JP2008239335A - 高周波振動分離取出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 紙葉類の状態及び周りの環境条件によらず積層された紙葉類間の摩擦力を高周波振動により低減して安定した取り出しができる高周波振動分離取出装置を提供することにある。
【解決手段】 紙葉類11を分離して取り出す分離取出装置においては、積層されている積層体6が給紙台2上に載置され、この積層体6の上面に振動体10がスッポット状に接触されて紙葉類11に高周波振動を与えている。振動体10は、紙葉類11の同一箇所に振動を与えないように移動可能に支持機構に支持されている。
【選択図】図1
【解決手段】 紙葉類11を分離して取り出す分離取出装置においては、積層されている積層体6が給紙台2上に載置され、この積層体6の上面に振動体10がスッポット状に接触されて紙葉類11に高周波振動を与えている。振動体10は、紙葉類11の同一箇所に振動を与えないように移動可能に支持機構に支持されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、紙葉類を分離し、取り出す紙葉類の分離取出装置に係り、特に紙葉類が積層されている積層体に振動を与えて紙葉類を捌き、この積層体から一枚ずつ紙葉類を分離して取り出す高周波振動分離取出装置に関する。
複写機、プリンタ、現金自動預払機(ATM)、銀行券処理機、郵便物処理装置等の装置においては、印刷用紙、紙幣、コピー紙、はがき、封筒、証券類等の紙葉類(紙状媒体)を取り扱っているが、複数枚の紙葉類を積層した状態から一枚ずつ紙葉類を取り出す必要がある。従って、これら装置は、紙葉類(紙状媒体)の分離取出装置を備えている。一例としての現金自動預払機の紙幣処理部では、入出金部或いは保管庫に積層された紙幣束(紙葉類積層体)から1枚ずつ取り出す動作が繰り返され、1枚ずつの検査が実行されている。従って、このような現金自動預払機は、必ず紙幣を一枚ずつ紙幣束から分離する分離取出装置を備えている。
従来、紙葉類を積層した積層体から紙葉類(紙状媒体)を分離して取り出す分離取出装置においては、精度良く、重ねを発生させずに装置内に紙葉類を取り込むことが最も重要とされている。積層された紙葉類(紙状媒体)は、互いに紙葉類が長時間密着された状態にあり、互いに吸着を起こしていることが多く、1葉毎に確実に分離して紙葉類を取り出すことが要請されている。
分離取出装置には、主に摩擦力を利用して紙葉類を分離する摩擦分離取出装置及び真空吸着力並びに摩擦力を併用して紙葉類を分離する真空吸着取出装置がある。真空吸着取出装置は、一般的には、取り出し性能が良いが、大型化・コスト高・騒音大などのデメリットがある。摩擦分離取出装置は、小型化・コスト低・騒音小のメリットがある反面、搬送物(ローラ或いはベルトなど)或いは媒体などの摩擦力に依存した取り出し機構であり、分離取り出しの際にエラーが生ずる虞がある。
従来の分離取出装置においては、密着された紙葉類を分離するために、紙葉類(紙状媒体)が積層された積層束の取り出し面上に強い取出力が与えられ、この積層束から所定量の紙葉類がはがし取られて紙葉類が取り出されている。この取り出し後において、重ね取りした紙葉類は、重ね取り防止機構等で単葉に分離されて紙葉類処理装置内に搬送される。
重ね取り防止機構には、様々な方式があるが、広く利用される方式として、狭いギャップに重ね取りされた紙葉類(紙状媒体)を通すことによって紙葉類を分離する方式が知られている。例えば、夫々異なる方向に回転される幅広の搬送及び分離ローラが定ギャップを介して平行に配置され、その間に重なった紙葉類(紙状媒体)が供給される場合には、紙葉類(紙状媒体)間に逆方向の力が働き、紙葉類が分離される方式がATM、プリンタ等では広く採用されている。この方式では、定ギャップが紙葉類(紙状媒体)単体の厚さに近づけられれば、それだけ分離能力も向上される。しかしながら、通常、定ギャップの調整だけでは十分でないことが多く、強く密着した紙葉類(紙状媒体)の束がそのままギャップに詰まってロックし、装置が停止する事故が極めて多く発生している。
より具体的には、通常の摩擦分離取出装置では、積層された紙葉類が装置下部から給紙台により給紙され、積層体上面がフィード機構のフィードローラに接触されている。フィードローラが回転されると、積層体最上部の紙葉類が重ね取り防止装置を備える装置取り込み口に搬送される。重ね取り防止装置は、定ギャップを介して互いに平行な一対の順転ローラ及び逆転ローラが配置されて構成される。このギャップが2枚分の紙葉類より狭い値に設定され、重ね取りされた媒体が通過しようとすると、下部の逆転ローラにより最上層の紙葉類以外は、束方向に戻され、装置に取り込まれることが防止される。このようにして装置内に紙葉類が重なって取り込まれることが防止される。
