JP2008254523A - エアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアバッグ装置は、運転席14のシートクッション15の前端下方に配置されるインフレータ30と、運転者の両方の踵Phが載せられる踵載せ部51を前部に有するエアバッグ40とを備え、インフレータ30からのガスGをエアバッグ40内の後部44から、中間部を通じて踵載せ部51へ導くことにより、エアバッグ40の各部を膨張させて、踵載せ部51上の踵Phを押し上げる。エアバッグ40の後部44及び踵載せ部51間には、ガスGの流動を阻止するガス流動阻止部61を設け、後部44及び踵載せ部51間のガス流動阻止部61を除く箇所を上記中間部(中間部56L,56R)とすることで、中間部の車幅方向についての合計の幅を踵載せ部51の幅W2よりも小さくする。
【選択図】図2
Description
なお、以下の記載においては、特に断りのない限り、幅というときには車幅方向についての幅を意味するものとする。
上述したように、両重合部を無端状に結合する内結合部はガス流動阻止部として機能し、ガスがエアバッグの後部から踵載せ部へ向けて流れる際に、そのガスが内結合部(ガス流動阻止部)を透過するのを阻止しようとする。そのため、両重合部において内結合部により囲まれた箇所自体には、ガス流動を阻止する機能は要求されない。従って、請求項5に記載の発明によるように、前記両重合部において前記内結合部により囲まれた箇所に開口が設けられてもよい。この場合には、ガスの漏出の問題がないばかりか、基布の無駄な使用が抑制され、軽量化が図られる。
なお、以下の記載において、車両の前進方向を前方(車両前方)として説明し、車両の後進方向を後方(車両後方)として説明する。また、以下の記載における上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車両の車幅方向であって車両前進時の左右方向と一致するものとする。
エアバッグ装置は、ガス発生源としてのインフレータ30と、そのインフレータ30からのガスにより膨張するエアバッグ40とを備えている。これらのインフレータ30及びエアバッグ40は、車両フロアのうち運転席14よりも前側の箇所(以下「運転席用フロア41」という)上であって、その上のフロアカーペット13との間に配置されている。ここで、上記運転席用フロア41は、略矩形の平面形状をなしている。
後部44は、上記インフレータ30から噴出されたガスGの導入部として機能する部分である。エアバッグ40が配置された状態では、この後部44は、運転席用フロア41の後端部、すなわちインフレータ30の近傍に位置する。後部44は、エアバッグ40の後端部において、運転席用フロア41の略全幅にわたって車幅方向に延びる本体部45と、本体部45の車幅方向中央部分に連通状態で接続された管状のガス供給部46とを備えている。そして、ガス噴出口32を少なくとも含むインフレータ30の一部(車内側の部分)がガス供給部46に挿入され、ガス供給部46の外側に配置された締結バンド等の締結具47によって、ガス供給部46がインフレータ30に気密状態で締め付け固定されている。
上記式(1)より、ガス流動阻止部61の幅W4が大きくなるに従い各幅W3L,W3R、ひいては幅W3が小さくなる。本実施形態では、各幅W3L,W3Rが、ガスGの流動を確保し得る略最小の幅に設定されていて、幅W3が幅W2とは大きく異なる値(小さな値)にされている。
車両の走行時には、エアバッグ40は膨張されておらず扁平な状態となっている。このとき、運転者Dは、図7(A)に示すように、アクセルペダル22等の操作ペダルやフットレスト24に足Pfを載せている。また、運転者Dはフロアカーペット13において踵載せ部51の箇所51L,51Rに対応する部分に踵Phを接触させている。
(1)エアバッグ40の後部44及び踵載せ部51間にガス流動阻止部61を設け、後部44及び踵載せ部51間のガス流動阻止部61を除く箇所を中間部56L,56Rとしている。こうした構成により、中間部56L,56Rの車幅方向についての合計の幅W3を、踵載せ部51の車幅方向についての幅W2よりも小さく設定している。このため、運転者Dの足首Paの背屈及び捩れを抑制しつつ、インフレータ30からのガスGの無駄な消費を少なくすることができる。インフレータ30として容量の小さいものを使用することが可能となる。
・本発明は、エアバッグ40における中間部の車幅方向についての幅W3を、踵載せ部51の車幅方向についての幅W2よりも小さく設定したエアバッグ装置に広く適用可能である。このような設定(W3<W2)は、上記実施形態に限らず種々の態様で実現可能である。
・インフレータ30は、その全体がエアバッグ40の後部44内に配置されてもよい。
・両重合部42A,42Bにおいて内結合部62(ガス流動阻止部61)により囲まれた箇所の開口63を省略してもよい。この場合、同箇所にも重合部42A,42Bが存在することとなる。
Claims (7)
- 車両フロア上であって前部座席の前端下方に配置されるインフレータと、
前記車両フロア上であって前記前部座席の前方に配置され、かつ同前部座席に着座した乗員の両方の踵が載せられる踵載せ部を前部に有するエアバッグと
を備え、前記インフレータから噴出されたガスを前記エアバッグ内の後部から、その前側の中間部を通じて前記踵載せ部へ導くことにより、前記中間部及び前記踵載せ部をそれぞれ膨張させて、前記踵載せ部上の乗員の踵を押し上げるようにしたエアバッグ装置において、
前記中間部の車幅方向についての幅を、前記踵載せ部の車幅方向についての幅よりも小さく設定したことを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記エアバッグの前記後部及び前記踵載せ部間には、前記ガスの流動を阻止するガス流動阻止部が設けられており、
前記後部及び前記踵載せ部間の前記ガス流動阻止部を除く箇所により前記中間部が構成されている請求項1に記載のエアバッグ装置。 - 前記踵載せ部は、その車幅方向について互いに離間した箇所において乗員の両方の踵が載せられるものであり、
前記ガス流動阻止部は、車両前後方向については前記エアバッグの後部及び前記踵載せ部間であって、車幅方向については前記踵載せ部の中央部分に対応する箇所に設けられ、前記中間部は前記ガス流動阻止部の車幅方向両側にそれぞれ形成されている請求項2に記載のエアバッグ装置。 - 前記エアバッグは、基布を二つ折りすることにより得られる一対の重合部、又はそれぞれ基布からなる一対の重合部を備えており、
前記ガス流動阻止部は、前記両重合部を、それらの周縁部よりも内側にて無端状に結合する内結合部により構成されている請求項3に記載のエアバッグ装置。 - 前記両重合部において前記内結合部により囲まれた箇所には開口が設けられている請求項4に記載のエアバッグ装置。
- 前記ガス流動阻止部は、前記エアバッグの前記後部の前側近傍に設けられており、
前記後部には、前記インフレータから噴出されたガスを前記両中間部に分配するガス分配部が、前記ガス流動阻止部に隣接して設けられている請求項3〜5のいずれか1つに記載のエアバッグ装置。 - 前記エアバッグの前記踵載せ部であって、前記踵が載せられる箇所の前側近傍には、ガスにより膨張しない非膨張部が設けられている請求項1〜6のいずれか1つに記載のエアバッグ装置。
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