JP2008245226A - サーバ装置、プログラム、及びコンテンツ配信方法 - Google Patents

サーバ装置、プログラム、及びコンテンツ配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホームネットワークにおいて、放送コンテンツのライブ配信を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】サーバ装置において、所定の放送局からの放送を受信する受信手段(S11)と、受信手段からの受信信号を順次所定形式のデータに変換して所定のバッファに順次書き込む書込み手段(S12、WP)と、書込み手段によりバッファに順次書き込まれるデータを順次読み出す読出し手段(RP)と、前記放送局に対応する名称のファイルを作成する作成手段(S13)とを設け、作成手段により作成されたファイルと同じファイル名を指定した配信要求をクライアント装置から受信したとき、バッファに順次書き込まれるデータを順次読み出し、前記指定されたファイル名のファイルのデータとしてクライアント装置に順次送信する送信手段(S14〜S17)とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、クライアント装置に対し、配信要求に応じ、要求されたコンテンツを配信するサーバ装置、該装置としてコンピュータを機能させるプログラム、及び該サーバ装置におけるコンテンツ配信方法に関する。
近年、有線LANや無線LANを使用してホームネットワークを安価に構成することが容易になり、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)や、ネットワーク対応AV機器、ゲーム端末、携帯機器等の非常に多くの製品がホームネットワークに接続され利用されるようになってきている。これに伴い、家電、モバイル端末、PC等の相互接続を容易にするための業界団体であるDLNA(デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス)が結成されるとともに、DLNAにより、機器間が通信する際のUPnPをベースとする手順やユーザインタフェース等を定めたDLNAガイドラインも作成されている(たとえば非特許文献1参照)。DLNAガイドラインでは、コンテンツを提供する機器をサーバと呼び、コンテンツを再生する機器をプレーヤ又はクライアントと呼ぶ。サーバ及びプレーヤはそれぞれ別々の機器の場合もあれば、PC等のように1つの機器がサーバ及びプレーヤの機能を兼ね備える場合もある。
ホームネットワーク上のサーバやプレーヤは、特に1対1の接続を行うものに限定されることはない。複数のサーバやプレーヤがホームネットワーク上において相互接続が可能な状態で存在することも、もちろん想定されている。車載AV機器やポータブルHDDプレーヤのような携帯オーディオ端末の場合においても、このようなホームネットワークへの接続は可能である。このような端末は、ユーザが望むときにホームネットワークに接続して利用することができる。また、ポータブル端末同士で直接コンテンツのやり取りを行うこともできる。
"DLNAオーバビュー・アンド・ビジョン・ホワイトペーパ2006"、[on line]、平成18年、デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス、[平成19年2月22日検索]、インターネット、<URL:http://www.dlna.org/en/industry/about/dlna_white_paper_2006.pdf>
しかしながら、上述従来のDLNAに準拠した機器で構成されるホームネットワークによれば、サーバに蓄積されているコンテンツについては、ストリーミング形式でクライアントに配信するための手順やユーザインタフェースが確立されているものの、受信中の放送をそのまま放送コンテンツとしてライブ配信することは確立されていない。また、DLNAに準拠していない現在あるネットワークプレーヤ(サーバにあるMP3形式などの音楽ファイルを再生する機器)においては受信中の放送をそのまま放送コンテンツとしてライブ配信することはできない。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、ホームネットワークにおいて、放送コンテンツのライブ配信を容易に行うことができるようにすることにある。
