JP2008252286A - 不通理由を通知するためのシステム、装置及び方法 - Google Patents

不通理由を通知するためのシステム、装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不完了呼が発生した場合に、発信者及び着信者双方の情報に基づいて、適切な不通理由を発信者に通知すること。
【解決手段】不通理由通知装置は、不完了呼が発生した場合に発信者に不通理由を通知する。不通理由通知装置は、ユーザ装置間のセッション情報を管理するセッション管理手段と、属性情報を管理する属性情報管理手段と、発信者、着信者又は着信者周囲の者の属性情報に基づいて、不通理由を通知する不通理由通知手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、呼接続が適切に設定されなかった場合に、発信者に不通理由を通知するためのシステム、装置及び方法に関連する。
発信者からの着信信号に対する応答方法を、着信者の位置に応じて自動的に変更する技術がある。例えば、特許文献1では、インターネットを介して音声データの送受信を行うIP電話システムにおいて、ネットワークアドレスに対応した位置と応答方法との対応関係をユーザがデータベースに登録し、ユーザの現在位置をIPアドレスから判断し、その位置に対応する方法で応答を行うことが開示されている。
特開2004−349802号公報
しかしながら、上記の従来方法は着信者の位置にしか依存しておらず、発信者の状況を加味した応答はなされない点で不便である。着信者が予め登録したルールに従って応答方法が自動的に選択されてしまうからである。この点に関し、特許文献1では、信号の緊急度に応じて着信信号に対する応答方法が変更できるようにしている。しかしながらそのような方法では、緊急度を発信者がその都度設定しなければならず、発信者の手間が増えてしまう。
一方、かかって来た電話が真に接続されるべきか否かは着信者が判断すべきである。着信者の意思によらず、発信者が設定した緊急度等で応答方法が自動的に決定されてしまうと、真に接続されるべき重要な電話を見逃してしまったり、あるいは着信者の意に反して接続されてしまうおそれも生じる。
本発明の課題は、不完了呼が発生した場合に、発信者及び着信者双方の情報に基づいて、適切な不通理由を発信者に通知することである。
本発明によれば、不完了呼が発生した場合に発信者に不通理由を通知する不通理由通知装置が使用される。不通理由通知装置は、ユーザ装置間のセッション情報を管理するセッション管理手段と、属性情報を管理する属性情報管理手段と、発信者、着信者又は着信者周囲の者の属性情報に基づいて、不通理由を通知する不通理由通知手段とを有する。
本発明によれば、不完了呼が発生した場合に、発信者及び着信者の情報に基づいて、適切な不通理由を発信者に通知することができる。
本発明の第1形態では、不完了呼が発生した場合に発信者に不通理由を通知する不通理由通知装置が使用される。不通理由通知装置は、セッション情報を管理し、不完了呼の発生を検出するセッション管理手段と、属性情報を管理する属性情報管理手段と、不完了呼の発生に応じて、前記属性情報管理手段から属性情報を抽出し、前記発信者に不通理由を通知する不通理由通知手段とを有する。前記不通理由通知手段は、前記発信者、着信者及び該着信者周囲の者の一人以上の属性情報を、事前に設定されたルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定する。
これにより、不完了呼が発生した場合に、発信者及び着信者の情報に基づいて、適切な不通理由を発信者に通知することができる。発信者は電話のつながらなかった理由を知ることができるので、例えば電話以外の方法で連絡を取ることを決定してもよい。例えば、着信者が呼出に気付いていなかっただけならば、発信者は再度電話をするよう決定してもよい。
本発明の第2形態では、前記不通理由通知手段は、ユーザによりルールを登録するための登録手段と、前記ルールを蓄積する蓄積手段と、前記セッション情報、不完了呼の発信者及び着信者の識別子を受信するセッション情報受信手段と、前記識別子で特定された前記発信者及び前記着信者の属性情報を前記属性情報管理手段から取得する情報取得手段と、情報取得手段で取得された属性情報を前記ルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定する不通理由決定手段と、不通理由を前記発信者に通知する通知手段とを有する。
