JP2008246991A - 液体収容容器、アタッチメント及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器であって、その液体収容容器よりも着脱時における挿抜方向の長さが長く形成された他の液体収容容器と並列状態で液体噴射装置に装着される場合でも、液体噴射装置に対する着脱作業を容易に行うことが可能な液体収容容器、アタッチメント及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】アタッチメント23は、インクジェット式プリンタのカートリッジホルダに着脱自在に装着されるショートインクカートリッジ22Aに付装される。そして、アタッチメント23は、少なくともカートリッジホルダからショートインクカートリッジ22Aを取り外す場合に、ショートインクカートリッジ22Aのカートリッジホルダに対する着脱時における挿抜方向の長さを補うようにショートインクカートリッジ22Aに対して着脱自在に付装するための係止部材45を備える。
【選択図】図2
【解決手段】アタッチメント23は、インクジェット式プリンタのカートリッジホルダに着脱自在に装着されるショートインクカートリッジ22Aに付装される。そして、アタッチメント23は、少なくともカートリッジホルダからショートインクカートリッジ22Aを取り外す場合に、ショートインクカートリッジ22Aのカートリッジホルダに対する着脱時における挿抜方向の長さを補うようにショートインクカートリッジ22Aに対して着脱自在に付装するための係止部材45を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えばインクジェット式プリンタ等の液体噴射装置、該液体噴射装置に装着される液体収容容器及び該液体収容容器に付装されるアタッチメントに関する。
従来、記録ヘッドからインク(液体)をターゲットに対して噴射する液体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」と言う)が知られている。こうしたプリンタには、インクを収容したインクカートリッジ(液体収容容器)をプリンタの所定箇所に着脱可能に装着し、このインクカートリッジから記録ヘッドに対してインクを加圧供給する、いわゆるオフキャリッジタイプのものがある(例えば、特許文献1)。
この特許文献1のプリンタでは、4つのインクカートリッジがカートリッジホルダ内に横並びに配置されているが、これら各インクカートリッジにおいて他のインクカートリッジよりも各インクカートリッジが並ぶ方向と直交する方向の長さが短いインクカートリッジ(液体収容容器)を混在させて使用する場合がある。すなわち、プリンタに対する着脱時における挿抜方向の長さを互いに異にする複数のインクカートリッジが並列状態となって装着されることがある。そして、このような場合には、挿抜方向の長さが短いインクカートリッジは、そのインクカートリッジよりも挿抜方向の長さが長いインクカートリッジよりも奥に入り込んで装着されることとなる。
特開2006−247970号公報
このため、各インクカートリッジが並列状態に装着された場合において、挿抜方向の長さが短いインクカートリッジが、挿抜方向の長さが長いインクカートリッジ間に配置されると、これら両側の長いインクカートリッジが障害となって、短いインクカートリッジの着脱作業を行うことが困難になってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器であって、その液体収容容器よりも着脱時における挿抜方向の長さが長く形成された他の液体収容容器と並列状態で液体噴射装置に装着される場合でも、液体噴射装置に対する着脱作業を容易に行うことが可能な液体収容容器、アタッチメント及び液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のアタッチメントは、液体を噴射する液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器に付装されるアタッチメントであって、前記液体噴射装置に対して、少なくとも前記液体噴射装置から前記液体収容容器を取り外す場合に、前記液体収容容器の前記液体噴射装置に対する着脱時における挿抜方向の長さを補うように前記液体収容容器に対して着脱自在に付装するための付装手段を備えた。
例えば、液体噴射装置に対する着脱時における挿抜方向の長さを互いに異にする複数の液体収容容器が並列状態となって装着される場合には、挿抜方向の長さが短い液体収容容器は、その液体収容容器よりも挿抜方向の長さが長い液体収容容器よりも奥に入り込んで装着されることとなる。このため、各液体収容容器が並列状態に装着された場合において、挿抜方向の長さが短い液体収容容器が、挿抜方向の長さが長い液体収容容器間に配置されると、これら両側の長い液体収容容器が障害となって、長さが短い液体収容容器の着脱作業を行うことが困難になってしまう。この点、この発明によれば、挿抜方向の長さが短い液体収容容器にアタッチメントを付装することで、該液体収容容器の挿抜方向の長さが補われるようになる。したがって、液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器であって、その液体収容容器よりも着脱時における挿抜方向の長さが長く形成された他の液体収容容器と並列状態で液体噴射装置に装着される場合でも、液体噴射装置に対する着脱作業を容易に行うことが可能となる。
本発明のアタッチメントにおいて、前記付装手段は、前記液体収容容器を係止可能な係止部材によって構成されている。
この発明によれば、係止部材により液体収容容器を容易に係止することが可能となる。
この発明によれば、係止部材により液体収容容器を容易に係止することが可能となる。
本発明のアタッチメントにおいて、前記係止部材は、前記液体収容容器を係止する係止位置と前記液体収容容器を係止しない非係止位置との間で変位可能に構成されている。
この発明によれば、液体収容容器に対して係止部材を係止状態にしたり非係止状態にしたりすることができるので、液体収容容器に対してアタッチメントを容易に着脱することが可能となる。
