JP2008247931A - ポリエステル組成物及びそれからなるポリエステル成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、剛直な分子鎖を持ち結晶性の低いポリエチレンナフタレートの結晶性を改善ことにより、諸物性の改善(高強度化、高ヤング率化、高タフネス化、寸法安定性向上、耐熱性向上、ガスバリア性向上等)を達成しうるポリエステル組成物を提供することにある。
【解決手段】主たる繰り返し単位がエチレンナフタレートであるポリエステルと、該ポリエステル重量に対し、下記の構造式(I)で示されるスルホン酸化合物0.005〜1.0重量%を含有することを特徴とするポリエステル組成物。
R−(SO (I)
[上記式中、Rは炭素数10個以上のアリール基、Mはアルカリ金属原子、nは1〜4の整数を示す。]
【選択図】なし

Description

本発明はポリエステル組成物に関する。さらに詳しくは、高い結晶性を有することにより、優れた機械的強度、耐熱性、寸法安定性を発揮するポリエステル組成物及びそれよりなる成形品に関する。
ポリエチレンナフタレート(以下、PENと称することがある。)樹脂は強度、伸度、ヤング率若しくは弾性回復率等の機械的性質、耐熱性若しくは寸法安定性等の物理的性質、又は耐薬品性若しくは耐水性等の化学的性質が優れ、安価であるために工業的に大きな価値を有していることは良く知られており、例えば、繊維、樹脂成形品、及びフィルム等で多く用いられている。
PENはポリエチレンテレフタレートと比較した際、剛直な分子鎖を有するため、結晶性が低い欠点がある。このPENの結晶性を高めることができれば、諸物性の改善(高強度化、高ヤング率化、高タフネス化、寸法安定性向上、耐熱性向上、ガスバリア性向上、など)が達成できると期待されている。しかし、この期待に沿う高結晶性を有するPEN組成物はまだ開発されていない。
結晶性を改善する試みの一つとして、共重合により結晶性を高める例がある(例えば特許文献1〜5参照。)。しかし、共重合を行うと剛直さが失われるため、ポリマー本来の物性(例えば強度、モジュラス、耐熱性)の低下を引き起こす欠点があった。
特開平08−048758号公報 特開平08−048759号公報 特開平08−048760号公報 特開平08−059806号公報 特開平08−157583号公報
本発明は上記問題点に注目してなされたものであり、剛直な分子鎖を持ち結晶性の低いポリエチレンナフタレートを改質し、結晶性の良いポリエステル組成物を提供することにある。当該ポリエステル組成物により、諸物性の改善(高強度化、高ヤング率化、高タフネス化、寸法安定性向上、耐熱性向上、ガスバリア性向上等)を達成しうるポリエステル組成物を提供できることが期待できる。
本発明者らは、前記本発明の目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、スルホン酸化合物の少量添加によって、結晶化挙動を改善したポリエステル組成物を得られることを見出した。すなわち本発明は主たる繰り返し単位がエチレンナフタレートであるポリエステルと、該ポリエステル重量に対し、下記の構造式(I)で示されるスルホン酸化合物0.005〜1.0重量%を含有することを特徴とするポリエステル組成物である。
R−(SO (I)
[上記式中、Rは炭素数10個以上のアリール基、Mはアルカリ金属原子、nは1〜4の整数を示す。]
かくして本発明によれば、主たる繰り返し単位がポリエチレンナフタレートであるポリエステルを含むポリエステル組成物において、ポリエステル組成物に高い結晶性を付与することができ、その結果機械的強度、耐熱性、寸法安定性、ガスバリア性を高めることが期待できる。
以下本発明を詳しく説明する。
本発明のポリエステルとは主たる繰り返し単位がエチレンナフタレート、すなわちジカルボン酸成分として2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジオール成分として、エチレングリコールを用いたポリエステルポリマーを示している。主たる繰り返し単位とはポリエステルを構成する全繰り返し単位のうち70モル%以上がエチレンナフタレート単位であることを表す。より好ましくは80モル%以上である。最も好ましくは90モル%以上である。
本発明のポリエステルには、全ジカルボン酸成分の30モル%未満の範囲で共重合成分を共重合することが可能である。共重合可能なジカルボン酸成分としてはシュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸、テトラリンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸;グリコール酸、p−オキシ安息香酸等のオキシ酸等があげられる。
