JPH10171155A - 非磁性一成分用フルカラートナー - Google Patents

非磁性一成分用フルカラートナー

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JPH10171155A
JPH10171155A JP26223197A JP26223197A JPH10171155A JP H10171155 A JPH10171155 A JP H10171155A JP 26223197 A JP26223197 A JP 26223197A JP 26223197 A JP26223197 A JP 26223197A JP H10171155 A JPH10171155 A JP H10171155A
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淳 清水
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秀典 舘
Masayuki Maruta
將幸 丸田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像ロールと感光体が接触する非磁性一成分現
像方法に使用した場合でも、帯電性を確保でき、非磁性
一成分現像方法で問題となるかぶり、ゴーストを低減す
ることのできる非磁性一成分用フルカラートナーを提供
すること。 【解決手段】現像ロール及び該現像ロール上に形成され
るトナー層の厚さを均一に規制しつつ摩擦帯電により電
荷を付与するブレードを有する現像装置に使用される非
磁性一成分用フルカラートナーにおいて、該トナーが少
なくともポリエステル樹脂を主成分とする結着樹脂およ
び着色剤からなる樹脂微粒子と外添剤からなり、該外添
剤が鉄粉と摩擦帯電させたときに正に帯電する無機微粒
子及び負に帯電する無機微粒子を含んでいることを特徴
とする非磁性一成分用フルカラートナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電記
録、静電印刷等において、静電荷像を現像するための非
磁性一成分用フルカラートナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては米国特許第2
221776号、同第2297691号、同第2357
809号等の明細書に記載されている如く、光導電性絶
縁層を一様に帯電させ(帯電工程)、次いでその層を露
光せしめ(露光工程)、露光された部分の電荷を消散さ
せることによって静電気的な潜像を形成し、更に該静電
潜像にトナーと称される着色された荷電した微粉末を付
着せしめることによって可視化させ(現像工程)、得ら
れた可視像を転写紙等の転写材に転写せしめた(転写工
程)後、加熱、圧力あるいはその他の適当な手段によっ
て永久定着せしめること(定着工程)からなる。そし
て、上記トナー像を転写した後、感光体表面を清掃する
ために(クリーニング工程)感光体上の残留トナーを掻
き取っている。
【0003】これらのうち、現像工程では、トナーと、
トナーに電荷を付与し磁力によりトナーを静電潜像部に
搬送する為に用いられるキャリアとの二成分よりなる現
像剤を用いる二成分磁気ブラシ現像法が、従来最も都合
よく用いられてきた。
【0004】しかしながら、二成分磁気ブラシ現像法は
現像剤の搬送に磁力を用いるため、現像ロール中に磁石
が必要であり、キャリアも鉄粉、ニッケル粉、フェライ
ト等の金属もしくはその酸化物である為、現像機及び現
像剤が重くなり、記録装置の小型軽量化を阻害する原因
となる。
【0005】また、例えば、米国特許第3909258
号明細書、及び同第4121931号明細書に提案され
ているように、キャリアを用いずトナー内部に磁性体を
内包させ、トナーの有する磁力によりトナーを静電潜像
部に搬送する磁性一成分現像法も従来よりよく用いられ
てきた。しかしながら、この現像法も現像ロール内部に
は磁石が必要であり、現像装置の軽量化という観点から
は不利である。
【0006】これらの現像法の上記問題点を解消するた
めに、米国特許第2895847号明細書、同第315
2012号明細書、特公昭41−9475号公報、同4
5−2877号公報、同54−3624号公報等に記載
されている磁性粉を含有しないトナーのみを使用する非
磁性一成分現像方法の検討、改良が盛んになされてきて
いる。この現像法は、現像ロールに磁石を用いない点で
記録装置の小型軽量化に対して非常に有利である。特に
近年開発が盛んになっている小型のパーソナル用プリン
ター、及び普通紙Faxに対してはこの現像方法を用い
る例が多くなってきている。
【0007】しかし、非磁性一成分現像方法では、キャ
リアを使用しないため、トナーの帯電制御に対して非常
に負荷がかかる。また、フルカラートナーの場合は特
に、無色の荷電制御剤しか使用できず、帯電性の確保が
困難であった。
【0008】そこで、安定した帯電性を維持するため
に、鉄粉と摩擦帯電させた場合に着色剤含有微粒子と逆
極性に帯電する有機樹脂微粒子を添加した非磁性一成分
