JP2008242893A - 紙幣識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙幣を安定した状態で収納することができ、しかも、外部からの紙幣の収納有無の確認を容易に行える紙幣識別装置を提供する。
【解決手段】カセットプレート72の上下寸法は紙幣PMの上下寸法と同じか或いは上下寸法よりも僅かに大きく、その上端が収納紙幣PMの上端と一致するか或いは上端よりも僅かに高くなるように配置されており、該カセットプレート72は全体が透明になっていて、覗き窓IWから紙幣収納カセット70内を覗き込んで透明なカセットプレート72を介した透視によって外部から紙幣PMの収納有無を確認できるようになっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動販売機等に用いられる紙幣識別装置に関する。
自動販売機等に用いられる紙幣識別装置は、紙幣挿入口に挿入された紙幣を紙幣通路に沿って搬送する紙幣搬送機構と、紙幣搬送機構に動力を付与する搬送駆動手段と、紙幣収納位置に搬送された紙幣を紙幣収納カセットに押し込んで収納させる紙幣収納機構と、紙幣収納機構に動力を付与する収納駆動手段とを具備している。
前記紙幣収納カセットは、一般に上面及び前面を開口した箱形を成していて、軸支箇所を支点とした回転によって開閉できるように紙幣識別装置に取り付けられている。この紙幣収納カセットは、前面開口の左右縁に沿って設けられた縦長のレールと、両レールの左右間隔よりも左右幅が僅かに大きく両レールの後側に配置された縦長矩形状のカセットプレートと、カセットプレートを前方に付勢するコイルバネ等のバネ材とを有しており、紙幣はその幅方向両側部をカセットプレートと左右のレールとの間に挟持された状態で収納される。
また、前記紙幣収納カセットの後面には紙幣の収納有無を直視(紙幣そのものを何も介さずに直接見ることを意味する)によって確認するための覗き窓が設けられており、該覗き窓から収納紙幣を直視する関係からカセットプレートとして紙幣の上下寸法よりも上下寸法が小さなものを用いてその上端が収納紙幣の上端よりも低くなるように配置し、これにより収納紙幣の上部がカセットプレートの上側で露出するようにしている。
紙幣回収を行う作業者は、収納紙幣の上部露出部分を覗き窓から直視することによって外部から紙幣の収納有無を確認し、紙幣が収納されていることを確認した後に紙幣収納カセットを開放し、左右のレールとカセットプレートとの間に挟持された状態で収納されている紙幣を取り出している。
特開2002−109613
従前の紙幣識別装置では、収納紙幣の上部をカセットプレートの上側で露出させるために該カセットプレートとして紙幣の上下寸法よりも上下寸法が小さなものを用いてその上端が収納紙幣の上端よりも低くなるように配置しているので、カセットプレートと左右のレールとによる紙幣の挟持面積が減って紙幣が不安定な状態、例えば上部露出部分が湾曲したような状態で収納される可能性がある。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、紙幣を安定した状態で収納することができ、しかも、外部からの紙幣の収納有無の確認を容易に行える紙幣識別装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、上面及び前面を開口した箱形を成し、前面開口の左右縁に沿って設けられた縦長のレールと、両レールの左右間隔よりも左右幅が僅かに大きく両レールの後側に配置された縦長矩形状のカセットプレートと、カセットプレートを前方に付勢するコイルバネ等のバネ材とを有し、紙幣の幅方向両側部をカセットプレートと左右のレールとの間に挟持した状態で収納し得る紙幣収納カセットを軸支箇所を支点とした回転によって開閉できるように備えた紙幣識別装置において、カセットプレートの上下寸法は紙幣の上下寸法と同じか或いは上下寸法よりも僅かに大きく、その上端が収納紙幣の上端と一致するか或いは上端よりも僅かに高くなるように配置されており、該カセットプレートは少なくとも紙幣収納カセットの後面に設けられた覗き窓から紙幣収納カセット内を覗き込んだときに見える領域のみが透明になっていて、覗き窓から紙幣収納カセット内を覗き込んでカセットプレートの透明部分を介した透視によって外部から紙幣の収納有無を確認できるようになっている、ことをその特徴とする。
