JP2008241538A - アンテナ付電子時計 - Google Patents

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和弘 小林
Takashi Ihara
隆史 伊原
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Abstract

【課題】金属部材を使用していても、アンテナ性能を低下させることなく受信を行うことができるアンテナ付電子時計を提供する。
【解決手段】電波を受信するアンテナ109を有するアンテナ付電子時計において、アンテナ109を時計内部である第1の所定位置から、第1の所定位置よりも金属部材から遠ざかる第2の所定位置へ移動させる移動機構200a、200bを設けたため、金属部材によるアンテナ109の性能低下を低減させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、アンテナ付電子時計の構造に関するものである。
従来、アンテナ付電子時計においてアンテナの配置位置は固定されアンテナの感度向上を追及することでアンテナ付電子時計としての受信性能の向上を図ることが一般的であるが、これでは受信状態のもっとも強い方向に合わせて定期的に時刻信号を受信し時刻の補正を行うことは困難であった。このような問題の解決のため、特許文献1には、アンテナを受信角度制御手段でアンテナ駆動モータにより回転させることにより、受信信号の最も強い方向を検出し受信を行う構造が開示されている。
また金属外装を使用している場合、金属外装により電波が遮断され、アンテナが本来もつ性能を発揮できない。このような問題の解決のため、特許文献2には、アンテナを人動にて引き出し、金属部材より離すことで金属部材の影響を排除し、アンテナが本来もつ性能を発揮する構造が開示されている。
特開平6−242264号公報(段落0007、図2) 実開平4−53589号公報(実願平2−95153号のマイクロフィルム)(第11頁第16行〜第12頁第3行、第11図)
しかしながら、特許文献1の構成では受信状態の強い方向にあわせて受信することは可能であるが、金属外装使用の場合、金属部材との位置関係は変わらず、金属部材の影響によるアンテナ性能の低下は解消されず、アンテナが本来持つ性能を発揮できているとはいえない。また特許文献2の構成ではアンテナを外装から引き出すため装着時には邪魔になり、またゴミの流入により時計自体に不具合をきたす可能性があった。
上記課題を解決するため、本発明は、アンテナを第1の所定位置と第1の所定位置よりも金属部材から遠ざける第2の所定位置との間で移動させる移動機構を設けたことを特徴としている
また、前記アンテナ付電子時計は、時計ケース内の裏蓋と表示手段を覆うガラスとの間でアンテナを移動させる機構であることを特徴としている。
また、前記移動機構は移動機構に駆動エネルギーを供給するエネルギー供給手段を有していることを特徴としている。
また、前記アンテナ付電子時計は平板上の文字板を有し、文字板の平面に対し垂直な方向にアンテナを移動させることを特徴としている。
また、前記第1の位置は前記文字板の表側にアンテナが突出しない位置であり、前記第2の位置は前記文字板の表側にアンテナが突出する位置であることを特徴としている。
また、指針軸に取り付けられて回転により駆動する指針を有し、前記第2の位置は前記
アンテナが指針の回転軌道上に位置し、前記移動機構が前記アンテナを前記第2の位置に移動する前に、前記アンテナとは重ならない所定位置に指針を退避させる指針退避制御手段を有していることを特徴とする。
また、受信時に前記第1の所定の位置で予備受信を行うとともに、受信結果に基づいて前記第2の所定位置で受信を行うか否かを判断する受信判断手段を有していることを特徴とする。
また、前記文字板には開口部が形成されており、文字板の開口部の一部を構成する平面部を有する文字板構成部材と前記アンテナが同一部材に回転軸をはさんで構成されたアンテナ回転体を有しアンテナ回転体の回転によりアンテナを第2の所定位置に移動させ、アンテナが第1の所定位置に移動しているときには文字板構成部材が前記文字板と同一面をなす機構を有することを特徴とする。
また、前記文字板に開口部が形成されており、文字板の開口部の平面に対し、垂直方向の往復運動を行う機構により前記アンテナを第1の所定位置および第2の所定位置に移動させることを特徴とする。
また、前記アンテナ付電子時計を構成する金属部材は、地板、裏蓋、電池の少なくともいずれかであることを特徴とする。
また、前記アンテナ付電子時計は略円筒状に形成された該アンテナ付電子時計の外装部材を構成する金属製胴を有し、前記第1の所定位置では、前記アンテナのすべてが前記胴の断面高さ範囲内に位置し、前記第2の所定位置では、前記アンテナの少なくとも一部が前記胴の断面高さ範囲外に位置することを特徴とする。
また、前記アンテナは、略柱状のアンテナコアと該アンテナコアに巻回されたコイルとを有し、前記第1および第2の所定位置において、前記アンテナコアの軸線方向が前記文字板の平面と略並行になるように前記アンテナを配置したことを特徴とする。
