JP2013055818A - クレードル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器が接続されたコネクタの破損を防止することができるクレードル装置を提供する。
【解決手段】クレードル装置は、クレードル筐体と、クレードル筐体に設けられ、電子機器を載置するトレイと、トレイに傾動可能に設けられたコネクタ支持部と、コネクタ支持部に支持され、電子機器と電気的に接続されるコネクタと、コネクタに接続された電子機器の底面に当接し、コネクタ支持部の傾動に伴って動作することにより、電子機器を押し上げるレバーとを備える。
【選択図】図3
【解決手段】クレードル装置は、クレードル筐体と、クレードル筐体に設けられ、電子機器を載置するトレイと、トレイに傾動可能に設けられたコネクタ支持部と、コネクタ支持部に支持され、電子機器と電気的に接続されるコネクタと、コネクタに接続された電子機器の底面に当接し、コネクタ支持部の傾動に伴って動作することにより、電子機器を押し上げるレバーとを備える。
【選択図】図3
Description
この発明は、クレードル装置に関し、詳しくは、電子機器を支持するクレードル装置に関する。
従来から、携帯型音楽再生装置、携帯電話などの電子機器を支持するとともに、その電子機器と電気的に接続する、いわゆるクレードル装置が利用されている(特許文献1)。このようなクレードル装置には、電子機器と接続するためのコネクタが設けられており、このコネクタを介して、電子機器の充電や、クレードル装置が接続される外部機器と電子機器との間でのデータの送受信が可能となっている。このようなクレードル装置例えば、ドックスピーカなどに用いられている。
特許文献1に記載したようなクレードル装置においては、電子機器をコネクタから取り外す際にはユーザは電子機器を引っ張る必要がある。電子機器を取り外そうとして、前後へ傾けながら電子機器を引っ張ると、電子機器およびコネクタに過度の力がかかり、コネクタが破損してしまうというおそれがある。
したがって、本技術の目的は、電子機器が接続されるコネクタの破損を防止することができるクレードル装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本技術は、クレードル筐体と、クレードル筐体に設けられ、電子機器を載置するトレイと、トレイに傾動可能に設けられたコネクタ支持部と、コネクタ支持部に支持され、電子機器と電気的に接続されるコネクタと、コネクタに接続された電子機器の底面に当接し、コネクタ支持部の傾動に伴って動作することにより、電子機器を押し上げるレバーとを備えるクレードル装置である。
本願開示の装置の少なくとも1つの実施形態によれば、コネクタと電子機器の着脱を容易にし、コネクタが破損することを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<1.実施の形態>
[1−1.ドックスピーカの構成]
[1−2.クレードル装置の構成]
[1−3.クレードル装置の動作]
<2.変形例>
<1.実施の形態>
[1−1.ドックスピーカの構成]
[1−2.クレードル装置の構成]
[1−3.クレードル装置の動作]
<2.変形例>
<1.実施の形態>
[1−1.ドックスピーカの構成]
図1は、音声出力装置としてのドックスピーカ1の外観構成を示す斜視図である。ドックスピーカ1はドックスピーカ筐体2、Lchスピーカ3、Rchスピーカ4、ウーファー5、ネット6、操作部7、背もたれ部8、およびクレードル装置10とから構成されている。また、内部には、さらに制御回路、受信アンテナ、チューナ、記憶媒体、音声処理回路、アンプ部などが設けられている(いずれも図示せず。)。
[1−1.ドックスピーカの構成]
図1は、音声出力装置としてのドックスピーカ1の外観構成を示す斜視図である。ドックスピーカ1はドックスピーカ筐体2、Lchスピーカ3、Rchスピーカ4、ウーファー5、ネット6、操作部7、背もたれ部8、およびクレードル装置10とから構成されている。また、内部には、さらに制御回路、受信アンテナ、チューナ、記憶媒体、音声処理回路、アンプ部などが設けられている(いずれも図示せず。)。
ドックスピーカ筐体2は、左右両端が丸みを帯びるように形成されると共に、上方に向かうに従いすぼんでいくように形成されている。ただし、ドックスピーカ筐体2はこのような形状に限られるものではなく、他の形状、例えば長方形状などであってもよい。ドックスピーカ筐体2は、例えば、プラスチックなどの合成樹脂、アルミニウム、金属などにより構成されており、その内部にスピーカ、制御回路、音声処理回路などが設けられている。
Lchスピーカ3、Rchスピーカ4は、ドックスピーカ1に接続される電子機器1000に保存された音声データを音声として出力するものである。図1に示すドックスピーカ1においては、Lchスピーカ3、Rchスピーカ4は、ドックスピーカ筐体2の前面から音声が出力されるように前方を向いた状態でドックスピーカ筐体2内に設けられている。
本実施の形態においては、ドックスピーカ1に向かって左側の筐体内にLchスピーカ3が設けられ、ドックスピーカ1に向かって右側の筐体内にRchスピーカ4が設けられている。さらにLchスピーカ3とRchスピーカ4との間の筐体内には低音域用のスピーカであるウーファー5が設けられている。そして、ドックスピーカ筐体2の前面側はネット6などの網状体によってカバーされている。
操作部7は、ドックスピーカ筐体2の上面に設けられた種々の操作用ボタンからなる。操作部7としては例えば、電源ボタン、再生ボタン、停止ボタン、曲送りボタン、曲戻しボタンなどがある。これらのボタンをユーザが押下することにより、操作部7に対して入力がなされると、その入力に応じた制御信号が生成されて、その制御信号が制御回路に出力される。そして、制御回路はその制御信号に対応したドックスピーカ1の制御を行う。
ドックスピーカ筐体2の前面幅方向略中央には、クレードル装置10に載置される電子機器1000を背後から支持する突起状の背もたれ部8が突出している。背もたれ部8は、ドックスピーカ筐体2の幅方向と水平方向に沿って所定の長さを有する突起として形成されている。電子機器1000はクレードル装置10により下から支えられるとともに、背もたれ部8により背後から支えられる。なお、背もたれ部8は必ずしも儲ける必要はなく、クレードル装置10のみで電子機器1000を支持するようにしてもよい。