この紙幣識別装置によれば、覗き窓から紙幣収納カセット内を覗き込んでカセットプレートの透明部分を介した透視によって紙幣の収納有無を確認できるように構成されているので、従前のように紙幣の収納有無を直視によって確認するために収納紙幣の上部をカセットプレートの上側で露出させる必要がない。要するに、カセットプレートとして紙幣の上下寸法と同じか或いは上下寸法よりも僅かに大きいものを用いることができるので、左右のレールとカセットプレートとによる紙幣の挟持面積を拡大して紙幣を安定した状態で収納することができ、しかも、カセットプレートの透明部分を介した透視によって外部からの紙幣の収納有無の確認も容易に行うことができる。
本発明によれば、紙幣を安定した状態で収納することができ、しかも、外部からの紙幣の収納有無の確認を容易に行える紙幣識別装置を提供できる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1〜図5は本発明(紙幣識別装置)の一実施形態を示す。図1は紙幣識別装置を前側から見た斜視図、図2は紙幣識別装置を後側から見た斜視図、図3は図1及び図2に示した紙幣識別装置の後面図、図4は図1及び図2に示した紙幣識別装置の上面図、図5は図3のa−a線断面図である。
図1〜図5に示した紙幣識別装置は、メインフレーム10と、ベースボックス20と、前側シュート30と、紙幣搬送ユニット40と、後側シュート50と、マスク60と、紙幣収納カセット70と、後側シュート用の係止解除レバー80と、紙幣収納カセット用の係止レバー90とを備えている。
まず、図1〜図5に示した紙幣識別装置のメカニズムについて説明する。
ベースボックス20は上面及び後面を開口した箱形を成し、その前面をメインフレーム10の後面下部に固定されている。このベースボックス20は、紙幣PMを紙幣収納カセット70内に押し込んで収納するための縦長矩形状の紙幣収納プレート21と、該紙幣収納プレート21を前後に平行移動させるリンク機構22と、モータ,減速用歯車及び駆動レバーを有する収納駆動源(図示省略)と、上部後側の左右にその中心線が左右方向を向くように設けられた後側シュート用の軸支孔23と、下部後側の左右にその中心線が左右方向を向くように設けられた紙幣収納カセット用の軸支穴(符号無し)とを有している。
リンク機構22は、各々の上端を紙幣収納プレート21に回転自在に連結され、且つ、各々の下端をベースボックス20に回転自在に連結された左右一対の上側リンク22aと、各々の上端をベースボックス20に回転自在に連結され、且つ、各々の下端を紙幣収納プレート21に回転自在に連結された左右一対の下側リンク22bと、上側リンク22aと下側リンク22bで共通の操作軸22cとを有している。操作軸22cには収納駆動源の駆動レバーが係合しており、該駆動レバーの前後移動に伴ってリンク機構22はその形態を変化して紙幣収納プレート21を前後に平行移動させる。
前側シュート30は全体が略矩形状を成し、その前面をメインフレーム10の後面上部に固定されている。この前側シュート30は、後側に張り出した上部湾曲部31と、前側に張り出した下部湾曲部32と、上下左右に間隔をおいて回転自在に、且つ、その一部が後側に露出するように設けられた計4個のローラ33と、紙幣搬送ユニット取付部(図示省略)と、その一部が後側に露出するように設けられた挿入検知センサ34とを有している。