通常の真空吸着取出装置では、取り出し部に紙葉類を吸着する真空吸着機構が用いられる。より具体的には、この真空吸着取出機構では、ポンプ或いはコンプレッサーによってドラムの内部が真空(負圧)に引かれ、ドラム周囲に設けた穴部に最上面の積層媒体が吸着されて紙葉類が取り出される。即ち、積層された紙状媒体が下部より給紙台により給紙され、上面が真空吸着フィードローラに接触され、この真空吸着フィードローラに吸着されて紙葉類が取り出される。真空吸着取出装置は、摩擦ローラを利用した摩擦分離取出装置に比べしっかりとした取出し力がかけられるため、高速で紙葉類を取り込むことができる高速で処理する装置に適している。
しかしながら、真空吸着取出装置においても、同様に、積層された紙状媒体は、紙状媒体同士が長時間密着することにより吸着を起こしていることが多く、紙状媒体を分離するために取り出し面上面に強い取り出し力を与えても、重ね取りが生じている。従って、真空吸着取出装置によって、積層束から所定量の紙状媒体がはがし取られた後において、重ね取りした部分を重ね取り防止機構等で単葉に分離して装置内に搬送する方法が採用されている。
重ね取り防止機構は、摩擦分離取出装置と同様に、狭いギャップに重ね取りされた紙状媒体を通すことによって分離する方式が採用されている。摩擦分離取出装置の重ね取り防止機構と同様に、ギャップを出来るだけ媒体単体の厚さに近づければそれだけ分離能力も向上される。しかしながら、ギャップの調整だけでは十分でないことが多く、強く密着した紙状媒体の束は、そのままギャップに詰まってロックし、装置が停止する事故が多く発生する。
また、重ね取り防止機構として、定ギャップに順転ローラ及び逆転ローラを配置する機構に代えて、逆転ローラが紙葉類の面にばね等の機構により押し付けられ、押し付け力を付与する機構も知られている。このような機構は、厚みが夫々異なるような紙葉類(紙状媒体)の束からの紙葉類の重ね取り防止に有効とされている。
上述したようにこの重ね取り防止機構では、極めて密接力の強い束が取り出されて重ね取り防止機構に入り込んだ場合、簡単にロックする問題がある。例えば、写真絵葉書のように表面が平滑で多少粘着性のある紙葉類が積層され、圧力が掛けられると、相互の密着力はかなり高くなっている。従って、このような紙葉類の束がフィードローラにより取り出されると、順転ローラ及び逆転ローラ間に挟まり、せん断を加えても紙状媒体は、分離しないため、装置がロックしてしまう問題がある。
改良技術として特許文献1が知られている。この特許文献1の背景技術には、取り出し直前の媒体上面にバー状の振動子を幅方向前面に当て加振をすることにより、予め紙葉類(紙状媒体)間の密着を小さくし、重ね取り防止機構の補助としている。この方式では、予め束状態での紙葉類(紙状媒体)間の密着力を小さくし、しかる後に、紙葉類(紙状媒体)を取り出すことで紙状媒体の重ね取りを無くしている。このような重ね取り防止機構では、紙葉類(紙状媒体)幅より長いバー状の高周波の振動子がフィードローラ上流に配置され、紙状媒体を加振させながら、紙状媒体を取り出している。
特開2004−002044 この特許文献1に開示される重ね取り防止機構に採用される摩擦低減機構は、紙状媒体に低周波の振動を与えるのみでは十分な効果がなく、加振周波数を数kHz以上にする必要がある。発明者等の実験結果によれば、5〜10kHz振動領域では、振動子の騒音が極めて大きく使用環境上の問題があることが判明している。従って、振動周波数を10kHz以上にすることが必要であるが、このように10kHz以上の高周波で紙葉類の幅より長い振動子全体を振動させるためには、数百w以上の極めて大きな消費電力が必要とされる。また、このように大型の高周波振動子を駆動するための電源も極めて高価であり、装置設計上大きな問題がある。
また、発明者等の実験によると、積層体を加振する場合、振動子及び紙葉類間の適切な密着が極めて重要とされている。積層体の表面も、例えば、封筒或いは流通紙幣の場合必ずしも平面状にはならないが、特許文献1に開示された振動子は、板状の形状をしているため、全幅で密着させることは難しく、ピンポイントで接触するが、バー全体の振動の一部だけを使うこととなり加振効率が極めて低い問題もある。全幅密着のためにバーの押し付け力全体を大きくとる方法も考えられるが、それは積層束を上から強く加圧することになり、逆に束間の密着力が上昇してしまい逆効果になる問題もある。
以上のように、従来の分離取出装置においては、積層された媒体の密着力を低減させるのに必要なる加振効果が得られない。また、加振面積はあまり大きくしないほうが高周波の振動を媒体に加える場合有効であることも実験的に判明しており、振動子の形状、配置構成に問題が多いことも判明している。