用カラートナーが、特開平3−296771号公報、特
開平4−9865号公報、特開平4−19754号公報
等に記載されているが、これらのトナーには、樹脂微粒
子が帯電ブレードに融着したり、感光体へフィルミング
するという欠点がある。
【0009】また、特開平7−27087号公報には、
現像性、転写性及びその経時安定性に優れたトナーを得
るため、シリコーンオイルで疎水化処理を施したシリカ
を添加したトナーが記載されているが、該トナーは、ト
ナーの帯電に対する付与効果が小さく、高速機等のよう
に、かぶりや画質面で非常に速い帯電の立ち上がり性が
要求される場合は、使用が困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、現像ロールと感光体が接触する非磁性一成分現像方
法に使用した場合でも、帯電性を確保でき、非磁性一成
分現像方法で問題となるかぶり、ゴーストを低減するこ
とのできる非磁性一成分用フルカラートナーを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、鉄粉と摩擦帯電させ
た時に正に帯電する無機微粒子および負に帯電する無機
微粒子を含むトナーを用いることにより帯電性を確保す
ることができ、非磁性一成分現像方式で問題となる帯電
の立ち上がりの遅さに起因するかぶり、ゴースト、追従
性を低減することが可能であることを見出し、さらに研
究を重ねて本発明を完成した。
【0012】即ち、本発明の要旨は、(1) 現像ロー
ル及び該現像ロール上に形成されるトナー層の厚さを均
一に規制しつつ摩擦帯電により電荷を付与するブレード
を有する現像装置に使用される非磁性一成分用フルカラ
ートナーにおいて、該トナーが少なくともポリエステル
樹脂を主成分とする結着樹脂および着色剤からなる樹脂
微粒子と外添剤からなり、該外添剤が鉄粉と摩擦帯電さ
せたときに正に帯電する無機微粒子及び負に帯電する無
機微粒子を含んでいることを特徴とする非磁性一成分用
フルカラートナー、(2) 正に帯電する無機微粒子の
帯電量が10〜500μC/gであり、負に帯電する無
機微粒子の帯電量が−10〜−500μC/gであるこ
とを特徴とする前記(1)記載の非磁性一成分用フルカ
ラートナー、(3) 正に帯電する無機微粒子と負に帯
電する無機微粒子の混合比(正に帯電する無機微粒子/
負に帯電する無機微粒子(重量比))が、正帯電性トナ
ーの場合、90/10〜50/50であり、負帯電性ト
ナーの場合、50/50〜10/90であることを特徴
とする前記(1)または(2)記載の非磁性一成分用フ
ルカラートナー、(4) 一種の無機微粒子の一次粒子
の平均粒径が30nm以上100nm以下であり、他方
の無機微粒子が20nm以下であることを特徴とする前
記(1)〜(3)いずれか記載のトナー、(5) 少な
くとも一種の無機微粒子がシリコーンオイルで疎水化処
理されており、該無機微粒子へのシリコーンオイルの添
加量が、該無機微粒子の表面積あたり1〜5mg/m2
であることを特徴とする前記(1)〜(4)いずれか記
載のトナー、(6) 無機微粒子によるトナーの被覆率
が30%以上であることを特徴とする前記(1)〜
(5)いずれか記載のトナー、(7) 無機微粒子がシ
リカ微粒子であることを特徴とする前記(1)〜(6)
いずれか記載のトナー、(8) ポリエステル樹脂の酸
価が10KOHmg/g以上であることを特徴とする前
記(1)〜(7)いずれか記載のトナー、ならびに
(9) ポリエステル樹脂のガラス転移点が55℃以上
であることを特徴とする前記(1)〜(8)いずれか記
載のトナー、に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の非磁性一成分用フルカラ
ートナーは、少なくともポリエステル樹脂を主成分とす
る結着樹脂および着色剤からなる樹脂微粒子と外添剤か
らなり、該外添剤が鉄粉と摩擦帯電させたときに正に帯
電する無機微粒子及び負に帯電する無機微粒子を含んで
いることを特徴とするものである。
【0014】通常トナーは、母体となる樹脂微粒子に同
極性の無機微粒子等の外添剤を添加して、帯電性および
流動性を確保しているが、本発明では、同極性の無機微
粒子に、さらに逆極性の無機微粒子を加えることにより
帯電性を確保し、非磁性一成分現像方式で問題となる帯
電の立ち上がりの遅さに起因するかぶり、ゴースト、追
従性を低減することができる。また、逆極性の有機微粒
子を添加した際にみられるような、樹脂微粒子の帯電ブ
レードへの付着や、感光体へのフィルミングも発生しな
い。
【0015】本発明に使用される無機微粒子としては、
従来より公知である材料が使用可能である。例えば二酸
化ケイ素(シリカ)、二酸化チタン(チタニア)、酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化セリ
ウム、酸化鉄、酸化銅、酸化錫等の微粒子が挙げられ、
これらのなかでは、変成のしやすさ、入手の容易性等の
点から、シリカ微粒子が好ましい。
【0016】本発明に好ましく用いられる市販品として
