JP2008245960A - 吸収性物品の製造方法および吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品の製造方法および吸収性物品 Download PDF

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Abstract

【課題】側壁部の前方部または後方部における高さが中間部における高さよりも高い吸収性物品を容易に形成する。
【解決手段】吸収性物品1が製造される際には、バックシート23のほぼ全面にホットメルト接着剤41を塗布し、前方部201および後方部203における幅が中間部202における幅よりも大きい砂時計型のトップシート21をホットメルト接着剤を介してバックシート23に接着するとともに、トップシート21のサイドエッジ211の外側において、一対のサイドシート31をホットメルト接着剤を介してバックシート23に接着することにより、付け根部がトップシート21のサイドエッジ211に沿う一対の側壁部3が形成される。これにより、側壁部3の前方部201および後方部203における高さが中間部202における高さよりも高い吸収性物品1を容易に形成することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品およびその製造方法に関する。
従来より、使い捨ておむつ等の吸収性物品では、吸収コアの両側に尿等の漏出を防止する側壁部が設けられている。例えば、特許文献1では、ベルトタイプの使い捨ておむつが開示されており、当該使い捨ておむつでは、吸収コアの着用者側を覆う表面シートに一対の防漏壁が接合されている。特許文献1の使い捨ておむつでは、表面シート上に位置する一対の防漏壁の固定端間の距離を股下部で狭くすることにより、使い捨ておむつの装着性の向上が図られており、また、固定端間の距離を腹側部および背側部で広くすることにより、防漏壁の高さを高くするとともに吸収スペースを確保して吸収性能および漏れ防止性能の向上が図られている。
また、従来より、使い捨ておむつの使用に際し、着用者側に安価な補助吸収具(いわゆる、尿パッド等)を取り付けて着用し、少量の排尿時には補助吸収具のみを交換することが行われている。特許文献2の使い捨ておむつでは、吸収体(吸収コア)の着用者側を覆う肌面側シートに接合されたサイドシートの非接合部により一対の立ち上がりギャザーが形成されており、補助吸収具が取り付けられる際には、補助吸収具の幅方向の両側の部位が、肌面側シートと立ち上がりギャザーとの間のポケットに挿入される。特許文献2の使い捨ておむつでは、当該ポケットの形状を、中央部における幅が前後端部における幅よりも狭い砂時計型とすることにより、同じく砂時計型の補助吸収具を取り付けた際の補助吸収具の位置ずれが防止される。
一方、特許文献3および特許文献4の使い捨ておむつでは、吸収コアの着用者側を覆う中央部シートの側縁よりも外側において、非接合部が側壁部となる側部シートを中央部シートと重ね合わせることなく裏面シートに接合することにより、排泄物の水分が中央部シートを伝わって使い捨ておむつの側部(すなわち、側部シートおよび裏面シートにより形成された脚周りフラップ)へと拡散することを防止する技術が開示されている。
特開2006−51269号公報 国際公開第01/39714号パンフレット 特開平8−289902号公報 特開2002−253604号公報
ところで、特許文献3および特許文献4の使い捨ておむつでは、一対の側壁部の基部(固定端)間の距離が長手方向において一定であるため、このような使い捨ておむつに補助吸収具を取り付けようとすると、補助吸収具の角部が側壁部に引っかかって縒れたり折れ曲がってしまう恐れがある。また、特許文献1および特許文献2の使い捨ておむつでは、一対の防漏壁の固定端間の距離を長手方向において変更するために、表面シート上に防漏壁を接着するための接着剤を塗布する際に、塗布位置を長手方向において変更しつつ塗布する必要がある。このため、使い捨ておむつの製造工程が複雑化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、側壁部の前方部または後方部における高さが中間部における高さよりも高い吸収性物品を容易に形成することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品の製造方法であって、a)バックシートの一方の面に接着剤を塗布する工程と、b)前記バックシートに前記接着剤を介して吸収コアを接着する工程と、c)着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部の少なくとも一方の部位における幅が、前記前方部および前記後方部の間の中間部における幅よりも大きいトップシートにより前記吸収コアを覆い、前記トップシートを前記吸収コアの周りにおいて前記接着剤を介して前記バックシートに接着する工程と、d)前記前方部、前記中間部および前記後方部が並ぶ長手方向における前記トップシートのほぼ全長に亘って前記トップシートの前記長手方向に垂直な幅方向の両側に配置されるとともに内縁部に収縮性を有する弾性部材が接合された一対のサイドシートを、前記トップシートの前記幅方向のエッジに沿って前記エッジの外側において前記接着剤を介して前記長手方向のほぼ全長に亘って前記バックシートに接着する工程と、e)前記一対のサイドシートを前記長手方向の両端部において前記トップシートに接合する工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、前記e)工程が、前記c)工程および前記d)工程よりも前に行われ、前記c)工程および前記d)工程が同時に行われる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の吸収性物品の製造方法であって、前記トップシートの前記前方部および前記後方部におけるそれぞれの幅が前記中間部における幅よりも大きい。