JP2008240486A - 湯水混合水栓装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 湯と水の混合比及び吐水量を変化させる操作ロッドを備えた湯水混合バルブユニットと、湯水混合バルブユニットを受け入れるバルブユニット収納凹部が上端に形成された水栓本体部と、水栓本体部の上端から概ね水平方向に延び吐水口を有する吐水部と、操作ロッドと結合された操作レバーからなる湯水混合水栓装置において、操作レバーは、バルブユニット収納凹部の上端の開口を覆うスカート部と、バルブユニット収納凹部の上端の開口に取付けられるカバー部材を有し、カバー部材には、温度表示が施されたインデックス部と、水栓本体部に対する回転位置を位置決め固定するカバー部材固定手段が形成されている。
【選択図】 図1
Description
また、操作レバーを回動操作しても吐水温度の表示をわかりやすくする温度表示の方法として、環状の表示リングを別体で設け、水栓本体の上部且つ操作レバーの直下に固定したものがある。(例えば、特許文献2参照。)
特許文献2のように表示リングを水栓本体の上部と操作レバーの直下に設ける方法では、目線の低い使用者にはわかりやすくなる。また、操作レバーを上方に回動した場合でも温度表示を容易に確認することができる、といった利点がある。
しかし、近年、洗面所の空間を設計する際、湯水混合水栓装置のコンパクト化を要望する声が高まり、吐水口を含む吐水部が水栓本体部の上端から概ね水平方向に延びるように形成された湯水混合水栓装置が脚光を浴びてきている。上記のような湯水混合水栓装置に特許文献2のような表示リングを水栓本体部で吐水部より下方に設けると、吐水部によって使用者は表示リングを確認しづらくなる問題が生じる。また、表示リングを水栓本体部で吐水部の上方に設けると、水栓本体部が上方へかさばり、本来の目的である湯水混合水栓装置のコンパクト化ができなくなる。
これにより、温度表示が、吐水部や操作レバーの位置による影響を受けずに容易に確認できるとともに、操作レバーの回動に伴って温度表示も回転し、位置ずれが生じることを防止することができる。
これにより、少ない部品数で容易に加工することができる。
これにより、固定をより強固なものとすることができる。
これにより、位置決め部材を位置決めするための水栓本体の加工をクロス加工で構成できるようになるので、水栓本体部をよりコンパクトに構成することができる。
図1は本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置全体を一部破断して示す斜視図である。また、図2は第1実施形態による湯水混合水栓装置の分解斜視断面図である。また、図3は図2におけるv面に沿う部分断面図である。
さらに、水栓本体部102の下端には、湯を供給する湯用給水管116及び水用給水管117が接続されている。水栓本体部102内に形成された2本の給水路102b(湯用のみ図示)によって湯水混合バルブユニット104に導かれるように構成されている。
水栓本体部102は、概ね四角柱状の形状を有し、ほぼ鉛直方向に延びるように設置される。また、水栓本体部102の上端には、湯水混合バルブユニット104を収納するためのバルブユニット収納凹部102aが設けられている。
図4は本発明の第1実施形態の変形例による湯水混合水栓装置の部分断面図である。
図5は本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置の分解斜視図である。
湯水混合バルブユニット104、バルブ押え部材105、操作レバー103は第1実施形態と同様の構成となっている。
カバー部材310は、上面が平坦に形成されたリング形状の部材であり、バルブユニット収納凹部302aの上端に嵌め込まれるように構成され、操作レバー103のスカート部103cの周囲に配置される。また、カバー部材310は、バルブユニット収納凹部302aの雌ねじ302hに螺合され、カバー部材の孔310bに貫通するように構成された固定ねじ316で固定されることにより、カバー部材310の回転位置が位置決めされる。また、カバー部材310の上面から切欠き部310aにインデックス部材317が嵌め込まれる。インデックス部材317においては、軟質の部材で構成されており、切欠き部310aに圧入するように取付けられる。これにより、カバー部材310の回転位置が水栓本体部302に対して位置決めされているので、カバー部材310の上面から嵌め込まれたインデックス部材317を容易に位置決めすることができ、インデックス部317の温度表示が吐水部312や操作レバー103の位置による影響を受けずに容易に確認できるとともに、操作レバー103の回動に伴ってインデックス部材317の温度表示も回転することを防止することができる。