この目的を達成するため、第1の発明に係るサーバ装置は、所定の放送局からの放送を受信する受信手段と、前記受信手段からの受信信号を順次所定形式のデータに変換して所定のバッファに順次書き込む書込み手段と、前記書込み手段により前記バッファに順次書き込まれるデータを順次読み出す読出し手段と、前記放送局に対応する名称のファイルを作成する作成手段と、前記作成手段により作成されたファイルと同じファイル名を指定した配信要求をクライアント装置から受信したとき、前記バッファに順次書き込まれるデータを順次読み出し、前記指定されたファイル名のファイルのデータとして前記クライアント装置に順次送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
この構成において、所定の放送局からの放送を受信して得られる受信信号を所定の形式に変換しながらバッファへ順次書き込む動作が開始され、前記放送局に対応する名称のファイルが作成されると、前記放送局による放送コンテンツのライブ配信の準備が完了する。この状態において、前記作成したファイルと同じ名称を指定した配信要求をクライアント装置から受信すると、バッファに順次書き込まれるデータを順次読み出して、前記指定された名称に係るファイルのデータとして前記クライアントに順次送信する動作を開始する。クライアント装置はこれを受信し、デコードして、放送コンテンツの再生を行うことができる。これにより、クライアント装置は、蓄積コンテンツに対する配信要求と同様の手順で、サーバ装置からの放送コンテンツのライブ配信を受けることができる。
第2の発明に係るサーバ装置は、第1発明において、前記バッファはリングバッファ構成のものであり、前記順次の書込みにおける各書込み時には、書き込んだデータ量の分だけ書込みポインタのアドレスが進められ、前記順次の読出しにおける各読出し時には読出しポインタのアドレスから書込みポインタのアドレスまでのデータが読み出されるとともに、そのアドレスまで読出しポインタのアドレスが進められることを特徴とする。
第3の発明に係るサーバ装置は、第1又は第2発明において、前記作成手段が作成するファイルの名称は、前記放送局を特定する文字列に対し、前記データ形式を表す拡張子を結合して構成されるものであることを特徴とする。
第4の発明に係るサーバ装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記放送局に対応する名称を、前記配信要求において指定することができるファイル名として、前記クライアントに通知する手段を有することを特徴とする。
第5の発明に係るプログラムは、第1〜第4のいずれか発明に係るサーバ装置における各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
第6の発明は、サーバ装置におけるクライアント装置へのコンテンツ配信方法であって、所定の放送局からの放送を受信し、受信データを所定の形式に変換しながらリングバッファに順次書き込む書込み工程と、前記放送局に対応する名称のコンテンツファイルを作成する作成工程と、前記作成工程の後、前記書込み工程の実施中に、前記作成工程で作成したファイルと同じファイル名を指定した配信要求をクライアントから受信したとき、前記リングバッファに順次書き込まれるデータを順次読み出し、前記指定されたファイル名のファイルのデータとして前記クライアントに順次送信する送信工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、所定の放送局からの放送を受信して得られる受信信号を所定の形式に変換しながらリングバッファへ順次書き込む動作を開始するとともに、前記放送局に対応する名称のファイルを作成した状態において、前記作成したファイルと同じファイル名を指定した配信要求をクライアント装置から受信したことに応答し、リングバッファに順次書き込まれるデータを順次読み出して、前記指定されたファイル名のファイルのデータとしてクライアント装置に順次送信する動作を開始するようにしたため、クライアント装置は、蓄積コンテンツに対する配信要求と同様の手順で、サーバ装置からの放送コンテンツのライブ配信を受けることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るホームネットワークの構成を示す。このホームネットワークは、レコーダやチューナを備えたサーバ11、サーバ11から配信を受けるコンテンツを再生し、スピーカ12から再生音を出力するクライアント13及び14、並びにサーバ11、クライアント13、及びクライアント14間に介在するハブ15を備える。
図2はサーバ11の構成の一例を示すブロック図である。このサーバは、同図に示すように、サーバの各部を制御し、必要な情報処理を行う処理部21、処理部21に対して受信データを供給するチューナ部22、処理部21における処理に際して必要なプログラムやデータの記憶を行うEEPROM23、フラッシュメモリ24、及びSDRAM25、チューナ部22から処理部21に供給される受信データについて必要な信号処理を行うDSP26、処理部21をホームネットワークに接続するためのネットワークコントローラ27及びコネクタ28、処理部21に対する指示操作を行うための操作部29、並びに処理部21が必要な情報の表示を行うための表示部30を備える。
