JP2008247132A - 報知装置およびそれを備えた車両 - Google Patents

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Kenichi Hayamizu
健一 速水
Yoshio Tsuhata
吉男 津畑
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Abstract

【課題】車両が展開作業形態であることを運転者の視界を遮断することなく運転者に視覚的に報知する報知装置およびそれを備えた車両を提供する。
【解決手段】報知装置は、標示器11と、標示器11の動作を制御する制御装置と、荷箱の状態を検知するリミットスイッチとを有している。標示器11は、標示部材21と、シャフト22と、シャフト22を正逆回転させるモータ23とを備えている。標示部材21は、3本の樹脂製のチェーン21aを有している。3本の樹脂製のチェーン21aは、それぞれ間隔を空けてシャフト22に取り付けられている。制御装置は、リミットスイッチによって荷箱が傾倒状態であることが検知されると、標示部材21がシャフト22から繰り出される様にモータ23を回転駆動し、荷箱が非傾倒状態であることが検知されると、下方に繰り出されていた標示部材21がシャフト22に巻き取られる様にモータ23を回転駆動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通常走行形態と展開作業形態とを有する車両において、車両が展開作業形態であることを報知する報知装置およびそれを備えた車両に関するものである。
以前より、例えば、ダンプ車のように、通常走行形態と展開作業形態とを有する車両が知られている。通常、上記車両は、運転室と、運転室の後方に延びるシャーシフレームと、シャーシフレームに取り付けられた作業装置(ダンプ車では荷箱)と、当該作業装置を展開する展開機構とを備えている。そして、上記車両は、展開機構によって作業装置を展開させることにより、作業を行う。
ところで、上記車両は、作業現場まで移動するために一般道路を走行する。例えば、ダンプ車では、一般道路を走行する際、荷箱が傾倒状態(展開作業形態)にあると、高架や電線等にひっかかる恐れがあり、問題である。そこで、一般に、この種の車両には、展開作業形態である時にはブザーや音声、あるいは警告ランプ等により車両が展開作業形態であることを運転者に報知する報知装置が設けられている。
しかしながら、ブザーや音声等による報知では、エンジン音やラジオ等の音、また、外部の騒音等により聞き取りにくいという問題があった。また、警告ランプ等による報知では、日中、ランプが点灯しても視認性が低く、気付かないことがあった。
そこで、例えば、ダンプ車において、荷箱の傾倒時に運転席前面に標示袋を膨張させて視界を遮断することにより報知する報知装置(例えば、特許文献1参照)や、荷箱の傾倒時に運転席の上部に取り付けた視界遮断板が回動して運転者の視界を遮断することにより報知する報知装置(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
実公昭53−52726号公報 実開昭49−29604号公報
ところで、上述のような車両では、展開作業形態で走行したい場合がある。例えば、ダンプ車では、作業現場において大量の土砂等を降ろす際、荷箱を傾倒させるだけでは一箇所に土砂等が堆く積み上がってしまい、全ての土砂を上手く降ろせないような場合がある。そのため、このような場合、土砂等を均しながら降ろすために、荷箱を傾倒させた状態でダンプ車を前進させる必要がある。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された報知装置では、例えばダンプ車が荷箱を傾倒させている際、標示袋や視界遮断板により運転者の視界が遮断されてしまうため、車両を走行させることができなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両が展開作業形態であることを運転者の視界を遮断することなく運転者に視覚的に報知する報知装置およびそれを備えた車両を提供することにある。
本発明に係る報知装置は、通常走行形態と展開作業形態とを有する車両に設けられ、前記車両が前記展開作業形態であることを運転者に報知する報知装置であって、透視可能な標示部材と、前記展開作業形態になると前記標示部材を前記運転者の視界に進入させる駆動装置と、を備えるものである。
上記報知装置は、車両が展開作業形態になると運転者の視界に進入する標示部材を備えている。そのため、運転者は標示部材が視界に進入してくることにより、標示部材を注視することなく、車両が展開作業形態であることを認識することができる。
