JP2014136398A - インク供給システム及びインク容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーがインクパックをインクパック収容部の上方からインク供給管に差し込むときに、インクパックのケースがインク供給管の先端部に接触してインク供給管が破損してしまう恐れがある。
【解決手段】インク供給口部材35を有するインクタンクカートリッジ30と、インク供給口部材35に接続されるインク供給管56と、インク供給管56に接続され、インクタンクカートリッジ30内のインクをプリンター側へ供給するチューブ(供給流路)21と、を備え、インク供給口部材35は、重力方向と交差する方向にインク供給管56に接続される。
【選択図】図7

Description

本発明は、プリンター外部からプリンターへインクを供給するインク供給システム及びインク容器に関する。
従来、印刷ヘッドからインクを噴射することで画像等を印刷するインクジェットプリンターが知られている。このようなインクジェットプリンターにおいて、プリンター外部に備えた大容量のインク容器から、プリンターに対してインクを連続的に供給することが可能なインク供給システムが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、大量のインクを収容するインクパックが装着されるインクパック収容部に、上方に向けて立設された棒状のインク供給管が形成されている。そして、ユーザーがインクパックをインクパック収容部の上方からインク供給管に差し込むことにより、インクパックのインクがインク供給管とチューブ(供給流路)を介してプリンターに供給されるようにしている。
国際公開第WO2010/082296A1号パンフレット
しかしながら、特許文献1の場合、ユーザーがインクパックをインクパック収容部の上方からインク供給管に差し込むときに、インクパックのケースが棒状のインク供給管の先端部に接触してインク供給管が破損してしまう恐れがある。特に、インクパックの容量が大きいとその重量によりインク供給管が破損してしまう可能性が高まる。また、ユーザーが、プリンターの印刷中にインクパック収容部からインクパックを引き抜いてしまうと、インク供給管の先端部から気泡がプリンターに侵入してしまい、印刷ヘッドの吐出動作において不良等が生じる可能性がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]プリンター外部から前記プリンターへインクを供給するインク供給システムであって、供給口部材を有するインク容器と、前記供給口部材に接続される供給管と、前記供給管に接続され、前記インク容器内のインクを前記プリンター側へ供給する供給流路と、を備え、前記供給口部材は、重力方向と交差する方向に前記供給管に接続される、インク供給システム。
上記したインク供給システムによれば、インク容器の供給口部材を供給管に接続することにより、インク容器内のインクが、供給管に接続された供給流路を介してプリンター側へ供給される。このとき、インク容器の供給口部材は、重力方向と交差する方向に供給管に接続されることから、供給口部材を重力方向に供給管に接続する場合と比べて、インク容器と供給管との接触による供給管の破損を抑制することができる。また、ユーザーが、プリンターの印刷中にインク容器の供給口部材を供給管から引き抜いてしまい、供給管から気泡が侵入してしまうことも防止することができる。
[適用例2]上記インク供給システムであって、さらに、把持部が形成された収容部を備え、前記インク容器は前記収容部に重力方向に設置される。
上記インク供給システムによれば、インク容器は把持部が形成された収容部に重力方向に設置される。これにより、インク容器の重力を用いてインク容器を収容部に容易に設置することができ、その後、インク容器の供給口部材と供給管とを接続することができる。
[適用例3]上記インク供給システムであって、さらに、ホルダーを備え、前記ホルダーは前記供給管を有し、前記収容部は前記ホルダーに対し、重力方向と交差する方向に装着される。
上記インク供給システムによれば、ホルダーが供給管を有し、収容部はホルダーに対して重力方向と交差する方向に装着される。このため、インク容器が設置された収容部を、重力方向と交差する方向に移動させることにより、インク容器の供給口部材をホルダーの供給管に接続することができる。このとき、ユーザーはインク容器に形成された把持部を持って容易に移動させることができる。
[適用例4]上記インク供給システムであって、前記ホルダーは、前記ホルダーの底部から重力方向に突出する突起を有し、前記突起は前記供給管よりも重力方向上方に設けられている。