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法であって、前記a)工程において、前記接着剤が非接触塗布により前記バックシートに塗布される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の吸収性物品の製造方法であって、前記a)工程において、前記接着剤がスパイラル塗工またはスプレー塗工により前記バックシートに塗布される。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法であって、前記a)工程において、前記接着剤が接触塗布により前記バックシートに均一に塗布される。
請求項7に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、吸収コアと、前記吸収コアの着用者側を覆い、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部の少なくとも一方の部位における幅が、前記前方部および前記後方部の間の中間部における幅よりも大きいトップシートと、前記吸収コアの前記着用者側とは反対側を覆うバックシートと、前記前方部、前記中間部および前記後方部が並ぶ長手方向における前記トップシートのほぼ全長に亘って前記トップシートの前記長手方向に垂直な幅方向の両側に配置される一対のサイドシートとを備え、前記トップシートが、前記吸収コアの周りにおいて接着剤を介して前記バックシートに接着され、前記一対のサイドシートが、前記トップシートの前記幅方向のエッジに沿って前記エッジの外側において接着剤を介して前記長手方向のほぼ全長に亘って前記バックシートに接着されるとともに前記長手方向の両端部において前記トップシートに接合され、前記一対のサイドシートのそれぞれにおいて前記幅方向の内縁部に接合された前記長手方向に伸びる弾性部材が収縮することにより、前記一対のサイドシートの前記トップシートの前記エッジよりも内側の部位が、前記トップシートの前記エッジに沿う付け根部から前記着用者側に向かって立ち上がる一対の側壁部となる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の吸収性物品であって、前記トップシートの前記前方部および前記後方部の前記少なくとも一方の部位における前記幅方向の両側のエッジが、前記幅方向の外側に凸状とされる。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の吸収性物品であって、前記トップシートの前記前方部および前記後方部のそれぞれにおける幅が前記中間部の幅よりも大きい。
請求項10に記載の発明は、請求項7ないし9のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記バックシート上の接着剤が非接触塗布により塗布されたものである。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の吸収性物品であって、前記バックシート上の前記接着剤がスパイラル塗工またはスプレー塗工により塗布されたものである。
請求項12に記載の発明は、請求項7ないし9のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記バックシート上の前記接着剤が接触塗布により均一に塗布されている。
請求項13に記載の発明は、請求項7ないし12のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記中間部よりも幅が大きい前記前方部および前記後方部の前記少なくとも一方の部位において、前記一対の側壁部と前記トップシートとの間の領域が、シート状の補助吸収具の前記幅方向の両側の部位を前記一対の側壁部の前記付け根部に近接するまで挿入して保持するために利用される。
請求項1ないし6の発明では、前方部または後方部におけるサイドシートの高さが中間部よりも高い吸収性物品を容易に形成することができる。請求項2の発明では、吸収性物品の製造をより容易とすることができる。請求項3の発明では、前方部および後方部におけるサイドシートの高さが中間部よりも高い吸収性物品を容易に形成することができる。
請求項7ないし13の発明では、吸収性物品の前方部または後方部における防漏性を向上することができる。請求項9の発明では、吸収性物品の前方部および後方部における防漏性を向上することができる。請求項13の発明では、補助吸収具を容易に装着することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る吸収性物品1の外観を示す図である。着用者からの排泄物を受ける吸収性物品1は、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを腰回りで止着して着用するオープンタイプの使い捨ておむつである。
図2は、吸収性物品1の広げた状態を示す平面図である。吸収性物品1の図2中における上側の部位201および下側の部位203はそれぞれ、着用者の腹側および背側の肌に接する部位であり、以下の説明では、「前方部201」および「後方部203」と呼ぶ。また、前方部201と後方部203との間において前方部201および後方部203から連続するとともに着用者の股間部に対向する部位202を「中間部202」と呼ぶ。また、前方部201、中間部202および後方部203が並ぶ図2中の上下方向を「長手方向」といい、長手方向に垂直な図2中の左右方向を「幅方向」という。吸収性物品1では、前方部201および後方部203の幅が、中間部202の幅よりも大きくされる。
