JP2008238870A - 車載システム - Google Patents

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一男 水野
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Abstract

【課題】車載装置に記憶された車両情報が本当にその車載装置が搭載されるべき車両に対応するものであるかを適切に判定できる技術を提供する。
【解決手段】車両製造時にエンジンECU20内のメモリ25へ車台番号を記憶させておく。車両登録の際、車検証に記載された二次元コードからハンディターミナル30にて読み込んだ自動車登録番号及び車台番号を電子ナンバープレート10へ送信し、電子ナンバープレート10はそれらの番号をメモリ15へ書き込むと共にエンジンECU20へ送信する。エンジンECU20は、電子ナンバープレート10から受信した車台番号とメモリ25に記憶された車台番号が一致していれば、電子ナンバープレート10から受信した自動車登録番号をメモリ25へ記憶させる。IGオン状態にされた際、エンジンECU20のメモリ25から読み出した自動車登録番号及び車台番号と、電子ナンバープレート10のメモリ15から読み出した自動車登録番号及び車台番号とが一致するか否か判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子ナンバープレートを利用して、車両の不正使用などに対応する制御を実行する車載システムに関する。
特許文献1に開示される電子タグ、あるいは特許文献2に開示される車載機器などに記録した車両情報によって電子的に車両の識別を行うシステムがある。
特許文献1に開示されたシステムでは、部品倉庫の搬入口及び搬出口に設置されたアンテナを介して、車両に装着された電子タグから車両情報を読み取ると共に、その車両に搭載された部品に装着された電子タグから部品情報も読み取り、これらの情報を用いて、部品が搬出されたものか搬入されたものかを判断しようとするものである。
また、特許文献2に開示された通行料課金システムは、いわゆるETC車載器によって車種情報・車載器固有のID情報・車両登録番号といった車両情報及び運転者固有のID情報を送信し、それを課金センタ側のアンテナによって受信して、運転者に課金をするものである。
特開2005−280943号公報 特開2002−133480号公報
しかしながら、上述したシステムにおいては、電子タグや車載装置などに記憶された車両情報が、本当にそれら車載装置が搭載されている車両に対応するものであるとは言い切れない。そのため、例えば車両情報の登録されたETC車載器が他の車両に乗せ替えた場合、通行料金を不正に低く課金させてしまうという不正使用がなされてしまう。つまり、例えば料金が相対的に低い車種の車両情報が記憶されているETC車載器を、料金が相対的に高い車種の車両に装着するという不正使用である。
例えば現行の高速道路の車種区分は、特大車・大型車・中型車・普通車・軽自動車等と5種類の区分となっているが、一つの事業者が特大車と軽自動車を所有している場合、軽自動車用にセットアップしたETC車載器を大型トラックなどの特大車に搭載して使用すれば、相対的に低い料金しか支払わなくても済んでしまう。また、一般家庭であっても、普通車と軽自動車等を両方持っている場合に、やはり軽自動車用にセットアップしたETC車載器を普通車に搭載して使用するという不正使用が可能となる。
このような不正使用に限らず、車載装置に記憶された車両情報が、本当にその車載装置が搭載されている車両に対応するものではないことによって種々の不都合が発生する。
そこで、このような問題点を鑑み、車載装置に記憶された車両情報が本当にその車載装置が搭載されるべき車両に対応するものであるかを適切に判定できる技術を提供することを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の車載システムは、走行系電子制御装置と電子ナンバープレートとがデータ通信可能に接続されている。電子ナンバープレートには本来の目的のために車両登録番号が記憶されるが、車両登録番号は登録の度に変
化するため絶対的なものではない。しかし車台番号は不変のものである。
そこで、この車台番号を、例えば車両製造時などに走行系電子制御装置のECU用記憶部へ記憶させておく。走行系電子制御装置は例えばエンジンECUやAT−ECUやブレーキECUのように、走行系の制御を司るものである。そのため、この走行系電子制御装置を取り外してしまうと通常の走行ができなくなるため、取り外されることは考えにくい。したがって、車台番号を好適に車両内に記憶させておくことができる。
そして、例えば車両を登録する際、車検証に記載された自動車登録番号及び車台番号を受信した電子ナンバープレートは、それらの番号をプレート用記憶部へ書き込むと共に、走行系電子制御装置へ送信する。
