JP2008235851A - 光半導体素子用ステム及びその製造方法 - Google Patents

光半導体素子用ステム及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ダイ(金型)の寿命を延ばすことができると共に、所望の素子実装部を不具合なく立設して形成できる光半導体素子用ステムの製造方法を提供する。
【解決手段】金属部材1と、少なくとも中央部に凹部52が設けられたダイ本体部51と、ダイ本体部51から分離されて凹部52の一部に当接して配置されたダイ分割部53とにより構成され、ダイ本体部51とダイ分割部53との上面の高さが異なる構造のダイ50とを用意し、ダイ50の上に金属部材1を配置し、パンチ56によって金属部材1を押圧して凹部52の空間部Bに金属部材1を押し込んで成形することにより、アイレット1の上に素子実装部2が立設する構造のステム部材を得る。
【選択図】図8

Description

本発明は、光半導体素子用ステム及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、光通信装置や光ディスク装置などに適用される半導体レーザ素子などが実装される光半導体素子用ステム及びその製造方法に関する。
従来、半導体レーザ素子や受光素子が実装される光半導体素子用ステムがある。従来の光半導体用ステムは、図1に示すように、円板状のアイレット100と、その上に立設された金属立体で構成された素子実装部110と、アイレット100に設けられた第1〜第3リード120a、120b、120cとにより基本構成されている。
アイレット100にはその厚み方向に貫通する貫通孔100xが設けられており、その貫通孔100x内に第1、第2リード120a、120bが挿通され、ガラス130によって封着された状態で固定されている。また、第3リード120cはアイレット100の下面に抵抗溶接によって固定されている。このようにして、第1、第2リード120a、120bはアイレット100と電気的に絶縁された状態で設けられ、第3リード120cはアイレット100に電気的に接続された状態で設けられている。
素子実装部110は半導体レーザ素子(不図示)が実装される実装側面Sを備えている。また、実装側面Sの前方のアイレット100の部分には、底面がスロープ状となったへこみ部100aが形成されている。実装側面Sには半導体レーザ素子(不図示)が実装され、そのへこみ部100aの底面に受光素子(不図示)が実装される。そして、半導体レーザ素子及び受光素子は、ワイヤなどを介して所定のリード120a〜120cにそれぞれ電気的に接続される。
上記したようなアイレット上に素子実装部が立設する構造の半導体用ステムは、素子実装部に対応する凹部を備えたダイに円板状の金属部材を配置し、パンチによって金属部材をダイ側に押圧するプレス加工により一体成形されて形成される。
特許文献1には、鍛造金型において、パンチの寿命を延ばすために、パンチ本体を複数のパンチ要素に分割することが記載されている。
また、特許文献2には、冷間鍛造用金型において、成形時にバリが発生することを阻止すると共に、型部材へのクラックの発生を回避するために、上部ダイス及び下部ダイスに分割部を設けることが記載されている。
特開2000−627号公報 特開平7−178493号公報
ところで、近年、半導体レーザ素子の高出力化によってチップ長が長くなり、これによってステムの素子実装部110の高さを高くする要求がある。しかも、キャップレス仕様のステムでは、半導体レーザ素子を外部衝撃から保護するために、素子実装部110の両側に前方に突出する防御部を設ける要求があり、素子実装部が複雑な形状となってきている。
そのような形状の素子実装部を形成するには、図2に示すように、ダイ200の凹部202(素子実装部の形に対応)は単純な四角形などではなく、凹部202の内側に突出湾曲部203が突き出た複雑な形状となる。このため、プレス加工を行う際に、ダイ200の凹部202の近傍の突出湾曲部203に部分的に大きな押圧ストレスがかることになる。従って、ダイ200の突出湾曲部203が所望のプレス回数まで耐えることができず、途中で破損してしまうことが多く、コスト上昇を招きやすい。
本発明は、以上の課題を鑑みて創作されたものであり、ダイ(金型)の寿命を延ばすことができると共に、所望の素子実装部を不具合なく立設して形成できる光半導体素子用ステムの製造方法及び光半導体素子用ステムを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は光半導体素子用ステムの製造方法に係り、金属部材と、少なくとも中央部に凹部が設けられたダイ本体部と、前記ダイ本体部から分離されて前記凹部の一部に当接して配置されたダイ分割部とにより構成され、前記ダイ本体部と前記ダイ分割部との上面の高さが異なる構造のダイとを用意する工程と、前記ダイの上に前記金属部材を配置し、パンチによって前記金属部材を押圧して前記凹部の空間部に前記金属部材を押し込んで成形することにより、アイレットの上に素子実装部が立設する構造のステム部材を得る工程とを有することを特徴とする。
