JP2008253112A - クレードル装置及び電子機器支持装置 - Google Patents

クレードル装置及び電子機器支持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のクレードル装置では、1個の充電台に、載置する際の位置や姿勢によって異なる処理が行われる複数の載置部を設け、実施しようとする処理の種類によって載置部を選択するようになっていたため、載置部の数だけコネクタが必要となり、部品点数が多くて不経済であるばかりでなく、充電台が大型化されていた。
【解決手段】電子機器が電気的に着脱可能に接続されるコネクタ17と、そのコネクタに接続された電子機器を側方から支える支持部4a及び、その支持部と一体的に設けられた制動部4bを有する支持部材4と、コネクタに接続された電子機器に対して接近又は離反するように支持部材を移動可能に支持すると共に、支持部の一定領域に外力が加えられたときに制動部4bを挟持して支持部材4の移動を阻止する支持部材固定機構8と、を設けた。
【選択図】図11

Description

本発明は、携帯電話、PHS、携帯音楽プレーヤ等の電子機器を電気的に接続するコネクタを有し、電子機器が有する携帯用電源装置に充電したり、音楽を音質よく再生したりすることができるクレードル装置及び、電子機器を支持する電子機器支持装置に関するものである。
従来の、この種のクレードル装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、PDA(Personal Digital Assistant)端末、デジタルカメラ、携帯電話機等の携帯情報端末及びこの携帯情報端末用のクレードル装置並びにこの携帯情報端末とクレードル装置とからなる情報端末システムに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたクレードル装置は、「携帯情報端末を第1の位置に載置するための第1の載置部と、前記携帯情報端末を第2の位置に載置するための前記第1の載置部とは異なる第2の載置部と、前記携帯情報端末に対して第1の処理を行う第1の処理手段と、前記携帯情報端末に対して第2の処理を行う第2の処理手段と、を具備し、前記携帯情報端末が前記第1の載置部に載置されている場合には前記第1の処理が行われ、前記携帯情報端末が前記第2の載置部に載置されている場合には前記第2の処理が行われる」ことを特徴としている。
このような構成を有するクレードル装置によれば、「クレードル装置に載置する際の位置や姿勢により異なる処理動作を行うことができる」(明細書の段落[0018])等の効果が期待される。
また、従来のクレードル装置の他の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、携帯電話システム、携帯電話端末、充電台及びそれらに用いる音楽再生方法に関するものが記載されている。この特許文献2に記載された充電台は、「音楽データの再生が可能な携帯電話端末に対する充電を充電端子を通して行う充電台であって、前記携帯電話端末に内蔵する音楽データの再生音が前記充電端子を経由して入力された時にその再生音を内蔵するスピーカから鳴動させる」ことを特徴としている。
このような構成を有する充電台によれば、「携帯電話端末に内蔵する音楽データの再生音を携帯電話端末の充電を行うための充電端子を経由して充電台に送り、充電台のスピーカから再生音を鳴動させることによって、利用者の利便性を損なわずに高音質な音楽データを聞くことができる」(明細書の段落[0031])という効果が期待される。
特開2006−4261号公報 特開2003−283609号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたクレードル装置では、1個の充電台に、載置する際の位置や姿勢によって異なる処理が行われる複数の載置部を設け、実施しようとする処理の種類によって載置部を選択するようになっていた。そのため、載置部の数だけコネクタが必要となり、部品点数が多くて不経済であるばかりでなく、充電台が大型化されているという問題があった。
また、特許文献2に記載された充電台では、携帯電話端末よりも大きな載置面を有し、その載置面に寝かせるように載置して携帯電話端末を充電台に装着する構成となっていた。そのため、充電台が極めて大きなものとなり、装置全体の小型化の要請に反するという問題があった。
本発明は、前述したような問題点に鑑みてなされたものであり、コネクタを1個のみとして装置全体の小型化を図ると共に、支持部材の移動操作をスムースに行うことができ、同じコネクタを用いている電子機器であれば、その筐体の厚みや幅等の寸法が異なるものであっても、それぞれ筐体を安定性よく確実に支持して移動を阻止することができるクレードル装置及び電子機器支持装置を提供する。
本発明のクレードル装置は、電子機器が電気的に着脱可能に接続されるコネクタと、そのコネクタに接続された電子機器を側方から支える支持部及び、その支持部と一体的に設けられた制動部を有する支持部材と、コネクタに接続された電子機器に対して接近又は離反するように支持部材を移動可能に支持すると共に、支持部の一定領域に外力が加えられたときに制動部を挟持して支持部材の移動を阻止する支持部材固定機構と、を設けたことを最も主要な特徴とする。
また、本発明の電子機器支持装置は、電子機器を側方から支える支持部及び、その支持部と一体的に設けられた制動部を有する支持部材と、電子機器に対して接近又は離反させるように支持部材を移動可能に支持すると共に、支持部の一定領域に外力が加えられたときに制動部を挟持して支持部材の移動を阻止する支持部材固定機構と、を設けたことを特徴とする。
本発明のクレードル装置及び電子機器支持装置によれば、電子機器を側方から支える支持部材の位置を簡単且つスムースに調整することができると共に、支持部材の一定領域に外力が加えられる場合には、支持部材が移動するのを阻止して、その位置で電子機器を確実に固定支持することができる。
