JP2008258970A - ワイヤレス音声伝送システム,ワイヤレスマイクロホン,音声送信装置,音声受信装置,撮像装置,記録装置及びオーディオミキサー - Google Patents

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Abstract


【課題】ワイヤレスマイクロホンを用いて音声を伝送するシステムにおいて、レシーバー側の位置から、トランスミッターでの音声歪みの有無を簡単に確認できるようにする。
【解決手段】トランスミッター1は、内部での音声歪みの検出結果を示すステータスデータを電波として送信する。レシーバー2は、受信した電波からこのステータスデータを取得して、通信端子から出力する。レシーバー2から音声信号が入力される撮像装置3では、レシーバー2からのこのステータスデータが通信端子に入力され、このステータスデータを表示手段4に表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤレスマイクロホンを用いて撮像装置,記録装置またはオーディオミキサーに音声を伝送させるシステムや、そうしたシステムを構成するワイヤレスマイクロホン,音声送信装置,音声受信装置,撮像装置,記録装置,オーディオミキサーに関する。
近年、テレビジョン放送の分野では、ワイヤレスマイクロホンを用いて音声を伝送することが一般的になっている。図1は、ワイヤレスマイクロホンの外観例を示す図である。このうち、図1Aは、音声の送信側の装置であるワイヤレスマイクロホントランスミッター(以下トランスミッターと呼ぶ)を示している。各トランスミッター81,82は、基本的な構成として、マイクロホン(トランスミッター82の場合にはケーブルで接続されたピンマイクであるが、ピンマイクは図示を省略している)と、そのマイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有している。トランスミッター81は、手で握るハンドマイクタイプのトランスミッターである。トランスミッター82は、腰のベルト等に取り付けるタイプのトランスミッターである。
図1Bは、音声の受信側の装置であるワイヤレスマイクロホンレシーバー(以下レシーバーと呼ぶ)を示している。各レシーバー83,84は、基本的な構成として、トランスミッター81やトランスミッター82から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、この復調した音声信号を外部に出力する出力端子とを有している。レシーバー83は、ポータブルタイプのレシーバーである。レシーバー84は、据置きタイプのレシーバーであり、複数台(例えば4台)のトランスミッターからの電波を受信可能である。
図2は、ENG取材での音声収録のために図1のトランスミッター81及びレシーバー83を用いた音声伝送システムを例示する図である。図2Aの例では、トランスミッター81は、インタビューを行うアナウンサーが使用する。レシーバー83は、レコーダー(VTRあるいは光ディスク装置)一体型のビデオカメラ91に設けられたスロットに装着(またはケーブルでビデオカメラ91に接続)する。そして、レシーバー83からビデオカメラ91に入力された音声信号を、カメラマン(図示略)がビデオカメラ91で撮影する映像とともにビデオカメラ91に収録する。
図2Bの例では、トランスミッター81はアナウンサーが使用し、レシーバー83は、オーディオミキサー92にケーブルで接続する。そして、レシーバー83からオーディオミキサー92に入力された音声信号を、音声担当のスタッフ(図示略)がオーディオミキサー92でミキシングまたはスイッチングする。オーディオミキサー92から出力した音声信号は、図示しないVTR(または、オーディオレコーダーや、レコーダー一体型のビデオカメラ)に収録される。
図3は、スタジオ内での多チャンネルの音声信号の伝送のために、図1のトランスミッター81,82とレシーバー84とをそれぞれ複数台用いたシステムを例示する図である。各トランスミッター81,82は、番組出演者等(図示略)が使用する。各トランスミッター81,82から送信された電波は、各レシーバー84に共通に設けられたアンテナ91で受信される。各レシーバー84から出力された多チャンネルの音声信号は、オーディオミキサー92に送られる。各レシーバー84で受信している音声信号レベルや周波数等のデータは、ハブ93を介してパーソナルコンピュータ94に送られる。パーソナルコンピュータ94のディスプレイには、各チャンネルの音声信号の周波数,音声出力レベル等が画面表示される。
ところで、こうしたワイヤレスマイクロホンを用いて音声を収録する際に、話者の声が予想外に大きかったり周囲に大きな雑音(車の騒音等)が発生したことにより、トランスミッターの入力レベルの設定(アッテネータでの減衰量の設定)時に想定したよりも過大な音声がトランスミッターに入力すると、トランスミッター内で音声信号に歪みが発生してしまう。
従来のワイヤレスマイクロホンでは、こうした音声歪みを、トランスミッター内で検出してトランスミッター自体の表示部(発光ダイオード,液晶ディスプレイ等)で表示するようになっており、この表示部を見て音声歪みの有無を確認するようになっていた。
また、別の方法として、レシーバーのほうの音声出力端子にヘッドホンやスピーカを接続して音声を実際に聴くことによって音声歪みの有無を確認したり、オーディオミキサーのオーディオレベルメータを見て音声歪みの有無を確認することも行われていた。
しかし、トランスミッターは小型であるため表示部の表示スペースが狭い。また、図2に示したようなENG取材の場合には、表示部がアナウンサーの手や衣服に隠れていたりして、表示部が見えないことが少なくない。また、図3に示したようなスタジオ内のシステムでは、トランスミッターとレシーバーの設置場所とが離れていることが多く、通常はレシーバー側の位置からはトランスミッターの表示部を見ることはできない。
他方、音声を実際に聴いて音声歪みの有無を確認する方法は、ヘッドホンやスピーカといった機材が必要になる上、知識や経験が必要となり、人によって判断にばらつきも生じる。そして、機材が準備できない場合や知識や経験が不足していた場合、取材した素材が使えなくなるなどの問題も生じる。
また、オーディオミキサーのオーディオレベルメータを見て確認する方法では、オーディオミキサーへの入力音声信号のレベルがオートゲインコントローラや可変ボリューム(フェーダ)で調整されていると、本来のトランスミッターへの入力音声レベルがオーディオレベルメータに表示されなくなるので、音声歪みの有無を確認することができない。そのため、本来のトランスミッターへの入力音声レベルが表示されるようにオーディオミキサーの設定を変更しなければならないので、設定のための知識や経験が必要となる上に、手間がかかる。
また特に、図3に例示したように多数のトランスミッターを用いる多チャンネル運用の場合には、どのトランスミッターに音声歪みが発生しているのかを特定するのには非常に手間がかかる。
なお、従来、ワイヤレスマイクロホンを用いたシステムにおいて、レシーバーが、電波の受信レベルに基づいて電波の空き周波数を検出し、検出した空き周波数を示す情報を通信用コネクタから出力する(レシーバーから音声信号を入力するビデオカメラやオーディオミキサーではこの情報を入力して表示部に表示する)ことにより、ビデオカメラやオーディオミキサーの操作者が、空き周波数を確認してワイヤレスマイクロホンシステムの使用周波数を設定できるようにした技術は提案されていた(特許文献1参照)。
特開2007−36735号公報
しかし、上記特許文献1で提案された技術は、レシーバーの側で電波の空き周波数を簡単に確認可能にするための技術であり、レシーバーの側の位置からトランスミッターでの音声歪みの有無を簡単に確認可能にするための技術ではなかった。
本発明は、上述の点に鑑み、図2や図3に例示したような、ワイヤレスマイクロホンを用いて音声を伝送するシステムにおいて、レシーバー側の位置から、トランスミッターでの音声歪みの有無を簡単に確認できるようにすることを課題としてなされたものである。
本発明は、マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