この発明によれば、液体収容容器に対して係止部材を係止状態にしたり非係止状態にしたりすることができるので、液体収容容器に対してアタッチメントを容易に着脱することが可能となる。
本発明のアタッチメントにおいて、前記係止部材を前記係止位置に向かって付勢するための付勢手段を備えた。
この発明によれば、付勢手段により、液体収容容器に対して係止部材を係止状態に維持することが可能となる。
この発明によれば、付勢手段により、液体収容容器に対して係止部材を係止状態に維持することが可能となる。
本発明のアタッチメントにおいて、一部に把持部を備えた。
この発明によれば、把持部を把持しながら液体収容容器に対してアタッチメントを着脱することで、その着脱作業を容易に行うことが可能となる。
この発明によれば、把持部を把持しながら液体収容容器に対してアタッチメントを着脱することで、その着脱作業を容易に行うことが可能となる。
本発明のアタッチメントにおいて、前記把持部は、その把持部以外の他の部位よりも前記着脱時における挿抜方向と直交する方向の厚さが薄くなっている。
この発明によれば、複数の液体収容容器を並列して液体噴射装置に装着した際に、把持部と該把持部の隣に位置する液体収容容器との間に隙間が形成される。このため、アタッチメントを使用して液体収容容器を液体噴射装置に対して着脱する際に、この隙間から把持部を容易かつ速やかに把持することが可能となる。
この発明によれば、複数の液体収容容器を並列して液体噴射装置に装着した際に、把持部と該把持部の隣に位置する液体収容容器との間に隙間が形成される。このため、アタッチメントを使用して液体収容容器を液体噴射装置に対して着脱する際に、この隙間から把持部を容易かつ速やかに把持することが可能となる。
本発明のアタッチメントは、液体を噴射する液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器に付装され、且つ前記液体収容容器に付装された場合に把持することが可能な把持部を有するアタッチメントであって、第1の側部に前記液体を前記液体噴射装置に対して供給するための液体供給口が設けられた前記液体収容容器における前記第1の側部と対向する第2の側部側に前記把持部が位置するように、前記液体収容容器に対して着脱自在に付装可能であり、前記液体収容容器に付装されることにより、前記液体収容容器における前記液体噴射装置に対する挿抜方向の長さを長くする。
この発明によれば、挿抜方向の長さが他の液体収容容器よりも短い液体収容容器にアタッチメントを付装することで、この短い液体収容容器の挿抜方向の長さが長くなる。したがって、液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器であって、その液体収容容器よりも着脱時における挿抜方向の長さが長く形成された他の液体収容容器と並列状態で液体噴射装置に装着される場合でも、液体噴射装置に対する着脱作業を容易に行うことが可能となる。
本発明のアタッチメントは、前記液体収容容器に対して係止可能な係止部材によって、前記液体収容容器に対して着脱自在に構成されている。
この発明によれば、係止部材により液体収容容器に対して容易に係止することが可能となる。
この発明によれば、係止部材により液体収容容器に対して容易に係止することが可能となる。
本発明の液体収容容器は、液体を噴射する液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器であって、上記構成のアタッチメントが付装される被付装部を備えた。
この発明によれば、液体収容容器の被付装部に上記構成のアタッチメントを確実に付装することが可能となる。
この発明によれば、液体収容容器の被付装部に上記構成のアタッチメントを確実に付装することが可能となる。
本発明の液体収容容器は、前記アタッチメントが前記被付装部に付装される際に、前記アタッチメントと係合して該アタッチメントの位置決めをする位置決め部を備えた。
この発明によれば、液体収容容器の被付装部に上記構成のアタッチメントを位置決め状態で付装することが可能となる。
この発明によれば、液体収容容器の被付装部に上記構成のアタッチメントを位置決め状態で付装することが可能となる。
本発明の液体収容容器において、前記位置決め部は、前記アタッチメントが前記被付装部に付装された状態において、前記アタッチメントの位置が、該アタッチメントを付装する際に移動させる方向と交差する方向へずれることを抑制する機能を有する。
この発明によれば、位置決め部を、液体収容容器の被付装部に上記構成のアタッチメントを付装した状態において、該アタッチメントを移動させる方向と交差する方向へずれることを抑制する手段として兼用で使用することが可能となる。
本発明の液体噴射装置は、上記構成の液体収容容器を複数装着可能な装着部を備え、該装着部に対して該装着部に対する着脱時における挿抜方向の長さを異にする複数の液体収容容器が混在した状態で並列状に装着可能とされている。
例えば、複数の液体収容容器を並列状態で装着部に対して着脱する場合において、挿抜方向の長さが短い液体収容容器が、挿抜方向の長さが長い液体収容容器間に配置されると、これら両側の長い液体収容容器が障害となって、長さが短い液体収容容器の着脱作業を行うことが困難になってしまう。この点、この発明によれば、挿抜方向の長さが短い液体収容容器にアタッチメントを付装することで、該液体収容容器の挿抜方向の長さが補われるようになる。したがって、長さを異にする液体収容容器を装着部に対して着脱する際に、その液体収容容器よりも着脱時における挿抜方向の長さが長く形成された他の液体収容容器と並列状態で装着部に対して着脱する場合でも、装着部に対する液体収容容器の着脱作業を容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の液体噴射装置をインクジェット式プリンタに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、特に説明がない限り、図1を基準とした場合の「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」と一致するものとする。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11はフレーム12を備えており、該フレーム12内にはプラテン13が設けられている。プラテン13上には、図示しない紙送り機構により図示しない記録用紙が後方側から前方側に向かって給送されるようになっている。また、フレーム12内には、プラテン13の長手方向である左右方向に沿ってガイド軸14が架設されている。
