JP2008239474A - 光学ガラス - Google Patents

光学ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP2008239474A
JP2008239474A JP2008041314A JP2008041314A JP2008239474A JP 2008239474 A JP2008239474 A JP 2008239474A JP 2008041314 A JP2008041314 A JP 2008041314A JP 2008041314 A JP2008041314 A JP 2008041314A JP 2008239474 A JP2008239474 A JP 2008239474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
refractive index
mass
zno
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008041314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5601557B2 (ja
Inventor
Fumio Sato
史雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP2008041314A priority Critical patent/JP5601557B2/ja
Publication of JP2008239474A publication Critical patent/JP2008239474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5601557B2 publication Critical patent/JP5601557B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/14Silica-free oxide glass compositions containing boron
    • C03C3/15Silica-free oxide glass compositions containing boron containing rare earths
    • C03C3/155Silica-free oxide glass compositions containing boron containing rare earths containing zirconium, titanium, tantalum or niobium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/064Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron
    • C03C3/068Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron containing rare earths
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/14Silica-free oxide glass compositions containing boron
    • C03C3/15Silica-free oxide glass compositions containing boron containing rare earths

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

【課題】 屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45であり、耐失透性に優れた光学ガラスを提供することである。
【解決手段】 屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45、△T=(100.5ポイズでの温度−液相温度)が20℃以上のB23−ZnO−La23−Gd23系ガラス、具体的には質量%で、B23 5〜45%、La23 5〜25%、ZnO 10〜45%、Gd23 0.5〜24%、SiO2 0〜20%、Li2O 0〜10%、Ta25 0〜20%、ZrO2 0〜15%、Y23 0〜15%、WO3 0〜5%、Nb25 0〜15%含有することを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は光学ガラスに関し、特にモールドプレス成形用光学ガラスに関するものである。
CD、MD、DVDその他各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラや一般のカメラの撮影用レンズといった光学レンズに用いられるガラスの光学特性として、より高屈折率、低分散が求められることが多くなっている。そしてこれらの用途には従来、屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45のB23−ZnO−La23系ガラスが使用されている。(例えば特許文献1)
特開2002−362938号公報
光ピックアップレンズや撮影用レンズの作製方法として、一旦、溶融ガラスをインゴットに成形し、これから適当な大きさに切りだした硝材を研磨した後、モールドプレスする方法と、溶融ガラスをノズル先端から滴下して液滴状にする、いわゆる液滴成形により成形した硝材を研磨した後、或いは研磨せずにモールドプレスする方法が知られている。
