JP2008253477A - サウナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給水圧が高い場合でも、コストが安く、簡単な構造で給水量の調整を行うことができ、また、サウナ装置への給水水質の硬度が高いまたは含有不純物量が多い場合でも、給水弁に詰まり等がなく、耐久性を向上化することを目的とする。
【解決手段】サウナ空間1に設置され、空気を送風する送風手段11と、空気を加熱する加熱手段12と、空気を加湿する加湿手段13と、前記サウナ空間1を換気する換気手段20と、前記加湿手段13に給水する給水口14を備えた本体に、前記加湿手段13は水を噴霧するノズル部と給水される給水手段を有し、前記ノズル部に供給する湯水の流量を制御する流量調整制御手段15を本体内に備えたことにより、流量調整制御手段により、コストが安く、簡単な構造で、給水量の調整を行うことができるサウナ装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、サウナ空間に設置されるサウナ装置に関する。
従来、この種の装置としては浴室用ミストサウナ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その浴室用ミストサウナ装置について図8を参照にしながら説明する。
浴室BRの壁面等に取り付けられた微噴霧ノズル101と、この微噴霧ノズル101に給湯器102からの水、温水を供給する給水路Wと、微噴霧ノズル101に熱風を供給する熱風路Aと、水、温水の供給を制御するとともに熱風の温度、熱風の流出圧を制御する制御装置108とを備えている。給水路Wには、給湯器102から供給される水、温水の流通、遮断をする電磁弁103と、水の圧力を一定にして微噴霧ノズル101に向けて流出させる減圧弁104とが介装されている。熱風路Aには、空気を圧縮して供給するコンプレッサ105と、空気の圧力を所定の圧力に調整する圧力調整弁106と、所定の圧力に調整された空気を加熱する加熱ヒータ107とが介装されている。
特開平11−192280号公報
このような従来のサウナ装置では、給水圧が高い場合に備え、給水経路に減圧弁が必要となるが、コストが高く、また、サウナ装置への給水水質の硬度が高いまたは含有不純物量が多い場合、給水弁に詰まり等が発生し耐久性の低下をまねくという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、給水圧が高い場合でも、コストが安く、簡単な構造で給水量の調整を行うことができ、また、サウナ装置への給水水質の硬度が高いまたは含有不純物量が多い場合でも、給水弁に詰まり等がなく、耐久性を向上することができるサウナ装置を提供することを目的とする。
本発明のサウナ装置は、上記目的を達成するために、サウナ空間に設置され、空気を送風する送風手段と、空気を加熱する加熱手段と、空気を加湿する加湿手段と、前記サウナ空間を換気する換気手段と、前記加湿手段に給水する給水口を備えた本体に、前記加湿手段は水を噴霧するノズル部と給水される給水手段と、前記ノズル部に供給する水の流量を制御する流量調整制御手段を備えたものである。
また、他の手段は、流量調整制御手段は、給水する量を定量化する定量化給水手段を備えるものである。
また、他の手段は、定量化給水手段は、本体の給水接続口内に備えたものである。
また、他の手段は、給水口内の水路構造をテーパ形状とし、水路の広い側から狭い側へ向け前記定流量制御手段とCリングを取付けるものである。
また、他の手段は、定量化給水手段の水経路の上流側に、フィルターを備えるものである。
また、他の手段は、給水口の下流側に、供給する水の水質を制御する水質制御手段を設けたものである。
また、他の手段は、水質制御手段は、軟水製造装置を設けるものである。
また、他の手段は、水質制御手段は、純水製造装置を備えるものである。
また、他の手段は、水質制御手段は、イオン交換水製造装置を備えるものである。
また、他の手段は、ノズル部に、供給する水の温度を制御する水温度制御手段を備えるものである。
本発明によれば、サウナ空間に設置され、空気を送風する送風手段と、空気を加熱する加熱手段と、空気を加湿する加湿手段と、前記サウナ空間を換気する換気手段と、前記加湿手段に給水する給水口を備えた本体に、前記加湿手段は水を噴霧するノズル部と給水される給水手段と、前記ノズル部に供給する水の流量を制御する流量調整制御手段を備えたことにより、流量調整制御手段により、コストが安く、設置に手間がかからなく、給水量を調整することができ、製品の性能、耐久性を維持するきおとができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、流量調整制御手段は、給水する量を定量化する定量化給水手段を備えることにより、給水圧が