上記インク供給システムによれば、ホルダーは、底部から重力方向に突出する突起を有し、この突起は供給管よりも重力方向上方に設けられている。これにより、ユーザーが誤って、インク容器が設置された収容部を、ホルダーの上方からホルダーに設置しようとした場合、収容部が突起に当接して、収容部をこれより下方に移動できないことになる。また、突起は、供給管よりも重力方向上方に設けられていることにより、収容部が供給管に接触して供給管を破損するのを防止できる。
[適用例5]上記インク供給システムであって、前記収容部の重力方向に沿う側面には、前記ホルダーの重力方向に沿う側面に設けられた凹部又は凸部に対応する凸部又は凹部が設けられている。
上記インク供給システムによれば、収容部の重力方向に沿う側面には、ホルダーの重力方向に沿う側面に設けられた凹部又は凸部に対応する凸部又は凹部が設けられている。これにより、ホルダーと収容部との組み合わせが複数ある場合に、ホルダーに適応しない収容部を誤ってホルダーに設置してしまうのを回避することができる。また、収容部をホルダーからホルダーの上方に引き抜いてしまうのを防止することができる。
[適用例6]上記インク供給システムであって、前記供給口部材は、弁を有し、前記弁は、前記供給口部材のうち重力方向に沿った部分の一部に設けられている。
上記インク供給システムによれば、供給口部材の弁は、供給口部材のうち重力方向に沿った部分の一部に設けられている。これにより、収容部を重力方向と交差する方向に移動させて、インク容器の供給口部材をホルダーの供給管に接続するときに、供給管が供給口部材の弁に接触して弁が破損してしまうのを回避することができる。
[適用例7]上記インク供給システムであって、さらに、前記供給口部材の一部と接続される接続部材を有する。
上記インク供給システムによれば、供給口部材の一部と接続される接続部材を有する。この接続部材を介して、供給口部材を適正な位置に確実に配置させることができる。
[適用例8]プリンター外部に設置され、前記プリンターの有する供給管を介して前記プリンターにインクを供給するインク容器であって、前記供給管に接続される供給口部材を有し、前記供給口部材は、重力方向と交差する方向に前記供給管に接続される、インク容器。
上記したインク容器によれば、インク容器の供給口部材を供給管に接続することにより、インク容器内のインクが、供給管に接続された供給流路を介してプリンター側へ供給される。このとき、インク容器の供給口部材は、重力方向と交差する方向に供給管に接続されることから、供給口部材を重力方向に供給管に接続する場合と比べて、インク容器と供給管との接触による供給管の破損を抑制することができる。また、ユーザーが、プリンターの印刷中にインク容器の供給口部材を供給管から引き抜いてしまい、供給管から気泡が侵入してしまうことも防止することができる。
プリンターの構成を示す概略斜視図。 インクタンクカートリッジの装着の様子を示す斜視図。 インクタンクカートリッジを下方から見た図。 インクタンクカートリッジの内部を下方から見た図。 ホルダーの構成を説明するための斜視図。 供給口部材にインク供給管が挿入されている様子を示す説明図。 サブホルダーにカートリッジ収容ケースが装着されている様子を示す斜視図。
以下、本実施形態に係るプリンターについて、図面を参照して説明する。
<プリンターの概略構成>
図1は、本実施形態に係るプリンター1の構成を示す概略斜視図である。図1には方向を特定するために、互いに直交するXYZ軸が図示されている。なお、以降の図についても必要に応じて互いに直交するXYZ軸が図示されている。本実施形態に係るプリンター1は、サイズの大きな印刷媒体(JIS規格のA2以上のサイズの印刷用紙)に印刷を行うことができるインクジェットプリンターである。図1に示すように、プリンター1は、プリンター本体10と、外部タンクユニット20と、脚部80と、を備える構成になっている。プリンター本体10は、プリンターケース11によって覆われて、用紙給紙部12と、用紙排出部13と、キャリッジ14とを備えている。
用紙給紙部12は、プリンターケース11の開閉蓋16を開いた内部にロール体RPを備えている。ロール体RPでは、印刷用紙がロール状に巻かれており、このロール体RPが回転することにより、印刷に使用される分の印刷用紙が引き出されてキャリッジ14側に搬送される。そして、印刷後の印刷用紙が用紙排出部13から排出される。用紙排出部13から排出された印刷用紙は、カッター91によって切断されたり、巻取り装置92によって巻き取られたりする。
なお、印刷媒体は「紙」に限られず、例えば、フィルム状の部材、樹脂製のシート、アルミ箔等を印刷媒体として用いるようにしても良い。