ここで、「通常走行形態」とは、車両が一般道路を目的地まで移動する際にとる形態を言う。また、「展開作業形態」とは、車両の構成部全体で見て全高や全長が通常走行形態よりも大きくなって作業を行う際にとる形態を言う。
「運転者の視界」とは、車両を走行させるために前方を向いて運転席に着座した運転者が、見ることができる範囲を言う。また、「視界に進入する」とは、運転者が注視しなくとも視認可能な位置に到達することを言う。
また、上記報知装置の標示部材は、透視可能に構成されている。ここで、透視可能とは、運転者が車両を走行させることができる程度に、標示部材を介して車両前方を視認することができる状態を言う。
このことにより、上記報知装置によれば、車両が展開作業形態であり、標示部材が運転者の視界を覆っているような場合であっても、運転者は前方を視認することができる、そのため、車両を走行させることができる。したがって、上記報知装置によれば、展開作業形態で車両を走行させることが可能となる。
本発明に係る報知装置は、傾倒自在な荷箱を備え、通常走行形態と前記荷箱を傾倒させた展開作業形態とを有する車両に設けられ、前記車両が前記展開作業形態であることを運転者に報知する報知装置であって、透視可能な標示部材と、前記車両が前記展開作業形態になると前記標示部材を前記運転者の視界に進入させる駆動装置と、を備えるものである。
上記報知装置によれば、荷箱が傾倒状態にあり、標示部材が運転者の視界を覆っているような場合であっても、運転者は前方を視認することができる、そのため、車両を走行させることができる。したがって、上記報知装置によれば、荷箱を傾倒させた状態で車両を走行させることが可能となる。
前記駆動装置は、前記運転者よりも前方において、前記標示部材を上方又は下方に移動させることが好ましい。
このことにより、標示部材が移動する範囲は、所定の鉛直方向に制限される。したがって、上記報知装置によれば、標示部材を運転者の視界に進入させる際に、標示部材が運転者に接触することを防止することができる。
前記駆動装置は、前記車両が前記通常走行形態になると、前記標示部材を前記運転者の視界から退出させることが好ましい。
ここで、「視界から退出する」には、運転者の視界から出ていくことだけでなく、運転者の視界の端にあり、運転者が注視しなければ視認できない位置に達することも含まれる。
このことにより、車両が通常走行形態になると、標示部材は自動的に運転者の視界から退出させられる。そのため、運転者は、標示部材を手動により視界から排除する必要がなくなる。したがって、上記報知装置によれば、運転者の手間を省略することができる。また、運転者は標示部材を介して、車両が通常走行形態であることを認識することができる。
前記駆動装置はモータを有しており、前記標示部材が巻き付けられ、前記モータにより正逆回転駆動されるシャフトと、前記車両が前記展開作業形態であることを検知するセンサと、前記センサの検知結果に応じて前記モータの動作を制御する制御装置と、をさらに備え、前記制御装置は、前記センサによって前記車両が前記展開作業形態であることが検知されると、前記標示部材が前記運転者の視界に進入する様に、前記標示部材が前記シャフトから繰り出される方向に前記モータを回転させ、前記センサによって前記車両が前記通常走行形態であることが検知されると、前記標示部材が前記運転者の視界から退出する様に、前記標示部材が前記シャフトに巻き取られる方向に前記モータを回転させることが好ましい。
上記報知装置では、標示部材は、ロール状に形成され、車両が展開作業形態である際にはシャフトから繰り出され、車両が通常走行形態である際にはシャフトに巻き付けられる。上記報知装置によれば、このように簡単な構成により、標示部材を運転者の視界に進入させ、または、運転者の視界から退出させることができる。また、上記報知装置によれば、標示部材がロール状に形成されているため、車両が通常走行形態である際に、標示部材をコンパクトに収納することができる。
前記標示部材は複数の紐状体を有し、前記複数の紐状体は、それぞれ間隔を空けて配置されていることが好ましい。
上記報知装置によれば、透視可能な標示部材を容易に構成することができる。
前記標示部材は複数のチェーンを有し、前記複数のチェーンは、それぞれ間隔を空けて配置されていることが好ましい。
上記報知装置によれば、透視可能な標示部材を容易に構成することができる。
前記標示部材は網状体により構成されていてもよい。
上記報知装置によれば、透視可能な標示部材を容易に構成することができる。
前記標示部材は透明体であってもよい。
上記報知装置によれば、透視可能な標示部材を容易に構成することができる。
前記複数のチェーンは樹脂製であることが好ましい。
上記報知装置によれば、万一、誤作動により標示部材が運転者に接触した場合であっても、運転者の運転作業を阻害しない様に構成することができる。したがって、上記報知装置によれば、安全性の向上を図ることができる。