本発明のステムの製造方法に用いられるダイは、少なくとも中央部に凹部が設けられたダイ本体部と、ダイ本体部から分離されて凹部の一部に当接して配置されたダイ分割部とが組み合わされて一つに形成されている。ダイ本体部の上面の高さは、ダイ分割部の上面の高さと異なっている。好適には、ダイ分割部の上面の高さがダイ本体部の上面の高さより高く設定される。そして、ダイの凹部の空間部に金属部材がプレス加工によって押し込まれて成形されて、アイレットとその上に立設する素子実装部とにより構成されるステム部材が得られる。
前述したように、本願発明者の経験によれば、図2に示すような突出湾曲部203が本体に繋がる構造のダイ200では、凹部202の内側に突き出る突出湾曲部203の部分が破損しやすく、十分な寿命が得られない。
本発明では、図2の突出湾曲部203を本体から分離して、ダイ本体部の凹部内にダイ分割部を分離して配置している。従って、図3(a)〜(c)に示すように、ダイ分割部203aに押圧ストレスが集中することなく、ダイ本体部201に分散されるので、ダイ全体としての強度が向上し、その寿命を延ばすことができる。
さらに、実験を重ねていったところ、ダイ本体部とダイ分割部を分離することでダイの強度は向上するものの、図4に示すように、プレス加工の際に、ダイ本体部201とダイ分割部203aとの間に生じた隙間205に金属部材100が入り込んでしまい、アイレット100表面にバリ100bが発生する不具合が発生することが判明した。種々の検討の結果、バリ100bの発生を防止するためにはダイ本体部201とダイ分割部203aの間で高さを変えて段差を設ければよいことが分かった。
以上のような改良された構成とすることにより、形成されたアイレット表面のバリの発生を防止しつつ、ダイの強度を向上させることができる。
ところで、より小さなステム部材を作製したり、より高さが高い素子実装部を作製する場合、これに応じてダイ分割部の立体形状が細長くなり、そのため、金属部材を成形する際の押圧力により、ダイ分割部は支えるものが何もない空間部の方に折れ曲がるという座屈を生じる恐れがある。この場合、ダイ本体部の凹部が中央部から周縁側に延び、これに対応してダイ分割部が中央部から周縁側に延びたダイを用いることで、ダイ分割部は空間部から見た奥行きが増大するため、座屈に対してより強くなる。
特に、ダイ分割部が中央部から周縁側に延びて、ダイ分割部の周縁側がダイに配置された金属部材から外側にはみ出るようにすることで、ダイ分割部の座屈に対する強度をより一層高めることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明は光半導体素子用ステムに係り、基体部を構成するアイレットと、前記アイレットの上に立設し、前記アイレットと一体的に形成されて実装側面を備えた素子実装部であって、前記素子実装部の前記実装側面の両端部に前方に突出する防御部が設けられた前記素子実装部とを有し、前記実装側面及び前記防御部の前方の前記アイレットの少なくとも中央部の上面は、前記アイレットの他の領域の上面とは、高さが相互に異なる平行面となっていることを特徴とする。
上記したステムの製造方法を使用することにより、本発明の光半導体素子用ステムが製造される。このため、本発明の光半導体素子用ステムでは、アイレットの少なくとも中央部の上面は、アイレットの他の領域の上面の高さと異なり、段差が生じた状態で形成される。本発明の光半導体素子用ステムは、ダイを使用するプレス加工によって製造される際に、バリが発生することもなく、十分なダイの寿命が得られるようになり、低コストで信頼性よく製造される。
なお、上記した図番、符号は発明の理解を容易にするために引用されたものであって、本発明を限定するものではない。
以上述べたように、本発明によれば、プレス加工により光半導体素子用ステムの構成部品を作製するためのダイの強度を向上させることができるため、ダイの寿命を延ばすことができる。しかも、作製される光半導体素子用ステムのアイレット表面においてバリの発生を防止することができるため、光半導体素子用ステムの品質向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(本発明の構成に至った経過)
前述した図2に示したように、ダイ200の凹部202近傍の突出湾曲部203が破損しやすい問題の対策として、突出湾曲部203をダイ200から分離させてプレス加工時のストレスを分散させる方法がある。
