JP2008256185A - 車両用駆動力配分装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 差動機構により左右の車輪の一方が空転しても、トルク配分機構に油圧を供給するオイルポンプを作動可能にする。
【解決手段】 車両用駆動力配分装置は、遊星歯車式の差動機構Dと、トルクを左右の車輪に配分するトルク配分機構Aとを備える。トルク配分機構AのクラッチCL,CRを作動させる油圧を発生するオイルポンプ67を、差動機構Dのディファレンシャルケース33の回転を駆動ギヤ76および従動ギヤ75を介して伝達して駆動するので、左右の車輪の一方が摩擦係数の小さい路面に接触して空転した場合でもオイルポンプ67の作動を可能にし、トルク配分機構AのクラッチCL,CRを支障なく作動させてトルク配分機能を発揮させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 車両用駆動力配分装置は、遊星歯車式の差動機構Dと、トルクを左右の車輪に配分するトルク配分機構Aとを備える。トルク配分機構AのクラッチCL,CRを作動させる油圧を発生するオイルポンプ67を、差動機構Dのディファレンシャルケース33の回転を駆動ギヤ76および従動ギヤ75を介して伝達して駆動するので、左右の車輪の一方が摩擦係数の小さい路面に接触して空転した場合でもオイルポンプ67の作動を可能にし、トルク配分機構AのクラッチCL,CRを支障なく作動させてトルク配分機能を発揮させることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、駆動源のトルクを差動機構およびトルク配分機構を介して左右の車輪に配分する車両用駆動力配分装置に関する。
かかる車両用駆動力配分装置は、下記特許文献1により公知である。この車両用駆動力配分装置は左右の車軸間に、ダブルピニオン式の遊星歯車機構よりなる差動機構と、特殊な3連ピニオン部材を用いた遊星歯車機構よりなるトルク配分機構とを備えており、トルク配分機構の一つのサンギヤあるいはキャリヤ部材を一対のクラッチで選択的に拘束して左右の車軸間の回転数比を強制的に規制することで、左右の車輪間でトルクを配分するようになっている。
特許第3104157号公報
ところで、トルク配分機構の一対のクラッチを作動させる油圧を発生するオイルポンプを、差動機構の一対の出力軸の一方により駆動するように構成したものでは、その一方の出力軸と反対側の出力軸に連なる車輪が空転した場合に、オイルポンプが作動不能になってトルク配分機構の機能が失われてしまう問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、差動機構により左右の車輪の一方が空転しても、トルク配分機構に油圧を供給するオイルポンプを作動可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、駆動源のトルクを差動機構およびトルク配分機構を介して左右の車輪に配分する車両用駆動力配分装置において、トルク配分機構のクラッチを作動させる油圧を発生するオイルポンプを、差動機構のディファレンシャルケースの回転により駆動することを特徴とする車両用駆動力配分装置が提案される。
尚、実施の形態の左クラッチCLおよび右クラッチCRは本発明のクラッチに対応し、実施の形態のエンジンEは本発明の駆動源に対応し、実施の形態の前輪WFL,WFRは本発明の車輪に対応する。
請求項1の構成によれば、トルク配分機構のクラッチを作動させる油圧を発生するオイルポンプを差動機構のディファレンシャルケースの回転により駆動するので、左右の車輪の一方が摩擦係数の小さい路面に接触して空転した場合でもオイルポンプの作動を可能にし、トルク配分機構のクラッチを作動させてトルク配分機能を支障なく発揮させることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の実施の形態を示すもので、図1はフロントエンジン・フロントドライブ車両の全体構成を示す図、図2は駆動力配分装置の構造を示すスケルトン図、図3は駆動力配分装置の具体的な構造を示す図、図4は図3の4部拡大図、図5は図3の5部拡大図、図6は中低車速域での左旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図、図7は中低車速域での右旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図である。