チューナ部22はFM放送、AM放送、TV放送等を受信し、その受信データを処理部21に対して供給することができる。処理部21は、クライアント13や14からの要求に基づき、放送コンテンツの配信等を行う。放送コンテンツの配信は、チューナ部22からの受信データに基づき、ライブストリーミング方式により行うことができる。
図3はクライアント13や14の構成の一例を示すブロック図である。このクライアントは同図に示すように、図2における構成要素21及び23〜30と同様の処理部31、EEPROM33、フラッシュメモリ34、SDRAM35、DSP36、ネットワークコントローラ37、コネクタ38、操作部39、及び表示部40を備える。またさらに、DSP36により処理したデジタル信号をアナログ信号に変換して外部に出力するDAコンバータ41、並びに処理部31にUSB機器を接続するためのUSBコントローラ42及びUSB端子43を備える。操作部39及び表示部40により、後述するようなユーザインタフェースが構成される。処理部31は操作部39による操作指示に基づき、各サーバに対する配信要求や、配信要求に応じて配信されるコンテンツの受信、再生等を行う。
図4はクライアント13や14の構成の別の例を示すブロック図である。このクライアントは、同図に示すように、図3の構成に対し、ディスクドライブ44及びハードディスクドライブ45を追加したものである。すなわち、一般的なハードディスクレコーダとしての構成を備える。
図5〜図9は、クライアント13や14の表示部40において表示されるコンテンツ再生用操作画面の一例を示す。図5においては、ユーザにより音楽コンテンツを再生する操作が行われる場合の操作画面の変化が、同図(a)〜(g)の画面により示されている。同図(a)の画面を表示している状態において、クライアントはサーバに接続し、サーバが配信可能なコンテンツに関する情報を取得する。同(a)の画面では、コンテンツの種類に関する選択項目として、「MUSIC」(音楽)、「PHOTO」(静止画)、「MOVIE」(動画)が表示されている。
この画面において、同図(b)のように、ユーザが「MUSIC」を選択すると、クライアントは、サーバから取得した上述のコンテンツ情報に基づき、音楽コンテンツの範疇に属する各フォルダ等の名称を選択項目として表示した同図(c)の画面を表示する。この画面において、同図(d)のように、たとえば「ROCK」が選択されると、「ROCK」フォルダ中の各音楽ファイルの名称を選択項目として表示した同図(e)の画面を表示する。
この画面において、同図(f)のように、たとえば「Fall Together.mp3」が選択されると、クライアントは、「Fall Together.mp3」についての配信要求をサーバに送信する。サーバがこの要求に応じて配信を開始すると、クライアントはこれを受信し、同図(g)の画面を表示して、「Fall Together.mp3」の再生を開始する。
図6においては、ユーザによりFM放送を受信する操作が行われる場合の操作画面の変化が、同図(a)〜(g)の画面により示されている。同図(a)から同図(c)までの画面での操作並びにサーバ及びクライアントの動作は、図5(a)から図5(c)までの場合と同様である。図6(c)の画面において、同図(d)のように「FM」が選択されると、同図(e)のように、「FM」フォルダに含まれる音楽ファイルの名称の形式で、選択項目が表示される。
このファイル名は、サーバにおいて、放送を受信して得られるデータを、仮想的にファイル化した擬似ファイルとして取り扱うことができるようにするために、その擬似ファイルの名称として付与されたものである。サーバは、この擬似ファイルの名称を、コンテンツ情報中に提供可能なコンテンツとして含めてクライアントに提供し、クライアントはこの擬似ファイルの名称を、同図(e)の画面において表示することができる。擬似ファイルの名称としては、たとえば放送局名に、擬似ファイルに係るデータのファイル形式を表す拡張子を結合したものが採用される。
同図(e)の画面において、同図(f)のように、たとえば「TOKYO−FM(80.0MHz).mp3」が選択されると、クライアントは、「TOKYO−FM(80.0MHz).mp3」の配信要求をサーバに送信する。これに応じて、サーバはファイル名「TOKYO−FM(80.0MHz).mp3」の擬似ファイルのデータ、すなわち「TOKYO−FM(80.0MHz)」を受信して得られるデータをクライアントにライブ配信する動作を開始する。クライアントはこれを受信し、ファイル形式「mp3」に従った再生動作を開始する。再生時間を表示するタイムカウンタやタイムバーは動作させても、させなくてもよい。これにより、クライアントは、サーバに蓄積された音楽コンテンツの配信を受けて再生する図5の場合と同様の手順で、放送局「TOKYO−FM(80.0MHz)」からの放送コンテンツのライブ配信を享受することができる。