挿入検知センサ34と後述の挿入検知センサ44の一方は発光ダイオード等から成る複数の発光素子によって構成され、他方はフォトダイオードやフォトトランジスタ等から成る複数の受光素子によって構成されている。挿入検知センサ34と44のうちの受光側で検知された光の強度変化に係る信号は挿入判定機能を有するコントローラ(図示省略)に送出される。
また、計4個のローラ33のうちの右側の2個のローラ33は紙幣搬送ユニット40の右側の無端ベルト43の前側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触し、左側の2個のローラ33は紙幣搬送ユニット40の左側の無端ベルト43の前側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触している。
さらに、前側シュート30は、上部両側に設けられ後方向に向けて突出する横長矩形状の係止片35を有している。各係止片35は弾性による左右方向の変形を可能としており、各々の後端内側には傾斜面35aが設けられ、略前後方向中間位置にはその中心線が左右方向を向く係止孔35bが設けられている。両係止片35の外面の左右間隔は後側シュート50の左右寸法とほぼ一致している。
紙幣搬送ユニット40は全体が略直方体形状を成し、前側シュート30の紙幣搬送ユニット取付部に着脱自在に取り付けられている。この紙幣搬送ユニット40は、ユニット本体41と、ユニット本体41の上部左右に回転自在に設けられたプーリ42と、ユニット本体41の下部左右に共通回転軸を通じて回転自在に設けられたプーリ42と、紙幣PMの幅方向両側部に向き合うように左側の2個のプーリ42と右側の2個のプーリ42にそれぞれ巻き付けられた2つの無端ベルト43と、左側の下側プーリ42に同軸上に連結された従動歯車(図示省略)と、その一部が前側に露出して挿入検知センサ34と向き合うようにユニット本体41内に設けられた挿入検知センサ44と、その一部が後側に露出するようにユニット本体41内に設けられた真偽識別センサ47とを有している。
真偽識別センサ47と後述の真偽識別センサ53の一方は発光ダイオード等から成る複数の発光素子によって構成され、他方はフォトダイオードやフォトトランジスタ等から成る複数の受光素子によって構成されている。真偽識別センサ47と53のうちの受光側で検知された光の強度変化に係る信号は真偽判定機能を有するコントローラに送出される。
後側シュート50は全体が略直方体形状を成す。この後側シュート50は、前側に張り出した湾曲部51と、上下左右に間隔をおいて回転自在に、且つ、その一部が前側に露出するように設けられた計4個のローラ52と、その一部が前側に露出して真偽識別センサ47と向き合うように設けられた真偽識別センサ53と、モータ,減速用歯車及び駆動歯車を有する搬送駆動源(図示省略)と、下面後側の左右に設けられた支持片54と、各支持片54にその中心線が左右方向に向くように設けられた軸部55と、下面に左右に間隔をおいて設けられ係止レバー90の左右の係合突起93の上方突出部分が挿入される凹部(図示省略)とを有している。この後側シュート50は左右の軸部55をベースボックス20の上部左右の軸支孔23に回転自在に挿入され、軸支箇所を支点とした回転によって開閉できるようにベースボックス20に取り付けられている。
計4個のローラ52のうちの右側の2個のローラ52は紙幣搬送ユニット40の右側の無端ベルト43の後側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触し、左側の2個のローラ52は紙幣搬送ユニット40の左側の無端ベルト43の後側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触している。
搬送駆動源の駆動歯車は後側シュート50を閉塞した状態で紙幣搬送ユニット40の従動歯車に噛合する。つまり、紙幣搬送ユニット40の各無端ベルト43は搬送駆動源の駆動歯車(図示省略)から従動歯車(図示省略)に伝達された回転力に基づいて所定方向に回転して紙幣搬送を行う。