本発明によれば、前記アンテナを第1の所定位置と、該第1の所定位置よりも前記金属部材から遠ざけた第2の所定位置の間を移動させることで金属部材の影響によるアンテナ性能の低下を低減することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるアンテナ付電子時計の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態にかかるアンテナ付電子時計における本体の外観を示す図であり、図1(a)は、アンテナ付電子時計の通常使用状態、図1(b)はアンテナ付電子時計の受信状態を示している。図2は本発明の第1の形態にかかるアンテナ付電子時計における本体の断面図であり、図2(a)は図1(a)のA−A線断面図、図2(b)は図1(b)のB−B線断面図である。
図1、図2において100は腕に装着して使用する腕時計のバンドを除いた本体である。本体100は時計機構と時計機構を収納する外装ケースを有し、外装ケースは、金属製の略円筒形状の胴120と、胴120の一方の開口部側に取り付けられた金属製の裏蓋113と胴120の他方の開口部側に取り付けられた透明なガラス112とを有している。
本体100の外周部には複数の操作ボタン116a、116b、116cを備えている。さらに本体100は時刻を表示するための表示部である複数の指針軸に取り付けられて回転または回転駆動する指針(秒針101a、分針101b、時針101c)を備える。本体100は開口部114aを持つ平板状の文字板114を備えている。
時計機構は、略柱状のアンテナコアとアンテナコアに巻回されたコイルからなるアンテナ109と、アンテナ109を後述する第1の所定位置および第1の所定位置より後述する金属部材から遠ざけられた第2の所定位置に移動するための移動機構200aと、移動機構200aを駆動させる駆動エネルギーを供給するアンテナ移動用モータ400と、アンテナ109により受信された信号を検波し時刻情報を抽出する受信IC117と、アンテナ109と受信IC117を接続するための接続部材111と、受信IC117からの時刻情報をもとに時刻を表示する指針の位置を修正する信号を発生させるマイコンIC118と、マイコンIC118からの信号をもとに時刻を表示する指針の位置を修正する時刻修正用モータ(図示しない)を備えている。
前記移動機構200aは、文字板平面と平行な軸を中心に回転する回転軸を、前記アンテナ109と、文字板開口部114aに位置して文字板の一部を構成する平面部を有する文字板構成部材119とで挟んで一体化したアンテナ回転体110を備えている。さらに、移動機構200aは、前記アンテナ回転体110を回転させるための駆動力を前記アンテナ移動用モータ400から伝達する歯車A105、歯車B106、歯車C107、歯車D108とを備えている。この移動機構200aにより文字板平面に対し、垂直な方向に前記アンテナ109を移動させることが可能となる。また、アンテナ移動用モータ400は一般のモータと同様に、コイルブロック102とステータ103とロータ104を備えている。
接続部材111a、111bは、弾性を有する金属製の板状部材であり、回路基板115の平面に対して略垂直になるように一端が回路基板115の接続パターンに固着さる。そして、接続部材111a、111bの他端側がアンテナ回転体110に設けられた図示しない回路基板の接点に押圧され、この接続部材111a、111bに接続される。アンテナ回転体110が有する回路基板は、アンテナ109のアンテナ線に接続されている。すなわち、接続部材111a、111bによって、回路基板115とアンテナ109とが電気的に接続される。
前記第1の所定位置は、アンテナ109が金属製の裏蓋113と文字板114との間に配置される位置である。したがって、アンテナ109が第1の所定位置にあるときには、アンテナ109が胴114に囲まれているとともに、胴120、裏蓋113や、図示しない、電池、金属製の地板や歯車、などの金属部材に比較的近い位置にあり、アンテナ109の利得が低下するなど、受信性能が低下する、受信条件としては好ましくない位置ではあるが、時計の外部からはアンテナ109が視認されない。
前記第2の所定位置は、前記アンテナ109が、前記ガラス112と文字板114の間に配置され、指針(秒針101a、分針101b、時針101c)の回転軌道と重なる位置であり、前記金属部材から比較的遠く、しかも、比較的電波を受信しやすい胴120の開口部に近い位置にある。第2の所定位置は、前記第1の所定の位置と比較すると、アンテナ109が金属部材から遠ざかるので、アンテナ109の受信利得等の受信性能が低下しない、受信条件としては、より、好ましい位置であるが、時計の外部からアンテナ109が視認される位置である。
特に、文字板114が金属部材で構成されていても、第2の所定位置では、胴120、裏蓋113、文字板114の金属部材に囲まれる空間外にアンテナ109が位置するので
