JP2008244713A - 高周波フィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】安定なフィルタ特性を有する高周波フィルタを提供する。
【解決手段】 本発明の高周波フィルタは、第1および第2の基準電極と、第1および第2の基準電極の間に配置された誘電体と、誘電体の内部に設けられた第1、第2および第3の共振電極とを備え、断面視したときに、第1、第2および第3の共振電極は、異なる層上に配置され、第2の共振電極は、第1の共振電極および第3の共振電極の間に配置され、平面視したときに、第1の共振電極および第3の共振電極は、互いに離間しているとともに、その一部が第2の共振電極の一部とそれぞれ重なる。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明の高周波フィルタは、第1および第2の基準電極と、第1および第2の基準電極の間に配置された誘電体と、誘電体の内部に設けられた第1、第2および第3の共振電極とを備え、断面視したときに、第1、第2および第3の共振電極は、異なる層上に配置され、第2の共振電極は、第1の共振電極および第3の共振電極の間に配置され、平面視したときに、第1の共振電極および第3の共振電極は、互いに離間しているとともに、その一部が第2の共振電極の一部とそれぞれ重なる。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば携帯電話や無線LAN等の無線通信機器およびその他の各種通信機器等において使用される高周波フィルタに関するものである。
近年、携帯電話機等の移動体通信機器等に使用されるフィルタは、移動体通信機器等の薄型化・小型化の要求に伴い、誘電体同軸型共振器を用いたフィルタから分布定数回路を共振器に用いた高周波フィルタへと進展してきている。
このような高周波フィルタは、表面に短絡電極および開放電極からなる共振電極が配置された誘電体基板が積層されてなり、各開放電極の幅および長さ、各短絡電極の幅および長さ、層厚み、積層方向からみた各共振電極の重なり部分の幅などによってそのフィルタ特性が決定される(例えば、特許文献1参照)。
以下に、フィルタ特性として異なる周波数の減衰極を2個有する高周波フィルタについて説明する。
図5は、従来の高周波フィルタの構成を示す透視斜視図、図6は、図5に示された高周波フィルタの透視平面図、図7は、図6におけるb−b’線についての断面図である。
図5〜図7に示すように、従来の高周波フィルタ101は、3層の誘電体層102,103,104が積層された積層体からなり、その上下面に一対の基準電極105,106が配置され、内部に複数の共振電極107,108,109が配置されている。具体的には、第1の共振電極107は、第1の誘電体層102上に配置され、第2の共振電極108および第3の共振電極109は、第2の誘電体層103上にそれぞれ配置されている。第1の共振電極107は、第1の短絡電極111と第1の開放電極112とからなり、第2の共振電極108は、第2の短絡電極113と第2の開放電極114とからなり、第3の共振電極109は、第3の短絡電極115と第3の開放電極116とからなる。
そして、図6および図7のWA・WB・WC・WDに示すように、第1および第2の開放電極112,114は、第2の誘電体層103を挟んでそれぞれの一部が積層方向から見てWAの幅で重なるように平行に配されるとともに、第1および第3の開放電極112,116は、第2の誘電体層103を挟んでそれぞれの一部が積層方向から見てWBの幅で重なるように平行に配されている。また、第1および第2の短絡電極111,113は、第2の誘電体層103を挟んでそれぞれの一部が積層方向から見てWCの幅で重なるように平行に配されるとともに、第1および第3の短絡電極111,115は、第2の誘電体層103を挟んでそれぞれの一部が積層方向から見てWDの幅で重なるように平行に配されている。
そして、第2の開放電極114と第3の開放電極116との間の距離Wopenおよび第2の短絡電極113と第3の短絡電極115との間の距離Wshortをそれぞれ調整することにより、通過帯域に対して高域側および低域側に減衰極をそれぞれ1個有するフィルタ特性を実現していた。
特開平8−70201号公報
