JP2008252544A - ファクシミリ画像転送装置、ファクシミリ画像転送方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

ファクシミリ画像転送装置、ファクシミリ画像転送方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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孝敏 藤澤
Shoichi Nakajo
祥一 中條
Kazuhiko Ichikawa
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Abstract

【課題】電子メールのデータ容量を小さくして、電子メールの受信に要する通信時間を短縮する。
【解決手段】ファクシミリ機により受信したファクシミリ画像を取得し、その取得されたファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより、ファクシミリ画像に記載された文字列を得る。一方、前記取得されたファクシミリ画像を記憶装置に蓄積する。この文字認識により得られた文字列と、前記蓄積された前記ファクシミリ画像の所在地を表すURIとを本文欄に記載した電子メールを作成して、電子メールを所定の宛先に送信する。これにより、電子メールを受信した携帯電話機51の画面の本文欄には、ファクシミリ画像Pの文字列61とURI62が表示されることになる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ファクシミリ画像を転送する技術に関する。
従来、ファクシミリ機により受信したファクシミリ画像を、電子メールにて他の宛先に転送する電子メールシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。詳細には、ファクシミリ画像を表す画像データを添付ファイルとして電子メール送信を行う。
特開平10−13592号公報
しかしながら、前記従来の技術では、画像データのデータ容量が大きくなると、電子メールを受信するのに多大な通信時間を要するという問題があった。特に、電子メールの宛先が携帯電話機等のモバイル機器(携帯用コンピュータ端末機器)である場合、上記受信に要する通信時間はより多大となって、許容できるものではなかった。
本発明の解決しようとする課題は、電子メールのデータ容量を小さくして、電子メールの受信に要する通信時間を短縮することにある。
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
本発明のファクシミリ画像転送装置は、
通信回線に接続されるファクシミリ受信部により受信したファクシミリ画像を取得するファクシミリ画像取得手段と、
前記ファクシミリ画像取得手段により取得されたファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより、前記ファクシミリ画像に記載された文字列を得る文字認識手段と、
前記ファクシミリ画像取得手段により取得されたファクシミリ画像を蓄積する画像蓄積手段と、
前記文字認識手段により得られた文字列と、前記画像蓄積手段により蓄積された前記ファクシミリ画像の所在地を表す所在地情報とを本文欄に記載した電子メールを作成する電子メール作成手段と、
前記電子メールを所定の宛先に送信するメール送信手段と
を備えることを特徴としている。
前記構成のファクシミリ画像転送装置では、宛先に送信される電子メールは、本文欄に、ファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより得られた文字列と、前記ファクシミリ画像の所在地を表す所在地情報とを記載しただけのものとなる。このため、電子メールはデータ容量が少なくて済む。電子メールの受信者は、電子メールの本文欄の文字列を確認することで、ファクシミリ画像の大まかな内容を知ることができる。受信者はその内容から正式なファクシミリ画像を取得したいと判断した場合には、本文欄に記載された所在地情報から前記画像蓄積手段に蓄積されたファクシミリ画像を取り込むことができる。一方、正式なファクシミリ画像の取得が不要であると判断した場合には、ファクシミリ画像の取り込みの作業そのものが不要である。
したがって、本発明のファクシミリ画像転送装置によれば、ファクシミリ画像転送用の電子メールはデータ容量が少なくて済むことから、電子メールを受信するに要する通信時間を短縮することができる。すなわち、ファクシミリ画像の受信に要する通信時間を短縮することができるという効果を奏する。特に、電子メールの受信者は、電子メールの本文欄の文字列を見て、ファクシミリ画像の取得が不要であると判断された場合には、ファクシミリ画像の取り込みの作業そのものを取りやめることができることから、従来、無駄に要した通信時間を大幅に削減することができる。
