JP2008257556A - オーダ表示システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このオーダ表示システム100は、注文品に関して入力された注文品情報に基づいて注文品を発注する券売機10、11と、券売機10、11から出力された注文品情報を個別に表示する複数の表示部を調理の優先順位順に配列した調理側注文表示器1、及び配膳側表示器2と、各注文表示器1、2を構成する各表示部に同一順序にて同一の注文品に付いての情報を夫々表示すると共に優先順位にある表示部に表示された注文品情報が消去されたときに次順位の表示部に表示された注文品情報を優先順位にある表示部に順次昇格させるように表示変更を行う注文表示制御PC9と、を備えて構成されている。
【選択図】図1
Description
図8は従来の問題点を説明するための表示部の模式図であり、調理側注文表示器43、及び配膳側注文表示器45に設けられて操作されるたびに表示内容が変化する表示部D1〜D3・・・、E1〜E3・・・の各表示内容を示す。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、調理側と配膳側に夫々注文表示器を備え、夫々の表示・操作制御を独立に行なうことにより、注文品の進捗状況を互いに確認し合いながら表示状態を変化させて、注文ミスを低減して迅速な注文品の提供を可能とするオーダ表示システムを提供することを目的とする。
調理側は、配膳が完了したことを示す配膳完了表示状態にある表示部がある場合、調理側担当者がそれを見て確かに注文品が配膳されたことを確認すると、その表示部の表示は不要となる。そこで、本発明は配膳完了表示状態にある表示部が調理側にて操作されることによって、次順位の表示部に表示されていた注文情報を当該表示部に昇格表示させるものである。これにより、調理と配膳が完了した不要な表示を消去することができる。
調理側と配膳側は、夫々の注文表示器を見ながら注文品の調理又は配膳を進めてゆく。ここで、食事の時間帯には注文品が殺到するため、表示部が遠方からでも確認しやすい方が好ましい。そこで本発明では、夫々の表示部を操作することにより、当該表示部を操作手順に応じた色に変化させるものである。例えば、調理中の準備段階は緑、調理が完了したとき赤といった色に変化させることにより、進捗状態を容易に確認することができる。
本発明の注文表示器は、画面全体が表示可能な例えば、液晶により構成され、その表面にタッチパネル構造を構成する。これにより、表示部とスイッチ部が一体で構成され、表示内容の変更を容易に行うことができる。
表示部に表示する注文品情報は、その注文品を正しく認識するための最小限の情報が必要である。そこで本発明では、少なくとも注文品名、注文開始からの経過時間、同時購入数量及び受付番号を表示部内に表示するように制御するものである。これにより、注文品の進捗状況を経過時間により正確に管理することができる。
注文を受けてから経過時間が所定の時間を経過しても調理が完了しない場合は、注文品のオーダが伝わっていないか、調理そのものが完了していない場合である。そこで、そのような場合に、調理側担当者に催促と警告を与えるために、表示部の表示色を他の色に変化させるか、又は表示が点滅するように制御するものである。これにより、調理の遅れや注文ミスを未然に防止することができる。
注文表示器の表示画面には表示部の数と同じ数の注文品を一度に表示することができる。しかし、注文品が殺到すると、一つの表示画面上で表示しきれない場合がある。このようなとき、スクロールボタンを押して、画面をスクロールすることにより、現在のトータル注文数を把握できる。また、表示部の押し間違えが発生した場合、直前の表示内容に一動作で戻すために操作戻しボタンを備える。これにより、注文全体の把握と、操作の利便性を同時に実現することができる。
調理側には注文表示器が少なくとも1台設置される。従って、調理側担当者が複数の場合は、1台の注文表示器を共有して使用することになる。その場合、注文表示器から距離が離れていると、その都度、注文表示器まで移動して内容を確認しなければならない。そこで本発明では、調理指示をプリントアウトする印刷手段(プリンタ等)を備えて、その印刷指示に基づいて調理するものである。これにより、手元で調理内容を確認することができる。
店舗が広い場合、1つの注文表示器では不足の場合がある。そこで本発明では、そのようなことを想定して、注文表示器を制御する制御信号を複数のルートに分配する分配器を備えるものである。これにより、店舗の大きさにより臨機応変に注文表示器を増設することができる。