クレードル装置10は、図2に示されるように、携帯型音楽再生装置、携帯電話機、スマートフォン、携帯ゲーム機、タブレット端末など(以下、これらを総称して電子機器1000と称する。)のドックスピーカ1に接続される電子機器1000を支持するものである。クレードル装置10は、コネクタ11を備え、電子機器1000をドックスピーカ1に電気的に接続させるためのものである。図示は省略するが、コネクタ11は配線によって、ドックスピーカ筐体2内部の制御回路、音声処理回路などに接続されている。
図3に示されるように、クレードル装置10は、ドックスピーカ筐体2に組み込まれるクレードル筐体100と、そのクレードル筐体100内をスライド可能に構成されたトレイ200とから構成されている。トレイ200は使用しない場合にはスライド部をドックスピーカ筐体2内に収納することが可能である。使用する場合には、ユーザはトレイ200をスライドさせることにより排出して、コネクタ11を外部に露出させる。なお、クレードル装置10の詳細な構成については後述する。
制御回路は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして、ROMに記憶されたプログラムに従い様々な処理を実行してコマンドの発行を行うことによってドックスピーカ1全体の制御を行う。
チューナは、選択されたチャンネルに対応する周波数に受信アンテナが受信している電波を同調させる同調回路、信号の復調処理を行う復調回路などを含む地上デジタルラジオ放送用のチューナである。チューナは、選択された高周波信号から音声信号を得て、音声処理部などに出力する。ただし、このようなラジオ機能はドックスピーカ1における必須の構成ではない。
記憶媒体は、不揮発性メモリなどにより構成された大容量記憶媒体である。記憶部には音声データなどのコンテンツデータなどが保存される。
音声処理回路は、電子機器1000などから転送された音楽データなどに対してデコード処理などの所定の処理を施してアンプ部に供給する。アンプ部は、供給された音声信号に対して増幅処理を施し、その音声信号をスピーカに供給する。音声処理部、アンプ部などによって処理が施された音声は最終的にスピーカから出力される。
[1−2.クレードル装置の構成]
次に、クレードル装置10の構成について説明する。図3は、クレードル装置10の外観構成を示す斜視図である。クレードル装置10は、クレードル筐体100と、クレードル筐体100内おいてスライド可能に設けられたトレイ200とから構成されている。トレイ200には電子機器1000が接続されるコネクタ11が設けられている。クレードル筐体100およびトレイ200は、例えばプラスチックなどの合成樹脂を用いて形成されている。
次に、クレードル装置10の構成について説明する。図3は、クレードル装置10の外観構成を示す斜視図である。クレードル装置10は、クレードル筐体100と、クレードル筐体100内おいてスライド可能に設けられたトレイ200とから構成されている。トレイ200には電子機器1000が接続されるコネクタ11が設けられている。クレードル筐体100およびトレイ200は、例えばプラスチックなどの合成樹脂を用いて形成されている。
トレイ200は、クレードル筐体100内で収納方向および排出方向にスライド可能に構成されている。コネクタ11に電子機器1000を接続する場合には、トレイ200を排出方向にスライドさせることによりコネクタ11を外部に露出させる。一方、コネクタ11に電子機器1000を接続しない場合には収納方向にスライドさせることにより、トレイ200をクレードル筐体100内に収納させる。なお、以下の説明において、トレイ200がクレードル筐体100から突出し、コネクタ11が露出している状態をトレイ200の排出状態と称し、トレイ200がクレードル筐体100内に収納されている状態を収納状態と称する。
図4Aはクレードル筐体100の外観構成を示す斜視図である。また、図4Bはクレードル筐体100の構成を示す分解図である。図4Aに示されるように、クレードル筐体100は、前方が開口した中空の筒状に構成されている。また、図4Bに示されるように、クレードル筐体100は、上側ケース110と下側ケース120の2つの部材により構成されている。上側ケース110と下側ケース120とは例えば、ネジなどで接続されている。図5は、クレードル筐体100を構成する上側ケース110の裏面側を示す図である。
上側ケース110には幅方向略中央には略扇状に形成された扇形穴111が形成されている。また、上側ケース110にはロックアーム112が設けられている。ロックアーム112は、図4に示されるように上側ケース110の上面に露出した回動アーム112Aと、図5に示されるように、下方に突出するように設けられたロック用突起112Bとから側面視略L字状に構成されている。回動アーム112Aの一端側に設けられたロック用突起112Bは、上側ケース110の上面に形成された扇形穴111からクレードル筐体100内に突出するように構成されている。ロックアーム112は上側ケース110において、ネジなどで固定された他端側を支点としてa、b方向に動作可能に設けられている。
図4Bに示されるように、下側ケース120は、矩形状の底面部121と、底面部121の後端縁から上方に立ち上げられた背面部122と、底面部121の左右両端縁から上方に立ち上げられた側面部123とから構成されている。
下側ケース120の底面部121上には直線状の案内溝124が設けられている。案内溝124には後述するトレイ200が備える案内突起550が摺動可能に嵌入する。案内溝124にトレイ200の案内突起550が入り込んだ状態で下側ケース120上をトレイ200がスライドすることにより、トレイ200は真っ直ぐにスライドすることが可能となる。
案内溝124の一端にはトレイ200が備える案内突起550が衝突することにより、トレイ200のスライドを停止させる、突起状のスライド止部125が設けられている。トレイ200が所定の距離排出方向へスライドすると、案内突起550がスライド止部125に衝突してトレイ200の排出方向へのスライドが止まるので、トレイ200がクレードル筐体100から外れてしまうことがない。