前記ファクシミリ受信部は、当該ファクシミリ画像転送装置と別体のファクシミリ機であり、当該ファクシミリ画像転送装置は、インターネットに接続されるウェブサーバであり、前記所在地情報は、インターネット上の所在地を指し示すURIとしてもよい。この構成によれば、ウェブサーバの提供するサービスとして、ファクシミリ機で受信したファクシミリ画像を転送する作業を行うことができる。
本発明のファクシミリ画像転送装置において、前記所定の宛先となりうる複数の宛先候補が登録された宛先テーブルデータを記憶するメモリと、前記文字認識手段により得られた文字列に基づいて、前記複数の宛先候補から一の宛先候補を選択して、該選択された宛先候補を前記所定の宛先に定める宛先決定手段とを備える構成としてもよい。この構成によれば、電子メールの宛先を自動的に決定することができ、作業性に優れている。
前記所定の宛先は、携帯用コンピュータ端末機器としてもよい。携帯電話機等の携帯用コンピュータ端末機器では、データ転送速度が低いことから、従来技術では受信に要する通信時間はより多大なものとなっていた。これに対して、本発明によれば、携帯用コンピュータ端末機器でも高速に電子メールを受信することができる。
本発明のレイアウト枠設定方法は、
通信回線に接続されるファクシミリ受信部により受信したファクシミリ画像を取得し、
前記取得されたファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより、前記ファクシミリ画像に記載された文字列を得るとともに、
前記取得されたファクシミリ画像を記憶装置に蓄積し、
前記文字認識により得られた文字列と、前記蓄積された前記ファクシミリ画像の所在地を表す所在地情報とを本文欄に記載した電子メールを作成し、
前記電子メールを所定の宛先に送信することを特徴としている。
本発明のコンピュータプログラムは、
(a)通信回線に接続されるファクシミリ受信部により受信したファクシミリ画像を取得する機能と、
(b)前記取得されたファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより、前記ファクシミリ画像に記載された文字列を得る機能と、
(c)前記取得されたファクシミリ画像を蓄積する機能と、
(d)前記文字認識により得られた文字列と、前記蓄積された前記ファクシミリ画像の所在地を表す所在地情報とを本文欄に記載した電子メールを作成する機能と、
(e)前記電子メールを所定の宛先に送信する機能と
をコンピュータに実現させることを特徴としている。
本発明のファクシミリ画像転送方法およびコンピュータプログラムによっても、本発明のファクシミリ画像転送装置と同様に、ファクシミリ画像の受信に要する通信時間を短縮することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、本発明のコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。また、コンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様で実現することもできる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて詳細に説明する。
A.ハードウェアの構成:
図1は、本発明の一実施例を適用するファクシミリ画像転送システム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。このファクシミリ画像転送システム10は、インターネットに接続されるウェブサーバ20を中心に備え、インターネットによってウェブサーバ20に接続されるファクシミリ機30とパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と呼ぶ)40を備える。
ファクシミリ機30は、電話回線等の通信回線に接続され、画像を電気信号に変換して遠隔地に電送する装置である。さらに、このファクシミリ機30は、インターネットに自動接続し、ウェブサーバ20にログイン可能となっている。ファクシミリ機30は、外部から通信回線を介して送られてきた画像(以下、「ファクシミリ画像」と呼ぶ)Pを受信するとともに、受信して得られたファクシミリ画像データPDをウェブサーバ20にインターネットを介して送信する。
PC40は、コンピュータ本体41を中心に備え、その周辺に表示装置としてのディスプレイ42と、入力装置としてのキーボード43およびマウス44を備える。コンピュータ本体41は、機能として宛先登録部41aを備えるが、この宛先登録部41aの働きについては後述する。
