JP5874183B2 - 感度調整装置 - Google Patents
感度調整装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5874183B2 JP5874183B2 JP2011066892A JP2011066892A JP5874183B2 JP 5874183 B2 JP5874183 B2 JP 5874183B2 JP 2011066892 A JP2011066892 A JP 2011066892A JP 2011066892 A JP2011066892 A JP 2011066892A JP 5874183 B2 JP5874183 B2 JP 5874183B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio wave
- sensitivity
- exit
- adjustment member
- sensitivity adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y02B60/50—
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
こうした無線通信によって送受信されるデータには個人情報も多く含まれる可能性がある。このため、個人のプライバシー等を保護するためにも、データの送受信は特定の電子機器の間で正確に行われる必要がある。
これに対して、後者の場合には、受信感度が低いと適切に、ある程度離れた場所にある外部機器である電子機器との間で通信することができないため、受信感度を高めにすることが望まれる。
このため、外部機器である外部電子機器との間でデータの送受信する際の電波の受信感度は、その目的・用途に応じて適宜切り替えられることが求められる。
しかし、特に、腕時計等の小型の電子機器では、バッテリの収容スペースに限りがあるため、できるだけ電力消費量を押えることが重要となるところ、この手法では、通信関連モジュールにおける電力消費量が多くなってしまうとの問題がある。
また、通信関連モジュールにおいて受信感度の切り替えを行う場合、モジュール等の内部機構が複雑化することにより耐衝撃性能等に制限が出るおそれもある。
外部の機器との間で無線信号を送受信可能なアンテナの送受信感度を調整する感度調整装置において、
一端に電波入出口が形成され、周壁が電波遮蔽体で構成され、他端に前記アンテナが設置された電波入出路と、
電波遮蔽体で構成され、前記電波入出口を遮蔽するための遮蔽部、及び、前記電波入出口を開放するための開放部を有する感度調整部材と、
前記感度調整部材を回転動作させて、前記電波入出口に対する前記遮蔽部及び前記開放部の位置を変更することにより、前記アンテナの送受信感度を調整可能な調整部材移動手段と、
を備え、
前記感度調整部材は、円板に前記開放部として切欠き又は孔を形成することによって構成され、前記感度調整部材は、中心の軸を中心に回転動作可能となっており、
前記開放部は前記電波入出口の大きさ以上の大きさで構成されていることを特徴とする感度調整装置である。
また、周壁が電波遮蔽体で構成された電波入出路によって電波の送受信方向が限定されるので、送受信感度制御の精度を高めることができる。
本実施形態に係る腕時計100は、電気的な駆動により秒針11a、分針11b、時針11cを回転させて時刻を表示するものである。
この腕時計100は、図4に示すように、操作ボタン3等で操作されるスイッチからなる入力部200、CPU(Central ProcessingUnit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、計時回路部205、発振回路部206、指針を駆動するためのモータ(図示せず)を駆動するための表示駆動回路部207、アンテナ13を備えている。
この感度調整装置30は、図5及び図6に示すように、電波の送受信方向を制限する電波入出路31と、動作によって電波入出路31の電波入出口31aの遮蔽具合を変化させる感度調整部材32と、この感度調整部材32を動作させる調整部材移動手段33と、を備えている。
凹部34は、上文字板15aの切欠き部15a−1の下方に位置している。この凹部34の底部は回路基板12によって構成されており、アンテナ13はこの回路基板12に実装されている。
一方、孔部35は凹部34の上方に位置している。この孔部35の上端開口は、下文字板15bの上面側に立設されたリブ15b−1の頂面に形成されている。また、この孔部35が位置する場所では、下文字板25bはハウジング6に当接している。その結果、この孔部35はその下の凹部34に連通している。
この感度調整部材32は下文字板15bの上に設けられている。この感度調整装置32は円板状に形成されている。この感度調整部材32の直径は上記電波入出口31aの直径の2倍よりも大きくなっている。そして、この感度調整装置32は、その中心から外れた位置で上記電波入出口31aを上から覆うように回転軸37に固定支持されている。回転軸37は、下文字板15bを貫通してハウジング6内にまで延び、調整部材移動手段33に連結されている。
この感度調整部材32には中心から外れた位置に開放孔32aが形成されている。この孔32aの直径は上記電波入出口31aの直径と同じか、それよりも大きくなっている。 この孔32aは、電波入出口31aを開放するための開放部を構成し、感度調整部材32のその他の部分は、電波入出口31aを遮蔽するための遮蔽部32bを構成している。そして、感度調整部材32の孔32aは、感度調整部材32の回転位置によって、電波入出口31aと完全に重なる位置、電波入出口31aと一部重なる位置、電波入出口31aから完全に外れた位置とを取り得るようになっている。
図7は、感度調整部材32の回転角と受信感度との関係のイメージを示すグラフである。
この図に示すように、感度調整部材32を回転させると、その回転角度位置によってアンテナ13の受信感度が変化する。
なお、上記孔32aの直径は、電波入出口31aの直径よりも大きく且つリブ15b−1の直径よりも小さいことが好ましい。このようにすれば、感度調整部材32の孔32aが電波入出口31aと完全に重なる位置にある場合であっても、感度調整部材32の孔32aの縁部はリブ15b−1の頂面に当接しているので、孔32aがリブ15b−1に嵌まり合うことが防止される。特に、感度調整部材32が可撓性を有する部材で形成されている場合には有効である。
