JP2008248094A - 水分散型ヒートシール剤用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートシール剤として、塗膜の加熱成膜後のベタツキが無く、ヒートシール性に優れ、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンと金属との接着において良好な接着性を有する水分散型ヒートシール剤用組成物を提供することにある。
【解決手段】本発明の水分散型ヒートシール剤用組成物は、(1)極性基を有するスチレン系エラストマー(A)と、(メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)とを含み、(A)と(B)とが同一粒子に含まれた粒子である水分散型ヒートシール剤用組成物、(2)前記(A)と(B)との比率が(A)/(B)=40〜95重量%/5〜60重量%である水分散型ヒートシール剤用組成物、である
【選択図】なし

Description

本発明は成膜後の乾燥性、低温ヒートシール性と安全性が優れた水分散型ヒートシール剤用組成物に関する。
従来、ポリエチレン、または、ポリプロピレンと、アルミニウムまたは、銅等の金属との接着剤として、溶剤にポリオレフィン系樹脂を分散したヒートシール剤が提案されていた。しかし、近年、環境問題に関するVOC規制により、市場では、塗膜形成過程で大気中に揮発性有機化合物を放出させる溶剤系樹脂から、溶剤を含まず環境に優しい、揮発性有機化合物を含まない、安全な水に分散された樹脂に代わりつつある。既にエチレンと不飽和カルボン酸共重合体樹脂の水分散体が提案されている(特許文献1)。これらの水分散体エマルションは、ヒートシール剤として有効に利用されてきたがエチレンと不飽和カルボン酸共重合体の分子量が極度に低いと乾燥直後のベタツキ感や強度が不足して使用が困難であるという問題があった。
特開昭55−108432 特開平6−49315
本発明は、上記の問題点を解決することを目的としており、具体的にはヒートシール剤として、塗膜の加熱成膜後のベタツキが無く、ヒートシール性に優れ、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンと金属との接着において良好な接着性を有する水分散型ヒートシール剤用組成物を提供することにある。
本発明の水分散型ヒートシール剤用組成物は、下記(1)〜(6)である。即ち、
(1) 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)と、(メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)とを含み、(A)と(B)とが同一粒子に含まれた粒子である水分散型ヒートシール剤用組成物。
(2) 前記(A)と(B)との比率が(A)/(B)=40〜95重量%/5〜60重量%である水分散型ヒートシール剤用組成物。
(3) 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)が、スチレンを5〜60モル%含有する共重合体であり、MFR(JIS K7210)が0.1〜200g/10分のスチレン系エラストマーに、グラフト量が0.1〜10重量%になるように極性基モノマーをグラフトした水分散型ヒートシール剤用組成物。
(4) 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)の極性モノマーが、水酸基含有エチレン性不飽和化合物である水分散型ヒートシール剤用組成物。
(5) (メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)が、MFR(JIS K7210)が3〜1500g/10分の共重合体であり、(メタ)アクリル酸の含有量が2〜30重量%である水分散型ヒートシール剤用組成物。
(6) 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)と、(メタ)アクリル酸とエチレンの共重合体(B)とが同一粒子に含まれている粒子の粒子径が、10nm〜50μmである水分散型ヒートシール剤用組成物。
また、(7)(8)の積層体である。
(7) (1)記載の水分散型ヒートシール剤用組成物が、アルミ箔、銅箔、ポリオレフィン系フィルムから選択されたいずれかひとつの一方に塗布された積層体。
(8) (1)記載の水分散型ヒートシール剤用組成物が、アルミ箔、銅箔とポリオレフィン系フィルムとの間に塗布された積層体。
本発明の水分散型ヒートシール剤用組成物によれば、成膜後の乾燥性、低温ヒートシール性と安全性を改良することができ、特に、食品包装用アルミ箔用ヒートシール剤として好適に用いることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
極性基を有するスチレン系エラストマー(A)