具体的には、二酸化ケイ素系の微粒子として、日本アエ
ロジル社製:MOX80(平均粒子径、約30nm)、
OX50(平均粒子径、約40nm)およびTT600
(平均粒子径、約40nm)、二酸化チタン系の微粒子
として、出光興産社製:IT−PB(平均粒子径、約4
0nm)およびIT−PC(平均粒子径、約60n
m)、富士チタン工業社製:TAF110A(平均粒子
径、約40〜50nm)およびTAF510(平均粒子
径、約40〜50nm)等が挙げられる。これらの無機
微粒子は、単独で用いても2種以上混合して用いてもよ
い。
【0017】本発明に使用される無機微粒子のうち、一
種の無機微粒子の一次粒子の平均粒径は30nm以上1
00nm以下、好ましくは30nm以上70nm以下で
あることが望ましく、他種の無機微粒子の一次粒子の平
均粒径は20nm以下であることが好ましい。両者の一
次粒子の平均粒径を前記範囲に調整することにより、そ
の効果を持続し、かつ十分なトナーの流動性を確保する
ことができる。なお、ここでの平均粒径は、数平均の粒
子径である。
【0018】本発明に使用される無機微粒子の粒子径
は、走査型電子顕微鏡または透過型電子顕微鏡を用いて
得られる写真から求めることができる。
【0019】また、別の指標としては、無機微粒子が真
比重2.3g/cm3 のシリカの場合、BET比表面積
20〜80m2 /gのものが上記粒子径に相当する。
【0020】本発明に用いられる正に帯電する無機微粒
子の帯電量は10〜500μC/g、好ましくは50〜
200μC/gであることが望ましく、負に帯電する無
機微粒子の帯電量は−10〜−500μC/g、好まし
くは−30〜−200μC/gであることが望ましい。
正および負に帯電する無機微粒子の帯電量が、それぞれ
前記範囲内に制御されていると、安定した帯電性を確保
することができる。
【0021】前記無機微粒子は、そのままでもそれぞれ
正または負に帯電するが、鉄粉と摩擦帯電させたとき
に、より正に帯電させるためには、アミノシランやアミ
ノ変性のシリコーンオイルで前記無機微粒子の疎水化処
理を行なえばよい。また、もともと正または負に強く帯
電している無機微粒子については、ジクロルジメチルメ
タン、ヘキサメチルジシラザン、シリコーンオイル等の
疎水化処理剤により、疎水化されていることが好まし
い。なお、アミノシランは親水性が高いため、アミノシ
ランで疎水化処理を行った後、シリコーンオイル、ヘキ
サメチルジシラザン等でさらに疎水化処理を行なうこと
が好ましい。また、前記疎水化処理剤のなかでは、かぶ
りを低減させることができる点からシリコーンオイルが
好ましいため、少なくとも一種の無機微粒子はシリコー
ンオイルで疎水化処理されていることが好ましい。
【0022】疎水化処理に用いるシリコーンオイルとし
ては、25℃に於ける粘度が50〜10000cStで
あるジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコ
ーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、
アルキル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーン
オイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルコー
ル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイ
ル、エポキシ変性シリコーンオイル、エポキシ・ポリエ
ーテル変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコー
ンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、メルカ
プト変性シリコーンオイル等が使用できる。
【0023】本発明では、疎水化処理における無機微粒
子へのシリコーンオイルの添加量が、該無機微粒子の表
面積当たり、1〜5mg/m2 であることが好ましく、
2〜3mg/m2 であることがより好ましい。無機微粒
子へのシリコーンオイルの添加量が前記下限値以上であ
ると、シリコーンオイルで疎水化処理を行なって、かぶ
りを低減させる効果が大きくなり、前記上限値以下であ
ると、無機微粒子の凝集を防止して、無機微粒子を樹脂
微粒子の表面に均一に付着させることができる。
【0024】このような添加量は、BET比表面積が5
0m2 /gの無機微粒子の場合、無機微粒子100重量
部当たり、10〜15重量部に相当する。
【0025】ここでの無機微粒子の表面積は、BET比
表面積を指すものであり、市販されている窒素吸着によ
るBET比表面積測定装置を用いて測定することがで
き、例えば、(株)島津製作所製流動式比表面積自動測
定装置(フローソープ2300型)などを用いることが
できる。
【0026】シリコーンオイルによる疎水化処理の方法
としては、シリコーンオイルが無機微粒子表面に吸着す
る方法であれば特に限定されず、例えば無機微粒子原体