この調整部材移動手段33は、特に限定はされないが、感度調整部材32に3つの位置を取らせるように構成されている。
すなわち、調整部材移動手段33は、感度調整部材32を回転させることによって、例えば、電波入出路31の電波入出口31aの遮蔽具合を3段階で変化させる。具体的には、調整部材移動手段33は、孔32aが電波入出口31aから外れて遮蔽部で電波入出口31aを完全に遮蔽している位置(図5(A))、孔32aが電波入出口31aと一部重なっていて遮蔽部で電波入出口31aを一部遮蔽している位置(図5(B))、孔32aが電波入出口31aと完全に重なっていて電波入出口31aを完全に開放している位置(図5(C))との3つの位置を選択的に取り得るように構成されている。
なお、ここでは3段階で電波入出口31aの遮蔽具合を変化させているが、無段階で電波入出口31aの遮蔽具合を変化させるようにしてもよいし、電波入出口31aを完全に遮蔽している位置(図5(A))と、電波入出口31aを完全に開放している位置(図5(C))との2段階で、電波入出口31aの遮蔽具合を変化させるようにしてもよい。
例えば、この腕時計100を装着した人が例えば極近くにある外部機器Gと通信を行う場合には、ボタン操作によって、感度調整部材32を動作させ、感度調整部材32で電波入出口31aを完全に遮蔽する。このように感度調整部材32で電波入出口31aを完全に遮蔽したとしても、電波遮蔽体が磁性シート等の場合、極近くにある外部機器Gとの通信は可能である。
また、この腕時計100を装着した人が例えば室内にある外部機器Gとの通信を行う場合には、ボタン操作によって、感度調整部材32を動作させ、感度調整部材32で電波入出口31aを一部遮蔽する。
また、この腕時計100を装着した人が数十メートル離れている外部機器Gと通信を行う場合には、ボタン操作によって、感度調整部材32を動作させ、感度調整部材32の孔32aと電波入出口31aとを完全に合致させる
すなわち、この感度調整装置30及び腕時計100によれば、感度調整部材32を動作させて当該感度調整部材32で電波入出口31aの遮蔽具合を変化させ、送受信感度を調整することができる。このように、送受信感度を調整するのに、感度調整部材32を動作させるだけで済むので、その構成が簡易な構成となり、通信のための電力消費を低減できる。
また、この感度調整装置30及び腕時計100によれば、周壁が電波遮蔽体で構成された電波入出路31によって電波の送受信方向が限定されているので、送受信感度の制御精度を高めることができる。
また、この腕時計100によれば、表面側から風防ガラス4を通して感度調整部材32の動きを視認できるので、送受信感度を容易に確認することができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
外部の機器との間で無線信号を送受信可能なアンテナの送受信感度を調整する感度調整装置において、
一端に電波入出口が形成され、周壁が電波遮蔽体で構成され、他端に前記アンテナが設置された電波入出路と、
電波遮蔽体で構成され、前記電波入出口を遮蔽するための遮蔽部、及び、前記電波入出口を開放するための開放部を有する感度調整部材と、
前記感度調整部材を移動させて、前記電波入出口に対する前記遮蔽部及び前記開放部の位置を変更することにより、前記アンテナの送受信感度を調整可能な調整部材移動手段と、
を備えていることを特徴とする感度調整装置。
<請求項2>
前記感度調整部材は、円板に前記開放部として切欠き又は孔を形成することによって構成され、前記感度調整部材は、中心の軸を中心に回転動作可能となっており、前記調整部材移動手段は、前記感度調整部材を回転動作させることを特徴とする請求項1に記載の感度調整装置。
<請求項3>
表面側に開口を有し、当該開口が電波透過性の透明部材で閉塞された本体ケースと、
前記本体ケースの内部に前記透明部材に対向して設けられ、前記電波入出口が形成された化粧板と、
前記本体ケースの内部における前記化粧板の裏側に設けられ、前記アンテナを支持するアンテナ支持体と、
を備えことを特徴とする電波通信機器。
<請求項4>
表面側に開口を有し、当該開口が電波透過性の風防ガラスで閉塞された時計本体ケースと、
前記時計本体ケースの内部に前記風防ガラスに対向して設けられ、前記電波入出口が形成された文字板と、
前記時計本体ケースの内部における前記文字板の裏側に設けられ、前記アンテナを支持するアンテナ支持体と、
を備えことを特徴とする腕時計。
4 風防ガラス
13 アンテナ
15 文字板
30 感度調整装置
31 電波入出路
31a 電波入出口
32 感度調整部材
32a 孔(開放部)
33 調整部材移動手段
100 腕時計
Claims (1)
- 外部の機器との間で無線信号を送受信可能なアンテナの送受信感度を調整する感度調整装置において、
一端に電波入出口が形成され、周壁が電波遮蔽体で構成され、他端に前記アンテナが設置された電波入出路と、
電波遮蔽体で構成され、前記電波入出口を遮蔽するための遮蔽部、及び、前記電波入出口を開放するための開放部を有する感度調整部材と、
前記感度調整部材を回転動作させて、前記電波入出口に対する前記遮蔽部及び前記開放部の位置を変更することにより、前記アンテナの送受信感度を調整可能な調整部材移動手段と、
を備え、
前記感度調整部材は、円板に前記開放部として切欠き又は孔を形成することによって構成され、前記感度調整部材は、中心の軸を中心に回転動作可能となっており、
前記開放部は前記電波入出口の大きさ以上の大きさで構成されていることを特徴とする感度調整装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011066892A JP5874183B2 (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 感度調整装置 |
US13/428,132 US9280143B2 (en) | 2011-03-25 | 2012-03-23 | Sensitivity adjustment device and radio wave communication device |