アンテナ109の受信性能の低下を低減することができる。
図7は本発明の第1の実施の形態にかかる電波受信および時刻修正の動作の内容を示すフローチャートである。
ここで、本実施の形態における電波受信及び時刻修正の受信動作を、図7のフローチャートを用いて説明する。
マイコンIC118にあらかじめもしくはユーザーが任意に指定した受信開始時刻に達した場合、受信準備を開始する(ステップS701:YES)。このときは、アンテナ付電子時計が図1(a)、図1(b)の状態にある。受信準備を開始するとマイコンIC118からの信号により時刻を表示している全指針(秒針101a、分針101b、時針101c)は図示しない時刻修正用モータにより12時位置もしくは前記アンテナの第2の所定位置とは重ならない位置に移動する(ステップS702)。
その後、アンテナ回転体110を回転させるアンテナ移動用モータ400が駆動し、前記アンテナ移動用モータ400と係合し、文字板平面に対し垂直な軸を中心に回転するように配置、係合された歯車105、106、107を回転させる。歯車107と係合するアンテナ回転体110に構成された歯車108は、文字板平面に対し平行な軸を中心に回転するように配置されているので、歯車107の文字板平面に対し垂直な軸を中心に回転する駆動を文字板平面に対し平行な軸を中心に回転する駆動に変換する。それによりアンテナ回転体110を回転させ、アンテナ回転体110に配置されたアンテナ109が第1の所定位置から第2の所定位置に移動する(ステップS703)。すなわち、アンテナ付電子時計が図1(b)、図2(b)に示す状態になる。
この状態で電波の受信を開始する(ステップS704)。アンテナ109からアンテナ回転体110に設けられアンテナ線が接合された回路基板と回路基板および受信IC117を搭載した基板115の間を弾性を持った接続部材111で接合することによりアンテナ109からの信号を受信IC117に入力し時刻情報を抽出する。受信が成功した場合(ステップS705:YES)、アンテナを第2の所定位置から第1の所定位置に移動させた後(ステップS706)、抽出した時刻情報は受信IC117よりマイコンIC118に送られ、マイコンIC118より図示しない時計時刻修正用モータを駆動させ、秒針101a、分針101b、時針101cを正確な時刻に修正する(ステップS707)。
以上説明したように、本実施形態によれば、アンテナ109と文字板構成部材119とアンテナ回転体110からなる移動機構200aにより、金属部材から比較的近い第1の所定位置から金属部材から比較的遠い第2の所定位置に移動することで、金属部材の影響によるアンテナ性能の低下を低減することが可能となる。
上記実施の形態において、受信信号をアンテナ109から受信IC117に送る手段は弾性を持った金属性の板状の接続部材でなく、FPC等弾性をもった回路基板により接合してもよい。
上記実施形態において、アンテナ109が第2の所定位置に固定されているとき、文字板開口部114aに位置して文字板の一部を構成する平面部を有する文字板構成部材119を配置していたが、同サイズの液晶表示機器を配置しておいてもよい。
上記実施形態において、アンテナ回転体110は、アンテナ109と文字板構成部材119とでアンテナ回転体110を挟むようにこれらを配置している。すなわちアンテナ109とアンテナ回転体110の回転軸が平面的に重なる位置であったが、第1の実施の形態の変形例として、図5、図6のように文字板構成部材119とアンテナ回転体110の
回転軸に対しアンテナ109を平面的に重ならない位置に配置してもよい。
この場合、図6(a)に示すように、アンテナ109が第1の所定位置にあるときに、アンテナ回転体110の回転軸を時計中心側に配置し、アンテナ109を胴120側に配置するとよい。これにより第1の所定位置から第2の所定位置に移動したときに、上記実施形態と同様、断面的に裏蓋、歯車、地板、文字板等の金属部材から遠い位置に移動できるのに加え、アンテナ回転体110が180度回転することによって、アンテナ109とアンテナ回転体110の回転軸との平面的な位置関係が逆になり、すなわち、アンテナ109を平面的に時計中心に移動することができることから、アンテナ109を金属部材からなる胴からもより遠ざけることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は本発明の第2の実施の形態にかかるアンテナ付電子時計の本体の外観を示す図であり、図3(a)は、アンテナ付電子時計の通常使用状態、図3(b)はアンテナ付電子時計の受信状態を示している。図4は本発明の第2の実施の形態にかかるアンテナ付電子時計の本体の断面図であり、図4(a)は図3(a)のC−C線断面図、図4(b)は、図3(b)のD−D線断面図である。第1の実施の形態と異なるのは移動機構であり、それ以外の構成は第1の実施の形態と同様であるため、同じ符号を付してその説明を省略する。