ガイド軸14には、キャリッジ15が、該ガイド軸14の軸線方向に往復移動可能に支持されている。キャリッジ15は、フレーム12内の後面に設けられた一対のプーリ16間に張設されたタイミングベルト17を介してフレーム12の背面に設けられたキャリッジモータ18に連結されている。そして、キャリッジ15は、キャリッジモータ18の駆動により、ガイド軸14に沿って往復移動されるようになっている。
キャリッジ15の下面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド19が設けられている。また、キャリッジ15上には、一時貯留した液体としてのインクを記録ヘッド19に供給するバルブユニット20が、インクジェット式プリンタ11に使用されるインクの色(種類)に対応して複数個(本実施形態では4個)備えられている。なお、記録ヘッド19の下面には、複数のノズル(図示略)が設けられており、該各ノズル(図示略)からプラテン13上に給送された記録用紙(図示略)にインクが噴射されて印刷が行われるようになっている。
図1におけるフレーム12の右端部には、装着部としてのカートリッジホルダ21が設けられている。このカートリッジホルダ21には、直方体状のインクカートリッジ22が着脱可能に複数個(本実施形態では4つ)装着されており、各インクカートリッジ22は左右方向に並列した状態で配置されている。
この場合、並列された4つのインクカートリッジ22のうち右から2番目に配置されたインクカートリッジ22は、他の3つのインクカートリッジ22に比べて前後方向の長さが短い液体収容容器としてのショートインクカートリッジ22Aとされている。一方、並列された4つのインクカートリッジ22のうちショートインクカートリッジ22A以外の3つのインクカートリッジ22は、互いに大きさが同じであるロングインクカートリッジ22Bとされている。
したがって、カートリッジホルダ21には、前後方向の長さを異にするショートインクカートリッジ22Aとロングインクカートリッジ22Bとが混在した状態で並列状に装着されている。なお、ショートインクカートリッジ22Aとロングインクカートリッジ22Bとは、左右方向の幅及び上下方向の高さが同じになっている。
ショートインクカートリッジ22Aの前面には、前後方向におけるロングインクカートリッジ22Bとの長さの差を補うように略直方体状のアタッチメント23が着脱可能に装着されている。そして、各インクカートリッジ22は、カートリッジホルダ21に対して前方から後方に向って挿し込むことで装着され、カートリッジホルダ21に装着された状態から後方に向って引き抜くことでカートリッジホルダ21から取り外されるようになっている。したがって、本実施形態では、カートリッジホルダ21に対する各インクカートリッジ22の着脱時における挿抜方向が前後方向と一致している。
各インクカートリッジ22内には、互いに異なる種類(色)のインクが充填された可撓性を有する袋状のインクパック24がそれぞれ収容されている。この場合、ショートインクカートリッジ22A内に収容されたインクパック24は、ロングインクカートリッジ22Bに収容されたインクパック24よりも容量及び大きさが小さいスモールインクパック24Aとされている。一方、ロングインクカートリッジ22Bに収容されたインクパック24は、スモールインクパック24Aよりも容量及び大きさが大きいラージインクパック24Bとされている。
カートリッジホルダ21には、一端がキャリッジ15上の各バルブユニット20とそれぞれ接続された複数本(本実施形態では4本)のインク供給チューブ25の他端がそれぞれ接続されている。また、カートリッジホルダ21の上側には、加圧ポンプ26が設けられており、該加圧ポンプ26は複数本(本実施形態では4本)の空気供給チューブ27を介してカートリッジホルダ21に接続されている。なお、カートリッジホルダ21に各インクカートリッジ22を装着した状態では、該各インクカートリッジ22は、各インク供給チューブ25及び各空気供給チューブ27とそれぞれ接続されるようになっている。
そして、加圧ポンプ26を駆動すると、各空気供給チューブ27を介して各インクカートリッジ22内に空気がそれぞれ圧送されることで、この空気圧により各インクカートリッジ22内のインクパック24が加圧されて押し潰され、該インクパック24内のインクが各インク供給チューブ25を介して各バルブユニット20に圧送供給されるようになっている。なお、図1におけるフレーム12内の右端部寄りの位置であって、キャリッジ15のホームポジション領域には、記録ヘッド19のクリーニング等を行うメンテナンスユニット28が配設されている。
次に、ショートインクカートリッジ22Aの構成について詳述する。
図2及び図3に示すように、ショートインクカートリッジ22Aは、左側が開口した有底四角箱状をなす本体ケース30と、該本体ケース30の開口を塞ぐ蓋ケース31(図4参照)とを備えている。本体ケース30内のほとんどは、スモールインクパック24Aを収容するための収容部32となっている。本体ケース30の前面(第2の側部)70において、上端部には被付装部及び位置決め部としての係止凹部33が形成されているとともに、下端部には位置決め部としての位置決め凹部34が形成されている。
図2及び図3に示すように、ショートインクカートリッジ22Aは、左側が開口した有底四角箱状をなす本体ケース30と、該本体ケース30の開口を塞ぐ蓋ケース31(図4参照)とを備えている。本体ケース30内のほとんどは、スモールインクパック24Aを収容するための収容部32となっている。本体ケース30の前面(第2の側部)70において、上端部には被付装部及び位置決め部としての係止凹部33が形成されているとともに、下端部には位置決め部としての位置決め凹部34が形成されている。