繁忙時には、調理側注文表示器に配膳完了表示がなされた表示部が複数個残ったままとなることがある。このとき調理側担当者が配膳完了表示状態の表示部を一つ一つ消去操作してゆくのは煩雑である。そこで本発明では、調理側注文表示器にソートボタンを設けて、このソートボタンをタッチすると、配膳完了表示状態の表示部を全て消去して、残りの表示部を順次昇格表示するように構成するものである。これにより、調理側担当者の繁忙時における操作の手間を解消することができる。
繁忙時には、注文品が調理側注文表示器に表示しきれない場合がある。そのような場合、調理側担当者は忙しさのあまり、注文品を見過ごす虞がある。そこで本発明では、調理側注文表示器の画面外に表示しきれない注文品があるときソートボタンを点滅表示させるものである。これにより、調理側担当者にソートボタンを押すように促すことができる。
また、券売機は本実施形態では2台であるが、1台以上であればこの数に限定するものではない。また、本実施形態では、PC9と各注文表示器1、2間は、RS232回線12、13とRGBケーブル14、15により接続されている。また、PC9と各券売機10、11、及びオーダリングプリンタ6間は、LANケーブル17〜19により接続されている。
この調理側注文表示器1は、注文順番に注文品20件を5×4でボックス表示する。また、調理側注文表示器1は、全体がタッチパネル構造により構成され、各表示部内に表示する注文品情報は、注文品23、注文開始からの経過時間24、同時購入枚数27及び受付番号22により構成されている。また、画面表示をスクロールするためのスクロールボタン25と、表示内容を直前の状態に戻す操作戻しボタン26と、配膳完了表示状態の表示部を全て消去して、残りの表示部を順次昇格表示させるソートボタン28と、を備えている。尚、表示部20を上位(最優先順位の注文を表示する位置)として、表示部21に向けて注文順番に注文品が表示される。例えば、表示部20には、受付番号「101」、注文品「にゅうめんセット」、同時購入枚数「01」、経過時間「00:00:52」と表示されている。また、表示部21には、受付番号「102」、注文品「神戸醤油ラーメン」、同時購入枚数「01」、経過時間「00:00:52」と表示されている。以下、同様にして券売機10、11から注文された注文品情報が「101」〜「120」まで注文順に各表示部内に表示される。尚、図2では、表示部20が配膳完了を示す状態(表示内容はそのままで表示を暗くする)を示し、表示部21は、調理完了状態を表示(例えば表示色を赤色にする)し、その他の表示部は調理未完了状態を表示(例えば表示色を緑色にする)している(詳細は図3、4により後述する)。
また、表示部に表示する注文品情報としては、その注文品を正しく認識するための最小限の情報が必要である。そこで本実施形態では、少なくとも注文品23、注文開始からの経過時間24、同時購入枚数27及び受付番号22を各表示部内に表示するように制御するものである。これにより、注文品の進捗状況を経過時間により正確に管理することができる。
また、注文表示器1の表示部には所定数の注文品を一度に表示することができる(本実施形態では20件)。しかし、注文品が殺到すると、一つの表示画面上で表示しきれない場合がある。このようなとき、スクローロボタン25a、又は25bの何れかを押して、画面をスクロールすることにより、どのくらいの注文が来ているかを把握できる。また、表示部の押し間違えが発生した場合、元の表示内容に一動作で戻すために操作戻しボタン26を備える。これにより、注文全体の把握と、操作の利便性を同時に実現することができる。
また、繁忙時には、注文品が調理側注文表示器に表示しきれないため、調理側担当者は忙しさのあまり、注文品を見過ごす虞がある。そこで、調理側注文表示器1の画面外に表示しきれない注文品があるときソートボタン28を点滅表示させるものである。これにより、調理側担当者にソートボタン28を押すように促すことができる。
次に調理側では配膳完了表示状態になっている表示を見て、配膳口に注文品Aがないことを確認すると(S13でNO)、図3の「調理側確認」の欄に示すように、調理側では配膳完了表示状態にある調理側注文表示器1の上位の表示部F1を操作することにより(S14)、次順位の表示部F2に表示されていた注文情報Bを上位の表示部F1に昇格表示させる(S15)。このとき、配膳側注文表示器2の表示には変化がない。
また、調理側と配膳側の各担当者は、夫々の注文表示器を見ながら注文品の調理又は配膳を進めてゆくが、食事の時間帯には注文品が殺到するため、表示部が遠方からでも確認しやすい装置構成が好ましい。そこで本実施例では、夫々の表示部を操作することにより、操作手順に応じた色に変更するようにしている。例えば、調理中の準備段階は緑、調理が完了したとき赤といった色にすることにより、進捗状態を容易に確認することができる。
