JP2008243774A - 面ヒータを備える装置 - Google Patents

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    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/013Heaters using resistive films or coatings

Abstract

【課題】面ヒータにおける温度分布に偏りを従来よりも低減する。
【解決手段】面ヒータ100は、絶縁性の基材102と、基材102上に設けられた導電膜104と、導電膜104を覆う絶縁膜106とを備える。導電膜104は、常温で420ppm/℃以上の抵抗温度係数を有する材料で形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、面ヒータを備える装置に関する。
面ヒータとしては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2001−326060号公報
図11は、従来の面ヒータの構成を示す説明図である。この面ヒータは、発熱体1100の両側に電極1110,1120が設けられており、加熱時には電極1110,1120の間に電流(矢印で示す)が一方向に流れる。面ヒータの他の構造としては、ニクロム線を加熱面にわたって蛇行するように設けたものも存在する。
このような従来の面ヒータでは、温度分布に偏りが生じる傾向があり、均一に加熱することが困難な場合があった。また、発熱体の形状や構造に依存して電極(端子)の位置が決まってしまうので、端子位置を選択する融通性が低いという問題もあった。
本発明は、面ヒータにおける温度分布に偏りを従来よりも低減することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 面ヒータを備える装置であって、
前記面ヒータは、
絶縁性の基材と、
前記基材上に設けられた導電膜と、
前記導電膜を覆う絶縁膜と、
を備え、
前記導電膜は、常温で420ppm/℃以上の抵抗温度係数を有する材料で形成されていることを特徴とする装置。
この装置では、面ヒータの導電膜が常温で420ppm/℃以上の抵抗温度係数を有する材料で形成されているので、導電膜の比較的高温の部分にはあまり電流が流れず、比較的低温の部分に電流が集中する。従って、面ヒータにおける温度分布に偏りを従来よりも低減することが可能である。
[適用例2] 適用例1記載の装置であって、
前記導電膜は、常温で4.8μΩ-cm以上の抵抗を示す材料で形成されている、装置。
この構成によれば、抵抗値が比較的大きな材料で導電膜を形成するので、導電膜をそれほど薄くしなくても十分に発熱体として機能させることが可能である。
[適用例3] 適用例2記載の装置であって、
前記導電膜は、タングステンで形成されている、装置。
タングステンは、融点が高いので、比較的高温に渡るまで、上述の効果を維持することが可能である。
[適用例4] 適用例1ないし3のいずれかに記載の装置であって、
前記面ヒータは透明である、装置。
この構成では、透光性が要求される部分(窓など)に面ヒータを利用することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、面ヒータ、面ヒータを備えた種々の装置、等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての加熱装置の構成を示す説明図である。この加熱装置1000は、面ヒータ100と、2本のリード線110と、電源120と、スイッチ130とを備えている。図1(B)は、面ヒータ100の断面を示している。面ヒータ100は、絶縁性の基材102と、基材102上に設けられた導電膜104と、導電膜104を覆うように設けられた絶縁膜106と、を有している。この例では、導電膜104は矩形形状を有しており、その一辺上の両端近傍に、リード線110と接続するための2つの電極108が設けられている。
基材102は、絶縁性の材料で形成されて入れば良く、例えば石英ガラスなどで形成することができる。導電膜104は発熱体として機能するものであり、後述するように、タングステンなどの種々の材料で形成することが可能である。導電膜104は、基材102上に蒸着することによって形成できる。絶縁膜106としては、例えばシリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの種々の絶縁性薄膜で構成することが可能である。絶縁膜106も蒸着で形成可能である。
面ヒータ100全体の温度を素早く上昇させるためには、各層102,104,106の熱容量を十分小さくすることが好ましい。小さな熱容量は、例えば各層の厚みを小さくすれば実現可能である。また、面ヒータ100を透明なものとすれば、透光性が要求される部分(窓など)に面ヒータ100を利用することができる。透明な面ヒータは、例えば、透明導電膜材料を用いて導電膜104を形成することによって実現可能である。透明導電膜材料としては、酸化インジウム系(いわゆるITO)、酸化亜鉛系、酸化スズ系などの種々の材料を使用可能である。面ヒータ100が「透明」と言えるためには、例えば可視光の範囲(波長が400〜700nmの範囲)における平均透過率が80%以上であることが好ましい。
