JP2008256968A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008256968A JP2008256968A JP2007099389A JP2007099389A JP2008256968A JP 2008256968 A JP2008256968 A JP 2008256968A JP 2007099389 A JP2007099389 A JP 2007099389A JP 2007099389 A JP2007099389 A JP 2007099389A JP 2008256968 A JP2008256968 A JP 2008256968A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- charge control
- carrier
- control agent
- binder resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】トナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該トナー担持体表面のトナー層を薄層化するトナー層規制部材と、トナーとをケース内に有する現像装置において、前記トナー層規制部材は前記トナー担持体に弾力的に押圧され、前記トナーが前記トナー担持体とトナー層規制部材との間を通過するときに帯電される現像装置であり、前記トナーは、少なくとも結着樹脂と帯電制御剤を混練/分散されてなるトナーであり、前記帯電制御剤が前記結着樹脂中に分散されており、パーティクルアナライザー測定により得られる前記帯電制御剤の前記結着樹脂中への分散指標が0.050〜0.065の範囲であることを特徴とする現像装置。
【選択図】図1
Description
現像工程で使用される現像剤としては、キャリアとトナーから成る二成分系現像剤及び、キャリアを必要としないでトナーのみからなる一成分系現像剤(磁性トナー、非磁性トナー)が知られている。
二成分現像方式は、トナー粒子がキャリア表面に付着することにより現像剤が劣化し、また、トナーのみが消費されるため現像剤中のトナー濃度が低下するので、キャリアとトナーとの混合比を一定割合に保持しなければならず、そのため現像装置が大型化するといった欠点がある。
また、一成分系現像剤を用いた一成分現像方式は、更に磁性トナーを用いる磁性一成分現像方式と、非磁性トナーを用いる非磁性一成分現像方式とに分類される。磁性一成分現像方式は、内部にマグネットなどの磁界発生手段を設けた現像スリーブを用いて、マグネタイトなどの磁性体を含有する磁性トナーを保持し、層厚規制部材により、薄層化し現像するもので、近年小型プリンタなどで多数実用化されている。
この非磁性一成分現像方式は、二成分現像方式や磁性一成分方式に比べトナーへの帯電付与が極めて困難である。トナーへの帯電付与はトナーが、トナー担持体(現像ローラ)とトナー層規制部材との間を通過するわずかな時間に行われる。そのためトナー担持体とトナー層規制部材はある程度強い応力で当接していなくてはならない。しかしそれ故の問題点も発生する。例えば、プリント画像面積が小さな画像ばかりを出力する場合、トナー消費量が少ない一方で、トナー層規制部材との接触回数は多くなりトナーへのダメージが大きくなる。具体的にはトナー粒子表面に付着させているシリカなどの添加剤や、同様にトナー粒子表面に露出している帯電制御剤がトナー粒子内に埋没、もしくはトナー粒子から離脱してしまう。これにより目的のトナー帯電量が得られなくなり地肌汚れやトナー飛散などの品質トラブルが発生する。
このような課題に対し、特許文献1ではトナー担持体に特定のコーティング材料を用い、さらにその特性値を規定することで安定したトナー帯電量分布を得ることを達成している。
しかしこの文献においてはトナー特性に関しては一切触れられていなかった。
(1)「少なくとも、トナーを担持し回転しながら静電潜像担持体に接触もしくは近接し、静電潜像担持体表面にトナーを供給して前記静電潜像を可視化するトナー担持体と、該トナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該トナー担持体表面のトナー層を薄層化するトナー層規制部材と、トナーとをケース内に有する現像装置において、前記トナー層規制部材は前記トナー担持体に弾力的に押圧され、前記トナーが前記トナー担持体とトナー層規制部材との間を通過するときに帯電される現像装置であり、前記トナーは、少なくとも結着樹脂と帯電制御剤を混練/分散されてなるトナーであり、前記帯電制御剤が前記結着樹脂中に分散されており、パーティクルアナライザー測定により得られる前記帯電制御剤の前記結着樹脂中への分散指標(I)が0.050〜0.065の範囲であることを特徴とする現像装置;
(2)「前記トナーのトナー粒子内部および表面に存在する帯電制御剤が、サリチル酸またはサリチル酸誘導体の金属塩化合物からなり、前記帯電制御剤の含有量は、トナー結着樹脂100重量部に対して、0.5〜5.0重量部であることを特徴とする前記第(1)項記載の現像装置。」;
