取得手段と、
前記取得された入力プロファイル情報と自装置の色空間の特徴を表す出力プロファイル情報とから色変換ルックアップテーブルを生成する生成手段と、を備え、
前記生成手段は、前記入力プロファイル情報に含まれるデバイスに依存しない基準空間からデバイス空間に変換するための第1変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間における複数の要素色の値の和を算出する算出手段と、
前記複数の格子点において算出された複数の要素色の値の和の最大値を制限量に決定する制限量決定手段と、
前記入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から前記基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点のうち前記外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が前記決定された制限量以下となる格子点のみについて、前記外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、自装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付ける関連付手段と、を含む画像形成装置。 - 前記外部の画像形成装置でプリントするための多色のプリントデータを取得するプリントデータ取得手段と、
前記取得されたプリントデータを前記生成された色変換ルックアップテーブルを用いて色変換する色変換手段と、
前記色変換されたプリントデータの画像を形成する画像形成手段と、をさらに備えた請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記関連付手段は、前記入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から前記基準空間に変換するための第2変換テーブルを、色変換ルックアップテーブルの精度に応じて補正する補正手段を含み、
前記補正された第2変換テーブルに含まれる複数のすべての格子点のうち前記外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が前記決定された制限量以下となる格子点のみについて、前記外部の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、自装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付ける、請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 第1の画像形成装置の色空間の特徴を表す入力プロファイル情報を取得するステップと、
第2の画像形成装置の色空間の特徴を表す出力プロファイル情報を取得するステップと、
前記入力プロファイル情報に含まれるデバイスに依存しない基準空間からデバイス空間に変換するための第1変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間における複数の要素色の値の和を算出するステップと、
前記複数の格子点において算出された複数の要素色の値の和の最大値を制限量に決定するステップと、
前記入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から前記基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点のうち前記第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が前記決定された制限量以下となる格子点のみについて、前記第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、前記出力プロファイル情報に基づいて算出される前記第2の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付けるステップと、を含む色変換ルックアップテーブル生成方法。 - 第1の画像形成装置の色空間の特徴を表す入力プロファイル情報を取得するステップと、
第2の画像形成装置の色空間の特徴を表す出力プロファイル情報を取得するステップと、
前記入力プロファイル情報に含まれるデバイスに依存しない基準空間からデバイス空間に変換するための第1変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点それぞれにおいて該格子点のデバイス空間における複数の要素色の値の和を算出するステップと、
前記複数の格子点において算出された複数の要素色の値の和の最大値を制限量に決定するステップと、
前記入力プロファイル情報に含まれるデバイス空間から前記基準空間に変換するための第2変換テーブルの予め定められた複数のすべての格子点のうち前記第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値の合計が前記決定された制限量以下となる格子点のみについて、前記第1の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値と、前記出力プロファイル情報に基づいて算出される前記第2の画像形成装置のデバイス空間における複数の要素色の値とを関連付けるステップと、をコンピュータに実行させる色変換ルックアップテーブル生成プログラム。
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