ウェブサーバ20は、インターネット上にウェブページを提供するコンピュータによって構成される。コンピュータは、CPUを中心にバスにより相互に接続されたROM、RAM等を備えるコンピュータ本体21と、表示装置としてのディスプレイ22と、入力装置としてのキーボード23およびマウス24を備える。ウェブサーバ20は、ファクシミリ機30から送られてきたファクシミリ画像データPDをコンピュータ本体21に内蔵されるハードディスク装置25に蓄積する。
また、ウェブサーバ20は、インターネットに接続して、所定の宛先に向けて電子メールEMを送信する。図示の例では、インターネットに複数の携帯用コンピュータ端末機器が接続されている。携帯用コンピュータ端末機器としては、携帯電話機51〜53やノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノートPC」と呼ぶ)54等が該当する。携帯用コンピュータ端末機器は、電子メールを送受信可能な機器であればいずれの機器に換えることもできる。さらには、携帯用コンピュータ端末機器は必ずしも携帯用である必要もなく固定用のコンピュータであってもよい。
ウェブサーバ20から送信された電子メールEMは、宛先である所定の携帯電話機51により受信される。本実施例では、ファクシミリ機30で受信されてウェブサーバ20に送られてきたファクシミリ画像データPDを、電子メールEMの形態で所定の宛先の携帯電話機51に送信することで、ファクシミリ機30で受信したファクシミリ画像データPDを携帯電話機51へ転送することを実現している。
B.ソフトウェアの構成:
上記ファクシミリ画像データPDの転送は、ウェブサーバ20のコンピュータ本体21に機能として備えられるファクシミリ画像取得部21a、文字認識部21b、画像蓄積部21c、電子メール作成部21d、宛先決定部21e、電子メール送信部21fによって実現される。ファクシミリ機30から送られてきたファクシミリ画像データPDは、ファクシミリ画像取得部21aにより取得されて、このファクシミリ画像データPDに対して文字認識部21bにより文字認識が施される。文字認識は、画像を光学的に文字認識するOCR処理により画像の文字情報を得る周知の技術である。ここでは詳しい説明を省略するが、要は、ファクシミリ画像データPDからファクシミリ画像に記載された文字列を得ることができる。
また、ファクシミリ画像取得部21aにより取得されたファクシミリ画像データPDは、画像蓄積部21cにより、ハードディスク装置25に蓄積される。電子メール作成部21dは、文字認識部21bにより得られた文字列、すなわちファクシミリ画像データPDに記載された文字列と、ハードディスク装置に蓄積されたファクシミリ画像データPDの所在地を表すURI(Uniform Resource Identifier)とを記載する本文欄を備える電子メールEMを作成する。URIは、インターネット上のリソースの所在地を指し示す情報である。
宛先決定部21eは、電子メール作成部21dによって作成した電子メールEMの宛先を決定する。詳細には、複数の宛先候補が登録された宛先テーブルTBLの中から所望の宛先を選択して、この選択された宛先を上記電子メールEMの宛先と決定する。
図2は、宛先テーブルTBLの一例を示す説明図である。図示するように、宛先テーブルTBLは、[受信ファクシミリナンバ]のフィールドFD1と、[宛名]のフィールドFD2と、[アドレス]のフィールドFD3とを1レコードとして記憶する表形式のデータである。[受信ファクシミリナンバ]のフィールドFD1には、ファクシミリ画像の転送元のファクシミリ機30を特定するファクシミリナンバ(ファックス番号)が記憶される。[宛名]のフィールドFD2には、ファクシミリ画像の転送先の氏名が記憶される。[アドレス]のフィールドFD3には、その転送先の電子メールアドレスが記憶される。1レコードを1候補として、図示の例では、特許太郎、実用花子、意匠一郎、商標二郎の4人の宛先候補が登録されている。宛先テーブルTBLは、コンピュータ本体21のRAMに記憶される。
上記宛先テーブルTBLは、PC40が、ウェブサーバ20によって提供される所定のウェブページにログインして登録される。この機能がPC40に備えられる宛先登録部41aによるものである。PC40の操作者は、上記ウェブページにログインして、上記宛先テーブルTBLの各フィールドFD1〜FD3に登録すべき情報を、キーボード43およびマウス44を操作して上記ウェブページに登録する。これにより、転送元である所定のファクシミリ機30でファクシミリ画像を受信したときの転送先の候補を宛先テーブルTBLに登録することができる。なお、図示の例示では、宛先テーブルTBLには、1台のファクシミリ機30についてのデータしか登録されていないが、複数のファクシミリ機についてのデータを登録することも可能である。