本発明の極性基を有するスチレン系エラストマー(A)は、スチレン系エラストマーに極性モノマーをグラフト共重合することにより得られる。
スチレン系エラストマーは、ヒートシール強度の点からスチレンを5〜60モル%含有する共重合体であり、好ましくは15〜40モル%である。
また、JISK7210による(加重2.16Kgf、230℃加熱時の10分間吐出量g)MFRは、ヒートシール強度の点から0.1〜200g、好ましくは1〜100gである。
スチレン系エラストマーにグラフトさせる極性モノマーのグラフト量は、ヒートシール強度の点から0.1〜10重量%である。
グラフトさせる極性モノマーとしては、水酸基含有エチレン性不飽和化合物、アミノ基含有エチレン性不飽和化合物、エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物、不飽和カルボン酸とその無水物およびその誘導体、ビニルエステル化合物、塩化ビニル等を挙げることができるが、水酸基含有エチレン性不飽和化合物が接着強度と水分散性を両立する点で好ましい。
水酸基含有エチレン性不飽和化合物としては、たとえば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシー3−フェノキシープロピル(メタ)アクリレート、3−クロロー2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、テトラメチロールエタンモノ(メタ)アクリレート、ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、2−(6−ヒドロヘキサノイルオキシ)エチルアクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルおよび10−ウンデセンー1−オール、1−オクテンー3−オール、2−メタノールノルボルネン、ヒドロキシスチレン、N−メチロールアクリルアミド、2−(メタ)アクロイルオキシエチルアシッドフォスフェート、グリセリンモノアリルエーテル、アリルアルコール、アリロキシエタノール、2−ブテン1,4−ジオール、グリセリンモノアルコール等を挙げることができる。これらの中で好ましくは、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシー3−フェノキシープロピル(メタ)アクリレートを挙げることができる。
(メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)
本発明の(メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)は、(メタ)アクリル酸とエチレンとを共重合させて得られる。(メタ)アクリル酸の含有量は、複合化の点から2〜30重量%、好ましくは10〜20重量%である。
このとき(メタ)アクリル酸とエチレンの共重合体のJISK7210による(加重2.16Kgf、190℃加熱時の10分間吐出量g)MFRは、ヒートシール強度の点から3〜1500/10分である。
水分散型ヒートシール剤用組成物
本発明の水分散型ヒートシール剤用組成物は、極性基を有するスチレン系エラストマー(A)と(メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)との比率はヒートシール強度の点から(A)/(B)=40〜95重量%/5〜60重量%、好ましくは(A)/(B)=50〜95重量%/5〜50重量%、である。
また本発明の極性基を有するスチレン系エラストマー(A)と(メタ)アクリル酸とエチレンの共重合体(B)の粒子は同一粒子に含まれている。ここで同一粒子に含まれているとは、極性基を有するスチレン系エラストマー(A)をコアとして(メタ)アクリル酸とエチレンの共重合体(B)がシェルとなるコアシェル構造でも良く、また均一な状態でも良く、(A)と(B)とが一部反応しても良い意味である。
本発明の水分散型ヒートシール剤用組成物は水分散体の平均粒径は、ヒートシール強度の点から10nm〜50μmである。好ましくは10nm〜10μm、より好ましくは10nm〜3μmの範囲である。
本組成物において、必要に応じて少量の溶剤を添加して水分散化すると、水分散体の平均粒径が小さくなり、また、低温ヒートシール性も向上するため好ましい。このような溶剤として、ベンジルアルコールとエチルアルコール、エチレングリコールとグリセリンなどを挙げることができる。このうち、ベンジルアルコールとエチルアルコール、グリセリンが好ましく、特に、ベンジルアルコールとエチルアルコールが好ましい。
本発明の組成物は、必要に応じて、各種の樹脂、配合剤等の他の成分を、本発明の目的を損なわない範囲で含有してもよい。 他の成分としては、水分散樹脂、有機増粘剤、無機増粘剤、酸化防止剤、濡れ性改良剤、シリカ等の充填剤等が挙げられる。