支持部材の支持部の一定領域に外力が加えられるときには、支持部材の制動部を挟持して支持部材の移動を阻止する支持部材固定機構を設けることにより、所定の位置において電子機器を確実に支持することができ、その電子機器に電力を充電したり、その電子機器から音声信号を出力して音質の良い音楽を再生したりすることができるクレードル装置及び電子機器支持装置を、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図22は、本発明の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1は本発明のクレードル装置の第1の実施の例を分解して示す説明図、図2はクレードル装置の全体構成を示す組立斜視図、図3Aは正面図、図3Bは背面図、図4Aは右側面図、図4Bは平面図、図5は厚みの薄い電子機器を装着した説明図、図6は厚みの厚い電子機器を装着した説明図、図7は上ケースと挟持部材と板ばねの斜視図、図8Aは支持部材固定機構の第1の実施の例を示す側面図、図8Bは正面図、図9は平面図、図10はクレードル装置を前後方向に断面して右側面側から見た説明図、図11は前後方向に断面して左側面側から見た説明図、図12は左右方向に断面して正面側から見た説明図、図13は上ケースを取り除いた平面図、図14は回路構成の概略を示すブロック図、図15は電子機器に本発明のクレードル装置を一体に構成した実施の例を示す説明図である。
図16は本発明のクレードル装置に係る支持位置固定機構の第1の実施の例を示す力関係説明図、図17A及び図17Bは支持位置固定機構の第2の実施の例を示す斜視図及び正面図、図18は分解斜視図、図19は力関係説明図、図20は支持位置固定機構の第3の実施の例を示す力関係説明図、図21は支持位置固定機構の第4の実施の例を示す力関係説明図、図22は支持位置固定機構の第5の実施の例を示す力関係説明図である。
(1)クレードル装置の構成及び作用
まず、クレードル装置1について説明する。このクレードル装置1は、図1〜4に示すように、下ケース2と上ケース3と支持部材4と挟持部材5と板ばね6と配線基板7等を備えて構成されている。下ケース2は、平面形状が四角形をなしていて、上面に開口された筐体からなっている。即ち、下ケース2は、長方形をなす下面部2aと、この下面部2aの前端縁に連続して上方に立ち上げられた正面部2bと、下面部2aの後端縁に連続して上方に立ち上げられた背面部2cと、下面部2aの左右両端縁に連続して上方に立ち上げられた左右の側面部2d、2eとを有し、4つの面部2b〜2eは同一の高さで連続して形成されている。これら4つの面部2b〜2eによって凹部11が形成され、その凹部11を囲う4つの面部2b〜2eの周縁に、上ケース3と嵌め合わせるための縁取り部12が設けられている。
図1に示すように、下ケース2の凹部11内には配線基板13が収納されており、その配線基板13は複数個の固定ねじによって下ケース2にねじ止めされている。配線基板13には、クレードル装置1を駆動制御する制御回路部14が設けられている。制御回路部14は、マイクロコンピュータやRAM,ROM等の半導体装置15と、コンデンサその他の電子部品16等を有している。これら半導体装置15及び電子部品16等は配線基板13に実装されており、その配線基板13に設けられた配線回路と所定位置で電気的に接続されている。
更に、配線基板13の上面には、電子機器と着脱可能に接続される電子機器接続用の第1のコネクタ17と、外部装置と接続される外部装置接続用の第2のコネクタ18と、外部装置が着脱可能に接続される出力用のジャック19が取り付けられている。第1のコネクタ17は、配線基板13の前側の略中央に配置されており、その接続部は、先端側を後方へ少し傾斜させて上方に突出されている。この第1のコネクタ17に対して、携帯音楽機器や携帯電話、PHS等の電子機器が電気的及び機械的に着脱可能に接続される。この第1のコネクタ17が後方へ傾斜していることにより、その傾斜角度をもって電子機器が傾いた状態で支持される。
第2のコネクタ18は、配線基板13の後側の一側に配置されている。この第2のコネクタ18は、上下ケース2,3内に収まるように形成されており、接続ケーブル21の一端が電気的及び機械的に接続されている。この接続ケーブル21は、下ケース2の背面部2cに設けた立上げ部2fの切欠きを通過して外部に露出され、A/V(オーディオ・ビジュアル)装置やMD・CDプレーヤ等の外部装置と電気的に接続される。また、ジャック19は、配線基板13の後側の第2のコネクタ18と反対側に配置されている。このジャック19の先端部は、立上げ部2fに設けた切欠きから露出されている。このジャック19には、イヤホーン等が着脱可能に接続される。
上ケース3は、下ケース2に見合う形状及び大きさを有しており、その平面形状は長方形となっている。この上ケース3は、前後方向の中途部に段差を設けることによって前側を一段低くした平面部22が設けられ、その段差より後側に上面部3aが設けられている。この上面部3aと平面部22との間に正面部3bが形成されていて、その正面部3bは、着脱可能に装着される電子機器の傾斜角度と同程度に傾斜した斜面として設けられている。上ケース3の上面部3aの後端縁には、これに連続して下方に立ち下げられた背面部3cと、上面部3aの左右両端縁に連続して下方に立ち下げられた左右の側面部3d、3eとを有している。
上ケース3の、正面部3bを除く3つの面部3c〜3eから平面部22までの外周縁は同一の高さで連続して形成されている。正面部3bを含む4つの面部3b〜3eによって凹部23が形成され、その凹部23を囲う4つの面部3b〜3eの周縁に、下ケース2の縁取り部12と嵌め合わされる縁取り部24が設けられている。更に、背面部3cには、下ケース2の立上げ部2fとの干渉を避けるための切欠き部25が設けられている。この上ケース3の凹部23と下ケース2の凹部11によって形成される空間部内に、支持部材4の一部が挿入され、また、挟持部材5と配線基板7等が収納されている。
上ケース3の平面部22の略中央部には、着脱可能に装着される電子機器を下方から支持する台座26が設けられている。台座26は、斜め後方へ突出するように形成されていて、その上端面は、これが突出する方向と略直角をなす方向に展開されている。台座26には、左右方向に延在された長穴からなる嵌合穴27が開口されている。この嵌合穴27には、下ケース2に組み立てた状態において、当該下ケース2に固定された配線基板13に搭載されている第1のコネクタ17が貫通される。このとき、第1のコネクタ17の上部は、上ケース3の正面部3bに向って所定角度(例えば、10〜30度。但し、本発明は、この傾斜角度に限定されるものではない。)傾くように構成されている。
図7に示すように、上ケース3の平面部22の下面には、下ケース2にねじ止めするための2つのねじ止め軸部28,28が設けられている。このねじ止め軸部28に対応して配線基板13には、ねじ止め軸部28がそれぞれ挿通される2つの穴31,31が設けられている。更に、上面部3aの下面には、同じく上ケース3を下ケース2にねじ止めするための2つのねじ止め軸部29,29が設けられている。