また、後側シュート50は、上部両側に設けられた凹部56と、各凹部56の内側側面に設けられた係合ピン57とを有している。各係合ピン57の中心線は左右方向を向いており、各々の径は係止片35の係止孔35bの径よりも僅かに小さく、各々の長さは好ましくは凹部56の左右間隔よりも短い。
さらに、後側シュート50は、係止解除レバー用の左右一対の支持壁58をその上面に有している。各支持壁58にはその中心線が左右方向に向くように設けられた係止解除レバー用の軸支孔(符号無し)が形成されている。
マスク60は後面を開口した箱形を成し、その後面をメインフレーム10の前面に固定されている。このマスク60は、前面から後面に至る横長の紙幣挿入口61と、紙幣挿入口61の後端下部から後側に張り出した湾曲部62とを有している。
紙幣収納カセット70は上面及び前面を開口した箱形を成す。この紙幣収納カセット70は、前面開口の左右縁に沿って設けられた縦長のレール71と、両レール71の左右間隔よりも左右幅が僅かに大きく両レール71の後側に配置された縦長矩形状のカセットプレート72と、カセットプレート72を前方に付勢する円錐台状のコイルバネ73と、後面上部に設けられた略U字形の開口74と、左右面下部にその中心線が左右方向に向くように設けられた軸部75と、後面内側に設けられ係止レバー90の弾性リング94を支えるためのL字形の支持部76と、上面に左右方向に間隔をおいて設けられ係止レバー90の左右の係合突起93を上方に突出させるための挿入孔77とを有している。この紙幣収納カセット70は左右の軸部75をベースボックス20の下部左右の軸支穴に回転自在に挿入され、軸支箇所を支点とした回転によって開閉できるようにベースボックス20に取り付けられている。
カセットプレート72は透明プラスチック板或いは透明ガラス板から成りその全体が透明であり、カセットプレート72の前側に位置する収納後の紙幣PMを該カセットプレート72の後方から透視できるようになっている。また、カセットプレート72の上下寸法は紙幣PMの上下寸法と同じか或いは上下寸法よりも僅かに大きく、その上端が収納紙幣PMの上端と一致するか或いは上端よりも僅かに高くなるように配置されている。
係止解除レバー80は、矩形状の押圧部81と、押圧部81の後端から前方に伸びる縦断面L字形の姿勢制御部82と、姿勢制御部82の左右両側に設けられた弾性片83と、各弾性片83にその中心線が左右方向に向くように設けられた軸部84と、押圧部81の左右両側に設けられ左右方向に伸びる棒状部85と、各棒状部85の先端に設けられた操作部86とを有している。この係止解除レバー80は両弾性片83を内側に撓ませて各々の軸部84を後側シュート50の左右の支持壁58の軸支孔に挿入することによって後側シュート50の上面に取り付けられており、軸支箇所を支点とした傾動動作ができるようになっている。また、この取付状態では姿勢制御部82がメインフレーム10の上側張出部11に近接するようになっていて、押圧部81が浮き上がるように傾動したときの角度制限を姿勢制御部82の上側張出部11への接触によって行えるようになっている。
各操作部86は縦断面略三角形を成していて、各々の外面は内側に向かって傾く傾斜面86aとなっている。両操作部86の下端の左右間隔は、前側シュート30の左右係止片35の内面の左右間隔よりも僅かに小さい。
係止レバー90は、全体が略U字形を成す本体91と、本体91のU字形上縁から後方向に突出するように設けられたU字形押圧部92と、本体91の左右上側に設けられた係合突起93と、本体91の下部に設けられた弾性リング94とを有している。この係止レバー90は弾性リング94の下部を紙幣収納カセット70の支持部76に差し込み、且つ、左右の係合突起93を紙幣収納カセット70の挿入孔77に挿入することによって紙幣収納カセット70の後面内側に上下移動可能に取り付けられている。