本発明の組成物は、アルミ箔と紙、プラスチックフィルム上などに塗布し、乾燥、硬化して塗膜を形成する。組成物の塗布は、スプレー、カーテン、フローコーター、ロールコーター、刷毛塗り、浸せきのいずれの方法によっても行うことができる。
本発明の水分散型ヒートシール剤用組成物を使用した積層体は、基材として、アルミ箔、銅箔、PPやPE等のポリオレフィン系フィルムから選択されたいずれかひとつの一方に塗布された積層体であり、アルミ箔、銅箔とポリオレフィン系フィルムとの間に塗布された積層体である。
以下、実施例及び比較例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[物性の測定]
MFRの測定
JIS K7210に準じた方法により測定した。
平均粒径の測定
Microtrac UPA(Honneywell社)を用いて分散体の平均粒径を測定した。
[評価方法]
乾燥直後のベタツキ感
110℃×3分間乾燥後、指触感によるベタツキを観た
○ベタツキ無し、△ベタツキ若干あり、×ベタツキ有り
ヒートシール強度
アルミ箔に実施例と比較例で製造した樹脂を乾燥膜厚が5μmになるようにバーコーターで塗布した後、110℃×3分間乾燥した。この樹脂が塗布された基材にポリエチレン基材を載せ、ヒートシール温度を100℃および130℃、シール圧力1MPa、シール時間2秒間に設定して基材を作製した。
[実施例1]
極性基を有するスチレン系エラストマー樹脂として水酸基がグラフトされたポリスチレン−ポリプロピレン−ポリエチレン−ポリスチレン共重合体樹脂(商品名ハイブラーHG252、クラレ(株)社製、重量平均分子量:約50000、)90重量部とアクリル酸とエチレン共重合体樹脂(プリマコール5980、ダウケミカル(株)社製、アクリル酸含有量20%、メルトフローレートが300g/10分、)10重量部を混合し、同軸方向回転噛合型2軸スクリュー押出機(池貝鉄工製PCM−30/C=20)のホッパー口より、300重量部/時間の速度で供給し、200℃で混練し、押出機の中間部に設けた供給口より20%に溶解した水酸化カリウムをpH5からpH10になるように加え連続的に押し出した、押し出された樹脂等の混練物はジャケット付きスタティックミキサーで90℃まで冷却し取り出した。取り出した混練物を450重量部のイオン交換水中に分散し、水分散体を得た。得られた水分散体は不揮発分40%、pH10、光散乱測定による重量平均粒子直径は0.8μm、収率99%であった。
得られた水分散体に濡れ剤としてスルホコハク酸ナトリウム1%を加え、バーコーターを使用して、アルミ箔に塗布、風乾した後、110℃にセットしたエア・オーブン中で2分間加熱し、均一透明な塗工箔を得た。加熱成膜直後の粘着性の有無は、指で触れることで評価した。この塗工箔とポリエチレンシートをJIS Z1707に準拠した方法により110〜130℃で1秒間、1kg/cm2 の圧力をかけてヒートシールして試料とした。この試料の180°剥離強度を常温で測定した結果と加熱成膜直後の粘着性を表1に記した。
[実施例2]
極性基を有するスチレン系エラストマー樹脂として水酸基がグラフトされたポリスチレン−ポリプロピレン−ポリエチレン−ポリスチレン共重合体樹脂75重量部と、アクリル酸とエチレン共重合体樹脂25重量部、との配合を変えた他は実施例1と同様の操作で水分散体を得た。得られた水分散体は、不揮発分40%、pH10、光散乱測定による重量平均粒子直径は0.7μm、収率99%であった。
該水分散体を実施例1と同様に濡れ剤を添加した後、アルミ箔に塗工し、ポリプロピレンシートとヒートシールした。剥離強度の測定結果と加熱成膜直後の粘着性を表1に記した。
[実施例3]
極性基を有するスチレン系エラストマー樹脂として水酸基がグラフトされたポリスチレン−ポリプロピレン−ポリエチレン−ポリスチレン共重合体樹脂50重量部とアクリル酸とエチレン共重合体樹脂50重量部、との配合を変えた他は実施例1と同様な操作で水分散体を得た。得られた水分散体は、不揮発分40%、pH10、光散乱測定による重量平均粒子直径は0.7μm、収率99%であった。
該水分散体を実施例1と同様に濡れ剤を添加した後、アルミ箔に塗工し、ポリプロピレンシートとヒートシールした。剥離強度の測定結果と加熱成膜直後の粘着性を表1に記した。
[実施例4]
極性基を有するスチレン系エラストマー樹脂として水酸基がグラフトされたポリスチレン−ポリプロピレン−ポリエチレン−ポリスチレン共重合体樹脂75重量部とメタアクリル酸とエチレン共重合体樹脂(ニュークレル2060、三井ポリデュポン(株)社製、メタクリル酸含有量20%、メルトフローレート60g/分、)25重量部、と実施例3の原料を変えた他は実施例1と同様な操作で水分散体を得た。得られた水分散体は、不揮発分40%、pH10、光散乱測定による重量平均粒子直径は0.7μm、収率99%であった。該水分散体を実施例1と同様に濡れ剤を添加した後、アルミ箔に塗工し、ポリプロピレンシートとヒートシールした。剥離強度の測定結果と加熱成膜直後の粘着性を表1に記した。
[比較例1]