しかし、B23−ZnO−La23系ガラスは失透性が高く、液相温度が上昇するため、作業性が低いという問題がある。つまりB23−ZnO−La23系ガラスは失透傾向が強いため、溶融ガラスを急冷鋳造してインゴットを作製する場合、その量産性が悪い。また、液滴成形では、溶融ガラスをノズル先端から滴下させることから、液滴形成が可能なガラスの成形粘度は100.5ポイズ程度が下限となっている。ところがB23−ZnO−La23系ガラスは100.5ポイズ以下の低粘度で失透してしまうため、液滴成形には不向きである。なお100.5ポイズ以下の粘度で滴下すると、ガラスが連続流となって流出してしまい、液滴を形成できなくなる。
23−La23−Y23系組成を用いた耐失透性改善組成の検討もなされているが、この系では屈折率が低下してしまう。
本発明の目的は、屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45であり、耐失透性に優れた光学ガラスを提供することである。
本発明者の調査の結果、B23−ZnO−La23系ガラスに失透が発生する主な原因は、La23が多量に含有されているためであることが分かった。La23は屈折率を高めるための成分であるが、多量に含有させると失透性が高くなる傾向があり、ガラスの失透性が高くなると、製造中に結晶が析出するなどして製品の品質低下に繋がる。そこで本発明者は、B23−ZnO−La23系ガラスのLa23の一部をGd23で置換することにより、上記課題が達成可能であることを見いだし、本発明を提案するに至った。
即ち、本発明の光学ガラスは、屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45、△T=(100.5ポイズでの温度−液相温度)が20℃以上のB23−ZnO−La23−Gd23系ガラスからなることを特徴とする。
なお本発明における屈折率(nd)は、ヘリウムランプのd線(587.6nm)に対する測定値である。アッベ数(νd)はd線の屈折率と水素ランプのF線(486.1nm)、同じく水素ランプのC線(656.3nm)の屈折率の値を用い、アッベ数(νd)={(nd−1)/(nF−nC)}式から算出する。
△Tは、次のようして求める温度範囲である。まず白金球引上げ法により、100.5ポイズに相当する温度を求める。また液相温度は、297〜500μmの粉末状になるようガラスを粉砕、分級してから白金製のボートに入れ、温度勾配を有する電気炉に24時間保持した後、空気中で放冷し、光学顕微鏡で失透の析出位置を求めることで特定した温度である。このようにして得られた100.5ポイズに相当する温度と液相温度の差を△Tとする。
上記B23−ZnO−La23−Gd23系ガラスは、質量%で、B23 5〜45%、La23 5〜25%、ZnO 10〜45%、Gd23 0.5〜24%含有することが好ましい。さらに、質量%で、SiO2 0〜20%、Li2O 0〜10%、Ta25 0〜20%、ZrO2 0〜15%、Y23 0〜15%、WO3 0〜5%、Nb25 0〜15%含有することが好ましい。
また本発明の光学ガラスは、質量%で、B23 5〜45%、La23 5〜25%、ZnO 10〜45%、Gd23 0.5〜24%、SiO2 0〜20%、Li2O 0〜10%、Ta25 0〜20%、ZrO2 0〜15%、Y23 0〜15%、WO3 0〜5%、Nb25 0〜15%含有することを特徴とする。
また本発明の光学ガラスは、La23とGd23とZnOの含有量が、質量%基準で、0.1≦(La23+Gd23)/ZnO≦5.0の関係にあることが好ましい。
また上記光学ガラスは、モールドプレス成形に使用されることが好ましい。
本発明の光学ガラスは、CD、MD、DVDその他各種光ディスクシステムの光ピックアップレンズ、ビデオカメラや一般のカメラの撮影用レンズ等の光学レンズに使用される1.78〜1.88の屈折率(nd)、35〜45のアッベ数(νd)を有している。しかも作業温度範囲が広く、プリフォームガラスの量産性に優れるとともに、耐候性が良好であるため、製造工程や製品の使用中に物性の劣化や表面の変質を起こすことがない。
また塩基性度が低い組成を選択すれば、プレス時の金型との融着がなく量産性が非常によい。さらに軟化点が低いガラスを作製することが可能である。軟化点が低いほど、ガラス成分が揮発し難く、成形精度の低下および金型の劣化や汚染が生じない。
それゆえモールドプレス成形用光学ガラスとして好適である。
本発明の光学ガラスは、屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45、△T=(100.5ポイズでの温度−液相温度)が20℃以上のB23−ZnO−La23−Gd23系ガラスからなる。本発明において、各種特性を上記の通り限定した理由を示す。
まず屈折率に関して、例えばガラスをレンズとして使用する場合、屈折率を高めるほどレンズを薄くすることが可能となり、光学デバイスを小型化する上で有利となる。本発明の光学ガラスの屈折率は1.78以上であるが、好ましくは1.785以上、さらに好ましくは1.79以上である。屈折率の上限は、ガラスの安定性を考慮して1.88以下、好ましくは1.87以下である。
本発明の光学ガラスのアッベ数は35以上であるが、特に37以上、さらには39以上であることが好ましい。ただしアッベ数は高いほど屈折率の波長分散が小さくなるため好ましいが、高屈折率の維持とガラスの安定性の点から44以下であり、好ましくは43以下、さらに好ましくは42.5以下である。
また△T=(100.5ポイズでの温度−液相温度)が20℃以上、特に30℃以上、さらには40℃以上であれば、十分な作業温度を確保することが可能となり、プリフォームガラスを歩留まり良く製造することができる。△Tは大きい程よく、その上限は特に限定する必要はないが、現実的には300℃以下、特に200℃以下であることが好ましい。なお100.5ポイズに相当する温度は、液滴成形法を採用した場合の成形温度に該当する。液滴成形を行う場合に最もガラスが失透しやすくなることから、この100.5ポイズでの温度と液相温度の差△Tが20℃以上であれば、液滴成形法を含むすべての成形方法において、失透を生じることなく成形することが可能となる。