しかしながら、従来の高周波フィルタでは、第2および第3の共振電極108,109が近接した場合、それらの共振電極108,109間に電磁界的な結合が生じ、余分な寄生成分(相互インダクタンスや相互キャパシタンス)が発生し、フィルタ特性が不安定になるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、安定なフィルタ特性を有する高周波フィルタを提供することにある。
本発明の高周波フィルタは、第1および第2の基準電極と、前記の第1および第2の基準電極の間に配置された誘電体と、前記の誘電体の内部に設けられた第1、第2および第3の共振電極とを備え、断面視したときに、前記の第1、第2および第3の共振電極は、異なる層上に配置され、前記の第2の共振電極は、前記の第1の共振電極および前記の第3の共振電極の間に配置され、平面視したときに、前記の第1の共振電極および前記の第3の共振電極は、互いに離間しているとともに、その一部が前記の第2の共振電極の一部とそれぞれ重なり、前記の第1、第2および第3の共振電極は、一端が前記の第1の基準電極に電気的に接続された短絡電極と、一端が開放されるとともに他端が前記の短絡電極の他端に接続された開放電極とからそれぞれなり、前記の第2の共振電極の短絡電極は、前記の第1の共振電極の短絡電極の一部および前記の第3の共振電極の短絡電極の一部と異なる部位でそれぞれ対向し、前記の第2の共振電極の開放電極は、前記の第1の共振電極の開放電極の一部および前記の第3の共振電極の開放電極の一部と異なる部位でそれぞれ対向する。
本発明の高周波フィルタは、好ましくは、前記の第1の基準電極と前記の第2の共振電極との間に配置された第3の基準電極と、前記の第2の基準電極と前記の第2の共振電極との間に配置された第4の基準電極とを備え、平面視したときに、前記の第3の基準電極は、前記の第1の共振電極から離間しているとともに、その一部が前記の第2の共振電極の一部と重なっており、前記の第4の基準電極は、前記の第3の共振電極から離間しているとともに、その一部が前記の第2の共振電極の一部と重なっている。
本発明の高周波フィルタは、好ましくは、前記の第1の共振電極および前記の第3の基準電極は、同一の層上に設けられ、前記の第3の共振電極および前記の第4の基準電極は、同一の層上に設けられている。
本発明の高周波フィルタによれば、第1および第2の基準電極と、第1および第2の基準電極の間に配置された誘電体と、誘電体の内部に設けられた第1、第2および第3の共振電極とを備え、断面視したときに、第1、第2および第3の共振電極は、異なる層上に配置され、第2の共振電極は、第1の共振電極および第3の共振電極の間に配置され、平面視したときに、第1の共振電極および第3の共振電極は、互いに離間しているとともに、その一部が第2の共振電極の一部とそれぞれ重なり、第1、第2および第3の共振電極は、一端が第1の基準電極または第2の基準電極に電気的に接続された短絡電極と、一端が開放されるとともに他端が短絡電極の他端に接続された開放電極とからそれぞれなり、第2の共振電極の短絡電極は、第1の共振電極の短絡電極の一部および第3の共振電極の短絡電極の一部と異なる部位でそれぞれ対向し、第2の共振電極の開放電極は、第1の共振電極の開放電極の一部および第3の共振電極の開放電極の一部と異なる部位でそれぞれ対向することから、断面視したときに、第1の共振電極と第3の共振電極が第2の共振電極を挟んで離間しているので、第1の共振電極と第3の共振電極の間に余分な相互インダクタンスや相互キャパシタンスなどの寄生成分が発生しないことから、この結果フィルタ特性に影響を与えず安定した特性を得ることができる。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の高周波フィルタの実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態による高周波フィルタの構成例を示す透視斜視図であり、図2は、図1に示された高周波フィルタの上面透視図、図3は、図2のa−a’線における断面図である。
図1〜図3に示されるように、本実施の形態による高周波フィルタ1は、4層の誘電体層2,3,4,5が積層された積層体と、その積層体の上下面に配置された一対の基準電極6,7と、積層体の内部に配置された複数の共振電極8,9,10とを有する。具体的には、第1の共振電極8は、第3の誘電体層4上に配置され、第2の共振電極9は、第2の誘電体層3上に配置され、第3の共振電極10は、第1の誘電体層2上に配置されている。第1の共振電極8は、第1の短絡電極21と第1の開放電極22とからなり、第2の共振電極9は、第2の短絡電極23と第2の開放電極24とからなり、第3の共振電極10は、第3の短絡電極25と第3の開放電極26とからなる。なお、本実施の形態による高周波フィルタ1において、各基準電極6,7には、接地電位が供給される。よって、以下では、各基準電極6,7を接地電極ともいう。