本発明のポリエステルには、全グリコール成分の30モル%未満の範囲で他のジオール成分が共重合されることが可能である。共重合可能なジオール成分として、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、2、2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等のジオールが挙げられる。
上記のようなジカルボン酸成分及び/又はグリコール成分の共重合量がポリエステルを構成する全繰り返し単位中30モル%を超える場合、ポリエチレンナフタレート本来の物性、例えば強度、モジュラス、ヤング率、寸法安定性などが劣ることがある。そのため、共重合量はポリエステルに対し、好ましくは、20モル%以下、さらに好ましくは10モル%以下である。
また、本発明のポリエステルに分岐成分、例えばトリカルバリル酸、トリメシン酸、トリメリット酸等の、三官能又は四官能のエステル形成能を持つ酸、又はグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの三官能又は四官能のエステル形成能を持つアルコールを共重合してもよく、その場合にそれらはポリエステルを構成する全ジカルボン酸成分の1.0モル%以下、好ましくは0.5モル%以下、さらに好ましくは、0.3モル%以下である。更に、本発明のポリエステル組成物はこれら共重合成分を2種類以上組み合わせて使用しても構わない。
本発明に用いるポリエステル組成物は結晶性の改善された特徴として、下記(1)と(2)に示す熱特性を有することが好ましい。
(1)該ポリエステル組成物を300℃で2分間溶融保持させた後、液体窒素中で固化させる処理を行い得られた急冷固化ポリエステル組成物を、示差走査熱量計を用い窒素気流下20℃/分の昇温条件にて測定し現れる発熱ピークのエネルギーが0.1〜30J/gである。
(2)該ポリエステル組成物を示差走査熱量計を用い窒素気流下20℃/分の昇温条件にて300℃まで加熱し5分溶融保持させた後、窒素気流下10℃/分の降温条件にて測定し現れる発熱ピークのエネルギーが0.1〜30J/gである。
上記の条件において現れる発熱ピークは(1)の条件では一旦急冷固化させることによりポリエステル組成物が完全乃至はほぼ完全に非晶状態とした後の昇温結晶化による発熱ピークを表し、(2)は加熱溶融させることによりポリエステル組成物が等方性の溶融状態とした後の降温結晶化による発熱ピークを表すと考える。これらいずれか一方の発熱(結晶化)エネルギーが0.1J/g未満の時、結晶性が低すぎるため、好ましくない。好ましくは発熱(結晶化)エネルギーは、0.1〜20J/gの範囲が好ましい。また、より結晶化を促進するため、発熱(結晶化)エネルギーが1.0J/g以上であることがさらに好ましく、発熱(結晶化)結晶化エネルギーとしては、1.0〜10J/gが好ましい。一方30J/gより大きい場合はポリエステルの非晶状態から結晶状態への変化として、ポリエステルの一次的構造(繰り返し単位の化学構造)を考慮すると困難が伴うと考えられる。また、本特許が目的とする結晶性を評価するには、(2)の昇温条件は20℃/分で測定することが好ましい。この示差走査熱量計による評価方法にて発熱ピークのエネルギーが0.1〜30J/gである場合には高い結晶性を有するポリエステルであると判断する事ができ、破断強度、ヤング率、タフネス性、寸法安定性、耐熱性、ガスバリア性等といった物性について従来の値を上回る事が期待できる。
本発明には、ポリエステル組成物を製造する任意の段階で、ポリエステルの重量に対して0.005〜1.0重量%含むように、ポリエステル100質量部に対して、下記の構造式群(I)で示されるスルホン酸化合物0.005〜1.0重量部を添加することが必要である。そのスルホン酸化合物の添加時期は、好ましくはポリエステルの製造工程において、エステル交換反応又はエステル化反応を開始当初から終了するまでであり、より好ましくはエステル交換反応又はエステル化反応を終了から重縮合反応工程の開始前である。
R−(SO (I)
[上記式中、Rは炭素数10個以上のアリール基、Mはアルカリ金属原子、nは1〜4の整数を示す。]
上記式(I)におけアリール基は、その1又は2以上の水素原子がヒドロキシル基、エステル基又はアルコキシ基で置換されていても良い。かかる置換基で置換されたアリールとしては、好適には、下記化学構造式で表される化合物又はその異性体を例示することができる。
Figure 2008247931
Figure 2008247931
Figure 2008247931
Figure 2008247931