アンテナ109を第1の所定位置および第2の所定位置に移動するための実施の形態2における移動機構200bは、アンテナ109と、アンテナ109を支持するためのアンテナ支持台303からなるアンテナ保持部と、アンテナ移動用モータ400からの駆動力を伝えるための歯車301cを備えるアンテナ移動車301と、移動車301の回転中心となる回転軸301aと、回転軸301aに対して偏心した位置で移動車301に取り付けられた作動軸301bと、作動軸301bとアンテナ支持台303とを連結する連結部材302と、アンテナ支持台303を文字板平面の同一位置を上下に往復させるための規制部306を備えている。また前記アンテナ移動車301に形成された歯車301cと係合し、アンテナ移動用モータ400からの駆動エネルギーを伝達する歯車105、歯車106を備えている。
文字板114には、アンテナ109の移動と連動して開閉するように構成された扉部305a、305bがあり、扉部305aと305bには、回動軸305a1と305b1とが設けられている。アンテナ109が第1の所定位置から第2の所定位置に移動したときにはアンテナ109の移動と連動して回動軸305a1と305b1とが回動して扉部305a、305bが開き、アンテナ109が第2の所定位置から第2の所定位置に移動したときには逆にアンテナ109の移動と連動して扉部305a、305bが閉じるように構成されている。
回路基板115とアンテナ109のアンテナ線とは、図示しないFPCを介して電気的に接続されている。このFPCは、例えば、アンテナ側の端部がアンテナ支持台303に固定されてアンテナ109のアンテナ線に接続されている。従って、アンテナ支持台303が上下に往復移動しても、それに応じてFPCが変形するように構成されている。
実施の形態2の基本的な動作は実施の形態1と同様であるため、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に図7のフローチャートを用いて電波受信及び時刻修正の受信動作を説明する。
時計が図3(a)、図4(a)の状態において、受信時刻になったら(ステップS701:YES)、時刻を表示している各指針は時刻修正用モータにより12時位置もしくは前記アンテナの第2の所定位置と重ならない位置に移動する(ステップS702)。
その後アンテナ移動用モータ400が駆動し、前記アンテナ移動用モータ400と係合し、文字板平面に対し垂直な軸を中心に回転するように配置、係合された歯車105、106を回転させる。そして、歯車106と係合する歯車301cは、文字板平面に対し平行な軸を中心に回転するように配置されているため、歯車106の文字板平面に対し垂直な軸を中心に回転する駆動を、文字板平面に対し平行な軸を中心に回転する駆動に変換する。それにより、アンテナ移動車301を回転軸301aを中心に回転させ、アンテナ移動車301の回転中心から偏心した位置に配置された作動軸301bと規制部306の作用によりアンテナ移動車301の回転はアンテナ支持台303を往復運動させる運動となり、第1の所定位置から第2の所定位置に移動する(ステップS703)すなわち、図3(b)、図4(b)の状態になる。
この状態で受信を開始し、受信された信号はFPCを介して、受信IC117に入力され(ステップS704)、受信が成功した場合には(ステップS705:YES)、移動機構200bを動作させてアンテナ109を第1の所定の位置に戻し(S706)、各指針を正確な時刻に修正する(ステップS707)。
以上説明したように、本実施形態によれば、アンテナを文字板に対し垂直方向に往復移動させる移動手段により、金属部材に比較的近い第1の所定位置から金属部材から比較的遠い第2の所定位置に移動することにより、金属部材の影響によるアンテナ性能の低下を低減することが可能となる。
上記実施形態において文字板開口部と同一面をなす文字板構成部材がアンテナの移動にともない扇状に開閉する機構となっているが、文字板開口を塞ぐ状態と塞がない状態とに、文字板平面に対し平行にスライドする部材を設けて開閉する機構でもよい。
上記実施形態において、アンテナ移動車はモータからの駆動を伝える回転軸と前記回転軸と偏心した位置に配置された作動軸からなっていたが、作動軸をカム形状にしてアンテナ保持部を文字板平面に対し垂直方向に往復させる機構にしてもよい。
上記第1及び第2の実施の形態において、受信時に第2の所定位置に移動するための駆動エネルギーはモータでなく、例えば、りゅうずやPB(プッシュボタン)による人動であってもよい。
さらに、上記第1及び第2の実施の形態において、受信時に各指針を12時に移動させるのではなく、任意のアンテナの第2の所定位置にあるアンテナ109と重ならない位置であれば、12時以外の位置に移動させてもよい。または定時受信を第2の所定位置にあるアンテナ109と各指針とが重ならない時刻に設定し、受信時でも各指針を移動させない仕様としてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態において、受信開始とともにアンテナ109を第2の所定位置に移動させていたが、図7に示す受信時間の判定後(ステップS701:YES)、アンテナ109は第1の所定位置にて受信を行い、受信状態の良悪を判定し悪かった場合のみ、ステップS702に示す、時刻修正モータを駆動し、指針を12時位置に移動し、アンテナ109を第2の所定位置に移動させ、受信をおこなう仕様にしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態においては、胴120の断面高さを、裏蓋113からガラス112までとして、胴120にガラス112を取り付けたが、これに限らず、胴120の断面高さを短くして、ガラス112と胴120との間に、プラスチック性の環状ベゼルを設けても良い。例えば、胴120の断面高さを、裏蓋113から秒針101a