上記特性すべてを満足するガラスであれば、B23−ZnO−La23−Gd23系ガラスの組成は特に限定されない。なお上記特性を有するB23−ZnO−La23−Gd23系ガラスを得るには、下記の点を考慮して適切な組成を選択すればよい。
23−ZnO−La23−Gd23系ガラスにおいて屈折率(nd)を高めるためには、ZnOやLa23やGd23の含有量を多くすればよい。またこれらの成分以外にも、Ta25、ZrO2、Y23、WO3、Nb25等を添加すれば屈折率(nd)を高めることが可能である。アッベ数(νd)を高めるには、B23の含有量を多くすればよい。なおアッベ数(νd)を低下させることなく屈折率(nd)を高めたい場合には、屈折率増加成分としてLa23やY23を使用すればよい。△Tを大きくするということは、ガラスの失透性傾向を小さくすることを意味しており、B23−ZnO−La23−Gd23系ガラスにおいては、B23やZnOやGd23の含有量を多くすればよい。またこれらの成分以外にも、SiO2、Ta25、ZrO2、WO3等を添加すれば△Tを大きくすることが可能である。
本発明の光学ガラスは、ガラスの塩基性度が11以下(好ましくは9.5以下)であることが好ましい。塩基性度が低ければ、モールドプレスによる成形時にガラスとプレス金型の融着を防止することができる。なお本発明において、塩基性度とは、(酸素原子のモル数の総和/陽イオンのField Strengthの総和)×100として定義される。式中のField Strength(以下F.S.と表記する)は次式により求められる。
F.S.=Z/r2
Zはイオン価数、rはイオン半径を示している。ガラス中の元素の配位数、イオン価数はガラス組成によって変化するものであり、それにともなってイオン半径の数値も変化する。そのため正確な塩基性度を算出するにあたって、各元素のイオン価数、イオン半径は組成系ごとに適宜選択することが望ましい。なおZ、rの数値は『化学便覧基礎編 改訂2版(1975年 丸善株式会社発行)』を参照して決定すればよい。本発明においては、同文献を参照して決定した表1の値を用いることが適当である。
Figure 2008239474
ガラスの塩基性度はガラス中の酸素の電子がガラス中の陽イオンにどのくらい引きつけられているかを示す指標になる。塩基性度の高いガラスではガラス中の陽イオンによる酸素の電子の引きつけが弱い。したがって、塩基性度の高いガラスは、電子を求める傾向の強い陽イオン(金型成分)と接した際、塩基性度の低いガラスに比べガラス中に金型からの陽イオンの侵入が起きやすい。金型成分である陽イオンがガラス中へ侵入(拡散)すると、界面付近のガラス相中の金型成分濃度が増加する。これによりガラス相と金型相の組成差が減少するため、両者の間の親和性が増し、ガラスが金型に濡れやすくなる。このような機構により、ガラスと金型が融着すると考えられる。従って塩基性度が低くなるにしたがって、ガラス中に金型成分が侵入しにくくなり、ガラスと金型は融着しなくなる。
具体的にはガラスの塩基性度が11以下、好ましくは9.5以下であれば融着が起こらなくなると考えられる。ガラスの塩基性度が9.5を超えると金型と融着する傾向が現れ、11を超えるとガラスと金型が融着して製品の面精度が損なわれ、量産性が顕著に悪化する。
本発明の光学ガラスは、質量%で、B23 5〜45%、La23 5〜25%、ZnO 10〜45%、Gd23 0.5〜24%含有することが好ましい。上記組成範囲であれば、屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45、△T=(100.5ポイズでの温度−液相温度)が20℃以上のB23−ZnO−La23−Gd23系ガラスを容易に得ることができる。また塩基性度が11以下のガラスを作製することも可能である。
さらに上記組成に加えて質量%で、SiO2 0〜20%、Li2O 0〜10%、Ta25 0〜20%、ZrO2 0〜15%、Y23 0〜15%、WO3 0〜5%、Nb25 0〜15%含有することが望ましい。これらの成分を導入することで、所望の屈折率(nd)、アッベ数(νd)、△T、塩基性度を有するガラスを容易に作製することができる。また上記組成のうち、Li2Oは失透性を強める傾向があり、B23−ZnO−La23系ガラスに添加し難い成分であるが、本発明のガラスはLa23の含有量を少なくできることから、Li2Oを比較的多量含有させることができ、軟化点の低いガラスを設計することが可能になる。
組成範囲を上記のように限定した理由を以下に述べる。
23はガラスの骨格成分であり、耐失透性の向上に効果がある。また、アッベ数を高める成分であり、軟化点を低下させることができる。B23はガラスの塩基性度を下げる作用もあり、モールドプレス成形におけるガラスと金型の融着防止にも効果がある。その含有量は5〜45%、好ましくは8〜29%、さらに好ましくは10〜24%、さらに好ましくは12〜21%である。B23が45%を超えるとガラスの化学的耐久性が低下し、耐候性が著しく悪化する。5%より少ないと、光学定数のうち特にアッベ数が十分に確保できなくなり、また耐失透性が低下し、安定してガラスを得ることが困難となる。