図3は、図2に示す吸収性物品1を中間部202におけるA−Aの位置にて長手方向に垂直に切断した断面図である。また、図4および図5はそれぞれ、図2に示す吸収性物品1を前方部201におけるB−BおよびC−Cの位置にて長手方向に垂直に切断した断面図である。吸収性物品1では、後方部203における断面も、図4および図5に示す断面と同様の構造を有する。図3ないし図5では、図示の都合上、ホットメルト接着剤41,42と他の構成とを離間させて描いている。
図2ないし図5に示すように、吸収性物品1は、図2中においてその輪郭を太い破線にて示す略シート状の吸収体である吸収コア22、吸収コア22の着用者側の主面を覆うトップシート21、吸収コア22のもう一方の主面(すなわち、着用者側とは反対側の主面)を覆うバックシート23、および、長手方向におけるトップシート21のほぼ全長に亘ってトップシート21の幅方向の両側に配置される一対のサイドシート31を備える。図2中では、トップシート21の幅方向の両側のエッジ211(以下、「サイドエッジ211」という。)を太い破線にて示す。
図3ないし図5に示すように、吸収コア22は、バックシート23の着用者側の面にほぼ全面に亘って塗布されたホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着されており、トップシート21は、吸収コア22の周りにおいて上記ホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着されている。
図2に示す吸収性物品1では、吸収コア22は、前方部201および後方部203における幅が中間部202における幅よりも大きい砂時計型とされ、トップシート21も同様に、前方部201および後方部203のそれぞれにおける幅が中間部202における幅よりも大きい砂時計型とされる。前方部201および後方部203におけるトップシート21の幅は、好ましくは、中間部202におけるトップシート21の幅の105%以上170%以下(より好ましくは、110%以上160%以下)とされる。
図6は、吸収性物品1における一対のサイドシート31と他の構成との接合部を示す図である。図6では、サイドシート31の接合部311,312に平行斜線を付して示す。図3ないし図6に示すように、一対のサイドシート31は、トップシート21の幅方向の両側において、トップシート21のサイドエッジ211に沿うサイドエッジ211の外側の接合部311にて、バックシート23上に塗布された上記ホットメルト接着剤41(図3ないし図5のみに示す。)を介してバックシート23のトップシート21から露出する部位に接着される。各サイドシート31の接合部311の幅方向の内側のエッジは、トップシート21のサイドエッジ211と重なっている。換言すれば、接合部311と後述する非接合部313との境界は、トップシート21のサイドエッジ211により規定されている。
また、一対のサイドシート31は、図5および図6に示すように、長手方向の両端部(長手方向の両側のエッジ近傍の部位)の接合部312において、ホットメルト接着剤42(図5のみに示す。)を介してトップシート21の着用者側の面に接合される。換言すれば、一対のサイドシート31は、長手方向のほぼ全長に亘ってバックシート23に接着されるとともに長手方向の両端部においてのみトップシート21に接着される。なお、サイドシート31では、長手方向の各端部においてホットメルト接着剤42が2つの接合部312に付与されているが、外側の接合部312に対するホットメルト接着剤42の付与は省略されてもよく、また、2つの接合部312の間にもホットメルト接着剤42が付与されてもよい。吸収性物品1の接合部312では、サイドシート31とトップシート21とが、熱圧着や超音波接合等により接合されてもよい。
図3、図4および図6に示すように、各サイドシート31では、長手方向の両端部の接合部312間の部位313が、トップシート21(および他の構成)とは非接合とされており、当該部位313(以下、「非接合部313」という。)の幅方向の内縁部には、長手方向に伸びる2本の弾性部材32が接合されている。弾性部材32は、図6に示すように、吸収性物品1が広げられた状態では伸張状態となっており、弾性部材32が収縮することにより、サイドシート31の非接合部313(すなわち、サイドシート31におけるトップシート21のサイドエッジ211よりも内側の部位)が、図3および図4に示すように、トップシート21のサイドエッジ211に沿う付け根部314(すなわち、非接合部313と接合部311との境界)から着用者側に向かって立ち上がり、着用者の脚の付け根近傍に当接する側壁部3(いわゆる、立体ギャザー)となる。
吸収性物品1では、図3および図4に示すように、一対の側壁部3のそれぞれにおいて、付け根部314がトップシート21のサイドエッジ211により規定されており、図3ないし図6に示すように、中間部202におけるトップシート21の幅は、前方部201および後方部203におけるトップシート21の幅よりも小さい。このため、図3および図4に示すように、前方部201および後方部203における側壁部3の高さ(すなわち、側壁部3の付け根部314から内側のエッジまでの間の幅方向の距離)は、中間部202における側壁部3の高さよりも高くなる。
トップシート21は透液性の材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21として利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシート21として、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)にて形成された透液性の不織布が利用されてもよく、また、開孔を有するプラスチックフィルムが利用されてもよい。