また、底面部121には直線状のギヤであるラックギヤ125が設けられている。ラックギヤ125には、後述するトレイ200に設けられた円形ギヤ560が係合する。ラックギヤ125により、トレイ200のスライド動作に伴って円形ギヤ560が回転する。これにより、トレイ200のスライド速度が減速される。
また、底面部121には二股バネ127が設けられている。二股バネ127の一端はクレードル筐体100の背面部122に掛合しており、さらに、他端はトレイ200の案内突起550に掛合している。二股バネ127は、拡開するバネ力によりトレイ200を常に排出方向に付勢するものである。トレイ200は二股バネ127の拡開力によって排出方向へスライドすることとなる。なお、トレイ200を排出方向へ付勢するバネは二股バネ127に限られず、例えば、コイルばねであってもよい。
さらに、底面部121には、排出状態にあるトレイ200の収納方向へのスライドを規制して、トレイ200を排出状態で固定するためのトレイ掛止突起128が設けられている。排出状態においては、トレイ200が備える可動ストッパー540がこのトレイ掛止突起128に掛合することにより、トレイ200は収納方向へスライドすることができず、トレイ200が排出状態で固定される。
側面部123には計ダンパ129、129、・・が設けられている。クレードル装置10はダンパ129を介してドックスピーカに接続されている。クレードル装置10全体はダンパ129によってドックスピーカ筐体2にフローティング状態で設けられている。これにより、ドックスピーカ1が備えるスピーカが発生させる振動がクレードル装置10に伝わることを抑制することができる。ここで、フローティング状態とは、ドックスピーカの筐体とクレードル装置10とは接触せずにさらに、直接接続されておらず、ダンパ129を介して間接的に接続されている状態をいう。
図6は、トレイ200がクレードル筐体100内にスライド可能に設けられた状態において、上側ケース110を除いた状態を示す図である。また、図7は、クレードル筐体100にスライド可能に設けられた状態のトレイ200の構成を示す分解斜視図である。
図7に示されるように、トレイ200は上側外部スライド部300、下側外部スライド部400、内部スライド部500の3つのスライド部によって構成されている。上側外部スライド部300と下側外部スライド部400とは、内部スライド部500を挟み込むようにして接続されることにより、内部スライド部500に対して一体的にスライド動作するように構成されている。内部スライド部500はクレードル筐体100上において下側ケース120に対してスライド可能に設けられている。一体的に動作するように接続されている上側外部スライド部300と下側外部スライド部400とが特許請求の範囲における外部スライド部に相当する。
上側外部スライド部300の前方には内側において深く凹んだ内側台座部310と、内側台座部310の外側において、内側台座部310より浅く凹んだ外側台座部320とが形成されている。内側台座部310は例えば、スマートフォン、携帯電話機など比較的小型の電子機器の台座として機能する。外側台座部320はタブレット端末、携帯ゲーム機などの比較的大型の電子機器の台座として機能する。なお、外側台座部320には載置される電子機器1000に傷がつくことを防止するためのゴムなどの弾性材330が設けられている。
また、上側外部スライド部300の内側台座部310と外側台座部320の略中央には内部スライド部500に設けられたコネクタ11およびレバー510が露出するための開口部340が形成されている。
また、上側外部スライド部300の後方略中央にはロック用溝350が設けられている。ロック用溝350にはクレードル筐体100に設けられたロックアーム112のロック用突起112Bが摺動可能に挿入される。ロック用溝350は、クレードル筐体100のロックアーム112ともにトレイ200をクレードル筐体100内に収納した状態でロックするロック機構を構成する。
さらに、図6に示されるように、トレイ200を構成する上側外部スライド部300の上面には外部スライド部戻しバネ360が設けられている。外部スライド部戻しバネ360は、一端側は上側外部スライド部300に、他端側は内部スライド部500に当接するように設けられており、上側外部スライド部300を常時排出方向に付勢している。外部スライド部戻しバネ360は、内部スライド部500に対して収納方向にスライドした上側外部スライド部300および下側外部スライド部400を排出方向に戻す働きをする。
図8は、ロック用溝350の構成を示す上側外部スライド部300の部分拡大平面図である。ロック用溝350は、直線部350A、分岐部350B、第1ルート部350C、第1折り返し部350D、ロック部350E、第2折り返し部350Fおよび第2ルート部350Gから構成されている。詳しくは後述するが、ロック部350Eは側面が曲面状に形成されており、ロック用突起112Bはロック部350Eに位置すると、側面に引っ掛かることとなる。これにより、クレードル筐体100内に収納された状態でトレイ200のスライド動作がロックされる。ロックアーム112のロック用突起112Bは、トレイ200の収納方向へのスライド動作に伴って直線部350Aから分岐部350B、第1ルート部350C、第1折り返し部350Dを経てロック部350Eへ移動する。また、ロック用突起112Bは、トレイ200の排出方向へのスライド動作に伴って、ロック部350Eから第2折り返し部350F、第2ルート部350Gを経て直線部350Aへ移動する。