程度までとし、秒針101aとガラス112との間にプラスチック性の環状のベゼルを配置しても良い。そして、アンテナ109を第2の所定位置に移動したときに、アンテナ109の少なくとも一部が、胴120の開口部から突出し、胴120の断面高さ範囲外に位置するようにしてもよい。このように構成することにより、アンテナ109の少なくとも一部が、金属製の胴120に囲まれないので、時計の外部からの電波をさらに受信しやすくなる。
または、図7に示す受信時間の判定後(ステップS701:YES)、アンテナ109は第1の所定位置にて、通常の受信動作よりも短い時間だけ受信動作をする予備受信を行い、予備受信の結果に基づいて、アンテナが第2の所定位置で受信に成功すると判断した場合だけ、アンテナを第2の所定位置に移動するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態において、アンテナが第1の所定位置に固定されているときは文字板開口部はアンテナ位置とは異なる位置に移動し、その位置に液晶表示のようなデジタル表示部をもうけ、表示され、アンテナが第2の所定位置すなわち受信を行うときには、文字板自身が時計中心を中心に回転し文字板開口部がアンテナ位置に移動しアンテナ移動のための開口部となってもよい。
本発明の第1の実施の形態にかかるアンテナ付電子時計の本体の外観を示す図であり、(a)は、アンテナ付電子時計の通常使用状態を示した図、(b)はアンテナ付電子時計の受信状態を示した図である。 本発明の第1の形態にかかるアンテナ付電子時計の本体の断面図であり、(a)は図1(a)のA−A線の断面図、(b)は、図1(b)のB−B線の断面図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるアンテナ付電子時計における本体の外観を示す図であり、(a)は、アンテナ付電子時計の通常使用状態を示した図、(b)はアンテナ付電子時計の受信状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるアンテナ付電子時計の本体の断面図であり、(a)は図3(a)のC−C線断面図、(b)は、図3(b)のD−D線断面図である。 第1の実施の形態の変形例であるアンテナ付電子時計の本体の外観を示す図であり、(a)は、アンテナ付電子時計の通常使用状態を示した図、(b)はアンテナ付電子時計の受信状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例であるアンテナ付電子時計の本体の断面図であり、(a)は図5(a)のE−E線断面図、(b)は、図5(b)のF−F線断面図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態にかかるアンテナ付電子時計の動作の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
100 (アンテナ付電子時計の)本体
101(101a、101b、101c)指針
102 コイルブロック
103 ステータ
104 ロータ
105 歯車A
106 歯車B
107 歯車C
108 歯車D
109 アンテナブロック
110 アンテナ回転体
111(111a、111b)接点部材
112 風防ガラス
113 裏蓋
114(114a)文字板、開口部
115 回路基板
116 外部操作部材
117 受信IC
118 マイコンIC
119 文字板構成部材
120 胴
301 アンテナ移動車
302 連結部材
303 アンテナ支持台
305(305a、305b)文字板構成部材
306 移動規制部
200a、200b 移動機構
400 アンテナ移動用モータ

Claims (15)

  1. 基準信号を出力する基準信号発生手段と、該基準信号に基づき計時情報を出力する計時手段と、該計時情報を元に時刻を表示する表示手段と、電波を受信するアンテナを有する受信手段と、を有するアンテナ付電子時計において、前記アンテナ付電子時計の少なくとも一部が金属部材で構成されており、前記アンテナを、第1の所定位置と、該第1の所定位置よりも前記金属部材から遠ざける第2の所定位置との間で移動させる移動機構を設けたことを特徴とするアンテナ付電子時計。