係止レバー90のU字形押圧部92は紙幣収納カセット70の開口74に位置するがそれ自体がU字形であることから後に説明する閉塞状態で開口74を塞ぐことはなく、該U字形押圧部92の上側に形成されるU字形隙間は透明なカセットプレート72を介した透視によって紙幣PMの収納有無を確認するときの覗き窓IWとしての役目を果たす。
紙幣PMの収納有無を確認するときに覗き窓IWから紙幣収納カセット70内を覗き込んで透明なカセットプレート72を介した透視によって外部から紙幣PMの収納有無を確認する関係から、該覗き窓IWの高さ位置はカセットプレート72に向き合う位置、具体的にはカセットプレート72の上部中央に向き合う位置に設定されている。また、紙幣収納カセット70を開放するときに覗き窓IWに指先を挿入して係止レバー90のU字形押圧部92をその下端が開口74の下端に当接する位置まで指先で下方に押す操作を行う関係から、該覗き窓IWは指先が挿入可能なサイズを有している。
前述の紙幣識別装置では、後側シュート50が閉塞状態にあるとき、該後側シュート50の左右の係合ピン57は前側シュート30の左右の係止片35の係止孔35bにそれぞれ挿入されている。閉塞状態にある後側シュート50を開放するときには、係止解除レバー80の押圧部81を指先で下方に押圧して左右の操作部86の傾斜面86aを前側シュート30の左右の係止片35の内側に押し込んで左右の係止片35を外側に押し広げて左右の係合ピン57の左右の係止孔35bへの挿入を解除すればよい。また、開放状態の後側シュート50を閉塞状態とするには、軸支箇所を支点とした回転によって後側シュート50を閉塞位置に戻し、左右の係合ピン57によって前側シュート30の左右の係止片35を押し広げながら該左右の係合ピン57を左右の係止片35の係止孔35bにそれぞれ挿入すればよい。
後側シュート50が閉塞状態にあるとき、紙幣搬送ユニット40はその前後を前側シュート30と後側シュート50に挟み込まれていて、上部湾曲部31と湾曲部51の存在もあって、紙幣搬送ユニット40の周囲には各無端ベルト43と各ローラ33,52との境界面を含む逆U字形の紙幣通路BPが形成される。この紙幣通路BPの前側下端はマスク60の湾曲部62を介して紙幣挿入口61の後端と連通している。
一方、紙幣収納カセット70が閉塞状態にあるとき、係止レバー90の弾性リング94の付勢力によって本体91の上辺が紙幣収納カセット70の上面内側に当接して左右の係合突起93は上方に突出し、両係合突起93の上方突出部分が後側シュート50の下面の左右凹部に挿入されている。閉塞状態にある紙幣収納カセット70を開放するときには、係止レバー90のU字形押圧部92をその下端が開口74の下端に当接する位置まで指先で下方に押して左右の係合突起93を後側シュート50の下面の左右凹部から抜き出せばよい。また、開放状態の紙幣収納カセット70を閉塞状態とするには、軸支箇所を支点とした回転によって紙幣収納カセット70を閉塞位置に戻し、係止レバー90のU字形押圧部92をその下端が開口74の下端に当接する位置まで指先で下方に押してから該押圧を解除して、弾性リング94の弾性復元力によって左右の係合突起93を後側シュート50の下面の左右凹部に挿入すればよい。
次に、図1〜図5に示した紙幣識別装置の動作及び紙幣回収操作について説明する。
マスク60の紙幣挿入口61に挿入された紙幣PM(1000円札,2000円札,5000円札,10000円札)の先端部分が挿入検知センサ34,44の検知領域に達すると、該挿入検知センサ34,44からの信号に基づいて紙幣挿入が判別される。
この判別結果が紙幣挿入有りのときには、搬送駆動源のモータが回転を開始し、これにより紙幣搬送ユニット40の各無端ベルト43が回転を開始して、挿入された紙幣PMの搬送が開始される。
紙幣PMが紙幣収納位置に到達するまでの搬送途中では真偽識別センサ47,53からの信号に基づいて紙幣PMの真偽が判別される共に真正である場合はその種類(1000円札,2000円札,5000円札,10000円札)も判別される。