係止凹部33及び位置決め凹部34は、前側及び左側がそれぞれ開口しており、収容部32とは隔絶されている。そして、本体ケース30の開口が蓋ケース31(図4参照)によって塞がれた状態では、該蓋ケース31(図4参照)により係止凹部33の左側の開口及び位置決め凹部34の左側の開口も塞がれるようになっている。なお、係止凹部33内の下端面における前端には、平板状の係止凸部35が立設されている。
また、本体ケース30の後面(第1の側部)71には、ショートインクカートリッジ22Aをインクジェット式プリンタ11のカートリッジホルダ21に装着した際に、カートリッジホルダ21と接続されてスモールインクパック24A内のインクをバルブユニット20側に供給するための液体供給口としてのインク供給口72が設けられている。なお、本体ケース30の後面71は、前後方向において本体ケース30の前面70と対向している。
次に、アタッチメント23の構成について詳述する。
図2及び図3に示すように、アタッチメント23は、左側が開口した有底四角箱状をなす本体部40と、該本体部40の開口を塞ぐ蓋体41(図4参照)とを備えている。本体部40の前面における左端部には、該本体部40と一体に形成されるとともに左右方向から見て略四角環状をなす把持部42が設けられている。したがって、把持部42内には、把持孔42aが形成される。また、把持部42は左側が開口した有底箱状をなしており、該開口は本体部40の開口とともに蓋体41(図4参照)に塞がれるようになっている。
図2及び図3に示すように、アタッチメント23は、左側が開口した有底四角箱状をなす本体部40と、該本体部40の開口を塞ぐ蓋体41(図4参照)とを備えている。本体部40の前面における左端部には、該本体部40と一体に形成されるとともに左右方向から見て略四角環状をなす把持部42が設けられている。したがって、把持部42内には、把持孔42aが形成される。また、把持部42は左側が開口した有底箱状をなしており、該開口は本体部40の開口とともに蓋体41(図4参照)に塞がれるようになっている。
この場合、蓋体41(図4参照)における把持部42と対応する部分は、該把持部42と対応する略四角環状をなしている。したがって、把持部42の開口が蓋体41(図4参照)によって塞がれた状態であっても、環状の把持部42内に形成される把持孔42aは塞がれることなく左右両端部において開口している。
また、把持部42の上下方向の高さは本体部40の上下方向の高さの三分の二程度になるように設定され、把持部42の左右方向の厚さは本体部40の左右方向の厚さの半分程度になるように設定されている。なお、本体部40と把持部42とは、これらの左端面同士及び下端面同士がそれぞれ面一になっている。
本体部40内における上端部には、前後方向に延びる四角柱状の付装手段としての係止部材45が、該係止部材45の前後方向の中央部において左右方向に延びる軸46によって回動可能に支持されている。係止部材45における軸46によって支持されている部分は、下方に向かって直角に屈曲された後、さらに前方に向かって直角に屈曲されている。係止部材45の後端部は、本体部40の後壁の上端部に設けられた貫通孔47から後方に向かって本体部40の外部に突出している。
係止部材45の後端部における下面には下方に突出するように係止爪48が設けられており、該係止爪48と隣接する後方側の面は後方に向かうほど上昇するように傾斜した傾斜面49になっている。一方、係止部材45の前端部は、本体部40の前壁と把持部42の上壁を跨ぐように形成された切欠孔50から前方に向かって本体部40の外部に突出している。すなわち、係止部材45の前端部は、切欠孔50を介して、本体部40の前側及び把持部42の上側から本体部40の外部及び把持部42の外部に露出している。
また、本体部40内における係止部材45よりも上側でかつ後端部寄りの位置には、下側が開口した左右方向から見て横コ字状をなすバネケース51が設けられている。バネケース51内には付勢手段としてのコイルバネ52が収容支持されており、該コイルバネ52は係止部材45の後端部寄りの位置における上面を下方に向かって常に付勢している。すなわち、コイルバネ52は、係止部材45を、左側から見て軸46を中心に反時計回りに回動させる方向に常に付勢している。
本体部40の後面における貫通孔47の上側に隣接する位置には後方に向かって突出する直方体状の第1凸部53が設けられ、本体部40の後面における下端部には後方に向かって突出する直方体状の第2凸部54が設けられている。第1凸部53と第2凸部54とは、大きさ及び形状が全く同じになっている。そして、係止部材45の後端面、第1凸部53の後端面、及び第2凸部54の後端面は、互いに面一になっている。
また、図3に示すように、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23の後面を当接してショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着した状態では、係止凹部33に係止部材45の後端部及び第1凸部53が挿入されるとともに、位置決め凹部34に第2凸部54が挿入されるようになっている。
そして、図4に示すように、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着した状態では、該アタッチメント23が、ショートインクカートリッジ22Aのロングインクカートリッジ22Bに対する前後方向の長さの差を補うようになっている。すなわち、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着した状態で、該ショートインクカートリッジ22Aをカートリッジホルダ21に装着した場合には、アタッチメント23の把持部42の前面とロングインクカートリッジ22Bの前面とが面一になるようになっている。
つまり、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着した状態では、該アタッチメント23の把持部42が、ショートインクカートリッジ22Aの前面側(本体ケース30の前面70側)に位置している。この場合、アタッチメント23とショートインクカートリッジ22Aとを一体として見ると、アタッチメント23がショートインクカートリッジ22Aの前後方向の長さを長くしていると言える。