スルホン酸化合物としては、1−ナフタレンスルホン酸リチウム、2−ナフタレンスルホン酸リチウム、1−ナフタレンスルホン酸ナトリウム、2−ナフタレンスルホン酸ナトリウム、1−ナフタレンスルホン酸カリウム、2−ナフタレンスルホン酸カリウム、2−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、2,6−ナフタレンジスルホン酸二ナトリウムが好ましくあげることができる。これらの中で、2−ナフタレンスルホン酸ナトリウム、1−ナフタレンスルホン酸ナトリウム、2−ナフタレンスルホン酸リチウム、2−ナフタレンスルホン酸カリウム、2−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム又は2,6−ナフタレンジスルホン酸二ナトリウムが特に好ましく例示される。
スルホン酸化合物が0.005重量%未満の場合、得られるポリエステル組成物の結晶性が不十分となり、1.0重量%を超えると加工時に異物が発生することがあり、好ましくない。一般式群(I)で表される化合物の添加量は0.008〜0.8重量%の範囲が好ましく、0.01〜0.50重量%の範囲が更に好ましい。
本発明に用いるポリエステルの重合度は好ましくは、固有粘度(ポリエステル組成物チップをフェノール/テトラクロロエタン=6/4(重量比)混合溶媒に溶解した希薄溶液を、35℃でオストワルド型粘度計を用いて測定した値)は、0.10〜2.00dL/g、より好ましくは0.30〜1.50dL/g、さらに好ましくは0.40〜1.30dL/gの範囲である。
本発明に用いるポリエステルには、ジエチレングリコールの生成を抑制するため、必要に応じて塩基成分を加えることができる。その塩基成分としては、酢酸ナトリウム、酢酸リチウム、酢酸カリウムをはじめとする有機酸アルキル金属塩、又はトリエチルアミンをはじめとするアミン化合物、水酸化テトラエチルアンモニウムをはじめとするアンモニウム系化合物を例示することができる。
本発明に用いるポリマーは必要に応じて、固相重合を実施することができる。すなわち液相重合反応にて固有粘度0.40〜0.70dL/gのポリエステルチップを製造した後、そのポリエステルチップを結晶化処理をした後、220〜260℃の温度及び真空下で0.70〜1.50dL/gの固有粘度を有するように固相重合することもできる。
本発明に用いるポリマーは、機械的強度、寸法安定性、耐熱性を高めるために、補強剤としてフィラーを添加することが出来る。フィラーとしては、モンモリロナイト、ベントナイト、ヘクトライト、板状酸化鉄、板状炭酸カルシウム、板状ベーマイト又は針状ベーマイト、カーボンナノチューブ等を挙げることができる。
本発明に用いるポリマーには必要に応じて、各種の添加剤、例えば、熱安定剤、消泡剤、整色剤、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、蛍光増白剤、可塑剤又は耐衝撃剤等の添加剤を共重合、又は混合してもよい。
さらに本発明のポリエステル組成物は、射出成形、押し出し成形、ブロー成形などの手法により溶融成形をすることができ、各種のポリエステル製の成形品を製造することができる。具体的には繊維、フィルム、シート、中空成形体である。
本発明をさらに下記実施例により具体的に説明するが、本発明の範囲はこれら実施例により限定されるものではない。また各種特性は下記の方法により測定した。
(ア)固有粘度:
ポリエステル組成物チップをフェノール・テトラクロロエタン=6/4(重量比)混合溶媒に溶解した希薄溶液を、35℃でオストワルド型粘度計を用いて測定した。
(イ)ジエチレングリコール(DEG)含有量:
ヒドラジンヒドラート(抱水ヒドラジン)を用いてポリエステル組成物チップを分解し、この分解生成物中のジエチレングリコールの含有量をガスクロマトグラフィ−(ヒューレットパッカード社製(HP6850型))を用いて測定した。
(ウ)ポリエステル組成物中のスルホン酸化合物含有量
スルホン酸化合物はリガク社製、走査型蛍光X線分析装置ZSX100eにより、定量・確認を行った。
(エ)示差走査熱量計
TAインスツルメンツ社製Q10型示差走査熱量計を用いて測定した。測定条件は下記の通り。
(1)得られたポリエステル組成物サンプルを、300℃で2分間溶融保持させ、次にこれを液体窒素中で急冷・固化させることにより急冷固化ポリエステル該組成物を得た。その急冷固化ポリエステル該組成物に対し、示差走査熱量計を用い、窒素気流下、20℃/分の昇温条件にて測定した。現れる発熱ピークを観測し、ピーク面積より発熱エネルギーを計算した。以下、この測定により表れる発熱ピークの頂点の温度をTc、ピーク面積から求めたエネルギーをΔHcと表記した。
(2)得られたポリエステル組成物サンプルを、示差走査熱量計を用い窒素気流下20℃/分の昇温条件にて300℃まで加熱し5分溶融保持させた。その後、窒素気流下10℃/分の降温条件にて測定し、現れる発熱ピークを観測し、ピーク面積よりエネルギーを計算した。以下、この測定により表れる発熱ピークの頂点の温度をTcd、ピーク面積から求めたエネルギーをΔHcdと表記した。