を混合槽で攪拌しつつ、シリコーンオイルを溶媒にて希
釈して噴霧し、攪拌を続けながら槽内で一定時間加熱乾
燥するなどの方法が挙げられる。
【0027】シリコーンオイルにより疎水化処理を施し
た無機微粒子として、本発明に好ましく用いられる市販
品として具体的には、正に帯電するものとして、RA2
00HS(日本アエロジル社製、平均粒子径:約12n
m)、HVK2150(ワッカーケミカル社製、平均粒
子径:約13nm)等が挙げられ、負に帯電するものと
して、R972(日本アエロジル社製、平均粒子径:約
16nm)、RY200(日本アエロジル社製、平均粒
子径:約12nm)等が挙げられる。これらの無機微粒
子は、単独で用いても2種以上混合して用いてもよい。
【0028】本発明の非磁性一成分用フルカラートナー
は、好ましくは上記のような疎水化処理された無機微粒
子が樹脂微粒子(未処理トナー)の表面に外添されたも
のであるが、ここで用いる樹脂微粒子は少なくとも結着
樹脂および着色剤を含有してなるものであり、非磁性一
成分系の通常の電子写真用トナーとして用いられるもの
であればいずれも使用することができる。
【0029】また、本発明においては、本発明の効果を
損なわない範囲内で、前記の無機微粒子とともに、表面
処理を施さない公知の無機微粒子またはシリコーンオイ
ル以外の疎水化処理剤により表面処理された公知の無機
微粒子を1種類以上合わせて使用しても良い。
【0030】本発明における樹脂微粒子に使用される結
着樹脂としては、ポリエステル樹脂を主成分として用
い、その使用量は、トナーの耐久性および顔料分散性の
確保の点から、結着樹脂中70重量%以上であることが
好ましく、90重量%以上であることがより好ましい。
【0031】本発明に用いられるポリエステル樹脂は、
アルコール成分とカルボン酸、もしくはカルボン酸エス
テル、カルボン酸無水物等のカルボン酸成分を原料モノ
マーとする。
【0032】2価のアルコール成分としては、ポリオキ
シプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3.
3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレ
ン(2.0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキ
シプロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン等のビスフェノールAのアルキレンオ
キシド付加物、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレング
リコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等が
挙げられる。
【0033】3価以上のアルコール成分としては、ソル
ビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,
4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリ
スリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−
ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、
グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メ
チル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒ
ドロキシメチルベンゼン等が挙げられる。
【0034】また、2価のカルボン酸成分としては、マ
レイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グル
タコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シ
クロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セ
バチン酸、アゼライン酸、マロン酸等のジカルボン酸、
n−ドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、n−
オクチルコハク酸、イソオクテニルコハク酸、イソオク
チルコハク酸等の炭素数1〜20のアルキル基または炭
素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸、こ
れらの酸の無水物、低級アルキル(炭素数1〜4)エス
テル、その他の2価のカルボン酸等を挙げることができ
る。
【0035】3価以上のカルボン酸成分としては、1,
2,4−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタ
レントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカル
ボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,
5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル
−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,
2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチ
レンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタン
テトラカルボン酸、ピロメリット酸、エンポール三量体
酸、及びこれらの酸の無水物、低級アルキル(炭素数1
〜4)エステル等が挙げられる。
【0036】本発明に使用されるポリエステル樹脂は、
通常、アルコール成分とカルボン酸成分とを不活性ガス
雰囲気中にて180℃〜250℃の温度で縮重合する事
により製造する事ができる。この際、必要に応じて、例
えば、酸化亜鉛、酸化第一錫、ジブチル錫オキシド、ジ
ブチル錫ジラウレート等のエステル化触媒、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル等の重合禁止剤等を使用する事
ができる。
【0037】本発明に用いられるポリエステル樹脂の酸
価(JIS K0070)は、着色剤の分散性を向上さ
せるために、10KOHmg/g以上、好ましくは15
KOHmg/g以上であることが望ましい。
【0038】また、本発明に用いられるポリエステル樹
脂のガラス転移点は、非磁性一成分現像方式において、
帯電ブレードによりかかるストレスに対するトナーの耐
久性を維持するために、55℃以上、好ましくは60℃
以上であり、さらに好ましくは60〜70℃であること
が望ましい。
【0039】本発明に用いられるその他の結着樹脂とし
ては、スチレン、クロルスチレン、α−メチルスチレン
等のスチレン類:エチレン、プロピレン、ブチレン、イ
ソブチレン等のモノオレフィン類:酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニル
エステル類:アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ドデ
シル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ド
デシル等のエチレン性脂肪族モノカルボン酸のエステル
類:ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビ
ニルブチルエーテル等のビニルエーテル類:ビニルメチ
ルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニ
ルケトン等のビニルケトン等の単独重合体あるいは共重
合体が挙げられる。
【0040】また、更に天然及び合成ワックス類、ポリ
アミド、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、石油樹脂等を用
いる事ができる。
【0041】本発明における樹脂微粒子に使用される着
色剤としては、カーボンブラック;C.I.ピグメント
・イエロー1、同3、同74、同97、同98等のアセ
ト酢酸アリールアミド系モノアゾ黄色顔料;C.I.ピ
グメント・イエロー12、同13、同14、同17等の
アセト酢酸アリールアミド系ジスアゾ黄色顔料;C.
I.ソルベント・イエロー19、同77、同79、C.
I.ディスパース・イエロー164等の黄色染料;C.
I.ピグメント・レッド48、同49:1、同53:
1、同57、同57:1、同81、同122、同5等の
赤色もしくは紅色顔料;C.I.ソルベント・レッド4
9、同52、同58、同8等の赤色系染料;C.I.ピ
グメント・ブルー15:3等の銅フタロシアニン及びそ
の誘導体の青色系染顔料;C.I.ピグメント・グリー
ン7、同36(フタロシアニン・グリーン)等の緑色顔
料等が使用可能であり、単独で用いても2種以上混合し
て用いても良い。前記着色剤の使用量は、結着樹脂10
0重量部に対して1〜15重量部程度であることが好ま
しい。
【0042】本発明において、樹脂微粒子は、荷電制御
剤を含有していてもよく、使用できる荷電制御剤として
は、負帯電性トナー用として、クロム・アゾ錯体染料、
鉄アゾ錯体染料、コバルト・アゾ錯体染料、サリチル酸
もしくはその誘導体のクロム・亜鉛・アルミニウム・ほ
う素錯体もしくは塩化合物、ナフトール酸もしくはその
誘導体のクロム・亜鉛・アルミニウム・ほう素錯体もし
くは塩化合物、ベンジル酸もしくはその誘導体のクロム
・亜鉛・アルミニウム・ほう素錯体もしくは塩化合物、
長鎖アルキル・カルボン酸塩、長鎖アルキル・スルフォ
ン酸塩などの界面活性剤類を、正帯電性トナー用とし
て、ニグロシン染料及びその誘導体、トリフェニルメタ
ン誘導体、四級アンモニウム塩、四級ホスフォニウム
塩、四級ピリジニウム塩、グアニジン塩、アミジン塩等
の誘導体等が例示される。
【0043】樹脂微粒子を製造する際、オフセット防止