次に、ショートインクカートリッジ22Aに対してアタッチメント23を着脱するときの作用について説明する。
ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着する場合には、図3に示すように、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23の後面を対向配置する。引き続き、アタッチメント23の把持部42を把持しながら、該アタッチメント23を後方へ移動させて、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23の後面を接近させると、係止部材45の傾斜面49に係止凹部33内の係止凸部35の上端が当接する。
ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着する場合には、図3に示すように、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23の後面を対向配置する。引き続き、アタッチメント23の把持部42を把持しながら、該アタッチメント23を後方へ移動させて、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23の後面を接近させると、係止部材45の傾斜面49に係止凹部33内の係止凸部35の上端が当接する。
引き続き、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23の後面を接近させると、係止凸部35の上端が傾斜面49上を前方に向かって摺動する。すると、係止部材45がコイルバネ52の付勢力に抗して軸46を中心に左側から見て時計回りに回動する。そして、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23の後面を当接させると、係止部材45の係止爪48が係止凸部35を乗り越えて、係止凸部35が係止爪48によって係止される。
このとき、係止凹部33内に第1凸部53が挿入されるとともに位置決め凹部34に第2凸部54が挿入される。すなわち、係止凹部33が第1凸部53と係合するとともに位置決め凹部34が第2凸部54と係合することで、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23が位置決め状態で装着される。このとき、ショートインクカートリッジ22Aの上下左右の各面とアタッチメント23の上下左右の各面とは、それぞれ面一になる。
そして、ショートインクカートリッジ22Aの前面にアタッチメント23が装着された状態では、係止凹部33が第1凸部53と係合するとともに位置決め凹部34が第2凸部54と係合するため、ショートインクカートリッジ22Aに対してアタッチメント23が前後方向と交差する方向へずれることが抑制される。
また、ショートインクカートリッジ22Aに装着されたアタッチメント23を取り外す場合には、まず、アタッチメント23の把持部42の把持孔42aに、右側から右手の親指以外の4本の指を挿入して把持部42を握る。引き続き、右手の親指で把持部42の上側に露出した係止部材45の前端部を上側から押し下げる。すると、係止部材45がコイルバネ52の付勢力に抗して軸46を中心に左側から見て時計回りに回動し、係止部材45の係止爪48による係止凸部35の係止状態が解除される。この状態で、アタッチメント23をショートインクカートリッジ22Aから離間するように前方へ引っ張ることで、ショートインクカートリッジ22Aからアタッチメント23が取り外される。
このように、アタッチメント23の係止部材45は、把持部42の上側に露出した前端部を上側から押し下げることで、係止爪48による係止凸部35の係止状態が解除された非係止位置に変位される一方、把持部42の上側に露出した前端部の押し下げをやめることで、係止爪48によって係止凸部35が係止される係止位置に変位される。すなわち、アタッチメント23の係止部材45は、その前端部を押し下げたり押し下げをやめたりすることで、非係止位置と係止位置との間で変位される。したがって、コイルバネ52は、係止凸部35を、常に係止位置に向かって付勢していると言える。
次に、3つのロングインクカートリッジ22Bが装着されたカートリッジホルダ21に対してショートインクカートリッジ22Aを着脱するときの作用について説明する。
カートリッジホルダ21にショートインクカートリッジ22Aを装着する場合には、まず、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着する。そして、アタッチメント23の把持部42を把持した状態でショートインクカートリッジ22Aをアタッチメント23とともにカートリッジホルダ21に挿し込むことで、ショートインクカートリッジ22Aがカートリッジホルダ21に装着される。
カートリッジホルダ21にショートインクカートリッジ22Aを装着する場合には、まず、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着する。そして、アタッチメント23の把持部42を把持した状態でショートインクカートリッジ22Aをアタッチメント23とともにカートリッジホルダ21に挿し込むことで、ショートインクカートリッジ22Aがカートリッジホルダ21に装着される。
このとき、カートリッジホルダ21においてショートインクカートリッジ22Aを挿入するためのロングインクカートリッジ22B間の間隔はあまり大きくはないが、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着しているため、手をカートリッジホルダ21の奥まで入れる必要がない。
そして、加圧ポンプ26を駆動すると、各空気供給チューブ27を介して各インクカートリッジ22内に空気がそれぞれ圧送されることで、この空気圧により各インクカートリッジ22内のインクパック24が加圧されて押し潰され、該インクパック24内のインクが各インク供給チューブ25を介して各バルブユニット20に圧送供給される。このとき、ショートインクカートリッジ22A及び各ロングインクカートリッジ22Bは、加圧ポンプ26から圧送される空気圧によって膨張される。
