JP2008256265A - 空気調和機の室外機 - Google Patents
空気調和機の室外機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008256265A JP2008256265A JP2007099152A JP2007099152A JP2008256265A JP 2008256265 A JP2008256265 A JP 2008256265A JP 2007099152 A JP2007099152 A JP 2007099152A JP 2007099152 A JP2007099152 A JP 2007099152A JP 2008256265 A JP2008256265 A JP 2008256265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outdoor unit
- outer box
- air conditioner
- opening
- grill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
【課題】スペース上の制約を受けず、運搬作業性の改善と外観を向上させた、空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】外箱8の吹出口7近傍に形成した開口部12を設け、吹出口7に開口部12を塞ぐように左右にスライド可能な吹出グリル13を設けることにより、室外機を運搬する際は吹出グリル13を圧縮機側にスライドして開口部12に手指を引っ掛けて行うことができるようにすることで、運搬作業時の安全性と外観の向上を図るものである。
【選択図】図2
【解決手段】外箱8の吹出口7近傍に形成した開口部12を設け、吹出口7に開口部12を塞ぐように左右にスライド可能な吹出グリル13を設けることにより、室外機を運搬する際は吹出グリル13を圧縮機側にスライドして開口部12に手指を引っ掛けて行うことができるようにすることで、運搬作業時の安全性と外観の向上を図るものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、運搬用の取っ手機能を有する空気調和機の室外機に関するものである。
従来の空気調和機の室外機は、運搬用に手指を引っ掛ける取っ手を設ける際には外箱における空気吸込口および空気吹出口を覆う吹出グリルを除いた位置に形成されるが、近年コンパクト化のために外箱は小型化する傾向にある反面、性能を確保するために送風機は大型化する傾向にあることから、吹出口は大型化するとともに吹出グリルも大型化するため、外箱における吹出口を除く部分のスペースがなくなり取っ手を設けることが困難になり、外箱の吹出口を覆う吹出グリルの一部に手指を引っ掛ける取っ手を形成した構成とされている(例えば、特許文献1参照)。
図7、図8は特許文献1に記載された従来の空気調和機の室外機の斜視図及び部分断面図である。図7,8において、空気調和機の室外機本体1は外箱2に形成した吹出口3と、下部に室外機運搬時に手指を引っ掛ける取っ手4を形成した吹出口3を覆う吹出グリル5で構成している。
図7、図8は特許文献1に記載された従来の空気調和機の室外機の斜視図及び部分断面図である。図7,8において、空気調和機の室外機本体1は外箱2に形成した吹出口3と、下部に室外機運搬時に手指を引っ掛ける取っ手4を形成した吹出口3を覆う吹出グリル5で構成している。
以上のような構成において、室外機運搬時は吹出グリル5に形成した取っ手4に手指を引っ掛けて室外機を持ち上げておこなっている。
特開平11−108398号公報
しかしながら上記従来の構成では、一般に吹出グリル5は合成樹脂製であるとともに、圧縮機(図示せず)等を具備する室外機は重量物であるため、手指を引っ掛ける取っ手4には大きな運搬荷重がかかることになり、取っ手4の強度を向上させる必要がある。さらに吹出グリル5を外箱2に固定する部位においても充分な強度を確保しなければならず、また吹出グリル5は材料の性質上経年変化で脆くなるという特性から、大きな運搬荷重がかかることで変形もしくは破壊してしまうという欠点を有していた。また、取っ手4の位置も吹出グリル5の下に限定され、運搬時は室外機本体1と吹出グリル5の間に手を入れなければならないため、運搬者の身長や手の大きさによっては、力が入りづらい位置となったり、手が掛かりにくく不安全であるという欠点を有していた。
本発明は従来の課題を解決するもので、外箱のスペース的な制約を受けることなく、充分な強度を持ち、運搬時に手指をしっかり掛けることのできる取っ手機構を有した空気調和機の室外機の提供を目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機の室外機は、吹出口近傍に複数の開口部を設け、前記複数の開口部を塞ぐスライド可能な吹出グリルを形成したものである。これによって、室外機運搬の際は吹出グリルを機械室側にスライドさせることにより外箱に設けた開口部に手指を引っ掛けて室外機を持つことができるため、外箱の吹出グリル近傍のスペースが有効に活用できるとともに、運搬する際の荷重は充分な強度を有する外箱で受けることができる。また身長等の体形に合わせて、複数の開口部のうち任意の穴部を持つことができるため、十分に力を掛けることができる。
本発明の空気調和機の室外機は、外箱の吹出口近傍のスペース的な制約を受けることが
なく、美観を損なわずに大きな運搬荷重に耐える強度を有した取っ手機構により運搬作業時の安全性を向上させることができる。
なく、美観を損なわずに大きな運搬荷重に耐える強度を有した取っ手機構により運搬作業時の安全性を向上させることができる。
第1の発明は、内部に圧縮機、熱交換器、送風機等を具備し、一面に前記送風機により吐出される空気の吹出口を有する外箱と、前記外箱の吹出口近傍に形成した室外機運搬時に手指を引っ掛ける複数の開口部と、前記外箱の吹出口に左右にスライド可能に配設された吹出グリルとを備え、前記吹出グリルは外箱に形成した吹出口を覆うと共に前記吹出口近傍の開口した室外機運搬用の開口部を塞ぐように形成しているので、室外機運搬の際は吹出グリルを機械室側にスライドさせることにより外箱に開口した手指を引っ掛ける開口部を持つことができるため、外箱の吹出グリル近傍のスペースが有効に活用できるとともに、運搬する際の荷重は充分な強度を有する外箱で受けることになり安全性が向上する。
