JP2008247696A - 微小シリカゲル球状粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】微小シリカゲル球状粒子を製造する方法であって、
(1)アルカリ金属の珪酸塩が溶解した水相と有機連続相とからなるW/Oエマルションを多孔質膜体に透過させることによって透過後W/Oエマルションを得る第1工程及び
(2)前記珪酸塩水溶液と反応して水不溶性沈澱を形成し得る不溶化反応物質を含む処理剤と前記透過後W/Oエマルションとを混合することによって微小シリカゲル球状粒子を析出させる第2工程、
を含む微小シリカゲル球状粒子の製造方法。
【選択図】図1
Description
1. 微小シリカゲル球状粒子を製造する方法であって、
(1)アルカリ金属の珪酸塩が溶解した水相と有機連続相とからなるW/Oエマルションを多孔質膜体に透過させることによって透過後W/Oエマルションを得る第1工程及び
(2)前記珪酸塩水溶液と反応して水不溶性沈澱を形成し得る不溶化反応物質を含む処理剤と前記透過後W/Oエマルションとを混合することによって微小シリカゲル球状粒子を析出させる第2工程、
を含む微小シリカゲル球状粒子の製造方法。
2. 多孔質膜体が、水相よりも有機連続相に優先的に濡れる疎水性膜体である、前記項1に記載の製造方法。
3. 微小シリカゲル球状粒子の平均粒径が100 nm以上5μm以下の範囲である、前記項1に記載の製造方法。
4. 多孔質膜体が、分相法で製造されたものであって、かつ、その表面が疎水性である、前記項1に記載の製造方法。
5. 処理剤が、前記不溶化反応物質が溶解した水相と有機連続相とからなるW/Oエマルション型処理剤である、前記項1に記載の製造方法。
6. 1)不溶化反応物質の濃度、2)アルカリ金属の珪酸塩水溶液の濃度、3)アルカリ金属の珪酸塩と不溶化反応物質との混合比、4)透過後W/Oエマルションと処理剤との混合時間の少なくとも1つを変化させることによって、微小シリカゲル球状粒子を平均細孔径2 nm〜40 nm及び/又は比表面積10 m2〜1500m2の範囲内で制御する、前記項1に記載の製造方法。
7. 処理剤が、ガス状処理剤である、前記項1に記載の製造方法。
8. 第2工程で得られた微小シリカゲル球状粒子を封入物質溶液又は被膜物質溶液に分散させた後、当該溶液の溶媒を蒸発させることにより微小シリカゲル球状粒子の細孔空間内に封入物質又は被膜物質を充填する第3工程をさらに含む、前記項1に記載の製造方法。
9. 微小シリカゲル球状粒子を基材とし、その細孔空間内で中心部から微小シリカゲル球状粒子外表面に向かって
1)水溶性封入物質のみ
2)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、
3)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、親水性被膜物質、
4)疎水性封入物質のみ
5)疎水性封入物質、親水性被膜物質、
6)水溶性封入物質と親水性被膜物質の混合物質、
7)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、
8)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、親水性被膜物質、
のいずれかの順でそれぞれの物質が順次堆積した構造を形成するように第3工程を1回又は2回以上実施する、前記項8に記載の製造方法。
(1)微小シリカゲル球状粒子合成プロセスの前段となる乳化技術であり、アルカリ金属珪酸塩水溶液と有機連続相からなるW/Oエマルションを多孔質膜体に透過させ、その膜体の細孔を使って水滴を微細化することによりサブミクロンの微小W/Oエマルションを生成する新たな乳化方法であること
(2)有機連続相を介して陽イオン交換が起こることを見出し、これを利用した不溶化反応によりW/Oエマルションの水滴中にシリカゲル粒子を析出させる新しい方法。個々のシリカゲル粒子の周囲には有機連続相が存在するため、不溶化反応中に問題となる粒子凝固や強い凝集を抑制でき、結果的に粒子の分散性の確保が可能となること
(3)陽イオン交換速度とゲル不溶化速度の競合によってシリカゲルの細孔構造が変化する現象を見出し、これを利用して、すなわち、珪酸塩水溶液と不溶化水溶液の比率によって、シリカゲル粒子の平均細孔径を2 nm〜40 nm及び比表面積を10 m2〜1500m2の範囲で制御する新しい不溶化技術であること
(4)シリカゲルの強力な毛細管力を利用し、シリカゲル粒子の中心部に水溶性封入物質あるいは疎水性封入物質を堆積させ、さらにそれらを疎水性物質や親水性物質等で被膜する微小シリカゲル球状カプセルの製造方法であり、且つその分散性を確保できる方法であること