走行系電子制御装置は、電子ナンバープレートから受信した車台番号とECU用記憶部に記憶された車台番号が一致しているか否か判定し、車台番号が一致している場合に限って、電子ナンバープレートから受信した自動車登録番号をECU用記憶部へ記憶させる。
上述のように、ECU用記憶部に記憶されている車台番号は当該車両に対応する車台番号であり、この車台番号に対応する車両登録番号しか記憶されないため、ECU用記憶部に記憶されている車両登録番号もやはり当該車両に対応する車両登録番号となる。
判定手段は、ECU用記憶部から読み出した自動車登録番号及び車台番号と、プレート用記憶部から読み出した自動車登録番号及び車台番号とが一致するか否か判定する。そして、制御手段は、その判定手段によってなされた判定結果に基づき、所定の制御を行う。したがって、電子ナンバープレートに記憶されている自動車登録番号及び車台番号が、本当にその電子ナンバープレートが搭載されるべき車両に対応するものであるかを適切に判定でき、その判定結果に基づく適切な制御を実行することができる。
この制御手段による制御の例としては、例えば請求項2に示すように、判定手段によって自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しないと判定された場合には、車両の運転を禁止する制御が考えられる。自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しない場合は、例えば電子ナンバープレートの不正使用などが想定されるため、自由に車両が運転されてしまうことを防止することは有効な措置である。
なお、「運転禁止手段が車両の運転を禁止する制御」の例としては、例えば動力源(エンジン、モータなど)を始動させないようにしたり、AT車の場合にPレンジからの変更を禁止したりする制御が挙げられる。また、電気モータを動力とする車両の場合には、電気モータに電力を供給しない制御等がある。
また、制御手段による制御の例として、例えば請求項4に示すように、判定手段によって自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しないと判定された場合に、その旨を、電子ナンバープレートを介して外部機器へ送信させることが考えられる。このようにすれば、自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しないことを外部機器において把握、あるいは外部機器を介して他の機器において把握することができる。その外部機器、あるいは外部機器を介して伝達される他の機器において自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しない旨を報知すれば、それらの機器を扱う人間が「自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しないこと」を知ることができ、適切な措置をとることが期待できる。
また、請求項5に示すように、ECU用記憶部への車両登録番号の登録時の番号不一致を外部機器へ通知するようにしてもよい。つまり、外部機器から車検証に記載された自動
車登録番号及び車台番号を受信した電子ナンバープレートが、それらの番号を走行系電子制御装置へ送信する。そして走行系電子制御装置が、電子ナンバープレートから受信した車台番号とECU用記憶部に記憶された車台番号が一致しているか否か判定し、車台番号が一致していない場合には、その旨を、電子ナンバープレートを介して外部機器へ送信させるようにするのである。
ECU用記憶部への車両登録番号の登録は、例えば車両の登録を行う陸運支局において行われることが想定される。車台情報が一致しないということは、車検証に記載されている車両と実際の車両とが別のものであることを意味し、例えば不正車検などのおそれもある。したがって、外部機器において車台番号が一致していない旨を報知するようにすれば、例えば車両登録を行う担当者が所定の措置、例えば車両のエンジンルームの鉄板に打刻された車台番号を確認する、といった措置を行うことができる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[1.構成の説明]
図1は、実施形態の車載システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の車載システムは、車両に搭載された電子ナンバープレート10とエンジンECU20とを備えている。
電子ナンバープレート10は、図2(a)に示すように、車両のナンバー(車両登録番号)を記載した板状部材であるナンバープレートの例えば裏側に装着される通信モジュールである。そして、電子ナンバープレート10は、後述するハンディターミナル30や路上機100との間で無線通信が可能に構成されている。この無線通信には、例えばDSRC通信や光ビーコンを用いた通信などを利用する。
なお、図2(b)では車両前部のナンバープレートに電子ナンバープレート10を装着した例を示しているが、ナンバープレートは車両の前部・後部両方に取り付けられるため、電子ナンバープレート10を車両後部に取り付けてもよいし、あるいは前部・後部両方に取り付けてもよい。