第1〜第3の短絡電極21,23,25は、一端(図1では、誘電体層2,3,4の外縁に位置する部位)が接地電極6,7の少なくとも一方と電気的に接続されて短絡端とされている。また、第1〜第3の開放電極22,24,26は、一端が開放端とされている。
そして、第1の開放電極22の開放端でない他端と、第1の短絡電極21の短絡端でない他端が接続され、第2の開放電極24の開放端でない他端と、第2の短絡電極23の短絡端でない他端が接続され、第3の開放電極26の開放端でない他端と、第3の短絡電極25の短絡端でない他端が接続される。
また、本実施の形態による高周波フィルタ1では、第3の誘電体層4上に、第1の共振電極8と隣接して基準電極31が配置され、第1の誘電体層2上に、第3の共振電極10と隣接して基準電極32が配置されている。なお、ここでは、各基準電極31,32に接地電位がそれぞれ供給される。よって、各基準電極31,32は、接地電極ともいう。また、基準電極6,7,31,32は、第1、第2、第3および第4の基準電極をそれぞれなす。
第1の開放電極22は、その一部が第2の開放電極24の一部とWAの幅で対向するように配されており、第1の短絡電極21は、その一部が第2の短絡電極23の一部とWBの幅で対向するように配されている。そして、第3の開放電極26は、その一部が第2の開放電極24の一部とWCの幅で対向するように配されており、第3の短絡電極25は、その一部が第2の短絡電極23の一部とWDの幅で対向するように配されている。
これらの共振電極8,9,10は、互いに対向する部分においてそれぞれ結合によるインダクタンス成分およびキャパシタンス成分を生じてフィルタ特性の減衰極を発生させている。また、共振電極8,9,10の幅および長さ等は、発生させようとする所望のフィルタ特性に応じて適宜設定することができる。なお、本実施の形態による高周波フィルタ11において、共振電極8,9,10は、長方形または正方形の短絡電極および開放電極からそれぞれ成り、短絡電極と開放電極は、各四角形の一辺同士が接続されている。よって、ここでいう電極の幅および長さは、上記各四角形の直行する辺の方向における長さをいう。ただし、共振電極8,9,10の幅および長さを変化させることは、各共振電極の面積および各共振電極同士が重なる面積を変化させることにつながることから、上記幅および長さを変化させることに限らず、発生させようとする所望のフィルタ特性に応じて、各共振電極の面積および各共振電極同士が重なる面積を変化させればよい。
また、本実施の形態による高周波フィルタ1において、積層体の側面には接地導体(図示せず)が配されている。側面の接地導体は、各短絡電極21,23,25の短絡端と接地電極6,7を電気的に接続し、各短絡電極21,23,25を接地させて短絡電極となすためのものである。
なお、各短絡電極21,23,25の短絡端の接地は、必ずしも側面の接地導体を介して行なう必要はなく、誘電体層2〜5を厚み方向に貫通するビア導体を介して短絡端を接地電極6,7と電気的に接続させることにより行なうようにしてもよい。
また、第1の共振電極の中点に入力ポート44を設定し、第3の共振電極の中点に出力ポート45を設定している。なお、入力ポートと出力ポートは逆に設定しても問題ない。
このような構造を備える高周波フィルタ1において、フィルタ特性の減衰極は第1および第3の短絡電極21,25と第2の短絡電極23との対向する領域の幅、すなわちWB、WDの幅を持った領域と、第1および第3の開放電極22,26と第2の開放電極24との対向する領域の幅、すなわちWA、WCの幅を持った領域の電磁的な結合によって決定される。
本実施の形態による高周波フィルタ1によれば、第1の共振電極8および第3の共振電極10は第2の共振電極2を挟むように配置された異なる誘電体層2,3に配されているため、従来の構造で発生していた第1の共振電極8と第3の共振電極10との間の不要な電磁的結合が発生しない。
このため、減衰極を形成するために必要な結合のみを各共振電極間に発生させることができるため、安定したフィルタ特性を得ることができる。
