JP2008237609A - ハンドドライヤー - Google Patents

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Abstract

【課題】肌を保湿しつつも手を乾燥させることができ、また同時に手の隅々にまで殺菌処理を施すことのできるハンドドライヤーを提供する。
【解決手段】送風機4にノズル5を接続して形成された風洞6の途中にヒータ7を配設する。ノズル5の先端に乾燥領域Aに向けて開口する乾燥用風の吹出口8を設け、乾燥領域Aに手が位置することを検出する手検出手段12を有する。手検出手段12での検知信号に基づいて送風機4を作動させるハンドドライヤー1である。乾燥領域Aに霧化ミストを放出する静電霧化装置2を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハンドドライヤーに関するものである。
近年、洗面所などに設置されているハンドドライヤーには、手を乾燥させるだけではなく、手の除菌も同時に行わせるようにしたものが知られている。手の除菌を行わせるには、たとえば、ハンドドライヤーに紫外線照射装置を備えて、この紫外線照射装置から手に紫外線を照射することで、手に付着している菌の殺菌を図ることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
ところが、上記例では、紫外線の照射位置から影になる部位では有効な殺菌を行うことができないという問題があると共に、手を乾燥させる乾燥用風によって肌の水分も同時に奪われてしまい、手の肌が水分の足りない乾燥肌状態となるという問題もあった。
特開2005−177415号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、肌を保湿しつつも手を乾燥させることができ、また同時に手の隅々にまで殺菌処理を施すことのできるハンドドライヤーを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係るハンドドライヤーにあっては、送風機4にノズル5を接続して形成された風洞6の途中にヒータ7を配設し、ノズル5の先端に乾燥領域Aに向けて開口する乾燥用風の吹出口8を設け、乾燥領域Aに手が位置することを検出する手検出手段12を有し、手検出手段12での検知信号に基づいて送風機4を作動させるハンドドライヤー1において、乾燥領域Aに霧化ミストを放出する静電霧化装置2を備えていることを特徴とする。これによると、乾燥領域Aでは乾燥用風によって手を乾燥できると共に、乾燥領域Aに隈なく至る霧化ミストによって除菌効果や脱臭効果や保湿効果を上記手の隅々にまで作用させることができる。つまり、従来に比べて手の隅々にまで殺菌処理を施し得ることに加えて、肌に浸透させた霧化ミストによる保湿効果も付与できるのである。
また、請求項2に係るハンドドライヤーにあっては、請求項1において、上記静電霧化装置2を吹出口8の近傍に配設したことを特徴とする。これによると、静電霧化装置2から放出された霧化ミストは乾燥用風に合流して手に至るようになっており、乾燥と同時に霧化ミストによる除菌効果や脱臭効果や保湿効果を手に付与することができる。
また、請求項3に係るハンドドライヤーにあっては、請求項1において、手挿入口10を有した手挿入凹部11内に乾燥領域Aを設け、手挿入口10の近傍に吹出口8を設けると共に、吹出口8より手挿入凹部11の奥方に静電霧化装置2を配設したことを特徴とする。これによると、吹出口8より手挿入凹部11の奥側で放出された霧化ミストは手挿入口10付近の乾燥用風で遮られて手挿入凹部11の外へ拡散しないようにでき、乾燥領域A内に霧化ミストを高濃度に保つことができて、霧化ミストの諸効果を効果的に手や乾燥領域Aに付与できる。特に、手は手挿入口10から手挿入凹部11の奥方に挿入されるから、手挿入口10付近で乾燥用風にて乾燥させた後の手に対して霧化ミストを効率よく浸透させることができるのであって、保湿効果を効果的に付与できる。
また、請求項4に係るハンドドライヤーにあっては、請求項1において、手検出手段12で手を検知しなくなった後に所定時間、静電霧化装置2を作動させる霧化装置制御部22を備えたことを特徴とする。これによると、使用後の乾燥領域Aに対して霧化ミストによる殺菌効果や脱臭効果を付与することができる。