図1に示すように、フロントエンジン・フロントドライブの車両は、駆動輪である左右の前輪WFL,WFRと、従動輪である左右の後輪WRL,WRRとを備える。車体前部に横置きに搭載したエンジンEの左端にトランスミッションMが接続されており、これらエンジンEおよびトランスミッションMの後部に差動機構Dおよびトルク配分機構Aが配置される。差動機構Dおよびトルク配分機構Aの左端および右端から左右に延びる左車軸AFLおよび右車軸AFRには、それぞれ左前輪WFLおよび右前輪WFRが接続される。
図2および図3に示すように、トランスミッションMから延びる入力軸1に設けた入力ギヤ2に噛み合う外歯ギヤ3から駆動力が伝達される差動機構Dはダブルピニオン式の遊星歯車機構よりなり、前記外歯ギヤ3と一体に形成されたリングギヤ4と、このリングギヤ4の内部に同軸に配設されたサンギヤ5と、前記リングギヤ4に噛み合うアウタープラネタリギヤ6および前記サンギヤ5に噛み合うインナープラネタリギヤ7を、それらが相互に噛み合う状態で支持するプラネタリキャリヤ8とから構成される。差動機構Dは、そのリングギヤ4が入力要素として機能するとともに、一方の出力要素として機能するサンギヤ5が右出力軸9R、ハーフシャフト10および右車軸AFRを介して右前輪WFRに接続され、また他方の出力要素として機能するプラネタリキャリヤ8が左出力軸9Lおよび左車軸AFLを介して左前輪WFLに接続される。
左右の前輪WFL,WFR間で駆動力を配分するトルク配分機構Aは遊星歯車機構よりなり、そのキャリヤ部材11が右出力軸9Rの外周に回転自在に支持されるとともに、円周方向に90°間隔で配置された4本のピニオン軸12の各々に、第1ピニオン13、第2ピニオン14および第3ピニオン15を一体に形成した3連ピニオン部材16が回転自在に支持される。
ハーフシャフト10の外周に回転自在に支持されて前記第1ピニオン13に噛み合う第1サンギヤ17は、差動機構Dのプラネタリキャリヤ8の右キャリヤ半体8Rに連結される。またハーフシャフト10の外周に固定された第2サンギヤ18は前記第2ピニオン14に噛み合う。更に、右出力軸9Rの外周に回転自在に支持された第3サンギヤ19は前記第3ピニオン15に噛み合う。
実施の形態における第1ピニオン13、第2ピニオン14、第3ピニオン15、第1サンギヤ17、第2サンギヤ18および第3サンギヤ19の歯数は以下のとおりである。
第1ピニオン13の歯数 Zb=16
第2ピニオン14の歯数 Zd=16
第3ピニオン15の歯数 Zf=32
第1サンギヤ17の歯数 Za=30
第2サンギヤ18の歯数 Zc=26
第3サンギヤ19の歯数 Ze=28
第3サンギヤ19は右クラッチCRを介してトルク配分機構Aのハウジング20に結合可能であり、右クラッチCRの係合によってキャリヤ部材11の回転数が増速される。またキャリヤ部材11は左クラッチCLを介してハウジング20に結合可能であり、左クラッチCLの係合によってキャリヤ部材11の回転数が減速される。
第2ピニオン14の歯数 Zd=16
第3ピニオン15の歯数 Zf=32
第1サンギヤ17の歯数 Za=30
第2サンギヤ18の歯数 Zc=26
第3サンギヤ19の歯数 Ze=28
第3サンギヤ19は右クラッチCRを介してトルク配分機構Aのハウジング20に結合可能であり、右クラッチCRの係合によってキャリヤ部材11の回転数が増速される。またキャリヤ部材11は左クラッチCLを介してハウジング20に結合可能であり、左クラッチCLの係合によってキャリヤ部材11の回転数が減速される。
電子制御ユニットUは、エンジントルクTe、エンジン回転数Ne、車速Vおよび操舵角θを所定のプログラムに基づいて演算処理し、前記左クラッチCLおよび右クラッチCRの作動を制御する。
次に、図3〜図5に基づいて差動機構Dおよびトルク伝達機構Aの構造を更に詳細に説明する。
左トランスミッションケース31および右トランスミッションケース32の間に収納される差動機構Dの外郭を構成するディファレンシャルケース33は、第1ケース34および第2ケース35をボルト36…で結合してなり、そのボルト36…で外歯ギヤ3が共締めされる。第1ケース34は左トランスミッションケース31にローラベアリング37を介して回転自在に支持され、第2ケース35は右トランスミッションケース32にローラベアリング38を介して回転自在に支持される。トランスミッションMの出力は入力ギヤ2から外歯ギヤ3を介して差動機構Dのディファレンシャルケース33に伝達される。