  2. 前記アンテナ付電子時計は、裏蓋と前記表示手段を覆うガラスとを有し、前記移動機構は、前記裏蓋と前記ガラスとの間で前記アンテナを移動させることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ付電子時計。
  3. 前記移動機構に駆動エネルギーを供給するエネルギー供給手段を有し、前記移動機構は、前記エネルギー供給手段から供給される駆動エネルギーで駆動することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のアンテナ付電子時計。
  4. 前記アンテナ付電子時計は、平板状の文字板を有し、前記文字板の平面に対し、垂直な方向に前記アンテナを移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアンテナ付電子時計。
  5. 前記第1の位置は、前記文字板の表側に前記アンテナが突出せず、前記第2の位置は、前記文字板の表側に前記アンテナが突出することを特徴とする請求項4に記載のアンテナ付電子時計。
  6. 前記文字板が金属製の部材で構成されていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ付電子時計。
  7. 前記表示手段は指針軸に取り付けられて回転駆動する指針を含み、前記第2の位置は、前記アンテナが該指針の回転軌道上に位置し、前記移動機構が前記アンテナを前記第2の所定位置に移動する前に、前記指針を前記アンテナとは重ならない所定位置に退避させる指針退避制御手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載のアンテナ付電子時計。
  8. 前記受信手段は、前記第1の所定位置で予備受信を行うとともに、前記受信手段に、該予備受信の結果に基づいて、前記第2の所定位置で受信を行うか否かを判断する受信判断手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のアンテナ付電子時計。
  9. 前記受信判断手段は、前記予備受信の結果に基づいて、前記第2の所定位置で受信が可能と判断した場合に、前記第2の所定位置で受信を行うことを特徴とする請求項8に記載のアンテナ付電子時計。
  10. 前記受信判断手段は、前記アンテナが前記第1の所定位置にあるときに予備受信を行った結果に基づいて、前記第1の所定位置と、前記第2の所定位置のどちらで受信を行うのかを判断することを特徴とする請求項8に記載のアンテナ付電子時計。
  11. 前記文字板には開口部が形成されており、前記移動機構は、前記文字板の開口部の一部を構成する平面部を有する文字板構成部材と前記アンテナとによって回転軸をはさんで構成したアンテナ回転体を有し、該アンテナ回転体を回転させることにより、前記第1の所定位置では前記文字板構成部材の前記平面部が前記文字板開口部に位置し、前記第2の所
    定位置では前記アンテナが前記文字板の開口部に位置するようにしたことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のアンテナ付電子時計。
  12. 前記移動機構は、回転軸の軸線方向が前記文字板の平面に対して平行である回転部材の回転運動を、前記文字板の平面に対して垂直な方向の往復運動に変換して、該往復運動によって前記アンテナを前記第1の所定位置と前記第2の所定位置とに移動するための変換機構を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のアンテナ付電子時計。
  13. 前記金属部材は、金属製の地板、金属製の裏蓋、電池の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに1項に記載のアンテナ付電子時計。
  14. 前記アンテナ付電子時計は、略円筒状に形成されて該アンテナ付電子時計の外装部材を構成する金属製の胴を有し、前記第1の所定位置では、前記アンテナのすべてが前記胴の断面高さ範囲内に位置し、前記第2の所定位置では、前記アンテナの少なくとも一部が前記胴の断面高さ範囲外に位置することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のアンテナ付電子時計。
  15. 前記アンテナは、略柱状のアンテナコアと、該アンテナコアに巻回されたコイルとを有し、前記第1および第2の所定位置において、前記アンテナコアの軸線方向が前記文字板の平面と略並行になるように、前記アンテナを配置したことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載のアンテナ付電子時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010096523A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Seiko Epson Corp 指針表示装置

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