また、請求項5に係るハンドドライヤーにあっては、請求項1において、静電霧化装置2は霧化用水としての結露水を得るペルチェ素子17を有し、ハンドドライヤー設置所Bに設けた人体検出手段25による検出信号に基づいてペルチェ素子17を作動させて所定量の霧化用水を生成させるペルチェ制御部24を備えたことを特徴とする。これによると、ハンドドライヤー設置所Bにドライヤー使用者が入った時点で予め霧化用水を生成させておくことができ、手の乾燥と同時に確実に霧化ミストを発生させることができて、ドライヤー使用者の手に霧化ミストの諸効果を確実に付与することができる。
また、請求項6に係るハンドドライヤーにあっては、請求項1において、霧化ミスト生成のために放電極15に高電圧を印加させた際に流れる電流値を検知する電流値検出手段28を有し、ペルチェ制御部24に、放電極15に高電圧を間欠的に印加させ、そのときの電流値検出手段28による検出電流値に基づいて、ペルチェ素子17への通電量を変化させて冷却強さを変化させるペルチェ通電調節部29を備えたことを特徴とする。これによると、所定量の霧化用水の生成を、放電極15への高電圧の間欠的な印加により行わせることが可能であり、静電霧化装置2、ひいてはハンドドライヤー1の省電力化を図ることができる。
また、請求項7に係るハンドドライヤーにあっては、請求項5において、ハンドドライヤー設置所Bの温度及び湿度を検出する温度検出手段31及び湿度検出手段32を有し、ペルチェ制御部24に、温度検出手段31での検出温度と湿度検出手段32での検出湿度とによって割り出した露点温度に基づいて、ペルチェ素子17への通電量を変化させて冷却強さを変化させるペルチェ通電調節部29を備えたことを特徴とする。これによると、放電極15に高電圧を印加しないでも所定量の霧化用水の生成を行わせることが可能であり、静電霧化装置2、ひいてはハンドドライヤー1の省電力化を図ることができる。
また、請求項8に係るハンドドライヤーにあっては、請求項5において、人体検出手段25による検出信号が無い場合に静電霧化装置2への通電を停止させる通電停止制御部33を設けたことを特徴とする。これによると、ハンドドライヤー設置所Bにドライヤー使用者がいない時は、ペルチェ素子17への通電、放電極15への高電圧の印加を無くすることができるため、静電霧化装置2、ひいてはハンドドライヤー1の省電力化を図ることができる。
本発明にあっては、肌を保湿しつつも手を乾燥させることができ、また同時に手の隅々にまで殺菌処理を施すことができる、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1乃至図4には本発明の実施の形態の例のハンドドライヤー1を示す。ハンドドライヤー1は、その本体1a内に、乾燥用風を発生させる乾燥用風発生装置3、霧化ミストを発生させる静電霧化装置2が内装されている。乾燥用風発生装置3は、風を発生させる送風機4と、これに接続されて先端が風の吹出口8となるノズル5と、送風機4の風を加熱するヒータ7とを有している。ノズル5はその内部が送風路となる風洞6となっており、ヒータ7は風洞6内に配設されている。本例のハンドドライヤー1は本体1aの下方空間が手を乾燥させる乾燥領域Aとされたもので、吹出口8は乾燥領域Aに向けて(すなわち本体1aから下方に向けて)開口しており、送風機4で生じてヒータ7で加熱された乾燥用風を吹出口8から乾燥領域Aに向けて吹き出し得るようにされている。ここで、本体1aには乾燥領域Aに位置した手を検出する手検出手段12が設けられており、ドライヤー制御部20によって手検出手段12での検出信号に基づいて乾燥用風発生装置3の作動が為されるようにされている。
静電霧化装置2は、図4のように、熱伝導性及び導電性に優れた材料(本例では金属製)で形成された放電極15と、放電極15に対向する対向電極16と、放電極15と対向電極16との間に高電圧を印加する放電極通電回路14と、放電極15に霧化用水を供給するペルチェ素子17と、ペルチェ素子17に通電させるペルチェ通電回路18とを一体に備えたユニットである。ここで、ペルチェ素子17の冷却側には放電極15が連結されていて、放電極15を冷却して放電極15の空気と接する面に空気中の水分を結露させて放電極15の先端に霧化用水(結露水)を供給できるようにされている。一方、ペルチェ素子17の放熱側には放熱フィン19が連結されていて、効率の良い放熱ができるようにされている。