ここで、カートリッジホルダ21にショートインクカートリッジ22Aを装着した後、アタッチメント23をショートインクカートリッジ22Aから取り外した場合には、ショートインクカートリッジ22Aの前側において、該ショートインクカートリッジ22Aの左右両隣のロングインクカートリッジ22Bによって挟まれた空間が形成される。この状態で、ショートインクカートリッジ22Aの左右両隣のロングインクカートリッジ22Bが加圧されてされると、これら両ロングインクカートリッジ22Bは、該両ロングインクカートリッジ22Bによって挟まれた空間に張り出すように膨張される。このため、両ロングインクカートリッジ22Bが該両ロングインクカートリッジ22Bによって挟まれた空間に張り出すように膨張した状態でクリープ変形してしまうおそれがある。
この点、カートリッジホルダ21にショートインクカートリッジ22Aを装着した後も、アタッチメント23をショートインクカートリッジ22Aに装着した状態にしておくと、ショートインクカートリッジ22Aの前側において、該ショートインクカートリッジ22Aの左右両隣のロングインクカートリッジ22B間に空間が形成されない。このため、アタッチメント23により、これら両ロングインクカートリッジ22Bがショートインクカートリッジ22Aの前側に張り出すように膨張されることが抑制されるので、該両ロングインクカートリッジ22Bが膨張された状態でクリープ変形することが抑制される。
一方、カートリッジホルダ21に装着されたショートインクカートリッジ22Aを取り外す場合において、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23が装着されていない場合には、まず、ショートインクカートリッジ22Aに、把持部42を右手で把持した状態でアタッチメント23を装着する。その後、把持部42を右手で把持しながらアタッチメント23を介してショートインクカートリッジ22Aを前方に引き抜くことで、カートリッジホルダ21からショートインクカートリッジ22Aが取り外される。
このとき、図4及び図5に示すように、アタッチメント23は、本体部40よりも把持部42の方が左右方向の幅が狭くなっているので、把持部42と該把持部42の右隣に配置されたロングインクカートリッジ22Bとの間に隙間が形成される。
この隙間は、把持部42を右手で把持した状態でアタッチメント23をショートインクカートリッジ22Aに装着する場合、及び把持部42を右手で把持した状態でアタッチメント23を介してショートインクカートリッジ22Aをカートリッジホルダ21に対して着脱する場合に、右手が入るスペースとなる。このため、上記のようなアタッチメント23の使用時に、把持部42が把持し易くなる。
なお、カートリッジホルダ21に装着されたショートインクカートリッジ22Aを取り外す場合において、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23が装着されている場合には、アタッチメント23の把持部42を右手で把持した状態で該アタッチメント23を介してショートインクカートリッジ22Aを前方に引き抜けばよい。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)アタッチメント23は、ショートインクカートリッジ22Aのカートリッジホルダ21に対する着脱時における挿抜方向(前後方向)の長さをロングインクカートリッジ22Bの挿抜方向(前後方向)の長さに対して補うようにショートインクカートリッジ22Aに対して着脱自在に装着するための係止部材45を備えている。このため、ショートインクカートリッジ22Aがロングインクカートリッジ22Bと並列状態でカートリッジホルダ21に装着される場合でも、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着することで、カートリッジホルダ21に対するショートインクカートリッジ22Aの着脱作業を容易に行うことができる。
(1)アタッチメント23は、ショートインクカートリッジ22Aのカートリッジホルダ21に対する着脱時における挿抜方向(前後方向)の長さをロングインクカートリッジ22Bの挿抜方向(前後方向)の長さに対して補うようにショートインクカートリッジ22Aに対して着脱自在に装着するための係止部材45を備えている。このため、ショートインクカートリッジ22Aがロングインクカートリッジ22Bと並列状態でカートリッジホルダ21に装着される場合でも、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着することで、カートリッジホルダ21に対するショートインクカートリッジ22Aの着脱作業を容易に行うことができる。
(2)アタッチメント23は、係止部材45がショートインクカートリッジ22Aの係止凹部33内の係止凸部35を係止する係止位置と該係止凸部35を係止しない非係止位置との間で変位可能になっている。このため、係止凸部35に対して係止部材45を係止状態にしたり非係止状態にしたりすることができるので、ショートインクカートリッジ22Aに対してアタッチメント23を容易に着脱することができる。
(3)アタッチメント23は、係止部材45を係止位置に向かって常に付勢するためのコイルバネ52を備えているため、該コイルバネ52により、ショートインクカートリッジ22Aの係止凸部35にアタッチメント23の係止部材45が係止した状態を維持することができる。
(4)アタッチメント23は、ショートインクカートリッジ22Aに対する着脱時に把持するための把持部42を備えているため、把持部42を把持しながらショートインクカートリッジ22Aに対してアタッチメント23を着脱することで、その着脱作業を迅速かつ容易に行うことができる。