La23は、十分な作業温度範囲を確保するための成分であり、またアッベ数を低下させることなく屈折率を高める効果がある。さらに軟化点の上昇を抑え、また耐候性を向上させる効果もある。ただし高い屈折率を得るために多量に添加すると失透性が増大するため、Gd23等によりその一部を置換する必要がある。La23の含有量は5〜25%、好ましくは7〜24.5%、さらに好ましくは9〜24.2%である。La23が25%を超えると失透性が高くなり、液相温度が上昇するため、作業性が大幅に低下する。5%より少ないと、屈折率が低下し、また耐候性が悪化する。
ZnOは屈折率、化学的耐久性を高め、軟化点を低下させることができる成分である。またB23とLa23を多量に含むガラスは失透し易いが、ZnOはこれを抑制する効果がある。その含有量は10〜45%、好ましくは15.5〜30%、さらに好ましくは16〜21%、さらに好ましくは16〜20%である。ZnOが45%を超えるとガラスの分相傾向が強くなり、均質なガラスを得難くなる。10%より少ないと屈折率が低下し、また失透抑制効果が得られず、液相温度が上昇し、作業温度範囲を十分に確保できなくなる。
Gd23は屈折率を高める成分であるため、多量のLa23を含有させる必要がなくなり耐失透性の向上に効果がある。またGd23にも耐失透性を向上する効果があり、作業温度範囲を拡大することができる成分であるが、多量に含有するとガラスの分相傾向が強くなり、均質なガラスを得にくくなる、すなわち作業温度範囲の縮小に繋がる。Gd23の含有量は0.5〜24%、好ましくは1〜21%、1〜20%、1〜15%、2〜10%、さらに好ましくは3〜9.5%である。
また本発明は、高い耐失透性を維持し、広い作業温度範囲を確保する目的でLa23とGd23の含有量を制限し、その一方で、高屈折率を確保する目的でZnOを多量に含有している。高い耐失透性と高屈折率を両立させるためには、La23、Gd23及びZnOの含有量を適切なバランスに保つことが重要となる。この観点から、質量%基準で(La23+Gd23)/ZnOの値が0.1〜5.0、特に0.2〜4.0、さらに0.3〜3.0、さらに0.5〜2.5の範囲内となるように調節することが好ましい。この値を0.1〜5.0とすることで屈折率を低下させることなく、高い耐失透性を維持することができる。この比が大きくなると耐失透性が低下し、小さくなると屈折率が低下する傾向がある。
SiO2はガラスの骨格を構成する成分であり、耐失透性を向上させ、作業範囲を広げる効果がある。また耐候性を向上させる効果もある。その含有量は0〜20%、好ましくは1〜15%、さらに好ましくは2〜10%である。SiO2が20%を超えると屈折率が著しく低下したり、軟化点が650℃を超えてしまったりする可能性がある。
Li2Oは軟化点を低下させるための成分であり、その合量は0〜10%、好ましくは0.1〜5%、さらに好ましくは0.5〜4%である。Li2Oが10%を超えると液相温度が著しく上昇して作業温度範囲が狭くなり、量産性に悪影響を与える。また耐候性が著しく悪化する。
Ta25は、屈折率、化学的耐久性と耐失透性を高める効果があり、その含有量は0〜20%、特に0.5〜15%、さらに1〜10%であることが好ましい。Ta25が20%を超えるとアッベ数が低下してしまい、所望の光学特性を得ることが困難となり、またコストが高くなる。
ZrO2は屈折率を高める成分である。また、中間酸化物としてガラスを形成するため、耐失透性と化学的耐久性を向上する効果もある。ただしZrO2の含有量が多くなると軟化点が上昇し、プレス成形性が悪化する。ZrO2の含有量は0〜15%、好ましくは0.5〜10%、さらに好ましくは1〜8%である。
23は、アッベ数を低下することなく屈折率を高める成分である。このためLa23との置換により耐失透性を改善することができる。また、適量添加することによって、B23−ZnO−La23系ガラスに起こりやすい分相を抑制する効果がある。その含有量は0〜15%、特に1〜10%、さらに2〜8%であることが好ましい。Y23が15%を超えると失透性が高くなり、作業温度範囲が狭くなる。
WO3は屈折率を高める効果がある。また、中間酸化物としてガラスを形成するため、耐失透性を向上する効果もある。さらにTiO2に比べ紫外域の着色が小さい。WO3の含有量は0〜5%、好ましくは0.5〜4%、さらに好ましくは1〜3.5%である。WO3が5%を超えるとアッベ数が低下してしまい、所望の光学特性を得ることが困難となる。また過剰な添加は紫外域透過率の低下を招いたり、プレス金型との親和性が増し、プレス時の金型との融着を招いたりする。
屈折率を高める成分であるNb25含有量は、0〜15%、好ましくは0.5〜10%、さらに好ましくは1〜8%である。Nb25が15%を超えるとアッベ数が低下してしまい、所望の光学特性を得ることが困難となる。
また上記以外にも、種々の成分を添加することが可能である。例えば清澄剤としてSb23を添加することができる。なおガラスに対する過度の着色を避けるために、Sb23の含有量は1%以下であることが好ましい。
次に本発明の光学ガラスを用いて光ピックアップレンズ、撮影用レンズ等を作製する方法を説明する。
まず所望の組成を有するように調合したガラス原料を溶融し、溶融ガラスとする。次に溶融ガラスをノズル先端から滴下して液滴状に成形(液滴成形)して硝材を得る。さらに成形した硝材を研磨した後、或いは研磨することなくモールドプレスし、所定形状のレンズを得る。
なお、液滴成形を行う代わりに、溶融ガラスをインゴットに成形し、これから適当な大きさに切りだした硝材を研磨した後、モールドプレスする方法を採用することもできる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
表2〜6は本発明の実施例(試料No.1〜42)及び比較例(試料No.43)をそれぞれ示している。
Figure 2008239474
Figure 2008239474
Figure 2008239474
Figure 2008239474
Figure 2008239474