図3(a)〜(c)に示すように、そのようなダイ204は、凹部202が設けられたダイ本体部201と、ダイ本体部201と分離されて凹部202の側面の一部に当接されて配置されたダイ分割部203aとにより構成される。また、図3(c)に示すように、分離されたダイ本体部201とダイ分割部203aの各当接面Aは同一の高さとなっている。このようなダイ204の当接面Aに円板状の金属部材(不図示)が配置され、金属部材がパンチ(不図示)で押圧されて、アイレット上に素子実装部が立設する構造のステム部材が製造される。
このとき、ダイ分割部203aはダイ本体部201から分離されているので前述した破損しやすい問題は解決されるものの、図4に示すように、分離されたダイ本体部201とダイ分割部203aとの間のクリアランス(隙間)205に金属部材100が入り込んでしまう。これに伴って、アイレット100表面にバリ100bが発生する問題が新たに発生する。
これを解決するため、本願発明者は種々の実験を行い、検討した結果、図7(a)〜(c)に示すように、相互に分離されたダイ本体部51とダイ分割部53の間でそれらの高さが異なるようにして段差55を設けることにより、プレス加工時に、それらの間のクリアランス(隙間)54の影響を受けなくなり、バリが発生することを防止できることを見出した。
(第1の実施の形態)
図5乃至図6を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る光半導体素子用ステムについて以下に説明する。
図5(a)は、本発明の第1の実施形態に係る光半導体素子用ステムの構成を示す斜視図である。図5(b)は、図5(a)のII−II線に沿う断面図である。図6は、図5の光半導体素子用ステムに光半導体素子及び受光素子を実装した例を示す斜視図である。
最初に、本発明の第1の実施形態に係る光半導体素子用ステムの構成について説明する。
その光半導体素子用ステムは、図5(a)に示すように、円板状のアイレット1と、その上に立設された金属立体で構成された素子実装部2と、アイレット1に設けられた第1〜第3リード3a、3b、3cとにより基本構成されている。アイレット1と金属立体で構成された素子実装部2とは、プレス加工により一体的に形成され、その材料としては、鉄、銅、又は鉄/銅/鉄から構成されるクラッド材などが好適に使用される。
アイレット1にはその厚み方向に貫通する貫通孔1xが設けられており、その貫通孔1x内に第1、第2リード3a、3b(封着リード)が挿通され、ガラス4によって封着された状態で固定されている。また、第3リード3c(溶接リード)はアイレット1の下面に抵抗溶接によって固定されている。このようにして、第1、第2リード3a、3bはアイレット1と電気的に絶縁された状態で設けられ、第3リード3cはアイレット1に電気的に接続された状態で設けられている。第1〜第3リード3a〜3cの材料として、鉄・ニッケル合金(鉄67%、ニッケル32%、その他からなる通称コバール)を用いることができる。
素子実装部2は半導体レーザ素子が実装される実装側面Sを備えている。さらに、本実施形態のステムはキャップレスで使用されるため、実装した素子を防護する目的で、実装側面Sの両側から前方に突出する防御部2xを備えている。また、実装側面Sの前方のアイレット1の表面には、底面がスロープ状となったへこみ部1cが形成されている。図6に示すように、実装側面Sにはサブマウント5を介して半導体レーザ素子6が実装され、そのへこみ部1cの底面に受光素子7が実装される。そして、半導体レーザ素子6及び受光素子7は、ワイヤなどを介して所定のリード3a〜3cにそれぞれ電気的に接続される。
さらに、その光半導体素子用ステムでは、図5(a)、(b)に示すように、ステムの素子実装部2の前方のアイレット1の中央部1bの上面の高さは、アイレット1の周縁部1aの上面の高さと異なっている。つまり、アイレット1表面に0.05〜0.1mm(好適には0.07mm前後)の段差1dが形成されている。図5(a)、(b)の例では、アイレット1の中央部1bが周縁部1aより凹んだ形状となっており、それらの上面は相互に平行面となっている。その中央部1b内に第1、第2リード3a、3b、及びへこみ部1cが設けられている。
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係る光半導体素子用ステムでは、素子実装部2の前方のアイレット1の領域に段差1dが設けられており、これによって中央部1bと周縁部1aが画定されている。
このような構造の光半導体素子用ステムは、図7(a)〜(c)に示すダイ50(金型を構成する上型と下型のうち下型に相当する。)を用いることによって製造される。ダイ50は、ダイ本体部51とその凹部52の中に挿入されたダイ分割部53とにより構成される。凹部52にダイ分割部53が配置されることで空間部Bが構成される。上記したステムの素子実装部2はダイ50の凹部51の空間部Bに金属部材が押圧されて形成され、アイレット1はダイ分割部53及びダイ本体部51の当接面Aで金属部材が押圧されて形成される。