(3)「現像装置に用いられたトナーであって、該現像装置は、少なくとも、トナーを担持し回転しながら静電潜像担持体に接触もしくは近接し、静電潜像担持体表面にトナーを供給して前記静電潜像を可視化するトナー担持体と、該トナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該トナー担持体表面のトナー層を薄層化するトナー層規制部材と、トナーとをケース内に有し、前記トナー層規制部材は前記トナー担持体に弾力的に押圧され、前記トナーを、前記トナー担持体とトナー層規制部材との間を通過するときに帯電するものであり、前記トナーは、少なくとも結着樹脂と帯電制御剤を混練/分散されてなるトナーであり、前記帯電制御剤が前記結着樹脂中に分散されており、パーティクルアナライザー測定により得られる前記帯電制御剤の前記結着樹脂中への分散指標(I)が0.050〜0.065の範囲であることを特徴とするトナー;
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係わる第一の実施の形態を示す。
本発明における現像装置は、トナーを担持し回転しながら静電潜像担持体に接触もしくは近接し、静電潜像担持体表面にトナーを供給して前記静電潜像を可視化するトナー担持体と、該トナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該トナー担持体表面のトナー層を薄層化するトナー層規制部材と、トナーとをケース内に有する現像装置において、前記トナー層規制部材は前記トナー担持体に弾力的に押圧され、前記トナーが前記トナー担持体とトナー層規制部材との間を通過するときに帯電されるものを表す。
以下に詳細に述べる。
トナーカートリッジから現像ユニット内へ補給されるトナーの帯電性を適度に保つには帯電性を支配する帯電制御剤の分散性が重要であり、前記意味の分散指標(I)が0.050〜0.065であることが好ましい。
本発明のトナーは帯電制御剤の結着樹脂中への分散指標(I)が0.050〜0.065であることが好ましい。この指標は帯電制御剤の分散性を見る指標であり、数値が低いほど帯電制御剤がトナー中に均一に分散していることを示す。分散指標(I)が0.050未満であると、トナー中への帯電制御剤の分散状態は良いが、あまりに分散が良すぎると帯電の立ち上がりが緩やかになりトナー補給をした際に画像汚れやトナー飛散等が引き起こされる。逆に、分散指標(I)が0.065を超えると、トナー中への帯電制御剤の分散状態が悪くトナー粒子間での帯電性にばらつきが生じトナー補給をした際に画像汚れやトナー飛散等が引き起こされる。なお、本発明において、帯電制御剤の結着樹脂中への分散指標は横河電機(株)製PT−1000を用いて以下の測定条件で測定した後、C原子を基準としたZn原子の発光スペクトルカウントの同期性を以下の計算式(これを分散指標とした)に当て嵌めて測定した。なお、C原子を基準とした場合の対象原子は必ずしもZn原子である必要はなく、使用する帯電制御剤の構成原子であればよい。一例としてFe原子、Zr原子、Cr原子、K原子等が挙げられる。また各原子の分析波長はFe原子;259.940nm、Zr原子;343.820nm、Cr原子;425.430nm、K原子;766.490nmである。
・一回の測定におけるC原子検出数;3500〜5500
・ノイズカットレベル;1.5以下
・ソート時間;20digits
・ガス;O2 0.1%、Heガス
・分析波長; C原子;247.860nm
Zn原子;334.500nm
・使用チャンネル; C原子;1又は2
Zn原子;1又は2
・計算式;
X=d/H
d;同期データ点から近似直線に下ろした垂線の長さ
H;近似直線とデータ点からの垂線との交点からX軸への垂線の長さ
n;誤差データの個数
結着樹脂としてはフルカラートナー用結着樹脂として発色性、画像強度の点から好適なポリエステル樹脂が用いられる。カラー画像は、数種のトナー層が幾重にも重ねられるため、トナー層が厚くなってしまい、トナー層の強度不足による画像の亀裂や欠陥が生じたり、適度な光沢が失われたりする。このことから適度な光沢や優れた強度を保持させるためポリエステル樹脂が用いられる。
また、ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)は、55〜70℃の範囲であることが好ましい。ガラス転移点の測定は、理学電機社製TG−DSCシステムTAS−100を用いて測定した。測定は、まず試料を約10mgのアルミ製試料容器に入れ、それをホルダーユニットに乗せ、電気炉中にセットする。まず、室温から昇温速度10℃/minで150℃まで加熱した後、150℃で10min放置、室温まで試料を冷却して10min放置、窒素雰囲気下で再度150℃まで昇温速度10℃/minで加熱してDSC測定を行った。Tgは、TAS−100システム中の解析システムを用いて、Tg近傍の吸熱カーブとベースラインとの接点から算出した。