(5)アタッチメント23は、把持部42が本体部40よりも左右方向(挿抜方向と直交する方向)の厚さが薄くなっているため、各インクカートリッジ22を並列してカートリッジホルダ21に装着した際に、把持部42と該把持部42の右隣に位置するロングインクカートリッジ22Bとの間に隙間が形成される。このため、アタッチメント23をショートインクカートリッジ22Aに装着した状態で、該ショートインクカートリッジ22Aをカートリッジホルダ21に対して着脱する際に、この隙間からアタッチメント23の把持部42を容易かつ速やかに把持することができる。
(6)ショートインクカートリッジ22Aは、アタッチメント23が装着される際に係止部材45によって係止される係止凸部35を備えているため、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を確実に装着することができる。
(7)ショートインクカートリッジ22Aは、アタッチメント23が装着される際に、アタッチメント23の第1凸部53及び第2凸部54がそれぞれ挿入(係合)される係止凹部33及び位置決め凹部34を備えているため、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を位置決め状態で装着することができる。この場合、アタッチメント23の第1凸部53及び第2凸部54がそれぞれショートインクカートリッジ22Aの係止凹部33及び位置決め凹部34に挿入(係合)されるため、アタッチメント23の位置が該アタッチメント23をショートインクカートリッジ22Aに装着する際に移動させる方向である前後方向と交差する方向へずれることを抑制することができる。
したがって、ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23が装着される際に、第1凸部53及び第2凸部54がそれぞれ係止凹部33及び位置決め凹部34に挿入(係合)されることで、アタッチメント23の位置決めと位置ずれの抑制との双方の作用効果を得ることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図6(a)、(b)に示すように、アタッチメント23を円柱状のアタッチメント60に変更してもよい。すなわち、アタッチメント60の後端部には、該アタッチメント60の後端部を下方に向かって直角に屈曲してなる屈曲部60aが設けられている。したがって、アタッチメント60において、屈曲部60aは、他の部分よりも上下方向の幅が広くなっているとともに、左右方向の幅が他の部分と同じになっている。一方、ショートインクカートリッジ22Aの前壁61には、該ショートインクカートリッジ22Aの内外を貫通する上下に長い矩形状の挿通孔62が形成されている。挿通孔62は、上下方向の幅がアタッチメント60の屈曲部60aの上下方向の幅よりも広く、左右方向の幅が屈曲部60aの上下方向の幅よりも狭く且つアタッチメント60における屈曲部60a以外の部分の外径よりも広くなっている。
そして、図6(a)、(b)に示すように、カートリッジホルダ21に装着されたショートインクカートリッジ22Aの前壁61から該ショートインクカートリッジ22Aの内部にアタッチメント60の屈曲部60aを挿入した状態で、アタッチメント60をその軸線を中心に前側から見て時計回りに90度回転させる。すると、図7(a)、(b)に示すように、アタッチメント60の屈曲部60aがショートインクカートリッジ22Aの前壁61の内面と係合した状態となる。この状態で、アタッチメント60を前方へ引っ張ると、ショートインクカートリッジ22Aがカートリッジホルダ21から引き抜かれて取り外される。なお、アタッチメント60は、カートリッジホルダ21からショートインクカートリッジ22Aを取り外す場合にのみ使用される。
・図5に示すように、ショートインクカートリッジ22Aの本体ケース30の前面において、係止凹部33及び位置決め凹部34を本体ケース30の中心を基準として180度回転させた位置に係止凹部33A及び位置決め凹部34Aをさらに設けるようにしてもよい。このようにすれば、アタッチメント23を上下逆さまにした状態でもショートインクカートリッジ22Aに装着することができる。
・アタッチメント23の把持部42は、環状でなく、棒状、C字状、U字状、L字状などの形状にしてもよい。
・アタッチメント23は、付勢手段として、コイルバネの代わりに板バネを用いてもよいし、あるいはゴムやスポンジなどのエラストマを用いてもよい。
・アタッチメント23は、付勢手段として、コイルバネの代わりに板バネを用いてもよいし、あるいはゴムやスポンジなどのエラストマを用いてもよい。
・アタッチメント23は、磁石によってショートインクカートリッジ22Aに吸着するようにしてもよい。この場合、ショートインクカートリッジ22Aにおけるアタッチメント23の吸着部分は、磁石が吸着可能な金属などの材質にする必要がある。さらにこの場合、磁石は、永久磁石であっても電磁石であってもよい。
・アタッチメント23は、粘着テープや面ファスナによってショートインクカートリッジ22Aに装着するようにしてもよい。
・アタッチメント23に挟持片を設けて、該挟持片によってショートインクカートリッジ22Aが挟持されるように構成してもよい。
・アタッチメント23に挟持片を設けて、該挟持片によってショートインクカートリッジ22Aが挟持されるように構成してもよい。
・ショートインクカートリッジ22Aにアタッチメント23を装着した状態で、カートリッジホルダ21にアタッチメント23を介してショートインクカートリッジ22Aを装着した後に、アタッチメント23をショートインクカートリッジ22Aから取り外してもよい。
・上記実施形態において、液体噴射装置を、記録用紙(図示略)の搬送方向(前後方向)と交差する方向において記録ヘッド19が記録用紙(図示略)の幅方向(左右方向)の長さに対応した全体形状をなす、いわゆるフルラインタイプ(ラインヘッド方式)のプリンタに具体化してもよい。
・上記実施形態では、液体収容容器をインクカートリッジに具体化したが、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を内部に収容する液体収容容器に具体化することもできる。そして、本明細
書における「液体」には、例えば、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含むほか、液状体、流状体などが含まれる。
