JP2008249418A - 測定装置用光源モジュール及び測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】測定装置用光源モジュール1は、ベース21と、光透過部23が設けられベース21との間に空間Vを形成するようにベース21に固定されるキャップ22と、を有する単一のパッケージ2内に、半導体発光素子11と、該半導体発光素子11の発する光を受光する参照用半導体受光素子13と、を有する構成とする。
【選択図】図1
Description
[光源モジュールの全体構成]
先ず、本発明に係る測定装置用光源モジュール(以下、単に「光源モジュール」という)の一実施例の全体構成について説明する。本実施例では、この光源モジュールは、本発明に係る測定装置の一実施例である後述する有機物濃度測定装置において用いられる。
次に、本発明に係る測定装置の一実施例としての、試料液に含まれる有機物の濃度を測定するための有機物濃度測定装置の一実施例の全体構成について説明する。
AUV=logVREF1/VUV
AVIS=logVREF2/VVIS
AUV-VIS=AUV−AVIS
次に、本実施例の測定装置100における光源モジュール1の駆動制御について更に詳しく説明する。
本実施例では、有機物濃度測定装置において従来用いられる水銀ランプの代替光源として、紫外光LEDを使用する。本発明者らの検討によれば、紫外光LEDは、例えば光量が半減するまでの寿命が定格運転で10時間程度と非常に短い。又、この紫外光LEDは、水銀ランプと比較すると光量が小さい。
上述のように、本実施例では、紫外光LED11と可視光LED12とを、パルス的に交互に点灯させる。この時、紫外光LED11のみに注目すると、本実施例では4個の紫外光LED11は、以下詳しく説明するような各種態様で点灯させることができる。
光源モジュール1のパッケージ2内に実装された4個の紫外光LED11を選択的に所定の順番で点灯させることで、光源モジュール1としての寿命を延ばすことができる。これにより、光源モジュール1の交換頻度を低減することができる。
光源モジュール1のパッケージ2内に実装された4個の紫外光LED11のうちのいくつかを同時に点灯させることで、光源モジュール1の発する光量を増すことができる。これにより、個々の紫外光LED11の光量が小さい場合でも、測定に必要とされる所望の光量を得ることができる。又、例えば公差により各々のLEDチップの光量に差がある場合でも、複数のLEDチップを同時に点灯することで個々の光量の差の影響を低減することができる。
光源モジュール1のパッケージ2内に実装された4個の紫外光LED11は、所望に応じて、その全てを同時に点灯させることができる。これにより、光源モジュール1の発する光量を最大化することができる。
光源モジュール1のパッケージ2内に実装された4個の紫外光LED11のうち点灯する紫外光LED11の数を変更することで、光源モジュール1の発光する光量を選択的に変更することができる。これにより、例えば、個々の紫外光LED11の光量が小さい場合に所望に応じて光源モジュール1の発する光量を増したり、個々の紫外光LED11の点灯状態(光量)が変化する場合にその点灯状態に応じて光源モジュール1としての発光量を極力一定としたりすることができる。即ち、光源モジュール1の光量選択性を向上することができる。
光源モジュール1のパッケージ2内に実装された4個の紫外光LED11の発光量を検知する光量検知動作を、例えば測定装置100の電源投入時、所定時間間隔毎などの非測定時の所定のタイミングで実行して、点灯させる紫外光LED11を選択することができる。紫外光LED11の発光量は、光源モジュール1のパッケージ2内に実装されている参照用PD13を用いて検知することができる。
本実施例では、上述のような紫外光LED11の点灯/消灯の制御は、制御手段としての制御回路105が行う。制御回路105は、電源回路108を制御して、複数の紫外光LED11の各々を個別に又は複数の組として同時に点灯/消灯させることができる。又、制御回路105は、参照用PD13の出力信号を、複数の紫外光LED11の各々に又は複数の組に関係付けて検知することができるようになっている。上述のような紫外光LED11の各種の点灯態様の制御シーケンス(プログラム)及び該制御シーケンスにおいて用いる光量の閾値や所定期間の閾値などのデータは、制御回路105に内蔵されるか制御回路105に接続された記憶手段(ROM等)に予め記憶されている。
次に、本発明に係る他の実施例について説明する。本実施例において実施例1にて説明したものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
2 パッケージ
11 紫外光LED
12 可視光LED
13 参照用PD
14 温度センサ
15 基板
16 熱電冷却機構
100 有機物濃度測定装置
103 測定用PD
105 制御回路
106 表示部
107 操作部
Claims (13)
- ベースと、光透過部が設けられ前記ベースとの間に空間を形成するように前記ベースに固定されるキャップと、を有する単一のパッケージ内に、半導体発光素子と、該半導体発光素子の発する光を受光する参照用半導体受光素子と、を有することを特徴とする測定装置用光源モジュール。
- 前記単一のパッケージ内に前記半導体発光素子を複数有することを特徴とする請求項1に記載の測定装置用光源モジュール。
- 前記複数の半導体発光素子は同一の波長域の光を発することを特徴とする請求項2に記載の測定装置用光源モジュール。
- ベースと、光透過部が設けられ前記ベースとの間に空間を形成するように前記ベースに固定されるキャップと、を有する単一のパッケージ内に、半導体発光素子と、該半導体発光素子の発する光を受光する参照用半導体受光素子と、を有する光源モジュールと、
前記光源モジュールからの光が照射される試料が導入される試料導入部と、
前記光源モジュールから発されて前記試料を透過した光、前記光源モジュールから発されて前記試料によって反射された光、又は前記光源モジュールから発された光で励起されることで前記試料から発された光を受光する測定用受光素子と、
を有することを特徴とする測定装置。 - 前記光源モジュールの前記単一のパッケージ内に前記半導体発光素子を複数有することを特徴とする請求項4に記載の測定装置。
- 前記複数の半導体発光素子は同一の波長域の光を発することを特徴とする請求項5に記載の測定装置。
- 前記複数の半導体発光素子は選択的に点灯させられるようになっており、前記複数の半導体発光素子のうち点灯する半導体発光素子が、前記参照用半導体受光素子が受光した光量に応じて交代させられることを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
- 前記複数の半導体発光素子は選択的に点灯させられるようになっており、前記参照用半導体受光素子が受光した光量に応じて、前記複数の半導体発光素子のうち点灯する半導体発光素子を交代させることを促す情報を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
- 前記複数の半導体発光素子のうちのいくつかが同時に点灯させられるようになっており、前記複数の半導体発光素子のうち同時に点灯する組が、前記参照用半導体受光素子が受光した光量に応じて交代させられることを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
- 前記複数の半導体発光素子のうちのいくつかが同時に点灯させられるようになっており、前記参照用半導体受光素子が受光した光量に応じて、前記複数の半導体発光素子のうち同時に点灯する組を交代させることを促す情報を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
- 前記複数の半導体発光素子のうち点灯する半導体発光素子の数が変更させられるようになっており、前記複数の半導体発光素子のうち点灯する半導体発光素子の数が、前記参照用半導体受光素子が受光した光量に応じて変更させられることを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
- 前記複数の半導体発光素子のうち点灯する半導体発光素子の数が変更させられるようになっており、前記参照用受光素子が受光した光量に応じて、前記複数の半導体発光素子のうち点灯する半導体発光素子の数を変更させることを促す情報を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
- 非測定時に前記参照用半導体受光素子によって前記半導体発光素子の発光量が検知されることを特徴とする請求項7〜12のいずれかの項に記載の測定装置。
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