前記音声送信装置から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する音声受信装置と、
前記音声受信装置から出力される音声信号を入力する音声入力端子を有する撮像装置とを含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
前記音声送信装置は、
音声信号の歪みを検出する検出手段と、
前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
を備え、
前記音声受信装置は、
通信端子と、
受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
を備え、
前記撮像装置は、
前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
表示手段と、
前記通信端子に入力した前記ステータスデータを前記表示手段に表示させる制御手段と
を備えたワイヤレス音声伝送システムである。
また本発明は、マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
前記音声送信装置から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する音声受信装置と、
前記音声受信装置から出力される音声信号を入力する音声入力端子を有する記録装置とを含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
前記音声送信装置は、
音声信号の歪みを検出する検出手段と、
前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
を備え、
前記音声受信装置は、
通信端子と、
受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
を備え、
前記記録装置は、
前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
表示手段と、
前記通信端子に入力した前記ステータスデータを前記表示手段に表示させる制御手段と
を備えたワイヤレス音声伝送システムである。
また本発明は、マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
前記音声送信装置から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する音声受信装置と、
前記音声受信装置から出力される音声信号を入力する音声入力端子を有するオーディオミキサーとを含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
前記音声送信装置は、
音声信号の歪みを検出する検出手段と、
前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
を備え、
前記音声受信装置は、
通信端子と、
受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
を備え、
前記オーディオミキサーは、
前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
表示手段と、
前記通信端子に入力した前記ステータスデータを前記表示手段に表示させる制御手段と
を備えたワイヤレス音声伝送システムである。
また本発明は、マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
複数台の前記音声送信装置から送信された電波をそれぞれ受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する少なくとも1台の音声受信装置と、
各々の前記音声受信装置に接続された端末装置と
を含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
前記音声送信装置は、
音声信号の歪みを検出する検出手段と、
前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
を備え、
前記音声受信装置は、
前記複数台の前記音声送信装置から受信した電波からそれぞれ前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前端末装置に送信するデータ処理手段
を備え、
前記端末装置は、
表示手段と、
前記音声受信装置から送信された前記複数台の前記音声送信装置についての前記ステータスデータを、前記表示手段に一覧表示させる制御手段と
を備えたワイヤレス音声伝送システムである。
また本発明は、これらのワイヤレス音声伝送システムを構成するワイヤレスマイクロホン,音声送信装置,音声受信装置,撮像装置,記録装置及びオーディオミキサーである。
本発明では、ワイヤレスマイクロホンを構成する音声送信装置(トランスミッター)に、内部の検出手段での音声歪みの検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段が設けられている。
音声受信装置(レシーバー)では、データ処理手段により、音声送信装置から受信した電波からこのステータスデータが取得されて、このステータスデータが通信端子から出力される。
このワイヤレスマイクロホンを用いて音声信号が入力される撮像装置や記録装置やオーディオミキサーでは、この音声受信装置からのステータスデータが通信端子に入力される。そして、撮像装置や記録装置やオーディオミキサー内の制御手段が、このステータスデータを、撮像装置や記録装置やオーディオミキサーに設けられている表示手段に表示させる。
また、複数台の音声送信装置から送信された音声信号を少なくとも1台の音声受信装置で受信する多チャンネル運用のシステムの場合には、音声受信装置では、データ処理手段により、複数台の音声送信装置から受信した電波からそれぞれこのステータスデータが取得されて、これらのステータスデータが端末装置に送信される。
そして、端末装置内の制御手段が、音声受信装置から送信された複数台の音声送信装置についてのステータスデータを、端末装置に設けられている表示手段に一覧表示させる。
このように、音声送信装置内部での音声歪みの検出結果が、音声受信装置に電波として送信されて、音声受信装置から音声信号が入力される撮像装置,記録装置,オーディオミキサーの表示手段や、音声受信装置に接続された端末装置の表示手段に表示される。
この表示を見ることにより、音声受信装置(レシーバー)側の位置から、音声送信装置(トランスミッター)での音声歪みの有無を簡単に確認できるようになる。
また、多チャンネル運用の場合にも、各音声送信装置内部での音声歪みの検出結果が一台の端末装置の表示手段に一覧表示されるので、どの音声送信装置に音声歪みが発生しているのかを簡単に確認することができる。
本発明によれば、ワイヤレスマイクロホンを用いて音声を伝送するシステムにおいて、レシーバー側の位置から、トランスミッターでの音声歪みの有無を簡単に確認できるという効果が得られる。
また、多数のトランスミッターを用いる多チャンネル運用の場合に、どのトランスミッターに音声歪みが発生しているのかを簡単に確認できるという効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。なお、以下では、ENG取材のためにワイヤレスマイクロホンからビデオカメラやオーディオミキサーに音声信号を入力させるシステムと、スタジオ内での多チャンネルの音声信号の伝送のために複数台のワイヤレスマイクロホンを用いたシステムとについてそれぞれ説明する。
〔ビデオカメラに音声信号を入力させるシステム〕
図4は、本発明を適用した音声伝送システムの一例を示す図である。このシステムは、ENG取材での音声収録のために、ワイヤレスマイクロホンを用いて伝送した音声を、レコーダー一体型のビデオカメラに入力させるようにしたものである。