また、図1に示すように、上ケース3の正面部3bの略中央部には、左右方向に延在された長穴からなる挿通穴32が設けられている。この挿通穴32には、支持部材4の一部をなす制動部4bが摺動自在に挿通される。支持部材4は、長尺状の板材を略くの字状に折り曲げる(例えば、65〜85度。但し、本発明は、この折曲角度に限定されるものではない。)ことによって形成されており、その折曲部の一方に支持部4aが形成され、その他方に制動部4bが形成されている。更に、制動部4bには、支持部材4の横移動を阻止して前後方向へのみ直線的に移動させるための長穴からなる2つのガイド穴33,33が設けられている。2つのガイド穴33,33は、制動部4bの略中央部において前後方向へ所定の間隔をあけて設けられている。
支持部材4の2つのガイド穴33,33には、上ケース3の平面部22の下面に設けた2つのガイドピン34,34が摺動可能に係合される。この2つのガイドピン34,34が2つのガイド穴33,33に係合された状態において、制動部4bが挟持部材5によって摺動可能に保持されている。そして、挟持部材5は、平面部22の下面に設けた2つのねじ止め軸部35,35にねじ止めされて上ケース3に固定されている。
下ケース2、上ケース3及び支持部材4の材料としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)が好適であるが、その他のエンジニアリングプラスチックを適用できることは勿論である。更に、エンジニアリングプラスチックの他にも、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金その他の金属を用いることもできる。
図1及び図7等に示すように、挟持部材5は、ヒンジ部43によって回動自在に連結された第1の挟持体41と第2の挟持体42とによって構成されている。第1の挟持体41は、支持部材4の制動部4bを保持するもので、薄い板材によって形成されている。この第1の挟持体41は、制動部4bと略平行する方向に展開された略長方形をなす平面部41aと、この平面部41aの制動部4bが往復動作する方向(動作方向)Xと直交する方向(交差方向)Yの両側に設けた2つの側面部41b,41bを有している。2つの側面部41b,41bは、平面部41aの対向する2辺を所定の幅で90度に折り曲げることによって形成されている。
この2つの側面部41b,41bの長手方向の一端にヒンジ部43が設けられている。そして、2つの側面部41b,41bの長手方向の他端に、外力が支持部4aに加えられたときの制動部4bを支える(支持する)作用部44がそれぞれ設けられている。2つの作用部44,44は、それぞれが爪状の突起として形成され、平面部41aと略平行をなすように延在されている。更に、平面部41aのヒンジ部43の近傍には、制動部4bの、作用部44が接触する面と反対側の面に圧接される2つの第1の挟持凸起45,45が設けられている。2つの第1の挟持凸起45,45は、動作方向Xに対して略左右対称となる位置に配置されていると共に、平面部41aの内面(作用部44側の面)に突出するように形成されている。
更に、平面部41aの交差方向Yの略中央部には、板ばね6のばね部6aを通過させるための開口部46が設けられている。そして、平面部41aの開口部46の動作方向X両側には、上ケース3に設けた2つのガイドピン34,34を通過させる2つの逃し穴47,47が設けられている。この2つのガイドピン34,34によって板ばね6が支持されている。
板ばね6は、長尺状に形成された薄い板状のばね材からなり、長手方向の中間部にばね部6aが設けられ、その長手方向の一端に固定部6bが設けられ、他端に摺動部6cが設けられている。板ばね6のばね部6aは、V字状(若しくはU字状)に形成されており、制動部4bに対してスムースに摺動接触するようになされている。この板ばね6の固定部6bには丸孔48aが設けられ、摺動部6cには、長手方向に延在された長孔48bが設けられている。これら丸孔48a及び長孔48bには、2つのガイドピン34,34が個別に挿通され、丸孔48aによって位置決めされる。長孔48bは、ばね部6aの弾性変形を許容するためのものである。
第2の挟持体42は、第1の挟持体41と協同して制動部4bを挟持する働きの他に、挟持部材5を上ケース3に固定する役割を有している。第2の挟持体42は、長手方向の両側において、幅方向の一側にヒンジ片43aをそれぞれ設けた薄い板材からなる。2つのヒンジ片43a,43aは互いに同方向へ90度折り曲げられており、各ヒンジ片43aには軸受穴がそれぞれ設けられている。これらヒンジ片43a,43aの間に第1の挟持体41が介在されている。そして、第1の挟持体41の2つの側面部41b,41bに設けた外向きの凸起を軸受穴にそれぞれ回動可能に係合させることによりヒンジ部43が構成されている。
第2の挟持体42は、その長手方向を交差方向Yに向けた状態で第1の挟持体41に連結されている。この第2の挟持体42の長手方向の両端は、第1の挟持体41の交差方向Yの両端からそれぞれ外側へ突出されている。そして、第2の挟持体42の一方の突出部42aには固定ねじの軸部が挿通される位置決めを兼ねた挿通穴49aが設けられ、他方の突出部42bには同じく固定ねじの軸部が挿通される位置調整を兼ねた挿通穴49bが設けられている。
更に、第2の挟持体42の、第1の挟持体41に設けた2つの第1の挟持凸起45,45と対応する位置には、同様の形状及び大きさを有する2つの第2の挟持凸起51,51が対向する側へ突出するように設けられている。2つの第2の挟持凸起51,51は、2つの第1の挟持凸起45,45とそれぞれ重なり合う位置に配置されており、これら4つの挟持凸起45,51により合計2箇所で制動部4bを挟持できる構成となっている。この挟持状態は、支持部4aの所定領域に外力が加えられたときに発生し、このとき、制動部4bの先端側が2つの作用部44,44によって支持される。このような支持状態とすることにより、支持部材4が挟持部材5によってロックされ、その位置で支持部材4の動作方向Xへの移動が阻止される。
図8A、図8B及び図9は、支持部材4を挟持部材5に組み立てることによって支持部材固定機構の第1の実施の例を構成した状態を示す右側面図、正面図及び平面図である。図8〜図9に示すように、支持部材固定機構8では、支持部材4の制動部4bが、挟持部材5の第1の挟持体41と第2の挟持体42とで囲まれた空間部内に挿入される。板ばね6は、第1の挟持体41の平面部41aと制動部4bとの間に介在されており、そのばね力によって制動部4bが第2の挟持体42側に付勢されている。これにより、制動部4bが第2の挟持体42の2つの第2の挟持凸起51,51と、第1の挟持体41の2つの作用部44,44とに押圧され、これらの4点と板ばね6のばね部6aによって支持されている。