直線部350Aと第2ルート部350Gの境には第1段差350Hが形成されており、直線部350Aに対して第2ルート部350Gが高くなっている。また、第1ルート部350Cと第1折り返し部350Dとの境には第2段差350Iが形成されており、第1折り返し部350Dに対して第1ルート部350Cが高くなっている。また、第1折り返し部350Dとロック部350Eの境には第3段差350Jが形成されており、ロック部350Eに対して第1折り返し部350Dが高くなっている。また、ロック部350Eと第2折り返し部350Fとの間には第4段差350Kが形成されており、第2折り返し部350Fに対してロック部350Eが高くなっている。このように、ロック用溝350は複数の段差により階段状に形成されている。このように段差が設けられているのは、ロックアーム112のロック用突起112Bが逆向きに上述した移動方向とは逆方向に移動することを防止するためである。ロック用溝350とロックアーム112によってなされるトレイ200のロックの詳細については後述する。
図9は、上側外部スライド部300の裏面側を示す図である。上側外部スライド部300の裏面には、押動突起370が設けられている。押動突起370は、上側外部スライド部300が内部スライド部500に対して収納方向にスライドすることにより、内部スライド部500に設けられた可動ストッパー540の可動用突起部543を押動する。これにより可動ストッパー540が動作して、トレイ200の排出状態の固定が解除されて、トレイの収納方向へのスライドが可能となる。
また、上側外部スライド部300の裏面側には、上側外部スライド部300と内部スライド部500とを嵌め合わせ、さらに、上側外部スライド部300と下側外部スライド部400とを接続するための4つの上側嵌めこみ突起380、380、・・が設けられている。さらに、上側外部スライド部300の裏面側には、上側外部スライド部300と内部スライド部500とを嵌め合わせるための2つの嵌め込み爪390、390が設けられている。
説明は図7に戻り、次に、下側外部スライド部400の構成について説明する。下側外部スライド部400は、上述した上側外部スライド部300の上側嵌めこみ突起380と嵌合するための4つの下側嵌めこみ突起410、410、・・が設けられている。この下側嵌めこみ突起410と上側外部スライド部300の上側嵌めこみ突起380とが嵌め合わされることにより、上側外部スライド部300と下側外部スライド部400とは内部スライド部500を挟み込んだ状態で接続される。接続された上側外部スライド部300と下側外部スライド部400は、内部スライド部500に対して一体的にスライド動作する。
また、下側外部スライド部400には、内部スライド部500に設けられたレバー510が接触する2つのレバー当接突起420、420が設けられている。レバー当接突起420は、内部スライド部500に設けられたレバー510が当接することにより、下側外部スライド部400および上側外部スライド部300の内部スライド部500に対するスライド動作を規制するものである。
次に図7および図10を参照して内部スライド部500の構成について説明する。図10Aは、内部スライド部500に設けられるレバー510の構成を示す側面図および平面図である。また、図10Bは内部スライド部500に設けられるコネクタ支持部530の構成を示す側面図および平面図である。さらに、図10Cはレバー510とコネクタ支持部530との位置関係を示す側面図および平面図である。
内部スライド部500は、クレードル筐体100を構成する下側ケース120上においてスライド可能に設けられている。内部スライド部500にはレバー510が設けられている。レバー510は、コネクタ11に接続された電子機器1000を下から押し上げることにより、電子機器1000のコネクタ11からの取り外しを容易にする役割を果たす。また、レバー510は電子機器1000を押し上げることにより電子機器1000のコネクタ11からの取り外しを容易にするため、取り外しの際に誤ってコネクタの破損させてしまうことを防止することもできる。また、レバー510は、上側外部スライド部300および下側外部スライド部400の収納方向へのスライド動作をロックする役割も果たす。さらに、コネクタ11に接続される電子機器1000に押圧されることによって動作するため、電子機器1000の接続の有無の検知にも用いられることが可能である。これらレバー510の役割については後述する。
レバー510は、一端側のレバー回転軸511によって内部スライド部500に軸支されることにより、レバー回転軸511を回転中心としてc、d方向に回動可能に構成されている。レバー510は、下側を内部スライド部500に支持されたレバー押し上げバネ520によって、常時c方向に回動するように付勢されている。
レバー510は他端側において下方向に延びる略L字型の第1アーム部512を備える。さらに、レバー510は、下方向に延びる略L字型の第2アーム部513を備える。図10Cに示されるように、第2アーム部513はコネクタ支持部530のレバー掛合突起532が掛合可能な位置に設けられている。また、レバー510の上面部分はコネクタ11に接続された電子機器1000を押し上げる際に電子機器1000に接触する機器当接部514として機能する。
図10Aの平面図で示されるように、レバー510は二股状に形成されている。これにより、2つの第1アーム部512の先端が下側外部スライド部に設けられた2つのレバー当接突起420にそれぞれ当接するようになっている。
また、内部スライド部500には、コネクタ11を支持するためのコネクタ支持部530が設けられている。図10Bに示されるように、コネクタ支持部530はコネクタ支持部回転軸531を介して内部スライド部500に軸支されている。これにより、コネクタ支持部530は、コネクタ支持部回転軸531を回転中心としてe、f方向に回転可能に構成されている。
また、コネクタ支持部530の左右には外側に突出するレバー掛合突起532がそれぞれ設けられている。図10Cに示されるように、レバー掛合突起532にはレバー510の第2アーム部513が掛合する。レバー510の第2アーム部513がレバー掛合突起532が掛合することにより、レバー510のc方向への回動が所定の位置までで規制されている。さらに、コネクタ支持部530がf方向に回動した場合には、レバー掛合突起532が上に持ち上がってレバー510を下から押動することにより、レバー510をC方向に回動させる。
コネクタ支持部530は、内部スライド部500に固定されたダブルトーションバネ533によって先端がe方向に回動するように常時付勢されている。