剤としてポリオレフィン等のワックス等の特性改良剤が
添加されていてもよいが、本発明に係るポリエステル樹
脂を結着樹脂として用いた場合、諸特性改良剤を加えな
くても良く、また、添加する場合でも添加量は少なくて
済む。
【0044】本発明における樹脂微粒子の製造方法とし
ては、混練粉砕法、スプレイドライ法、重合法等の従来
より公知の製造法が使用可能である。例えば、一般的な
例としては、まず結着樹脂、着色剤、ワックス、荷電制
御剤等を公知の混合機で均一に分散混合し、次いで混合
物を密閉式ニーダー或いは1軸または2軸の押出機等で
溶融混練し、冷却後、粉砕し、分級すればよい。混練機
は連続生産できる等の優位性から近年は1軸または2軸
の押出機が主流であり、例えば、神戸製鋼所社製KTK
型2軸押出機、東芝機械社製TEM型押出機、ケイ・シ
ー・ケイ社製2軸押出機、池貝鉄工所社製PCM型2軸
押出機、ブス社製コニーダー等が好適に用いられる。
【0045】得られる樹脂微粒子の平均粒径は、通常平
均粒径20μm以下であり、平均粒径3〜20μmが好
適である。なお、ここでの平均粒径は、体積平均の粒子
径である。
【0046】本発明のトナーは、このようにして得られ
る樹脂微粒子の表面に前述の無機微粒子が外添されてい
るものであるが、このような外添処理の方法は、分級し
た樹脂微粒子と外添無機微粒子をスーパーミキサー、ヘ
ンシェルミキサー等の高速攪拌機等で攪拌混合すれば良
い。また、攪拌する回転数、混合時間等の混合条件はト
ナー性能に合わせて適時決定すれば良い。また、無機微
粒子は、予め解砕処理を施しておくと更に良い。
【0047】無機微粒子によるトナーの被覆率は、流動
性の付与効果を高めて、転写を良好にするために、30
%以上が好ましく、30〜60%がより好ましい。ま
た、正に帯電する無機微粒子と負に帯電する無機微粒子
の混合比(正に帯電する無機微粒子/負に帯電する無機
微粒子(重量比))は、正帯電性トナーの場合、90/
10〜50/50であることが好ましく、80/20〜
60/40であることがさらに好ましく、負帯電性トナ
ーの場合は、正に帯電する無機微粒子/負に帯電する無
機微粒子が50/50〜10/90であることが好まし
く、40/60〜20/80であることがさらに好まし
い。但し、本発明において無機微粒子として、例えばシ
リカを用いた場合は、シリカが一部凝集状態で樹脂微粒
子の表面に付着する為、下記式で得られる値よりも実際
の被覆率は低くなっている。
【0048】本発明における被覆率(f)は、次の式で
算出されたものとする。
【0049】f(%)=√3/2π×(D・ρτ)/
(d・ρs)×C×100 (式中、無機微粒子の粒径をd、樹脂微粒子の粒径をD
とし、ρτ、ρsはそれぞれ樹脂微粒子、無機微粒子の
真比重である。またCは無機微粒子/樹脂微粒子の重量
比である。) 本発明では、正に帯電する無機微粒子と負に帯電する無
機微粒子を樹脂微粒子に外添しているので、トナー全体
での被覆率(f)は、それぞれの無機微粒子の被覆率の
総和となる。例えば、無機微粒子(1)と無機微粒子
(2)を外添する場合、それぞれの被覆率をf1 、f2
とすると、トナー全体の被覆率(f)は、f1 +f2
なる。
【0050】本発明の非磁性一成分用フルカラートナー
は、現像ロール及び該現像ロール上に形成されるトナー
層の厚さを均一に規制しつつ摩擦帯電により電荷を付与
するブレードを有する現像装置に使用されるものであ
る。
【0051】
【実施例】以下、製造例、実施例および比較例により本
発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施
例等によりなんら限定されるものではない。
【0052】なお、得られた樹脂の軟化点、ガラス転移
点(Tg)および酸価は以下の方法に従って測定した。
【0053】〔軟化点〕ASTM E28−67に準拠
した方法に従って測定する。
【0054】〔ガラス転移点の測定〕示差走査熱量計
(セイコー電子工業社製、DSC210)を用い、10
0℃まで昇温し、その温度にて3分間放置した後、降温
速度10℃/分で室温まで冷却したサンプルを、昇温速
度10℃/分で測定した際に、ガラス転移温度以下のベ
ースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピー
クの頂点までの間での最大傾斜を示す接線との交点の温
度を、ガラス転移点(Tg)とする。
【0055】〔酸価〕JIS K0070に準拠した方
法に従って測定する。
【0056】樹脂製造例1 攪拌装置、反応生成水を冷却除去する還流冷却管、及び
窒素吹き込み管を取り付けた反応容器に、ポリオキシプ
ロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン350.0重量部、フマル酸116.
0重量部、及びハイドロキノンモノメチルエーテル0.
2重量部を入れ、マントルヒーター中で徐々に昇温し、
窒素気流下210℃で脱水縮合反応を行い、軟化点が1
01.6℃、ガラス転移点が61.5℃、酸価が19.