吸収コア22は、親水性繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維)に粒状の吸水性ポリマー(例えば、SAP(Super Absorbent Polymer))を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等の被覆シートにより包み込んで形成され、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包む被覆シートは、親水性繊維および吸水性ポリマーとホットメルト接着剤により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性ポリマーの脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。
バックシート23は、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムの外側(すなわち、吸収コア22とは反対側)に不織布が積層された積層シートであり、トップシート21を透過した水分、および、吸収コア22に一旦吸収された水分が、バックシート23の外側にしみ出すことを防止する。着用者の快適性の観点からは、プラスチックフィルムとして通気性を有するものが利用されることが好ましい。バックシート23に利用される不織布は、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布であり、必要に応じて撥水処理が施されてもよい。なお、バックシート23としては、撥水性または不透液性の不織布やプラスチックフィルムが単体にて利用されてもよい。
サイドシート31は、撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布)やプラスチックフィルム、あるいは、これらの複合材料により形成される。吸収性物品1の快適性向上の観点からは、側壁部3を形成するサイドシート31は、通気性を有することが好ましい。弾性部材32としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が用いられる。
次に、吸収性物品1の製造方法について説明する。図7は、吸収性物品1の製造の流れを示す図である。実際の吸収性物品1の製造では、バックシート23となるシート部材が長手方向に連続した長尺のシート部材上に、複数の吸収コア22が等間隔にて接着され、さらに、トップシート21となる長尺のシート部材、および、サイドシート31となる長尺のシート部材が接着された後に、隣接する吸収コア22の間でこれらのシート部材が切断されて複数の吸収性物品1が製造されるが、以下では、説明の簡略化のために、1つの吸収性物品1のみに注目して製造の流れを説明する。
吸収性物品1が製造される際には、まず、吸収性物品1のバックシート23の一方の面(すなわち、吸収性物品1における着用者側の面)に、ホットメルト接着剤41が非接触塗布によりほぼ全面に亘って塗布される(ステップS11)。本実施の形態では、ホットメルト接着剤41はスパイラル塗工によりバックシート23に塗布される。続いて、他の工程により形成された吸収コア22がバックシート23上にホットメルト接着剤41を介して接着される(ステップS12)。このとき、バックシート23上では、ホットメルト接着剤41が塗布された領域が吸収コア22の周囲に露出している。
吸収コア22が接着されると、各サイドシート31の長手方向の両端部において、接合部312にホットメルト接着剤42が塗布される。各サイドシート31の内縁部には、予め弾性部材32が接合されている。そして、一対のサイドシート31が、前方部201および後方部203における幅が中間部202における幅よりも大きいトップシート21の幅方向の両側に配置され、ホットメルト接着剤42を介してトップシート21の一方の面(すなわち、吸収性物品1における着用者側の面)に接着される(ステップS13)。なお、ホットメルト接着剤42は、トップシート21の接合部312に対応する部位に塗布されてもよい。
次に、トップシート21により吸収コア22を覆いつつトップシート21および一対のサイドシート31がバックシート23上に重ねられ、吸収コア22の周りにおいてトップシート21がホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着される。また、トップシート21とバックシート23との接着と同時に、トップシート21のサイドエッジ211の外側において、サイドシート31がホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着されることにより吸収性物品1が製造される(ステップS14)。
吸収性物品1が使用される際には、補助吸収具である吸収パッド等をトップシート21側に取り付けた上で装着し、少量の排尿時には補助吸収具のみを交換することが行われている。図8は、シート状の補助吸収具である吸収パッド5が取り付けられた吸収性物品1の平面図である。図8に示すように、吸収パッド5は、吸収性物品1の長手方向において前方部201、中間部202および後方部203に亘って配置される。本実施の形態では、吸収パッド5は、吸収性物品1の前方部201および後方部203に対向する部位501,503(以下、「パッド前方部501」および「パッド後方部503」という。)の幅が中間部202に対向する部位502(以下、「パッド中間部502」という。)の幅よりも大きい砂時計型とされる。