また、本実施の形態による高周波フィルタ1では、第1の接地電極6と第2の共振電極9との間に第3の接地電極31が配置され、第2の接地電極7と第2の共振電極9との間に第4の接地電極32が配置されている。この構成によれば、第2の共振電極9と接地電極との間の距離を小さくでき、第2の共振電極9と接地電極との間で、図5に示された従来の高周波フィルタ101における第1の共振電極107と接地電極との間の結合量(容量成分)と同じ結合量を実現しようとすると、第2の共振電極9の電極幅を小さくすることができる。すなわち、本実施の形態による高周波フィルタ1は、従来の高周波フィルタ101の特性と同じ特性を実現しながら、従来の高周波フィルタ101より小型化を実現することができる。
なお、所望のフィルタ特性を得るためには、各電極の配置を正しく行うことが望ましいが、各パターンを形成する場合の位置精度(例えば、後述する厚膜印刷法で形成する場合の印刷精度)等の加工精度に応じて生じる程度の若干のずれは許容される。
また、各短絡電極や開放電極は、異なる層間に形成することも可能である。ただし、設計の複雑さや手間を考慮すると、各共振電極を構成する電極が同じ層間に位置することが望ましい。
なお、本実施の形態による高周波フィルタ1には、例えば、無線通信用として500MHz〜10GHz程度の周波数の高周波信号が用いられるが、その誘電体層や導体には周知の高周波用配線基板に使用される種々の材料や形態のものを使用することができる。
誘電体層2〜5としては、例えばアルミナセラミックス、ムライトセラミックスなどのセラミックス材料、ガラスセラミックスなどの無機系材料、又は四ふっ化エチレン樹脂(ポリテトラフルオロエチレン;PTFE)、四ふっ化エチレン−エチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−エチレン共重合樹脂;ETFE)、四ふっ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂;PFA)などのフッ素樹脂、ガラスエポキシ樹脂、若しくはポリイミドなどの樹脂系材料などが用いられる。また、2次実装の信頼性を重視する場合は、熱膨張率の高い材料も用いられる。これらの材料による誘電体層2〜5の形状や寸法(厚みや幅、長さ)は、使用される高周波信号の周波数や用途などに応じて設定される。
誘電体層2〜5は、例えば、アルミナセラミックスからなる場合であれば、アルミナの粉末にシリカおよびカルシア等を添加してなる原料粉末を、有機溶剤およびバインダとともにシート状に成形してセラミックグリーンシートを作製し、これを複数枚積層し、焼成することにより作製される。
また、樹脂系材料であれば、例えば、未硬化のエポキシ樹脂をガラス基材に含浸させた後、硬化させることによりガラスエポキシ樹脂からなる誘電体層2〜5を形成することができる。
また、本発明の積層ストリップラインフィルタにおける各電極は、高周波信号伝送用の金属材料の導体層、例えば銅(Cu)層、モリブデン−マンガン(Mo−Mn)のメタライズ層上にニッケル(Ni)メッキ層および金(Au)メッキ層を被着させたもの、タングステン(W)のメタライズ層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、クロム−銅(Cr−Cu)合金層、Cr−Cu合金層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、窒化タンタル(Ta2N)層上にNi−Cr合金層およびAuメッキ層を被着させたもの、チタン(Ti)層上に白金(Pt)層およびAuメッキ層を被着させたもの、またはNi−Cr合金層上にPt層およびAuメッキ層を被着させたものなどを用いて、厚膜印刷法若しくは各種の薄膜形成方法またはメッキ法などにより形成される。その厚みや幅も、伝送される高周波信号の周波数や用途などに応じて設定される。
例えば、Wのメタライズ層であれば、Wの粉末を有機溶剤およびバインダとともに混練して作製した金属ペーストを、誘電体層2〜5となるセラミックグリーンシートにスクリーン印刷法等により所定パターンで印刷することにより形成される。
また、メッキ法により形成する場合であれば、周知の電解メッキ法や無電解メッキ法を適宜選択して用いることができる。
セラミック基板として、特に高周波信号を扱う基板には導体材料として高導電率材料のCuなどが用いられ、この高導電率材料の融点より低い温度で焼結するガラスセラミックなどが併せて用いられる。