このとき、第1の挟持体41の2つの第1の挟持凸起45,45は制動部4bから少し離れている(単に接触する程度であってもよい。)。そのため、支持部材4に作用する曲げモーメントが所定値以下となるよう(制動部4bに近い側)支持部4aに外力を水平方向或いは斜め方向に向けて加えると、支持部材4の移動を阻止するように働く抵抗力は、板ばね6のばね力によって2つの第2の挟持凸起51,51と2つの作用部44,44に発生する摩擦力と、所定値以下の小さな曲げモーメントのみとなるから、極めて容易に支持部材4を移動することができる。
これに対して、支持部4aの先端側(制動部4bから遠い側)に外力を水平方向或いは斜め方向に向けて加えると、その外力が作用する点を力点として、2つの第1の挟持凸起45,45と2つの第2の挟持凸起51,51で挟まれた部分を支点とし、2つの作用部44,44を作用点として支持部材4に大きな曲げモーメントが発生する。その結果、発生する曲げモーメントの大きさに応じて、2つの第1の挟持凸起45,45と2つの第2の挟持凸起51,51との間に制動部4bを締め付ける大きな挟持力が発生する。この締付力によって支持部材4の動作方向Xへの移動が阻止され、その位置で支持部材4を強固に固定することが可能となる。
図10〜図13は、支持部材固定機構8を、下ケース2と上ケース3とからなる筐体内に組み込んだ状態を示すもので、図10は縦方向に断面して右側面から見た図、図11は縦方向に断面して左側面から見た図、図12は縦方向に断面して正面から見た図、図13は上ケース3を取り除いた平面図である。
支持部材固定機構8は、上ケース3の内部に収納され、上面部3aの内面に複数の固定ねじ54によってねじ止めされている。このとき、挟持部材5の空間部が上ケース3の挿通穴32に対向されていて、その挿通穴32に支持部材4の制動部4bが挿通されている。支持部材4の支持部4aは、上ケース3の外部に突出され、電子機器接続用の第1のコネクタ17に対向されている。下ケース2の凹部11内には、錘(ウエイト)の役割を兼ねる2枚のベース板55,56が収納されて、ねじ止めされている。2枚のベース板55,56は、配線基板13と略同様の形状をなしており、互いに重ね合わされている。そして、上側のベース板55に、所定の隙間をあけて配線基板13がねじ止めされている。このように組み立てられた下ケース2の上に上ケース3が重ね合わされ、図10に示すように、複数の固定ねじ57によって組立・分解可能に構成されている。
次に、前述したような構成を有するクレードル装置1の組立工程を説明する。このクレードル装置1は、例えば、次のような工程を経ることによって簡単に組み立てることができる。まず、下ケース2の凹部11内にベース板55,56を重ね合わせて収納し、固定ねじでねじ止めする。次に、上側に位置するベース板55に配線基板13を固定ねじ58aでねじ止めする。これにより、配線基板13に搭載されている第1のコネクタ17及びジャック19が所定位置に位置決めされる。これと同時に或いは前後して、上ケース3に支持部材4及び挟持部材5を取り付ける。
上ケース3側の組立は、まず、上ケース3の上面部3aの内面に板ばね6を配置する。これは、板ばね6の長手方向の一側に設けた丸孔48aを、挿通穴32に近い側に位置する前側ガイドピン34に挿入すると共に、長手方向の他側に設けた長孔48bを、挿通穴32から遠い側に位置する後側ガイドピン34に挿入することによって行われる。次に、板ばね6に第1の挟持体41を重ね合わせるように挟持部材5を配置する。更に、支持部4aを平面部22と逆側に向けた状態で制動部4bを挿通穴32に挿入する。そして、挿通穴32の内側に配置された第1の挟持体41と第2の挟持体42の間に制動部4bを差し込み、更に奥まで挿入して作用部44と平面部41aの間に制動部4bの先端部を介在させる。
次に、制動部4bの先端側に位置する後側ガイド穴33に後側ガイドピン34を挿入すると共に、支持部4aに近い側に位置する前側ガイド穴33に前側ガイドピン34を挿入する。その後、図12に示すように、第2の挟持体42の長手方向両側を固定ねじ58bによって上ケース3にねじ止めする。これにより、支持部材固定機構8が上ケース3に取り付けられ、上ケース3の組立が完了する。このとき、板ばね6のばね部6aは、第1の挟持体41の平面部41aに設けた開口部46を貫通して制動部4bの一面に圧接される。その結果、制動部4bは、板ばね6のばね力によって第1の挟持体41の2つの作用部44,44と第2の挟持体42の2つの挟持凸起51,51に押圧される。
このように組み立てられた上ケース組立体を下ケース組立体に重ね合わせる。そして、図10〜図12に示すように、複数の固定ねじ57によって下ケース2を上ケース3に締付固定する。これにより、クレードル装置1の組立作業が完了する。
図2〜図4は、本発明に係るクレードル装置の実施の例の外観構成を示すもので、図2は正面側から見た斜視図、図3Aは正面図、図3Bは背面図、図4Aは右側面図、図4Bは平面図である。このような外観構成を有するクレードル装置1に対して、例えば、図5及び図6に示すような電子機器が取り付けられて使用に供される。
図5は、本発明に用いて好適な電子機器の第1の具体例を示すもので、携帯音楽プレーヤ(携帯音楽機器)60に適用したものである。この携帯音楽プレーヤ60が、クレードル装置1の充電部でもある台座26に装着され、第1のコネクタ17と電気的及び機械的に接続される。この携帯音楽プレーヤ60は、厚みが比較的薄く形成された略直方体をなす中空の筐体からなる外装ケース201を備えている。外装ケース201の正面には、アイコンやウインドウその他を画面に表示する表示装置202と、その表示装置202に表示されたアイコンやウインドウ等を選択する円盤型の操作キー203が配置されている。また、図示しないが外装ケース201の底面部には、この携帯音楽プレーヤ60をクレードル装置1等と電気的及び機械的に接続するための端末用コネクタが設けられている。この端末用コネクタは、クレードル装置1の第1のコネクタ17と接続可能な雌型コネクタである。
図6は、本発明に用いて好適な電子機器の第2の具体例を示すもので、音楽再生機能付き携帯電話機61に適用したものである。この携帯電話機61が、クレードル装置1の充電部でもある台座26に装着され、第1のコネクタ17と電気的及び機械的に接続される。この携帯電話機61は、厚みが比較的厚く形成された略直方体をなす中空の筐体からなる外装ケース211を備えている。外装ケース211の正面には、アイコンやウインドウ、入力情報その他を画面に表示する表示装置212と、その表示装置212に表示されたアイコンやウインドウ等を選択したり所望の情報を入力したりするテンキー213が配置されている。また、図示しないが外装ケース211の底面部には、この携帯電話機61をクレードル装置1等と電気的及び機械的に接続するための端末用コネクタが設けられている。この端末用コネクタも同じく、クレードル装置1の第1のコネクタ17と接続可能な雌型コネクタである。