パッド前方部501およびパッド後方部503の幅は、吸収性物品1の中間部202における一対の側壁部3の付け根部314間の距離よりも大きく、吸収性物品1の前方部201および後方部203における一対の側壁部3の付け根部314間の距離よりも小さい。また、パッド中間部502の幅は、吸収性物品1の中間部202における一対の側壁部3の付け根部314間の距離よりも小さい。
吸収パッド5は、幅方向の両側の部位を、吸収性物品1のトップシート21と一対の側壁部3との間に配置して取り付けられ、パッド前方部501およびパッド後方部503(すなわち、吸収パッド5の長手方向の両側)における幅方向の両側の部位が、吸収性物品1の前方部201および後方部203において一対の側壁部3の付け根部314に近接する。換言すれば、吸収性物品1の前方部201および後方部203では、一対の側壁部3とトップシート21との間の領域が、吸収パッド5のパッド前方部501およびパッド後方部503の幅方向の両側の部位を一対の側壁部3の付け根部314に近接するまで挿入して保持するために利用される。
以上に説明したように、吸収性物品1では、トップシート21の前方部201および後方部203における幅が中間部202における幅よりも大きくされ、付け根部314がトップシート21のサイドエッジ211に沿う(すなわち、サイドエッジ211により規定される)一対の側壁部3が設けられる。これにより、吸収性物品1の前方部201および後方部203において、親水性であるトップシート21の面積を大きくすることができ、また、側壁部3の前方部201および後方部203における高さを中間部202における高さよりも高くしてトップシート21と側壁部3との間に形成される空間を大きくすることができる。その結果、吸収性物品1の前方部201および後方部203における防漏性を向上することができる。
また、吸収性物品1では、前方部201および後方部203におけるトップシート21と側壁部3との間の空間が大きいため、吸収パッド5の吸収性物品1に対する取り付けの際に、吸収パッド5のパッド前方部501およびパッド後方部503における幅方向の両側の部位(特に、角部)が、側壁部3との接触により縒れたり折れ曲がることを抑制することができ、吸収パッド5を容易に取り付けることができる。
さらには、吸収パッド5のパッド前方部501およびパッド後方部503の幅が、吸収性物品1の中間部202における一対の側壁部3の付け根部314間の距離よりも大きく、かつ、吸収性物品1の前方部201および後方部203において側壁部3の付け根部314に近接して配置されることにより、吸収性物品1に取り付けられた吸収パッド5のズレを防止することができる。その結果、着用者からの排泄物を吸収パッド5により確実に受けることができ、排泄物の漏れを防止することができる。
上述のように、吸収性物品1の製造では、バックシート23のほぼ全面にホットメルト接着剤41を塗布し、砂時計型のトップシート21をホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着するとともに、トップシート21のサイドエッジ211の外側において、一対のサイドシート31をホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着することにより、付け根部314がトップシート21のサイドエッジ211に沿う一対の側壁部3が形成される。これにより、側壁部3の前方部201および後方部203における高さが中間部202における高さよりも高い吸収性物品1を容易に形成することができる。また、トップシート21の形状を変更することにより、様々な形状の側壁部3を、ホットメルト接着剤の塗布領域を変更することなく容易に形成することができる。
吸収性物品1の製造では、トップシート21およびサイドシート31のバックシート23に対する接着よりも前に、サイドシート31の一部(すなわち、図6に示す接合部312)がトップシート21に接着され、その後、トップシート21のバックシート23に対する接着、および、サイドシート31のバックシート23に対する接着が同時に行われる。これにより、吸収性物品1の製造工程における接着工程の回数を減らすことができ、吸収性物品1の製造工程を簡素化することができる。また、サイドシートが全長に亘って接合されたトップシートをバックシートに接着するタイプの従来の吸収性物品の製造ラインを大幅に変更することなく、当該製造ラインを利用して吸収性物品1の製造を容易に行うことができるため、吸収性物品1の製造に要するコストを低減することができる。
吸収性物品1の製造では、バックシート23へのホットメルト接着剤41の塗布が非接触塗布により行われることにより、バックシート23に当接するスリットコータ等による接触塗布に比べて、ホットメルト接着剤41の塗布時におけるバックシート23に対する熱の影響を抑制することができる。さらには、ホットメルト接着剤41がスパイラル塗工により塗布されることにより、吸収性物品1の通気性を向上することができ、着用時における蒸れを防止して快適性を向上することができる。バックシート23に対するホットメルト接着剤41の塗布は、スプレー塗工により行われてもよい。この場合であっても、スパイラル塗工と同様に、吸収性物品1の通気性を向上することができる。