図2(A)は、導電膜104の抵抗温度特性の一例を示している。導電膜104の抵抗値は、一般に、温度が上昇するほど大きくなる。以下で説明するように、導電膜104の材料としては、抵抗温度係数(温度の増加に対する抵抗値の増加率)が大きいものほど好ましい。
図2(B)は、加熱装置1000の初期の動作状態を示している。図2(B)の面ヒータ100の内部に描かれている破線は、等温線である。スイッチ130をオン状態にした直後は、面ヒータ100のうちでリード線110に接続されている左辺の部分に大部分の電流が流れ、この部分の温度が上昇する。ところで、図2(A)に示したように、導電膜104の抵抗値は一般に温度が上昇するほど大きくなる。従って、面ヒータ100の左辺近傍が昇温すると、その部分の抵抗値が高くなるので、他の部分(左辺近傍よりも右寄りの部分)に流れる電流が相対的に増加する。このような現象が継続してゆくと、図2(B)に示したように、面ヒータ100の左辺近傍(リード線110と接続されている部分)で比較的高温になり、それと反対側の部分で比較的低温になる。しかし、導電膜104の抵抗温度係数が十分に大きい場合には、面ヒータ100内における高温部と低温部との間の温度差を、実用上十分に小さくすることができる。
図2(C)は、面ヒータ100の中央付近が外部から冷やされて低温領域LTAが生じた状態を示している。このような低温領域LTAは、その周囲の高温部分よりも抵抗値が小さいので、より大きな電流が流れてより多く発熱する。従って、面ヒータ100の一部に低温領域LTAが生じた場合にも、その領域LTAの発熱量が多くなるので、再び均一な温度分布に近づくことが理解できる。このように、この面ヒータ100は、導電膜104の抵抗温度係数が大きいので、温度分布の偏りが自律的に低減され、かなり均一な温度分布を実現することが可能である。なお、抵抗温度係数の大きな導電膜104は、例えばタングステンなどの金属で形成することが可能である。
図3は、種々の金属の抵抗値と抵抗温度係数と融点とを示している。これらの特性値は、常温(20℃)での値である。導電線として一般的に使用される銅の抵抗は1.7μΩ−cmであり、アルミニウムの抵抗は2.7μΩ−cmである。従って、導電膜104としては、銅やアルミニウムよりも抵抗の大きな材料を用いることが好ましい。こうすれば、抵抗値が比較的大きな材料で導電膜104を形成するので、導電膜104をそれほど薄くしなくても十分に発熱体として機能させることが可能である。この意味では、図3に挙げられているタングステン、モリブデン、チタン、ジルコニウム、ニッケル等の金属を、導電膜104の材料として用いることが可能である。これらの金属は、いずれも常温で4.8μΩ-cm以上の抵抗を示し、銅に比べて十分大きな抵抗を有している。従って、これらの金属を用いて、発熱体として機能する導電膜104を構成することが可能である。また、発熱体としての機能の点からは、導電膜104の厚みを十分薄く(例えば10nm〜1000nm)することが好ましい。
なお、図2でも説明したように、導電膜104の材料としては抵抗温度係数が大きなものほど好ましい。この意味では、抵抗温度係数が420ppm/℃以上の材料を用いることが好ましい。また、融点が高い材料を用いると、より高温において面ヒータ100を使用することが可能となる。この意味では、タングステンを用いて導電膜104を形成することが好ましい。
なお、導電膜104の素材としては、タングステン、モリブデン、チタン、ジルコニウム、ニッケル等の金属のいずれかを含む合金や混合物などを利用することも可能である。また、図3に示したもの以外の材料も利用可能である。また、前述したように、透明な面ヒータを実現するために、透明導電膜材料を用いて導電膜104を形成することも可能である。
以上のように、第1実施例の加熱装置1000では、面ヒータの発熱体(導電膜104)を抵抗温度係数の大きな材料(例えば420ppm/℃以上の材料)で形成したので、面ヒータにおける温度分布に偏りを低減することが可能である。また、この面ヒータは、温度分布の偏りを自律的に解消する機能を有しているので、図1,図2に示したように発熱体の偏った側に2つの端子を設けることができる。換言すれば、面ヒータの端子位置を選択する融通性が高いという利点がある。
B.他の実施例:
図4は、本発明の第2実施例としての原子時計装置の構成を示す説明図である。この原子時計装置2000は、レーザ210と、セシウムガスセル220と、光センサ230と、共振制御部240と、時計表示部250と、PWMヒータ制御部260とを備えている。セシウムガスセル220には、セシウムガスが封入されており、また、その温度調整のために面ヒータ100がその上下にそれぞれ設けられている。良く知られているように、このセシウムガスセル220を用いた原子時計装置2000は、基底状態のセシウム原子が特定の周波数のマイクロ波を吸収すると、レーザ光を吸収する性質を利用したものでさる。すなわち、レーザ光でセシウム原子を励起すると、励起に使用されたレーザ光はセシウム原子で吸収され、励起に使用されなかったレーザ光がセシウムガスセル220を透過して光センサ230で検出される。共振制御部240は、光センサ230の出力に応じてマイクロ波MWの周波数を変調し、変調後のマイクロ波MWでセシウムガスセル220を照射する。このマイクロ波MWの周波数が、セシウム原子の特定の周波数(共振周波数)と一致すると、マイクロ波MWを吸収したセシウム原子がレーザ光を吸収する。このとき、セシウムガスセル220におけるレーザ光の吸収率が最大になるので、光センサ230の出力が最小となる。このときの共振周波数は、セシウムに固有の値(9.19GHz)であり、この共振周波数を用いて計時を行って時計表示部250に時刻を表示することによって、正確な時刻を表示することが可能である。