キャリッジ14は、キャリッジ移動機構15によって主走査方向(印刷用紙の幅方向、X軸方向)に移動可能である。キャリッジ14の下面には、印刷ヘッド(図示略)が備え付けられている。この印刷ヘッドに配置された複数のノズルからインクが印刷用紙上に噴射されて印刷が行われる。なお、印刷ヘッドは、圧電素子を用いてノズルからインクを噴射する方式や、発熱体を用いて印刷ヘッド内に気泡を生じさせてノズルからインクを噴射する方式等を採用できる。
外部タンクユニット20は、プリンター本体10の外部に配置されている。外部タンクユニット20は、プリンター本体10の正面側(+Y方向側)に設置されたサブタンクユニット17とチューブ(供給流路)21を介して接続されている。なお、外部タンクユニット20とチューブ21とでインク供給システムを構成している。外部タンクユニット20は、4個のインクタンクカートリッジ(インク容器)30と、インクタンクカートリッジ30のそれぞれが収容される4個のカートリッジ収容ケース(収容部)40と、カートリッジ収容ケース40のそれぞれが装着されるホルダー50とで構成される。
本実施形態では、4個のインクタンクカートリッジ30のそれぞれは、ブラックインク用、シアンインク用、マゼンタインク用、イエローインク用のインクタンクカートリッジ30である。各インクタンクカートリッジ30のインクは、対応するチューブ(供給流路)21を介してサブタンクユニット17内の対応するインク収容室(図示略)に供給され、プリンター本体10内部の対応するチューブ(供給流路)(図示略)を介して印刷ヘッドに供給される。また、印刷ヘッドからインクが噴射されてサブタンクユニット17のインクが消費されると、各インクタンクカートリッジ30のインクがチューブ21を介してサブタンクユニット17に供給される。これにより、プリンター1は、動作を中断することなく連続して印刷を続けることができる。外部タンクユニット20の詳細については後述する。
なお、本実施形態のように、外部タンクユニット20からサブタンクユニット17を経由して印刷ヘッドにインクを供給する構成には限られない。例えば、サブタンクユニット17を省略して、外部タンクユニット20から直接印刷ヘッドにインクを供給したり、印刷ヘッド近傍にインクカートリッジを設けて、外部タンクユニット20からインクカートリッジを経由して印刷ヘッドにインクを供給したりする構成でも良い。
脚部80は、プリンター本体10に対して取り外し可能に固定されている。脚部80には、支柱81が設けられていると共に、回転自在なキャスター82がキャスター支持部83に取り付けられている。
<外部タンクユニットの構成>
次に、外部タンクユニット20の構成の詳細について説明する。
図2は、インクタンクカートリッジ30の装着の様子を示す斜視図である。図2では、ホルダー50に対して、インクタンクカートリッジ30を設置した3個のカートリッジ収容ケース40が既に装着されている。また、インクタンクカートリッジ30を設置した残りの1個のカートリッジ収容ケース40は、装着する途中にある。
外部タンクユニット20にインクタンクカートリッジ30を装着する際、ユーザーは、先ずインクタンクカートリッジ30を手に持ち、インクタンクカートリッジ30を上から下の縦方向(−Z方向、重力方向)に移動させてカートリッジ収容ケース40に設置する。その後、ユーザーは、インクタンクカートリッジ30が設置されているカートリッジ収容ケース40を手に持ち、今度は、矢印Rの横方向(+X方向、重力方向と交差する方向)にカートリッジ収容ケース40を移動させてホルダー50に装着する。このとき、カートリッジ収容ケース40に設けられた把持部分41を持つことにより、カートリッジ収容ケース40を横方向にスライドさせて容易にホルダー50に装着することができる。
一方、インクタンクカートリッジ30の交換のために、外部タンクユニット20からインクタンクカートリッジ30を取り出す際には、ユーザーは、インクタンクカートリッジ30が設置されているカートリッジ収容ケース40の把持部分41を持ち、今度は、矢印Rの逆方向(−X方向)にカートリッジ収容ケース40を移動させてホルダー50から取り出す。この場合も、ユーザーは、把持部分41を持つことにより、カートリッジ収容ケース40を横方向にスライドさせて容易にホルダー50から取り出すことができる。
図3は、インクタンクカートリッジ30を下方から見た図を示し、図4は、インクタンクカートリッジ30の内部を下方から見た図を示している。図3に示すように、インクタンクカートリッジ30のカートリッジケース31は、矩形箱状の段ボールによって構成されている。ユーザーがインクタンクカートリッジ30を最初に使用する際には、カートリッジケース31の開封部31pを引き剥がし、カートリッジケース31の側面31a(+X方向側)と底面31b(−Z方向側)に開口部を形成した後に使用する。