コネクタ支持部530の上部には、電子機器1000をドックスピーカ1に電気的に接続するためのコネクタ11が設けられている。図においてはコネクタ11の一例として30ピンDockコネクタが記載されている。ただし、コネクタ11は30ピンDockコネクタに限られるものではなく、USB(Universal Serial Bus:)コネクタ、Thunderboltコネクタ、Firewireコネクタなど電子機器と接続するためのコネクタであればどのようなものでもよい。コネクタは配線(図示せず。)によりドックスピーカ1内部の制御回路などに電気的に接続されている。
図11Aは内部スライド部500の底面側の構成を示す図である。図11Bは、クレードル筐体100およびトレイ200の底面側の構成を示す図である。図6、図11Aおよび図11Bに示されるように、内部スライド部500には可動ストッパー540が設けられている。図12は、可動ストッパー540の側面図である。可動ストッパー540と、クレードル筐体100の下側ケース120に設けられたトレイ掛止突起128により特許請求の範囲におけるストッパー機構が構成される。
可動ストッパー540は、図11Aおよび図12に示されるように内部スライド部500の裏面においてストッパー回転軸541を介して内部スライド部500に軸支されている。これにより、可動ストッパー540はストッパー回転軸541を回転中心としてg、h方向に動作可能に構成されている。
可動ストッパー540は、下方に伸びる掛止用突起部542と、上方に延びる可動用突起部543との2つの突起を備える。図11Aおよび図11Bに示されるように掛止用突起部542は、内部スライド部500の底面から外部に露出している。また、可動用突起部543は図6に示されるように内部スライド部500の上面から露出している。
掛止用突起部542は、トレイ200の排出状態において、クレードル筐体100を構成する下側ケース120のトレイ掛止突起128に掛合するものである。掛止用突起部542がトレイ掛止突起128に掛合することにより、トレイ200の収納方向へのスライドが規制されて、トレイ200が排出状態で固定される。
可動ストッパー540はストッパー動作バネ544によって常時h方向に回動するように付勢されている。
また、図11Aに示されるように、下側外部スライド部400の裏面側には下側に突出するように案内突起550が設けられている。案内突起550がクレードル筐体100の案内溝124に入り込むことにより、トレイ200がクレードル筐体100に対して真直にスライドすることが可能となる。
また、内部スライド部500の裏面側には円形ギヤ560が回転自在に設けられている。円形ギヤ560はクレードル筐体100に設けられたラックギヤ125に係合するものである。円形ギヤ560の歯車軸(図示せず。)には、例えばOリング(図示せず。)などを用いることにより軽微な摩擦負荷が加えられている。トレイ200がクレードル筐体100内でスライドすると、ラックギヤ125によって円形ギヤ560が回転する。円形ギヤ560には摩擦負荷が加えられているため、その摩擦負荷によりトレイ200のスライド速度は適切な速度に減速される。
また、内部スライド部500には、2つのレバー当接突起挿入穴570が形成されている。レバー当接突起挿入穴570には、上側外部スライド部300と下側外部スライド部400とを内部スライド部500を挟み込んで接続した状態において、下側外部スライド部400のレバー当接突起420が挿入される。レバー当接突起挿入穴570に下側外部スライド部400のレバー当接突起420が挿入されることにより、図13Bに示されるように、レバー510の第1アーム部512と、レバー当接突起420とが当接することが可能となる。
さらに、内部スライド部500には4つの嵌め込み穴580、580、・・が形成されている。4つの嵌め込み穴580には上側外部スライド部300に設けられた4つの上側嵌め込み突起380がそれぞれ挿入される。4つの上側嵌め込み突起380は、4つの嵌め込み穴580に挿入された状態で、下側外部スライド部400に設けられた4つの下側嵌め込み突起410と嵌め合わされる。また、内部スライド部500には2つの爪係合部590が設けられている。2つの爪係合部590には上側外部スライド部300に設けられた2つの嵌め込み爪390が嵌め込まれる。これにより、上側外部スライド部300と下側外部スライド部400とは、内部スライド部500を挟み込んだ状態で接続される。
なお、図11Aに示されるように、下側外部スライド部400の4つの嵌め込み穴580と2つの爪係合部590は、トレイ200のスライド方向に伸びた略長方形状に形成されている。これにより、上側外部スライド部300および下側外部スライド部400は、嵌め込み穴580と2つの爪係合部590の長さの分だけ、内部スライド部500に対して収納方向、排出方向にスライド可能となっている。詳しくは後述するが、上側外部スライド部300の内部スライド部500に対するスライド動作により、トレイ200の排出状態のロックが解除される。
図11Bに示されるように、下側外部スライド部400の下面側にはトレイ支持板430が設けられている。トレイ支持板430はトレイ200の排出状態において、トレイ200を支持する足として機能するものである。
[1−2.クレードル装置の動作]
次に、上述のように構成されたクレードル装置10の動作について説明する。まず、図12を参照して、トレイ200の収納方向へのスライドが規制されておらず、トレイ200が排出状態から収納方向へスライドする場合について説明する。図12は、説明の便宜上、上側外部スライド部300に設けられた押動突起370、内部スライド部500に設けられた可動ストッパー540、クレードル筐体100の下側ケース120に設けられたスライド止部125を抜き出して示す側面図である。
次に、上述のように構成されたクレードル装置10の動作について説明する。まず、図12を参照して、トレイ200の収納方向へのスライドが規制されておらず、トレイ200が排出状態から収納方向へスライドする場合について説明する。図12は、説明の便宜上、上側外部スライド部300に設けられた押動突起370、内部スライド部500に設けられた可動ストッパー540、クレードル筐体100の下側ケース120に設けられたスライド止部125を抜き出して示す側面図である。