さらに、図7(c)に示すように、ダイ本体部51とダイ分割部53との間に段差55が設けられており、この段差55によって上記したアイレット1表面に段差1dが形成される。
後に詳しく説明するように、ダイ本体部51とダイ分割部53とで構成されるダイ50を用いることにより、ダイ分割部53に集中する押圧ストレスが分散されてダイ50の強度を向上させることができる。さらに、ダイ50の段差55により、そのダイ50を用いて作製されるステムのアイレット1表面においてバリの発生を防止することができるので、ステムの品質向上を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図5及び図7乃至図10を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法についてさらに詳しく説明する。
図7(a)は、ダイ50全体を示す斜視図であり、同図(b)は、ダイ50の当接面Aを示す上面図であり、同図(c)は、同図(b)のIII-III線に沿う断面図である。
図8は、金属部材1をプレス加工する工程を示す斜視図である。図9(a)は、金属部材1が金型50に実際に押圧された時の図8のIV-IV線に沿う断面図である。図9(b)は、金属部材1がダイ50側に実際に押圧された時の図8のV-V線に沿う断面図である。
図10は、プレス加工により一体的に作製されたアイレット1及び素子実装部2の斜視図である。
本発明の第2の実施形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法では、まず、図7(a)〜(c)に示すダイ50を用意する。ダイ50は、超硬合金(タングステンカーバイド(WC))から形成され、前述したように、ダイ本体部51とその凹部52に挿入されたダイ分割部53とにより構成される。ダイ分割部53がダイ本体部51の凹部52に挿入されて、残った空間部Bがステムの素子実装部の形に対応するようになっている。ダイ分割部53はステムのアイレットの中央部に対応する。また、ダイ分割部53の両側にはくぼみ部53xが設けられており、そのくぼみ部53xと凹部52の側面によって前述したステムの素子実装部2の防御部2xを形成するため空間部が構成される。ダイ本体部51とダイ分割部53との間にはクリアランス(隙間)54が生じ、かつ0.05〜0.1mmの段差55(図7(c))が設けられている。なお、符号Cで示す領域は、ダイ50上に配置される円板状の金属部材1の大きさに対応する金属部材対応部を示す。金属部材対応部Cは当接面Aと一致する。
このようなダイ50を用い、図8に示すように、ダイ50の当接面Aに円板状の金属部材1を載せてその上からパンチ56(金型の上型及び下型のうち上型に相当)で押圧する。金属部材1として、鉄、銅、又は鉄/銅/鉄から構成されるクラッド材が好適に用いられる。
このプレス加工により、図9(a)に示すように、ダイ50の凹部52の空間部Bに金属部材1が押し込まれて成形されて金属立体からなる素子実装部2が形成されるとともに、ダイ本体51及びダイ分割部53の当接面Aによりアイレット1が形成される。このとき、ダイ50には、ダイ本体部51とダイ分割部53との間に段差55が設けられているため、図9(b)に示すように、ダイ本体部51とダイ分割部53の間のクリアランス(隙間)54内に金属部材1が入り込むことが防止される。
次いで、プレス加工の完了した金属部材1をダイ50から取り出す。これにより、図10に示すように、プレス加工の完了した金属部材1(ステム部材)が得られる。この金属部材1(ステム部材)は、中央部1bと周縁部1aとの間に段差1dを有するアイレット1と、その上に立設された実装側面Sを備えた金属立体からなる素子実装部2とが一体的に形成されて構成される。素子実装部2の実装側面Sの実装部及び防御部2xは、アイレット1の中央部1b側に向けて突出して形成される。この段階では、へこみ部1c、貫通孔1x、及びリード3a〜3cはまだ形成されていない。
この後、図5に示すように、アイレット1の中央部1bにへこみ部1c、及び貫通孔1xを形成する。さらに、アイレット1の周縁部に位置決め用の一対の三角形状の切り欠き部8aと、方向表示用の四角形状の切り欠き部8bとが形成される。
続いて、アイレット1の貫通孔1xにリード3a,3bをガラス封着して固定すると共に、リード3cをアイレット1の裏面に抵抗溶接する。
このようにして、図5に示すような光半導体素子用ステムが得られる。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法によれば、プレス加工に用いるダイ50において、押圧ストレスが集中しやすい部分をダイ分割部53としてダイ本体部51から分離することにより、ダイ本体51に応力が分散されるため、ダイ分割部53の破損が防止されてダイ50全体としての強度が向上する。
