JP2008248765A - コンプレッサ羽根車の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ハブ軸部と、ハブ面、ディスク面、外周面とを有するハブディスク部と、複数の羽根部とを有してなる羽根車形状に対応するキャビティを、ハブ面と外周面を形成するハブ面形成金型とディスク面を形成するディスク面形成金型とで画成するにおいて、ハブ面形成金型とディスク面形成金型とからなるパーティングラインには間隙を設ける、ダイカスト形成されてなるコンプレッサ羽根車の製造方法である。例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金からなる羽根車が得られる。
【選択図】図1
Description
また、船舶、建設機械、自動車等に用いられるコンプレッサ羽根車は、高圧縮させるために高速回転されるために優れた引張強さや疲労強度が要求される部品である。それ故に、羽根車には鋳造欠陥を皆無とし、所望の機械的特性を付与し、信頼性を確かなものにすることが重要となる。
すなわち本発明は、ダイカスト形成されてなるコンプレッサ羽根車の製造方法であって、ハブ軸部と、ハブ面、該ハブ面の反対面となるディスク面、該ディスク面と前記ハブ面に連なる外周面とを有する前記ハブ軸部から半径方向に延在するハブディスク部と、前記ハブ面に配設された複数の羽根部とを有してなる羽根車形状に対応するキャビティを、前記ハブ面と前記外周面を形成するハブ面形成金型と前記ディスク面を形成するディスク面形成金型とで画成するにおいて、前記ハブ面形成金型と前記ディスク面形成金型とからなるパーティングラインには間隙を設ける、コンプレッサ羽根車の製造方法である。
また、望ましくは、パーティングラインには0.1〜1mmの間隙を設ける、コンプレッサ羽根車の製造方法である。
また、本発明コンプレッサ羽根車の製造方法は、アルミニウム合金を用いてダイカスト形成する場合に適用できる。
図1は、本発明において、コンプレッサ羽根車(以下、羽根車という)をダイカスト形成するために画成したキャビティの断面の一例を模式的に示す断面図である。羽根車の形状に対応する空間形状を含むキャビティ1は、羽根車のディスク面を形成するためのディスク面形成金型2とハブ面を含む羽根部とハブディスク部の外周面を形成するためのハブ面形成金型3とを型合せした状態で画成されている。
コンプレッサ羽根車は、上述したように外気の吸引および圧縮を行う羽根車である。この吸引と圧縮を高効率で行わせるために高速回転される羽根車は、羽根車の質量当たりの耐力、引張強さ、疲労強度などの機械的特性が所望される。それ故に、望ましくは、上述した機械的特性に優れるアルミニウム合金やマグネシウム合金を使用することである。アルミニウム合金やマグネシウム合金を使用してダイカスト形成されてなる羽根車は、軽量かつ高強度の羽根車となることが期待される。
図2は、自動車用ターボチャージャの吸気側に使用されるコンプレッサ羽根車11(以下、羽根車11という)の模式図である。羽根車11は、ハブ軸部12と、ハブディスク部13と、複数の羽根部とを有している。ハブディスク部13は、ハブ軸部12から半径方向に延在するハブ面14と、ハブ面14の反対面となるディスク面15と、外周部にはディスク面15とハブ面14に連なる外周面16とを有している。そして、ハブディスク部13の外周面16は円筒面状であって、その外縁17はディスク面15と外周面16とでエッジ状に形成されている。また、複数の羽根部は、合計12枚の羽根がハブ面14に配設され、6枚の長羽根18と、6枚のスプリッタ羽根とも呼ばれる短羽根19とがそれぞれ交互に放射状に突設されている。また、長羽根18と短羽根19のブレード面は、いずれも複雑な空力学的曲面形状を表裏に有している。なお、本発明においては、上述した引用文献1、2に開示されるアンダーカットを有する羽根車形状であってもよい。
Claims (5)
- ダイカスト形成されてなるコンプレッサ羽根車の製造方法であって、ハブ軸部と、ハブ面、該ハブ面の反対面となるディスク面、該ディスク面と前記ハブ面に連なる外周面を有する前記ハブ軸部から半径方向に延在するハブディスク部と、前記ハブ面に配設された複数の羽根部とを有してなる羽根車形状に対応するキャビティを、前記ハブ面と前記外周面を形成するハブ面形成金型と前記ディスク面を形成するディスク面形成金型とで画成するにおいて、前記ハブ面形成金型と前記ディスク面形成金型とからなるパーティングラインには間隙を設けることを特徴とするコンプレッサ羽根車の製造方法。
- パーティングラインには0.1〜5mmの間隙を設けることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
- パーティングラインには0.1〜1mmの間隙を設けることを特徴とする請求項2に記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
- マグネシウム合金を用いてダイカスト形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
- アルミニウム合金を用いてダイカスト形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンプレッサ羽根車の製造方法。
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JPH03126582U (ja) * | 1990-04-02 | 1991-12-19 | ||
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JP2004202539A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Fukuda Engineering Kk | 金属鋳造品の穴加工法 |
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2007
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