8KOHmg/gのポリエステル樹脂を得た。当該樹脂
を結着樹脂(1)とする。
【0057】 未処理トナーの調製例1 結着樹脂(1) 100重量部 荷電制御剤 1重量部 商品名:「LR−147」(日本カーリット社製) シアン顔料 5重量部 C.I.ピグメント・ブルー15:3
【0058】上記組成の材料をヘンシェルミキサーでよ
く混合した後、二軸押し出し機で混練りし、冷却、粗粉
化した後、ジェットミルによって粉砕し、さらに風力分
級機を用いて分級し、平均粒径8μmの未処理トナー
(A)を得た。
【0059】 未処理トナーの調製例2 結着樹脂(1) 100重量部 荷電制御剤 1重量部 商品名:「LR−147」(日本カーリット社製) イエロー顔料 5重量部 C.I.ピグメント・イエロー14
【0060】上記組成の材料をヘンシェルミキサーでよ
く混合した後、二軸押し出し機で混練りし、冷却、粗粉
化した後、ジェットミルによって粉砕し、さらに風力分
級機を用いて分級し、平均粒径8μmの未処理トナー
(B)を得た。
【0061】無機微粒子の調製例 トナー表面に外添する無機微粒子〜については、表
1に示す無機微粒子原体にシリコーンオイル等を用いて
疎水化処理を行って得られたものであり、無機微粒子
〜については表1に示す既に疎水化処理が施されてい
る市販品を用いた。
【0062】
【表1】
【0063】なお、無機微粒子の疎水化処理および帯電
量の測定は、以下の方法に従って行なった。 〔疎水化処理〕無機微粒子原体100重量部を混合槽で
攪拌して、処理剤を必要量の溶媒にて希釈し、混合槽内
の無機微粒子に噴霧した後、攪拌を続けながら槽内を1
05℃迄昇温し、同温で2時間維持した後、冷却後取り
出す。
【0064】〔帯電量の測定〕無機微粒子0.01gと
100〜200メッシュの粒度を有する鉄粉キャリア
9.99gを容量20ccのガラス瓶にはかりとり、ボ
ールミルを用いて250rpmで10分間攪拌すること
により試料を調製する。
【0065】調製した試料の帯電量を、ファラデーゲー
ジ、コンデンサー、およびエレクトロメーターを備えた
自作のブローオフ式帯電量測定装置を用いて測定する。
具体的には、400メッシュのステンレスメッシュを備
えた真鍮製の測定セルに、調製した試料をW(g)入
れ、吸引口から5秒間吸引した後、気圧レギュレーター
が0.6kgf/m2 を示す気圧で5秒間ブローを行
い、無機微粒子のみをセル内から除去する。ブロー開始
から2秒後の電位計の電圧をV(V)、コンデンサーの
電気容量をC(μF)とし、次式により無機微粒子の帯
電量を求める。
【0066】 帯電量(μC/g)=(C×V)/0.001W
【0067】実施例1〜5、比較例1〜3 未処理トナー(A)、(B)100重量部に対して、表
2に示すような割合で無機微粒子を添加し、ヘンシェル
ミキサーで混合することによりトナーを調製した。な
お、無機微粒子によるそれぞれのトナーの被覆率を表2
に示す。
【0068】
【表2】
【0069】試験例1 実施例1〜5、比較例1〜3のトナーについて直径15
mmの現像ロールを有する市販の非磁性一成分方式のフ
ルカラー電子写真記録装置を用いて、以下に示す画像濃
度、現像ロール上の帯電量、感光体かぶり、ゴーストお
よび追従性を評価した。その結果を表3に示す。
【0070】(1)画像濃度 マクベス濃度計(RD914、マクベス社製)を用いて
測定する。
【0071】(2)現像ロール上の帯電量 ファラデーケージとコンデンサー、エレクトロメーター
を備えたブローオフ式帯電量測定装置を用いて測定す
る。具体的にはトナーW(g)(0.15〜0.20g)
を500メッシュのステンレスメッシュを備えた真鍮性
の測定セルに入れる。次に吸引口から5秒間吸引した
後、気圧レギュレーターが0.6kgf/cm2 を示す
気圧で5秒間ブローを行い、トナーのみをセルから除去
する。
【0072】この時のブロー開始から2秒後の電位計の
電圧をV(V)とする。ここでコンデンサーの電気容量
をC (μF)とすると、このトナーの帯電量(Q/m)
は次式により求めることができる。
【0073】Q/m(μC/g)=C×V/m ここで、トナーが非磁性一成分用トナーの場合、mはW
を示す。
【0074】(3)感光体かぶり 感光体上の画像をメンディングテープに写し取り、色差
計CR−221(ミノルタカメラ(株)製)でシアン:
X値、イエロー:Z値を測定し、元のテープのそれぞれ
の値と比較する。
【0075】(4)ゴースト べた画像を印字した時の、現像ロール1周目(先端)と