電子ナンバープレート10は、図1に示すように、アンテナ11、データ送受信部12、通信制御部13、処理部14、メモリ15、ネットワーク制御部16を備え、アンテナ11・データ送受信部12・通信制御部13を介して受信した情報を処理部14がメモリ15に対して書き込む機能を備える。
この書き込みは、図1に示すハンディターミナル30から受信した情報に基づいて行う。ハンディターミナル30は、アンテナ31、データ送受信部32、読み取り部33などを備え、読み取り部33によって二次元コード(例えばQRコード)を光学的に読み取ってデコードし、そのデコードした情報をデータ送受信部32・アンテナ31を介して電子ナンバープレート10へ送信する。
この二次元コードは、車検証の一部に印刷されているものである。具体的には、車両の登録を行う陸運支局において、車検証に記載される車両情報、例えば車台番号、車両登録番号、車両の形式・車種・型番、車両の仕様、車両の所有者名、所有者の住所等を二次元コード化して、車検証に印刷したものである。
一方、エンジンECU20は、車両のエンジンルームに搭載されており、燃料をエンジン内に噴射する噴射装置やエンジン内の燃料を点火する点火装置(共に図示せず)等に対する制御を含め、エンジンの作動全般を制御する。
エンジンECU20は、接処理部24、メモリ25、ネットワーク制御部26などを備えている。ネットワーク制御部26は、車載LANを介して他の車載機器との間での通信を行うためのものであり、上述した電子ナンバープレート10やETC車載器40などとも通信可能に構成されている。
エンジンECU20の処理部24は、外部から情報をメモリ25に対して書き込む機能を備える。例えばネットワーク制御部26を介して電子ナンバープレート10から受信した情報などである。また、処理部24はイグニッションスイッチ50のオン・オフを認識可能に構成されている。
なお、電子ナンバープレート10のメモリ15及びエンジンECU20のメモリ25は、共に電源供給がされていなくても記憶した情報を保持できる不揮発性の記憶媒体である。
[2.処理の説明]
次に、本実施形態の車載システムにおいて実施される処理について説明する。
(1)エンジンECU20への車台番号登録
車両の製造時に、エンジンECU20内のメモリ25へ、車台番号を登録する。例えば製造ライン指示書に、文字又はバーコードなどによって車台番号が記載されている。その車台番号を、製造ラインにおいて、エンジンルーム内の鉄板に打刻する。
そして、同じくエンジンルーム内に搭載されているエンジンECU20に例えば専用のデータ書き込み装置を接続し、そのデータ書き込み装置を用いて車台番号をエンジンECU20内のメモリ25に登録する。したがって、このエンジンECU20内のメモリ25に登録された車台番号は、通常のユーザでは書き替えることができないものである。
なお、このようにエンジンECU20へ車台番号を登録するのは、車両製造時には限られない。例えば一旦車両登録を実施した後、故障その他の理由からエンジンECU20を載せ替えることも考えられる。この場合、そのままでは実際の車台に打刻されている番号とエンジンECU20内の車台番号とが一致しなくなる。不正登録を防止する必要性から例えば公的な機関である陸運支局(自動車検査登録所)でのみ、エンジンECU20に例えば専用のデータ書き込み装置を接続し、そのデータ書き込み装置を用いて車台番号をエンジンECU20内のメモリ25に再登録するようにすればよい。
(2)ハンディターミナル30による車両情報読取・送信処理
上述したように、車両の登録を行う陸運支局において、車検証が作成される。この車検証作成時において、車検証に記載される車両情報、例えば車台番号、車両登録番号、車両の形式・車種・型番、車両の仕様、車両の所有者名、所有者の住所等を二次元コード化されたものが車検証に印刷される。
本処理は、電子ナンバープレート10が車両に取り付けられた状態で、例えば車両登録を行う担当者が操作するハンディターミナル30において実行される処理である。
図3(a)のフローチャートに示すように、ステップ(以下、ステップをSと略記する
。)101では、読み取り部33によって車検証に印刷された二次元コードを光学的に読み取ってデコードし、車両情報を得る。そして、S102では、読み取った車両情報を、データ送受信部32・アンテナ31を介して電子ナンバープレート10へ送信する。
(3)電子ナンバープレート10による車両情報登録・送信処理
本処理は、電子ナンバープレート10において、ハンディターミナル30から受信した車両情報を内部に登録すると共にエンジンECU20へ送信する処理である。
図3(b)のフローチャートに示すように、S201では、ハンディターミナル30から送信された車両情報を、アンテナ11・データ送受信部12・通信制御部13を介して受信する。そしてS202では、処理部14がその受信した車両情報をメモリ15に書き込む。したがって、メモリ15には、車台番号及び車両登録番号を含む車両情報が記憶されていることとなる。