本発明に係る車両は、前記報知装置を備えるものである。
このことにより、上記車両によれば、展開作業形態であることを運転者の視界を遮断することなく運転者に視覚的に報知することができる。
以上のように、本発明によれば、車両が展開作業形態であることを運転者の視界を遮断することなく運転者に視覚的に報知する報知装置およびそれを備えた車両を提供するができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るダンプ車1を表している。ダンプ車1は、キャブ2と、シャーシ3と、シャーシ3の上側に設けられたサブシャーシ4と、サブシャーシの上側に設けられた荷箱5とを備えている。
荷箱5は、油圧モータ等により駆動されるリンク機構6を介してサブシャーシ4に接続されている。また、荷箱5の後端部はサブシャーシ4の後端部にピン接合されている。これにより、荷箱5は、リンク機構6により前側が持ち上がる様に傾倒可能に構成されている。
このような構成により、ダンプ車1では、車両の形態を、荷箱5が下降した通常走行形態、または、荷箱5を傾倒させて積載物を降ろす際の展開作業形態に変更することができる。
図2は、図1のダンプ車1を模式的に表した図である。図2に示すように、ダンプ車1には、荷箱5が傾倒すると、荷箱5が傾倒した状態にあること(車両が展開作業形態であること)を運転者に報知する報知装置10が設けられている。
報知装置10は、標示器11と、標示器11の動作を制御する制御装置12と、荷箱5の状態(傾倒状態または非傾倒状態)を検知するリミットスイッチ13とを有している。リミットスイッチ13は、サブシャーシ4に取り付けられており、荷箱5の状態を検知し、制御装置12に信号を送る。制御装置12は、リミットスイッチ13からの信号に応じて、標示器11の動作を制御する。
標示器11は、キャブ2内の運転者Xよりも前方かつフロントガラス7の後方に位置する様に設置されている。図3に示すように、標示器11は、荷箱5が傾倒状態であることを運転者に標示する標示部材21と、正逆回転自在なシャフト22と、シャフト22を正逆回転させる駆動装置としてのモータ23と、を備えている。
シャフト22とモータ23とは、ブラケット24により覆われている。モータ23は、当該ブラケット24に固定されている。また、シャフト22は、モータ23とブラケット24とに回転自在に支持されている。ブラケット24は、運転席の斜め上方の天井面に固定されている。
標示部材21は、透視可能に構成されている。具体的には、本実施形態では、標示部材21は、3本の樹脂製のチェーン21aを有している。3本の樹脂製のチェーン21aの一端は、シャフト22に取り付けられており、他端は、樹脂製の棒状部材25に取り付けられている。3本の樹脂製のチェーン21aは、それぞれ間隔を空けて配置されており、それぞれのチェーン21aの間には、向こう側が透視可能な空間31,32が形成されている。このように、本実施形態に係る標示部材21は、3本のチェーン21aと、それぞれのチェーン21aによって形成される空間31,32とにより構成されることとなる。なお、当該空間31,32はいかなる大きさ、形状であってもよいが、チェーン21aが運転者Xの視野に入って目障りとなるが、運転者Xの視界を遮断しない程度に配置されるような大きさ、形状であることが好ましい。
このような構成により、モータ23によってシャフト22が正逆回転駆動されると、標示部材21は上方または下方に移動する。具体的には、標示部材21は、モータ23の回転により、シャフト22から下方に向かって繰り出されたり、上方に位置するシャフト22に巻き取られたりすることとなる。なお、標示部材21の大きさは特に限定されないが、標示部材21が最大限繰り出された位置に置いて、その下端がハンドル8(図2参照)の上方略150mm付近に位置する様な大きさに形成されることが好ましい。
前述の制御装置12は、リミットスイッチ13からの信号に応じてモータ23の回転を制御する。具体的には、リミットスイッチ13によって荷箱5が傾倒状態であることが検知されると、制御装置12は、標示部材21がシャフト22から繰り出される様にモータ23を回転駆動する。これにより、標示部材21は、シャフト22から下方に繰り出され(図4(a)参照)、運転者Xの視界に進入する。運転者Xは、標示部材21を通じて、荷箱5が傾倒状態にあることを視覚的に検知することができる。なお、標示部材21は、3本のチェーン21aと、それぞれのチェーン21aによって形成される空間31,32とにより構成されているため、運転者の視界は遮断されない。そのため、運転者は、荷箱5が傾倒状態にあること(車両が展開作業形態であること)を知覚しながら、そのままの状態でダンプ車1を走行させることが可能となる。
