JP2008241779A - 高分子光導波路とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単且つ安価に長尺物を製造することが可能な高分子光導波路の提供。
【解決手段】中央部にコア材料供給路が設けられ、該コア材料供給路を囲み且つ両側部に線材挿通スペースを有するクラッド材料供給路とが設けられたダイスを用い、前記コア材料供給路とクラッド材料供給路にそれぞれ樹脂材料を供給しつつ、前記線材挿通スペースにそれぞれ線材を通してダイス出口側に向けて移動させ、ダイスから引き出された材料に光照射および/または加熱を行って樹脂硬化させ、中央部に設けられた透明高分子材料からなる1個以上のコア部と、その周囲に設けられコア部よりも屈折率の低い透明高分子材料からなるクラッド部とからなる導波路層と、その両端部に設けられ、前記導波路層を支持する線材とを有する高分子光導波路を連続的に製造する。
【選択図】図1
【解決手段】中央部にコア材料供給路が設けられ、該コア材料供給路を囲み且つ両側部に線材挿通スペースを有するクラッド材料供給路とが設けられたダイスを用い、前記コア材料供給路とクラッド材料供給路にそれぞれ樹脂材料を供給しつつ、前記線材挿通スペースにそれぞれ線材を通してダイス出口側に向けて移動させ、ダイスから引き出された材料に光照射および/または加熱を行って樹脂硬化させ、中央部に設けられた透明高分子材料からなる1個以上のコア部と、その周囲に設けられコア部よりも屈折率の低い透明高分子材料からなるクラッド部とからなる導波路層と、その両端部に設けられ、前記導波路層を支持する線材とを有する高分子光導波路を連続的に製造する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光通信、光情報処理などで用いられる高分子光導波路とその製造方法に関する。
近年、光インターコネクション用途として、高分子型の導波路構造が多く検討されている。高分子光導波路の製造方法としては、フォトリソグラフィーや反応性イオンエッチング等を用いてコア部を形成する方法が一般的である(特許文献1〜2参照。)。
しかし、これら従来の方法では、複雑な工程のため、製造コストの面で難点を有するものであった。
しかし、これら従来の方法では、複雑な工程のため、製造コストの面で難点を有するものであった。
一方、近年、高分子光導波路の新しい製造方法として、ナノインプリント方法(特許文献3〜4参照。)など製造コストに優れた方法が提案されている。ナノインプリント方法としては、ナノメールオーダーで樹脂をモールドと基板とで挟み込み、モールドに形成されたパターンを樹脂に転写する技術である。その具体的な手法は、次の通りである。
(1)表面に所望のコアパターンを有するモールドを作製する工程(モールド作製工程)、
(2)基板上に高分子材料(下クラッド材料)を塗布形成する工程(下クラッド形成工程)、
(3)モールドを下クラッド材料にプレスし、熱硬化または光硬化させ、コアパターンを転写させる工程(コアパターン形成工程)、
(4)コア材料をコアパターンに注入し硬化させる工程(コア形成工程)、
(5)上クラッド剤を塗布、硬化させる工程(上クラッド形成工程)。
特開平6−347658号公報
特開平8−304650号公報
特開2006−11211号公報
特開2006−11274号公報
(2)基板上に高分子材料(下クラッド材料)を塗布形成する工程(下クラッド形成工程)、
(3)モールドを下クラッド材料にプレスし、熱硬化または光硬化させ、コアパターンを転写させる工程(コアパターン形成工程)、
(4)コア材料をコアパターンに注入し硬化させる工程(コア形成工程)、
(5)上クラッド剤を塗布、硬化させる工程(上クラッド形成工程)。
ナノインプリント工法では、従来のフォトリソグラフィーや反応性イオンエッチング等を用いる工法に比べると、大幅な製造コストの削減が見込める。しかし、前述したように、ナノインプリント工法でも作製工程が複数回に分かれており、製造工程の複雑さとそれに伴って製造コストが上昇するという問題は残っている。
また、従来の工法では、導波路を形成させる基板の大きさによって、導波路長が規制されており、長尺の導波路を形成させるのは困難である。
また、従来の工法では、導波路を形成させる基板の大きさによって、導波路長が規制されており、長尺の導波路を形成させるのは困難である。
本発明は、前記事情に鑑みてなされ、簡単且つ安価に長尺物を製造することが可能な高分子光導波路とその製造方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、中央部に設けられた透明高分子材料からなる1個以上のコア部と、その周囲に設けられコア部よりも屈折率の低い透明高分子材料からなるクラッド部とからなる導波路層と、その両端部に設けられ、前記導波路層を支持する線材とを有することを特徴とする高分子光導波路を提供する。
本発明の高分子光導波路において、透明高分子材料からなるコア材料およびクラッド材料が紫外線硬化型樹脂であることが好ましい。
また本発明は、中央部にコア材料供給路が設けられ、該コア材料供給路を囲み且つ両側部に線材挿通スペースを有するクラッド材料供給路とが設けられたダイスを用い、前記コア材料供給路とクラッド材料供給路にそれぞれ樹脂材料を供給しつつ、前記線材挿通スペースにそれぞれ線材を通してダイス出口側に向けて移動させ、ダイスから引き出された材料に光照射および/または加熱を行って樹脂硬化させ、前述した本発明に係る高分子光導波路を連続的に製造することを特徴とする高分子光導波路の製造方法を提供する。