この携帯電話機61や携帯音楽プレーヤ60をクレードル装置1に装着(セット)する場合には、その端末用コネクタ17を台座26から突出した第1のコネクタ17に嵌め合わせる。そして、電子機器を所定の深さまで差し込むことにより、携帯音楽プレーヤ60等とクレードル装置1が、電気的及び機械的に接続される。このとき、支持部材4は、予め後方へ少し移動させておく方が作業空間を広く確保できるため、作業性の点から好ましい。しかしながら、予め所定位置に支持部材4をセットしておき、その状態のまま携帯音楽プレーヤ60等を第1のコネクタ17に装着してもよいことは勿論である。
これにより、携帯音楽プレーヤ60等は、所定の角度で傾斜されてクレードル装置1に装着される。従って、クレードル装置1に装着された携帯音楽プレーヤ60等に対して、そのままの状態で操作キー203やテンキー213を押圧操作して、音楽を聴いたり、放送を聴いたりすることが可能である。この際、クレードル装置1に保持された状態の携帯音楽プレーヤ60等の操作面は、好適な角度で後方に傾斜されているため、押圧操作を容易に行うことができる。しかも、支持部材固定機構8は、操作面の近傍に押圧力を作用させたときにのみ制動部4aを挟み付けるように作用して支持部材4をロックし、操作面から離れた制動部4aに近い部分を押圧することによっては締付力が生じないか若しくはその締付力は極めて小さいものであるため、支持部材4を容易に移動させることが可能となる。
次に、支持部材4や挟持部材5等の各部材に加わる力量関係について物理的に説明する。
図16は、前述したような構成を有する支持部材固定機構8の第1の実施例に係る物理的動作を説明する物理的動作原理図である。ここでは説明を簡単にするため、支持部材4の支持部4aと制動部4bは、直角に交差しているものとする。そして、支持部4aの長さをL、挟持部材5のヒンジ部43から作用部44までの平面方向の長さをL、ヒンジ部43から第1の挟持凸起45までの平面方向の長さをL、第1の挟持凸起45から作用部44までの平面方向の長さをLとする。
ここで、外力Pが作用していない自由状態では、制動部4bは、第2の挟持体42の2つの第2の挟持凸起51と第1の挟持体41の2つの第1の挟持凸起45と第1の挟持体41の2つの作用部44とにそれぞれ接触している。このとき、制動部4bと第2の挟持凸起51との間に生じる摩擦係数をμ、制動部4bと第1の挟持凸起45との間に生じる摩擦係数をμ、制動部4bと作用部44との間に生じる摩擦係数をμとする。
いま、支持部材4の制動部4bにおける平面方向の略延長線上において、その平面方向のA方向又はB方向に外部からの力Pが作用すると、支持部材4は、2つの第2の挟持凸起51と2つの作用部44の上を摺動する。このとき、2つの第2の挟持凸起51と2つの作用部44に発生する摺動抵抗Rは、支持部材4の自重に各部の摩擦係数μ及びμを掛けたものであるため、非常に軽微なものとなる。そのため、支持部材4は、非常に軽く動かすことが可能である。
次に、支持部材4の支持部4aにおいて、制動部4bから離れた自由端側の点Qに、A方向(又はB方向)に向かう外力Pを作用させると、制動部4bの第1の挟持凸起45と第2の挟持凸起51とで挟まれた部分を回転中心として反時計方向(又は時計方向)に向う回転モーメントMが発生する。この回転モーメントMによって支持部材4が微小角度回転すると、作用部44が制動部4bの自由端側によって押圧され、第1の挟持体41が回動中心(支点)Oを中心として反時計方向に微小角度回転する。すると、第1の挟持体41の第1の挟持凸起45が制動部4bの上面に当接する。
このとき、制動部4bの下面は既に第2の挟持体42の第2の挟持凸起51に当接しているため、制動部4bは下方に移動することができず、第1の挟持凸起45と第2の挟持凸起51が制動部4bを挟み込むように密着される。更に、外力Pを同位置で加えると、支持部材4が略変位をしない状態のまま、第1の挟持体41の第1の挟持凸起45と第2の挟持体42の第2の挟持凸起51が制動部4bを強く押圧するように圧着される。このとき、支持部材4が、第1の挟持凸起45と第2の挟持凸起51との中間を回転中心O、即ち、支点としたテコの状態になる。その結果、第1の挟持体41の作用部44には、次のような力Fが加わる。
力Pによる回転モーメントM
=P・L
であるから、作用部44に加わる力F
=M/L
=P・L/L
となる。すると、第1の挟持体41には、回転中心(支点)Oの周りに回転モーメントMが発生する。
=F・L
=P(L/L)・L
となる。
すると、第1の挟持体41の第1の挟持凸起45には、次のように力Fがかかる。
=M/L
=P(L/L)・(L/L)
つまり、支持部4aに外力Pを加えると、テコによって(L/L)(L/L)倍の力Fが第1の挟持体41の第1の挟持凸起45に加わることになる。
このとき、第2の挟持体42の第2の挟持凸起51は動かないため、支持部材4の制動部4bを、第1の挟持体41の第1の挟持凸起45と第2の挟持体42の第2の挟持凸起51とがP(L/L)・(L/L)の力で挟み込むことになる。
この場合、摺動抗力Rは、制動部4bと第2の挟持凸起51との間の摩擦係数がμ、制動部4bと第1の挟持凸起45との間の摩擦係数がμであるため、
R=Fμ+Fμ
=F+μ)
この場合、μ=μのとき
R=2Fμ
=2P(L/L)・(L/L
よって、2(L/L)・(L/Lが1以上のときに、R≧Pとなり、支持部材4がロックし、その位置で停止される。
図8Aは、図16を用いて説明した本発明の物理的動作原理を具体的に実施した例である。図8Aと図16とで対応する部品には同じ番号を付している。上ケース3には板ばね6が配設されており、この板ばね6によって制動部4bに押圧力を付与している。このような押圧力を設定することにより、支持部材4の略水平に形成された制動部4bの平面方向における略延長線上に外力Pを加えた場合にも、ある程度の摺動抵抗を与えて、支持部材4が容易に移動しないように構成している。その結果、外部から手で支持部材4の位置を調整した場合にも、支持部材4の動作があまりに軽くなりすぎず、良好な動作フィーリングを与えることができる。しかも、支持部材4の位置調整を止めた場合には、その位置で支持板部材4を保持し続けることができるという効果を得ることができる。
図1等に示した支持部材固定機構8の動作原理は以上で説明したが、本発明による支持部材固定機構を発展させた形態を、その応用例として図17〜図22に示す。図17〜図19には第2の実施の例に係る動作原理を示し、図20は第3の実施の例に係る動作原理を示し、図21は第4の実施の例に係る動作原理を示し、図22は第5の実施の例に係る動作原理を示している。