帯電制御剤としては、分散指標(I)0.050〜0.065を満たすもののうち、感光体に帯電される電荷の正負に応じて正又は負の荷電制御剤を用いる。負の荷電制御剤としては、例えば電子供与性の官能基を持つ樹脂又は化合物、アゾ染料や有機酸の金属錯体を用いることができる。具体的には、ボントロン(品番:S−31、S−32、S−34、S−36、S−37、S−39、S−40、S−44、E−81、E−82、E−84、E−86、E−88、A、1−A、2−A、3−A)(以上、オリエント化学工業社製)}、カヤチャージ(品番:N−1、N−2)、カヤセットブラック(品番:T−2、004)(以上、日本化薬社製)}、アイゼンスピロンブラック(T−37、T−77、T−95、TRH、TNS−2)(以上、保土谷化学工業社製)}、FCA−1001−N、FCA−1001−NB、FCA−1001−NZ、(以上、藤倉化成社製)}等を用いることができる。また、正の荷電制御剤としては、例えばニグロシン染料等の塩基性化合物、4級アンモニウム塩等のカチオン性化合物、高級脂肪酸の金属塩等を用いることができる。具体的には、ボントロン(品番:N−01、N−02、N−03、N−04、N−05、N−07、N−09、N−10、N−11、N−13、P−51、P−52、AFP−B)(以上、オリエント化学工業社製)、TP−302、TP−415、TP−4040(以上、保土谷化学工業社製)、コピーブルーPR、コピーチャージ(品番:PX−VP−435、NX−VP−434)(以上、ヘキスト社製)、FCA(品番:201、201−B−1、201−B−2、201−B−3、201−PB、201−PZ、301)(以上、藤倉化成社製)、PLZ(品番:1001、2001、6001、7001)(以上、四国化成工業社製)等を用いることができる。
また、本発明のトナーの、他の構成材料を以下に示す。
本発明に用いられる着色剤としては公知の染料及び顔料が使用できる。例えば、ブラックトナーに用いる黒色系着色剤としては、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒等が使用できる。
製造されるトナーに離型性を持たせるために、トナーの中にワックスを含有させても良い。前記ワックスは、その融点が40〜120℃のものであり、特に50〜110℃のものであることが好ましい。ワックスの融点が過大のときには低温での定着性が不足する場合があり、一方、融点が過小のときには耐オフセット性、耐久性が低下する場合がある。なお、ワックスの融点は、示差走査熱量測定法(DSC)によって求めることができる。すなわち、数mgの試料を一定の昇温速度、例えば(10℃/min)で加熟したときの融解ピーク値を融点とする。
本発明のトナーに用いる外添剤は、金属酸化物、金属炭化物、金属窒化物、金属炭酸化物等の無機微粒子を用いることができる。具体的には、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。
また、本発明のトナーでは、外添剤は、疎水性シリカ微粉末等の無機/有機微粒子をガラスビーズ等の混合媒体とともに混合機内で外添処理する乾式混合を用いる。外添剤の混合は一般の混合機が用いられるがジャケット等装備して、内部の温度を調節できることが好ましい。外添剤の添加は、最初又は途中で適宜添加する。混合機の例としては、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられる。
本発明のトナーの製造方法は従来公知のいずれの方法でもよく、少なくともバインダー樹脂と着色剤と帯電制御剤を含むトナー原材料を機械的に混合する工程と、溶融混練する工程と、得られた混練物を冷却粉砕する工程と、分級する工程とを有するトナーの製造方法が適用できる。また機械的に混合する工程や溶融混練する工程において、粉砕または分級する工程で得られる製品となる粒子以外の粉末を戻して再利用する製造方法も含まれる。
なお、本発明に係る現像装置では、上記のように製造されたトナーを、主に磁性キャリアを使用しない1成分系の非磁性トナーとして使用するが、この他に、トナー中に磁性成分を含有させ、1成分系の磁性トナーとして用いることも可能である。
<ポリエステル樹脂の合成>
[ポリエステル樹脂a]
攪拌装置、温度計、窒素導入口、流下式コンデンサー、冷却管付き4つ口セパラブルフラスコに、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン740g、ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン300g、テレフタル酸ジメチル466g、イソドデセニル無水コハク酸80g、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸トリn−ブチル114gをエステル化触媒とともに加えた。
次いで、窒素雰囲気下、210℃で8時間反応させ、その後、210℃減圧にて攪拌しつつ5時間反応させて、[ポリエステル樹脂a]を合成した。[ポリエステル樹脂a]のガラス転移温度(Tg)は62℃、Mw/Mn比は5.1であった。