高い場合、定量化給水手段により、安価で簡単な構造で給水量を一定値以下に保つことができるため、給水圧に関わらず配管内の流速が一定値以下となり配管寿命を保つことができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、定量化給水手段は、本体の給水接続口内に備えたことにより、定流量手段をコンパクト化することができ、製品全体の配置を保護することができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、給水口内の水路構造をテーパ形状とし、水路の広い側から狭い側へ向け前記定流化給水手段とCリングを取付けることにより、給水の水圧が高い場合、また逆に水圧がかかった場合でも定量化給水手段の弁が外れず、また定流量制御弁のメンテナンスを容易に行うことができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、定量化給水手段の水経路の上流側に、フィルターを備えることにより、定量化給水手段に、ごみが付着することを防ぐことができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、給水口の下流側に、供給する湯水の水質を制御する水質制御手段を設けたことにより、給水された水の水質に関わらず最適な水質の水を本体内給水配管およびノズル部に供給することができるため、性能を維持することができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、水質制御手段は、軟水製造装置を設けることにより、ノズル部に供給する水を軟水とすることができるため、水分内のミネラル成分の析出を抑制することができ、配管内部のミネラル固着による詰まりを防止することができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、水質制御手段は、純水製造装置を備えることにより、ノズル部に供給する水を、純水とすることができるため、水分内には不純物が混ざらないこととなり、ノズルより噴霧する水にも不純物が混ざらないため、噴霧水による白粉を抑制することができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、水質制御手段は、イオン交換水製造装置を備えることにより、ノズルに供給する水をイオン交換水とすることができ、イオン交換フィルターを交換するだけでありメンテナンスが容易であるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
また、ノズル部に、供給する水の温度を制御する水温度制御手段を備えることにより、ノズルに供給する水は流量または水質またはその両方が制御され、さらに水温を制御することができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載のサウナ装置は、サウナ空間に設置され、空気を送風する送風手段と、空気を加熱する加熱手段と、空気を加湿する加湿手段と、前記サウナ空間を換気する換気手段と、前記加湿手段に給水する給水口を備えた本体に、前記加湿手段は水を噴霧するノズル部と給水される給水手段と、前記ノズル部に供給する水の流量を制御する流量調整制御手段を備えたこととしたものであり、本体の給水口より給水された水は、本体内の流量調整制御手段にて給水の流量を調整し、ノズルに供給するという作用を有する。
また、流量調整制御手段は、給水する量を定流化する定量化給水手段を備えることとしたものであり、本体の給水口より給水された水は、本体内の定量化給水手段にて給水の流量を調整し、ノズルに供給するという作用を有する。
また、定量化給水手段は、本体の給水接続口内に備えたこととしたものであり、本体の給水口より給水された水は、給水口内に備えた定量化給水手段にて流量を調整され、ノズル部に供給するという作用を有する。
また、給水口内の水路構造をテーパ形状とし、水路の広い側から狭い側へ向け前記定流化給水手段とCリングを取付けることとしたものであり、定量化給水手段を、給水路の上流側と下流側の両方から固定するという作用を有する。
また、定量化給水手段の水経路の上流側に、フィルターを備えることとしたものであり、本体の給水口より給水された水は、フィルターにてろ過され、次に定量化給水手段にて流量を調整され、ノズル部に供給されるという作用を有する。
また、給水口の下流側に、供給する水の水質を制御する水質制御手段を設けたこととしたものであり、本体の給水口より給水された水は、本体内水質制御手段にて水質を調整され、ノズル部に供給されるという作用を有する。
また、水質制御手段は、軟水製造装置を設けることとしたものであり、本体の給水口より給水された水は、本体内軟水製造装置にて硬度を調整され、ノズル部に供給されるという作用を有する。