図17〜図19に示す第2の実施の例は、リンク機構を3段として構成し、テコによる倍力効果を高めたものである。この実施の例によれば、材質による摩擦係数μ及びμが非常に小さい場合でも、支持部材4を容易にロックすることが可能となる。なお、図17〜図19において、前記第1の実施の例と同一部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図示するリンク機構は、左右対称構造として2組設けることが好ましいが、片側に1組だけ設ける構成としても、同様の効果を得ることができる。
図18に示すように、支持部材4の側面には3つのリンク71、72及び73が配設され、これら3つのリンク71〜73を固定板70が回動可能に支持している。固定板70は、同一面側に立ち上げられた3つの支持片70a,70b,70cと、この固定板70をケース側の部材77に取り付けるための固定片70dが設けられている。第1の支持片70aと第2の支持片70bは、動作方向Xに所定の間隔をあけて同一延長線上に配置されている。そして、第3の支持片70cは、第1及び第2の支持片70a,70bに対して交差方向Yに所定の間隔をあけると共に、第1の支持片70aから動作方向Xに所定の間隔をあけて配置されている。
3つの支持片70a,70b,70cには、それぞれ側方に突出する枢軸74a,74b,74cが一体的に設けられている。第1の支持片70aに設けた第1の枢軸74aは第3の支持片70cと反対側に突出され、第2の支持片70bに設けた第2の枢軸74bは第3の支持片70c側に突出され、第3の支持片70cに設けた第3の枢軸74cは第1の支持片70a側に突出されている。
第1のリンク71は、長手方向の一端に側方へ突出した作用部44を有する長方形の板体からなる。この第1のリンク71の長手方向の他側には、作用部44と反対側に突出する第4の枢軸74dが設けられている。そして、第4の枢軸74dと作用部44との間であって第4の枢軸74d側に偏った位置に、第1の枢軸74aが回動可能に挿通される第1の挿通穴75aが設けられている。第2のリンク72は、長方形の板体によって形成されている。この第2のリンク72の長手方向の一側には、第1のリンク71と反対側に突出する第5の枢軸74eが設けられている。第2のリンク72の長手方向の他側には、第2の枢軸74bが回動可能に挿通される第2の挿通穴75bが設けられている。そして、第2の挿通穴75bと第5の枢軸74eとの間であって第5の枢軸74e側に偏った位置に、第2の枢軸74bが回動可能に挿通される第3の挿通穴75cが設けられている。
また、第3のリンク73は、長手方向の一側に側方へ突出したアーム部73aを有する長方形の板体からなる。アーム部73aの内面には、制動部4bに当接される第3の挟持凸起76が設けられている。この第3のリンク71の長手方向の一側には、第3の枢軸74cが回動可能に挿通される第4の挿通穴75dが設けられている。そして、第3のリンク71の長手方向の他側には、第5の枢軸74eが回動可能に挿通される第5の挿通穴75eが設けられている。
図17A及び図17Bは、図18に示したような構成を有する3つのリンク71〜73を、固定板70に取り付けた状態を示している。そして、図20には、3つのリンク71〜73と固定板70の寸法関係を示している。第1のリンク71の作用部44から第1の挿通穴75aまでの長さをLa、第1の挿通穴75aから第4の枢軸74dまでの長さをLb、第2の挿通穴75bから第3の挿通穴75cまでの長さをLc、第3の挿通穴75cから第5の枢軸74eまでの長さをLd、第4の挿通穴75dから第5の挿通穴75eまでの長さをLe、第4の挿通穴75dから回動中心Oc(支点)までの長さをLf、回動中心Oc(支点)から作用部44までの長さをLgとする。
この第2の実施の例に係る支持部材固定機構では、支持部材4の制動部4bから下向きに加えられた力Fは、第1のリンク71から第2のリンク72を経て第3のリンク73に伝わり、そのたびごとにテコによって作用力が増大され、最終的に制動部4bを締め付ける力Fとなって強力に支持部材4を制動する。
図19に示すように、支持部材4の略垂直に形成された支持部4aの、略水平に形成された制動部4bから上に長さL離れたところに力Pを加えると、支持部材4には回転モーメントMが発生する。
この力Pによる回転モーメントM
=P・L
であるから、第1のリンク71に加わる力F
=M/L
=P・L/L
となる。
その後、第2のリンク72、第3のリンク73と力が伝達されるにつれて、第3のリンク73の制動凸起76において最終的に制動力として加わる力F
=P(L/L)×(L/L)×(Lc/Ld)・(L/L)
となる。
ここで、L>L、L>L、Lc>Ld、L>Lとなるように、それぞれの寸法関係を設定することにより、最終的な制動力Fの大きさを極めて大きなものにすることができる。
図20に示す支持部材固定機構は、物理的動作原理の第3の実施の例を示すものである。この第3の実施例に係る支持部材固定機構が前記第2の実施の例に係る支持部材固定機構と異なるところは、第3のリンク73を制動部4bの下側に配置した点である。そのため、構成及び作用の点においても、それらは第2の実施例と同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。このような構成とすることによっても、前記実施例と同様の効果を得ることができる。
図21に示す支持部材固定機構は、物理的動作原理の第4の実施の例を示すものである。この第4の実施例に係る支持部材固定機構が前記第2の実施の例に係る支持部材固定機構と異なるところは、第3のリンク73をパンタグラフリンク80に置き換え、一対の交差リンク81a,81bで制動部4bを挟持して制動力を得るように構成した点である。その他の構成は前記第2の実施の例と同一であるため、ここではパンタグラフリンク80について説明し、同一部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
パンタグラフリンク80は、X字状に交差するように設けた一対の交差リンク81a,81bと、この一対の交差リンク81a,81bの一端に連結した一対の側部リンク82a,82bとから構成されている。一対の交差リンク81a,81bは、交差部分に設けた回動軸83によって回動自在に連結されている。この一対の交差リンク81a,81bの一側に、互いに内向きに対向された一対の挟持凸起84a,84bが設けられている。一対の交差リンク81a,81bの他側には、それぞれ第1の連結軸85によって一対の側部リンク82a,82bの一側が回動自在に連結されている。そして、一対の側部リンク82a,82bの他側は、互いに重ね合わされて第2の連結軸86によって回動自在に連結されている。