図12Aはトレイ200が排出方向の端までスライドし、トレイ200が排出状態にある場合を示す図である。この状態からトレイ200を収納方向にスライドさせるため、ユーザがトレイ200を押動すると、上側外部スライド部300は内部スライド部500に対してスライド可能であるため、図12Bに示されるように、上側外部スライド部300が収納方向にスライドする。そうすると、上側外部スライド部300の押動突起370が可動ストッパー540の可動用突起部543に当接して可動用突起部543を押圧し、可動ストッパー540はg方向に動作する。これにより、図12Cに示されるように、可動ストッパー540の掛止用突起部542が下側ケース120のトレイ掛止突起128から外れてトレイ200が収納方向にスライド可能となる。
次に図12および図13を参照して、トレイ200が排出状態であり、電子機器1000がコネクタ11に接続されることにより、トレイ200の収納方向へのスライドが規制される状態について説明する。コネクタ11に電子機器1000が接続されている状態においてトレイ200のスライド動作を規制するのは、トレイ200がクレードル筐体100方向にスライドすると電子機器1000およびコネクタ11に負荷がかかり、破損するおそれがあるからである。
図13は、説明の便宜上、レバー510、レバー押し上げバネ520、コネクタ11、コネクタ支持部530、下側外部スライド部400に設けられたレバー当接突起420を抜き出して示す側面図である。
図13Aに示される状態はコネクタ11に電子機器1000が接続されていない状態である。コネクタ11に電子機器1000が接続されると、電子機器1000の底面とレバー510の機器当接部514とが接触して、レバー510が電子機器1000によってd方向に押圧される。これにより、図13Bに示されるようにレバー510はレバー回転軸511を回転中心としてd方向に回動する。
そうすると、図13Bに示されるように、レバー510の第1アーム部512の先端が下側外部スライド部400のレバー当接突起420に当接する位置まで下がることとなる。この状態でユーザがトレイ200を収納方向に押動すると、下側外部スライド部400のレバー当接突起420が第1アーム部512に当接し、下側外部スライド部400の内部スライド部500に対する収納方向へのスライド動作が規制されることとなる。
上述のように下側外部スライド部400と上側外部スライド部300とは一体的に動作するように接続されている。よって、下側外部スライド部400の内部スライド部500に対するスライドが規制されることにより上側外部スライド部300の内部スライド部500に対するスライド動作も規制される。これにより、図12Bに示される状態のように、上側外部スライド部300がスライドして、押動突起370が可動ストッパー540の可動用突起部543を押動するということが起こらない。よって、可動ストッパー540はg方向に回動しない。したがって、可動ストッパー540の掛止用突起部542はトレイ掛止突起128に掛合したままとなり、トレイ200の収納方向へのスライド動作が規制される。この状態で、ユーザがトレイ200を収納方向に押動しても、可動ストッパー540の掛止用突起部542がトレイ掛止突起128に引っ掛かっているので、トレイ200が収納方向にスライドすることがない。また、ユーザがトレイ200を押動する場合に限られず、何かしらの物体がトレイ200に衝突してしまった場合であってもトレイ200が収納方向へスライドすることがない。
なお、上述したように、コネクタ11に電子機器1000が接続されるとレバー510が電子機器1000により押圧されて回動するので、レバー510の回動の有無により電子機器1000の接続の有無を機構的に検知することができる。よって、電子機器1000の接続を検知するために、電子機器1000の接続を電気的に検知する回路などを設ける必要がないため、部品点数の削減、部品コスト、製造コストの削減などを実現することができる。また、電子機器1000接続の有無と連動したドックスピーカの動作、機能の切り替えなども容易に実現することができる。電子機器1000接続の有無と連動したドックスピーカの動作としては例えば、ドックスピーカの電源のオンオフなどがある。
次に図14を参照して、トレイ200が排出状態であり、コネクタ11が外部に露出している状態において、コネクタ11への電子機器1000の脱着に伴う動作について説明する。
図14は、電子機器1000の接続に伴うレバー510とコネクタ支持部530の動作を説明するための図である。なお、説明の便宜上、レバー510、レバー押し上げバネ520、コネクタ支持部530およびダブルトーションバネ533のみを抜き出して示してある。
図14Aは電子機器1000がコネクタ11に接続されていない状態である。図14Bはコネクタ11に電子機器1000が接続された状態である。コネクタ11に電子機器1000が接続されると、電子機器1000の底面とレバー510の機器当接部514とが接触して、レバー510が電子機器1000によって押圧される。これにより、レバー510はレバー回転軸511を回転中心としてd方向に回動する。
そして、ユーザが電子機器1000をコネクタ11から外そうとして電子機器1000をJ方向に傾けると、図14Cに示されるように、それに連動してコネクタ支持部530がコネクタ支持部回転軸531を回転中心としてf方向に回動する。そうすると、コネクタ支持部530のレバー掛合突起532が上動して、レバー510を押し上げる。これにより、レバー510がc方向に回転動作する。また、また、レバー510はレバー押し上げバネ520によって常時c方向に付勢されているため、これによってもレバー510はc方向に回動する。これにより、レバー510が電子機器1000を下から押し上げて、電子機器1000が容易にコネクタ11から外れることとなる。
このように、コネクタ11から電子機器1000を外そうとする際にユーザが電子機器1000をJ方向に付勢するとコネクタ支持部530が回動して電子機器1000およびコネクタ11もJ方向に傾く。これにより、コネクタ11に負荷がかかり、コネクタ11が破損するということを防止することができる。