吸収性物品1では、通気性が十分に確保される場合等、必要に応じて、バックシート23に当接するスリットコータによる接触塗布により、バックシート23の着用者側の面の全面に亘って均一かつ面状にホットメルト接着剤41が連続的に塗布されてもよい。これにより、非接触塗布に比べてバックシート23とトップシート21、吸収コア22およびサイドシート31との接合強度を向上することができる。なお、ホットメルト接着剤41は、吸収性物品1の各部位において必要とされる接合強度や通気性を考慮して、バックシート23の着用者側の面の一部(例えば、サイドシート31との接合部)には接触塗布により塗布され、当該面の残りの部分(すなわち、吸収コア22およびトップシート21との接合部)には非接触塗布により塗布されてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る吸収性物品について説明する。図9は、第2の実施の形態に係る吸収性物品1aの平面図であり、図6と同様に、サイドシート31の他の構成との接合部に平行斜線を付す。また、図10および図11はそれぞれ、図9に示す吸収性物品1aを中間部202および前方部201におけるD−DおよびE−Eの位置にて長手方向に垂直に切断した断面図である。吸収性物品1aでは、後方部203における断面も、図11に示す断面と同様の構造を有する。
図9ないし図11に示すように、吸収性物品1aでは、バックシート23の着用者側の面の全面に亘ってホットメルト接着剤41が長手方向に伸びるストライプ状に塗布される。バックシート23へのホットメルト接着剤41の塗布は、スパイラル塗工等の非接触塗布により行われてもよく、スリットコータ等を利用した接触塗布により行われてもよい。その他の構成は、図1ないし図6に示す吸収性物品1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。また、第2の実施の形態に係る吸収性物品1aの製造方法も、第1の実施の形態(図7参照)と同様である。
図9ないし図11に示すように、吸収性物品1aでも、第1の実施の形態と同様に、一対のサイドシート31が、砂時計型のトップシート21のサイドエッジ211の外側においてバックシート23にホットメルト接着剤41を介して接着される。これにより、図10および図11に示すように、付け根部314がトップシート21のサイドエッジ211に沿う(すなわち、サイドエッジ211により規定される)一対の側壁部3が形成される。なお、図11に示すように、吸収性物品1aの前方部201(および後方部203)では、側壁部3の付け根部314は、ストライプ状のホットメルト接着剤41のピッチと等しい距離だけ、トップシート21のサイドエッジ211から離間しているが、当該離間距離はサイドシート31の幅に比べて小さいため、側壁部3の付け根部314はトップシート21のサイドエッジ211により実質的に規定されてサイドエッジ211に沿っている。
このように、吸収性物品1aでも、第1の実施の形態と同様に、前方部201および後方部203において、親水性であるトップシート21の面積を大きくすることができ、また、側壁部3の前方部201および後方部203における高さを中間部202における高さよりも高くしてトップシート21と側壁部3との間に形成される空間を大きくすることができる。その結果、吸収性物品1aの前方部201および後方部203における防漏性を向上することができる。また、吸収性物品1aに対する吸収パッド5(図8参照)の取り付けを容易とすることができるとともに吸収性物品1aに取り付けられた吸収パッド5のズレを防止することができる。
吸収性物品1aの製造では、バックシート23のほぼ全面にホットメルト接着剤41をストライプ状に塗布し、第1の実施の形態と同様に、砂時計型のトップシート21をホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着するとともに、トップシート21のサイドエッジ211の外側において、一対のサイドシート31をホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着することにより、付け根部314がトップシート21のサイドエッジ211に沿う一対の側壁部3が形成される。
これにより、側壁部3の前方部201および後方部203における高さが中間部202における高さよりも高い吸収性物品1を容易に形成することができる。また、吸収性物品1aの製造では、サイドシート31の一部がトップシート21に接着された後、トップシート21のバックシート23に対する接着、および、サイドシート31のバックシート23に対する接着が同時に行われることにより、吸収性物品1aの製造工程を簡素化することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る吸収性物品について説明する。図12は、第3の実施の形態に係る吸収性物品1bの平面図であり、図6と同様に、サイドシート31の他の構成との接合部に平行斜線を付す。図12に示すように、吸収性物品1bでは、トップシート21の前方部201および後方部203における両側のサイドエッジ211が、幅方向の外側に凸状とされる。その他の構成は、図1ないし図6に示す吸収性物品1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。また、第3の実施の形態に係る吸収性物品1bの製造方法も、第1の実施の形態(図7参照)と同様である。
第3の実施の形態に係る吸収性物品1bでは、第1の実施の形態と同様に、前方部201および後方部203における防漏性を向上することができる。また、吸収性物品1bに対する吸収パッド5(図8参照)の取り付けを容易とすることができるとともに吸収性物品1bに取り付けられた吸収パッド5のズレを防止することができる。