この原子時計装置2000の精度を高めるためには、ガスセル220の温度を一定に保つことが好ましい。面ヒータ100とPWMヒータ制御部260は、ガスセル220の温度を一定に保つためのものである。なお、本発明の面ヒータは、セシウムガスセル式以外(例えばルビジウムガスセル式)の原子時計装置にも適用可能である。
図5は、PWMヒータ制御部260の内部構成を示すブロック図である。PWMヒータ制御部260は、CPU500と、基本クロック生成回路510と、1/N分周器520と、PWM部530と、減算器550と、AD変換部560と、指令値レジスタ580と、を備えている。
基本クロック生成回路510は、所定の周波数を有するクロック信号PCLを発生する回路であり、例えばPLL回路で構成される。分周器520は、このクロック信号PCLの1/Nの周波数を有するクロック信号SDCを発生する。Nの値は所定の一定値に設定される。このNの値は、予めCPU500によって分周器520内に設定される。PWM部530は、クロック信号PCL,SDCと、減算器550の出力Mとに応じて、面ヒータ100に供給する電圧信号SVのデューティを制御する。
減算器550は、指令値レジスタ550から与えられる指令値Yから、AD変換部560の出力Xを減算した値(Y−X)を出力する。AD変換部560の出力Xは、クロック信号SDCに同期して、セシウムガスセル200内に設けられた温度センサ222の出力をAD変換した値である。指令値Yは、CPU500によって指令値レジスタ580内に予め設定された値であり、面ヒータ100の目標温度を示す値である。従って、減算器550の出力Mは、目標温度Yと現行温度Xとの差分(Y−X)を意味している。
PWM部530は、クロック信号SDCの1周期の間に、デューティがM/Nであるパルスを1つ発生させる回路であり、例えばコンパレータで実現される。PWM部530から出力される電圧信号SVのパルスのデューティは、温度の差分Mが大きいほど増加する。従って、温度の差分Mが大きいほど、より大きな実効電圧が面ヒータ100に印加される。より具体的に言えば、面ヒータ100に印加される実効電圧は、温度の差分Mに比例するように制御される。
上述の説明から理解できるように、PWMヒータ制御部260は、目標温度Yと現行温度Xとの差分Mに基づいて、ヒータの実効電圧をPWM制御している。このようなPWM制御を行えば、セシウムガスセル220の温度を、素早くかつ精度良く目標温度に到達させ、また、目標温度近傍に維持することが可能である。
図6は、図5のPWMヒータ制御部260を用いた温度制御の様子を示すグラフである。図6(A)は、温度の時間変化の例を示しており、図6(B)は、面ヒータ100の電力の時間変化を示している。図6(B)の破線で示すように、面ヒータ100の定格電力で比較的緩やかに昇温すると、図6(A)の破線で示すように、温度も比較的緩やかに上昇する。一方、PWMヒータ制御部260を用いて面ヒータ100のPWM制御を行うことによって、図6(B)の実線で示すように面ヒータ100に印加される電力が温度の差分に比例して変化する。具体的には、温度の差分が大きい場合には、最大印加電力までヒータに電力が供給され、温度の差分が小さくなるに従って、急激に印加電力が低下する。この結果、図6(A)に実線で示すように、セル温度が素早く目標温度に到達する。また、目標温度に到達した後も、温度の差分に応じたPWM制御を行うことによって、目標温度近傍に維持することが可能である。
図7は、本発明の第3実施例としてのプリンタ用の定着ドラム装置の構成を示す説明図である。この定着ドラム装置3000は、定着ドラム600の内面に面ヒータ100が設置されたものである。面ヒータ100の電力は、前述したPWMヒータ制御部260によって制御される。定着ドラム600は、図7(B)に示すように、印刷用紙P上に塗布されたインク(又はトナー)を加熱することによって、インク(又はトナー)を定着させるためのものである。この定着ドラム装置3000も、図5,図6で説明したPWM制御を実行することによって、定着ドラム600の温度を素早くかつ精度良く目標温度に到達させ、また、目標温度近傍に維持することが可能である。