[実施例1]
・ポリエステル組成物の製造
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル100質量部とエチレングリコール50質量部との混合物に酢酸マンガン四水和物0.030質量部、酢酸ナトリウム三水和物0.056質量部を撹拌機、精留塔及びメタノール留出コンデンサーを設けた反応器に仕込み、150℃から245℃まで徐々に昇温しつつ、反応の結果生成するメタノールを反応器外に留出させながら、エステル交換反応を行った。その後、2−ナフタレンスルホンナトリウム酸0.050質量部を添加し、エステル交換反応を終了させた。その後、反応生成物に三酸化二アンチモン0.024質量部を添加して、撹拌装置、窒素導入口、減圧口及び蒸留装置を備えた反応容器に移し、305℃まで昇温させ、30Pa以下の高真空で縮合重合反応を行い、固有粘度0.64dL/g、ジエチレングリコール含有量が0.8重量%であるポリエステル組成物を得た。さらに常法に従いチップ化した。結果を表1に示した。
[実施例2〜8]
実施例1において、2−ナフタレンスルホンナトリウム酸0.050質量部の代わりに表1に示す化合物種類、量に変更したこと以外は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示した。
[比較例1]
実施例1において、2−ナフタレンスルホン酸ナトリウムを添加しなかったこと以外は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示した。
[比較例2〜4]
実施例1において、2−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの代わりに表1を使用したこと以外は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示した。
[実施例9]
実施例1で得られたポリエステル組成物を溶融紡糸してポリエチレンナフタレート繊維を得た。
Figure 2008247931
本発明によれば、ポリエステル組成物に高い結晶性を付与し、その機械的強度、耐熱性、寸法安定性、ガスバリア性を高めることが可能となる。

Claims (4)

  1. 主たる繰り返し単位がエチレンナフタレートであるポリエステルと、該ポリエステル重量に対し、下記の構造式(I)で示されるスルホン酸化合物0.005〜1.0重量%を含有することを特徴とするポリエステル組成物。
    R−(SO (I)
    [上記式中、Rは炭素数10個以上のアリール基、Mはアルカリ金属原子、nは1〜4の整数を示す。]
  2. スルホン酸化合物が、1−ナフタレンスルホン酸リチウム、2−ナフタレンスルホン酸リチウム、1−ナフタレンスルホン酸ナトリウム、2−ナフタレンスルホン酸ナトリウム、1−ナフタレンスルホン酸カリウム、2−ナフタレンスルホン酸カリウム、2−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム又は2,6−ナフタレンジスルホン酸二ナトリウムであることを特徴とする請求項1記載のポリエステル組成物。
  3. ポリエステル組成物が以下(1)及び(2)に示す結晶化特性を示すことを特徴とする請求項1又は2記載のポリエステル組成物。
    (1)該ポリエステル組成物を300℃で2分間溶融保持させた後、液体窒素中で固化させる処理を行い得られた急冷固化ポリエステル組成物を、示差走査熱量計を用い窒素気流下20℃/分の昇温条件にて測定し現れる発熱ピークのエネルギーが0.1〜30J/gである。
    (2)該ポリエステル組成物を示差走査熱量計を用い窒素気流下20℃/分の昇温条件にて300℃まで加熱し5分溶融保持させた後、窒素気流下10℃/分の降温条件にて測定し現れる発熱ピークのエネルギーが0.1〜30J/gである。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のポリエステル組成物を成形することによって得られるポリエステル成形品。
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WO2010104070A1 (ja) * 2009-03-09 2010-09-16 積水化学工業株式会社 太陽電池用裏面保護シート、太陽電池モジュール及びガスバリアフィルム
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JPWO2010104069A1 (ja) * 2009-03-09 2012-09-13 積水化学工業株式会社 太陽電池用裏面保護シート、太陽電池モジュール及びガスバリアフィルム
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