この判別結果が紙幣真正のときには、紙幣搬送が継続されて紙幣PMが紙幣収納位置(紙幣PMが紙幣収納プレート21の前側にくる位置,図5の破線参照)まで送り込まれ、ここで紙幣搬送が停止される。つまり、紙幣挿入口61に挿入された紙幣PMが真正であるときには該紙幣PMは1回の連続搬送で紙幣収納位置に到達することになる。
紙幣搬送が停止されると、収納駆動源のモータが回転を開始し、これによりリンク機構22の形態が変化して紙幣収納プレート21が左方向に平行移動し、紙幣収納位置に位置する紙幣PMは該紙幣収納プレート21と一緒に左方向に移動し、カセットプレート72をコイルバネ73の付勢力に抗して押し退け、且つ、左右のレール71を乗り越えるようにして紙幣収納カセット70内に押し込まれる。押し込み後は収納駆動源のモータが更に回転してリンク機構22及び紙幣収納プレート21が元の位置に復帰し、紙幣PMはその幅方向両側部を左右のレール71とカセットプレート72との間に挟持された状態で収納される。
一方、真偽の判別結果が紙幣非真正(識別不可も含む)のときには、搬送駆動源のモータが逆方向に回転し、これにより紙幣搬送ユニット40の各無端ベルトが逆方向に回転して、紙幣PMが紙幣挿入口61に向かって搬送されて返却される。
以上の動作はマスク60の紙幣挿入口61に紙幣PMが挿入される度に繰り返され、真正な紙幣PMはカセットプレート72の後面に重ねて収納される。
紙幣収納カセット70内の紙幣PMを回収するときには、図5に矢印で示すように覗き窓IW(係止レバー90のU字形押圧部92の上側に形成されているU字形隙間)から紙幣収納カセット70内を覗き込んで透明なカセットプレート72の上部を介した透視によって外部から紙幣PMの収納有無を確認する。
紙幣PMが収納されていることを確認した後は、覗き窓IWに指先を挿入し、係止レバー90のU字形押圧部92をその下端が開口74の下端に当接する位置まで指先で下方に押して左右の係合突起93を後側シュート50の下面の左右凹部から抜き出す。そして、軸支箇所(左右の軸部75)を支点とした回転によって紙幣収納カセット70を開放し、左右のレール71とカセットプレート72との間に挟持された状態で収納されている紙幣PMを取り出す。
紙幣PMを取り出した後は軸支箇所(左右の軸部75)を支点とした回転によって紙幣収納カセット70を閉塞位置に戻し、係止レバー90のU字形押圧部92をその下端が開口74の下端に当接する位置まで指先で下方に押してから該押圧を解除して、弾性リング94の弾性復元力によって左右の係合突起93を後側シュート50の下面の左右凹部に挿入して、紙幣収納カセット70を閉塞状態に復帰させる。
このように、前述の紙幣識別装置によれば、覗き窓IW(係止レバー90のU字形押圧部92の上側に形成されているU字形隙間)から紙幣収納カセット70内を覗き込んで透明なカセットプレート72の上部を介した透視によって紙幣PMの収納有無を確認できるように構成されているので、従前のように紙幣PMの収納有無を直視によって確認するために収納紙幣PMの上部をカセットプレートの上側で露出させる必要がない。要するに、カセットプレート72として紙幣PMの上下寸法と同じか或いは上下寸法よりも僅かに大きいものを用いることができるので、左右のレール71とカセットプレート72とによる紙幣PMの挟持面積を拡大して紙幣PMを安定した状態で収納することができ、しかも、透明なカセットプレート72を介した透視によって外部からの紙幣PMの収納有無の確認も容易に行うことができる。
尚、前述の説明では、カセットプレート72として全体が透明なものを例示したが、少なくとも覗き窓IWから紙幣収納カセット70内を覗き込んだときに見える領域のみ、例えば上部のみが透明になっているものをカセットプレート72として用いてもよい。