特許文献1に開示された背景技術においては、積層体を取り出す際に重ね取りの防止が重要であり、これを改善するため振動を加えている。しかし、振動子の形状が最適ではなく、加振効率が低く、また、それを駆動する電源も大型、高価になるという問題があり実用的ではないとされている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされてものであり、その目的は、紙葉類の状態及び周りの環境条件によらず積層された紙葉類間の摩擦力を高周波振動により低減して安定した取り出しができる高周波振動分離取出装置を提供することにある。
この発明によれば、
紙葉類が積層されている積層体支持する給紙台と、
前記積層体の上面から前記紙葉類を次々に取り出して搬送する紙葉類の搬送機構と、
前記紙葉類と前記搬送機構との間の押付力或いは距離又は前記紙葉類の位置を検知するセンサと、
前記押付力或いは距離又は位置を調整するために前記給紙台を移動可能にする移動機構と、
前記積層体の上面に接触されて紙葉類に高周波振動を与える振動体と、及び
紙葉類の面に略直交する方向に前記振動体を移動可能に保持して前記振動体を紙葉類の面に対して所定の接触力で接触させる保持機構と、
前記振動体を紙葉類面上で移動可能に支持する支持機構と、
を備えることを特徴とする高周波振動分離取出装置が提供される。
紙葉類が積層されている積層体支持する給紙台と、
前記積層体の上面から前記紙葉類を次々に取り出して搬送する紙葉類の搬送機構と、
前記紙葉類と前記搬送機構との間の押付力或いは距離又は前記紙葉類の位置を検知するセンサと、
前記押付力或いは距離又は位置を調整するために前記給紙台を移動可能にする移動機構と、
前記積層体の上面に接触されて紙葉類に高周波振動を与える振動体と、及び
紙葉類の面に略直交する方向に前記振動体を移動可能に保持して前記振動体を紙葉類の面に対して所定の接触力で接触させる保持機構と、
前記振動体を紙葉類面上で移動可能に支持する支持機構と、
を備えることを特徴とする高周波振動分離取出装置が提供される。
本発明の高周波振動分離取出装置においては、紙葉類の状態及び周囲の環境条件に依存せずに積層された紙葉類間の摩擦力を高周波振動により低減して紙葉類を安定して取り出すことができる。また、紙葉類がジャム或いはロック等により滞留し続けた状態において、振動子が振動し続けても紙葉類が焦げ付く等を防止することができる。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、この発明の一実施の形態に係る高周波振動分離取出装置を説明する。
図1は、この発明の一実施例の形態に係る概略図である。図1に示される高周波振動分離取出装置は、給紙台2を備え、この給紙台2上には、紙葉類11が積層された状態で、即ち、積層体6として、載置されている。この積層体6上には、積層体6に接触して互いに密着し易い積層体6の紙葉類11に振動を与える超音波ホーン14を備えた振動体10が配置され、また、紙葉類11を搬送する為のフィード機構としてのフィードローラ3が同様に積層体6上に設けられている。即ち、紙葉類11は、下部より給紙台2により給紙されて給紙台2上に積層され、紙葉類11とフィードローラ3との押付力を検知するセンサ(図示せず)からの出力によって積層体6の上面がフィードローラ3に適切な押付力範囲で接触されている。押付力を検知するセンサに代えて、紙葉類11及びフィードローラ3間の距離を検知するセンサ或いは紙葉類11及びフィードローラ3の位置を検知するセンサが用いられてこのセンサからの検出信号に基づいてフィードローラ3が積層体6の上面に常に適切な押付力で押付けられても良い。また、給紙台2の高さを検知するセンサが用いられ、このセンサからの検出信号に基づいて積層体6の上面がフィードローラ3に適切な押付力範囲で接触されても良い。フィードローラ3が回転されると、フィードローラ3と積層体6の最上部の紙葉類11(紙状媒体)11間に生じる摩擦力によって紙葉類11が取り出され、重ね取り防止の為の分離部7を介して紙葉類11処理装置(図示せず)内に取り込まれる。
分離部7は、紙葉類11を搬送する方向に回転される順転ローラ4(搬送ローラ)及び重ねられた紙葉類11を分離して給紙台2上に戻す逆転ローラ5(分離ローラ)により構成される。例えば、順転ローラ4及び逆転ローラ5は、互いに平行に配置され、両者間に定ギャップが2枚分の紙葉類11よりも狭い値に設定され、重ね取りされた紙葉類11が通過しようとすると、分離部7の下部に配置された逆転ローラ5により最上層の紙葉類11以外は、積層体6上に戻され、装置に取り込まれることが防止される。