本実施形態の使用されるダイ50は、従来のダイの50倍以上のプレス加工に耐えることができ、ダイの寿命を格段に延ばすことができる。
さらに、ダイ50は、ダイ本体部51とダイ分割部53との間で高さを異なるようにして段差55を設けているため、プレス加工の際に、ダイ本体部51とダイ分割部53との間の隙間54に金属部材1が入り込むことが防止される。これにより、作製されるステムのアイレット1表面においてバリの発生が防止され、ステムの品質及び歩留りの向上を図ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態に係る光半導体素子用ステムについて図11及び図12を参照して説明する。
図11(a)は、第3の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの構成を示す斜視図である。図11(b)は、VI-VI線に沿う断面図である。
図12は、段差の高低は逆であるが、図7と類似した金型を用いて金属部材11をプレス加工した後における、図11(a)のVI-VI線に沿う部分に対応する部分の状態を示す断面図である。
第3の実施の形態に係る光半導体素子用ステムは、図5に示す第1の実施の形態に係る光半導体素子用ステムと比較して、図11(a)に示すように、アイレット11の中央部1bと周縁部1aの間に段差1eが形成されていることは同じであるが、段差1eの高低が図5の形態とは逆になっていることである。すなわち、図11(b)に示すように、段差1eでは、中央部1bの上面の高さがその周縁部1aの上面の高さより高く設定されている。なお、この例では、図11(a)に示す光半導体素子用ステムの全高を図5(a)に示す光半導体素子用ステムと同じとした場合、図5に示す光半導体素子用ステムよりも、アイレット11の中央部1bが高くなっている分だけ素子実装部2aの高さが低くなる。第1及び第3の実施の形態に係る光半導体素子用ステムは、半導体レーザ素子のチップサイズに応じて使い分けることができる。
上記した図11(a)に示すアイレット11と素子実装部2aとが一体成形されたステムの構成部品をプレス加工により作製するため、図7と段差の高低は逆であるが、図7と類似のダイを用いる。すなわち、図12に示すように、ダイ50aはダイ本体部51とそれから分離されたダイ分割部53とにより構成され、ダイ分割部53の高さがダイ本体部51の高さよりも低く設定されている。このダイ50aを用いてプレス加工を行うと、図11(a)に示すような中央部1bの高さが周縁部1aの高さより高いアイレット11が作製される。
第3の実施の形態においても、第1の実施形態と同様に、ダイ本体部51とダイ分割部53との間の段差55aにより、それらの隙間54に金属部材11が入り込むことが防止され、アイレット11表面にバリが発生することが防止される。
以上のように、第3の実施の形態によれば、第1の実施例と同様に、段差55aの高低は逆であるが、図7と類似のダイを用いているため、その金型の強度を向上させることができ、金型の寿命を延ばすことができる。
また、作製されるステムのアイレット11表面においてバリの発生が防止されるため、ステムの品質及び歩留りの向上を図ることができる。
(その他の実施形態)
図13には、変形例のダイ60の構造が示されている。図13に示すように、変形例のダイ60では、ダイ60のダイ分割部63の形状が図7(b)のダイ50と異なっている。すなわち、ダイ分割部63の凹部62に当接する対向する2辺に、ダイ本体部61側に食い込む突出部63aがそれぞれ設けられている。つまり、ダイ分割部63側からみて空間部B側の方向に対して垂直方向のダイ分割部63の凹部62との当接部に、外側に食い込む突出部63aを設ければよい。
これにより、プレス加工する際に押圧力が水平方向(図13では上側)にかかる場合があっても、凹部62に挿入されたダイ分割部63はその突出部63aによって凹部62内にほぼ固定された状態となって空間部B側に移動しなくなり、安定してプレス加工を行うことができる。
また、図13と逆に、図13のダイ分割部63の突出部63aをくぼみ部にし、ダイ本体部61にそのくぼみ部に対応する突出部が設けられた構造としてもよい。この場合も同様に、凹部62に挿入されたダイ分割部63が凹部62側に移動しにくくなる。
なお、変形例のダイ60においても、図7(a)と同様に、分離されたダイ金型部材61と63の間には段差が設けられており、同様な効果を奏する。
(第4の実施の形態)
上述した実施の形態(図7(a)及び(b))及び変形例(図13)において、直径5.6mmφのアイレットを有するステムの作製に用いた金型のダイ50、60では成形の際の押圧力に対して十分な強度が得られた。