吸収性物品1bでは、特に、トップシート21の前方部201および後方部203における両側のサイドエッジ211が、幅方向の外側に凸状とされることにより、側壁部3の付け根部314(図4参照)も、前方部201および後方部203において幅方向の外側に凸状とされる。これにより、パッド前方部およびパッド後方部の幅方向のエッジが外側に凸状である吸収パッドであっても、吸収性物品1bに取り付ける際に、パッド前方部およびパッド後方部における幅方向の両側の部位(特に、角部)が、側壁部3との接触により縒れたり折れ曲がることを抑制することができ、吸収パッドを容易に取り付けることができる。また、吸収性物品1bに取り付けられた上記形状の吸収パッドのズレを寄り確実に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態に係る吸収性物品の製造では、砂時計型のトップシート21は、図13.Aに示す幅一定の長尺のシート部材210を、図中の破線にて切断して複数の個片212(すなわち、トップシート21を幅方向の中央にて2つに分割した形状を有する個片)を形成し、図13.Bに示すように、得られた個片212を2枚並べて配置することにより形成されてもよい。この場合、2枚の個片212は、シート部材210の幅方向の両側のエッジであった部位を対向させた上で、当該部位を重ね合わせて接合される。このようにしてトップシート21を形成することにより、幅一定の長尺のシート部材210を無駄なく使用して複数のトップシート21を効率良く形成することができるため、吸収性物品の製造に要するコストを低減することができる。
吸収性物品では、図14に示すように、トップシート21の側部が吸収コア22の測端部を巻き込んでおり、吸収コア22の着用者側とは反対側においてホットメルト接着剤41を介してバックシート23に接着されてもよい。この場合であっても、上述のように、一対のサイドシート31が、砂時計型のトップシート21のサイドエッジ211(すなわち、幅方向におけるトップシート21の最も外側のエッジ)に沿ってバックシート23に接合されることにより、吸収性物品の前方部201および後方部203における側壁部3の高さを高くして防漏性を向上することができ、また、このような吸収性物品を容易に形成することができる。
上記実施の形態に係る吸収性物品では、トップシート21は必ずしも砂時計型とされる必要はなく、トップシート21の前方部201または後方部203の少なくとも一方の部位における幅が、中間部202における幅よりも大きくされていればよい。これにより、吸収性物品の前方部201または後方部203の少なくとも一方の部位における防漏性を向上することができるとともに、上述の製造方法により、当該吸収性物品を容易に形成することができる。
吸収性物品では、例えば、トップシート21の前方部201における幅が中間部202における幅と等しく、後方部203における幅が前方部201および中間部202における幅よりも大きくされてもよい。このように、トップシート21が、後方部203においてのみ幅広となる形状(いわゆる、羽子板型)とされることにより、側壁部3の後方部203における高さを容易に高くすることができ、後方部203における防漏性を向上することができる。また、パッド後方部503がパッド前方部501およびパッド中間部502よりも幅広となる羽子板型の吸収パッド5を容易に取り付けることができるとともに、吸収パッド5のズレを防止することができる。
上記実施の形態に係る吸収性物品の製造では、サイドシート31のトップシート21への接着(ステップS13)は、バックシート23へのホットメルト接着剤41の塗布、および、吸収コア22のバックシート23への接着(ステップS11,S12)よりも前に行われてもよく、ステップS11,S12と並行して行われてもよい。また、サイドシート31がトップシート21に接着されるよりも前に、トップシート21がバックシート23に接着され、その後、サイドシート31が接合部311においてバックシート23に接着され、さらに、接合部312においてトップシート21に接着されてもよい。バックシート23へのホットメルト接着剤41の塗布は、上述の塗布方法には限定されず、例えば、オメガ塗工等の他の非接触塗布により行われてもよい。
上記実施の形態に係る吸収性物品の構造は、オープンタイプの使い捨ておむつのみならず、パンツタイプの使い捨ておむつや使い捨ておむつの内部に取り付けられる吸収パッド等の補助吸収具に適用されてもよい。
第1の実施の形態に係る吸収性物品の外観を示す図である。 吸収性物品の平面図である。 吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の断面図である。 サイドシートの接合部を示す図である。 吸収性物品の製造の流れを示す図である。 吸収パッドが取り付けられた吸収性物品の平面図である。 第2の実施の形態に係る吸収性物品の平面図である。 吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の断面図である。 第3の実施の形態に係る吸収性物品の平面図である。 トップシートの形成の一例を示す図である。 トップシートの形成の一例を示す図である。 吸収性物品の他の例の断面図である。
符号の説明
1,1a,1b 吸収性物品
3 側壁部
5 吸収パッド
21 トップシート
22 吸収コア
23 バックシート
31 サイドシート
32 弾性部材
41 ホットメルト接着剤
201 前方部
202 中間部
203 後方部
211 サイドエッジ
314 付け根部
S11〜S15 ステップ

Claims (13)

  1. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品の製造方法であって、
    a)バックシートの一方の面に接着剤を塗布する工程と、
    b)前記バックシートに前記接着剤を介して吸収コアを接着する工程と、