図6は券売機で正常に券売できなかった場合のエラー表示の図である。券売機のプリンタが何らかの原因により券売できなかった場合、受付番号の代わりに「エラー」31と表示する。これにより、券売機が故障していることを即座に判断することができる。
以上の実施形態では、配膳側に配膳担当者がいて、この担当者が配膳側注文表示器2を操作するものを説明したが、立ち食いそば店などの料金先払いセルフサービス飲食店にも適用可能であり、この場合は客が配膳側注文表示器2を操作することになる。
Claims (11)
- 注文品についての情報に基づいて調理と配膳の各進捗状況を表示するオーダ表示システムであって、
前記注文品に関して入力された注文品情報に基づいて注文品を発注する発注装置と、前記発注装置から出力された前記注文品情報を個別に表示する複数の表示部を調理の優先順位順に夫々配列した調理側注文表示器、及び配膳側注文表示器と、前記各注文表示器を構成する各表示部に同一順序にて同一の注文品に付いての情報を夫々表示すると共に優先順位にある特定の表示部に表示された注文品情報が消去されたときに次順位の表示部に表示された注文品情報を該優先順位にある表示部に順次昇格させるように表示変更を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記調理側注文表示器に設けた上位の優先順位を示す上位の表示部が前記上位の優先順位にある注文品の調理終了を示す表示状態に移行したときに、前記配膳側注文表示器に設けた対応する上位の表示部は上位の優先順位にある注文品の調理終了を表示する一方で、該配膳側注文表示器に設けた上位の表示部の注文品情報が消去操作された際には次順位の注文品情報を昇格表示させ、この際、前記調理側注文表示器の前記上位の表示部の対応する注文品情報を直ちには消去せずに配膳が完了したことのみを表示するように制御することを特徴とするオーダ表示システム。 - 配膳完了表示状態にある前記調理側注文表示器の上位の表示部を操作することにより、前記調理側注文表示器の次順位の表示部に表示されていた注文情報を前記上位の表示部に昇格表示させることを特徴とする請求項1に記載のオーダ表示システム。
- 前記調理側注文表示器、及び配膳側注文表示器に設けられた表示部を操作することにより、該表示部の表示色を操作手順に応じた色に変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載のオーダ表示システム。
- 前記表示部は、タッチパネルにより構成されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のオーダ表示システム。
- 前記注文品情報は、少なくとも注文品名、注文開始からの経過時間、同時購入数量及び受付番号により構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のオーダ表示システム。
- 前記制御手段は、前記経過時間が所定の時間を超過したことを検知すると、当該表示部の表示色を他の色に変化させるか、又は表示を点滅させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のオーダ表示システム。
- 前記調理側注文表示器、及び配膳側注文表示器は、少なくとも画面表示をスクロールするためのスクロールボタンと、前記表示部の表示内容を直前の表示内容に戻す操作戻しボタンと、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のオーダ表示システム。
- 前記発注装置により発注された注文品情報をプリントアウトする印刷手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のオーダ表示システム。
- 前記制御手段から出力される前記各注文表示器を制御するために必要な制御信号を複数のルートに分配する分配器を備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のオーダ表示システム。
- 前記調理側注文表示器に、配膳完了表示状態の表示部を全て消去して、残りの表示部を順次昇格表示させるソートボタンを備えたことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のオーダ表示システム。
- 前記制御手段は、前記調理側注文表示器の画面外に表示しきれない注文品があるとき前記ソートボタンを点滅表示させることを特徴とする請求項10に記載のオーダ表示システム。
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