なお、本発明による高周波フィルタを用いた製品としては、携帯電話機および無線LAN製品などの無線携帯端末が挙げられる。図4は、このような無線携帯端末の構成例を示すブロック図である。図4に示されるように、この無線携帯端末51は、アンテナ52と、RFモジュール53と、信号演算処理部54とを備える。RFモジュール53は、アンテナ52に対する送受信を切り替えるスイッチ55と、スイッチ55を介してアンテナ52に接続された2つの高周波フィルタ56と、一方の高周波フィルタ55に接続された増幅器56とを有する。一方の高周波フィルタ55は、信号演算処理部54に接続され、アンテナ52を介して受信した信号から特定の周波数信号を抽出して、信号演算処理部54に出力する。また、他方の高周波フィルタ55は、増幅器56に接続され、信号演算処理部54から増幅器56を経て入力された信号から特定の周波数信号を抽出して、スイッチ55を介してアンテナ52に出力する。このような無線携帯端末51に本発明による高周波フィルタを用いれば、特性が安定した小型の携帯端末を実現することができる。
なお、本発明は以上の実施の形態の例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、改良を加えることは何ら差し支えない。例えば、入出力ポートの位置や引き出し形状を適宜設定することができる。
1 ・・・高周波フィルタ
2〜5・・・誘電体層
6 ・・・第1の接地電極
7 ・・・第2の接地電極
8 ・・・第1の共振電極
9 ・・・第2の共振電極
10・・・第3の共振電極
21・・・第1の短絡電極
22・・・第1の開放電極
23・・・第2の短絡電極
24・・・第2の開放電極
25・・・第3の短絡電極
26・・・第3の開放電極
31・・・第3の接地電極
32・・・第4の接地電極
44・・・入力ポート
45・・・出力ポート
2〜5・・・誘電体層
6 ・・・第1の接地電極
7 ・・・第2の接地電極
8 ・・・第1の共振電極
9 ・・・第2の共振電極
10・・・第3の共振電極
21・・・第1の短絡電極
22・・・第1の開放電極
23・・・第2の短絡電極
24・・・第2の開放電極
25・・・第3の短絡電極
26・・・第3の開放電極
31・・・第3の接地電極
32・・・第4の接地電極
44・・・入力ポート
45・・・出力ポート
Claims (3)
- 第1および第2の基準電極と、
前記第1および第2の基準電極の間に配置された誘電体と、
前記誘電体の内部に設けられた第1、第2および第3の共振電極と
を備えた高周波フィルタであって、
断面視したときに、前記第1、第2および第3の共振電極は、異なる層上に配置され、前記第2の共振電極は、前記第1の共振電極および前記第3の共振電極の間に配置され、
平面視したときに、前記第1の共振電極および前記第3の共振電極は、互いに離間しているとともに、その一部が前記第2の共振電極の一部とそれぞれ重なり、
前記第1、第2および第3の共振電極は、一端が前記第1の基準電極または第2の基準電極に電気的に接続された短絡電極と、一端が開放されるとともに他端が前記短絡電極の他端に接続された開放電極とからそれぞれなり、
前記第2の共振電極の短絡電極は、前記第1の共振電極の短絡電極の一部および前記第3の共振電極の短絡電極の一部と異なる部位でそれぞれ対向し、
前記第2の共振電極の開放電極は、前記第1の共振電極の開放電極の一部および前記第3の共振電極の開放電極の一部と異なる部位でそれぞれ対向することを特徴とする高周波フィルタ。 - 前記第1の基準電極と前記第2の共振電極との間に配置された第3の基準電極と、
前記第2の基準電極と前記第2の共振電極との間に配置された第4の基準電極と
を備え、
平面視したときに、前記第3の基準電極は、前記第1の共振電極から離間しているとともに、その一部が前記第2の共振電極の一部と重なっており、前記第4の基準電極は、前記第3の共振電極から離間しているとともに、その一部が前記第2の共振電極の一部と重なっていることを特徴とする請求項1に記載の高周波フィルタ。 - 前記第1の共振電極および前記第3の基準電極は、同一の層上に設けられ、
前記第3の共振電極および前記第4の基準電極は、同一の層上に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の高周波フィルタ。
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