これにより、発信者、着信者及び着信者周囲の者の属性情報から、不通理由を状況に応じて自動的に適切に変更することができる。
本発明の第3形態では、前記不通理由通知手段は、不完了呼の発信者が所定の者に該当するか否かを判定する不通通知ユーザ決定手段を更に有し、判定結果に応じて、前記ルールに従って前記発信者に不通理由が通知されるか否かが決定される。これにより、例えば所定の者に限定して、電話のつながらなかった理由を詳細に通知することができ、着信者のプライバシを守ることができる。
本発明の第4形態によれば、セッション管理手段にて、着信者が呼出に応答する前に発呼者が切断の意思表示をしたことで、不完了呼の発生が検出され、前記発信者及び前記着信者の識別子が前記不通理由通知手段に通知される。
前記属性情報は、ユーザの識別子毎に関連付けられる一群の情報項目で表現されてもよい。複数の情報項目各々には、比較項目種別毎に優先度が割り当てられてもよい。前記ルールは、複数の情報項目の優先度の大小関係と不通理由との対応関係を決めてもよい。
本発明の第5形態では、不完了呼が発生した場合に発信者に不通理由を通知する不通理由通知方法が使用される。本方法は、セッション情報を管理し、不完了呼の発生を検出するセッション管理ステップと、不完了呼の発生に応じて、属性情報を管理する属性情報管理手段から属性情報を抽出するステップと、前記発信者に不通理由を通知する不通理由通知ステップとを有する。前記不通理由通知ステップは、前記発信者、着信者及び該着信者周囲の者の一人以上の属性情報を、事前に設定されたルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定する。
本発明の第6形態では、前記不通理由通知ステップは、ユーザによりルールを蓄積手段に登録するステップと、前記セッション情報、不完了呼の発信者及び着信者の識別子を受信するステップと、前記識別子で特定された前記発信者及び前記着信者の属性情報を前記属性情報管理手段から取得するステップと、取得された属性情報を前記ルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定するステップと、不通理由を前記発信者に通知するステップとを有する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例が説明される。図中、同一又は類似する要素には同じ参照番号又は参照記号が付されている。
説明の便宜上、本発明が幾つかの実施例に分けて説明されるが、各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。
図1は本発明の一実施例による不通理由通知システムを示す。図1には、移動端末101,102,103、基地局201,202、不通理由通知装置1が示されている。
移動端末101−103は基地局を介して無線通信を行う装置であり、より一般的には移動端末又は固定端末であるユーザ装置でよい。
基地局201,202は、移動端末との一般的な無線通信を行い、特に本実施例では不通理由通知装置とデータの送受信を行う中継局としても機能する。
不通理由通知装置1は、不完了呼が発生した場合に、発信者の属性情報、着信者の属性情報、着信者周囲のヒトの属性情報等に基づいて、発信者に不通理由を通知するための処理を行う。不通理由通知装置1はセッション管理部10、不通理由通知部20、属性情報管理部30を備える。不通理由通知装置1は図示のように基地局とは別の通信ノードに用意されてもよいし、いずれかの基地局に設けられてもよいし、基地局より上位の通信ノードに設けられてもよい。図1では不通理由通知装置1は2つの基地局と通信するように描かれているが、2つより多くの基地局と通信がおこなわれてもよい。
セッション管理部10は、基地局から通知されるセッション制御情報に基づいて、セッションの接続、切断、維持等の処理を行う。発信者側の端末(発信端末)から着信者側の端末(着信端末)へセッションの接続要求がなされると、セッション管理部10は着信端末を呼び出す。この呼び出しに着信端末が応答すると、発信端末及び着信端末間でセッションが確立される。しかしながら、着信端末が応答する前に、発信端末からセッション切断要求(セッションの切断を求める要求)がなされると、セッションの設定処理は中断され、不通理由通知部20に対して、不完了呼が発生したこと、発信端末の識別子、着信端末の識別子等が通知される。例えば、かなり長い間呼び出し音を鳴らしたにもかかわらず、相手が応答しなかった場合に、発呼側のユーザが切断の意思表示をすることが考えられる。ここで、識別子は、移動端末を一意に特定できるIDを示し、例えば移動端末毎に割り当てられている電話番号、製造番号、IPアドレス等が識別子に使用されてもよい。