各試料は次のようにして調製した。まず表に示す組成になるようにガラス原料を調合し、白金ルツボを用いて1300℃で2時間溶融した。溶融後、融液をカーボン板上に流しだし、更にアニール後、各測定に適した試料を作製した。
得られた試料について、屈折率(nd)、アッベ数(νd)、軟化点TS、液滴成形の成形温度TW、液相温度TL、作業温度範囲△Tを測定した。また塩基性度を算出した。それらの結果を各表に示す。
表から明らかなように、本発明の実施例であるNo.1〜42の各試料は、屈折率(nd)が1.7806〜1.8794、アッベ数(νd)が36.8〜44.7、軟化点Tsが675℃以下である。また作業温度範囲△Tが24℃以上であり、作業性が優れている。また塩基性度が10.99以下であり、金型との融着が起こりにくいと考えられる。一方、比較例であるNo.43は、作業温度範囲△Tが20℃以下の13℃であり、作業性に劣る。
なお屈折率(nd)は、ヘリウムランプのd線(587.6nm)に対する測定値で示した。
アッベ数(νd)は上記したd線の屈折率と水素ランプのF線(486.1nm)、同じく水素ランプのC線(656.3nm)の屈折率の値を用い、アッベ数(νd)={(nd−1)/(nF−nC)}式から算出した。
軟化点TSは、日本工業規格R−3104に基づいたファイバーエロンゲーション法によって測定した。
作業温度範囲△Tは次のようして求めた。まず成形温度TWを白金球引上げ法により測定し、100.5ポイズに相当する温度を求め、成形温度Twとした。また液相温度TLは297〜500μmの粉末状になるよう試料を粉砕、分級してから白金製のボートに入れ、温度勾配を有する電気炉に24時間保持した後、空気中で放冷し、光学顕微鏡で失透の析出位置を求めることで測定した。このようにして得られた成形温度TWと液相温度TLの差を作業温度範囲△Tとした。
塩基性度は、(酸素原子のモル数の総和/陽イオンのField Strengthの総和)×100の式に基づいて算出したものである。なお式中のField Strength(以下F.S.と表記する)は次式により求められる。
F.S.=Z/r2
Zはイオン価数、rはイオン半径を示している。なお本実施例におけるZ、rの数値は表1を参照した。
本発明の光学ガラスは、モールドプレス成形用光学ガラスとして好適に使用可能であるが、これに限定されるものではなく、例えば球レンズや研磨加工レンズ、金属部品とのアセンブリを行ったレンズキャップとして光通信等の用途に使用可能である。

Claims (6)

  1. 屈折率(nd)が1.78〜1.88、アッベ数(νd)が35〜45、△T=(100.5ポイズでの温度−液相温度)が20℃以上のB23−ZnO−La23−Gd23系ガラスからなることを特徴とする光学ガラス。
  2. 質量%で、B23 5〜45%、La23 5〜25%、ZnO 10〜45%、Gd23 0.5〜24%含有することを特徴とする請求項1の光学ガラス。
  3. 請求項1又は2の光学ガラスにおいて、さらに、質量%で、SiO2 0〜20%、Li2O 0〜10%、Ta25 0〜20%、ZrO2 0〜15%、Y23 0〜15%、WO3 0〜5%、Nb25 0〜15%含有することを特徴とする光学ガラス。
  4. 質量%で、B23 5〜45%、La23 5〜25%、ZnO 10〜45%、Gd23 0.5〜24%、SiO2 0〜20%、Li2O 0〜10%、Ta25 0〜20%、ZrO2 0〜15%、Y23 0〜15%、WO3 0〜5%、Nb25 0〜15%含有することを特徴とする光学ガラス。
  5. La23とGd23とZnOの含有量が、質量%基準で、0.1≦(La23+Gd23)/ZnO≦5.0の関係にあることを特徴とする請求項2〜4のいずれかの光学ガラス。
  6. モールドプレス成形に使用されることを特徴とする請求項1〜5の何れかの光学ガラス。
JP2008041314A 2007-02-28 2008-02-22 光学ガラス Active JP5601557B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041314A JP5601557B2 (ja) 2007-02-28 2008-02-22 光学ガラス

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007048229 2007-02-28
JP2007048229 2007-02-28
JP2008041314A JP5601557B2 (ja) 2007-02-28 2008-02-22 光学ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008239474A true JP2008239474A (ja) 2008-10-09
JP5601557B2 JP5601557B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=39911248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008041314A Active JP5601557B2 (ja) 2007-02-28 2008-02-22 光学ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5601557B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8207075B2 (en) 2008-01-31 2012-06-26 Ohara Inc. Optical glass
JP2012250900A (ja) * 2010-10-08 2012-12-20 Ohara Inc 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子