このパンタグラフリンク80は、ケース側の部材に対して回動軸83を固定するように取り付けられる。そして、交差リンク81a,81bと側部リンク82a,82bを連結する第1の回動軸85の位置に、第2のリンク72からの力Fが作用するように構成されている。このような構成とすることによっても、前記実施例と同様の効果を得ることができる。
図22A,22Bは、本発明に係る支持部材固定機構をさらに簡素化した実施の例である。この支持部材固定機構は、左右対称の支持構造となっているため、これらの図においては右側の構成を省略し、左側のみを図示している。支持部材4の制動部4aの両側には、その側縁部を摺動可能に支持するホルダ91が設けられている。ホルダ91は、断面形状がコ字状をなしており、凹側と反対側の面に側方に突出する回動軸92が設けられている。回動軸92は、支持ブラケット93の軸受穴93aに回動自在に嵌合されている。そして、支持ブラケット93が、ケース側の部材に固定されている。
ここで、回動軸92から作用部44までの長さをL、制動部4bとホルダ91との間に生じる摩擦係数をμ、この部分の摺動抵抗をR、制動部4bと作用部44との間に生じる摩擦係数をμ、この部分の摺動抵抗をRとする。
今、支持部材4の支持部4aに外力Pを作用させると、支持部材4には曲げモーメントMが発生し、これにより、制動部4bから作用部44に力Fが作用する。即ち、
M=P・L
である。よって、
=M/L
=P・L/L
となる。また、
=μ・F
=μ・P・L/L
である。よって、μ・L/L以上であれば、支持部材4は止まる。
従って、支持部材4を移動させる力Rは、
R=R+R
であるから、R《Rのとき、R≒Rとなる。
このような構成とすることによっても、前記実施例と同様の効果を得ることができる。
上述したような本発明の実施の例によれば、次のような効果を得ることができる。
1.携帯音楽機器等の支持部材の一部にガイド軸からなるガイド部を必要としないので設計の自由度が増し、支持部から一体となった板状のデザインからなる支持部材なども実現可能となる。
2.携帯音楽機器等の支持部材の支持部分の長さLを任意に設定できる。
3.リンク機構の設計により、食い込み条件を任意に設定することができ、実際に支持部材を押した場合に食い込んで止まる位置を、任意に設定することができる。
このような作用を有する支持部材固定機構を備えたクレードル装置1は、例えば、前述したように、図5及び図6に示すようにして使用することができる。図5は、携帯音楽プレーヤ60を、クレードル装置1のコネクタ17に接続した状態を示すものである。図6は、音楽再生機能付き携帯電話機61を、クレードル装置1のコネクタ17に接続した状態を示すものである。また、本発明は、図15に示すように、電子機器と一体に構成することもできる。図15は、スピーカ装置100に電子機器支持装置101を一体に設けたものである。
スピーカ装置100は、略直方体をなすボックス102を備えており、そのボックス102の上面に電子機器支持装置101が設けられている。即ち、ボックス102の上面の前側略中央部には、電子機器を挿入可能な大きさの凹陥部103が設けられている。凹陥部103の底面の略中央部には、電子機器を電気的及び機械的に接続するためのコネクタ17が設けられている。そして、凹陥部103の背面に、電子機器を後方から支える支持部材4が、前後方向へ所定の範囲内で移動可能に設けられている。電子機器支持装置101の構成は、前述したものと同様である。
この実施の例によれば、クレードル装置1や電子機器支持装置をスピーカ装置100等の電子機器と別個独立に設ける必要がない。そのため、この種装置の使い勝手を向上させることができ、電子機器の利便性を増大させることができる。また、携帯音楽プレーヤ60等を載置支持したときにも、支持部材4が強固に固定されるため、携帯音楽プレーヤ60等の操作キー203等を押圧操作したときにも、コネクタ17に無理な力を作用させることがない。そのため、コネクタ17の破損を防ぐことができると共に、フィーリング良く操作キー203を押圧操作することが可能となる。
(2)クレードル装置の回路構成
次に、クレードル装置1の回路構成について、図14を参照して説明する。図14に示すように、クレードル装置1は、MPU(Micro Processing Unit)110によって全体を統括制御している。クレードル装置1には、第1のコネクタ17を介して携帯音楽プレーヤ60や音楽再生機能付き携帯電話機61等の電子機器が接続される。また、クレードル装置1には、接続ケーブル21を介してビデオカメラやテレビジョン、パーソナルコンピュータ、ステレオコンポーネント、CDや磁気テープ等のレコーダやプレーヤその他のA/V機器からなる外部装置120が接続される。
クレードル装置1のMPU110は、表示制御部111とミュート回路112に接続されており、これらに対して所定の制御信号を出力する。表示制御部111は、表示処理部113に接続されており、表示処理に必要な制御信号を表示処理部113に出力する。表示処理部113は、接続コネクタ17と接続されており、携帯音楽機器60等からの信号が入力される。表示処理部113は、ビデオセレクタ114と接続されており、これに所定の信号を供給する。ビデオセレクタ114は、接続ケーブル21とビデオ出力端子115に接続されている。また、ミュート回路112は、接続コネクタ17と接続ケーブル21に接続されている。これにより、コネクタ17を介して携帯音楽プレーヤ60や音楽再生機能付き携帯電話機60が充電され、或いは、音楽等の再生その他の機能が実行されるようになっている。
なお、前記実施例においては、電子機器をコネクタ接続するクレードル装置に適用した実施の例について説明したが、電子機器をブルーツース(Bluetooth)により接続する電子機器支持装置に適用できることは勿論である。この電子機器支持装置は、前述したクレードル装置からコネクタの部分を取り除くことによって実現される。即ち、電子機器支持装置は、前述した支持部材4と支持部材固定機構とによって実現されるものである。この場合、使用可能な電子機器には、ブルーツース(短距離無線伝送技術)によって信号の伝送を行う機能を備えていることが求められる。