なお、カートリッジケース31の材料は段ボールに限られず、例えば、厚紙や樹脂であっても良い。
図4に示すように、インクタンクカートリッジ30のカートリッジケース31の内部には、インクが充填された袋状のインクパック32と、接続部材33と、L字状のインク供給口管36を有するインク供給口部材(供給口部材)35とが収容されている。インクパック32は、カートリッジケース31内において段ボール32a(図では一部を示す。)によって保護されている。インクパック32には、インクパック32内のインクをプリンター1側へ供給するためのインク供給口部材35が熱溶着によって接合されている。
インク供給口部材35は、外部からインクパック32内に連通するための供給口37と、一対の位置決め孔38とを有している。インク供給口部材35は、接続部材33に形成された切欠き33aに一部がはめ込まれることにより、カートリッジケース31内での位置が固定されている。接続部材33は、カートリッジケース31内でインクパック32の重みを支える緩衝部材としての役割も有している。また、接続部材33の+X方向端部には、開口部33bが形成されている。この開口部33bは、カートリッジケース31の開封部31pを引き剥がした後の側面31aの開口部(図3参照)につながっている。従って、インク供給口部材35の供給口37は、接続部材33の開口部33bとカートリッジケース31の側面31aの開口部を介して外部に開放されることになる。
図5は、ホルダー50の構成を説明するための斜視図である。図5に示すように、ホルダー50は、側壁50a及び側壁50b(Y軸方向両側)と、背壁50c(+X方向側)と、底壁50d(−Z方向側)と、3つの仕切り壁50eとにより、4つのサブホルダー51の領域を設けている。各サブホルダー51には、インクタンクカートリッジ30が設置された各カートリッジ収容ケース40が装着される。
各サブホルダー51には、背壁50cに接して底壁50dから+Z方向側又は−X方向側に突出する突起部55が設けられている。この突起部55の正面方向側(−X方向側)の面には、正面方向側に突出するインク供給管56と、一対の位置決めロッド57とが設けられている。インク供給管56及び位置決めロッド57の位置は、突起部55の上方向側(Z方向側)の面の位置よりも下にある。また、インク供給管56にはサブタンクユニット17から連通する対応するチューブ21が接続されている。ユーザーが、インクタンクカートリッジ30が設置されたカートリッジ収容ケース40を横方向にスライドさせてサブホルダー51に装着するときに、インク供給管56が、インクタンクカートリッジ30に備えたインク供給口部材35の供給口37に挿入されて、インクパック32内のインクがチューブ21を介してサブタンクユニット17へ供給される。一対の位置決めロッド57は、インク供給口部材35の位置決め孔38に挿入されることにより、カートリッジ収容ケース40の装着位置を固定する。
各サブホルダー51におけるY軸方向両側の内壁面(側壁50a,50bの面及び仕切り壁50eの面)には、X軸方向に沿ってガイド溝となる凹部58が形成されている。図6は、サブホルダー51にカートリッジ収容ケース40が装着されている様子を示す斜視図である。なお、図6では、カートリッジ収容ケース40に設置されるインクタンクカートリッジ30を省略している。カートリッジ収容ケース40の外壁面(側壁40a,40bの面)には、各サブホルダー51の凹部58と対応する位置に、X軸方向に沿って凸部42が形成されている。ユーザーがカートリッジ収容ケース40をサブホルダー51に装着する際には、カートリッジ収容ケース40の凸部42がサブホルダー51の凹部58に嵌入されて、続けて凸部42が凹部58に位置を規制されながらサブホルダー51の奥(+X方向側)まで装着される。
ここで、ユーザーが、誤ってカートリッジ収容ケース40を横方向ではなくサブホルダー51の上から縦方向(−Z方向)にサブホルダー51に装着しようとした場合は、次のようになる。カートリッジ収容ケース40の凸部42がサブホルダー51のY軸方向両側の壁(側壁50a,50b及び仕切り壁50e)の上面に当接し、ユーザーは、カートリッジ収容ケース40を当接箇所より下側(−Z方向側)に移動させることができない。また、仮に当接箇所より下側(−Z方向側)に移動させることができたとしても、カートリッジ収容ケース40の底面がサブホルダー51に設けられた突起部55の上面に当接することになり、ユーザーは、カートリッジ収容ケース40を当接箇所より下側に移動させることができない。これにより、ユーザーがサブホルダー51に対してカートリッジ収容ケース40の装着方向を誤った場合に、カートリッジ収容ケース40がサブホルダー51のインク供給管56に接触して、インク供給管56が破損してしまうのを防止することができる。