JP2015533773A (ja) * 2012-10-19 2015-11-26 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 光学ガラス
JP2017007944A (ja) * 2011-12-28 2017-01-12 株式会社オハラ 光学ガラス及び光学素子
CN107601855A (zh) * 2017-09-27 2018-01-19 湖北新华光信息材料有限公司 光学玻璃及其制备方法和光学元件以及应用
JP2018052800A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 光学ガラス、ガラス母材と光学素子
JP2018052801A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 光学ガラス、ガラスプリフォームと光学素子
WO2018079138A1 (ja) * 2016-10-28 2018-05-03 日本電気硝子株式会社 点火プラグ用鏡筒一体型レンズ及びその製造方法
JP2018140930A (ja) * 2017-02-24 2018-09-13 日本電気硝子株式会社 光学ガラス
CN110028239A (zh) * 2019-05-23 2019-07-19 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件和光学仪器

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62100449A (ja) * 1985-10-24 1987-05-09 Ohara Inc 光学ガラス
JPH0492834A (ja) * 1990-08-02 1992-03-25 Sumita Kogaku Glass:Kk 精密プレス用光学ガラス
JPH0492835A (ja) * 1990-08-02 1992-03-25 Sumita Kogaku Glass:Kk 精密プレス用光学ガラス
JP2003252647A (ja) * 2001-12-27 2003-09-10 Nippon Electric Glass Co Ltd モールドプレス成形用光学ガラス
JP2003267748A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Hoya Corp 精密プレス成形用光学ガラス、精密プレス成形用プリフォームおよびその製造方法
JP2005015302A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Nippon Electric Glass Co Ltd モールドプレス成形用光学ガラス
JP2006111482A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Konica Minolta Opto Inc 光学ガラス及び光学素子
JP2006306648A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Nihon Yamamura Glass Co Ltd 光学ガラス
JP2007008782A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Sumita Optical Glass Inc 精密プレス成形用光学ガラス
JP2009537427A (ja) * 2006-10-17 2009-10-29 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 高屈折率低色分散精密プレス成形用光学ガラス

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62100449A (ja) * 1985-10-24 1987-05-09 Ohara Inc 光学ガラス
JPH0492834A (ja) * 1990-08-02 1992-03-25 Sumita Kogaku Glass:Kk 精密プレス用光学ガラス
JPH0492835A (ja) * 1990-08-02 1992-03-25 Sumita Kogaku Glass:Kk 精密プレス用光学ガラス
JP2003252647A (ja) * 2001-12-27 2003-09-10 Nippon Electric Glass Co Ltd モールドプレス成形用光学ガラス
JP2003267748A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Hoya Corp 精密プレス成形用光学ガラス、精密プレス成形用プリフォームおよびその製造方法
JP2005015302A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Nippon Electric Glass Co Ltd モールドプレス成形用光学ガラス
JP2006111482A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Konica Minolta Opto Inc 光学ガラス及び光学素子
JP2006306648A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Nihon Yamamura Glass Co Ltd 光学ガラス
JP2007008782A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Sumita Optical Glass Inc 精密プレス成形用光学ガラス