プラネタリキャリヤ8は左キャリヤ半体8Lおよび右キャリヤ半体8Rに分割されており、左出力軸9Lは第1ケース34を相対回転自在に貫通して左キャリヤ半体8Lにスプライン結合され、また右出力軸9Rは第2ケース35を相対回転自在に貫通してサンギヤ5にスプライン結合される。左右のキャリヤ半体8L,8Rはがアウターピニオンピン39…およびインナーピニオンピン40…で連結されており、アウターピニオンピン39…にアウタープラネタリギヤ6…が回転自在に支持され、インナーピニオンピン40…にインナープラネタリギヤ7…が回転自在に支持される。
トルク配分機構Aは左ケース41および右ケース42をボルト43…で結合して構成されており、その内部にボールベアリング44を介して支持されたハーフシャフト10の左端が左出力軸9Rの右端のスプライン結合される。ハーフシャフト10に一体に形成された第2サンギヤ18の左側部分の外周には、左ケース41にボールベアリング45を介して支持されたスリーブ46が相対回転自在に嵌合しており、その右端に第1サンギヤ17がスプライン結合される。右出力軸9Rの外周に相対回転自在に嵌合し、その左端が差動機構Dの右キャリヤ半体8Rにスプライン結合されたスリーブ47の右端が、前記スリーブ46の左端にスプライン結合される。よって、第1サンギヤ17はスリーブ46,47を介して右キャリヤ半体8Rに連結される。
キャリヤ部材11の左端と左ケース41との間に配置された左クラッチCLは、キャリヤ部材11に設けられたクラッチインナー48と左ケース41に設けられたクラッチアウター49との間に配置された摩擦係合部材50…と、摩擦係合部材50…を油圧で係合させるクラッチピストン51と、クラッチピストン51を係合解除方向に付勢するリターンスプリング52とで構成される。
第2サンギヤ18の右側のハーフシャフト10の外周に、第3サンギヤ19がボールベアリング53を介して相対回転自在に支持される。右クラッチCRは、第3サンギヤ19に一体に形成されたクラッチインナー54と、右ケース42に設けられたクラッチアウター55との間に配置された摩擦係合部材56…と、摩擦係合部材56…を油圧で係合させるクラッチピストン57と、クラッチピストン57を係合解除方向に付勢するリターンスプリング58とで構成される。
トルク配分機構Aのキャリヤ部材11は、前記スリーブ46の外周にボールベアリング59を介して支持されるとともに、前記クラッチインナー54の外周にボールベアリング60を介して支持される。
図4から明らかなように、トルク配分機構Aにオイルを供給するポンプユニット61は、ボルト62…で結合されたポンプボディ63、セパレータプレート64およびポンプカバー65を備えており、ポンプボディ63を右トランスミッションケース32に係合させた状態でトルク配分機構Aの左ケース41にボルト66…で固定される。
ポンプボディ63に形成したポンプ室63aに収納されたトロコイド式のオイルポンプ67は、アウターロータ68の内歯にインナーロータ69の外歯を噛合させて構成される。インナーロータ69にピン70で結合された回転軸71がポンプボディ63およびポンプカバー65にボールベアリング73,74で支持されており、ポンプボディ63からシール部材72を介して左側に突出する回転軸71の先端に設けた従動ギヤ75が、ディファレンシャルケース33の第1ケース35の外周に設けた駆動ギヤ76に噛合する。セパレータプレート64およびポンプカバー65に、アウターロータ68およびインナーロータ69間に形成される作動室77に連通する吸入ポ−ト78および吐出ポート79が形成される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
上記構成のトルク配分機構Aにより、図6に示すように車両の中低車速域での左旋回時には、電子制御ユニットUからの指令で左クラッチCLを係合することで、キャリヤ部材11がハウジング20に結合されて回転を停止する。このとき、右前輪WFRと一体の右出力軸9Rと、左前輪WFLと一体の左出力軸9L(即ち、差動機構Dのプラネタリキャリヤ8)とは、第2サンギヤ18、第2ピニオン14、第1ピニオン13および第1サンギヤ17を介して連結されているため、右前輪WFRの回転数NRは左前輪WFLの回転数NLに対して次式の関係で増速される。
