JP2008240588A - 車両用消音器 - Google Patents

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JP2008240588A JP2007080498A JP2007080498A JP2008240588A JP 2008240588 A JP2008240588 A JP 2008240588A JP 2007080498 A JP2007080498 A JP 2007080498A JP 2007080498 A JP2007080498 A JP 2007080498A JP 2008240588 A JP2008240588 A JP 2008240588A
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louver
inner pipe
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Kenji Sugano
健司 菅野
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】 内管の径を小さくして排気ガスの流速を大きくした場合でもルーバに起因する異音の発生を防止できる車両用消音器の提供。
【解決手段】 排気ガスが流通する内管2と、この内管2との間に共鳴室3を有して該内管2の外側に設けられる外管4とから構成され、内管2に一対の小孔11a,11bを有するルーバ8が設けられた車両用消音器1において、一対の小孔11a,11bを内管2の軸方向に開口した状態でルーバ8を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用消音器に関し、特に、共鳴型の消音室を有する車両用消音器の改良技術に関する。
従来、排気ガスが流通する内管と、この内管との間に共鳴室を有して該内管の外側に設けられる外管とから構成され、内管の外周に小孔を有するルーバが設けられた車両用消音器車両用消音器の技術が公知になっている(特許文献1参照)。
特開2004−36589号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、排気ガスの流速(流量)や小孔の径によって生じる異音(笛吹音)を防止することを目的としてルーバを設けているが、内管の径をさらに小さくして排気ガスの流速を大きくすると、ルーバを起因とする異音が発生してしまうという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、排気管の径を小さくして排気ガスの流速を大きくした場合でもルーバに起因する異音の発生を防止できる車両用消音器を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、排気ガスが流通する内管と、この内管との間に共鳴室を有して該内管の外側に設けられる外管とから構成され、前記内管に一対の小孔を有するルーバが設けられた車両用消音器において、前記一対の小孔を内管の軸方向に開口した状態で前記ルーバを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、排気ガスが流通する内管と、この内管との間に共鳴室を有して該内管の外側に設けられる外管とから構成され、前記内管に一対の小孔を有するルーバが設けられた車両用消音器において、前記一対の小孔を内管の軸方向に開口した状態で前記ルーバを設けたため、排気管の径を小さくして排気ガスの流速を大きくした場合でもルーバに起因する異音の発生を防止できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用消音器の内部を説明する図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3は本実施例1のルーバの拡大図、図4は図3のS4−S4線における断面図、図5は図3のS5−S5線における断面図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例1の車両用消音器1では、排気ガスが流通する直管状の内管2と、この内管2との間に共鳴室3を有して該内管2の外側に設けられる略円筒状の外管4とから構成され、全て金属製となっている。
内管2の排気ガス上流側端部5は拡径されると共に、その外周に外管4の縮径した縮径部4aが図示を省略するスポット溶接等で複数箇所に亘って固定されている。
一方、内管2の排気ガス下流側端部6の外周には、環状の金属製メッシュ部材7が外嵌した状態で図示を省略するスポット溶接等で複数箇所に亘って固定されると共に、この金属製メッシュ部材7は外管4の縮径部4bの内側に当接して摺動可能に固定支持され、これによって、内管2の排気ガスによる軸方向への熱膨張を許容できるようになっている。
そして、内管2の外周には、後述するルーバ8が千鳥状に複数形成されている。
具体的には、図2〜5に示すように、本実施例1のルーバ8は、内管2の周方向両側に側壁9,10を有した状態で該内管2の外周を外側へ向けて略V字形に切り起こした形状に形成され、これにより、内管2の軸方向に開口した一対の小孔11a,11bが備えられている。
なお、ルーバ8の幅、高さ、V字形の角度等の寸法、及び配置等については適宜設定できる。
また、内管2の製造方法としては、内管2の素材となる金属製平板部材に切り起こし加工を施して予めルーバ8を形成した後、円筒状にしてその端縁同士を接合する。勿論、他の製造方法を用いても良い。
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用消音器1では、内管2の排気ガス上流側端部5に図示を省略するエンジン側の接続管が接続される一方、排気ガス下流側端部6に図示を省略するメインマフラ側の接続管が接続される。
そして、内管2の排気ガス上流側端部5から排気ガスが流入して排気ガス下流側端部6へ流通する間に、排気ガスの音エネルギーが、各ルーバ8の小孔11a,11bを介して共鳴室3に進入することにより、共鳴作用を受けて減衰され、これによって、排気騒音を消音できる。
また、ルーバ8が略V字形に切り起こした形状に形成されるため、多指向性の排気ガスの放射エネルギーを共鳴室3に進入させることができ、外管4に対して斜めになるため、より外管4の放射音を防止できる。
ここで、従来の発明にあっては、排気ガスの流速(流量)や小孔の径によって生じる異音(笛吹音)を防止することを目的としてルーバを設けているが、内管の径をさらに小さくして排気ガスの流速を大きくすると、ルーバを起因とする異音が発生してしまうという問題点があった。
なお、異音の原因は、排気ガスの流速が大きくなると内管の外側に設けられたルーバの排気ガス下流側の側壁に渦流が発生してしまうためと考えられる。
これに対し、本実施例1では、前述したように、一対の小孔11a,11bを内管2の軸方向に開口した状態でルーバ8を設けたため、従来品のルーバの排気ガス下流側に相当する位置に小孔11bが形成され、これにより、渦流が発生する虞がなく、ルーバに起因する異音の発生を防止できる。
なお、ルーバ8の形状以外を同一条件とした従来品と本発明品の騒音試験を行った結果、従来品では内管の径を40φよりも小さくすると異音が発生したのに対し、本発明品は内管2の径を35φにしても異音が発生しなかった。
従って、本実施例1の車両用消音器1では、内管2の径を小さくして排気ガスの流速を大きくした場合でもルーバ8に起因する異音の発生を防止できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用消音器1にあっては、排気ガスが流通する内管2と、この内管2との間に共鳴室3を有して該内管2の外側に設けられる外管4とから構成され、内管2に一対の小孔11a,11bを有するルーバ8が設けられた車両用消音器1において、一対の小孔11a,11bを内管2の軸方向に開口した状態でルーバ8を設けたため、内管2の径を小さくして排気ガスの流速を大きくした場合でもルーバ8に起因する異音の発生を防止できる。
また、ルーバ8を略V字形に切り起こした形状としたため、異音の発生を防止しつつ、多指向性の排気ガスの放射エネルギーを共鳴室3に進入させることができ、好適となる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、本実施例1で説明した各構成部材の詳細な部位の形状、寸法、材質、設置数、配置等を追加・変更したものは全て本発明の範疇となる。
本発明の実施例1の車両用消音器の内部を説明する図である。 図1のS2−S2線における断面図である。 本実施例1のルーバの拡大図である。 図3のS4−S4線における断面図である。 図3のS5−S5線における断面図である。
符号の説明
1 車両用消音器
2 内管
3 共鳴室
4 外管
5 (内管の)排気ガス上流側端部
6 (内管の)排気ガス下流側端部
7 金属製メッシュ部材
8 ルーバ
9、10 側壁
11a、11b 小孔

Claims (1)

  1. 排気ガスが流通する内管と、この内管との間に共鳴室を有して該内管の外側に設けられる外管とから構成され、
    前記内管に一対の小孔を有するルーバが設けられた車両用消音器において、
    前記一対の小孔を内管の軸方向に開口した状態で前記ルーバを設けたことを特徴とする車両用消音器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014088168A (ja) * 2012-10-26 2014-05-15 Agustawestland Spa ホバリング航空機

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