この静電霧化装置2によるとナノメータサイズの霧化ミスト(帯電微粒子ミスト)の生成が可能である。すなわち、放電極15と対向電極16との間に印加された電圧により放電極15の先端部に供給された霧化用水が帯電し、帯電した霧化用水にクーロン力が働き、放電極15の先端に供給された霧化用水の液面が局所的に先端が尖った錐状に盛り上がり(テイラーコーン)、このテイラーコーンの先端部に電荷が集中して高密度化され、高密度化された電荷の反発力により水の分裂・飛散(レイリー分裂)が繰り返されることにより、反応性に富む活性種(ヒドロキシラジカル、スーパーオキサイド等の脱臭・除菌の源となる物質)を有するナノメータサイズの霧化ミストの生成が行われるようになっている。生成された霧化ミストは、放電極15に印加する電圧の正負に応じた帯電状態になり、たとえばプラスの帯電傾向にある塵等に付着し易いマイナスイオンミストにできる。
なお、本例の静電霧化装置2は対向電極16を備えているが、対向電極16は必ずしも必要ではなく、接地電位に対して高電圧を放電極15に印加しさえすれば霧化ミストの生成は可能である。また、本例の静電霧化装置2はペルチェ素子17の冷却側に放電極15が直接接続されて放電極15の表面に結露水を発生させるようにしているが、ペルチェ素子17と放電極15との間に結露水を発生させる結露水発生部材を介在し、この結露水発生部材で発生させた結露水を放電極15に供給するようにしてもよい。この場合、結露水発生部材に発生した結露水を溜める水溜部を設けたり、放電極15を、毛細管作用により水を吸い上げて先端に向けて搬送できるように、セラミック等の多孔質材で構成させてもよい。
上記のように霧化用水から生成されて帯電状態にある霧化ミストは、放電極15と対向電極16との間に印加された電圧による電気力線に乗り、対向電極16の中央開口であるミスト放出口13から放電極15の先端方向に向けて放出されるようになっている(図4中矢印a)。ここで、静電霧化装置2は、ミスト放出口13が乾燥領域Aに向くように本体1a内に内装されており、霧化ミストは乾燥領域Aに向けて放出されるようになっている。詳しくは、本例では静電霧化装置2は吹出口8の近傍に配設されており、静電霧化装置2から放出された霧化ミストは乾燥用風に合流されて確実に乾燥領域Aに至らしめるようにされている。
このように乾燥領域Aには、乾燥用風発生装置3による乾燥用風に加えて、静電霧化装置2による霧化ミストが供給される。霧化ミストは、その反応性の高さゆえに悪臭成分の分解やカビ発生の抑制に高い効果を発揮するも単独で存在する場合には寿命が短いといった特徴を有する活性種が内在したものであり、つまり水分子に活性種を包み込ませて活性種を長寿命化できたものであり、しかも上記のようにナノメータサイズと非常に小さいので空気中に長時間浮遊できると共に拡散性も高く、したがって乾燥領域Aに隅なく霧化ミストを拡散させることができて、乾燥領域Aに位置する手に対して霧化ミストを付着させ、活性種による脱臭効果や除菌効果を働かせることができる。また、霧化ミストはナノメータサイズのミストであり、手の肌の表面に付着した際には水分を肌の角質内に浸透することもでき、使用者の手に保湿効果も供与できる。すなわち、本例のハンドドライヤー1にあっては、従来に比べて手の隅々にまで殺菌処理を施すことができることに加え、肌に浸透させた霧化ミストによる保湿効果も付与できるようにされている。
ここで、図2には本例のハンドドライヤー1の概略の制御ブロック図を示す。ハンドドライヤー1の動作を制御するドライヤー制御部20は、乾燥用風発生装置3の作動を制御する乾燥装置制御部21と、静電霧化装置2の作動を制御する霧化装置制御部22とを有している。霧化装置制御部22には、放電極通電回路14に接続されて放電極15への通電制御を行う放電制御部23と、ペルチェ通電回路18に接続されてペルチェ素子17への通電制御を行うペルチェ制御部24とを有している。図3のように本例のハンドドライヤー1は洗面所などに設置されるのであるが、この洗面所などのハンドドライヤー設置所Bに所内の人の有無を検出する人体検出手段25を備えておき、人体検出手段25はドライヤー制御部20に接続されている。なお図中26は洗面器であり、27は出入口である。また、ドライヤー制御部20には上述した手検出手段12も接続されている。なお、人体検出手段25や手検出手段12には、赤外線センサーや超音波センサーを好適に用いることができる。
叙述のように手検出手段12の検出信号をドライヤー制御部20が受けると、乾燥装置制御部21及び霧化装置制御部22を介して、乾燥用風発生装置3にて乾燥用風が、静電霧化装置2にて霧化ミストがそれぞれ発生される。