ワイヤレスマイクロホントランスミッター(以下トランスミッターと呼ぶ)1は、インタビューを行うアナウンサーが使用する。図ではトランスミッター1をハンドマイクタイプのものとして示しているが、トランスミッター1は腰のベルト等に取り付けるタイプのもの(図1Aに示したトランスミッター82のような形状のもの)であってもよい。
ワイヤレスマイクロホンレシーバー(以下レシーバーと呼ぶ)2は、レコーダー(VTRあるいは光ディスク装置)一体型のビデオカメラ3に設けられたスロットに装着(またはケーブルでビデオカメラ3に接続)される。そして、トランスミッター1からレシーバー2に伝送される音声信号を、レシーバー2からビデオカメラ3に入力させて、カメラマン(図示略)がビデオカメラ3で撮影する映像とともにビデオカメラ3に収録する。
このシステムでは、ビデオカメラ3で撮影を行うカメラマンが、ビデオカメラ3のビューファインダー4を見ることにより、トランスミッター1の音声歪みの有無を確認するようになっている。さらに、トランスミッター1で音声歪みが発生した場合、カメラマンが、ビデオカメラ3の操作パネルを操作することによってトランスミッター1の入力音声レベルを調整するようになっている。
次に、このような方法での音声歪みの確認を可能にするためのトランスミッター1,レシーバー2の構成やビデオカメラ3の構成について説明する。
図5は、トランスミッター1及びレシーバー2の構成例を示すブロック図である。トランスミッター1には、マイクロホン10と、マイクロホン10からの音声信号のレベルを減衰させて一定レベルに維持するためのATT(アッテネータ)11と、ATT11からの音声信号を所望のレベルに増幅するためのアンプ12とが設けられている。トランスミッター1が腰のベルト等に取り付けるタイプのものである場合には、マイクロホン10は、ケーブルで接続されたピンマイクである。ATT11での減衰量(例えば0dB,−3dB,−6dB,…というような3dB単位での減衰量)やアンプ12の出力レベルは、トランスミッター1の操作部(図示略)を操作することによって設定される。
また、トランスミッター1には、アンプ12からの音声信号をアナログ/デジタル変換するA/D変換器13と、A/D変換器13からのデジタル音声信号をパケット化するパケット化回路14と、パケット化回路14から出力されたパケット信号によって変調した電波を送信する変調回路15,アンプ16及び送信アンテナ17とが設けられている。
また、トランスミッター1には、音声歪み検出回路18と、CPU19と、ブルートゥース(Blue tooth)規格に準拠した無線送受信部20とが設けられている。
音声歪み検出回路18は、アンプ12からの音声信号のレベルがトランスミッター1の操作部での設定レベルを超えているか否かを判別することにより、トランスミッター1での音声信号の歪みの有無を検出する回路である。音声歪み検出回路18からは、検出結果を示す信号がCPU19に送られる。
CPU19には、パケット化回路14を制御するプログラムとして、音声歪み検出回路18での音声歪みの検出結果を示すステータスデータを付加したパケット信号を生成させるプログラムが格納されている。
レシーバー2には、トランスミッター1から送信された電波を受信してパケット信号を復調する受信アンテナ21,アンプ22及び復調回路23と、復調回路23で復調されたパケット信号からデジタル音声信号と前述の音声歪みのステータスデータとをそれぞれ抽出するアンパケット化回路24と、アンパケット化回路24で抽出されたデジタル音声信号をデジタル/アナログ変換するD/A変換器25と、D/A変換器25からのアナログ音声信号を出力する音声出力端子26とが設けられている。
また、レシーバー2には、CPU27と、シリアル通信用の通信端子28とが設けられている。
アンパケット化回路24で抽出された音声歪みのステータスデータは、CPU27に送られる。CPU27は、この音声歪みのステータスデータを通信端子28から出力する。
図4のビデオカメラ3は、撮像系,映像信号処理系,音声信号処理系,記録再生系の部分については、通常のレコーダー一体型のビデオカメラと全く同様な構成をしている。図6は、ビデオカメラ3の構成のうち、本発明に関連する部分のみを示すブロック図である。
ビデオカメラ3には、レシーバー2の音声出力端子26(図5)から出力されたアナログ音声信号を入力するための音声入力端子41と、レシーバー2の通信端子28(図5)から出力されたデータを入力するための通信端子42とが設けられている。
音声入力端子41に入力したアナログ音声信号は、音声信号処理系の一部である入力アンプ43及び可変ボリューム44でレベルを調整された後、音声信号処理系のその他回路(図示略)での処理を経て記録再生系(図示略)に送られる。通信端子42に入力したデータは、ビデオカメラ3内を制御するCPU45に送られる。
CPU45は、通信端子42から送られる前述の音声歪みのステータスデータに基づき、LCDドライバ46(図4のビューファインダー4を構成している液晶ディスプレイを駆動する回路)を制御して、トランスミッター1の音声歪みの有無をビューファインダー4に表示させる。
図7は、ビューファインダー4でのこの音声歪みの有無の表示例を示す図である。音声歪みが発生している場合には、この図7のように、撮影中の映像が表示されている画面の一角に、‘TX PEAK’という文字(TXはトランスミッターの意味)から成るインジケータを表示する。他方、音声歪みが発生していない場合には、こうしたインジケータを表示しない。
図6に示すように、ビデオカメラ3の操作パネル47には、トランスミッター1のATT11(図5)での減衰量を例えば0dB,−3dB,−6dB,…というような3dB単位で調整するための(すなわちトランスミッター1への音声信号の入力レベルを変更するための)調整ボタン47aが設けられている。さらに、操作パネル47には、この調整ボタン47aによる減衰量とビデオカメラ3内の可変ボリューム44の調整量の対応関係(例えば、ATT11で音声レベルを3dB下げた場合に、可変ボリューム44で音声レベルを何dB上げるかという対応関係)を設定するための設定ボタン47bが設けられている。
また、ビデオカメラ3には、ブルートゥース規格に準拠した無線送受信部48が設けられている。
CPU45は、調整ボタン47aが操作されると、その操作内容を示す制御データを、無線送受信部48から、トランスミッター1の無線送受信部20(図5)に送信する。
トランスミッター1のCPU19(図5)は、無線送受信部20に受信されたこの制御データに基づいてATT11(図5)での減衰量を制御する。
またCPU45は、設定ボタン47bで設定が行われている場合には、調整ボタン47aが操作されたことに応じて、設定ボタン47bでの設定内容に基づいて可変ボリューム44を制御する。
この図4のシステムでは、トランスミッター1内部での音声歪みの検出結果を示すステータスデータが、トランスミッター1から電波として送信される。
レシーバー2では、トランスミッター1から受信した電波からこのステータスデータが取得されて、このステータスデータが通信端子28から出力される。
ビデオカメラ3では、レシーバー2から通信端子42に入力されるこのステータスデータに基づき、CPU45が、トランスミッター1の音声歪みの有無をビューファインダー4に表示させる。
レシーバー2側の位置にいるカメラマンは、このビデオカメラ3のビューファインダー4の表示を見ることにより、トランスミッター1の音声歪みの有無を簡単に確認することができる。
これにより、話者の声が予想外に大きかったり周囲に大きな雑音(車の騒音等)が発生したことによりトランスミッター1に音声歪みが発生した場合に、従来のようにヘッドホンやスピーカといった機材や知識や経験を必要とすることなく、音声歪みが発生したことを即時に確認して、例えばアナウンサーにインタビューの一時中断やトランスミッター1と話者との距離を離すことを指示することができる。
また、ビデオカメラ3の操作パネル47の調整ボタン47aを操作すれば、その操作内容を示す制御データがビデオカメラ3からトランスミッター1に無線送信され、そのデータに基づいてトランスミッター1内のATT11での減衰量が制御される。
したがって、トランスミッター1を使用しているアナウンサーにインタビューを中断させることなく、カメラマンのほうで即座にトランスミッター1の音声歪みを解消して、良好な音声レベルでの収録を継続することもできる。