図6は本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置の分解斜視図である。
湯水混合バルブユニット104、バルブ押え部材105、操作レバー103は第1実施形態と同様の構成となっている。
カバー部材410は、上面が平坦に形成されたリング状の部材であり、バルブユニット収納凹部402aの上端に嵌め込まれるように構成され、位置決め部材418の内周に、かつ、操作レバー103のスカート部103cの周囲に配置される。カバー部材418の外周上に設けられた突起410cが位置決め部材418の溝418cに嵌まり込むことにより、カバー部材418の回転位置が位置決めされる。このように、カバー部材410は位置決め部材418に対して位置決めされ、また、位置決め部材418は水栓本体部402に対して位置決めされているので、結局、カバー部材410の回転位置は、水栓本体部402に対して位置決めされる。これにより、カバー部材410の回転位置が水栓本体部402に対して位置決めされるので、カバー部材410に付されたインデックス部406を容易に位置決めすることができ、インデックス部406の温度表示が吐水部412や操作レバー103の位置による影響を受けずに容易に確認できるとともに、操作レバー103の回動に伴ってインデックス部406の温度表示も回転することを防止することができる。
図7は本発明の第3実施形態の変形例を示した湯水混合水栓装置の分解斜視図である。
図8は本発明の第3実施形態の変更例における位置決め部材を裏面から見た斜視図である。
102、202、302、402…水栓本体部
102a、202a、302a、402a…バルブユニット収納凹部
102b…給水路
102d…位置決め凹部
103…操作レバー
103c…スカート部
104…湯水混合バルブユニット
104b…操作ロッド
105…バルブ押え部材
106、206、406、506…インデックス部
107…吐水口部
107a…キャップ
110、210、310、410、510…カバー部材
110c…突起
112、312、412、512…吐水部
113…吐水部通水路
116…湯用給水管
117…水用給水管
316…固定ねじ
317…インデックス部材
402d…位置決め凹部
410c…突起
418、518…位置決め部材
418b…突起
510c…切欠き部
518b…突起
518e…突起
Claims (4)
- 単一の操作レバーにより、供給された湯及び水の混合比を変化させ、吐水流量を調整する湯水混合水栓装置であって、
鉛直方向に向けられた第1軸線を中心に回動させることにより湯及び水の混合比を変化させ、水平方向に向けられた第2軸線を中心に回動させることにより混合された湯及び水の吐水流量を変化させることができる操作ロッドを備えた湯水混合バルブユニットと、
この湯水混合バルブユニットを受け入れるバルブユニット収納凹部が上端に形成され、湯及び水を上記湯水混合バルブユニットに夫々導く給水路を内蔵した水栓本体部と、
この水栓本体部の上端から概ね水平方向に延び、混合された湯及び水が吐水される吐水口が形成された吐水部と、
上記操作ロッドと結合される取付部、及びこの取付部から延び、使用者によって把持される把持部を備え、上記操作ロッドと共に回動される操作レバーと、からなる湯水混合水栓装置において、
上記操作レバーは、上記取付部の周囲に形成され、且つ上記バルブユニット収納凹部の上端の開口を覆うスカート部を有し、
さらに、上記バルブユニット収納凹部の上端の開口に取付けられる温度表示のための円環状のカバー部材を有し、
上記カバー部材には、表面に温度表示が施され上記スカート部の外周部を覆うインデックス部と、
上記水栓本体部に対する温度表示を位置決め固定するカバー部材固定手段と、が形成されていることを特徴とする湯水混合水栓装置。 - 上記カバー部材固定手段は、上記カバー部材又は上記水栓本体部の一方に設けられた突起と、他方に設けられた凹部とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の湯水混合水栓装置。
- 上記カバー部材固定手段は、上記インデックス部において上記スカート部と干渉しない外周位置を貫通して上記水栓本体に螺合される固定ねじによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の湯水混合水栓装置。
- 上記カバー部材固定手段は、上記カバー部材と上記水栓本体との間に介在し、上記水栓本体に対して回転位置が位置決めされた位置決め部材と、この位置決め部材又は上記カバー部材の一方に設けられた突起と、他方に設けられた凹部とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の湯水混合水栓装置。
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