続くS203では、メモリ15に記憶されている車両情報の中の車台番号及び車両登録番号を、ネットワーク制御部16を介してエンジンECU20へ送信する。
(4)エンジンECU20による車両情報登録処理
本処理は、エンジンECU20において、電子ナンバープレート10から受信した車両情報を内部に登録する処理である。
図4のフローチャートに示すように、S301では、電子ナンバープレート10から送信された車台番号及び車両登録番号を、車載LAN、ネットワーク制御部26を介して受信する。この受信した車台番号及び車両登録番号は、処理部24内の図示しないRAMに記憶される。
S302では、メモリ25に記憶されている車台番号を読み出す。この車台番号は、上記(1)のエンジンECU20への車台番号登録において説明したように、車両製造時に登録されたものである。
続くS303では、S301で電子ナンバープレート10から受信して処理部24内のRAMに記憶しておいた車台番号と、S302でメモリ25から読み出した車台番号とが一致するか否か判定する。
両方の車台番号が一致する場合には(S303:YES)、S304へ移行し、S301で電子ナンバープレート10から受信して処理部24内のRAMに記憶しておいた車両登録番号を、メモリ25に登録する。
一方、車台番号が一致しない場合には(S303:NO)、S305へ移行し、所定の警告処理を実行する。このS305での警告処理とは、例えば車台番号が一致しない旨を示す情報をハンディターミナル30へ送信するよう、電子ナンバープレート10へ指示する処理などが考えられる。そして、電子ナンバープレート10から車台番号が一致しない旨を示す情報を受信したハンディターミナル30において、警告のための報知をするよう構成しておくことが考えられる。なお、この報知は表示あるいは音声によって行うことが考えられる。
車台情報が一致しないということは、車検証に記載されている車両と実際の車両とが別のものであることを意味し、例えば不正車検などのおそれもある。そのため、車両登録を行う担当者が操作するハンディターミナル30において警告報知をさせれば、その担当者は、車両のエンジンルームの鉄板に打刻された車台番号を確認することができる。
(5)エンジンECU20による判定対応処理
本処理は、イグニッションスイッチ50がオン状態にされたときにエンジンECU20において実行される処理である。
図5のフローチャートに示すように、ステップ311では、電子ナンバープレート10に対して、メモリ15に記憶している車台番号及び車両登録番号を送信するよう指示し、その指示に応じて電子ナンバープレート10から送信されてきた車台番号及び車両登録番号を、車載LAN、ネットワーク制御部26を介して受信する。この受信した車台番号及び車両登録番号は、処理部24内の図示しないRAMに記憶される。
S312では、メモリ25に記憶されている車台番号及び車両登録番号を読み出す。この車台番号は、上記(1)のエンジンECU20への車台番号登録において説明したように、車両製造時に登録されたものであり、車両登録番号は、図4のS304にて登録されたものである。
続くS313では、S311で電子ナンバープレート10から受信して処理部24内のRAMに記憶しておいた車台番号及び車両登録番号と、S312でメモリ25から読み出した車台番号及び車両登録番号とが一致するか否か判定する。
車台番号及び車両登録番号が一致する場合には(S313:YES)、そのまま本処理を終了する。一方、車台番号及び車両登録番号の少なくとも何れか一方が一致しない場合には(S313:NO)、S314へ移行し、車両の運転を禁止する処理を実行する。ここでは、エンジンECU20が、噴射装置や点火装置を制御して、エンジンの始動自体がされないようにする。
続くS315では、所定の異常時対応処理を実行する。このS315での異常時対応処理とは、例えば車台番号及び車両登録番号の少なくとも何れか一方が一致しない旨を示す情報と、それら判定対象となった車台番号及び車両登録番号を路上機100へ送信するよう、電子ナンバープレート10へ指示する処理などが考えられる。
路上機100は、図2に示すように管理センタ150と接続されており、管理センタ150では、車台番号及び車両登録番号の少なくとも何れかが一致しない旨を示す情報と、それら判定対象となった車台番号及び車両登録番号を受信して、データベースに登録しておく。
車台番号及び車両登録番号が一致しない場合には、本来その車両のものではない電子ナンバープレート10を付け替えるなどの不正行為がなされている可能性がある。そのため、管理センタ150に登録された情報を用いることで、例えば自動車登録元である自動車交通局では、次回車検時の要注意車両として把握しておき、不正車検を阻止する対策を講じることができる。また、警察関係においては、車両の盗難事件などの犯罪操作や犯罪防止のための有用情報として利用できる。
[3.効果]
本実施形態の車載システムでは、例えば車両の製造時に、エンジンECU20内のメモリ25へ車台番号を記憶させておく。このエンジンECU20を取り外してしまうと通常の走行ができなくなるため、取り外されることは考えにくい。したがって、車台番号を好適に車両内に記憶させておくことができる。