さらに、操作パネル47の設定ボタン47bで設定を行うことにより、ビデオカメラ3での録音レベルの変動を伴うことなくトランスミッター1の音声歪みを解消することも可能になる。このことを、図8を用いて説明する。図8は、縦軸に音声信号のレベルをとって、トランスミッター1内のATT11でのレベルの減衰量と、ビデオカメラ3内の可変ボリューム44でのレベルの調整量と、ビデオカメラ3での録音レベルとの関係を示す図である。
この図8には、ATT11での減衰量が0dBである場合の音声レベルを実線で示し、ATT11での減衰量が0dBよりも大きくなった場合の音声レベルを一点鎖線で示している。トランスミッター1の音声歪みを解消するためにATT11での減衰量を大きくすると、そのままではビデオカメラ3での録音レベルが減少することがわかる。
これに対し、この図9に破線で示すように、ATT11での減衰量の増加に連動して可変ボリューム44で音声レベルを上げることにより、録音レベルの変動を伴うことなく、トランスミッター1の音声歪みを解消することができる。
そして、操作パネル47の設定ボタン47bで事前に設定を行っておけば、ATT11に対する制御と可変ボリューム44に対する制御とが自動的に連動するので、調整ボタン47aの操作と同時に可変ボリューム44用の調整ボタンを操作するというような面倒な作業を行うことなく、録音レベルの変動を防止することが可能になる。
〔オーディオミキサーに音声信号を入力させるシステム〕
次に、図9は、本発明を適用した音声伝送システムの別の一例を示す図である。このシステムは、ENG取材での音声収録のために、ワイヤレスマイクロホンを用いて伝送した音声をオーディオミキサーに入力させるようにしたものである。
このシステムにおいて、トランスミッター1及びレシーバー2は、図4のシステムで用いているトランスミッター1及びレシーバー2と同一構成(図5参照)なのでここでも図4と同一符号を付している。
トランスミッター1は、インタビューを行うアナウンサーが使用する。レシーバー2は、オーディオミキサー5にケーブルで接続する。そして、レシーバー2からオーディオミキサー5に入力された音声信号を、音声担当のスタッフ(図示略)がオーディオミキサー5でミキシングまたはスイッチングする。オーディオミキサー5から出力した音声信号は、図示しないVTR(または、オーディオレコーダーや、レコーダー一体型のビデオカメラ)に収録される。
このシステムでは、オーディオミキサー5を操作する音声担当のスタッフが、オーディオミキサー5の筐体表面の表示部6を見ることにより、トランスミッター1の音声歪みの有無を確認するようになっている。さらに、トランスミッター1で音声歪みが発生した場合、音声担当のスタッフが、オーディオミキサー5の操作パネルを操作することによってトランスミッター1の入力音声レベルを調整するようになっている。
図10は、このような方法での音声歪みの確認を可能にするためのオーディオミキサー5の構成の概要を示すブロック図である。このオーディオミキサー5は、4チャンネルの音声信号をミキシング可能なオーディオミキサーであり、4つの音声入力端子51a〜51dが設けられている。
各音声入力端子51a〜51dに入力した音声信号は、それぞれアンプ52a〜52d,可変ボリューム(フェーダ)53a〜53d,オン/オフを切り替え可能なスイッチ54a〜54dを介して、ミキシングアンプ55に供給される。そして、ミキシングアンプ55の出力音声信号が、可変ボリューム56を介して音声出力端子57から出力される。
また、オーディオミキサー5には、各音声入力端子51a〜51dに1対1に対応させて、レシーバー2の通信端子28(図5)と同一仕様のシリアル通信用の通信端子58a〜58dが設けられている。
レシーバー2の音声出力端子26,通信端子28(図5)は、音声入力端子51a〜51d,通信端子58a〜58dのうちの対応する音声入力端子,通信端子にそれぞれケーブルで接続されている(例えば、音声出力端子26が音声入力端子51aに接続される場合は、通信端子28は通信端子58aに接続されている)。
各通信端子58a〜58dに入力したデータは、オーディオミキサー5内を制御するCPU59に送られる。
CPU59は、通信端子58a〜58dのうちのいずれかから前述の音声歪みのステータスデータが送られると、そのステータスデータに基づき、LCDドライバ60(図9の表示部6を構成している液晶ディスプレイを駆動する回路)を制御して、トランスミッター1の音声歪みの有無を表示部6に表示させる。
図11は、表示部6でのこの音声歪みの有無の表示例を示す図である。表示部6には、オーディオレベルメータの表示位置の上側に、各音声入力端子51a〜51dに1対1に対応した‘TX1’〜‘TX4’という文字から成るインジケータが、通常は暗く(消灯して)表示されている。そして、音声歪みが発生したことを示すステータスデータが例えば通信端子58aに入力すると、音声入力端子51aに対応しているインジケータ‘TX1’を明るく点灯表示させる。
図10に示すように、オーディオミキサー5の操作パネル61には、トランスミッター1のATT11(図5)での減衰量を例えば0dB,−3dB,−6dB,…というような3dB単位で調整するための調整ボタン61aが設けられている。さらに、操作パネル61には、この調整ボタン61aによる減衰量とオーディオミキサー5内の可変ボリューム53a〜53dの調整量の対応関係を設定するための設定ボタン61bが設けられている。これらのボタン61a,61bの役割は、図6に示したビデオカメラ3の操作パネル47の調整ボタン47a,設定ボタン47bの役割と同じである。
また、オーディオミキサー5には、ブルートゥース規格に準拠した無線送受信部62が設けられている。
CPU59は、調整ボタン61aが操作されると、その操作内容を示す制御データを、無線送受信部62から、トランスミッター1の無線送受信部20(図5)に送信する。
前述のように、トランスミッター1のCPU19(図5)は、無線送受信部20に受信されたこの操作内容を示す制御データに基づいてATT11(図5)での減衰量を制御する。
またCPU59は、設定ボタン61bで設定が行われている場合には、調整ボタン61aが操作されたことに応じて、設定ボタン61bでの設定内容に基づいて、可変ボリューム53a〜53dのうち、レシーバー2からの音声信号が供給されている可変ボリューム(例えば、レシーバー2から音声入力端子51aに音声信号が入力される場合は、可変ボリューム53a)を制御する。
この図9のシステムでは、トランスミッター1内部での音声歪みの検出結果を示すステータスデータが、トランスミッター1から電波として送信される。
レシーバー2では、トランスミッター1から受信した電波からこのステータスデータが取得されて、このステータスデータが通信端子28(図5)から出力される。
オーディオミキサー5では、レシーバー2から入力されるこのステータスデータに基づき、CPU59が、トランスミッター1の音声歪みの有無を表示部6に表示させる。
レシーバー2側の位置にいる音声担当のスタッフは、このオーディオミキサー5の表示部6の表示を見ることにより、トランスミッター1の音声歪みの有無を簡単に確認することができる。
また、トランスミッター1で音声歪みが発生した場合には、オーディオミキサー5の操作パネル61の調整ボタン61aを操作すれば、その操作内容を示す制御データがオーディオミキサー5からトランスミッター1に無線送信され、そのデータに基づいてトランスミッター1内のATT11(図5)での減衰量が制御される。
したがって、トランスミッター1を使用しているアナウンサーにインタビューを中断させることなく、音声担当のスタッフのほうで即座にトランスミッター1の音声歪みを解消して、良好な音声レベルでの収録を継続することができる。
さらに、操作パネル61の設定ボタン61bで設定を行うことにより、オーディオミキサー5への入力レベルの変動を伴うことなくトランスミッター1の音声歪みを解消することも可能になる。