また、人体検出手段25による検出信号をドライヤー制御部20が受けると、霧化装置制御部22のペルチェ制御部24を介して、ペルチェ素子17を作動させて所定量の霧化用水の生成が行われるようにされている。ペルチェ素子17の冷却による結露水の発生には多少の時間がかかるものであるが、上記のようにハンドドライヤー設置所Bにドライヤー使用者が入った時点で予め霧化用水を生成させておくことで、その後行われる手の乾燥と同時に確実に霧化ミストを発生させるようにできて、ドライヤー使用者の手に霧化ミストの諸効果を確実に付与することが可能にされている。
具体的に、本例の静電霧化装置2には、霧化ミスト生成のために放電極15に高電圧を印加させた際に流れる電流値を検知する電流値検出手段28が備えられており、この電流値検出手段28はペルチェ制御部24に接続されている。上記所定量の霧化用水の生成は、霧化装置制御部22によって放電制御部23を介して放電極15への高電圧印加を間欠的に行わせ、そのときの電流値検出手段28による検出電流値に基づいて、ペルチェ制御部24に備えたペルチェ通電調節部29によって、ペルチェ素子17への通電量を変化させ、ペルチェ素子17の冷却強さを変化させることで行わせている。つまり、放電極15での霧化用水の多少により電流値検出手段28の検出電流値は増減するのであり、放電極15に適量の霧化用水が存在することを示す電流値検出手段28の検出電流値になるように、ペルチェ通電調節部29によってペルチェ素子17の通電制御を行って結露水の生成出力を強弱させることで、放電極15の霧化用水の溜まり具合に基づいた制御がなされるのである。これによると、所定量の霧化用水の生成を、放電極15への高電圧の間欠的な印加により行わせることが可能にされ、静電霧化装置2、ひいてはハンドドライヤー1の省電力化が図られている。
また、乾燥領域Aから手をひくなどで手検出手段12による検出信号をドライヤー制御部20が受けなくなると、乾燥装置制御部21を介して乾燥用風発生装置3からの乾燥用風が停止されるのであるが、静電霧化装置2からの霧化ミストは霧化装置制御部22に備えた計時部30を介し、その後の一定時間の間、乾燥領域Aに続けて放出されるようにされている。つまり、使用後の乾燥領域Aに対して霧化ミストによる殺菌効果や脱臭効果を付与することが可能にされている。
また、ハンドドライヤー設置所Bからドライヤー使用者が退出するなどで人体検出手段25による検出信号をドライヤー制御部20が受けなくなると、ドライヤー制御部20に備えた通電停止制御部33が静電霧化装置2への通電を停止させるようになっており、静電霧化装置2、ひいてはハンドドライヤー1の省電力化が図られている。
以下、本発明の実施の形態の他例を列挙する。先例と同様部位には同符号を付して説明を省き、異なる点について述べていく。
図5のハンドドライヤー1は、乾燥領域Aを本体1a内に設けている。すなわち、本体1aには上方に開口せる手挿入口10を有した有底凹状の手挿入凹部11が形成されており、手挿入凹部11内が乾燥領域Aとされている。吹出口8は手挿入凹部11の手挿入口10の近傍に設けられており、静電霧化装置2は吹出口8より手挿入凹部11の奥方に配設されている。吹出口8より手挿入凹部11の奥側で放出された霧化ミストは手挿入口10付近の乾燥用風で遮られて手挿入凹部11の外へ拡散しないようにできるのであるから、乾燥領域A内に霧化ミストを高濃度に保つことができるのであり、霧化ミストの諸効果を効果的に手や乾燥領域Aやこれに臨む手挿入凹部11の内壁面に対して付与できるのである。特に図6のように、手は手挿入口10から手挿入凹部11の奥方に挿入されるのであり、手挿入口10付近で乾燥させた後の手に対して霧化ミストを効率よく浸透させることができるのであって、保湿効果を効果的に付与できる。つまり、未乾燥の手の肌には水が付着して覆った状態となっており(図中クロスハッチング部分)、上記付着して覆った水は、小さな水分子である霧化ミストを取り込んでしまうのであって、霧化ミストを肌面から浸透させるのに妨げとなるものであるが、叙述のように付着して覆った水を除去して肌面を露出させ得た乾燥後の手に霧化ミストを付着させるようにしたことで、肌への効果的な保水効果が期待できるのである。なお、図示はしないが、静電霧化装置2を手挿入凹部11の奥部に配設してもよく、これによっても上記作用効果を同様に奏することができる。