図7においては、ユーザにより動画を再生する操作が行われる場合の操作画面の変化が同図(a)〜(g)により示されている。同図(a)の内容及びその表示中の動作は図5(a)の場合と同じである。図7(a)の画面において、同図(b)のように、「MOVIE」が選択されると、クライアントは、取得したコンテンツ情報に基づき、動画(MOVIE)の範疇に属するフォルダ等の名称を選択項目として表示した同図(c)の画面を表示する。
この画面において、同図(d)のように、たとえば「SPORTS」が選択されると、「SPORTS」フォルダ中の動画ファイルの名称を選択項目として含む同図(e)の画面を表示する。同図(e)の画面において、同図(f)に示すように、たとえば「Baseball.mpg」が選択されると、クライアントは、「Baseball.mpg」の配信要求をサーバに送信する。これに応じ、サーバがその配信を開始すると、プレーヤはこれを受信し、同図(g)の画面を表示して、「Baseball.mpg」再生を開始する。
図8においては、ユーザによりTV放送を受信する操作が行われる場合の操作画面の変化が、同図(a)〜(g)により示されている。同図(a)から同図(c)までの操作並びにサーバ及びクライアントにける動作は、図7(a)から同図(c)までの場合と同様である。図8(c)の画面において、同図(d)のように「TV」フォルダが選択されると、同図(e)のように、「TV」フォルダに含まれる動画ファイルの名称の形式で、択項目が表示される。このファイル名は上述の図6(e)の場合と同様の擬似ファイルの名称である。
同図(e)の画面において、同図(f)のように、たとえば「日本TV.mpg」が選択されると、クライアントは、「日本TV.mpg」の配信要求をサーバに送信する。これに応じて、サーバは擬似ファイル「日本TV.mpg」のデータ、すなわち放送局「日本TV」を受信して得られるデータをクライアントにライブ配信する動作を開始する。クライアントはこれを受信し、ファイル形式「mpg」に従った再生動作を開始する。この場合も、タイムカウンタやタイムバーは動作させても、させなくてもよい。これにより、クライアントは、サーバに蓄積された動画コンテンツの配信を受けて再生する図7の場合と同様の手順で、放送局「日本TV」からの放送コンテンツのライブ配信を享受することができる。
図9は、他のクライアントのためにサーバが既に放送を受信中の場合における図6(e)及び図8(e)に対応する画面の一例を示す。図9(a)は図6(e)に対応する画面であり、図9(b)は図8(e)に対応する画面である。図9(a)の画面では、「TOKYO−FM(80.0MHz)」が受信中であり、他の放送局が受信できない旨が表示されている。この場合、受信中の「TOKYO−FM(80.0MHz)」のみが選択対象となり、その配信を受けることができる。図9(b)の画面では、「日本TV」が受信中であり、他の放送局が受信できない旨が表示されている。この場合、受信中の「日本TV」のみが選択対象となり、その配信を受けることができる。
図10はサーバにおける処理の一部を示すフローチャートである。この処理は、上述の図6(f)や図8(f)の画面で選択される放送コンテンツのライブ配信を可能とするための処理である。処理を開始すると、まず、ステップS1において、所定の放送局について受信を行っているチューナ部22からの受信信号をエンコードし、仮想的にファイル化する処理を行う。
すなわち、エンコードによって順次得られるデータをメモリ上にのみ存在させるとともに、このデータを擬似的にファイルとして扱うことができるように、ファイル名を付与する。この擬似ファイルのファイル名は、たとえば放送局名に拡張子「.mp3」を付加したものとされる。このファイル名は内容のないヌルファイルを作成し、そのファイル名として付与される。つまり、このファイル名のファイルに対する読出し要求があった場合には、上記メモリ上のデータが読み出されるように構成される。
ヌルファイルのサイズは無限大とするのが望ましいが、現実的には不可能であるため、圧縮レートを考慮した24時間分、又はそれ以上のファイルサイズとする。クライアントにおいて実質的にエンドレスで再生することができるようにするためである。
ステップS2においては、上記擬似ファイルのファイル名を指定したクライアントからの配信要求を待機しており、この間、ステップS1における受信信号のエンコードは、チューナ部22が放送を受信中である限り、常に行われている。これにより、上記擬似ファイルのファイル名を指定したクライアントからの配信要求があった場合にはいつでもエンコードされたデータの供給を開始することができる状態となっている。