なお、図4や図9に示したシステムでは、ビデオカメラ3の操作パネル47(図6)やオーディオミキサー5の操作パネル61(図10)の操作によってトランスミッター1内のATT11での減衰量が制御されるようになっている。しかし、別の例として、レシーバー2の筐体表面に設けられている操作部の操作によってトランスミッター1内のATT11での減衰量を制御する(ビデオカメラ3やオーディオミキサー5では音声歪みの有無の表示だけを行う)ようにしてもよい。
図12は、そのようにした場合のレシーバー2の構成をトランスミッター1とともに示すブロック図であり、図5と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例では、レシーバー2の操作部29に、トランスミッター1のATT11での減衰量を例えば0dB,−3dB,−6dB,…というような3dB単位で調整するための調整ボタン29aが設けられている。この調整ボタン29aの役割は、図6に示したビデオカメラ3の操作パネル47の調整ボタン47aの役割と同じである。
また、レシーバー2には、ブルートゥース規格に準拠した無線送受信部30が設けられている。
CPU27は、調整ボタン29aが操作されると、その操作内容を示す制御データを、無線送受信部30から、トランスミッター1の無線送受信部20に送信させる。
レシーバー2はビデオカメラ3やオーディオミキサー5のすぐそばに位置しているので、この例のようにレシーバー2の操作部29を操作するようにしても、カメラマンや音声担当のスタッフのほうで即座にトランスミッター1の音声歪みを解消することが可能である。
あるいは、さらに別の例として、トランスミッター1内のATT11での減衰量を制御する操作はビデオカメラ3の操作パネル47(図6)やオーディオミキサー5の操作パネル61(図10)で行うが、その操作内容を示す制御データの無線送受信のほうはレシーバー2・トランスミッター1間で行うようにしてもよい。
図13は、図4のシステムを例にとって、そのようにした場合のレシーバー2及びビデオカメラ3の構成をトランスミッター1とともに示すブロック図であり、図12,図6と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例では、ビデオカメラ3には無線送受信部(図6に示した無線送受信部48)は設けられておらず、CPU45は、調整ボタン47aの操作内容を示す制御データを、通信端子42からレシーバー2に出力する。
レシーバー2の操作部には、トランスミッター1のATT11での減衰量を調整するためのボタン(図12に示した調整ボタン29a)は設けられていない(図13では操作部そのものの図示を省略している)。レシーバー2のCPU27は、ビデオカメラ3から通信端子28に入力されたこの制御データを、無線送受信部30からトランスミッター1の無線送受信部20に送信させる。
図13では図4のシステムを例にとったが、図9のシステムの場合にも、オーディオミキサー5において、CPU59が、調整ボタン61aの操作内容を示す制御データを、通信端子58a〜58dのうちレシーバー2に接続されている通信端子からレシーバー2に出力することにより、全く同様にして、その制御データの無線送受信をレシーバー2・トランスミッター1間で行わせることができる。
また、さらに別の例として、ブルートゥース規格に準拠した無線送受信部と、トランスミッター1のATT11での減衰量を調整するための調整ボタンとを設けた専用のリモートコントローラを用意し、そのリモートコントローラをカメラマンや音声担当のスタッフが操作するようにしてもよい。
また、ビデオカメラ3やオーディオミキサー5(さらにはレシーバー2や専用のリモートコントローラ)とトランスミッター1との間の通信方式としては、ブルートゥース規格に準拠したものに限らず、それ以外の適宜の無線通信方式(例えば赤外線通信)を用いてもよい。
〔スタジオ内で多チャンネルの音声信号を伝送させるシステム〕
次に、図14は、本発明を適用した音声伝送システムの別の一例を示す図である。このシステムは、スタジオ内での多チャンネルの音声信号の伝送のために複数台のワイヤレスマイクロホンを用いたものである。
このシステムにおいて、トランスミッター1は、ハンドマイクタイプのものと腰のベルト等に取り付けるタイプのものとが存在するが、内部構成は図4のシステムで用いているトランスミッター1と同一(図5参照)なのでここでも図4と同一符号を付している。
各トランスミッター1は、番組出演者等(図示略)が使用する。各トランスミッター1から送信された電波は、4台のワイヤレスマイクロホンレシーバー(以下レシーバーと呼ぶ)7に共通に設けられたアンテナ71で受信される。
各レシーバー7は、据置きタイプのレシーバーであり、それぞれ4台のトランスミッターからの4チャンネル分の音声信号を復調可能である。図15は、レシーバー7の構成例を示すブロック図であり、図5に示したレシーバー2と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
レシーバー7には、図14のアンテナ71が接続されるアンテナ入力端子31と、アンテナ71で受信された4チャンネル分の電波に対応する4組のアンプ22〜音声出力端子26と、CPU32と、ネットワークインターフェース33とが設けられている。
各組の音声出力端子26から出力された音声信号は、図14のオーディオミキサー72に送られる。
各組のアンパケット化回路24で抽出された音声歪みのステータスデータは、CPU32に送られる。CPU32は、レシーバー7で受信している各チャンネルの音声信号に関する情報(周波数,音声出力レベル等の情報)をネットワークインターフェース33から図14のハブ73を介してパーソナルコンピュータ74に送信するが、その情報の1つとして、各組のアンパケット化回路24からこの音声歪みのステータスデータを送信する。
図14のパーソナルコンピュータ74には、各レシーバー7からハブ73を介して送信されるこの情報に基づき、各チャンネルの音声信号のモニタリングを行うための情報(音声信号の周波数,音声出力レベル等)をディスプレイ75に一覧表示するが、その情報のひとつとして、各チャンネルのトランスミッター1の音声歪みの有無をディスプレイ75に一覧表示する。
図16は、パーソナルコンピュータ74のディスプレイ75でのこの音声歪みの有無の表示例を示す図である。個々のチャンネルの音声信号に1つずつ割り当てられたモニタリング用に表示エリア75aのうち、トランスミッター1に音声歪みが発生しているチャンネルの表示エリア75a(図ではチャンネルNo.が008の表示エリア75a)の一角に、‘PEAK’という文字から成るインジケータを表示する。他方、音声歪みが発生していないチャンネルの表示エリア75aには、こうしたインジケータを表示しない。
この図14のシステムでは、トランスミッター1内部での音声歪みの検出結果を示すステータスデータが、トランスミッター1から電波として送信される。
レシーバー7では、各トランスミッター1から受信した電波からこのステータスデータが取得されて、このステータスデータがパーソナルコンピュータ74に送信される。
パーソナルコンピュータ74では、各レシーバー7から送信されるこのステータスデータに基づき、各トランスミッター1の音声歪みの有無をディスプレイ75に一覧表示させる。
レシーバー7側の位置にいる音声担当スタッフ(図示略)は、このパーソナルコンピュータ74のディスプレイ75の表示を見ることにより、各トランスミッター1の音声歪みの有無を簡単に確認することができる。
これにより、多数のトランスミッター1を用いる多チャンネル運用の場合に、どのトランスミッター1に音声歪みが発生しているのかを簡単に確認することができる。
このシステムにおいても、レシーバー7に、図12に示した構成のレシーバー2と同様に、トランスミッター1のATT11での減衰量を調整するための調整ボタン(及び、複数チャンネルのうちの任意のチャンネルのトランスミッター1を指定する指定ボタン)と無線送受信部とを設けるようにすれば、ディスプレイ75の表示を見て音声歪みが発生していることを確認したトランスミッター1の音声歪みを、レシーバー7側の位置にいる音声担当スタッフのほうで解消できるようになる。