(5)ロータリーエバポレーター(減圧加温回転乾燥装置)の吸引口に乾燥目的の粒子より小さな孔径のフィルターを装着し、且つ回転フラスコに超音波を照射する機能を付属することによって、微小シリカゲル球状粒子(あるいは微小シリカゲル球状カプセル)をその分散性を確保したまま乾燥できること
これらの特徴をもつ本発明の製造方法によれば、従来極めて製造困難とされていた、分散性に優れ、細孔構造がコントロールされ、平均粒径が100 nmから5μm以下に制御された微小シリカゲル球状粒子及び微小シリカゲル球状カプセルを提供することができる。
本明細書で用いる用語は、ことわりのない限り次のように定義する。
本発明における好ましい実施の形態として、微小シリカゲル球状粒子の生成フローを図1に示す。その概要を以下に説明する。
(1)アルカリ金属の珪酸塩が溶解した水相と有機連続相とからなるW/Oエマルションを多孔質膜体に透過させることによって透過後W/Oエマルションを得る第1工程及び
(2)前記珪酸塩水溶液と反応して水不溶性沈澱を形成し得る不溶化反応物質を含む処理剤と前記透過後W/Oエマルションとを混合することによって微小シリカゲル球状粒子を析出させる第2工程、
を含むことを特徴とする。
第1工程では、アルカリ金属の珪酸塩が溶解した水相1と有機連続相2とからなるW/Oエマルション3を多孔質膜体に透過させることによって透過後W/Oエマルション4を得る。
b)脂環式炭化水素類:シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロノチン等;
c)芳香族炭化水素類:ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、クメン、メシチレン、テトラリン、スチレン等;
d)ハロゲン化炭化水素:塩化メチレン、クロロフォルム、塩化エチレン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン等;
e)エステル類:酢酸エチル、酢酸-n-プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸-n-プチル、酢酸イソプチル、酢酸-n-アミル、酢酸イソアミル、乳酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸ブチル等;
油性界面活性剤は、油剤に溶解し、アルカリ金属珪酸塩の水溶液を分散水滴としたW/Oエマルションを形成するものであれば特に限定はない。好ましい具体例を挙げると次の通りである。これらの油性界面活性剤は単独又は2種以上混合しても使用できる。
b)ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル系:ポリオキシエチレン・ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン・セチルエーテル、ポリオキシエチレン・ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン・オレイルエーテル、ポリオキシエチレン・オクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレン・ノニルフェノールエーテル等;
c)ポリオキシエチレン脂肪族エステル系:ポリオキシエチレン・グリコールモノラウレート、ポリオキシエチレン・グリコールモノステアレート、ポリオキシエチレン・グリコールモノオレート等;
d)グリセリン脂肪酸エステル系:ステアリン酸モノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド等;
e)ポリオキシエチレン・ソルビトール脂肪酸エステル系:テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等;
f)ショ糖脂肪酸エステル系:ショ糖エルカ酸エステル等;
g)ポリグリセリン脂肪酸エステル系:グリセリンがテトラ、ヘキサ、デカ等のポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル等
h)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油系:酸化エチレン付加モルが5、10の硬化ひまし油等;
油性界面活性剤の含有量は、用いる油性界面活性剤又は油剤の種類等に応じて適宜設定できるが、通常は油剤に対して0.1〜50 wt%、特に0.5〜10 wt%とすることが好ましい。
第2工程では、前記珪酸塩水溶液と反応して水不溶性沈澱を形成し得る不溶化反応物質を含む処理剤5と前記透過後W/Oエマルション4とを混合することによって微小シリカゲル球状粒子を析出させる。