これに対して、より小さな直径、例えば3.8mmφのアイレットを有するステムを作製する場合、アイレットの直径が小さくなるのに応じて金型のダイ50、60を構成するダイ分割部53、63の幅及び空間部Bに面する奥行きを小さくする必要がある。その場合、ダイ分割部53、63の立体形状が細長くなるため、ダイ分割部53、63は、成形の際の押圧力に耐え切れずに支えるものが何もない空間部B側に折れ曲がる(座屈と称する。)恐れがある。或いは、座屈加重に対する安全率が低下してしまう。なお、安全率とは、部材が破壊・変形しない応力(許容応力)に対する、部材が破壊・変形する応力(極限応力)の比を言う。
または、レーザの高出力化を図るべくチップの長さを長くするなどのために素子実装部2の高さを高くする場合、ダイ分割部53、63の当接面Aの面積が同じでもダイ分割部53、63の立体形状が細長くなるため、やはりダイ分割部53、63の座屈が生じる恐れがあり、或いは座屈加重に対する安全率が低下してしまう。
この実施形態では、その場合の対策となる構成について説明する。
図14(a)乃至(b)を参照して、座屈への対策を講じた本発明の第4の実施形態に係る光半導体素子用ステムについて以下に説明する。
図14(a)は、本発明の第4の実施形態に係る光半導体素子用ステムの構成を示す斜視図である。図14(b)は、図14(a)のVII−VII線に沿うアイレット21の断面図であり、図14(a)の素子実装部2の横の周縁部1aから素子実装部2の前方の中央部1bにかけて(図中(1)〜(2))のアイレット21の断面図と、素子実装部2の前方の中央部1bから周縁部1aaにかけて(図中(2)〜(3))のアイレット21の断面図とを合成したものである。
第4の実施形態に係る光半導体素子用ステムにおいて、第1の実施形態に係る光半導体素子用ステム(図5)と異なるところは、図14(a)及び(b)に示すように、直径3.8mmφの小さなアイレットを備えている点と、素子実装部2の前方の中央部1bから周縁部1aaにかけてアイレット21の表面が平坦(上面が同じ高さ)でかつアイレット21の他の領域よりも低くなっている点とである。なお、図14(a)中、図5(a)と同じ符号で示すものは図5(a)と同じものを示す。
このような構造の光半導体素子用ステムは、図15(a)乃至(c)に示す金型のダイ70を用いて、前述した第2の実施形態に係る方法(図8)と同様な方法によって製造される。
次に、図15(a)乃至(c)を参照して、本発明の第4の実施形態に係る光半導体素子用ステムを製造するための金型のダイ70の構成について説明する。
図15(a)は、金型のダイ70の構成について示す斜視図であり、図15(b)は同じく上面図であり、図15(c)は、図15(b)におけるVIII-VIII線に沿う断面図である。
図15(a)乃至(c)に示すダイ70は、前述した第2実施形態の図7(a)乃至(c)に示すダイ50と比べて、凹部72が金属部材対応部Cの中央部から周縁を超えて拡張され、これに対応して、ダイ分割部73も金属部材対応部Cの中央部から周縁を超える領域まで拡大されている点で異なる。図15(a)乃至(c)中、符号Dは、金属部材対応部Cの周縁を超えてはみ出したダイ分割部73のはみ出し部を示す。なお、図7(a)乃至(c)に示すダイ50では、凹部72は金属部材対応部Cの周縁よりも内側で、中央部に限定され、これに対応して、ダイ分割部53も金属部材対応部Cの中央部に限定されている。
また、この実施形態のダイ70は、ダイ分割部73の両側にくぼみ部73xを有し、ダイ分割部73の空間部Bに対向する境界形状は、全体として図7(a)及び(b)に示すダイ分割部53と相似している。ダイ分割部73の上面はダイ本体部71の上面より高くなっている。なお、図15(a)乃至(c)中、符号74はダイ本体部71とダイ分割部73の間のクリアランス(隙間)を示し、Aは金属部材の当接面を示す。
以上のように、この実施形態に係るダイ70によれば、ダイ分割部73は空間部Bから見た奥行きが増大しているため、成形の際の押圧力による空間部B側への座屈に対してより強くなり、さらに座屈加重に対する安全率を高めることができる。実験では、座屈加重に対する安全率を4以上確保できた。また、図2に示す一体型ポンチに比べて10倍以上長い寿命を得た。
特に、ダイ分割部73が中央部から周縁側に延びて、ダイ分割部73の周縁側がダイ70に配置された金属部材から外側にはみ出るようにすることで、空間部B側への座屈に対する耐性をより一層高めることができる。
次に、図16(a)、(b)を参照して、図15(a)乃至(c)に示すダイ70の変形例について説明する。図16(a)、(b)は、ダイ70の変形例を示す上面図である。
図16(a)に示すダイ80、及び図16(b)に示すダイ90では、ともに、ダイ分割部83、93の奥行きが金属部材対応部Cの中央部から周縁を超える領域まで拡大されており、その点は図15(b)のダイ70と同じである。一方で、そのダイ70と異なり、図16(a)に示すダイ80では、ダイ分割部83の幅が金属部材対応部Cの中央部から周縁側にかけて漸次広くなっており、図16(b)に示すダイ90では、ダイ分割部93の幅が金属部材対応部Cの周縁部で中央部よりも狭くなり、さらに金属部材対応部Cの周縁を超えた領域で再び幅が広くなっている。