図1に示される分離取出装置では、フィードローラ3が矢印T0で示すように回転されると、このフィードローラ3によって紙葉類11が搬送方向に配置された分離部7に取り出される。分離部7では、順転ローラ4が紙葉類11を搬送方向に送り出すように矢印T0で示されるように回転され、逆転ローラ5が矢印B1で示すように紙葉類11を搬送方向とは逆方向に押し戻すように回転されている。従って、フィードローラ3によって複数枚の紙葉類11が分離部7に供給された場合には、最上面の紙葉類11が順転ローラ4によって前方に送り出され、逆転ローラ5に接触している紙葉類11が搬送方向とは逆方向に戻されることとなる。フィードローラ3によって1枚の紙葉類11が分離部7に供給された場合には、順転ローラ4と紙葉類11との摩擦力が逆転ローラ5と紙葉類11との摩擦紙力よりも大きいことから、逆転ローラ5の回転摩擦力に抗して紙葉類11が順転ローラ4によって前方に送り出されることとなる。
また、上述したような定ギャップを空けて順転ローラ4及び逆転ローラ5が配置される定ギャップ方式に限らず、逆転ローラ5が搬送される紙葉類11の面に向けてばね等の機構により押し付け力が付与されても良い。例えば、トルクリミッタ付逆転ローラ5或いはワンウエイクラッチ付逆転ローラ5を順転ローラ4と接触させることにより、紙葉類11が1枚の場合には逆転ローラは矢印T0で示す方向に回転し、紙葉類11が2枚以上の場合には順転ローラ4と接触する最上面の紙葉類11は前方に送り出され、後続の紙葉類11は紙葉類11間の摩擦力が一定トルク以下となるため逆転ローラ5により逆方向に戻される。逆転ローラ5にバネ力が付与される機構は、同一の厚み及び異なる厚みを有する紙葉類11が混在している束から紙葉類11を一枚毎に取り出すことができる重ね取り防止に特に有用である。このようにして処理装置内に紙葉類11が重なって取り込まれることが防止される。
図1に示すように積層体6の上部より振動体10が積層体6の最上面に接触されている。この超音波ホーン14を備えた振動体10は、その先端部が積層体6の表面に対し略垂直の方向V0で振動される。この超音波ホーン14を備えた振動子で紙葉類11を分離し取り出す分離取出装置に関しては、本願と同一出願人の特許出願に係る特願2006−059608で既に提案されている。
この特許出願では、高周波振動体の振動振幅を超音波ホーン14により拡大し、このホーン14の先端を積層された紙葉類11の束の上部に押し付けると、ホーン先端と最上面の紙葉類11との間並びに最上面紙葉類11とその下方に積層されている紙葉類11との間のいずれもの摩擦も十分に低くなりその状態で最上面紙葉類11を搬送することで、重ね取りのない分離を実現している。
この特願2006−059608に開示される重ね取り防止機構に採用される摩擦低減機構において振動体10は、図2に示される振動子12が図3に示されるような超音波ホーン14に連結される構造を有している。振動子は、所謂ボルト締め型振動子と称せられ、内部から電極13が外部に延出されている圧電素子としての圧電セラミクス部18が1対のブロック15、16間にボルト17によってボルト締めされた構造を有している。即ち、円柱状ブロック15及びディスク状圧電セラミクス部18の中心部に貫通孔15a、18aが形成され、この貫通孔15a、18aにボルト17が螺合されるネジ溝が切られている。また、円柱状ブロック16の圧電セラミクス部18の側の中心部に凹部孔16bが形成され、この凹部孔16bにボルト17が螺合されるネジ溝が切られている。ボルト17が円柱状ブロック15及びディスク状圧電セラミクス部18の貫通孔15a、18a及び円柱状ブロック16の凹部孔16bに螺合されて締め付けられて円柱状ブロック15、ディスク状圧電セラミクス部16及び円柱状ブロック16が互いに機械的に連結されている。
この振動子12においては、ディスク状圧電セラミクス部18が電極13に印加した駆動電圧に応じて振動されると、振動体10全体が振動してその振動が円柱状ブロック16の振動面16aに伝達される。この圧電セラミクス部18の振幅は、比較的小さく、円柱状ブロック16の振動面16aから超音波振動を取り出して積層体6の面に与えても、紙葉類11を十分に捌くことができるような振動を積層体6に与えることができない。従って、この超音波振動を増幅する為に振動子12は、超音波ホーン14に機械的に連結されている。