NR/NL=(Zd/Zc)×(Za/Zb)
=1.154 …(1)
上述のようにして右前輪WFRの回転数NRが左前輪WFLの回転数NLに対して増速されると、図6に斜線を施した矢印で示したように、旋回内輪である左前輪WFLのトルクの一部を旋回外輪である右前輪WFRに伝達し、車両の左旋回をアシストして旋回性能を高めることができる。
=1.154 …(1)
上述のようにして右前輪WFRの回転数NRが左前輪WFLの回転数NLに対して増速されると、図6に斜線を施した矢印で示したように、旋回内輪である左前輪WFLのトルクの一部を旋回外輪である右前輪WFRに伝達し、車両の左旋回をアシストして旋回性能を高めることができる。
尚、キャリヤ部材11を左クラッチCLにより停止させる代わりに、左クラッチCLの係合力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を減速すれば、その減速に応じて右前輪WFRの回転数NRを左前輪WFLの回転数NLに対して増速し、旋回内輪である左前輪WFLから旋回外輪である右前輪WFRに任意のトルクを伝達することができる。
一方、図7に示すように車両の中低車速域での右旋回時には、電子制御ユニットUからの指令で右クラッチCRを係合することで、第3サンギヤ19がハウジング20に結合されて回転を停止する。その結果、第3サンギヤ19に噛合する第3ピニオン15が公転および自転し、右出力軸9Rの回転数に対してキャリヤ部材11の回転数が増速され、左前輪WFLの回転数NLは右前輪WFRの回転数NRに対して次式の関係で増速される。
NL/NR={1−(Ze/Zf)×(Zb/Za)}
÷{1−(Ze/Zf)×(Zd/Zc)}
=1.156 …(2)
上述のようにして左前輪WFLの回転数NLが右前輪WFRの回転数NRに対して増速されると、図7に斜線を施した矢印で示したように、旋回内輪である右前輪WFRのトルクの一部を旋回外輪である左前輪WFLに伝達することができる。この場合にも、右クラッチCRの係合力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を増速すれば、その増速に応じて左前輪WFLの回転数NLを右前輪WFRの回転数NRに対して増速し、旋回内輪である右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに任意のトルクを伝達し、車両の右旋回をアシストして旋回性能を高めることができる。
÷{1−(Ze/Zf)×(Zd/Zc)}
=1.156 …(2)
上述のようにして左前輪WFLの回転数NLが右前輪WFRの回転数NRに対して増速されると、図7に斜線を施した矢印で示したように、旋回内輪である右前輪WFRのトルクの一部を旋回外輪である左前輪WFLに伝達することができる。この場合にも、右クラッチCRの係合力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を増速すれば、その増速に応じて左前輪WFLの回転数NLを右前輪WFRの回転数NRに対して増速し、旋回内輪である右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに任意のトルクを伝達し、車両の右旋回をアシストして旋回性能を高めることができる。
この場合にも、第3サンギヤ19を右クラッチCRにより停止させる代わりに、右クラッチCRの係合力を適宜調整して第3サンギヤ19の回転数を減速すれば、その減速に応じて左前輪WFLの回転数NLを右前輪WFRの回転数NRに対して増速し、旋回内輪である右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに任意のトルクを伝達することができる。
(1)式および(2)式を比較すると明らかなように、第1ピニオン13、第2ピニオン14、第3ピニオン15、第1サンギヤ17、第2サンギヤ18および第3サンギヤ19の歯数を前述の如く設定したことにより、左前輪WFLから右前輪WFRへの増速率(約1.154)と、右前輪WFRから左前輪WFLへの増速率(約1.156)とを略等しくすることができる。