攪拌装置、温度計、窒素導入口、流下式コンデンサー、冷却管付き4つ口セパラブルフラスコに、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン650g、ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン650g、イソフタル酸515g、イソオクテニルコハク酸70g、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸80gをエステル化触媒とともにフラスコに加えた以外は、[ポリエステル樹脂a]と同様の装置、同様の処方にて、反応時間をそれぞれ短縮して、[ポリエステル樹脂b]を合成した。
得られた[ポリエステル樹脂b]は、ガラス転移温度(Tg)61℃、Mw/Mn比2.7であった。
処方量については[ポリエステル樹脂b]と同様な処方で、他の合成方法については[ポリエステル樹脂a]と同様の方法により、[ポリエステル樹脂c]を合成した。得られた[ポリエステル樹脂c]は、ガラス転移温度(Tg)67℃、Mw/Mn比4.6であった。
<原料組成>
結着樹脂:ポリエステル樹脂a 100質量%
着色剤:カーボンブラック 5質量%
帯電制御剤:ボントロンE−84(オリエント科化学工業社製) 2質量%
上記トナー材料をヘンシェルミキサー(三井三池社製)を用いて混合した後、ロール表面を100℃に設定した2本ロールにより30分間混練を行った。その後、圧延冷却、粗粉砕後、ジェットミル方式の粉砕機(I−2式ミル:日本ニューマチック工業社製)と旋回流による風力分級(DS分級機:日本ニューマチック工業社製)を行い、重量平均粒径が7.0μmのブラックの[母体トナーA]を得た。
混練工程の混練時間を60分にした以外は、合成例1と同様にして、[母体トナーB]を作製した。
[ポリエステル樹脂b]100質量%に対し、帯電制御剤としてボントロンE−84を1.5質量%添加し、混練工程の混練時間を45分にした以外は合成例1と同様にして、[母体トナーC]を作製した。
[ポリエステル樹脂c]100質量%に対し、帯電制御剤としてボントロンE−84を3.0質量%添加し、混練工程の混練時間を60分にした以外は合成例1と同様にして、[母体トナーD]を作製した。
[ポリエステル樹脂c]100質量%に対し、帯電制御剤としてボントロンE−84を5.5質量%添加した以外は合成例1と同様にして[母体トナーE]を作製した。
[ポリエステル樹脂b]100質量%に対し、帯電制御剤としてボントロンE−84を4.0質量%添加し、混練工程の混練時間を5分にした以外は合成例1と同様にして、[母体トナーF]を作製した。
[母体トナーA]100質量%に対し、添加剤として疎水性シリカH−2000(クラ
リアントジャパン社製)を2.0質量%、及びRX−50(日本アエロジル社製)を1.0質量%添加し、ヘンシェルミキサーで混合して[トナーT1]を作製した。
[母体トナーB]に、疎水性シリカH−3004を1.2質量%、及びRX−50を1.8質量%添加した以外は、製造例1と同様にして、[トナーT2]を作製した。
[母体トナーC]に、添加剤として疎水性シリカH−3004を1.6質量%、及びRX−50を0.5質量%添加した以外は、製造例1と同様にして、[トナーT3]を作製した。
[母体トナーD]に、添加剤として疎水性シリカH−2000を2.8質量%、及びRX−50を1.2質量%添加した以外は、製造例1と同様にして、[トナーT4]を作製した。
[母体トナーE]に、添加剤として疎水性シリカH−2000を2.4質量%、及びH−3004を0.8質量%添加した以外は、製造例1と同様にして、[トナーT5]を作製した。
[母体トナーF]に、添加剤として疎水性シリカH−2000を1.2質量%、及びRX−50を0.5質量%添加した以外は、製造例1と同様にして、[トナーT6]を作製した。
上述した[トナーT1]〜[トナーT6]の重量平均粒径、帯電制御剤の分散指標、凝集度、及びゆるみ見掛け密度を表1に示す。
なお、添加剤としては以下のものを用いた。
シリカ(H−2000、クラリアントジャパン社製)
シリカ(H−3004、クラリアントジャパン社製) シリカ(RX−50、日本アエロジル社製)
リコー製「IMAIO NEO C320」を用いてコピーテストを実施し、画像評価を行った。
実施例1では、トナーとして[トナーT1]を用いた。評価結果を表2に示す。
実施例1において、トナーとして、表2に示す[トナーT2]〜[トナーT6]のいずれかを用いた以外は、実施例1と同様にして、画像評価を実施した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、トナーとして、表2に示す[トナーT1]〜[トナーT6]のいずれかを用いた以外は、実施例1と同様にして画像評価を実施した。評価結果を表2に示す。
<評価方法>
(1)地肌汚れ
白紙画像を現像中に停止させ、現像後の感光体上の現像剤をテープ転写し、未転写のテープの画像濃度との差を938スペクトロデンシトメーター(X−Rite社製)により測定した。コピーテスト開始直後、3回のトナー補給後、10万枚コピー実施後に評価した。