また、水質制御手段は、純水製造装置を備えることとしたものであり、本体の給水口より給水された水は、本体内純水製造装置にて不純物を除去され、ノズル部に供給されるという作用を有する。
また、水質制御手段は、イオン交換水製造装置を備えることとしたものであり、本体の給水口より給水された水は、本体内イオン交換水製造装置にて脱イオン処理され、ノズル部に供給されるという作用を有する。
また、ノズル部に、供給する水の温度を制御する水温度制御手段を備えることとしたものであり、本体の給水口より給水された水は、本体内流量制御手段または水質制御手段またはその両方により調整され、次に温度を制御する手段により水温を調整された後、ノズル部に供給されるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本発明のサウナ装置は、サウナ空間1の天井2裏に設けられ、パネル3の吸込みフィルター4を有する吸込部5と吹出部6がサウナ空間1に接した配置で設置され、パネル3の吸込みフィルター4を有する吸込部5からサウナ空間1の空気を吸込み、吹出部6からサウナ空間1へ再び送風するフレーム7内にあるファン8と、ファン8を収納するファンケーシング9と、モーター10を有する送風手段11と、送風手段11からの空気を加熱する加熱手段12と、送風手段11からの空気を加湿する加湿手段13と、加湿手段に水または温水を供給するための給水口14と、前記給水口14から供給される給水量を調整する流量調整制御手段15と、給水管16の開閉をつかさどり水または温水の下流側への供給/遮断をおこなう電磁弁17と、供給された水または温水を噴霧する加湿手段13と、加湿手段13から噴霧する水滴が衝突する衝突面18を備えたものである。さらに衝突面18の風下側には大粒水滴と微細水滴を分離する気液分離手段19を備えた構成としている。さらに、サウナ空間を換気するための換気手段20がサウナ装置と一体で備えられており、モーター10、電磁弁17、換気手段20は制御手段21により運転のモードによって制御される。
ファン8の一例として下流側に加湿手段、気液分離手段と圧力損失となる部位が存在するため遠心ファンであるシロッコファンが望ましい。また、モーター10の駆動方式は直流(DC)方式、交流(AC)方式どちらでもよい。加熱手段12の一例としてヒーターがあるが絶縁式、非絶縁式、温水式、電気式いずれでもよい。加湿手段13は創出される水滴径が微細であることが望ましく、またノズルによる噴霧を衝突面に衝突させる場合野ノズルは噴射後の水流が分散し、さらに衝突スピードが大きいほど衝突後の水滴径が細かくなるため、噴霧に広がりがあり同水圧で最も噴射粒径の細かいホロコーンノズルが適している。ノズルの衝突面に対しての角度は垂直になるほど衝突エネルギーが大きくなるため、垂直に衝突する向きに備えることが望ましい。衝突面で衝突した水滴は送風手段により下流側に設置された気液分離手段へと導かれる。気液分離手段は細い網状の繊維または金属帯が複雑に絡まった形状のものでもので、水滴を含んだ空気流が気液分離手段を通過するときに、大粒水滴は繊維または金属帯に衝突し回収される。気液分離手段の性能は通過風速、突入粒子径により決定される。ここでは衝突による流体粒子分離の方法を用いたが、遠心分離方式を用いてもよくその効果になんら差異は生じない。
気液分離手段19を通過した微細水滴はサウナ対象室に供給され、一方回収された水は排水管22から外部へ排水されることとなり、サウナ対象室内には微細な液滴のみが供給される。供給された微細な液滴は大粒水滴と比較して単位あたりの表面積が大きいため、サウナ対象室内で蒸発しやすく、サウナ対象室内の湿度を有効に上昇することができる。
一方給水口下流側には流量調整制御手段15が設けられている。流量調整制御手段15を通過した供給水は一定の流量をもって下流側の電磁弁17を通過し加湿手段13に供給されることとなり、給水口14に供給する水または温水の水圧の変動、もしくは設置場所よっての水圧の違いによる加湿手段13への供給量の変化が抑制できるため、加湿手段13は外乱によらず一定の性能を維持することとなる。流量調整制御手段15は水圧により圧縮する部位を備えたものであり、給水口より供給される水圧が高い場合水圧により圧縮する部位が圧縮され供給水の流路を塞ぐことにより下流側への流量を一定に保つことができる。この作用により下流側は常時一定の流量が量給されることとなり、加湿性能のほか給水管が銅製の場合、孔蝕を防ぐべく流速に押さえることが可能となり、耐久性能が安定することとなる。
このように本発明の実施の形態1のサウナ装置によれば、流量調整制御手段15により、サウナ装置外部に減圧弁等を追加で設置する必要がないため、コストが安く、設置に手間がかからなく、給水量を調整することができることとなる。