なお、各サブホルダー51の内壁面に凹部58に替えて凸部を形成し、カートリッジ収容ケース40の外壁面に凸部42に替えて凹部を形成するようにしても良い。この場合、カートリッジ収容ケース40を縦方向にサブホルダー51に装着しようとした場合、カートリッジ収容ケース40の底部がサブホルダー51の凸部に当接し、ユーザーは、カートリッジ収容ケース40を当接箇所より下側に移動させることができない。
図7は、インクタンクカートリッジ30のインク供給口部材35に、ホルダー50のインク供給管56が挿入されている様子を示す説明図である。図7では、説明を容易にするために、説明に必要な部材を中心に記載している。ユーザーが、インクタンクカートリッジ30が設置されたカートリッジ収容ケース40をホルダー50に完全に装着した場合、図7に示すように、ホルダー50のインク供給管56が、インクパック32に接合されたインク供給口部材35の供給口37からインク供給口管36へと挿入された状態になる。L字状のインク供給口管36のZ軸方向に延びる管内には、逆止弁(図示略)が設けられている。インクパック32内のインクがインク供給口管36とチューブ21を介してサブタンクユニット17へ流動するときには、逆止弁は開弁することになる。一方、インクがサブタンクユニット17へ流動しないときには、逆止弁が閉弁して、外部からの空気がインクパック32内に入るのを抑制している。
上述した実施形態では、ユーザーは、インクタンクカートリッジ30を縦方向に移動させてカートリッジ収容ケース40に設置した後、カートリッジ収容ケース40を横方向に移動させてホルダー50に装着する。このとき、インク供給口管36の形状がL字状であることから、インク供給管56をインク供給口管36に横方向に挿入することができ、インクパック32内のインクをインク供給管56を介してプリンター1側へ供給することができる。
また、インクタンクカートリッジを縦方向に移動させてホルダーのインク供給管をインク供給口管に挿入する従来の構成と比べた場合、カートリッジ収容ケース40を横方向に移動させてホルダー50に装着する本実施形態の構成では、インク供給管56をインク供給口管36に容易に且つ確実に挿入することができる。また、インクタンクカートリッジを縦方向に移動させてインク供給管をインク供給口管に挿入するときのインク供給管の破損も回避することができる。更に、ユーザーが、印刷中にインクタンクカートリッジをホルダーから持ち上げてインク供給口管をインク供給管から引き抜いてしまい、インク供給管からプリンター側に気泡が侵入してしまうトラブルも防止することができる。更に、インクの容量が増大した場合であっても、ユーザーがインクタンクカートリッジを鉛直上方に持ち上げる必要がない。
(変形例1)
上述した実施形態では、インクタンクカートリッジ30にL字状のインク供給口管36を備えているが、インク供給口管36の形状はL字状に限られない。カートリッジ収容ケース40を横方向に移動させてホルダー50のインク供給管56をインク供給口管36に挿入することが可能であり、インクタンクカートリッジ30内のインクをプリンター1側へ供給することが可能であれば、インク供給口管36はいかなる形状であっても良い。
(変形例2)
上述した実施形態では、ユーザーが、インクタンクカートリッジ30を手に持って縦方向に移動させてカートリッジ収容ケース40に設置した後、カートリッジ収容ケース40を手に持って横方向に移動させてホルダー50に装着している。しかし、これらの動作をユーザーが手動で行うのではなく、これらの動作の全て又は一部を例えば機械装置等によって自動的に行う構成としても良い。
(変形例3)
上述した実施形態では、印刷ヘッドがキャリッジと共に移動するシリアル走査タイプのプリンターに適用する例について説明したが、プリンターは、ヘッドが固定された、いわゆるラインプリンターであっても良い。また、プリンターは、スキャナー装置やコピー装置のような、複合的な機器の一部であっても良い。
(変形例4)