以上説明したが、本願発明によれば、携帯音楽プレーヤや音楽再生機能付き携帯電話機等(電子機器)を接続するためのコネクタと、それら携帯音楽機器を背面から支えるための支持部材を備え、支持部材が前後に移動可能となるので、携帯音楽機器等の外形が異なる場合や、携帯音楽機器等の外形に対してのコネクタの位置が異なる場合でも、携帯音楽機器等の背面をしっかりと支えることが可能となる。そのため、携帯音楽機器等の前面にある操作キーや操作ボタン等を操作した場合の携帯音楽機器等のぐらつきを抑えることが可能となり、操作感の向上を図り、コネクタの損傷を防止することが可能となる。
更に、クレードル装置及び電子機器支持装置において、支持部材を筐体に対して前後に摺動可能とする制動部を備え、支持部材の携帯音楽機器等の背面を支える支持部と制動部との位置を離すことにより、携帯音楽機器等の操作キーや操作ボタン等を押圧した場合でも、支持部材が移動せず、また、支持部材を前後に移動したい場合には、支持部材の制動部付近を操作することによって、支持部材を移動自在とすることが可能となる。そのため、特別なストッパねじの操作やその他の支持部材のロック、アンロック等の操作を必要とせず、簡単に支持部材を前後に移動可能としながらも、携帯音楽機器等の前面にある操作ボタン等を操作した場合は、しっかりと携帯音楽機器等を支持することが可能になった。
本発明のクレードル装置の第1の実施の例を示す分解斜視図である。 本発明のクレードル装置の第1の実施の例を示す組立斜視図である。 本発明のクレードル装置の第1の実施の例を示すもので、図3Aは正面図、図3Bは背面図である。 本発明のクレードル装置の第1の実施の例を示すもので、図4Aは右側面図、図4Bは平面図である。 本発明のクレードル装置に厚みの薄い電子機器を装着した説明図である。 本発明のクレードル装置に厚みの厚い電子機器を装着した説明図である。 本発明のクレードル装置の上ケースと板ばねと挟持部材を下方から見た斜視図である。 本発明のクレードル装置に係る支持部材固定機構の第1の実施の例を示すもので、図8Aは右側面図、図8Bは正面図である。 本発明のクレードル装置に係る支持部材固定機構の第1の実施の例を示す平面図である。 本発明のクレードル装置の第1の実施の例を縦方向に断面して右側から見た説明図である。 本発明のクレードル装置の第1の実施の例を縦方向に断面して左側から見た説明図である。 本発明のクレードル装置の第1の実施の例を縦方向に断面して正面から見た説明図である。 本発明のクレードル装置の上ケースを取り除いて平面から見た説明図である。 本発明のクレードル装置の回路構成の概略を示すブロック説明図である。 本発明のクレードル装置を備えた電子機器の第1の実施の例を示す斜視図である。 本発明のクレードル装置に係る支持部材固定機構の第1の実施の例を示す力関係説明図である。 本発明のクレードル装置に係る支持位置固定機構を示すもので、図17Aは斜視図、図17Bは正面図である。 本発明のクレードル装置に係る支持部材固定機構の第1の実施の例を示す分解斜視図である。 本発明のクレードル装置に係る支持部材固定機構の第2の実施の例を示す力関係説明図である。 本発明のクレードル装置に係る支持部材固定機構の第3の実施の例を示す力関係説明図である。 本発明のクレードル装置に係る支持部材固定機構の第4の実施の例を示す力関係説明図である。 本発明のクレードル装置に係る支持位置固定機構の第5の実施の例を示すもので、図22Aは斜視図、図22Bは側面図である。
符号の説明
1…クレードル装置、 2…下ケース、 3…上ケース、 4…支持部材、 5…挟持部材、 6…板ばね、 7…配線基板、 8…支持部材固定機構、 17…コネクタ、 26…台座、 41…第1の挟持体、 42…第2の挟持体、 43…ヒンジ部、 44…作用部、 45…第1の挟持凸起、 51…第2の挟持凸起、 60…携帯音楽プレーヤ(電子機器)、 61…音楽再生機能付き携帯電話機(電子機器)、70…固定板、 71…第1のリンク、 72…第2のリンク、 73…第3のリンク、 76…制動凸起、 80…パンタグラフリンク、 84a,84b…挟持凸起、 100…スピーカ装置(電子機器)、 101…電子機器支持装置、 120…外部装置

Claims (6)

  1. 電子機器が電気的に着脱可能に接続されるコネクタと、
    前記コネクタに接続された前記電子機器を側方から支える支持部及び、当該支持部と一体的に設けられた制動部を有する支持部材と、
    前記コネクタに接続された前記電子機器に対して接近又は離反するように前記支持部材を移動可能に支持すると共に、前記支持部の一定領域に外力が加えられたときに前記制動部を挟持して当該支持部材の移動を阻止する支持部材固定機構と、を設けた
    ことを特徴とするクレードル装置。
  2. 前記支持部は、上方へ立ち上げるように展開された板状の立上げ板片からなり、前記制動部は、前記立上げ板片の下端に連続されて水平方向に展開された板状の水平板片からなり、前記水平板片には前後方向に延在された長穴を設け、
    前記支持部材固定機構側に設けたストッパピンを前記長穴に係合することにより前記支持部材の移動方向と移動量を規制した
    ことを特徴とする請求項1記載のクレードル装置。
  3. 前記支持部材は、エンジニアリングプラスチックによって一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のクレードル装置。
  4. 前記支持部材固定機構は、ヒンジ部によって回動可能に連結された第1の挟持体と第2の挟持体を有する挟持部材を具え、
    前記第1の挟持体及び前記第2の挟持体に、前記外力が加えられたときに前記制動部を両側から挟む挟持凸起をそれぞれ設けると共に、当該第1の挟持体及び当該第2の挟持体の一方に、前記挟持凸起より前記支持部から遠い位置で当該制動部を支える作用部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のクレードル装置。
  5. 前記支持部材固定機構は、2本又は3本以上のリンクを有するリンク機構を具え、
    前記支持部の一定領域に外力が加えられたときに、その外力を前記リンク機構により拡大して前記制動部を挟持して当該支持部材の移動を阻止するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のクレードル装置。
  6. 電子機器を側方から支える支持部及び、当該支持部と一体的に設けられた制動部を有する支持部材と、
    前記電子機器に対して接近又は離反させるように前記支持部材を移動可能に支持すると共に、前記支持部の一定領域に外力が加えられたときに前記制動部を挟持して当該支持部材の移動を阻止する支持部材固定機構と、を設けた
    ことを特徴とする電子機器支持装置。
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