また、流量調整制御手段15として、給水する量を定量化する定量化給水手段を備える構成とすることにより、本体の給水口より給水された湯水は、本体内の定量化給水手段にて給水の流量を調整し、ノズルに供給する。図2に定量化給水手段として定流量弁1.5L/minタイプを用いた場合の水圧と流量の関係を示す。流量は水圧が増加した場合もほぼ一定に保つことがわかる。
このような構成にすることにより、給水圧が高い場合、定量化給水手段により、簡単な構造で給水量を一定に保つことができることとなる。
なお本発明の実施例では製品を天井裏に隠蔽する構成としたが、サウナ空間の壁面に当たる部分に隠蔽、露出して取り付けてもよく、その効果、作用に差異はない。
(実施の形態2)
図3に示すように、本発明の第2の実施の形態は、本体の給水口14内に定量化給水手段23を備えた構成としたものである。
上記構成により、本体の給水口14より給水された水は、給水口内に備えた定量化給水手段23を経て一定流量に調整され、下流に位置する加湿手段13に供給されることとなる。給水口14内に定流量化給水手段を設けることにより、製品内部を構成する配管全てに一定の流量を供給することとなり、配管内の流速過多による孔蝕等の影響を配管全体にわたり抑制することができる。
また、給水口14に一定温度の温水が供給された場合、下流側には電磁弁17、給水管16、加湿手段13等が連結されて設置されている場合、各々の連結箇所には継ぎ手が存在することとなる。
このような場合、給水口14には給湯器が接続されて一定の温度が供給されている場合、前記継ぎ手が外れた場合でも外れた継ぎ手より漏水する温水の漏水量は給水口14内に備えた定量化給水手段23により一定の量となることとなる。この現象は配管外れだけでなく、配管の亀裂により起こりうる現象でも同様である。
本製品は天井に取り付けられているため、漏水が生じた場合サウナ対象室内に温水が滴下することとなる。滴下した温水がサウナ浴人体対象位置に到達するまでに少量の滴下の場合、気化潜熱を奪われ冷えた状態で達することとなるが、大量の滴下の場合気化潜熱をほとんど奪われることなくサウナ浴人体対象位置に達することとなる。図4に製品本体からの距離による水滴温度、図5にサウナ浴人体対象位置の最上部(人が立った状態で水滴に触れる位置、すなわち、600mm程度)で48℃以下となる給水量と給水温度の関係を示したグラフを記す。図4から明らかなように滴下する温水は漏水位置より離れるほど温度が低下していき、一方図5より流量が減るほどサウナ浴人体対象位置の最上部(人が立った状態で水滴に触れる位置)での温度は低下する傾向にある。このことより定量化給水手段23を設けることにより、万一の不慮の事故のときにも漏水した温水による火傷を抑制することができる。また配管外れ等の場合、大元の止水栓を止めるまで水または温水が垂れ流し状態となるが、定量化給水手段23を設けることにより被害を最小限にとどめることができる。
このように本発明の実施の形態2のサウナ装置によれば、孔蝕等を抑制することによる耐久の安定性を保ち、万一配管亀裂、外れ等が起こった場合でも被害を最小限に食い止めることができ、また給水接続口内に定流量手段を設けることにより、コンパクト化することができることとなる。
また、定量化給水手段23を本体の給水口14内に備え、給水口14内の水路構造がテーパ構造24であり上流に向かい幅狭となる構造であり、水路の広い側から狭い側へ向け定量化給水手段23を取り付け、テーパ構造24となった給水口14内の壁面と定量化給水手段23が嵌合する位置において、定量化給水手段23の下流側に位置する面に接触する位置にCリング25を取り付ける構成とする。Cリング25を取り付ける位置には取付位置が決定するように給水口14内の壁面に溝を設けた構成としている。Cリング25の一部には開放端があり、両開放端の近傍には小さな穴が設けてあり、Cリング25の前記穴をつまむことにより外径を小さくすることができ、開放するとバネの弾力で元の外径に戻る構造のものである。Cリング25を取り付ける時は両開放端の穴に力を加え外径を小さくすることにより給水口14内の壁面径より小さくし挿入することができ、給水口14内壁面に設けた溝の位置まで導いた後、Cリング25にかけた外力を除去すれば、弾性力によりCリング25の外周は給水口14内に設けた溝に嵌合し、固定されることとなる。
上記構成により、定量化給水手段23を、給水路の上流側と下流側の両方から固定することとなり、定量化給水手段23は上流側より過多の水圧がかかった場合でも外れることなく、また上流側が負圧となり上流側に吸引されても外れることのない構成とすることができる。
このように本発明の実施の形態2のサウナ装置によれば、定量化給水手段23を、コンパクト化することができることとなる。実施の形態2のサウナ装置によれば、給水の水圧が高い場合、また逆に水圧がかかった場合でも定量化給水手段23の弁が外れないこととなる。またCリング25の両開放端に設けた穴をつまむことによりCリング25を容易に取り外すことができるため、定量化給水手段23を容易に外すことができメンテナンス等が簡単となる。