図7のハンドドライヤー1は、ハンドドライヤー設置所Bの温度及び湿度を検出する温度検出手段31及び湿度検出手段32を有し、これら手段を用いて、ペルチェ制御部24による人体検出手段25の人体検出時の所定量の霧化用水の生成を行わせている。詳しくは、図8のように温度検出手段31及び湿度検出手段32はペルチェ制御部24に接続され、温度検出手段31での検出温度と湿度検出手段32での検出湿度とを元にペルチェ制御部24に備えた露点算出部によって露点温度を割り出し、この割り出した露点温度に基づいて、ペルチェ制御部24に備えたペルチェ通電調節部29によってペルチェ素子17への通電量を変化させてペルチェ素子17の冷却強さを変化させることで、上記所定量の霧化用水の生成を行わせている。つまり、結露水の発生する露点を割り出すことで、ハンドドライヤー設置所Bに応じたペルチェ素子17への適度な通電制御が可能になるのであり、適量の結露水の生成を図ることができるのである。これによると、先例のように放電極15に高電圧を印加しないでも、所定量の霧化用水の生成を行わせることが可能であり、静電霧化装置2、ひいてはハンドドライヤー1の省電力化が図られている。
本発明の実施の形態の例のハンドドライヤーの側断面図である。 同上のハンドドライヤーの概略の制御ブロック図である。 同上のハンドドライヤーを設置したハンドドライヤー設置所の平面図である。 同上の静電霧化装置の側断面図である。 本発明の実施の形態の他例のハンドドライヤーの側断面図である。 同上のハンドドライヤーの使用状態を説明する説明図である。 本発明の実施の形態の更に他例のハンドドライヤーの側断面図である。 同上のハンドドライヤーの概略の制御ブロック図である。
符号の説明
1 ハンドドライヤー
2 静電霧化装置
3 乾燥用風発生装置
4 送風機
5 ノズル
6 風洞
7 ヒータ
8 吹出口
10 手挿入口
11 手挿入凹部
12 手検出手段
17 ペルチェ素子
20 ドライヤー制御部
22 霧化装置制御部
24 ペルチェ制御部
25 人体検出手段
28 電流値検出手段
29 ペルチェ通電調節部
31 温度検出手段
32 湿度検出手段
A 乾燥領域
B ハンドドライヤー設置所

Claims (8)

  1. 送風機にノズルを接続して形成された風洞の途中にヒータを配設し、ノズルの先端に乾燥領域に向けて開口する乾燥用風の吹出口を設け、乾燥領域に手が位置することを検出する手検出手段を有し、手検出手段での検知信号に基づいて送風機を作動させるハンドドライヤーにおいて、乾燥領域に霧化ミストを放出する静電霧化装置を備えていることを特徴とするハンドドライヤー。
  2. 上記静電霧化装置を吹出口の近傍に配設したことを特徴とする請求項1記載のハンドドライヤー。
  3. 手挿入口を有した手挿入凹部内に乾燥領域を設け、手挿入口の近傍に吹出口を設けると共に、吹出口より手挿入凹部の奥方に静電霧化装置を配設したことを特徴とする請求項1記載のハンドドライヤー。
  4. 手検出手段で手を検知しなくなった後に所定時間、静電霧化装置を作動させる霧化装置制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のハンドドライヤー。
  5. 静電霧化装置は霧化用水としての結露水を得るペルチェ素子を有し、ハンドドライヤー設置所に設けた人体検出手段による検出信号に基づいてペルチェ素子を作動させて所定量の霧化用水を生成させるペルチェ制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のハンドドライヤー。
  6. 霧化ミスト生成のために放電極に高電圧を印加させた際に流れる電流値を検知する電流値検出手段を有し、ペルチェ制御部に、放電極に高電圧を間欠的に印加させ、そのときの電流値検出手段による検出電流値に基づいて、ペルチェ素子への通電量を変化させて冷却強さを変化させるペルチェ通電調節部を備えたことを特徴とする請求項5記載のハンドドライヤー。
  7. ハンドドライヤー設置所の温度及び湿度を検出する温度検出手段及び湿度検出手段を有し、ペルチェ制御部に、温度検出手段での検出温度と湿度検出手段での検出湿度とによって割り出した露点温度に基づいて、ペルチェ素子への通電量を変化させて冷却強さを変化させるペルチェ通電調節部を備えたことを特徴とする請求項5記載のハンドドライヤー。
  8. 人体検出手段による検出信号が無い場合に静電霧化装置への通電を停止させる通電停止制御部を設けたことを特徴とする請求項5記載のハンドドライヤー。
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