そして、車両を登録する際、車検証に記載された自動車登録番号及び車台番号を受信し
た電子ナンバープレート10は、それらの番号をメモリ15へ書き込むと共に、エンジンECU20へ送信する。
エンジンECU20は、電子ナンバープレート10から受信した車台番号とメモリ25に記憶された車台番号が一致しているか否か判定し(S303)、車台番号が一致している場合(S303:YES)に限って、電子ナンバープレート10から受信した自動車登録番号をメモリ25へ記憶させる(S304)。メモリ25に記憶されている車台番号は当該車両に対応する車台番号であり、この車台番号に対応する車両登録番号しか記憶されないため、メモリ25に記憶されている車両登録番号もやはり当該車両に対応する車両登録番号となる。
なお、車台番号が一致しない場合には(S303:NO)、S305へ移行し、例えば車台番号が一致しない旨を示す情報をハンディターミナル30へ送信するよう、電子ナンバープレート10へ指示するなどの警告処理を実行する。車台情報が一致しないということは、車検証に記載されている車両と実際の車両とが別のものであることを意味し、例えば不正車検などのおそれもある。そのため、電子ナンバープレート10から車台番号が一致しない旨を示す情報を受信したハンディターミナル30において、警告のための報知をすれば、車両登録を行う担当者は、車両のエンジンルームの鉄板に打刻された車台番号を確認することができる。
イグニッションスイッチ50がオン状態にされた際、エンジンECU20では、メモリ25から読み出した自動車登録番号及び車台番号と、電子ナンバープレート10のメモリ15から読み出した自動車登録番号及び車台番号とが一致するか否か判定する。この判定により、電子ナンバープレート10に記憶されている自動車登録番号及び車台番号が、本当にその電子ナンバープレート10が搭載されるべき車両に対応するものであるかを適切に判定でき、その判定結果に基づく適切な制御を実行することができる。
本実施形態においては、車台番号及び車両登録番号の少なくとも何れか一方が一致しない場合(S313:NO)、エンジンの始動自体がされないようにして車両の運転を禁止する(S314)。この場合は例えば電子ナンバープレートの不正使用などが想定されるため、自由に車両が運転されてしまうことを防止することは有効な措置である。
さらに、例えば車台番号及び車両登録番号の少なくとも何れか一方が一致しない旨を示す情報と、それら判定対象となった車台番号及び車両登録番号を路上機100へ送信するよう、電子ナンバープレート10へ指示する(S315)。路上機100に接続されている管理センタ150にて、車台番号及び車両登録番号の少なくとも何れかが一致しない旨を示す情報と、それら判定対象となった車台番号及び車両登録番号を受信して、データベースに登録しておけば、例えば自動車登録元である自動車交通局では、次回車検時の要注意車両として把握しておき、不正車検を阻止する対策を講じることができる。また、警察関係においては、車両の盗難事件などの犯罪操作や犯罪防止のための有用情報として利用できる。
[4.特許請求の範囲との対応]
本実施形態の車載システムでは、エンジンECU20が走行系電子制御装置に相当し、ハンディターミナル30・路上機100が外部機器に相当し、電子ナンバープレート10が電子ナンバープレートに相当する。
エンジンECU20のメモリ25がECU用記憶部に相当し、エンジンECU20の処理部24が判定手段及び制御手段に相当する。また、電子ナンバープレート10のメモリ15がプレート用記憶部に相当する。
[5.他の形態]
(1)上記実施形態では、走行系電子制御装置の一例としてエンジンECU20を想定したが、例えばブレーキECUやAT車の場合におけるAT−ECUであってもよい。車両運転を禁止する制御としては、ブレーキECUならば高い制動力を与えて実質的に走行できなくしたり、AT−ECUであればPレンジからの変更を禁止したりする制御などが考えられる。
(2)上記実施形態では、判定手段及び制御手段の一例としてエンジンECU20の処理部24を想定したが、例えばエンジンECU20以外の装置において設けても良い。例えば別のECUを設け(例えばイモビECUなど)、そのECUにおいて判定手段及び制御手段としての処理を実行させるようにしてもよい。
(3)エンジンECU20に、本来その車両に付与されるべき車台番号及び車両登録番号が記憶されていることを利用して、別の車載機器の不正搭載を判定することも可能である。例えばETC車載器40にも車台番号及び車両登録番号を登録させておけば、エンジンECU20が記憶している車台番号及び車両登録番号と比較することで、適切な対応ができる。