一方、リミットスイッチ13によって荷箱5が非傾倒状態であることが検知されると、制御装置12は、下方に繰り出されていた標示部材21がシャフト22に巻き取られる様にモータ23を回転駆動する。そのため、下方に繰り出されていた標示部材21は、図4(b)に示すように、シャフト22に巻き取られ、運転者Xの視界から退出する。これにより、運転者Xは、標示部材21を通じて、荷箱5が非傾倒状態にあること(車両が通常走行形態であること)を視覚的に検知することができる。
以上により、本実施形態に係る報知装置10は、荷箱5が傾倒すると運転者Xの視界に進入し、荷箱5が傾倒しなくなると運転者Xの視界から退出する標示部材21を備えている。そのため、運転者Xは標示部材21が視界に進入してくることにより、標示部材21を注視することなく、荷箱5が傾倒状態にある(車両が展開作業形態である)ことを認識することができる。
また、本報知装置10の標示部材21は、透視可能に構成されている。そのため、本報知装置10によれば、荷箱5が傾倒状態にあり、標示部材21が運転者Xの視界を覆っているような場合であっても、運転者Xは前方を視認することができる、そのため、ダンプ車1を走行させることができる。したがって、本報知装置10によれば、荷箱5を傾倒させた状態(展開作業形態)でダンプ車1を走行させることが可能となる。そのため、本報知装置10を備えたダンプ車1によれば、図1に示すように、土砂等の運搬物を均しながら降ろすことができる。
また、本報知装置10の標示部材21は、モータ23によってシャフト22が正逆回転駆動されることにより、上方または下方に移動する。そのため、本報知装置10では、標示部材21が移動する範囲は、所定の鉛直方向に制限される。したがって、本報知装置10によれば、標示部材21を運転者Xの視界に進入させる際に、標示部材21が運転者Xに接触することを防止することができる。
さらに、本報知装置10のモータ23は、荷箱5が傾倒しなくなると、下方に繰り出されていた標示部材21がシャフト22に巻き取られる様にシャフト22を回転駆動する。これにより、標示部材21は、荷箱5が傾倒しなくなると、自動的に運転者Xの視界から退出させられる。そのため、運転者Xは、標示部材21を手動により視界から排除する必要がなくなる。したがって、本報知装置10によれば、運転者Xの手間を省略することができる。また、運転者Xは標示部材21を介して、荷箱5が非傾倒状態にあること(車両が通常走行形態であること)を認識することができる。
さらに、本報知装置10では、標示部材21は、ロール状に形成され、荷箱5が傾倒状態にある際にはシャフト22から繰り出され、荷箱5が傾倒状態にない際にはシャフト22に巻き付けられる。そのため、報知装置10によれば、このように簡単な構成により、標示部材21を運転者Xの視界に進入させ、または、運転者Xの視界から退出させることができる。また、本報知装置10によれば、標示部材21がロール状に形成されているため、荷箱5が傾倒状態にない際(車両が通常走行形態である際)に、標示部材21をコンパクトに収納することができる。
また、本報知装置10の標示部材21は、3本のチェーン21aによって構成されており、当該3本のチェーン21aは、それぞれ間隔を空けて配置されている。そのため、本報知装置10の標示部材21を用いた場合、運転者Xは、チェーン21aの間に形成される空間31,32を通して向こう側を視認することができる。したがって、本報知装置10によれば、このようにして、透視可能な標示部材21を容易に構成することができる。
なお、本実施形態では、標示部材21が有する3本のチェーン21aは、樹脂製である。そのため、本報知装置10によれば、万一、誤作動により標示部材21が運転者Xに接触した場合であっても、運転者Xの運転作業を阻害しない様に構成することができる。したがって、本報知装置10によれば、安全性の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係るダンプ車1によれば、荷箱5が傾倒状態であること(車両が展開作業形態であること)を運転者Xの視界を遮断することなく運転者Xに視覚的に報知することができる。
なお、本実施形態では、3本の樹脂製のチェーン21aにより標示部材21を構成することとしていたが、標示部材21はこれに限定されない。例えば、図5(a)に示すように、運転者Xの視界を遮断しない程度の穴が開けられたレースや、網等を用いてもよい。また、視認性がよい透明シートを用いてもよい。さらに、図5(b)に示すように、チェーン21aの代わりに、ロープ等の可撓性を有する紐状体21bを複数有し、当該紐状体21bが所定の間隔を空けて配置されているものであってもよい。これらのものを用いた場合であっても、上述の効果と同様の効果を奏することができる。