なお、以上の説明では、トランスミッター1から、音声歪みの有無のステータスデータを音声信号に付加したパケット信号を電波として送信している。しかし、別の例として、音声信号が送信される電波を主搬送波として、この主搬送波とは別の周波数帯の副搬送波によって音声歪みの有無のステータスデータをトランスミッター1から送信し、レシーバー2側ではこの副搬送波を受信・復調して音声歪みの有無のステータスデータを取得するようにしてもよい。
また、以上の説明では、音声信号をデジタル方式で伝送するトランスミッター1及びレシーバー2に本発明を適用している。しかし、本発明は、音声信号をデジタル方式で伝送するかアナログ方式で伝送するかにかかわらず適用可能である。
音声信号をアナログ方式で伝送するトランスミッター及びレシーバーに本発明を適用する場合、一例として、トランスミッター側では、音声歪み検出回路(図5に示した音声歪み検出回路5)での音声歪みの検出結果を示すステータスデータを、可聴帯域外の周波数のトーン信号としてアナログ音声信号に重畳し、レシーバー側では、復調したアナログ音声信号からこのトーン信号を検出することによってこのステータスデータを取得すようにすればよい。
あるいはまた、アナログ音声信号が送信される電波を主搬送波として、この主搬送波とは別の周波数帯の副搬送波によって音声歪みのステータスデータをトランスミッターから送信し、レシーバー側では、この副搬送波を受信・復調することによってこのステータスデータを取得するようにしてもよい。
また、以上の説明において、図4には、レコーダー一体型のビデオカメラに音声信号を入力させるシステムを示した。しかし、本発明は、映像及び音声の記録機能を有しない撮像装置に音声信号を入力させるシステムにおいて、その撮像装置の表示部にトランスミッターの音声歪みの有無を表示するために適用してもよい。また本発明は、撮像機能を有しない映像及び音声の記録装置(例えばVTR)や音声専用の記録装置に音声信号を入力させるシステムにおいて、その記録装置の表示部にトランスミッターの音声歪みの有無を表示するために適用してもよい。
ワイヤレスマイクロホンの外観例を示す図である。 ワイヤレスマイクロホンを用いたENG取材用のシステムを例示する図である。 ワイヤレスマイクロホンを用いたスタジオ内のシステムを例示する図である。 本発明を適用した音声伝送システムの一例を示す図である。 図4のトランスミッター及びレシーバーの構成例を示すブロック図である。 図4のビデオカメラの構成のうち、本発明に関連する部分を示すブロック図である。 図4のビデオカメラのビューファインダーでのトランスミッターの音声歪みの有無の表示例を示す図である。 図6のCPUの制御によるビデオカメラでの録音レベルを示す図である。 本発明を適用した音声伝送システムの一例を示す図である。 図9のオーディオミキサーの構成の概要を示すブロック図である。 図9のオーディオミキサーの表示部でのトランスミッターの音声歪みの有無の表示例を示す図である。 図4のレシーバーの別の構成例を示すブロック図である。 図4のレシーバー及びビデオカメラの別の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した音声伝送システムの一例を示す図である。 図14のレシーバーの構成例を示すブロック図である。 図14のパーソナルコンピュータでのトランスミッターの音声歪みの有無の表示例を示す図である。
符号の説明
1 ワイヤレスマイクロホントランスミッター、 2 ワイヤレスマイクロホンレシーバー、 3 ビデオカメラ、 4 ビューファインダー、 5 オーディオミキサー、 6 表示部、 7 ワイヤレスマイクロホンレシーバー、 11 ATT(アッテネータ)、 14 パケット化回路、 18 音声歪み検出回路、 19 CPU、 20 無線送受信部、 24 アンパケット化回路、 27 CPU、 28 通信端子、 29a 調整ボタン、 30 無線送受信部、 32 CPU、 33 ネットワークインターフェース、 42 通信端子、 44 可変ボリューム、 45 CPU、 47 操作パネル、 47a 調整ボタン、 47b 設定ボタン、 48 無線送受信部、 53a〜53d 可変ボリューム、 58a〜58d 通信端子、 59 CPU、 61 操作パネル、 61a 調整ボタン、 61b 設定ボタン、 62 無線送受信部、 74 パーソナルコンピュータ、 75 ディスプレイ

Claims (22)

  1. マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
    前記音声送信装置から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する音声受信装置と、
    前記音声受信装置から出力される音声信号を入力する音声入力端子を有する撮像装置とを含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記音声送信装置は、
    音声信号の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
    を備え、
    前記音声受信装置は、
    通信端子と、
    受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
    を備え、
    前記撮像装置は、
    前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
    表示手段と、
    前記通信端子に入力した前記ステータスデータに基づき、前記音声送信装置での音声歪みの有無を前記表示手段に表示させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  2. 請求項1に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記撮像装置は、
    無線通信インタフェースと、
    前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを変更するための操作手段と
    をさらに備え、
    前記撮像装置の前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記無線通信インタフェースから送信し、
    前記音声送信装置は、
    前記撮像装置の前記無線通信インタフェースから送信されたデータを受信するための無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記無線通信インタフェースで受信した前記制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  3. 請求項2に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記撮像装置の前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記無線通信インタフェースから送信するとともに、前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを下げる操作が前記操作手段で行われたことに応じて、前記音声受信装置から前記撮像装置に入力された音声信号のレベルを上げる制御を行う
    ことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  4. 請求項1に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記撮像装置は、
    前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを変更するための操作手段
    をさらに備え、
    前記撮像装置の前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記通信端子から前記音声受信装置に出力し、
    前記音声受信装置は、
    無線通信インタフェースと
    前記撮像装置から入力された前記制御データを前記無線通信インタフェースから送信する制御手段と
    をさらに備え、
    前記音声送信装置は、