また図3に示すように、定量化給水手段23の上流側に、供給される水または温水に含まれるゴミや塵を除去するフィルター26を備える構成とする。
上記構成により、本体の給水口より給水された水の内部に含まれるゴミまたは塵は、フィルター26にて除去され、定量化給水手段23にはゴミや塵の含まない水または温水を供給することとなる。
このように本発明の実施の形態2のサウナ装置によれば定量化給水手段23に、ごみが付着することを防ぐことができることとなり、定量化給水手段23のゴミ詰り等による不動作を抑制することができる。
(実施の形態3)
図6に示すように、本発明の第3の実施の形態は、給水口14の下流側に給水口14より供給された水の水質を制御する水質制御手段27を備え、水質制御手段27の下流側に流量調整制御手段15を備えた構成とし、加湿手段13には流量と水質を一定とした状態で供給することができる構成とする。水質制御手段27は流水中の全硬度、導電率、残留塩素、PH、不純物等を調整するものであり、給水口14下流の水質を常時一定に保つ制御を行うものである。
上記構成により、本体の給水口14より給水された水は、本体内の水質制御手段27にて水質を調整され、電磁弁17、給水管16、加湿手段13に供給される。加湿手段13にノズルを用いた場合、通常ノズル内は導入路、旋回流路、オリフィス流路等が設けられており、一般に流路径つまりは孔径が小さくなっている。供給水に不純物等が含まれていると小さくなった流路径を通過する際に流速は早くなり、不純物によりノズル内の磨耗が激しくなる。また供給水にミネラル分等が含まれた場合、装置運転停止中において乾燥によるミネラル分の付着や高温水によるミネラル分の析出が起こり、ノズル内の流路径が細い箇所に堆積し、ノズルつまりを起こす。
このように本発明の実施の形態3のサウナ装置によれば、給水された水の水質に関わらず最適な水質の水を本体内給水配管およびノズル部に供給することができるため、製品の性能はもとより著しく耐久性を保つことのできるサウナ装置を提供できることとなる。また、噴射水内に含まれるミネラルによる白粉の発生も解消されることとなる。
また、水質制御手段27として、給水口14近傍の下流側に軟水製造装置を備え、軟水製造装置の下流側に流量調整制御手段15を備えた構成とし、加湿手段13には流量と硬度が一定の水または温水が供給される構成とする。
上記構成により、本体の給水口14より給水された水は、本体内軟水製造装置にて硬度を抑制し、硬度の低い湯水をノズル部に供給することができる。一方軟水製造装置は塩補給用の蓋が設けれており、軟水製造能力が低下したときに塩を補給することができる。塩を補給することにより軟水製造装置は再生し、軟水製造能力を維持することとなる。
このような構造のサウナ装置によれば、ノズル部に供給する水を、軟水とすることによりノズル内の流路径が小さくなっている部分でも装置運転停止中の乾燥、高温水によるミネラル分の析出によるノズル詰りを抑制することができ、安定したノズル性能を保つことができ、耐久性にも優れたサウナ装置を提供できることとなる。
また、水質制御手段27として、給水口14近傍の下流側に純水製造装置を備え、純水製造装置の下流側に流量調整制御手段15を備えた構成とし、加湿手段13には流量と導電率を抑制した水または温水が供給される構成とする。
上記構成により、本体の給水口14より給水された水は、本体内純水製造装置にて不純物および硬度成分も合わせて除去され、加湿手段13であるノズル部に供給される。ノズル部より噴射された水はミネラル成分を含んでいないため、吹き出した水滴による白粉の問題が抑制でき、また導電率が低ければ低いほど噴射時の運動エネルギーによるマイナスイオン量が増加するという効果がある。また残留塩素も除去されるためノズルから噴射した水より放出する塩素成分が抑制され、加湿空気の塩素臭を抑制することができる。
このような構造のサウナ装置によれば、ノズル部に供給する水を純水とすることによりノズル詰りおよび配管内へのスケール付着による詰り、劣化を抑制することができ、またマイナスイオンを多く含んだ加湿空気を提供することのできるサウナ装置を提供できることとなる。
また、水質制御手段27として、給水口14近傍の下流側にイオン交換水製造装置を備え、イオン交換水製造装置の下流側に流量調整制御手段15を備えた構成としたものである。
上記構成により、本体の給水口14より給水された水は、本体内イオン交換水製造装置にて脱イオン処理され、ノズル部に供給されることとなる。このため温水を使用した際のミネラル成分の析出を抑制でき給水配管内およびノズル部へのスケールの固着を抑制できるため、優れた耐久性を有することとなる。