図8は、本発明の第4実施例としての車両用の排気ガス浄化装置の構成を示す説明図である。この排気ガス浄化装置4000は、車両の排気管の途中に設けられており、排気ガスEGを浄化するための触媒式浄化装置700を有している。触媒式浄化装置700の内部には、触媒を加熱するためのヒータ100aが設置されている。このヒータ100aは、浄化装置700内に設けられた触媒を可能な限り均一に昇温させるために、凹凸状に折り曲げられている。このヒータ100aの電力は、前述したPWMヒータ制御部260によって制御される。なお、面ヒータ100aによる加熱は、主として車両の始動時に行われる。この理由は、車両の始動時は触媒が低温なので、そのままでは浄化を上手く行えないからである。一方、エンジンから高温の排気ガスEGが十分に供給されるようになった後には、排気ガスEGによって触媒が十分に加熱されるので、ヒータ100aによる加熱はほとんど不要となる。従って、この排気ガス浄化装置4000では、車両の始動時にヒータ100aによって触媒を急速に加熱する。この急速加熱は、図6で説明したようにPWMヒータ制御部260によって実行することが可能である。
図9は、本発明の第5実施例としての便座加熱装置の構成を示す説明図である。この便座加熱装置5000は、便座800内に面ヒータ100bが設けられたものである。面ヒータ100bの電力は、PWMヒータ制御部260によって制御される。この便座加熱装置5000は、例えば通常はヒータによる加熱を行わずに待機しており、使用者がトイレに入室した直後に便座800を面ヒータ100bによって急速加熱する。こうすれば、不使用時の無駄な電力を節約することができる。なお、使用者がトイレに入室したか否かを検出するため、に例えば人体感知センサをトイレに設置しておき、そのセンサの出力信号に応じてPWMヒータ制御部260がその動作を開始するように装置を構成することができる。
図10は、本発明の第6実施例としての車両用のフロントガラス除霜装置の構成を示す説明図である。このフロントガラス除霜装置6000は、車両のフロントガラス900内に透明な面ヒータ100cを設けたものである。この面ヒータ100cは、2本のリード線110を介して電源120に接続されており、リード線110にはスイッチ130が設けられている。なお、2本のリード線110は、いずれもフロントガラス900の下端において面ヒータ100cに接続されている。この除霜装置6000は、透明な面ヒータ100cを用いているので、運転者の視界を邪魔することなく、フロントガラス900に付着した霜を素早く融かすことが可能である。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
本発明による面ヒータは、上述した各種の装置以外の種々の装置に適用可能である。また、面ヒータの形状は、適用される装置に併せて任意に変更することが可能である。
C2.変形例2:
面ヒータを制御するための装置は、スイッチ130(図1)や、PWMヒータ制御部260(図4)に限らず、他の種々の制御装置を採用することが可能である。
本発明の第1実施例としての面ヒータの構成を示す説明図である。 加熱装置の動作状態と温度特性とを示す説明図である。 種々の金属の抵抗値と抵抗温度係数と融点とを示す説明図である。 本発明の第2実施例としての原子時計装置の構成を示す説明図である。 PWMヒータ制御部の内部構成を示すブロック図である。 PWMヒータ制御部を用いた温度制御の様子を示すグラフである。 本発明の第3実施例としてのプリンタ用定着ドラム装置の構成を示す説明図である。 本発明の第4実施例としての車両用の排気ガス浄化装置の構成を示す説明図である。 本発明の第5実施例としての便座加熱装置の構成を示す説明図である。 本発明の第6実施例としての車両用のフロントガラス除霜装置の構成を示す説明図である。 従来の面ヒータの構成を示す説明図である。
符号の説明
100…面ヒータ
102…基材
104…導電膜
106…絶縁膜
108…電極
110…リード線
120…電源
130…スイッチ
200…セシウムガスセル
210…レーザ
220…セシウムガスセル
222…温度センサ
230…光センサ
240…共振制御部
250…時計表示部
260…PWMヒータ制御部
500…CPU
510…基本クロック生成回路
520…分周器
530…PWM部
550…減算器
560…AD変換部
580…レジスタ
600…定着ドラム
700…触媒式浄化装置
800…便座
900…フロントガラス
1000…加熱装置
1100…発熱体
1110,1120…電極
2000…原子時計装置
3000…定着ドラム装置
4000…排気ガス浄化装置
5000…便座加熱装置
6000…フロントガラス除霜装置

Claims (4)

  1. 面ヒータを備える装置であって、
    前記面ヒータは、
    絶縁性の基材と、
    前記基材上に設けられた導電膜と、
    前記導電膜を覆う絶縁膜と、
    を備え、
    前記導電膜は、常温で420ppm/℃以上の抵抗温度係数を有する材料で形成されていることを特徴とする装置。
  2. 請求項1記載の装置であって、
    前記導電膜は、常温で4.8μΩ-cm以上の抵抗を示す材料で形成されている、装置。
  3. 請求項2記載の装置であって、
    前記導電膜は、タングステンで形成されている、装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の装置であって、
    前記面ヒータは透明である、装置。
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