上述の図6(f)や図8(f)の画面において、上記擬似ファイルのファイル名が選択されたことに応じてクライアントがそのファイル名を指定した配信要求をサーバに送信すると、サーバはこの配信要求をステップS2において検出する。これに応じ、サーバは、ステップS3において、擬似ファイルのデータとして上述のエンコードにより順次生成する圧縮データをクライアントに順次転送する動作を開始する。このエンコードデータの転送は、ステップS4において、配信要求がクライアントによってキャンセルされない限り継続される。キャンセルされた場合には、ステップS1に戻り、再度、配信要求の待ち状態へ移行する。
図11は、図10の処理をより詳細に示す。図中の111はSDRAM25上において予め確保されたバッファ領域であり、上述の擬似ファイルを形成するためのものである。バッファ領域111はリングバッファ構成となっている。つまり、書込み又は読出しは、それぞれ書込みポインタWP又は読出しポインタRPが示すアドレスから行われ、書込み又は読出し量に応じてポインタのアドレスは進められる。読出しに際しては、読出しポインタRPのアドレスから書込みポインタWPのアドレスまでのデータが読み出される。アドレスは、バッファ領域111の最後に達すると、最初に戻る。バッファ領域111の容量は、機能上必要な分だけ確保すればよく、たとえば数キロバイト程度でよい。図11中の(a)〜(e)はサーバにおける処理S11〜S17に応じてバッファ領域111が変化する様子を示している。
チューナ部22が、たとえば放送局「FM80.00MHz」の受信を開始すると(S11)、サーバは受信データをmp3形式のデータへ圧縮するエンコードを開始する(S12)。エンコードにより得られるデータについては、図11(a)及び(b)のように、バッファ領域111に対し、書込みポインタWPのアドレスから書込みを行い、書込み量に応じてポインタWPを進める。読出しポインタRPのアドレスはそのままである。このときサーバは、放送局名「FM80.00MHz」に対し、圧縮後のファイル形式を示す拡張子「mp3」を結合して構成した名称「FM80.00MHz.mp3」のファイルを作成する(S13)。内容のないヌルファイルでよい。これにより、ファイル名「FM80.00MHz.mp3」を指定したクライアントからの配信要求に対し、直ちにこれに応じるための準備が完了したことになる。
この状態において、クライアントが、図6(f)のような画面においてファイル「FM80.00MHz.mp3」の再生指示がなされた(C11)ことに応じて、ファイル「FM80.00MHz.mp3」についてのGETコマンドによる転送要求をサーバに対して送信すると(C12)、これを受信した(S14)サーバは、図11(c)のように、読出しポインタRPのアドレスを書込みポインタWPのアドレスまで進める。これにより、擬似ファイル「FM80.00MHz.mp3」についてのデータ転送の準備を完了し、データ転送を開始する(S15)。
すなわち、図11(d)のように、所定のタイミングで、それまでバッファ領域111に書き込んだ、読出しポインタRPから書込みポインタWPまでのエンコード済みデータ91をクライアントに転送し、読出しポインタRPを書込みポインタWPまで進める(S16)。クライアントは、これに応じ、ファイル「FM80.00MHz.mp3」の受信を開始するとともに(C13)、受信データをデコードし、再生する動作を開始する(C14)。
以後、サーバは、図11(e)のように、同様にしてバッファ領域111に書き込んだエンコード済みデータ91を転送する動作(S17)を繰り返し、クライアントはこれを受信し、再生する動作(C15)を繰り返す。
これによれば、クライアントは、通常の蓄積コンテンツについて配信を受ける場合と同様の手順(C11〜C15)により、放送コンテンツについてのライブ配信を受けることができる。
なお、本発明は上述した形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては言及しなかったが、クライアントが図11中の処理C15により再生を行っているときに、サーバが「FM80.00MHz」の受信を停止した場合には、クライアントに対してデータエラーコードを送信し、ファイル「FM80.00MHz.mp3」を削除するようにしてもよい。