有機連続相21にアルカリ金属珪酸塩Na2O・n SiO2水溶液の水滴22と重炭酸アンモニウムNH4HCO3水溶液の水滴23を混合して共存させる。すぐにNH4HCO3水滴23からNH4 +とH+24、Na2O・n SiO2水滴22からNa+25が有機連続相21を介して等価の陽イオン交換が起こる。その結果、Na2O・n SiO2水滴22は不溶化反応によってn SiO2+H2O+NH3の水滴に変化し、NH3が気化した後に沈殿物である球状シリカゲルn SiO2粒子26が水滴27中に生成する。水滴27が界面張力によって球形を保つため、その中に浮かぶシリカゲルn SiO2粒子26も球形になる。一方、NH4HCO3水滴23はNa2CO3の水滴28に変化し、残存することになる。
(i) 両水滴水溶液の物質濃度が一定であり、浸透圧が等しく、水滴体積比(アルカリ金属珪酸塩水溶液/不溶化反応物質水溶液)が一定である場合、不溶化反応時間が長くなるほどシリカゲルの平均細孔径は大きくなる傾向を示し、一方、比表面積の変化は少ない。
本発明では、必要に応じて第3工程を実施することもできる。第3工程では、第2工程で得られた微小シリカゲル球状粒子を封入物質溶液又は被膜物質溶液に分散させた後、当該溶液の溶媒を蒸発させることにより微小シリカゲル球状粒子の細孔空間内に封入物質又は被膜物質を充填する。
1)水溶性封入物質のみ
2)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、
3)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、親水性被膜物質、
4)疎水性封入物質のみ
5)疎水性封入物質、親水性被膜物質、
6)水溶性封入物質と親水性被膜物質の混合物質、
7)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、
8)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、親水性被膜物質、
のいずれかの順でそれぞれの物質が順次堆積した構造を形成している微小シリカゲル球状カプセルが製造できる。
W/Oエマルションの膜透過から不溶化反応を経て微小シリカゲル球状粒子が生成される代表的なプロセスを例示して本発明の骨格を説明する。
細孔径0.8μmの多孔質ガラス膜を用い、親水性である多孔質膜体の疎水化方法がW/Oエマルションの膜透過に及ぼす影響について検討した。
油剤あるいは油性界面活性剤がW/Oエマルションの膜透過に及ぼす影響について検討した。細孔径1.0μmの疎水化多孔質ガラス膜を用い、油剤あるいは油性界面活性剤を変更する以外上記実施例1と同じ条件で膜透過を行った。
トルエン:2.97μm →1.11μm
ヘキサン:3.82μm →1.56μm
灯油:2.68μm →1.21μm
大豆油:1.02μm →0.99μm
となり、広範囲の油剤でも膜透過が成立することが明らかになった。
TGCR:2.97μm → 1.11μm
Span 20:4.10μm → 1.86μm
Span 80:3.87μm → 1.66μm
Tween 85:4.50μm → 1.70μm
ER-290:3.40μm → 1.43μm
DGCR:2.50μm → 0.94μm
HCO-40:3.26μm → 1.56μm
となり、広範囲の油性界面活性剤でも膜透過が成立することが明らかになった。
細孔径0.7μmと0.6μmの疎水性多孔質ガラス膜を用意し、実施例1を継続して平均水滴径1.06μmのW/Oエマルションに圧力3.5 MPaを加えて膜透過を行った。それぞれ膜透過を5回繰り返した結果、平均水滴径0.89μm及び0.75μmの透過後W/Oエマルションが得られた。不溶化して生成したシリカゲル球状粒子の平均粒径は490 nm及び430 nmであった。
不溶化反応物質の種類が微小シリカゲル球状粒子の合成に及ぼす影響について検討した。
実施例1に従い、Na2O・3SiO2水溶液を分散水滴とするW/Oエマルションと(NH4)2CO3水溶液を分散水滴とするW/Oエマルションを、水相体積比が25(= Na2O・3SiO2水溶液/(NH4)2CO3水溶液)になる割合で混合し、0.5時間不溶化反応を続けた後、ただちに洗浄回収した。得られた微小シリカゲル球状粒子は平均細孔径が2.2 nm、BET比表面積が1200 m2/gであった。
上記の製造方法で得た平均粒径900 nm、平均細孔径9 nm、BET比表面積440 m2、細孔容積 1 cm3/gの微小シリカゲル球状粒子を基材にしたカプセル製造を検討した。
1)水溶性封入物質のみ
2)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、
3)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、親水性被膜物質、