2周目のそれぞれの濃度をマクベス濃度計(RD91
4、マクベス社製)を用いて測定し、その濃度差を求め
る。
【0076】なお、表中の評価は以下の評価基準によ
る。
【0077】〔評価基準〕 A:ΔID<0.05 B:0.05≦ΔID<0.1 C:0.1≦ΔID<0.3 D:ΔID≧0.3 ここでΔIDは、1周目の濃度と2周目の濃度の濃度差
を示す。
【0078】(5)追従性 べた画像を印字した時の、現像ロール2周目と25cm
印字後のそれぞれの濃度をマクベス濃度計(RD91
4、マクベス社製)を用いて測定し、その濃度差を求め
る。
【0079】なお、表中の評価は以下の評価基準によ
る。
【0080】〔評価基準〕 A:ΔID<0.1 B:0.1≦ΔID<0.3 C:0.3≦ΔID<0.5 D:ΔID≧0.5 ここでΔIDは、2周目の濃度と25cm印字後の濃度
の濃度差を示す。
【0081】
【表3】
【0082】表3に示されるように、画像濃度において
は、実施例と比較例のトナーに大差は見られないが、帯
電量と感光体かぶりについては、比較例のトナーと比べ
て、実施例のトナーは非常に帯電量が高く、かつ、感光
体かぶりも非常に少ない良好な画質を得ることができ
る。
【0083】
【発明の効果】本発明により、非磁性一成分現像方法に
使用した場合でも、帯電性を確保でき、問題となるかぶ
り、ゴースト、追従性を低減することのできる非磁性一
成分用フルカラートナーを提供することが可能となっ
た。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ロール及び該現像ロール上に形成さ
    れるトナー層の厚さを均一に規制しつつ摩擦帯電により
    電荷を付与するブレードを有する現像装置に使用される
    非磁性一成分用フルカラートナーにおいて、該トナーが
    少なくともポリエステル樹脂を主成分とする結着樹脂お
    よび着色剤からなる樹脂微粒子と外添剤からなり、該外
    添剤が鉄粉と摩擦帯電させたときに正に帯電する無機微
    粒子及び負に帯電する無機微粒子を含んでいることを特
    徴とする非磁性一成分用フルカラートナー。
  2. 【請求項2】 正に帯電する無機微粒子の帯電量が10
    〜500μC/gであり、負に帯電する無機微粒子の帯
    電量が−10〜−500μC/gであることを特徴とす
    る請求項1記載の非磁性一成分用フルカラートナー。
  3. 【請求項3】 正に帯電する無機微粒子と負に帯電する
    無機微粒子の混合比(正に帯電する無機微粒子/負に帯
    電する無機微粒子(重量比))が、正帯電性トナーの場
    合、90/10〜50/50であり、負帯電性トナーの
    場合、50/50〜10/90であることを特徴とする
    請求項1または2記載の非磁性一成分用フルカラートナ
    ー。
  4. 【請求項4】 一種の無機微粒子の一次粒子の平均粒径
    が30nm以上100nm以下であり、他種の無機微粒
    子の一次粒子の平均粒径が20nm以下であることを特
    徴とする請求項1〜3いずれか記載の非磁性一成分用フ
    ルカラートナー。
  5. 【請求項5】 少なくとも一種の無機微粒子がシリコー
    ンオイルで疎水化処理されており、該無機微粒子へのシ
    リコーンオイルの添加量が、該無機微粒子の表面積あた
    り1〜5mg/m2 であることを特徴とする請求項1〜
    4いずれか記載の非磁性一成分用フルカラートナー。
  6. 【請求項6】 無機微粒子によるトナーの被覆率が30
    %以上であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記
    載の非磁性一成分用フルカラートナー。
  7. 【請求項7】 無機微粒子がシリカ微粒子であることを
    特徴とする請求項1〜6いずれか記載の非磁性一成分用
    フルカラートナー。
  8. 【請求項8】 ポリエステル樹脂の酸価が10KOHm
    g/g以上であることを特徴とする請求項1〜7いずれ
    か記載の非磁性一成分用フルカラートナー。
  9. 【請求項9】 ポリエステル樹脂のガラス転移点が55
    ℃以上であることを特徴とする請求項1〜8いずれか記
    載の非磁性一成分用フルカラートナー。
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