極性基を有するスチレン系エラストマー樹脂として水酸基がグラフトされたポリスチレン−ポリプロピレン−ポリエチレン−ポリスチレンブロック共重合体樹脂100重量部を、同軸方向回転噛合型2軸スクリュー押出機(池貝鉄工製PCM−30/C=20)のホッパー口より、300重量部/時間の速度で供給し、220℃で混練し、押出機の中間部に設けた供給口より20%に溶解した水酸化カリウムをpH5からpH10になるように加え連続的に押し出した、押し出された樹脂等の混練物はジャケット付きスタティックミキサーで90℃まで冷却し取り出したが、水に分散しなかった。
[比較例2]
極性基を有するスチレン系エラストマー樹脂として水酸基がグラフトされたポリスチレン−ポリプロピレン−ポリエチレン−ポリスチレンブロック共重合体樹脂35重量部アクリル酸とエチレン共重合体樹脂(プリマコール5980、ダウケミカル(株)社製、アクリル酸含有量20%、メルトフローレートが300g/10分、)65重量部を、同軸方向回転噛合型2軸スクリュー押出機(池貝鉄工製PCM−30/C=20)のホッパー口より、300重量部/時間の速度で供給し、200℃で混練し、押出機の中間部に設けた供給口より20%に溶解した水酸化カリウムをpH5からpH10になるように加え連続的に押し出した、押し出された樹脂等の混練物はジャケット付きスタティックミキサーで90℃まで冷却し取り出した。取り出した混練物を700重量部のイオン交換水中に分散し、水分散体を得た。得られた水分散体は不揮発分30%、pH10、光散乱測定による重量平均粒子直径は0.4μm、収率99%であった。
[比較例3]
アクリル酸とエチレン共重合体樹脂(プリマコール5980、ダウケミカル(株)社製、アクリル酸含有量20%、メルトフローレートが300g/10分、)100重量部を、同軸方向回転噛合型2軸スクリュー押出機(池貝鉄工製PCM−30/C=20)のホッパー口より、300重量部/時間の速度で供給し、180℃で混練し、押出機の中間部に設けた供給口より20%に溶解した水酸化カリウムをpH5からpH10になるように加え連続的に押し出した、押し出された樹脂等の混練物はジャケット付きスタティックミキサーで90℃まで冷却し取り出した。取り出した混練物を700重量部のイオン交換水中に分散し、水分散体を得た。得られた水分散体は不揮発分30%、pH10、光散乱測定による重量平均粒子直径は0.4μm、収率99%であった。
Figure 2008248094
本発明の水分散型組成物は、金属同士、ポリオレフィン同士、あるいは金属とポリオレフィンとの接着剤やヒートシール剤として、塗膜の粘着性がなく、優れた接着性能および密着性能を示す。このため、特にPTP包装用接着剤、ラミネート用接着剤、塗料用原料またはプライマー原料としても有効に使用できる。

Claims (8)

  1. 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)と、(メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)とを含み、(A)と(B)とが同一粒子に含まれた粒子である水分散型ヒートシール剤用組成物。
  2. 前記(A)と(B)との比率が(A)/(B)=40〜95重量%/5〜60重量%である請求項1に記載の水分散型ヒートシール剤用組成物。
  3. 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)が、スチレンを5〜60モル%含有する共重合体であり、MFR(JIS K7210)が0.1〜200g/10分のスチレン系エラストマーに、グラフト量が0.1〜10重量%になるように極性基モノマーをグラフトした請求項1に記載の水分散型ヒートシール剤用組成物。
  4. 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)の極性モノマーが、水酸基含有エチレン性不飽和化合物である請求項1に記載の水分散型ヒートシール剤用組成物。
  5. (メタ)アクリル酸とエチレンとの共重合体(B)が、MFR(JIS K7210)が3〜1500g/10分の共重合体であり、(メタ)アクリル酸の含有量が2〜30重量%である請求項1記載の水分散型ヒートシール剤用組成物。
  6. 極性基を有するスチレン系エラストマー(A)と、(メタ)アクリル酸とエチレンの共重合体(B)とが同一粒子に含まれている粒子の粒子径が、10nm〜50μmである請求項1に記載の水分散型ヒートシール剤用組成物。
  7. 請求項1記載の水分散型ヒートシール剤用組成物が、アルミ箔、銅箔、ポリオレフィン系フィルムから選択されたいずれかひとつの一方に塗布された積層体。
  8. 請求項1記載の水分散型ヒートシール剤用組成物が、アルミ箔、銅箔とポリオレフィン系フィルムとの間に塗布された積層体。
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