コネクタ11に電子機器1000が接続されたことを検知する機能、トレイ200を排出状態で固定する機能、コネクタ11に接続された電子機器1000を取り外す際に電子機器1000を下から押し上げることにより電子機器1000の取り外しを容易にする機能をレバー510の動作により実現させることができる。これにより、上述の機能を備えるクレードル装置10を少ない部品点数で実現することができ、部品コストおよび製造コストの削減も実現することができる。
次に、図15を参照して、トレイ200の収納状態でのロックおよびロック解除について説明する。図15Aはクレードル装置10の平面図である。説明の便宜上、上側外部スライド部300に設けられたロック用溝350が破線で示されている。図15Bはロック用溝350の構成を示す平面図である。
上述したように、ロック用溝350にはクレードル筐体100の上側ケース110に設けられたロックアーム112のロック用突起112Bが摺動可能に挿入されている。トレイ200が排出状態の場合にはロック用突起112Bは図15Bにおける位置1に示されるように直線部350Aに位置している。そして、トレイ200を収納方向にスライドさせると、ロック用突起112Bは直線部350Aから分岐部350Bを経て第1ルート部350Cに進む。なお、分岐部350Bと第2ルート部350Gの境には、第2ルート部350G側が高くなるように第1段差350Hが設けられているため、ロック用突起112Bが第2ルート部350Gへ侵入してしまうことはない。
さらにトレイ200が収納方向へスライドすると、ロック用突起112Bは第1ルート部350Cから第1折り返し部350Dを経てロック部350Eへ進む。ロック部350Eは、ロック用突起112Bが嵌合するように側面が曲面状に形成されているため、ロック用突起112Bがロック部350Eに引っ掛かることとなる。トレイ200は常時排出方向にスライドするよう二股バネ127によって排出方向に付勢されているが、ロック用突起112Bがロック用溝350のロック部350Eに引っ掛かることによって、トレイ200の排出方向へのスライドが規制されることとなる。
ロック用突起112Bがロック部350Eに位置している状態、すなわちトレイ200が収納状態でロックされている状態においてユーザがトレイ200をさらに収納方向へ押動すると、トレイ200は収納状態から僅かにさらに収納方向へスライドする。このトレイ200のスライドに伴い、ロック用突起112Bはロック部350Eから第2折り返し部350Fに進む。これは、第1折り返し部350Dとロック部350Eとの境には第1折り返し部350Dが高くなるように第2段差350Iが設けられているため、ロック用突起112Bがロック部350Eから離脱する場合に、ロック用突起112Bが第1折り返し部350Dに進むことはないからである。
ロック用突起112Bがロック部350Eから外れるとトレイ200の排出方向へのロックが解除されるので、トレイ200は二股バネ127の拡開力によって排出方向へスライドし始める。そして、ロック用突起112Bは第2折り返し部350Fを経て第2ルート部350Gへ進み、トレイ200の排出方向へのスライド動作に伴ってロック用突起112Bは第2ルート部350Gから直線部350Aへと進む。なお、ロック部350Eと第2ルート部350Gとの境にはロック部350Eが高くなるように第3段差350Jが設けられているため、ロック用突起112Bが第2ルート部350Gからロック部350Eに進もうとしても第3突起に引っ掛かるため、ロック用突起112Bが第2ルート部350Gからロック部350Eに進むことはない。
このようにして、ロック用溝350内をロックアーム112のロック用突起112Bが摺動し、ロック用突起112Bがロック部350Eに位置することによってトレイ200の排出方向へのスライドがロックされる。
<2.変形例>
以上、この発明の一実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態では、クレードル装置10はドックスピーカに設けられているが、クレードル装置はドックスピーカ以外にも、AVアンプ、ホームシアターシステム、テレビジョン受像機など電子機器を接続する機器であればどのようなものにも適用可能である。
以上、この発明の一実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態では、クレードル装置10はドックスピーカに設けられているが、クレードル装置はドックスピーカ以外にも、AVアンプ、ホームシアターシステム、テレビジョン受像機など電子機器を接続する機器であればどのようなものにも適用可能である。
また、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)クレードル筐体と、
該クレードル筐体に設けられ、電子機器を載置するトレイと、
該トレイに傾動可能に設けられたコネクタ支持部と、
該コネクタ支持部に支持され、前記電子機器と電気的に接続されるコネクタと、
該コネクタに接続された前記電子機器の底面に当接し、前記コネクタ支持部の傾動に伴って動作することにより、前記電子機器を押し上げるレバーと
を備える
クレードル装置。
該クレードル筐体に設けられ、電子機器を載置するトレイと、
該トレイに傾動可能に設けられたコネクタ支持部と、
該コネクタ支持部に支持され、前記電子機器と電気的に接続されるコネクタと、
該コネクタに接続された前記電子機器の底面に当接し、前記コネクタ支持部の傾動に伴って動作することにより、前記電子機器を押し上げるレバーと
を備える
クレードル装置。
(2)前記コネクタ支持部は、前記コネクタに接続される前記電子機器の傾きに伴い傾動し、
前記レバーは、前記コネクタ支持部の傾動に伴い動作することにより前記コネクタに接続されている前記電子機器を押し上げる
前記(1)に記載のクレードル装置。
前記レバーは、前記コネクタ支持部の傾動に伴い動作することにより前記コネクタに接続されている前記電子機器を押し上げる
前記(1)に記載のクレードル装置。
(3)前記トレイが外部への排出状態を維持するストッパー機構をさらに備える
前記(1)または(2)に記載のクレードル装置。
前記(1)または(2)に記載のクレードル装置。
(4)前記ストッパー機構は、
前記クレードル筐体に設けられたトレイ掛止突起と、