また、くぼみ部83x、93xを含む、ダイ分割部83、93の空間部Bに対向する境界形状は、全体として図14(b)に示すダイ分割部73と同じになっている。なお、図16(a)、(b)中、符号81、91は、ダイ本体部を示し、84、94は、ダイ本体部81、91とダイ分割部83、93の間のクリアランス(隙間)を示し、Aは金属部材の当接面を示す。なお、ダイ本体部81、91とダイ分割部83、93の間の段差は、ダイ分割部83、93の方がダイ本体部81、91よりも高くなっていてもよいし、逆に、低くなっていてもよい。
以上のように、変形例のダイ80、90においても、ダイ分割部83、93は、図7(a)及び(b)に示すダイ分割部53、63と比較して、金属部材対応部Cの中央部から周縁を越えて奥行きが増大しているため、成形の際の押圧力による空間部B側への座屈に対してより強くなり、さらに座屈加重に対する安全率をより高めることができる。実験では、座屈加重に対する安全率を4以上確保でき、かつ一体型ポンチに比べて10倍以上長い寿命を得た。
さらに、図16(a)に示すダイ80では、図13に示すダイ60と同様に、ダイ分割部83がダイ本体部81に食い込む突出部を有しているため凹部82に挿入されたダイ分割部83が凹部82側に移動するのを抑制することができる。図16(b)に示すダイ90では、図16(a)と逆に、ダイ分割部93にくぼみ部を設け、ダイ本体部91にそのくぼみ部に対応する突出部を設けているため、凹部92に挿入されたダイ分割部93が凹部92側に移動するのを抑制することができる。
なお、第4の実施形態では、小さなアイレットを備えた光半導体素子用ステムの作製に本発明を適用しているが、アイレットの大きさが上述した第1の実施形態の図5に示すものと同じで、かつ素子実装部の高さを高くした光半導体素子用ステムの作製にも本発明を適用することができる。この場合、使用するダイに関して、ダイ分割部の高さを素子実装部の高さに応じて高くし、ダイ分割部の上面形状を上述した図15(b)、図16(a)、(b)と同じようにする。
また、図15(b)、図16(a)、(b)では、ダイ分割部73、83、93が中央部から周縁側に延びて、ダイ分割部73、83、93の周縁側が金属部材対応部Cから外側にはみ出している構成となっているが、ダイ分割部が中央部から周縁側に延びて空間部B側から見た奥行きが増大している構成となっていればよい。
図1は、従来技術の光半導体素子用ステムの一例を示す斜視図である。 図2は、従来技術の光半導体素子用ステムの構成部品の製造に用いられる金型を示す斜視図である。 図3(a)は、関連技術の光半導体素子用ステムの構成部品の製造に用いられる金型を示す斜視図であり、図3(b)は、図3(a)の金型のダイの当接面の形状を示す上面図であり、図3(c)は、図3(b)のI−I線に沿う断面図である。 図4は、関連技術の光半導体素子用ステムの構成部品の製造に用いられる金型によりプレス加工した後の状態を示す断面図である。 図5(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの構成を示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のII−II線に沿う断面図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る光半導体素子用ステムに素子を実装した様子を示す斜視図である。 図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法においてステムの構成部品のプレス加工に用いられる金型を示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)の金型のダイの当接面の形状を示す上面図であり、図7(c)は、図7(b)のIII−III線に沿う断面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法においてステムの構成部品をプレス加工により作製する工程を示す斜視図である。 図9(a)は、図8の工程において金属部材をプレス加工したときの状態を示す、図9(a)のIV−IV線に沿う断面図であり、図9(b)は、同じく、図9(a)のV−V線に沿う断面図である。 図10は、図8の工程におけるプレス加工により作製された光半導体素子用ステムの構成部品の斜視図である。 図11(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの構成を示す斜視図であり、図11(b)は、図11(a)のVI−VI線に沿う断面図である。 