また、上述においては、ユーザによる再生指示(図11のC11)の前に、再生の指示がなされる放送コンテンツについての放送の受信が開始される必要がある(図11のS11)。そこで、クライアントは、再生指示があった場合には、予め再生指示があった放送コンテンツをサーバに通知しておき、サーバにおいてその放送コンテンツの配信の準備が完了した後(図11のS13)、放送コンテンツの転送要求(図11のC12)を行うようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るホームネットワークの構成を示すブロック図である。 図1のホームネットワークにおけるサーバの構成の一例を示すブロック図である。 図1のホームネットワークにおけるクライアントの構成の一例を示すブロック図である。 図1のホームネットワークにおけるクライアントの構成の他の例を示すブロック図である。 図1のホームネットワークにおけるクライアントにおいて音楽コンテンツを再生する操作が行われる場合の操作画面の変化を示す図である。 図1のホームネットワークにおけるクライアントにおいてFM放送を受信する操作が行われる場合の操作画面の変化を示す図である。 図1のホームネットワークにおけるクライアントにおいて動画を再生する操作が行われる場合の操作画面の変化を示す図である。 図1のホームネットワークにおけるクライアントにおいてTV放送を受信する操作が行われる場合の操作画面の変化を示す図である。 他のクライアントのためにサーバが既に放送を受信中の場合における図6(e)及び図8(e)に対応する画面の一例を示す図である。 図1のホームネットワークにおけるサーバにおける処理の一部を示すフローチャートである。 図10の処理をより詳細に示す図である。
符号の説明
11:サーバ、12:スピーカ、13:クライアント、14:クライアント、15:ハブ、21:処理部、22:チューナ部、23:EEPROM、24:フラッシュメモリ、25:SDRAM、26:DSP、27:ネットワークコントローラ、28:コネクタ、29:操作部、30:表示部、31:処理部、33:EEPROM、34:フラッシュメモリ、35:SDRAM、36:DSP、37:ネットワークコントローラ、38:コネクタ、39:操作部、40:表示部、41:DAコンバータ、42:USBコントローラ、43:USB端子、44:ディスクドライブ、45:ハードディスクドライブ、91:エンコード済みデータ、111:バッファ領域。

Claims (6)

  1. 所定の放送局からの放送を受信する受信手段と、
    前記受信手段からの受信信号を順次所定形式のデータに変換して所定のバッファに順次書き込む書込み手段と、
    前記書込み手段により前記バッファに順次書き込まれるデータを順次読み出す読出し手段と、
    前記放送局に対応する名称のファイルを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成されたファイルと同じファイル名を指定した配信要求をクライアント装置から受信したとき、前記バッファに順次書き込まれるデータを順次読み出し、前記指定されたファイル名のファイルのデータとして前記クライアント装置に順次送信する送信手段とを具備することを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記バッファはリングバッファ構成のものであり、前記順次の書込みにおける各書込み時には、書き込んだデータ量の分だけ書込みポインタのアドレスが進められ、前記順次の読出しにおける各読出し時には読出しポインタのアドレスから書込みポインタのアドレスまでのデータが読み出されるとともに、そのアドレスまで読出しポインタのアドレスが進められることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記作成手段が作成するファイルの名称は、前記放送局を特定する文字列に対し、前記データ形式を表す拡張子を結合して構成されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  4. 前記放送局に対応する名称を、前記配信要求において指定することができるファイル名として、前記クライアントに通知する手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかのサーバ装置における各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  6. サーバ装置におけるクライアント装置へのコンテンツ配信方法であって、
    所定の放送局からの放送を受信し、受信データを所定の形式に変換しながらリングバッファに順次書き込む書込み工程と、
    前記放送局に対応する名称のファイルを作成する作成工程と、
    前記作成工程の後、前記書込み工程の実施中に、前記作成工程で作成したファイルと同じファイル名を指定した配信要求をクライアント装置から受信したとき、前記リングバッファに順次書き込まれるデータを順次読み出し、前記指定されたファイル名のファイルのデータとして前記クライアント装置に順次送信する送信工程とを具備することを特徴とするコンテンツ配信方法。
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