また、複数の開口部のうち、運搬者が任意の穴部を選ぶことができ、開口部は貫通しているので、手指は奥までしっかりと掛けることができ、安全に運搬することができる。さらに運搬時以外は、開口部は吹出グリルで塞がれているので露出することがなく外観も向上する。
第2の発明は、特に、第1の発明において、室外機運搬時に手指を引っ掛ける開口部の周囲を内側に巻き込むように成型しているので、運搬時に手指を保護することができ、安全に運搬作業を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、室外機運搬時に手指を引っ掛ける開口部に筒状の保護部材を係合させたので、運搬時に手指を保護することができ、安全に運搬作業を行うことができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における空気調和機の室外機の斜視図、図2は同実施の形態における空気調和機の室外機の吹出グリルを圧縮機側にスライドした状態を示す斜視図、図3は同実施の形態における吹出グリルの背面からの斜視図、図4は同実施の形態における図2のA−A部分拡大断面図、図5は同実施の形態における他の、空気調和機の室外機の斜視図、図6は同実施の形態における他の、空気調和機の室外機の部分断面図である。
図1は、本発明の実施の形態における空気調和機の室外機の斜視図、図2は同実施の形態における空気調和機の室外機の吹出グリルを圧縮機側にスライドした状態を示す斜視図、図3は同実施の形態における吹出グリルの背面からの斜視図、図4は同実施の形態における図2のA−A部分拡大断面図、図5は同実施の形態における他の、空気調和機の室外機の斜視図、図6は同実施の形態における他の、空気調和機の室外機の部分断面図である。
図1〜6において、空気調和機の室外機本体6は前面に吹出口7、後面に吸込口(図示せず)を有する外箱8内に圧縮機9、熱交換器10、送風機11を具備して構成している。吹出口7の近傍には、室外機運搬時に手指を引っ掛ける開口部12が外箱8に成型され、吹出口7には吹出グリル13がネジ14と爪15により左右にスライド可能に取り付けられている。
一方、外箱8の圧縮機9側の前面中央部には運搬用の取っ手16が配設され、後面には取っ手16と相対する位置に運搬用の取っ手17が配設されている。
以上のように構成された空気調和機の室外機において、室外機本体6を運搬する際は開口部12を塞ぐ吹出グリル13を圧縮機9側にスライドし、一人が取っ手16,17に手指を引っ掛け、他の一人が開口部12に手指を引っ掛けることにより運搬することができる。
以上のように、本実施の形態においては、外箱8に形成した吹出口7の近傍に複数の開口部12を設け、吹出口7に前記開口部12を塞ぐようにスライド可能な吹出グリル13
を取り付けることにより、室外機本体6を運搬する際は開口部12を塞ぐ吹出グリル13を圧縮機9側にスライドすることにより、一人が取っ手16,17に手指を引っ掛け他の一人が開口部12に手指を引っ掛けて運搬することができるため、外箱8の吹出グリル13近傍のスペースが有効に活用できるとともに、運搬する際の荷重は充分な強度を有する外箱8で受けることになり安全性が向上する。
を取り付けることにより、室外機本体6を運搬する際は開口部12を塞ぐ吹出グリル13を圧縮機9側にスライドすることにより、一人が取っ手16,17に手指を引っ掛け他の一人が開口部12に手指を引っ掛けて運搬することができるため、外箱8の吹出グリル13近傍のスペースが有効に活用できるとともに、運搬する際の荷重は充分な強度を有する外箱8で受けることになり安全性が向上する。
また、複数の開口部12のうち運搬者が任意の開口部12を選ぶことができ、開口部12は貫通しているので、手指は奥までしっかりと掛けることができ、安全に運搬することができる。さらに運搬時以外は開口部12は吹出グリル13で塞がれているので露出することがなく外観も向上する。
また、本実施の形態では、外箱8の吹出口7近傍に形成した複数個の開口部12の周囲を本体内側に巻き込むように成型した巻込部18を設けることにより、運搬時の手指を保護することができ、室外機運搬の際の作業性と安全性が向上する。
また、本実施の形態では、外箱8の吹出口7近傍に形成した複数個の開口部12の周囲に係合する室外機運搬時に手指を引っ掛ける筒状の保護部材19を設けたので運搬時の手指を保護することができ、室外機運搬の際の作業性と安全性が向上する。
なお、筒状の保護部材18は1個だけ設け、開口部12に着脱可能に設け、任意の開口部12に装着して使用してもよい。
以上のように本発明にかかる空気調和機の室外機は、スペース的な制約を受けることなく美観を損なわない十分な強度を持った運搬時に手指を引っ掛ける開口部を有しているので、取っ手を用いた運搬作業を行う他の機器の用途にも適用できる。
7 吹出口
8 外箱
9 圧縮機
10 熱交換器
11 送風機
12 開口部
13 吹出グリル
18 巻込部
19 保護部材部
8 外箱
9 圧縮機
10 熱交換器
11 送風機
12 開口部
13 吹出グリル
18 巻込部
19 保護部材部
Claims (3)
- 内部に圧縮機、熱交換器、送風機等を具備し、一面に前記送風機により吐出される空気の吹出口を有する外箱と、前記外箱の吹出口近傍に形成した複数個の開口部と、前記外箱の吹出口に左右にスライド移動可能に配設された吹出グリルとを備え、前記吹出グリルは外箱に形成した吹出口を覆うと共に前記吹出口近傍の複数個の開口部を塞ぐように形成したことを特徴とする空気調和機の室外機。
- 外箱の吹出口近傍に形成した複数個の開口部の周囲を本体内側に巻き込むように成型した巻込部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