    c)着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部の少なくとも一方の部位における幅が、前記前方部および前記後方部の間の中間部における幅よりも大きいトップシートにより前記吸収コアを覆い、前記トップシートを前記吸収コアの周りにおいて前記接着剤を介して前記バックシートに接着する工程と、
    d)前記前方部、前記中間部および前記後方部が並ぶ長手方向における前記トップシートのほぼ全長に亘って前記トップシートの前記長手方向に垂直な幅方向の両側に配置されるとともに内縁部に収縮性を有する弾性部材が接合された一対のサイドシートを、前記トップシートの前記幅方向のエッジに沿って前記エッジの外側において前記接着剤を介して前記長手方向のほぼ全長に亘って前記バックシートに接着する工程と、
    e)前記一対のサイドシートを前記長手方向の両端部において前記トップシートに接合する工程と、
    を備えることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記e)工程が、前記c)工程および前記d)工程よりも前に行われ、
    前記c)工程および前記d)工程が同時に行われることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記トップシートの前記前方部および前記後方部におけるそれぞれの幅が前記中間部における幅よりも大きいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記a)工程において、前記接着剤が非接触塗布により前記バックシートに塗布されることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記a)工程において、前記接着剤がスパイラル塗工またはスプレー塗工により前記バックシートに塗布されることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記a)工程において、前記接着剤が接触塗布により前記バックシートに均一に塗布されることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  7. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、
    吸収コアと、
    前記吸収コアの着用者側を覆い、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部の少なくとも一方の部位における幅が、前記前方部および前記後方部の間の中間部における幅よりも大きいトップシートと、
    前記吸収コアの前記着用者側とは反対側を覆うバックシートと、
    前記前方部、前記中間部および前記後方部が並ぶ長手方向における前記トップシートのほぼ全長に亘って前記トップシートの前記長手方向に垂直な幅方向の両側に配置される一対のサイドシートと、
    を備え、
    前記トップシートが、前記吸収コアの周りにおいて接着剤を介して前記バックシートに接着され、
    前記一対のサイドシートが、前記トップシートの前記幅方向のエッジに沿って前記エッジの外側において接着剤を介して前記長手方向のほぼ全長に亘って前記バックシートに接着されるとともに前記長手方向の両端部において前記トップシートに接合され、
    前記一対のサイドシートのそれぞれにおいて前記幅方向の内縁部に接合された前記長手方向に伸びる弾性部材が収縮することにより、前記一対のサイドシートの前記トップシートの前記エッジよりも内側の部位が、前記トップシートの前記エッジに沿う付け根部から前記着用者側に向かって立ち上がる一対の側壁部となることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項7に記載の吸収性物品であって、
    前記トップシートの前記前方部および前記後方部の前記少なくとも一方の部位における前記幅方向の両側のエッジが、前記幅方向の外側に凸状とされることを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項7または8に記載の吸収性物品であって、
    前記トップシートの前記前方部および前記後方部のそれぞれにおける幅が前記中間部の幅よりも大きいことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項7ないし9のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記バックシート上の接着剤が非接触塗布により塗布されたものであることを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項10に記載の吸収性物品であって、
    前記バックシート上の前記接着剤がスパイラル塗工またはスプレー塗工により塗布されたものであることを特徴とする吸収性物品。
  12. 請求項7ないし9のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記バックシート上の前記接着剤が接触塗布により均一に塗布されていることを特徴とする吸収性物品。
  13. 請求項7ないし12のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記中間部よりも幅が大きい前記前方部および前記後方部の前記少なくとも一方の部位において、前記一対の側壁部と前記トップシートとの間の領域が、シート状の補助吸収具の前記幅方向の両側の部位を前記一対の側壁部の前記付け根部に近接するまで挿入して保持するために利用されることを特徴とする吸収性物品。
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