書における「液体」には、例えば、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含むほか、液状体、流状体などが含まれる。
11…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、21…装着部としてのカートリッジホルダ、22A…液体収容容器としてのショートインクカートリッジ、23,60…アタッチメント、33…被付装部及び位置決め部としての係止凹部、34…位置決め部としての位置決め凹部、42…把持部、45…付装手段としての係止部材、52…付勢手段としてのコイルバネ、70…第2の側部としての前面、71…第1の側部としての後面、72…液体供給口としてのインク供給口。
Claims (12)
- 液体を噴射する液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器に付装されるアタッチメントであって、
前記液体噴射装置に対して、少なくとも前記液体噴射装置から前記液体収容容器を取り外す場合に、前記液体収容容器の前記液体噴射装置に対する着脱時における挿抜方向の長さを補うように前記液体収容容器に対して着脱自在に付装するための付装手段を備えたことを特徴とするアタッチメント。 - 前記付装手段は、前記液体収容容器を係止可能な係止部材によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアタッチメント。
- 前記係止部材は、前記液体収容容器を係止する係止位置と前記液体収容容器を係止しない非係止位置との間で変位可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のアタッチメント。
- 前記係止部材を前記係止位置に向かって付勢するための付勢手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のアタッチメント。
- 一部に把持部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のアタッチメント。
- 前記把持部は、その把持部以外の他の部位よりも前記着脱時における挿抜方向と直交する方向の厚さが薄くなっていることを特徴とする請求項5に記載のアタッチメント。
- 液体を噴射する液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器に付装され、且つ前記液体収容容器に付装された場合に把持することが可能な把持部を有するアタッチメントであって、
第1の側部に前記液体を前記液体噴射装置に対して供給するための液体供給口が設けられた前記液体収容容器における前記第1の側部と対向する第2の側部側に前記把持部が位置するように、前記液体収容容器に対して着脱自在に付装可能であり、
前記液体収容容器に付装されることにより、前記液体収容容器における前記液体噴射装置に対する挿抜方向の長さを長くすることを特徴とするアタッチメント。 - 前記液体収容容器に対して係止可能な係止部材によって、前記液体収容容器に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項7に記載のアタッチメント。
- 液体を噴射する液体噴射装置に着脱自在に装着される液体収容容器であって、請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載のアタッチメントが付装される被付装部を備えたことを特徴とする液体収容容器。
- 前記アタッチメントが前記被付装部に付装される際に、前記アタッチメントと係合して該アタッチメントの位置決めをする位置決め部を備えたことを特徴とする請求項9に記載の液体収容容器。
- 前記位置決め部は、前記アタッチメントが前記被付装部に付装された状態において、前記アタッチメントの位置が、該アタッチメントを付装する際に移動させる方向と交差する方向へずれることを抑制する機能を有することを特徴とする請求項10に記載の液体収容容器。
- 請求項9〜請求項11のうちいずれか一項に記載の液体収容容器を複数装着可能な装着部を備え、
該装着部に対して該装着部に対する着脱時における挿抜方向の長さを異にする複数の液体収容容器が混在した状態で並列状に装着可能とされていることを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007094346A JP2008246991A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 液体収容容器、アタッチメント及び液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007094346A JP2008246991A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 液体収容容器、アタッチメント及び液体噴射装置 |
Publications (1)
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JP2008246991A true JP2008246991A (ja) | 2008-10-16 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014136398A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Seiko Epson Corp | インク供給システム及びインク容器 |
JP2020163715A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ブラザー工業株式会社 | 液体消費装置 |
-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007094346A patent/JP2008246991A/ja active Pending
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