例えば、車台番号及び車両登録番号の何れか一方が一致しない旨を報知するようにすれば、その報知によって人間がETC車載器の不正載せ替えを発見できる。また、例えば路上機100へ送信して管理センタ150のデータベースに登録することで、ETC車載器40の盗難事件などの犯罪操作や犯罪防止のための有用情報として利用できる。また、車台番号及び車両登録番号の何れか一方が一致しない場合に、エンジンECU20からの指示でETC車載器40の機能を停止させるようにすれば、ETC車載器40の盗難防止のために有効である。
実施形態の車載システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態の電子ナンバープレートの説明図である。 ハンディターミナルと電子ナンバープレートで実行される処理を示すフローチャートである。 エンジンECUにおいて電子ナンバープレートから受信した車両情報を内部に登録する処理を示すフローチャートである。 イグニッションスイッチがオン状態にされたときにエンジンECUにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…電子ナンバープレート、11…アンテナ、12…データ送受信部、13…通信制御部、14…処理部、15…メモリ、16…ネットワーク制御部、20…エンジンECU、24…処理部、25…メモリ、26…ネットワーク制御部、30…ハンディターミナル、31…アンテナ、32…データ送受信部、33…読み取り部、40…ETC車載器、50…イグニッションスイッチ、100…路上機、150…管理センタ。

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、走行系の制御を司ると共に、自車を示すIDを記憶するための記憶部を有し、当該記憶部へのデータの読み書きが可能な走行系電子制御装置と、
    自車を示すIDを記憶するための記憶部を有し、当該記憶部へのデータの読み書き、及び外部機器との間でデータの送受信が可能な電子ナンバープレートと、
    がデータ通信可能に接続されており、
    前記走行系電子制御装置の有する記憶部であるECU用記憶部には、前記走行系電子制御装置を車両へ搭載する際に車台番号を記憶させておき、
    前記電子ナンバープレートは、車検証に記載された自動車登録番号及び車台番号を受信すると、それらの番号を、前記電子ナンバープレートの有する記憶部であるプレート用記憶部へ書き込むと共に前記走行系電子制御装置へ送信し、
    前記走行系電子制御装置は、前記電子ナンバープレートから前記自動車登録番号及び車台番号を受信した場合、その受信した車台番号と前記ECU用記憶部に記憶された車台番号が一致しているか否か判定し、車台番号が一致している場合に限って、その受信した車両登録番号を前記ETC用記憶部へ記憶させ、
    さらに、
    前記ECU用記憶部から読み出した自動車登録番号及び車台番号と、前記プレート用記憶部から読み出した自動車登録番号及び車台番号とが一致するか否か判定する判定手段と、
    その判定手段によってなされた判定結果に基づき、所定の制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車載システム。
  2. 請求項1に記載の車載システムにおいて、
    前記判定手段は、車両の運転者により当該車両に搭載された動力源を始動させるための始動指令が入力されると前記判定を行い、
    前記制御手段は、前記判定手段によって前記自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しないと判定された場合には、車両の運転を禁止する制御を実行すること
    を特徴とする車載システム。
  3. 請求項2に記載の車載システムにおいて、
    前記走行系電子制御装置は、前記動力源を制御することで走行系の制御を司るものであると共に前記制御手段を有しており、前記制御手段は、前記動力源を始動させないようにすることによって前記車両の運転を禁止する制御を実行すること
    を特徴とする車載システム。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の車載システムにおいて、
    前記制御手段は、前記判定手段によって前記自動車登録番号及び車台番号の少なくともいずれか一方が一致しないと判定された場合には、その旨を、前記電子ナンバープレートを介して前記外部機器へ送信させることを特徴とする車載システム。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の車載システムにおいて、
    前記電子ナンバープレートは、前記外部機器から車検証に記載された自動車登録番号及び車台番号を受信して前記走行系電子制御装置へ送信し、
    前記走行系電子制御装置は、前記電子ナンバープレートから受信した車台番号と前記ECU用記憶部に記憶された車台番号が一致しているか否か判定し、車台番号が一致していない場合には、その旨を、前記電子ナンバープレートを介して前記外部機器へ送信させることを特徴とする車載システム。
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