(2)白スジ、薄層形成性
コピーテスト開始直後と10万枚コピー実施後における現像剤担持体上トナーの薄層形成および白スジ画像の有無について、下記基準により評価した。
[評価基準]
○ :均一で良好な状態である。
△ :0.3mm未満幅の白スジが若干見られるが画像にはスジがはっきり出ない状態である。
× :0.3mm以上幅の白スジが発生し、画像にも白スジとしてはっきり画像が抜けている状態である。
(3)フィルミング
現像スリーブまたは感光体上のトナーフィルミング発生状況の有無を観察し、下記基準により評価した。
[評価基準]
○ :フィルミングがない。
△ :スジ状のフィルミングが見られる。
× :全体的にフィルミングがある。
12:トナー供給部材
13:トナー攪拌部材
14:ケース
15:トナー層規制部材
16:トナー
17:ばね
24:電源
25:静電潜像担持体
26:帯電部材
Claims (4)
- 少なくとも、トナーを担持し回転しながら静電潜像担持体に接触もしくは近接し、静電潜像担持体表面にトナーを供給して前記静電潜像を可視化するトナー担持体と、該トナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該トナー担持体表面のトナー層を薄層化するトナー層規制部材と、トナーとをケース内に有する現像装置において、前記トナー層規制部材は前記トナー担持体に弾力的に押圧され、前記トナーが前記トナー担持体とトナー層規制部材との間を通過するときに帯電される現像装置であり、前記トナーは、少なくとも結着樹脂と帯電制御剤を混練/分散されてなるトナーであり、前記帯電制御剤が前記結着樹脂中に分散されており、パーティクルアナライザー測定により得られる前記帯電制御剤の前記結着樹脂中への分散指標(I)が0.050〜0.065の範囲であることを特徴とする現像装置。
- 前記トナーのトナー粒子内部および表面に存在する帯電制御剤が、サリチル酸またはサリチル酸誘導体の金属塩化合物からなり、前記帯電制御剤の含有量は、トナー結着樹脂100重量部に対して、0.5〜5.0重量部であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 現像装置に用いられたトナーであって、該現像装置は、少なくとも、トナーを担持し回転しながら静電潜像担持体に接触もしくは近接し、静電潜像担持体表面にトナーを供給して前記静電潜像を可視化するトナー担持体と、該トナー担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該トナー担持体表面のトナー層を薄層化するトナー層規制部材と、トナーとをケース内に有し、前記トナー層規制部材は前記トナー担持体に弾力的に押圧され、前記トナーを、前記トナー担持体とトナー層規制部材との間を通過するときに帯電するものであり、前記トナーは、少なくとも結着樹脂と帯電制御剤を混練/分散されてなるトナーであり、前記帯電制御剤が前記結着樹脂中に分散されており、パーティクルアナライザー測定により得られる前記帯電制御剤の前記結着樹脂中への分散指標(I)が0.050〜0.065の範囲であることを特徴とするトナー。
- 前記トナーのトナー粒子内部および表面に存在する帯電制御剤が、サリチル酸またはサリチル酸誘導体の金属塩化合物からなり、前記帯電制御剤の含有量は、トナー結着樹脂100重量部に対して、0.5〜5.0重量部であることを特徴とする請求項3記載のトナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099389A JP2008256968A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 静電荷像現像用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099389A JP2008256968A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 静電荷像現像用トナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008256968A true JP2008256968A (ja) | 2008-10-23 |
Family
ID=39980600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007099389A Pending JP2008256968A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 静電荷像現像用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008256968A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001013719A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-19 | Nippon Zeon Co Ltd | 静電荷像現像用現像剤 |