- 外箱の吹出口近傍に形成した複数個の開口部の周囲に係合する室外機運搬時に手指を引っ掛ける筒状の保護部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099152A JP2008256265A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 空気調和機の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099152A JP2008256265A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 空気調和機の室外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008256265A true JP2008256265A (ja) | 2008-10-23 |
Family
ID=39979999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007099152A Pending JP2008256265A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 空気調和機の室外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008256265A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016103331A1 (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 三菱電機株式会社 | 室外機 |
WO2019049367A1 (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-14 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
-
2007
- 2007-04-05 JP JP2007099152A patent/JP2008256265A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016103331A1 (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 三菱電機株式会社 | 室外機 |
EP3059508A4 (en) * | 2014-12-22 | 2017-02-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Outdoor unit |
CN107110523A (zh) * | 2014-12-22 | 2017-08-29 | 三菱电机株式会社 | 室外机 |
WO2019049367A1 (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-14 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
JPWO2019049367A1 (ja) * | 2017-09-11 | 2019-11-07 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USD581508S1 (en) | Ceiling recessed type ventilating fan | |
US10376720B2 (en) | Sealed and ventilated receptacle | |
JP6616709B2 (ja) | 携帯型動力作業機 | |
JP6599020B2 (ja) | 天井埋込形空気調和機 | |
JP2008290647A (ja) | ラゲージボード | |
JP5642053B2 (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP4987123B2 (ja) | 換気装置 | |
EP3690341A1 (en) | Air conditioner indoor unit | |
JP2008256265A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP2008256277A (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP4874730B2 (ja) | 保護用の環体を備えた送風機 | |
WO2018021905A1 (en) | An air conditioner unit | |
JP2005076956A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP3928294B2 (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP2009103420A (ja) | 空気調和機 | |
JP2007168877A (ja) | ロック機構を有する包装箱 | |
JP5391699B2 (ja) | 天井埋込形換気扇 | |
JP5866239B2 (ja) | ダクト用換気扇 | |
KR102021324B1 (ko) | 실외기 및 이를 포함하는 소형선박 엔진룸용 환기시스템 | |
JP3459344B2 (ja) | 空気調和機用室外機 | |
US20050066874A1 (en) | Boat propeller cover | |
JP2003185187A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
KR20140137673A (ko) | 무날개 환기팬 | |
JP2010075248A (ja) | ヘアドライヤーの置台 | |
JP3205509U (ja) | 脚立ケース |