ウェブサーバ20の宛先決定部21eは、前述したように宛先テーブルTBLの中から所望の宛先を選択して、この選択された宛先を上記電子メールEMの宛先と決定する。詳細には、宛先決定部21eは、文字認識部21bにより得られたファクシミリ画像に記載された文字列から宛名部分を抽出して、この宛名部分の文字列を、宛先テーブルTBLの[宛名]のフィールドFD2の内容と突き合わせることで、ファクシミリ機30から送られてきたファクシミリ画像データPDが誰宛のものであるかを判定する。宛名部分の抽出は、定型の文書であれば所定の位置から行えばよい。不定型の文書では、「様」とか「殿」といった宛名に掛かる文字や文書の左上といった大まかな位置から宛名位置を特定して、その宛名位置の文字列を抽出するようにすればよい。
上記突き合わせで一致するものがあった場合に、該当する宛名に対応した[アドレス]のフィールドFD3に格納される電子メールアドレスを選択し、この電子メールアドレスを上記電子メールEMの宛先と決定する。その後、電子メールEMを電子メール送信部21fにより、上記宛先に向かって送信する。なお、上記一致するかの突き合わせは、文字認識の誤判定を考慮に入れて、完全に一致するものだけではなく大まかに一致するものを「一致」と判断する構成としてもよい。
ウェブサーバ20に備えられる上記各部21a〜21fは、コンピュータ本体21にインストールされてハードディスク装置25に格納されたソフトウェア(コンピュータプログラム)をCPUが実行することにより実現される。このコンピュータプログラムは、CD−ROMによって提供されたものである。なお、このコンピュータプログラムは、CD−ROMに替えて、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成として、これらから提供されたものとすることができる。また、コンピュータプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバから、ネットワークを介して提供されたものとすることもできる。上記ネットワークとしては、インターネットであってもよく、特定のホームページからダウンロードして得たコンピュータプログラムであってもよい。あるいは、電子メールの添付ファイルの形態で供給されたコンピュータプログラムであってもよい。
図3は、上述したコンピュータプログラムに従って実行されるファクシミリ画像転送処理を示すフローチャートである。図示するように処理が開始されると、コンピュータ本体21のCPUは、まず、ファクシミリ機30から送られてきたファクシミリ画像データPDを取得する(ステップS100)。このステップS100の処理は、前述したファクシミリ画像取得部21a(図1)に対応する。
次いで、CPUは、ファクシミリ画像取得部21aにより取得されたファクシミリ画像データPDをハードディスク装置25に格納する(ステップS110)。このステップS110の処理は、前述した画像蓄積部21c(図1)に対応する。続いて、CPUは、ファクシミリ画像データPDに対してOCR処理を施す(ステップS120)。このステップS120の処理は、前述した文字認識部21b(図1)に対応する。
図4は、ファクシミリ機30により印刷されたファクシミリ画像Pの一例を示す説明図である。図中、PRは印刷用紙であり、図示するような文書がファクシミリ画像データPDで表されるファクシミリ画像Pである。ファクシミリ画像Pは、「特許 太郎 様 …(省略)… ご参加下さい。」との文字列と桜の絵柄が記載されたものである。ステップS120のOCR処理により、上記文字列が抽出される。
図3に戻って、CPUは、電子メールのひな型となるデータを用意して、ステップS120で抽出された文字列を電子メールの本文欄に書き込む(ステップS130)とともに、ハードディスク装置25に格納されたファクシミリ画像データPDの所在地を表すURIを上記本文欄に書き込む(ステップS140)。このステップS130およびS140の処理が、前述した電子メール作成部21d(図1)に対応する。
図5は、電子メールEMのデータ構造を示す説明図である。図示するように、電子メールEMはヘッダFD10と本文欄FD20とを備える。ヘッダFD10は、[送信者]のフィールドFD11と、[日時]のフィールドFD12と、[宛先]のフィールドFD13と、[件名]のフィールドFD14とによって構成される。図示の例は、ファクシミリ画像Pを図4に例示した文書であるとしたものである。ステップS130およびS140の処理により、本文欄FD20には、図4のファクシミリ画像Pに記載された文字列である「特許 太郎 様 …(省略)… ご参加下さい。」が書き込まれ、さらに改行して、ファクシミリ画像データPDの所在地を表すURIが書き込まれる。