JP2009537427A (ja) * 2006-10-17 2009-10-29 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 高屈折率低色分散精密プレス成形用光学ガラス

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8207075B2 (en) 2008-01-31 2012-06-26 Ohara Inc. Optical glass
JP2012250900A (ja) * 2010-10-08 2012-12-20 Ohara Inc 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子
JP2017007944A (ja) * 2011-12-28 2017-01-12 株式会社オハラ 光学ガラス及び光学素子
JP2015533773A (ja) * 2012-10-19 2015-11-26 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 光学ガラス
CN107473583A (zh) * 2012-10-19 2017-12-15 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃
JP2018052800A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 光学ガラス、ガラス母材と光学素子
JP2018052801A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 光学ガラス、ガラスプリフォームと光学素子
WO2018079138A1 (ja) * 2016-10-28 2018-05-03 日本電気硝子株式会社 点火プラグ用鏡筒一体型レンズ及びその製造方法
JP2018071412A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 日本電気硝子株式会社 点火プラグ用鏡筒一体型レンズ及びその製造方法
JP2018140930A (ja) * 2017-02-24 2018-09-13 日本電気硝子株式会社 光学ガラス
JP7148880B2 (ja) 2017-02-24 2022-10-06 日本電気硝子株式会社 光学ガラス
CN107601855A (zh) * 2017-09-27 2018-01-19 湖北新华光信息材料有限公司 光学玻璃及其制备方法和光学元件以及应用
CN107601855B (zh) * 2017-09-27 2020-11-27 湖北新华光信息材料有限公司 光学玻璃及其制备方法和光学元件以及应用
CN110028239A (zh) * 2019-05-23 2019-07-19 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件和光学仪器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5601557B2 (ja) 2014-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5601557B2 (ja) 光学ガラス
JP5748184B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
WO2013031385A1 (ja) 光学ガラス
JP4924978B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP2013067558A (ja) 光学ガラス
JP5825562B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4305940B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP6694229B2 (ja) ガラス
JP5761603B2 (ja) 光学ガラス
JP2019182709A (ja) 光学ガラス
JP5794412B2 (ja) 光学ガラス
JP2005015302A (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP6146691B2 (ja) 光学ガラス
JP5047449B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4337134B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP5987364B2 (ja) 光学ガラス
JP5224087B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4496763B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP4958060B2 (ja) モールドプレス成形用光学ガラス
JP2020029378A (ja) 光学ガラス
JP5610684B2 (ja) 光学ガラス及び光学素子
JP2005200296A (ja) モールドプレス成形用ガラス
JP2014001120A (ja) 光学ガラス
JP2013256438A (ja) 光学ガラス
JP2014076941A (ja) 光学ガラス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5601557

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150