    前記音声受信装置の前記無線通信インタフェースから送信されたデータを受信するための無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記無線通信インタフェースで受信した前記制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  5. マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
    前記音声送信装置から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する音声受信装置と、
    前記音声受信装置から出力される音声信号を入力する音声入力端子を有する記録装置とを含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記音声送信装置は、
    音声信号の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
    を備え、
    前記音声受信装置は、
    通信端子と、
    受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
    を備え、
    前記記録装置は、
    前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
    表示手段と、
    前記通信端子に入力した前記ステータスデータに基づき、前記音声送信装置での音声歪みの有無を前記表示手段に表示させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  6. 請求項5に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記記録装置は、
    無線通信インタフェースと、
    前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを変更するための操作手段と
    をさらに備え、
    前記記録装置の前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記無線通信インタフェースから送信し、
    前記音声送信装置は、
    前記記録装置の前記無線通信インタフェースから送信されたデータを受信するための無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記無線通信インタフェースで受信した前記制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  7. 請求項6に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記記録装置の前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記無線通信インタフェースから送信するとともに、前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを下げる操作が前記操作手段で行われたことに応じて、前記音声受信装置から前記記録装置に入力された音声信号のレベルを上げる制御を行う
    ことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  8. 請求項5に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記記録装置は、
    前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを変更するための操作手段
    をさらに備え、
    前記記録装置の前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記通信端子から前記音声受信装置に出力し、
    前記音声受信装置は、
    無線通信インタフェースと
    前記記録装置から入力された前記制御データを前記無線通信インタフェースから送信する制御手段と
    をさらに備え、
    前記音声送信装置は、
    前記音声受信装置の前記無線通信インタフェースから送信されたデータを受信するための無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記無線通信インタフェースで受信した前記制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  9. マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
    前記音声送信装置から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する音声受信装置と、
    前記音声受信装置から出力される音声信号を入力する音声入力端子を有するオーディオミキサーとを含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記音声送信装置は、
    音声信号の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
    を備え、
    前記音声受信装置は、
    通信端子と、
    受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
    を備え、
    前記オーディオミキサーは、
    前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
    表示手段と、
    前記通信端子に入力した前記ステータスデータに基づき、前記音声送信装置での音声歪みの有無を前記表示手段に表示させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  10. 請求項9に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記オーディオミキサーは、
    無線通信インタフェースと、
    前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを変更するための操作手段と
    をさらに備え、
    前記オーディオミキサーの前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記無線通信インタフェースから送信し、
    前記音声送信装置は、
    前記オーディオミキサーの前記無線通信インタフェースから送信されたデータを受信するための無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記無線通信インタフェースで受信した前記制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  11. 請求項10に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記オーディオミキサーの前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記無線通信インタフェースから送信するとともに、前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを下げる操作が前記操作手段で行われたことに応じて、前記音声受信装置から前記オーディオミキサーに入力された音声信号のレベルを上げる制御を行う
    ことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  12. 請求項9に記載のワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記オーディオミキサーは、
    前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを変更するための操作手段