図3に戻って、ステップS140の実行後、CPUは、宛先を決定して、その決定された宛先の電子メールアドレスをヘッダFD10の[宛先]のフィールドFD13に書き込む(ステップS150)。このステップS150の処理は、前述した宛先決定部21e(図1)に対応する。図5の例では、[宛先]のフィールドFD13には、「特許太郎」という宛名の電子メールアドレスである「tarou@aaa.ne.jp」が書き込まれる。ステップS150までの処理によって、送信すべき電子メールEMが作成されることになる。なお、図示の例では、[送信者]のフィールドFD11にはウェブサーバ20の管理者である名称(図示の例では△△△)が書き込まれ、[件名]のフィールドFD14には「ファクシミリ転送」の文字列が書き込まれている。
図3に戻って、ステップS150の実行後、CPUは、上記作成された電子メールEMを送信する(ステップS160)。このステップS160の処理は、前述した電子メール送信部21f(図1)に対応する。すなわち、電子メールEMのヘッダFD10の[宛先]フィールドFD13に書き込まれた電子メールアドレス宛に電子メールEMを送信する。ステップS160の実行後、このファクシミリ画像転送処理を終了する。
C.作用・効果:
図6は、上記電子メールEMを受信した携帯電話機51の画面を表す説明図である。図示の例は、ファクシミリ画像Pを図4に例示した文書であるとして、そのファクシミリ画像Pが転送されたものである。図示するように携帯電話機51の画面の本文欄には、ファクシミリ画像Pの文字列61とURI62が表示されている。携帯電話機51の操作者は、電子メールの本文欄の文字列61を確認することで、ファクシミリ画像Pの大まかな内容を知ることができ、操作者は、その内容から正式なファクシミリ画像Pを取得したいと判断した場合に、URI62をクリックする操作を行う。URI62をクリックすると、URI62によってリンクされたファクシミリ画像データPDをウェブサーバ20のハードディスク装置25から携帯電話機51に取り込むことができ、携帯電話機51の画面には図4に例示したファクシミリ画像Pが表示される。一方、操作者は、正式なファクシミリ画像の取得が不要であると判断した場合には、URI62をクリックすることなく電子メールの閲覧の作業を中止することができる。
したがって、本実施例によれば、ファクシミリ画像転送用の電子メールはデータ容量が少なくて済むことから、電子メールを受信するに要する通信時間を短縮することができる。すなわち、ファクシミリ画像の受信に要する通信時間を短縮することができるという効果を奏する。特に、電子メールの受信者は、電子メールの本文欄の文字列を見て、ファクシミリ画像の取得が不要であると判断された場合には、ファクシミリ画像の取り込みの作業そのものを中止することができることから、従来、無駄に要した通信時間を大幅に削減することができる。また、本実施例では、受信者が携帯電話機であるが、携帯電話機のような通信速度が低い機器であっても、送られてくるデータ容量が少ないことから高速に電子メールEMを受信することができる。なお、通信時間の短縮化は、通信コストの削減という副次的な効果を奏する。
また、本実施例によれば、ファクシミリ画像の転送先となりうる複数の宛先候補を宛先テーブルTBLに予め登録しておいて、ファクシミリ画像データPDのOCR結果から一の宛先候補を選択して、この選択された宛先候補の電子メールアドレスを上記電子メールEMの宛先と決定している。このため、電子メールEMの宛先を自動的に決定することができ、作業性に優れている。
D.他の実施形態:
なお、この発明は上記の実施例や変形例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)前記実施例では、宛先テーブルTBLに複数の宛先候補を用意して、それら宛先候補の中の一つが選択される構成としていたが、これに換えて、宛先を予め一つに定めて、その宛先に電子メールを送るように構成してもよい。すなわち、所定のファクシミリ機によって受信したファクシミリ画像は全て予め定めた所定の宛先に電子メールを送る構成としてもよい。
(2)前記実施例では、ファクシミリ画像の転送をウェブサーバ20を介して行っていたが、これに換えて、ウェブサーバ20を介さずにファクシミリ機から受信用のコンピュータ端末機器に直接、電子メールEMを送信する構成としてもよい。詳細には、ウェブサーバ20に備えられた各部21a〜21fをファクシミリ機に備える構成とすることで、ファクシミリ機で受信したファクシミリ画像を電子メールとして他の宛先に転送することができる。すなわち、前記実施例では、本発明でいう「ファクシミリ受信部」がファクシミリ機30であったが、この変形例では、ファクシミリ受信部はファクシミリ機に内蔵される受信ユニットに該当し、本発明を構成する各手段はファクシミリ機に備えられるものとなる。
(3)前記実施例では、ファクシミリ画像の転送をインターネットで行っていたが、インターネット以外の所定のネットワークに換えることもできる。ファクシミリ画像データの所在地を表す所在地情報は、URIに替えて所在地を特定可能な他の情報としてもよい。また、転送元であるファクシミリ機30は、専用機である必要はなく、プリンタやスキャナーを含む複合機や、ファクシミリ機能を備えるパーソナルコンピュータに換えることもできる。