不通理由通知部20は、セッション管理部10から所定の情報を受信すると、発信者の属性情報、着信者の属性情報、着信端末周囲のヒトの属性情報等を属性情報管理部30から抽出し、後述の処理を経て発信端末に不通理由を通知する。所定の情報は、不完了呼が発生したこと、発信端末の識別子、着信端末の識別子等を含んでよい。
図2は不通理由通知部20の詳細図を示す。図2には、不通理由登録部21、不通理由蓄積部22、セッション情報受信部23、属性情報要求部24、属性情報受信部25、不通理由決定部26、不通理由送信部27が示されている。
不通理由登録部21は、ルールに関する情報(ルール情報)をユーザから受信し、ルール情報を不通理由蓄積部22に転送する。ここで、「ルール」は、不完了呼が発生した場合に、どのような方法で不通理由が通知されるかを少なくとも示す。ルールはユーザ毎に登録されてもよいし、複数のユーザに同じルールが登録されてもよい。
図3に示されるように、何らかの登録者40が入力機器50を用いてルールを登録してもよいし、ユーザが直接的に登録を行ってもよい。
図2の不通理由蓄積部22は、不通理由登録部21により登録される様々なルールを蓄積する。
図4は比較項目種別毎に登録者(ユーザ)により設定された属性情報の優先度を示す。例えば、登録者Aさんは、「位置」に関し、「特別会議室」を最優先に、次いで「会議室」、「実験室」、「居室」の順に優先度を設定している。登録者Bさんは、「電話」に関し、「外線」を「内線」よりも優先するよう設定している。図示の設定は単なる一例に過ぎず、様々な登録者が様々な比較項目種別毎に様々な属性情報の優先度を設定してよい。
図5は、図4のように登録された優先度に基づいて、どのような不通理由がなされるかを例示する。例えば、登録者Aさんについては、着信者の位置(例えば、特別会議室)の優先度が、発信者の位置(例えば、居室)の優先度以上であったことに起因して、
「重要な場所にいるため電話に出られませんでした」
とのメッセージが発信者に通知される。また、登録者Aさんについては、着信者周囲のヒトの役職(例えば、部長)の優先度が、発信者の役職の優先度(例えば、社員)の優先度以上であったことに起因して、
「大切なヒトと一緒にいるため電話に出られませんでした」
とのメッセージが発信者に通知される。登録者Bさんについては、着信者の電話(例えば、外線)の優先度が、発信者の電話(例えば、内線)の優先度以上であったことに起因して、
「重要な電話中のため出られませんでした」
というメッセージが発信者に通知される。このように「位置」、「役職」、「氏名」、「電話」等の様々な比較項目種別毎に属性情報の優先度を事前に設定しておくことで、発信者、着信者及び着信者周囲の状況に応じて、適切な不通理由が発信者に通知される。
図2のセッション情報受信部23は、セッション管理部10で不完了呼の発生が確認されたことに応じて、不完了呼が発生したことを示す情報、発信端末及び着信端末の識別子を受信する。これらの情報を受信すると、セッション情報受信部23は、発信端末及び着信端末の識別子を属性情報要求部24に通知する。
属性情報要求部24は、受信した発信端末及び着信端末の識別子に基づいて、属性情報管理部30(図1)に必要な属性情報を要求する。必要な情報は、発信者の属性情報、着信者の属性情報及び着信者周囲のヒトの属性情報等を含んでよい。
属性情報受信部25は、属性情報管理部30から上記の必要な情報を受信し、それらを不通理由決定部26に転送する。
不通理由決定部26は、属性情報受信部25から通知された属性情報に関し、優先度比較を行いながら、不通理由蓄積部22に蓄積済みのルールを参照することで、発信者に通知すべき不通理由を決定する。決定内容は不通理由送信部27に通知される。
不通理由送信部27は、発信者の身元又は識別子を用いて、決定された不通理由(メッセージ)を発信者に通知する。発信者の身元等は、例えば電子メールアドレスで表現されてもよい。この場合、不通理由通知部27は属性情報管理部30から通知されたメールアドレス宛に不通理由の記載されたメールを送信してもよい。
図1の属性情報管理部30は、移動端末所有者の様々な属性情報を管理する(記憶、削除、更新等を含む)。
図6は、属性情報管理部30のデータベースで管理される情報の一例を示す。属性情報の具体例としては、ユーザの氏名又は名称、役職、携帯電話番号、メールアドレス、位置、電話の現状等が識別子毎に互いに関連付けられている。