    をさらに備え、
    前記オーディオミキサーの前記制御手段は、前記操作手段が操作されたことに応じて、該操作の内容を示す制御データを前記通信端子から前記音声受信装置に出力し、
    前記音声受信装置は、
    無線通信インタフェースと
    前記オーディオミキサーから入力された前記制御データを前記無線通信インタフェースから送信する制御手段と
    をさらに備え、
    前記音声送信装置は、
    前記音声受信装置の前記無線通信インタフェースから送信されたデータを受信するための無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記無線通信インタフェースで受信した前記制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  13. マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
    複数台の前記音声送信装置から送信された電波をそれぞれ受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する少なくとも1台の音声受信装置と、
    各々の前記音声受信装置に接続された端末装置と
    を含むワイヤレス音声伝送システムにおいて、
    前記音声送信装置は、
    音声信号の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
    を備え、
    前記音声受信装置は、
    前記複数台の前記音声送信装置から受信した電波からそれぞれ前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前端末装置に送信するデータ処理手段
    を備え、
    前記端末装置は、
    表示手段と、
    前記音声受信装置から送信された前記複数台の前記音声送信装置についての前記ステータスデータを、前記表示手段に一覧表示させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするワイヤレス音声伝送システム。
  14. マイクロホンと、該マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段とを有する音声送信装置と、
    前記音声送信装置から送信された電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子とを有する音声受信装置と
    から成るワイヤレスマイクロホンにおいて、
    前記音声送信装置は、
    音声信号の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
    を備え、
    前記音声受信装置は、
    通信端子と、
    受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
    を備えたことを特徴とするワイヤレスマイクロホン。
  15. 請求項14に記載のワイヤレスマイクロホンにおいて、
    前記音声送信装置は、
    無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    音声信号の入力レベルを変更する制御データが前記無線通信インタフェースに受信されたことに応じて、該制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレスマイクロホン。
  16. 請求項14に記載のワイヤレスマイクロホンにおいて、
    前記音声受信装置は、
    無線通信インタフェースと、
    前記音声送信装置への音声信号の入力レベルを変更するための操作手段と、
    前記操作手段の操作内容を示す制御データを前記無線通信インタフェースから送信させる制御手段と
    をさらに備えており、
    前記音声送信装置は、
    前記音声受信装置の前記無線通信インタフェースから送信されたデータを受信するための無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記無線通信インタフェースで受信した前記制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とするワイヤレスマイクロホン。
  17. マイクロホンと、
    前記マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段と、
    音声信号の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
    を備えたことを特徴とする音声送信装置。
  18. 請求項17に記載の音声送信装置において、
    無線通信インタフェースと、
    前記マイクロホンからの音声信号の入力レベルを調整するレベル調整手段と、
    音声信号の入力レベルを変更する制御データが前記無線通信インタフェースに受信されたことに応じて、該制御データに基づいて前記レベル調整手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする音声送信装置。
  19. マイクロホンと、
    前記マイクロホンからの音声信号によって変調した電波を送信する変調・送信手段と、
    音声信号の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果を示すステータスデータを電波として送信するデータ送信手段と
    を有する音声送信装置から送信された電波を受信する音声受信装置において、
    電波を受信して音声信号を復調する受信・復調手段と、
    前記受信・復調手段によって復調された音声信号を出力する音声出力端子と、
    通信端子と、
    受信した電波から前記ステータスデータを取得し、該ステータスデータを前記通信端子から出力させるデータ処理手段と
    を備えたことを特徴とする音声受信装置。
  20. 音声出力端子及び通信端子を有する音声受信装置から音声信号を入力する音声入力端子を有する撮像装置において、
    前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
    表示手段と、
    前記音声受信装置に音声信号を送信する音声送信装置での音声信号の歪みの検出結果を示すステータスデータが前記通信端子に入力されたことに基づき、前記音声送信装置の音声歪みの有無を前記表示手段に表示させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  21. 音声出力端子及び通信端子を有する音声受信装置から音声信号を入力する音声入力端子を有する記録装置において、
    前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
    表示手段と、
    前記音声受信装置に音声信号を送信する音声送信装置での音声信号の歪みの検出結果を示すステータスデータが前記通信端子に入力されたことに基づき、前記音声送信装置の音声歪みの有無を前記表示手段に表示させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  22. 音声出力端子及び通信端子を有する音声受信装置から音声信号を入力する音声入力端子を有するオーディオミキサーにおいて、
    前記音声受信装置の前記通信端子から出力されたデータを入力するための通信端子と、
    表示手段と、
    前記音声受信装置に音声信号を送信する音声送信装置での音声信号の歪みの検出結果を示すステータスデータが前記通信端子に入力されたことに基づき、前記音声送信装置の音声歪みの有無を前記表示手段に表示させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするオーディオミキサー。
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