本発明の一実施例を適用するファクシミリ画像転送システム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 宛先テーブルTBLの一例を示す説明図である。 ファクシミリ画像転送処理を示すフローチャートである。 ファクシミリ画像Pの一例を示す説明図である。 電子メールEMのデータ構造を示す説明図である。 電子メールEMを受信した携帯電話機51の画面を表す説明図である。
符号の説明
10…ファクシミリ画像転送システム
20…ウェブサーバ
21…コンピュータ本体
21a…ファクシミリ画像取得部
21b…文字認識部
21c…画像蓄積部
21d…電子メール作成部
21e…宛先決定部
21f…電子メール送信部
22…ディスプレイ
23…キーボード
24…マウス
25…ハードディスク装置
30…ファクシミリ機
40…パーソナルコンピュータ
41…コンピュータ本体
41a…宛先登録部
42…ディスプレイ
43…キーボード
44…マウス
51…携帯電話機
61…文字列
62…URI
P…ファクシミリ画像
PD…ファクシミリ画像データ
EM…電子メール
Fd10…ヘッダ
FD20…本文欄
TBL…宛先テーブル

Claims (6)

  1. ファクシミリ画像転送装置であって、
    通信回線に接続されるファクシミリ受信部により受信したファクシミリ画像を取得するファクシミリ画像取得手段と、
    前記ファクシミリ画像取得手段により取得されたファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより、前記ファクシミリ画像に記載された文字列を得る文字認識手段と、
    前記ファクシミリ画像取得手段により取得されたファクシミリ画像を蓄積する画像蓄積手段と、
    前記文字認識手段により得られた文字列と、前記画像蓄積手段により蓄積された前記ファクシミリ画像の所在地を表す所在地情報とを本文欄に記載した電子メールを作成する電子メール作成手段と、
    前記電子メールを所定の宛先に送信するメール送信手段と
    を備えるファクシミリ画像転送装置。
  2. 請求項1に記載のファクシミリ画像転送装置であって、
    前記ファクシミリ受信部は、当該ファクシミリ画像転送装置と別体のファクシミリ機であり、
    当該ファクシミリ画像転送装置は、インターネットに接続されるウェブサーバであり、
    前記所在地情報は、インターネット上の所在地を指し示すURIである、ファクシミリ画像転送装置。
  3. 請求項1または2に記載のファクシミリ画像転送装置であって、
    前記所定の宛先となりうる複数の宛先候補が登録された宛先テーブルデータを記憶するメモリと、
    前記文字認識手段により得られた文字列に基づいて、前記複数の宛先候補から一の宛先候補を選択して、該選択された宛先候補を前記所定の宛先に定める宛先決定手段と
    を備えるファクシミリ画像転送装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のファクシミリ画像転送装置であって、
    前記所定の宛先は、携帯用コンピュータ端末機器である、ファクシミリ画像転送装置。
  5. ファクシミリ画像転送方法であって、
    通信回線に接続されるファクシミリ受信部により受信したファクシミリ画像を取得し、
    前記取得されたファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより、前記ファクシミリ画像に記載された文字列を得るとともに、
    前記取得されたファクシミリ画像を記憶装置に蓄積し、
    前記文字認識により得られた文字列と、前記蓄積された前記ファクシミリ画像の所在地を表す所在地情報とを本文欄に記載した電子メールを作成し、
    前記電子メールを所定の宛先に送信するファクシミリ画像転送方法。
  6. コンピュータプログラムであって、
    (a)通信回線に接続されるファクシミリ受信部により受信したファクシミリ画像を取得する機能と、
    (b)前記取得されたファクシミリ画像に対して文字認識を施すことにより、前記ファクシミリ画像に記載された文字列を得る機能と、
    (c)前記取得されたファクシミリ画像を蓄積する機能と、
    (d)前記文字認識により得られた文字列と、前記蓄積された前記ファクシミリ画像の所在地を表す所在地情報とを本文欄に記載した電子メールを作成する機能と、
    (e)前記電子メールを所定の宛先に送信する機能と
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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