JP2002108016A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-10 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー及びその製造方法並びにそれを用いた画像形成方法 |
-
2007
- 2007-04-05 JP JP2007099389A patent/JP2008256968A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001013719A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-19 | Nippon Zeon Co Ltd | 静電荷像現像用現像剤 |
JP2002108016A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-10 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー及びその製造方法並びにそれを用いた画像形成方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4047768B2 (ja) | 乾式静電荷像現像用トナー、該トナーを用いた現像剤、該現像剤を用いる画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP4811480B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6447900B2 (ja) | 電子写真用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP7278702B2 (ja) | 画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP2019056905A (ja) | トナーセット、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP5822386B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5262516B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7070097B2 (ja) | 電子写真用トナー、トナー収容ユニット、及び画像形成装置 | |
JP2010282017A (ja) | 静電荷現像用トナー、静電荷現像用トナーの製造方法、現像方法、現像装置、画像形成装置、及び静電荷現像用トナー評価方法 | |
JP4098109B2 (ja) | 乾式静電荷像現像用トナー、現像剤、及びそれを用いた現像装置 | |
JP4326854B2 (ja) | 負帯電性トナー、これを用いたトナー容器、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2020020879A (ja) | トナー、トナーセット、トナー収容ユニット、画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP2001265051A (ja) | 静電荷現像用トナー | |
JPH10171155A (ja) | 非磁性一成分用フルカラートナー | |
JP4035040B2 (ja) | トナー及び二成分現像剤 | |
JP2003057864A (ja) | 一成分トナー及び画像形成方法 | |
JP4472903B2 (ja) | 電子写真用トナー、現像剤及び画像形成方法 | |
JP2002351133A (ja) | 静電荷像現像用トナー、画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2002278164A (ja) | 電子写真用トナー、現像剤及び画像形成方法 | |
JP4393725B2 (ja) | イエロートナー及び画像形成装置 | |
JP2006072199A (ja) | 乾式電子写真用トナー | |
JP2008256968A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2005070464A (ja) | 負帯電性トナー、これを用いたトナー容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3877297B2 (ja) | 乾式電子写真用トナー | |
JP4737846B2 (ja) | 非磁性一成分現像方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111011 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111108 |