位置に関する情報(位置情報)は、例えば移動端末が無線ローカルエリアネットワーク(LAN)に含まれる場合には、接続中のアクセスポイント(AP)の情報から導出できる。移動端末に無線タグが付けられている場合には、無線タグの情報を検出した無線タグ情報リーダーの位置から、移動端末の位置情報が導出されてもよい。移動端末がグローバルポジショニングシステム(GPS)用受信機を備えている場合には、GPS用の位置情報が利用されてもよい。移動端末の位置情報を取得するための適切な如何なる技術が使用されてもよい。
電話の現状は、例えばセッション管理部10が移動端末のセッション全てを管理している場合には、セッション情報管理部10から通知されてもよい。
属性情報管理部30は、不通理由通知部20から特定の移動端末の属性情報の要求を受けた場合に、その移動端末の位置情報を取得し、必要に応じて他の属性情報と共に不通理由通知部20にそれらを通知してもよい。或いは、属性情報管理部30は、全ての移動端末の位置情報を定期的に取得及び蓄積し、不通理由通知部20から特定の移動端末の属性情報の要求を受けた場合に、蓄積済みの位置情報を不通理由通知部20に通知してもよい。
図7は本発明の一実施例による不通理由通知方法を示すフローチャートである。説明の便宜上、移動端末101が移動端末102を呼び出そうとし、移動端末102の周囲に移動端末103があったとする。移動端末102の所有者は、不通理由通知部20に図4及び図5に示されるようなルールを予め登録する(ステップS1)。
次に、移動端末101がセッション管理部10に対して、移動端末102への接続を要求する(ステップS2)。
セッション管理部10は、移動端末101から移動端末102への接続要求を受信したことに応じて、移動端末102を呼び出そうとする(ステップS3)。移動端末102が呼出に応答した場合には、移動端末101,102間のセッションが確立され、通信が行われる。
しかしながら、移動端末102が呼出に応答する前に、移動端末101からセッションを切断する要求がセッション管理部10に届いたとする(ステップS4)。例えば、かなり長い間呼び出し音を鳴らしたにもかかわらず、移動端末102が応答しなかった場合に、移動端末101のユーザが切断の意思表示をすることが考えられる。この場合、セッション管理部10は、移動端末102の呼出を中止する(ステップS5)。
セッション管理部10は、不完了呼が発生したことを示す情報、移動端末101の識別子及び移動端末102の識別子を不通理由通知部20に通知する(ステップS6)。
不通理由通知部20は、移動端末101の識別子に関連する属性情報、移動端末102の識別子に関連する属性情報、移動端末102周囲の移動端末の識別子に関連する属性情報を、属性情報管理部30に対して要求する(ステップS7)。
属性情報管理部30は、移動端末101,102に現在の位置を通知するよう要求し、各移動端末はそれに応じて現在の位置情報を属性情報管理部30に通知する(ステップS8,S9)。属性情報管理部30は、移動端末102周囲の移動端末も探索する。例えば移動端末103が発見され、その識別子が特定される(ステップS10)。
属性情報管理部30は、移動端末101,102,103の識別子各々に対する属性情報を不通理由通知部20に通知する(ステップS11)。
不通理由通知部20は、移動端末102の所有者(ユーザ)の名前から、そのユーザが登録したルールを特定及び参照し、そのルールに移動端末101,102,103の属性情報を当てはめる(ステップS12)。そして、ルールから導出された不通理由(メッセージ)が移動端末101に通知される(ステップS13)。
このように本実施例によれば、発信者の属性情報、着信者の属性情報及び着信者周囲のヒトの属性情報を比較判断することで、発信者に的確な不通理由を簡易に通知することができる。上記の説明では、予め決定したルールのいずれかに合致したメッセージが通知されているが、どのルールにも該当しない場合も考えられる。このような場合には、再度の電話を促す何らかのメッセージが発信者に通知されてもよい。例えば、「電話に気がつかなかったため出られませんでした」というメッセージが通知されてもよい。
本実施例によれば、着信者に対して、従来同様の呼出が行われる。電話がつながらなかった場合にのみ、不通理由が本実施例にしたがって発信者に通知される。したがって、電話の重要度に応じて、その電話を不通にするか否かを着信者側の裁量で決定するという原則を崩さずに済む。
第1実施例では、不完了呼が発生した場合は、発信者に必ず不通理由が通知されていた。本発明の第2実施例では、不通理由の通知を受ける発信者が限定され、着信者のプライバシが保護される。
図8は第2実施例による不通理由通知部20'の詳細を示す。不通理由通知部20'は概して図2の不通理由通知部20と同様であるが、不通通知ユーザ決定部28及び比較部26が用意されていること及び不通理由蓄積部22'の蓄積情報が主に異なる。「26」は第1実施例と同様に「不通理由決定部」と呼んでもよいが、第2実施例で特徴的な機能に着目して、「比較部」と言及されている。
図9は、不通理由蓄積部22'に蓄積される情報の一例を示す。図示されているように、本実施例では、不通理由の通知を受ける者が「通知先」として個々に設定されている。例えば、登録者Aさんは、鈴木さん及び田中さんには本発明による不通理由通知を行うが、他者には不通理由通知を行わない。或いは、他者に不通理由通知を行ったとしても、鈴木さんや田中さんとは異なる不通理由通知が行われる。
不通通知ユーザ決定部28は、属性情報受信部25から受信した発信者、着信者及び着信者周囲の者の属性情報を取得し、不通理由蓄積部22'に蓄積済みのルールを当てはめる。発信者が所定の「通知先」であった場合には、発信者、着信者及び着信者周囲の者の属性情報が比較部26に通知され、ルールに合わせて不通理由が「通知先」の発信者に通知される。これに対して発信者が所定の「通知先」に該当しなかった場合には、不通理由を通知するための処理は中止される。例えば、鈴木さんからAさんに発呼があり、Aさんがその電話に出ることができなかった場合、鈴木さんは「通知先」に登録されているので、鈴木さんには本発明による不通理由通知が行われる。上記の例では、「通知先」が決められていたが、逆に、「非通知先」が明示的に決められていてもよい。この場合、発信者が所定の「非通知先」のいずれかに該当した場合には、本発明による不通理由通知は行われず、該当しなかった場合にのみ本発明による不通理由通知が行われる。
図10は第2実施例による不通理由通知方法を示すフローチャートである。概して図7と同様であるが、ステップS11'において、発信者が所定の者であるか否かを確認する点が主に異なる。ステップS11'では、不通理由通知部20'が、属性情報管理部30から移動端末101,102,103の属性情報を受信し、移動端末102が登録している「通知先」に、移動端末101が該当するか否かが判定される。該当しなければ本発明による不通理由通知は行われず、フローは終了する。該当していれば、フローはステップS12に進み、説明済みの手順が実行される。
本実施例によれば、第1実施例と同様に不通理由を適切に通知できることに加えて、不通理由の通知を受ける者(通知先)を予め指定できるので、着信者の位置や着信者周囲に存在するヒト等を知り得る者を制限し、着信者のプライバシを保護することができる。
本発明の一実施例による不通理由通知システムを示す図である。 第1実施例による不通理由通知部の詳細を示す図である。 ルールが登録される様子を示す図である。 比較項目種別毎に登録者により設定された属性情報の優先度を示す図である。 登録された優先度に基づいて第1実施例で不通理由をどのように通知するかを示す図である。 識別子毎に様々な属性情報が管理されている様子を示す図である。 第1実施例による不通理由通知方法を示すフローチャートである。 第2実施例による不通理由通知部の詳細を示す図である。 登録された優先度に基づいて第2実施例で不通理由をどのように通知するかを示す図である。 第2実施例による不通理由通知方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 不通理由通知装置
101,102,103 移動端末
201,202 基地局
10 セッション管理部
20 不通理由通知部
21 不通理由登録部
22 不通理由蓄積部
23 セッション情報受信部
24 属性情報要求部
25 属性情報受信部
26 不通理由決定部
27 不通理由送信部
28 不通通知ユーザ決定部
30 属性情報管理部
40 登録者
50 入力機器

Claims (10)

  1. 不完了呼が発生した場合に発信者に不通理由を通知する不通理由通知装置であって、
    セッション情報を管理し、不完了呼の発生を検出するセッション管理手段と、
    属性情報を管理する属性情報管理手段と、
    不完了呼の発生に応じて、前記属性情報管理手段から属性情報を抽出し、前記発信者に不通理由を通知する不通理由通知手段と、
    を有し、前記不通理由通知手段は、前記発信者、着信者及び該着信者周囲の者の一人以上の属性情報を、事前に設定されたルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定する