図3に示される超音波ホーン14を機械的に連結する為に、円柱状ブロック16の振動面16aには、ネジ溝が切られた凹部孔16cが形成されている。超音波ホーン14にもこの凹部孔16cに螺合される連結部19aが超音波ホーン14の円柱状ブロック部19の一端面に設けられている。この連結部19aが凹部孔16cに螺合され、円柱状ブロック16と円柱状ブロック部19とが互いに密着されて両者が一体的に連結されている。円柱状ブロック部19の全長は、略振動波長λのλ/4に定められ、円柱状ブロック部19の他端面からは、円柱状ブロック部19の径Sbよりも小径の延出部19bが延出され、延出部19bの先端は、紙葉類11に当接されるために平坦に形成されている。超音波ホーン14では、円柱状ブロック部19の他端が、例えば、振動モーダルの位置(λ/4)に定められ、その他端から延出される延出部19bの径が円柱状ブロック部19に比べて増加或いは減少されていることから、円柱状ブロック部19を伝達された振動の振幅が延出部19bで変化されて延出部19bから紙葉類11に伝達させることができる。
尚、超音波ホーン14の材質としては硬くて疲労破壊性の低いチタン合金が適しているが、使用の頻度や条件でアルミ合金、ニッケル合金なども使用可能である。また、超音波ホーン14の形状は、図4に示すようにステップを介して大径の円柱ブロックと小径の円柱ブロックを同一軸線で連結する形状に限らず、延出部19bの径が次第に減少するように形成されても良い。即ち、円柱ブロック19から円弧を伴うテーパー状に径が減少する延出部19bに形成されても良く、或いは、テーパー状に径が直線的に減少する延出部19bに形成されても良い。
上述したような振動体において、超音波ホーンが積層された紙葉類11の束(積層体6)の上部に押し付けると、超音波ホーンの先端と最上面の紙葉類11との間並びに最上面紙葉類11とその下方に積層されている紙葉類11との間のいずれもの摩擦も十分に低くなりその状態で最上面紙葉類11を搬送することで、重ね取りのない分離を実現できることが判明している。
紙葉類11(紙状媒体)は重ね取り防止機能を備えた分離部に達するまでに十分に捌かれた状態で搬送され、密着した束を重ね取りすることによって発生する装置のロック等を防止することができる。振動子12をホーン状の構成にしてスポットで振動を与える場合、効率的に束に振動を与え、摩擦を低減することができる。また、振動を加えるときもホーン14を用いてスポット状に振動を加える方式は、小さい点に接触を集中させることが可能であり、紙葉類11(紙状媒体)に対する振動の伝播効率を高くすることができる。
尚、振動体10の振幅が十分な場合は、超音波ホーン14は不要となる。振動子によっては振動体10の一部分をホーン形状に加工したものもあり、振動体10による振幅が十分得られる場合には超音波ホーン14がなくとも良い。
給紙台は重力方向と直角になるよう配置されて紙葉類11が重力方向と直角になるよう移動されて良く、このような配置にあっても同様の効果を実現することができる。この配置においては、積層体6の重さが給紙台にかからなくなり、紙葉類11(紙状媒体)は重力に対して「立った」状態で処理装置に取り込まれる。
上述した分離取出装置においては、例えば、紙葉類11(紙状媒体)が封筒などの場合、束の厚みが異なってくるため、積層体6の最上面の位置を正確に決めることができない虞がある。従って、固定された振動体に紙葉類11の束の上面が強く当たりすぎたり、接触力がほとんど取れなかったりする虞がある。振動による摩擦低減の効率は、振動体10の表面と紙葉類11(紙状媒体)の接触力と密接に関連している。接触力が最適範囲を超えると、十分な振動が紙葉類11(紙状媒体)に伝わらず、また強すぎると振動子の先端がロックして振動しなく虞がある。また、紙葉類11(紙状媒体)の表面は、完全な平面ではなく、さまざまな凹凸がある場合も多い。紙幣などでも表面が強く湾曲した束になっていることが多く、この場合も同様の問題が発生する。
特願2006−059608では、振動子の先端部と紙葉類11との間の押し付け力が一定範囲内での変動に抑えられるように、回転保持機構或いは直動保持機構を設けている。これにより封筒等の紙葉類11の束の厚みが異なったり、積層体6の表面上に段差を生じたりする場合においても、回転保持機構或いは直動保持機構がすばやく振動体を次の媒体表面に押し付けるため、積層体6に対して連続的に安定した摩擦低減動作を継続させることができる。
このように高周波振動を用いた分離取出機構は様々な状態の積層紙葉類11を安定して分離取り出しすることができるが、次に述べる不具合もある。高周波振動子12は、電気信号を機械的振動エネルギーに変換するピエゾ圧電素子を用いている。振幅が不足する場合には、ピエゾ圧電素子の振動振幅をホーン14により振幅拡大している。ここで振動により摩擦熱が発生するため、振動体10のホーン先端部を紙葉類11の同じ位置に加圧接触したまま振動させると、一定時間後(数秒足らず)で紙葉類11が焦げる虞がある。通常は紙葉類11が正常に取り出されている場合には、高周波振動体が固定されて振動し続けても、積層された紙葉類11が順次取り出されていくために焦げは発生しない。しかし、紙葉類11の搬送が失敗して空振りに終り、或いは、分離部への束状ロックが生じると紙葉類11が送られず、ホーン先端部と紙葉類11は同一箇所で接触し続け、摩擦熱の発生により焦げが発生する可能性がある。ただし、一般的には、紙葉類11の分離された直後の搬送路周辺にセンサが設けられ、次の紙葉が通過するまでの時間により空振り検知がされ、検知後のエラー処理ルーチンが実施される。このエラー処理ルーチンにおいて、高周波振動体が停止され、バックアップ台が退避される等の制御が実施される場合には、焦げの発生を回避することができる。