また、前述の説明では、カセットプレート72として縦長矩形状のものを例示したが、図6に示すように覗き窓IWよりもサイズが小さいU字形切り欠き72aをカセットプレート72の上端中央に形成し、覗き窓IWに挿入した指先をU字形切り欠き72aに引っかけてカセットプレート72を後方に引き寄せることで開放に併せて収納紙幣PMの挟持を強制的に解除できるようにしてもよい。この場合は透明なカセットプレート72を介した透視によって紙幣PMの収納有無を確認できる領域がU字形切り欠き72aの存在によって狭くなってしまうが、紙幣PMのU字形切り欠き72aに対応する部分を該U字形切り欠き72aを通じて直視できることから前記透視と併せて紙幣PMの収納有無の確認を容易に行うことができる。
さらに、前述の説明では、係止レバー90のU字形押圧部92の上側に形成されているU字形隙間を覗き窓IWとして利用したものを例示したが、係止レバー90の押圧部92として非U字形のものを用いて該押圧部92によって開口74を塞いでしまうような場合には、紙幣収納カセット70の後面の別位置に覗き専用の専用の覗き窓IWを少なくとも1つ設けるようにしてもよい。
さらにまた、前述の説明では、紙幣搬送装置として逆U字形を成す紙幣通路BPを有するものを例示したが、前記紙幣収納カセットと紙幣収納に係る構成を同じくする紙幣収納カセットを有する紙幣搬送装置であれば本発明を適用して前記同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態を示す、紙幣識別装置を前側から見た斜視図である。 図1に示した紙幣識別装置を後側から見た斜視図である。 図1及び図2に示した紙幣識別装置の後面図である。 図1及び図2に示した紙幣識別装置の上面図である。 図3のa−a線断面図である。 カセットプレートの変形例を示す図3対応図である。
符号の説明
10…メインフレーム、20…ベースボックス、30…前側シュート、40…紙幣搬送ユニット、50…後側シュート、60…マスク、70…紙幣収納カセット、71…レール、72…カセットプレート、72a…切り欠き、73…コイルバネ、74…開口、80…係止解除レバー、90…係止レバー、91…本体、92…U字形押圧部、93…係合突起、94…弾性リング、IW…覗き窓。

Claims (4)

  1. 上面及び前面を開口した箱形を成し、前面開口の左右縁に沿って設けられた縦長のレールと、両レールの左右間隔よりも左右幅が僅かに大きく両レールの後側に配置された縦長矩形状のカセットプレートと、カセットプレートを前方に付勢するコイルバネ等のバネ材とを有し、紙幣の幅方向両側部をカセットプレートと左右のレールとの間に挟持した状態で収納し得る紙幣収納カセットを軸支箇所を支点とした回転によって開閉できるように備えた紙幣識別装置において、
    カセットプレートの上下寸法は紙幣の上下寸法と同じか或いは上下寸法よりも僅かに大きく、その上端が収納紙幣の上端と一致するか或いは上端よりも僅かに高くなるように配置されており、
    該カセットプレートは少なくとも紙幣収納カセットの後面に設けられた覗き窓から紙幣収納カセット内を覗き込んだときに見える領域のみが透明になっていて、覗き窓から紙幣収納カセット内を覗き込んでカセットプレートの透明部分を介した透視によって外部から紙幣の収納有無を確認できるようになっている、
    ことを特徴とする紙幣識別装置。
  2. 覗き窓はカセットプレートの上部中央に向き合う位置に設けられていて、カセットプレートは少なくとも上部が透明になっている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣識別装置。
  3. カセットプレートとして全体が透明なものが用いられている、
    ことをと特徴とする請求項1または2に記載の紙幣識別装置。
  4. 覗き窓は所定のサイズを有し、カセットプレートの上端には覗き窓よりもサイズが小さい切り欠きが設けられている、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の紙幣識別装置。
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