本発明の高分子光導波路の製造方法において、前記クラッド材料の粘度が製造時の樹脂保温温度において500〜10000cpsであり、さらに、コア材料の粘度が製造時の樹脂保温温度において5000cps以下であることが好ましい。
本発明の高分子光導波路は、中央部に設けられた透明高分子材料からなる1個以上のコア部と、その周囲に設けられコア部よりも屈折率の低い透明高分子材料からなるクラッド部とからなる導波路層と、その両端部に設けられ、前記導波路層を支持する線材とを有する構成としたので、ダイスにコア部とクラッド部のそれぞれの樹脂材料を供給しつつ、線材をダイス内に通して引き出し、樹脂を硬化させることで製造でき、製造工程を簡略化、連続化できるため、従来の製造方法よりも製造コストをさらに低減することが可能である。
また、長尺線材を使用して連続して生産できるため、長尺の高分子光導波路を作ることが可能である。
また、長尺線材を使用して連続して生産できるため、長尺の高分子光導波路を作ることが可能である。
一般的な光ファイバテープ心線の製造方法としては、特開2006−178003号公報に開示されているような連続的な樹脂押出し工程が知られており、高分子光導波路についても同じ製造方法が使用できれば、製造工程の簡易化、長尺導波路の形成が可能である。そこで本発明では、単純な製造工程で、長尺の導波路を形成できる高分子光導波路構造、製造方法を提案する。
(高分子光導波路の構造)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の高分子光導波路の一実施形態を示す断面図である。図1中、符号1は高分子光導波路、2はコア部、3はクラッド部、4は支持用ダミー線材、5は導波路層、Aは導波路層5の厚さ、Bは中央部幅である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の高分子光導波路の一実施形態を示す断面図である。図1中、符号1は高分子光導波路、2はコア部、3はクラッド部、4は支持用ダミー線材、5は導波路層、Aは導波路層5の厚さ、Bは中央部幅である。
本実施形態の高分子光導波路1は、中央部に設けられた透明高分子材料からなる1個以上のコア部2(図1の例示では5個)と、その周囲に設けられコア部2よりも屈折率の低い透明高分子材料からなるクラッド部3とからなる導波路層5と、その両端部に設けられ、前記導波路層5を支持する支持用ダミー線材4とを有する構成になっている。この高分子光導波路1は、クラッド部3がコア部2を囲むとともに、支持用ダミー線材4を囲んで形成され、それによって両側の支持用ダミー線材4と中央部の導波路層5とが一体化されている。
コア部2とクラッド部3とを構成している透明高分子材料としては、従来から高分子光導波路材料として適用されている樹脂を使用することができ、例えば、光透過性の高いアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン系、ポリカーボネートなどが挙げられる。より好ましくは、製造性の面で優れているアクリル、エポキシ、ウレタン系の紫外線硬化型樹脂が好ましい。これら樹脂の屈折率は、コア用の屈折率がクラッド用樹脂の屈折率よりも0.01以上大きいことが好ましい。
支持用ダミー線材4としては、光ファイバ心線、鋼線、アラミド繊維などが挙げられる。
また、各部の寸法としては、コア部2の幅・高さが5〜200μmの範囲、導波路層の厚さAが50〜300μmの範囲、支持用ダミー線材4の外径が100〜500μmの範囲であることが望ましい。
(高分子光導波路の製造方法)
図2及び図3を参照して、本発明の高分子光導波路の製造方法について説明する。図2は、本発明の製造方法の一例として樹脂押出し形成方法のライン工程を示す構成図である。図3は、このライン工程中の樹脂供給部11において用いられるダイス20の断面図である。これらの図中、符号10は線材送り出し機、11は樹脂供給部、12は樹脂架橋炉(又は冷却機)、13は導波路巻取り機、20はダイス、21はコア材料供給路、22はコア材料、23はクラッド材料供給路、24はクラッド材料、25は線材挿通スペースである。
図2及び図3を参照して、本発明の高分子光導波路の製造方法について説明する。図2は、本発明の製造方法の一例として樹脂押出し形成方法のライン工程を示す構成図である。図3は、このライン工程中の樹脂供給部11において用いられるダイス20の断面図である。これらの図中、符号10は線材送り出し機、11は樹脂供給部、12は樹脂架橋炉(又は冷却機)、13は導波路巻取り機、20はダイス、21はコア材料供給路、22はコア材料、23はクラッド材料供給路、24はクラッド材料、25は線材挿通スペースである。
本発明の製造方法は、中央部にコア材料供給路21が設けられ、このコア材料供給路21を囲み且つ両側部に線材挿通スペース25を有するクラッド材料供給路23とが設けられたダイス20を用い、コア材料供給路21とクラッド材料供給路23にそれぞれ樹脂材料(コア材料22とクラッド材料24)を供給しつつ、前記線材挿通スペース25にそれぞれ支持用ダミー線材4を通してダイス出口側に向けて移動させ、ダイス20から引き出された材料に光照射および/または加熱を行って樹脂硬化させ、前述した本発明に係る高分子光導波路1を連続的に製造することを特徴としている。