しかし、制御系がなんらかの原因により動作しない場合を想定して、高周波振動体が振動していても焦げが発生しないことがより好ましいとされる。高周波振動体による振動振幅を積層された紙葉類11に与えることにより確かに紙葉類11間の摩擦力が低減し、取出性能が安定した機構を実現できる。しかし、紙葉類11上の振動点位置が固定されたまま一定時間以上振動を与え続けると振動による摩擦熱を要因として紙葉類11に焦げが発生する可能性がある。従って、高周波振動体振動中に紙葉類11が焦げないような機構が図に示される分離取出装置に付加されている。
図1に示されるように振動体10を直線的に移動可能に保持する直動保持機構25が分離取出装置に付加されている。この直動保持機構25では、振動体10がスライド可能にこの振動体10を支持するリニアスライダ21を介して支持ブロック22に固定されている。また、振動体10は、支持ブロック22と固定された支持柱23にばね24を介して固定されている。この直動保持機構25においては、給紙台2が上昇されることにより積層体6が振動体10に押し付けられて所定のばね力が積層体6に与えられる。即ち、直動保持機構25のばねの変形により振動体10及び積層体6間に接触力が発生される。例えば、積層束の上面がそのまま少し上に上昇しても直動保持機構25により振動体10は、上部に逃げるため接触力が過大になることを防止することができ、積層体6の上面位置に寄らず適切な接触力を維持することができる。したがって、封筒等の紙葉類11の束の厚みが異なり、積層体6の表面上に段差を生じた場合においても、直動保持機構25がすばやく振動体10を次の媒体表面に押し付けるため、積層体6に対して連続的に安定した摩擦低減動作を継続させることができる。このように、振動体10を媒体表面形状に追従させつつ、所定の接触力を維持できる機構を分離取出装置に付加することが可能となる。
図1に示される分離取出装置は、上記直動保持機構25に加えて加振する振動体10を紙葉類11面に沿って移動可能に支持する支持機構8を備えている。支持機構は、振動体10を保持する直動保持機構25を紙葉類11面上に移動可能としている。これにより、振動体10或いは振動体10に連結された超音波ホーン14がジャム或いはロックにより紙葉類11の同じ位置に加圧接触したままになり、さらにエラー処理が働かなかったとしても紙葉類11面上に移動可能であるために紙葉類11への焦げの発生を回避できる。
支持機構8はたとえば、リニアスライダ8A及びレール8Bから構成され、リニアスライダ8Aが直動保持機構25に連結されている。支持機構8では、振動体10の振動の反力を受け、紙葉類11の取出方向(紙葉類11の搬送方向:紙葉類11の長手方向に相当する。)又は(紙葉類11の搬送方向に対して直交する方向:紙葉類11の幅方向に相当する。)に少しずつリニアスライダ8Aがレール8B上を自律的に移動される。従って、振動体10或いは振動体10に連結された超音波ホーン14がジャム或いはロックにより紙葉類11の同一箇所に加圧接触したままに維持されず、結果として、にエラー処理が働かなかったとしても振動体10或いは振動体10が紙葉類11面上を移動可能であるために紙葉類11への焦げの発生を回避することができる。
図4〜図11を参照してこの発明の分離取出装置の他の実施の形態及びその変形実施例を説明する。図4〜図11において、図1及び図3に示したと同一箇所及び同一部分は、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図4は、図1に示した支持機構8の変形例が示されている。図4に示される振動体10を紙葉類11面上に移動可能とする支持機構8では、図1に示す紙葉類11面に対して垂直方向に押圧するばね24が配置とは異なり、ばね24が支持機構8と直動保持機構25との間に配置されている。即ち、支持機構8が直動保持機構25のリニアスライダ21に連結され、リニアスライダ21は支持ブロック22に固定されている。支持機構8は、支持ブロック22に固定された支持柱23にばね24を介して固定されている。図4に示される分離取出装置では、振動体10が直接支持機構8に連結しているため、振動による反力を直接受けることができ、図1の場合に比べてより自律的に移動できる。より詳細には、振動体10を紙葉類11面上に移動可能とする支持機構8は、リニアスライダ8A、レール8B及びリニアスライダ8Aを支持する支持ブロック9B,9Cにより構成され、レール8Bが支持柱23にばね24を介して固定され、支持ブロック9Cを介してリニアスライダ21に固定され、リニアスライダ8Aが支持柱23にばね24を介して固定されている。ここで、支持ブロック9B,9Cはレール9aの端部と固定されており、リニアスライダ8Aのストッパの役割を果たしている。