また、チェーン21aの本数は本実施形態のものに限られず、2本であっても4本であってもよい。また、チェーン21aの素材は、樹脂に限られず、いかなるものを用いてもよい。但し、標示部材21をチェーン21a以外のもので構成する場合、巻き上げることができるような可撓性を有する素材を用いることが好ましい。
なお、本実施形態では、標示器11はキャブ2内に設けられていた。しかし、標示器11は、フロントガラス7よりも前方のキャブ2外部に設けられていてもよい。
なお、上記実施形態では、本発明に係る報知装置をダンプ車1に設ける場合を例示したが、これに限らず、本発明に係る報知装置を、ダンプ車1と同様に通常走行形態と展開作業形態とを有する種々の車両に設けることとしても勿論よい。例えば、以下のような車両に報知装置10を設けてもよい。
上記報知装置10が設けられた車両は、ボディを地上と車台上との間で積み降ろし自在とし、かつ、ボディを傾倒可能とする荷役装置を備えた脱着式ボディ車であってもよい。なお、当該脱着式ボディ車では、ボディを車台上に伏倒させた際にとる形態が通常走行形態となり、ボディを車台上で傾倒させた際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、塵芥収容箱と塵芥収容箱の後端に下開き可能に接続される塵芥投入箱とを備える塵芥収集車であってもよい。なお、当該塵芥収集車では、塵芥投入箱が閉じた際にとる形態が通常作業形態となり、塵芥収容箱内の塵芥排出のために塵芥投入箱を開いた際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、荷台と、地面と荷台との間で荷物を昇降させるためのプラットホームとを備えたテールゲートリフター付き車両であってもよい。なお、当該テールゲートリフター付き車両では、プラットホームを畳んだ際にとる形態が通常作業形態となり、プラットホームを展開した際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、開閉自在な扉を有する荷箱を備えたバン型車両であってもよい。なお、当該バン型車両では、扉を閉めた際にとる形態が通常作業形態となり、扉を開けた際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、先端に作業台が設けられる伸縮自在なブームと、車体の側方へ張り出し自在なジャッキとを備えた高所作業車であってもよい。なお、当該高所作業車では、ジャッキが車体に格納された際にとる形態が通常作業形態となり、ジャッキアップした際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、台車と、台車に対して昇降自在に取り付けられるコンテナと、コンテナの開口部から航空機体の搭載口に向かって架け渡されるプラットホームとを備えた空港用高所作業車であってもよい。なお、当該空港用高所作業車では、コンテナを台車上に格納した際にとる形態が通常作業形態となり、コンテナを上昇させた際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、生コンを収容可能なドラムと、ドラムの後部開口部に設けられた生コンを投入するための開閉蓋付きのホッパとを備えたコンクリートミキサ車であってもよい。なお、当該コンクリートミキサ車では、開閉蓋を閉めた際にとる形態が通常作業形態となり、開閉蓋を開けた際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、車体フレームに対し車体前後方向へスライド移動可能に、かつ、車体後方へ傾斜可能に支持される荷台を備えた車両運搬車であってもよい。なお、当車両運搬車では、荷台が車体フレーム上に格納された際にとる形態が通常作業形態となり、荷台を車体後方へ傾斜させた際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、液体を収容するタンクと、タンク内の液体を被洗浄管内に導くホースと、ホースを巻き取るホースリールとを備えた高圧洗浄車であってもよい。なお、当該高圧洗浄車では、ホースリールにホースを巻き取った際にとる形態が通常作業形態となり、ホースリールからホースを繰り出した際にとる形態が展開作業形態となる。
上記報知装置10が設けられた車両は、セメント、小麦粉、その他の粉粒体を収容する傾倒可能なタンクを備えた粉粒体運搬車であってもよい。なお、当該粉粒体運搬車では、タンクを伏倒させた際にとる形態が通常作業形態となり、タンクを傾倒させた際にとる形態が展開作業形態となる。
〈用語の定義等〉
「通常走行形態」とは、車両が一般道路を目的地まで移動する際にとる形態を言う。また、「展開作業形態」とは、車両の構成部全体で見て全高や全長が通常走行形態よりも大きくなって作業を行う際にとる形態を言う。