図2に示すライン工程は、支持用ダミー線材4の送出し機10、コア材料22とクラッド材料24を供給する樹脂供給部11、コア部2及びクラッド部3を形成する樹脂架橋炉12(熱可塑性樹脂の場合は冷却機)、最後に完成した高分子光導波路1の巻取り機13とをライン状に配置して構成されている。本製造例では、製造性の面で有利な紫外線硬化型樹脂をコア材料22及びクラッド材料24として採用しており、紫外線硬化型樹脂の場合、樹脂供給部11は圧力供給によるダイスコーティング方式、樹脂架橋炉12はUVランプ(樹脂が溶剤で希釈された樹脂の場合、UVランプ後に溶剤乾燥のための加熱炉を設置する)となる。図3に樹脂供給部(ダイス出口)の詳細を示した。一つのダイスでコア材料22とクラッド材料24を同時に供給する方式である。
ここで、紫外線硬化型樹脂の場合、製造時樹脂保温温度において、クラッド材料24の粘度は500〜10000cpsであることが望ましい。クラッド材料24の粘度が500cps以下の場合、図1のBで示す中央部が形成されず、逆に、10000cps以上であると、導波路層厚さAの長手方向の変動が大きくなってしまう。また、コア材料の粘度は5000cps以下であることが望ましい。5000cpsを超えると、5〜100μmオーダーのコア径が困難となる。
なお、支持用ダミー線材を無くして、コア/クラッド樹脂だけの構造の場合、本方法で製造することも可能であるが、B部の樹脂断面積や引取り線速が制限される欠点や導波路層5の断面形状が安定しない欠点がある。
なお、支持用ダミー線材を無くして、コア/クラッド樹脂だけの構造の場合、本方法で製造することも可能であるが、B部の樹脂断面積や引取り線速が制限される欠点や導波路層5の断面形状が安定しない欠点がある。
(実施例1)
コア材料、クラッド材料としてエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1100cps(35℃)とした。支持用ダミー線材としては、φ250μmの光ファイバを採用した。樹脂供給には、図3に示したような構造を出口部に有するダイスを採用し、35℃に保温して樹脂をエアー圧力にて押出した。ダイス出口部直後、UVランプと加熱炉を設置した。引き取り線速は20m/minとし、紫外線照射は2000mJ/cm2、加熱条件は200℃で20秒とした。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々70μm、導波路層厚さAが110μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
コア材料、クラッド材料としてエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1100cps(35℃)とした。支持用ダミー線材としては、φ250μmの光ファイバを採用した。樹脂供給には、図3に示したような構造を出口部に有するダイスを採用し、35℃に保温して樹脂をエアー圧力にて押出した。ダイス出口部直後、UVランプと加熱炉を設置した。引き取り線速は20m/minとし、紫外線照射は2000mJ/cm2、加熱条件は200℃で20秒とした。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々70μm、導波路層厚さAが110μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
(実施例2)
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は5000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1000cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々20μm、導波路層厚さAが90μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は5000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1000cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々20μm、導波路層厚さAが90μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
(実施例3)
コア材料、クラッド材料にアクリル系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は2500cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々60μm、導波路層厚さAが90μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
コア材料、クラッド材料にアクリル系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は2500cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々60μm、導波路層厚さAが90μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
(実施例4)