CN201210082971.6A CN102707613B (zh) | 2011-03-25 | 2012-03-26 | 灵敏度调整装置以及电波通信设备 |
HK12113514.6A HK1172696A1 (zh) | 2011-03-25 | 2012-12-28 | 靈敏度調整裝置以及電波通信設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011066892A JP5874183B2 (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 感度調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012205027A JP2012205027A (ja) | 2012-10-22 |
JP5874183B2 true JP5874183B2 (ja) | 2016-03-02 |
Family
ID=47185537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011066892A Active JP5874183B2 (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 感度調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5874183B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6268314U (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-28 | ||
EP0997977A1 (en) * | 1998-10-27 | 2000-05-03 | TRT Lucent Technologies (SA) | Radio link attenuator for an integrated antenna adapter terminal |
US6816739B1 (en) * | 2000-03-03 | 2004-11-09 | Alcatel Canada Inc. | Radio system attenuator for an antenna |
JP2004129016A (ja) * | 2002-10-04 | 2004-04-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アンテナ用電波減衰器 |
-
2011
- 2011-03-25 JP JP2011066892A patent/JP5874183B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012205027A (ja) | 2012-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8902716B2 (en) | Sensitivity adjustment device, radio wave communication device and watch | |
US9280143B2 (en) | Sensitivity adjustment device and radio wave communication device | |
EP3780265B1 (en) | Watch type terminal | |
JP5500465B2 (ja) | 情報報知装置および電子時計 | |
JP5935422B2 (ja) | 感度調整装置及び電波通信機器 | |
JP4784442B2 (ja) | 腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム | |
US20070070818A1 (en) | Timepiece apparatus | |
JP2018004559A (ja) | モジュールおよび時計 | |
JP5810680B2 (ja) | 指針式時計 | |
JP5874183B2 (ja) | 感度調整装置 | |
JP6553684B2 (ja) | 入力装置及びその製造方法 | |
JP6459593B2 (ja) | アンテナ装置及び電子時計 | |
JP5776359B2 (ja) | 感度調整装置及び腕時計 | |
JP5691718B2 (ja) | 感度調整装置及び無線通信機器 | |
JP5803593B2 (ja) | 感度調整装置及び電波通信機器 | |
JP5811619B2 (ja) | 感度調整装置及び腕時計 | |
CN115390422A (zh) | 用于设置手表的系统 | |
JP2012205025A (ja) | 感度調整装置及び電波通信機器 | |
JP5776444B2 (ja) | 感度調整装置及び腕時計 | |
JP5668564B2 (ja) | 感度調整装置及び電波通信機器 | |
JP2002277569A (ja) | 無線通信機能付腕時計 | |
JP7437287B2 (ja) | 電子時計、電子機器 | |
TWI790676B (zh) | 智慧錶裝置 | |
JP2014059267A (ja) | アナログ電子時計 | |
JP2008241538A (ja) | アンテナ付電子時計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141211 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150602 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150831 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151222 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160104 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5874183 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |