JP2008248766A - コンプレッサ羽根車の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ハブ軸部と、ハブ面、ディスク面、および外周面を有するハブディスク部と、複数の羽根部とを有してなる羽根車形状に対応するキャビティを、ハブ面と該ハブ面に連なる外周面の一部を形成するハブ面形成金型とディスク面と該ディスク面に連なる外周面の一部を形成するディスク面形成金型とによって外周面を形成させる、ダイカスト形成されてなるコンプレッサ羽根車の製造方法である。例えばマグネシウム合金やアルミニウム合金からなる羽根車が得られる。
【選択図】図1
Description
すなわち本発明は、ダイカスト形成されてなるコンプレッサ羽根車の製造方法であって、ハブ軸部と、ハブ面、該ハブ面の反対面となるディスク面、および外周面を有する前記ハブ軸部から半径方向に延在するハブディスク部と、前記ハブ面に配設された複数の羽根部とを有してなる羽根車形状に対応するキャビティを画成するにおいて、前記ハブ面と該ハブ面に連なる外周面の一部を形成するハブ面形成金型と前記ディスク面と該ディスク面に連なる外周面の一部を形成するディスク面形成金型とによって前記外周面を形成させる、コンプレッサ羽根車の製造方法である。
また、望ましくは、ハブ面形成金型とディスク面形成金型とのパーティングラインには0.1〜1mmの間隙を設けることである。
また、本発明コンプレッサ羽根車の製造方法は、アルミニウム合金を用いてダイカスト形成する場合に適用できる。
よって、本発明は、パーティングラインにおける鋳バリなどの非製品部を簡易かつ容易に除去できることから、ダイカスト形成を適用する利点となる生産効率や製造コストを損ねることがない。
以下、本発明において、上述したように羽根車のハブディスク部の外周面を形成する際、ハブ面形成金型とディスク面形成金型とによって形成されるパーティングラインについて具体例を挙げて、図面を用いて説明する。
また、パーティングラインに間隙を設ける場合には、ハブ面形成金型ごとに設けることもできるし、隣接するハブ面形成金型の間に対応する位置に設けることもできる。
また、パーティングラインに間隙を設ける場合には、ディスク面形成金型に対して設けることができる。また、ディスク面形成金型に設ける間隙は、ハブ面形成金型に対応する位置に設けることもできるし、隣接するハブ面形成金型の間に対応する位置に設けることもできる。
コンプレッサ羽根車は、上述したように外気の吸引および圧縮を行う羽根車である。この吸引と圧縮を高効率で行わせるために高速回転される羽根車は、羽根車の質量当たりの耐力、引張強さ、疲労強度などの機械的特性が所望される。それ故に、望ましくは、上述した機械的特性に優れるアルミニウム合金やマグネシウム合金を使用することである。アルミニウム合金やマグネシウム合金を使用してダイカスト形成されてなる羽根車は、軽量かつ高強度の羽根車となることが期待される。また、マグネシウム合金は、アルミニウム合金に比べて金型に対する焼付性がよいことから、ダイカスト形成には、より好適な材料である。
図3は、自動車用ターボチャージャの吸気側に使用されるコンプレッサ羽根車11(以下、羽根車11という)の模式図である。羽根車11は、ハブ軸部12と、ハブディスク部13と、複数の羽根部とを有している。ハブディスク部13は、ハブ軸部12から半径方向に延在するハブ面14と、ハブ面14の反対面となるディスク面15と、外周部にはディスク面15とハブ面14に連なる外周面16とを有している。そして、ハブディスク部13の外周面16は円筒面状であって、その外縁17はディスク面15と外周面16とでエッジ状に形成されている。また、複数の羽根部は、合計12枚の羽根がハブ面14に配設され、6枚の長羽根18と、6枚のスプリッタ羽根とも呼ばれる短羽根19とがそれぞれ交互に放射状に突設されている。また、長羽根18と短羽根19のブレード面は、いずれも複雑な空力学的曲面形状を表裏に有している。なお、本発明においては、上述した引用文献1、2に開示されるアンダーカットを有する羽根車形状であってもよい。
以上のことから、ハブ面形成金型とディスク面形成金型とによって羽根車のハブディスク部の外周面を形成させる、本発明の製造方法が有効であることが確認できた。
Claims (5)
- ダイカスト形成されてなるコンプレッサ羽根車の製造方法であって、ハブ軸部と、ハブ面、該ハブ面の反対面となるディスク面、および外周面を有する前記ハブ軸部から半径方向に延在するハブディスク部と、前記ハブ面に配設された複数の羽根部とを有してなる羽根車形状に対応するキャビティを画成するにおいて、前記ハブ面と該ハブ面に連なる外周面の一部を形成するハブ面形成金型と前記ディスク面と該ディスク面に連なる外周面の一部を形成するディスク面形成金型とによって前記外周面を形成させることを特徴とするコンプレッサ羽根車の製造方法。
- ハブ面形成金型とディスク面形成金型とのパーティングラインには0.1〜5mmの間隙を設けることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
- ハブ面形成金型とディスク面形成金型とのパーティングラインには0.1〜1mmの間隙を設けることを特徴とする請求項2に記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
- マグネシウム合金を用いてダイカスト形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
- アルミニウム合金を用いてダイカスト形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
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JP2002172456A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-18 | Nissan Motor Co Ltd | ダイカスト鋳造用金型のガス抜き装置 |
JP2004202539A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Fukuda Engineering Kk | 金属鋳造品の穴加工法 |
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