図5及び図6は、さらに自律的に移動可能とした夫々図3に示した機構の変形例を示している。図5では、図3に示した機構が垂直方向(紙葉類11に対して直交する方向)に向けられず、垂直方向(紙葉類11に対して直交する方向)に対してある微小角度をなすように直動保持機構25とともに傾斜されて配置されている。取出動作中においては、紙葉類11の移動に伴い振動体10は、フィードローラ3の方向に少しずつ移動し、取出停止時においては、積層体6が下方向に退避し、振動体10は、自重によりフィードローラ3と逆方向に戻される。
図6は、振動体10を紙葉類11面上に移動可能とする図4に示す機構に更にばね13が付加されている。即ち、支持機構8は、図6に示されるようにリニアスライダ8A、レール8B、支持ブロック9B,9C及びバネ13とから構成され、バネ13が支持ブロック9B及びリニアスライダ8A間に介在されている。紙葉類11の取出動作中は、振動体10が紙葉類11の移動により少しずつフィードローラ3の方向に移動するが、リニアスライダ12は、ばね13を介して支持ブロック9bに連結されているため、振動体10がある程度移動すると、ばね13の復元力(バイアス力)が与えられてフィードローラ3と逆方向に押し戻されて移動される。図6に示される機構は、図5に示す機構とは異なり重力を利用して支持機構8をずらしていないことから、その配置に制約がなく、種々の向きに配置することができる。
図7は、図1に示した分離取出装置の他の変形実施例に係る分離取出装置を示している。図7に示される分離取出装置においは、振動体10を紙葉類11面上に移動可能とする支持機構8が図1に示す機構とは異なり、振動体10が球状ジョイント15を介して支持ブロック9Aに連結されている。図7に示される支持機構では、紙葉類11の搬送と共に摩擦力で振動体10が矢印Swに示すように傾動され、振動体10が紙葉類11面上を移動され、紙葉類11への焦げの発生を回避することができる。尚、振動体10が紙葉類11上で揺動されることから、振動体10の先端に相当するホーン14の先端接触部は、丸みが付けれ、常に接触面積が略一定に維持されることが好ましい。
図8は、図1に示した分離取出装置の更に他の変形実施例に係る分離取出装置を示している。図8に示される分離取出装置においは、振動体10はワンウエイクラッチ16に偏心して固定され、このワンウエイクラッチ16を介して支持ブロック9Aに連結されている。振動体10の中心はワンウエイクラッチ16の中心と同一線上にはなく、振動体の反力により、ワンウエイクラッチ16が一方向R0に沿って少しずつ回転される。ワンウエイクラッチはわずかな力で少しずつ移動できることから、振動の反力により、振動体10は特定方向にのみ回転することが許され、紙葉類11面上をある大きさの円周を描くように少しずつ移動される。結果として、紙葉類11への焦げの発生を回避することができる。
図9から図11は、この発明の第2の実施の形態に係る分離取出装置を示している。即ち、振動体10を紙葉類11面上に移動可能にする支持機構8が駆動源を備えている。前述した図4から図8に示した支持機構おいては、駆動源がなくとも自律的に移動できるが、より確実に紙葉類11の面上に移動可能にするために図9から図11に示す支持機構は、駆動源を備えている。
図9に示される支持機構では、直動保持機構25に支持された振動体10が回転中心から偏心されてモータ17に連結している。即ち、モータ17の中心と振動体10の中心は一直線上に設けられず、モータ17が回転することにより振動体10は、矢印R0に沿って紙葉類11面上をある大きさの円弧を描くように少しずつ移動される。結果として、紙葉類11への焦げの発生を回避することができる。
図10は、図9に示した機構の変形例を示し、支持機構がモータ17に連結したプーリ18B及びベルト18Aで構成されている。直動保持機構25がベルト18Aに固定され、ベルト18Aの移動と共に直動保持機構25とともに振動体10が紙葉類11の面上を搬送方向或いは搬送方向に直交する方向に往復移動させることができる。従って、振動体10が紙葉類11の同一箇所に振動を与えることが防止され、結果として、紙葉類11への焦げの発生を回避することができる。