コア材、クラッド材にフッ素系の紫外線硬化型樹脂(無溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1000cps(35℃)とした。無溶剤型であるため、紫外線照射後の加熱は不要であり、引き取り線速は20m/minとし、紫外線照射量は4000mJ/cm2とした。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々50μm、導波路層厚さAが100μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
コア材、クラッド材にフッ素系の紫外線硬化型樹脂(無溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1000cps(35℃)とした。無溶剤型であるため、紫外線照射後の加熱は不要であり、引き取り線速は20m/minとし、紫外線照射量は4000mJ/cm2とした。完成した導波路は、コア部の幅と高さが各々50μm、導波路層厚さAが100μmであり、長手方向に断面形状が均一であった。
(比較例1)
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1500cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、長手方向に導波路層厚さAが不均一であり、形状が凹凸になった。
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1500cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、長手方向に導波路層厚さAが不均一であり、形状が凹凸になった。
(比較例2)
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は100cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、図1の断面形状が得られなかった。
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は1000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は100cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。完成した導波路は、図1の断面形状が得られなかった。
(比較例3)
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は10000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1000cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。結果、コア材料の粘度が高すぎるため、ダイスのコア材料供給路から樹脂が供給できなかった。
コア材料、クラッド材料にエポキシ系の紫外線硬化型樹脂(溶剤型)を採用した。コア材料の粘度は10000cps(35℃)、クラッド材料の粘度は1000cps(35℃)とした。製造方法は、実施例1と同一である。結果、コア材料の粘度が高すぎるため、ダイスのコア材料供給路から樹脂が供給できなかった。
1…高分子光導波路、2…コア部、3…クラッド部、4…支持用ダミー線材、5…導波路層、10…線材送り出し機、11…樹脂供給部、12…樹脂架橋炉(又は冷却機)、13…導波路巻取り機、20…ダイス、21…コア材料供給路、22…コア材料、23…クラッド材料供給路、24…クラッド材料、25…線材挿通スペース。
Claims (4)
- 中央部に設けられた透明高分子材料からなる1個以上のコア部と、その周囲に設けられコア部よりも屈折率の低い透明高分子材料からなるクラッド部とからなる導波路層と、その両端部に設けられ、前記導波路層を支持する線材とを有することを特徴とする高分子光導波路。
- 透明高分子材料からなるコア材料およびクラッド材料が紫外線硬化型樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の高分子光導波路。
- 中央部にコア材料供給路が設けられ、該コア材料供給路を囲み且つ両側部に線材挿通スペースを有するクラッド材料供給路とが設けられたダイスを用い、
前記コア材料供給路とクラッド材料供給路にそれぞれ樹脂材料を供給しつつ、前記線材挿通スペースにそれぞれ線材を通してダイス出口側に向けて移動させ、ダイスから引き出された材料に光照射および/または加熱を行って樹脂硬化させ、請求項1又は2に記載の高分子光導波路を連続的に製造することを特徴とする高分子光導波路の製造方法。 - 前記クラッド材料の粘度が製造時の樹脂保温温度において500〜10000cpsであり、さらに、コア材料の粘度が製造時の樹脂保温温度において5000cps以下であることを特徴とする請求項3に記載の高分子光導波路の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007078184A JP2008241779A (ja) | 2007-03-26 | 2007-03-26 | 高分子光導波路とその製造方法 |
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