4)疎水性封入物質のみ
5)疎水性封入物質、親水性被膜物質、
6)水溶性封入物質と親水性被膜物質の混合物質、
7)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、
8)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、親水性被膜物質、
のいずれかの順でそれぞれの物質が順次堆積した構造を形成しているカプセルを製造できることが明らかになった。
2 有機連続相
3 透過前W/Oエマルション
4 透過後W/Oエマルション
5 不溶化反応物質の水溶液
6 有機連続相
7 透過前W/Oエマルション
8 透過後W/Oエマルション
9 不溶化反応ガス
10 微小シリカゲル球状粒子
11 微小シリカゲル球状カプセル
21 有機連続相
22 アルカリ金属珪酸塩Na2O・n SiO2水溶液の水滴
23 重炭酸アンモニウムNH4HCO3水溶液の水滴
24 NH4 +とH+
25 Na+
26 球状シリカゲルn SiO2粒子
27 水滴
28 Na2CO3の水滴
29 微小シリカゲル球状粒子
30 封入物質溶液
31 微小シリカゲル球状粒子と封入物質溶液の懸濁状態
32 封入物質溶液を含浸した微小シリカゲル球状粒子
33 封入物質を包み込んだ微小シリカゲル球状粒子
34 被膜物質の溶液
35 残留細孔に溶液が含浸した微小シリカゲル球状粒子
36 粒子内で封入物質を被膜物質でコーティングした微小シリカゲル球状カプセル
37 平均水滴径2.97μmの透過前W/Oエマルション
38 細孔径2.9μmの疎水性多孔質ガラス膜に0.7 MPaの圧力で膜透過して生成した平均水滴径1.77μmの透過後W/Oエマルション
39 細孔径0.8μmの疎水性多孔質ガラス膜に1.0 MPaの圧力で膜透過して生成した平均水滴径1.06μmの透過後W/Oエマルション
40 W/Oエマルション39から合成された平均粒径550 nmのシリカゲル球状粒子
Claims (9)
- 微小シリカゲル球状粒子を製造する方法であって、
(1)アルカリ金属の珪酸塩が溶解した水相と有機連続相とからなるW/Oエマルションを多孔質膜体に透過させることによって透過後W/Oエマルションを得る第1工程及び
(2)前記珪酸塩水溶液と反応して水不溶性沈澱を形成し得る不溶化反応物質を含む処理剤と前記透過後W/Oエマルションとを混合することによって微小シリカゲル球状粒子を析出させる第2工程、
を含む微小シリカゲル球状粒子の製造方法。 - 多孔質膜体が、水相よりも有機連続相に優先的に濡れる疎水性膜体である、請求項1に記載の製造方法。
- 微小シリカゲル球状粒子の平均粒径が100 nm以上5μm以下の範囲である、請求項1に記載の製造方法。
- 多孔質膜体が、分相法で製造されたものであって、かつ、その表面が疎水性である、請求項1に記載の製造方法。
- 処理剤が、前記不溶化反応物質が溶解した水相と有機連続相とからなるW/Oエマルション型処理剤である、請求項1に記載の製造方法。
- 1)不溶化反応物質の濃度、2)アルカリ金属の珪酸塩水溶液の濃度、3)アルカリ金属の珪酸塩と不溶化反応物質との混合比、4)透過後W/Oエマルションと処理剤との混合時間の少なくとも1つを変化させることによって、微小シリカゲル球状粒子を平均細孔径2 nm〜40 nm及び/又は比表面積10 m2〜1500m2の範囲内で制御する、請求項1に記載の製造方法。
- 処理剤が、ガス状処理剤である、請求項1に記載の製造方法。
- 第2工程で得られた微小シリカゲル球状粒子を封入物質溶液又は被膜物質溶液に分散させた後、当該溶液の溶媒を蒸発させることにより微小シリカゲル球状粒子の細孔空間内に封入物質又は被膜物質を充填する第3工程をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
- 微小シリカゲル球状粒子を基材とし、その細孔空間内で中心部から微小シリカゲル球状粒子外表面に向かって
1)水溶性封入物質のみ
2)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、
3)水溶性封入物質、疎水性被膜物質、親水性被膜物質、
4)疎水性封入物質のみ
5)疎水性封入物質、親水性被膜物質、
6)水溶性封入物質と親水性被膜物質の混合物質、
7)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、
8)疎水性封入物質と疎水性被膜物質の混合物質、親水性被膜物質、
のいずれかの順でそれぞれの物質が順次堆積した構造を形成するように第3工程を1回又は2回以上実施する、請求項8に記載の製造方法。
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