上述した実施形態では、インクを噴射するプリンターに適用する例について説明したが、インク以外の他の液体を噴射する印刷装置に用いても良い。また、本発明は、微小量の液滴を噴射させる液体噴射ヘッド等を備える各種の印刷装置に流用可能である。「液滴」とは、印刷装置から噴射される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、印刷装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上述した実施形態で説明したようなインクや、液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。印刷装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解の形で含む液体を噴射する印刷装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する印刷装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する印刷装置であっても良い。更に、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する印刷装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する印刷装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する印刷装置を採用しても良い。
1…プリンター、10…プリンター本体、11…プリンターケース、12…用紙給紙部、13…用紙排出部、14…キャリッジ、15…キャリッジ移動機構、16…開閉蓋、17…サブタンクユニット、20…外部タンクユニット、21…チューブ(供給流路)、30…インクタンクカートリッジ、31…カートリッジケース、31a…カートリッジケース側面、31b…カートリッジケース底面、31p…カートリッジケース開封部、32…インクパック、32a…段ボール、33…接続部材、33a…接続部材切欠き、33b…接続部材開口部、35…インク供給口部材、36…インク供給口管、37…供給口、38…位置決め孔、40…カートリッジ収容ケース、40a,40b…カートリッジ収容ケース側壁、41…取っ手部分、42…カートリッジ収容ケース凸部、50…ホルダー、50a,50b…ホルダー側壁、50c…ホルダー背壁、50d…ホルダー底壁、50e…ホルダー仕切り壁、51…サブホルダー、55…ホルダー突起部、56…インク供給管、57…位置決めロッド、58…ホルダー凹部、80…脚部、81…支柱、82…キャスター、83…キャスター支持部、91…カッター、92…巻取り装置。

Claims (8)

  1. プリンター外部から前記プリンターへインクを供給するインク供給システムであって、
    供給口部材を有するインク容器と、
    前記供給口部材に接続される供給管と、
    前記供給管に接続され、前記インク容器内のインクを前記プリンター側へ供給する供給流路と、を備え、
    前記供給口部材は、重力方向と交差する方向に前記供給管に接続される、インク供給システム。
  2. 請求項1に記載のインク供給システムであって、
    さらに、把持部が形成された収容部を備え、
    前記インク容器は前記収容部に重力方向に設置される、インク供給システム。
  3. 請求項2に記載のインク供給システムであって、
    さらに、ホルダーを備え、
    前記ホルダーは前記供給管を有し、
    前記収容部は前記ホルダーに対し、重力方向と交差する方向に装着される、インク供給システム。
  4. 請求項3に記載のインク供給システムであって、
    前記ホルダーは、前記ホルダーの底部から重力方向に突出する突起を有し、
    前記突起は前記供給管よりも重力方向上方に設けられている、インク供給システム。
  5. 請求項3又は4に記載のインク供給システムであって、
    前記収容部の重力方向に沿う側面には、前記ホルダーの重力方向に沿う側面に設けられた凹部又は凸部に対応する凸部又は凹部が設けられている、インク供給システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインク供給システムであって、
    前記供給口部材は、弁を有し、
    前記弁は、前記供給口部材のうち重力方向に沿った部分の一部に設けられている、インク供給システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のインク供給システムであって、
    さらに、前記供給口部材の一部と接続される接続部材を有する、インク供給システム。
  8. プリンター外部に設置され、前記プリンターの有する供給管を介して前記プリンターにインクを供給するインク容器であって、
    前記供給管に接続される供給口部材を有し、
    前記供給口部材は、重力方向と交差する方向に前記供給管に接続される、インク容器。
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