前記トレイに設けられ、前記トレイ掛止突起に掛合することにより、前記トレイを排出状態で固定するストッパーと、
からなる
前記(3)に記載のクレードル装置。
前記クレードル筐体に設けられたトレイ掛止突起と、
前記トレイに設けられ、前記トレイ掛止突起に掛合することにより、前記トレイを排出状態で固定するストッパーと、
からなる
前記(3)に記載のクレードル装置。
(5)前記トレイは前記クレードル筐体に対してスライド可能に構成された内部スライド部と、該内部スライド部に対してスライド可能に構成された外部スライド部とから構成されており、
前記ストッパーは前記内部スライド部に上下動可能に設けられており、
前記外部スライド部は前記ストッパーを押動する押動突起を備え、
前記外部スライド部が前記内部スライド部に対してスライドし、前記押動突起が前記ストッパーを押動して該ストッパーを動作させることにより、前記ストッパーが前記トレイ掛止突起から外れて、前記トレイの排出状態が解除される
前記(3)または(4)に記載のクレードル装置。
前記ストッパーは前記内部スライド部に上下動可能に設けられており、
前記外部スライド部は前記ストッパーを押動する押動突起を備え、
前記外部スライド部が前記内部スライド部に対してスライドし、前記押動突起が前記ストッパーを押動して該ストッパーを動作させることにより、前記ストッパーが前記トレイ掛止突起から外れて、前記トレイの排出状態が解除される
前記(3)または(4)に記載のクレードル装置。
(6)前記レバーはさらにアーム部を備え、
前記コネクタに接続された前記電子機器が前記レバーを押圧することにより、前記アーム部が前記外側スライド部に当接して外側スライド部のスライド動作を規制することにより、前記押動突起が前記ストッパーを押動することを防止して前記トレイを排出状態でロックする
前記(4)から(5)のいずれかに記載のクレードル装置。
前記コネクタに接続された前記電子機器が前記レバーを押圧することにより、前記アーム部が前記外側スライド部に当接して外側スライド部のスライド動作を規制することにより、前記押動突起が前記ストッパーを押動することを防止して前記トレイを排出状態でロックする
前記(4)から(5)のいずれかに記載のクレードル装置。
(7)前記レバーは、弾性体により前記電子機器を押し上げる方向に付勢されている
前記(1)から(6)のいずれかに記載のクレードル装置。
前記(1)から(6)のいずれかに記載のクレードル装置。
10・・・・・・クレードル装置
11・・・・・・コネクタ
100・・・・・クレードル筐体
128・・・・・トレイ掛止突起
200・・・・・トレイ
300・・・・・上側外部スライド部
370・・・・・押動突起
400・・・・・下側外部スライド部
500・・・・・内部スライド部
510・・・・・レバー
512・・・・・アーム部
530・・・・・コネクタ支持部
540・・・・・可動ストッパー
1000・・・・電子機器
11・・・・・・コネクタ
100・・・・・クレードル筐体
128・・・・・トレイ掛止突起
200・・・・・トレイ
300・・・・・上側外部スライド部
370・・・・・押動突起
400・・・・・下側外部スライド部
500・・・・・内部スライド部
510・・・・・レバー
512・・・・・アーム部
530・・・・・コネクタ支持部
540・・・・・可動ストッパー
1000・・・・電子機器
Claims (7)
- クレードル筐体と、
該クレードル筐体に設けられ、電子機器を載置するトレイと、
該トレイに傾動可能に設けられたコネクタ支持部と、
該コネクタ支持部に支持され、前記電子機器と電気的に接続されるコネクタと、
該コネクタに接続された前記電子機器の底面に当接し、前記コネクタ支持部の傾動に伴って動作することにより、前記電子機器を押し上げるレバーと
を備える
クレードル装置。 - 前記コネクタ支持部は、前記コネクタに接続される前記電子機器の傾きに伴い傾動し、
前記レバーは、前記コネクタ支持部の傾動に伴い動作することにより前記コネクタに接続されている前記電子機器を押し上げる
請求項1に記載のクレードル装置。 - 前記トレイを外部へ排出されている状態で固定するストッパー機構をさらに備える
請求項1に記載のクレードル装置。 - 前記ストッパー機構は、
前記クレードル筐体に設けられたトレイ掛止突起と、
前記トレイに設けられ、前記トレイ掛止突起に掛合することにより、前記トレイを排出状態で固定するストッパーと、
からなる請求項3に記載のクレードル装置。 - 前記トレイは前記クレードル筐体に対してスライド可能に構成された内部スライド部と、該内部スライド部に対してスライド可能に構成された外部スライド部とから構成されており、
前記ストッパーは前記内部スライド部に上下動可能に設けられており、
前記外部スライド部は前記ストッパーを押動する押動突起を備え、
前記外部スライド部が前記内部スライド部に対してスライドし、前記押動突起が前記ストッパーを押動して該ストッパーを動作させることにより、前記ストッパーが前記トレイ掛止突起から外れて、前記トレイの排出状態が解除される
請求項4に記載のクレードル装置。 - 前記レバーはさらにアーム部を備え、
前記コネクタに接続された前記電子機器が前記レバーを押圧することにより、前記アーム部が前記外側スライド部に当接して外側スライド部のスライド動作を規制することにより前記押動突起が前記ストッパーを押動することを防止して、前記トレイを排出状態でロックする
請求項5に記載のクレードル装置。 - 前記レバーは、弾性体により前記電子機器を押し上げる方向に付勢されている
請求項1に記載のクレードル装置。
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2012
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WO2017002177A1 (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | トリニティ株式会社 | 携帯端末類用回転端子装置及び電気スタンド |
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