ところで、例えば左側の前輪WFLだけが泥濘等にはまってスリップしたような場合、差動機構Dの作用でエンジンEのトルクが左側の前輪WFLだけに伝達されてしまい、右側の前輪WFRは回転を停止してしまう。従って、オイルポンプ67を差動機構Dの右出力軸9Rあるいはハーフシャフト10により駆動するように構成した場合には、オイルポンプ67が作動不能になっトルク配分機構Aの左右のクラッチCL,CRを係合させることができなくなる。逆に、オイルポンプ67を差動機構Dの左出力軸9Lにより駆動するように構成した場合には、右側の前輪WFRがスリップした場合に、オイルポンプ67が作動不能になっトルク配分機構Aの左右のクラッチCL,CRをさせることができなくなる。
しかしながら、本実施の形態ではオイルポンプ67を差動機構Dのディファレンシャルケース33の回転により駆動するので、左右の前輪WFL,WFRの一方がスリップした場合でもオイルポンプ67を支障なく作動させることができ、トルク配分機構Aの左右のクラッチCL,CRに油圧を途切れることなく供給することができる。
従って、左クラッチCLおよび右クラッチCRをそれぞれ所定のスリップ率で係合することで、左車軸AFLおよび右車軸AFRを相対回転不能に一体化して差動制限機能を発揮させることができ、これにより左右の前輪WFL,WFRにトルクを伝達して泥濘等からの脱出を可能にすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではトルク配分機構Aが左右の前輪WFL,WFR間でトルクを配分しているが、左右の後輪WRL,WRR間でトルクを配分するものであっても良い。
また車両の駆動源はエンジンEに限定されず、電動モータであっても良い。
A トルク配分機構
CL 左クラッチ(クラッチ)
CR 右クラッチ(クラッチ)
D 差動機構
E エンジン(駆動源)
WFL 前輪(車輪)
WFR 前輪(車輪)
33 ディファレンシャルケース
67 オイルポンプ
CL 左クラッチ(クラッチ)
CR 右クラッチ(クラッチ)
D 差動機構
E エンジン(駆動源)
WFL 前輪(車輪)
WFR 前輪(車輪)
33 ディファレンシャルケース
67 オイルポンプ
Claims (1)
- 駆動源(E)のトルクを差動機構(D)およびトルク配分機構(A)を介して左右の車輪(WFL,WFR)に配分する車両用駆動力配分装置において、
トルク配分機構(A)のクラッチ(CL,CR)を作動させる油圧を発生するオイルポンプ(67)を、差動機構(D)のディファレンシャルケース(33)の回転により駆動することを特徴とする車両用駆動力配分装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007101942A JP2008256185A (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 車両用駆動力配分装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007101942A JP2008256185A (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 車両用駆動力配分装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008256185A true JP2008256185A (ja) | 2008-10-23 |
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ID=39979936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007101942A Pending JP2008256185A (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 車両用駆動力配分装置 |
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2007
- 2007-04-09 JP JP2007101942A patent/JP2008256185A/ja active Pending
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