このような構造のサウナ装置によれば、ノズルに供給する水を、イオン交換水とすることができ、長期間使用によるスケール付着による機器の性能劣化を抑制し、機器のメンテナンスの期間を長期化することが可能なサウナ装置を提供することができる。
(実施の形態4)
図7に示すように、本発明の第4の実施の形態は、サウナ装置の給水口14の下流側に給水口14より供給された水の流量を調節する流量調節手段15または水の水質を制御する水質制御手段27またはその両方を備え、加湿手段13に供給する水温を検知する温度検知手段と、検知した水温により、給水熱源(図示せず)、流量調整制御手段15等の制御を行う制御手段21を備える構成とする。
上記構成により、本体の給水口14より給水された水は、本体内の流量調整制御手段15または水質制御手段27またはその両方により調整され、さらに温度を制御する制御手段21により水温を調整された後、加湿手段13に供給されるため、設置場所、周囲温度、装置の施工状態等によらず水量、水質、水温が常に最適な状態の給水を加湿手段13に供給することができる。また、水量、水質、水温を調整することにより、給水管の孔蝕、詰まりが起こり難くなり耐久性を向上させることができる。また、加湿手段13に供給する水の水温を49℃以下とすることにより、給水管の接続継手部分または亀裂から漏水し湯水が人体に付着した場合でも火傷を負うことがない。
このように本発明の実施の形態4のサウナ装置によれば、加湿手段13に供給する水は流量または水質またはその両方が制御され、さらに水温を制御することができるため、サウナ空間の効率的な加湿を行うことができ、また耐久性に優れ、また安全性に優れたサウナ装置を提供することができる。
最寒の北海道の地区では冬の暖房時には必ず加湿をする必要があることから暖房装置と加湿装置を一体に設けた空気調和装置の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1のサウナ装置の側面構成図 同サウナ装置の定流量弁を用いた場合の給水圧と流量の関係図 本発明の実施の形態2のサウナ装置の定量化給水手段を示す側面構成図 同サウナ装置の漏水時のサウナ装置からの距離と水滴温度の関係図 同サウナ装置の漏水時に人体対象位置最上部で48℃以下となる給水量と給水温度の関係図 本発明の実施の形態3のサウナ装置の側面構成図 本発明の実施の形態4のサウナ装置の側面構成図 従来のサウナ装置の概略構成を示す図
符号の説明
1・・・サウナ空間
11・・送風手段
12・・加熱手段
13・・加湿手段
14・・給水口
15・・流量調整制御手段
20・・換気手段
23・・定量化給水手段
24・・テーパ構造
25・・Cリング
26・・フィルター
27・・水質制御手段
28・・水温検知手段

Claims (10)

  1. サウナ空間に設置され、空気を送風する送風手段と、空気を加熱する加熱手段と、空気を加湿する加湿手段と、前記サウナ空間を換気する換気手段と、前記加湿手段に給水する給水口を備えた本体に、前記加湿手段は水を噴霧するノズル部と給水される給水手段と、前記ノズル部に供給する湯水の流量を制御する流量調整制御手段を備えたことを特徴とするサウナ装置。
  2. 流量調整制御手段は、給水する湯水量を定量化する定量化給水手段を備えることを特徴とする請求項1記載のサウナ装置。
  3. 定量化給水手段は、本体の給水口内に備えたことを特徴とする請求項1または2記載のサウナ装置。
  4. 給水口内の水路構造をテーパ構造とし、水路の広い側から狭い側へ向け前記定量化給水手段とCリングを取付けることを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載のサウナ装置。
  5. 定量化給水手段の水経路の上流側に、フィルターを備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のサウナ装置。
  6. 給水口の下流側に、供給する湯水の水質を制御する水質制御手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のサウナ装置。
  7. 水質制御手段は、軟水製造装置を設けることを特徴とする請求項6記載のサウナ装置。
  8. 水質制御手段は、純水製造装置を備えることを特徴とする請求項6または7記載のサウナ装置。
  9. 水質制御手段は、イオン交換水製造装置を備えることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のサウナ装置。
  10. ノズル部に、供給する湯水の温度を制御する水温度制御手段を備えることを特徴とした請求項1〜9のいずれかに記載のサウナ装置。
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