「運転者Xの視界」とは、ダンプ車1を走行させるために前方を向いて運転席に着座した運転者Xが、見ることができる範囲を言う。また、「視界に進入する」とは、運転者Xが注視しなくとも視認可能な位置に到達することを言う。さらに、「視界から退出する」とは、運転者Xの視界から出ていくことだけでなく、運転者Xの視界の端にあり、運転者Xが注視しなければ視認できない位置に達することも含まれる。
「透視可能」とは、運転者Xがダンプ車1を走行させることができる程度に、標示部材21を介して車両前方を視認することができる状態を言う。
以上説明したように、本発明は、車両が展開作業形態であることを運転者の視界を遮断することなく運転者に視覚的に報知する報知装置およびそれを備えた車両について有用である。
ダンプ車の側面図である。 ダンプ車を模式的に表した図である。 標示器の正面図である。 (a)は荷箱傾倒時における標示器を示した図である。(b)は荷箱非傾倒時における標示器を示した図である。 (a)は変形例に係る標示器を示す図である。(b)は変形例に係る標示器を示す図である。
符号の説明
1 ダンプ車
2 キャブ
3 シャーシ
4 サブシャーシ
5 荷箱
6 リンク機構
10 報知装置
11 標示器
12 制御装置
13 リミットスイッチ(センサ)
21 標示部材
21a チェーン
21b 紐状体
22 シャフト
23 モータ(駆動装置、モータ)
24 ブラケット
25 棒状部材
31 空間
32 空間

Claims (11)

  1. 通常走行形態と展開作業形態とを有する車両に設けられ、前記車両が前記展開作業形態であることを運転者に報知する報知装置であって、
    透視可能な標示部材と、
    前記展開作業形態になると前記標示部材を前記運転者の視界に進入させる駆動装置と、
    を備える報知装置。
  2. 傾倒自在な荷箱を備え、通常走行形態と前記荷箱を傾倒させた展開作業形態とを有する車両に設けられ、前記車両が前記展開作業形態であることを運転者に報知する報知装置であって、
    透視可能な標示部材と、
    前記車両が前記展開作業形態になると前記標示部材を前記運転者の視界に進入させる駆動装置と、
    を備える報知装置。
  3. 請求項1または2に記載の報知装置であって、
    前記駆動装置は、前記運転者よりも前方において、前記標示部材を上方又は下方に移動させる、報知装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の報知装置であって、
    前記駆動装置は、前記車両が前記通常走行形態になると、前記標示部材を前記運転者の視界から退出させる、報知装置。
  5. 請求項4に記載の報知装置であって、
    前記駆動装置はモータを有しており、
    前記標示部材が巻き付けられ、前記モータにより正逆回転駆動されるシャフトと、
    前記車両が前記展開作業形態であることを検知するセンサと、
    前記センサの検知結果に応じて前記モータの動作を制御する制御装置と、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記センサによって前記車両が前記展開作業形態であることが検知されると、前記標示部材が前記運転者の視界に進入する様に、前記標示部材が前記シャフトから繰り出される方向に前記モータを回転させ、
    前記センサによって前記車両が前記通常走行形態であることが検知されると、前記標示部材が前記運転者の視界から退出する様に、前記標示部材が前記シャフトに巻き取られる方向に前記モータを回転させる、報知装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の報知装置であって、
    前記標示部材は複数の紐状体を有し、
    前記複数の紐状体は、それぞれ間隔を空けて配置されている、報知装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の報知装置であって、
    前記標示部材は複数のチェーンを有し、
    前記複数のチェーンは、それぞれ間隔を空けて配置されている、報知装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の報知装置であって、
    前記標示部材は網状体により構成されている、報知装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の報知装置であって、
    前記標示部材は透明体である、報知装置
  10. 請求項7に記載の報知装置であって、
    前記複数のチェーンは樹脂製である、報知装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の報知装置を備える車両。
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