図11は、図9に示した機構の変形例を示し、支持機構は、リニアドモータ19Aとラックギア19Bで構成され、ラックギア19Bに直動保持機構25が固定されている。リニアドモータ19Aが動作されると、直動保持機構25に保持された振動体10が紙葉類11の面上を搬送方向或いは搬送方向に直交する方向に往復移動される。従って、振動体10が紙葉類11の同一箇所に振動を与えることが防止され、結果として、紙葉類11への焦げの発生を回避することができる。
2...給紙台、3...フィードローラ、4...順転ローラ、5...逆転ローラ、6...積層体、7...分離部、8...支持機構、9B...前方ストッパ、9C...後方ストッパ、10...振動体、11...紙葉類、12...リニアスライダ、13...ばね、14...超音波ホーン、15...球状ジョイント、16...ワンウエイクラッチ、17...モータ、18...ベルト・プーリ、19...リニアドモータ、20...ラックギア、21...リニアスライダ、22...支持ブロック、23...支持柱、24...ばね、25...直動保持機構
Claims (11)
- 紙葉類が積層されている積層体支持する給紙台と、
前記積層体の上面から前記紙葉類を次々に取り出して搬送する紙葉類の搬送機構と、
前記紙葉類と前記搬送機構との間の押付力或いは距離又は前記紙葉類の位置を検知するセンサと、
前記押付力或いは距離又は位置を調整するために前記給紙台を移動可能にする移動機構と、
前記積層体の上面に接触されて紙葉類に高周波振動を与える振動体と、及び
紙葉類の面に略直交する方向に前記振動体を移動可能に保持して前記振動体を紙葉類の面に対して所定の接触力で接触させる保持機構と、
前記振動体を紙葉類面上で移動可能に支持する支持機構と、
を備えることを特徴とする高周波振動分離取出装置。 - 前記支持機構が駆動源を備え、当該駆動源からの駆動力によって前記振動体を紙葉類面上で移動させることを特徴とする請求項1の高周波振動分離取出装置。
- 前記支持機構が前記振動体を支持し、前記振動体をスライド可能に支持するリニアスライダを含むことを特徴とする請求項1の高周波振動分離取出装置。
- 前記支持機構には、前記振動体が固定され、前記支持機構が紙葉類面に対して略直交方向に移動可能な押圧機構に支持されていることを特徴とする請求項1及び3の高周波振動分離取出装置。
- 前記支持機構が前記紙葉類の取出方向とは逆方向にわずかに傾斜して配置されていることを特徴とする請求項4の高周波振動分離取出装置。
- 前記支持機構が前記振動体に対して前記紙葉類の取出方向に沿ってバネ力を与えるバネを含み、当該バネ力に抗して前記紙葉類が取出され、当該バネ力によって前記振動体が前記紙葉類上を移動されることを特徴とする請求項4の高周波振動分離取出装置。
- 前記支持機構が前記振動体を支持する球状ジョイントで構成されていることを特徴とする請求項4の高周波振動分離取出装置。
- 前記支持機構が前記振動体を特定方向に回転させることを許すワンウエイクラッチで構成されていることを特徴とする請求項4の高周波振動分離取出装置。
- 前記駆動源が回転中心に対して偏心するように前記振動体に連結されたモータを含み、当該モータの駆動力によって前記振動体が円弧を描くように移動されることを特徴とする請求項2の高周波振動分離取出装置。
- 前記駆動源がプーリ及びベルトを駆動するモータを含み、当該ベルトにより前記振動体が移動されることを特徴とする請求項2の高周波振動分離取出装置。
- 前記駆動源がリニアドモータ及び当該リニアドモータによって駆動されるラックギアにより構成され、当該ラックギヤにより前記振動体が移動されることを特徴とする請求項2の高周波振動分離取出装置。
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JP2007086016A JP2008239335A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 高周波振動分離取出装置 |
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JP2014122095A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙幣取扱装置 |
-
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- 2007-03-28 JP JP2007086016A patent/JP2008239335A/ja active Pending
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