    ことを特徴とする不通理由通知装置。
  2. 前記不通理由通知手段は、
    ユーザによりルールを登録するための登録手段と、
    前記ルールを蓄積する蓄積手段と、
    前記セッション情報、不完了呼の発信者及び着信者の識別子を受信するセッション情報受信手段と、
    前記識別子で特定された前記発信者及び前記着信者の属性情報を前記属性情報管理手段から取得する情報取得手段と、
    情報取得手段で取得された属性情報を前記ルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定する不通理由決定手段と、
    不通理由を前記発信者に通知する通知手段と、
    を有する請求項1記載の不通理由通知装置。
  3. 前記不通理由通知手段は、不完了呼の発信者が所定の者に該当するか否かを判定する不通通知ユーザ決定手段を更に有し、判定結果に応じて、前記ルールに従って前記発信者に不通理由が通知されるか否かが決定される請求項1又は2に記載の不通理由通知装置。
  4. 前記セッション管理手段では、着信者が呼出に応答する前に発呼者が切断の意思表示をしたことで、不完了呼の発生が検出され、前記発信者及び前記着信者の識別子が前記不通理由通知手段に通知される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の不通理由通知装置。
  5. 前記属性情報は、ユーザの識別子毎に関連付けられる一群の情報項目で表現される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の不通理由通知装置。
  6. 複数の情報項目各々には、比較項目種別毎に優先度が割り当てられている請求項5記載の不通理由通知装置。
  7. 前記ルールは、複数の情報項目の優先度の大小関係と不通理由との対応関係を決めている請求項6記載の不通理由通知装置。
  8. 複数のユーザ装置と、基地局装置と、不通理由通知装置とを有する不通理由通知システムであって、前記不通理由通知装置は、
    セッション情報を管理し、不完了呼の発生を検出するセッション管理手段と、
    属性情報を管理する属性情報管理手段と、
    不完了呼の発生に応じて、前記属性情報管理手段から属性情報を抽出し、前記発信者に不通理由を通知する不通理由通知手段と、
    を有し、前記不通理由通知手段は、
    ユーザによりルールを登録するための登録手段と、
    前記ルールを蓄積する蓄積手段と、
    前記セッション情報、不完了呼の発信者及び着信者の識別子を受信するセッション情報受信手段と、
    前記識別子で特定された前記発信者及び前記着信者の属性情報を前記属性情報管理手段から取得する情報取得手段と、
    情報取得手段で取得された属性情報を前記ルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定する不通理由決定手段と、
    不通理由を前記発信者に通知する通知手段と、
    を有する不通理由通知システム。
  9. 不完了呼が発生した場合に発信者に不通理由を通知する不通理由通知方法であって、
    セッション情報を管理し、不完了呼の発生を検出するセッション管理ステップと、
    不完了呼の発生に応じて、属性情報を管理する属性情報管理手段から属性情報を抽出するステップと、
    前記発信者に不通理由を通知する不通理由通知ステップと、
    を有し、前記不通理由通知ステップは、前記発信者、着信者及び該着信者の者の一人以上の属性情報を、事前に設定されたルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定する
    ことを特徴とする不通理由通知方法。
  10. 前記不通理由通知ステップは、
    ユーザによりルールを蓄積手段に登録するステップと、
    前記セッション情報、不完了呼の発信者及び着信者の識別子を受信するステップと、
    前記識別子で特定された前記発信者及び前記着信者の属性情報を前記属性情報管理手段から取得するステップと、
    取得された属性情報を前記ルールに当てはめることで、前記発信者に通知する不通理由を決定するステップと、
    不通理由を前記発信者に通知するステップと、
    を有する請求項9記載の不通理由通知方法。
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