図12は、本発明の第3の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法に用いられる金型によるプレス加工の工程を示す断面図である。 図13は、本発明のその他の実施形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法に用いられる金型のダイの当接面の形状を示す上面図である。 図14(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの構成を示す斜視図であり、図14(b)は、図14(a)のVII−VII線に沿う断面図である。 図15(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る光半導体素子用ステムの製造方法においてステムの構成部品のプレス加工に用いられる金型を示す斜視図であり、図15(b)は、図15(a)の金型のダイの当接面の形状を示す上面図であり、図15(c)は、図15(b)のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図16(a)、(b)は、図15の変形例に係る金型のダイの当接面の形状を示す上面図である。
符号の説明
1,11,21…アイレット、1a,1aa…周縁部、1b…中央部、1d,1e,55,55a,75…段差、1x…貫通孔、2,2a…素子実装部、2x…防御部、3a,3b,3c…リード、4…ガラス、5…サブマウント、6…半導体レーザ素子、7…受光素子、8a,8b…切り欠き部、50,50a,60,70,80,90…ダイ(下型)、51,61,71,81,91…ダイ本体部、52,62,72,82,92…凹部、53,63,73,83,93…ダイ分割部、53x,73x,83x,93x…くぼみ部、54,74,84,94…クリアランス(隙間)、56…パンチ(上型)、63a…突出部、A…当接面、B…空間部、C…金属部材対応部、D…はみ出し部、S…実装側面。

Claims (12)

  1. 金属部材と、少なくとも中央部に凹部が設けられたダイ本体部と、前記ダイ本体部から分離されて前記凹部の一部に当接して配置されたダイ分割部とにより構成され、前記ダイ本体部と前記ダイ分割部との高さが異なる構造のダイとを用意する工程と、
    前記ダイの上に前記金属部材を配置し、パンチによって前記金属部材を押圧して前記凹部の空間部に前記金属部材を押し込んで成形することにより、アイレットの上に素子実装部が立設する構造のステム部材を得る工程とを有することを特徴とする光半導体素子用ステムの製造方法。
  2. 前記素子実装部はその実装側面の両端部に前方に突出する防御部を備えて形成され、前記ダイ分割部は、その両側にくぼみ部が設けられており、前記くぼみ部と前記凹部の側面により構成される空間部によって前記素子実装部と一体的に前記防御部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の光半導体素子用ステムの製造方法。
  3. 前記ダイ本体部の凹部は前記中央部から周縁側に延び、かつ前記ダイ分割部は前記中央部から前記周縁側に延びており、前記ステム部材を得る工程において、前記ダイ分割部の前記周縁側が前記金属部材から外側にはみ出した状態で、前記金属部材が前記ダイの上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光半導体素子用ステムの製造方法。
  4. 前記ダイ分割部の高さは、前記ダイ本体部の高さより高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体素子用ステムの製造方法。
  5. 前記ダイ分割部が前記凹部の前記空間部側に移動しないように、前記ダイ分割部の前記凹部に当接する対向する2辺に、前記ダイ本体部側に食い込む突出部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光半導体素子用ステムの製造方法。
  6. 前記ダイ本体部の上面と前記ダイ分割部の上面との段差は、0.05乃至0.1mmであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光半導体素子用ステムの製造方法。
  7. 前記金属部材は、鉄、銅、又は鉄/銅/鉄から構成されるクラッド材からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光半導体素子用ステムの製造方法。
  8. 基体部を構成するアイレットと、
    前記アイレットの上に立設し、前記アイレットと一体的に形成されて実装側面を備えた素子実装部であって、前記素子実装部の前記実装側面の両端部に前方に突出する防御部が設けられた前記素子実装部とを有し、
    前記実装側面及び前記防御部の前方の前記アイレットの少なくとも中央部の上面は、前記アイレットの他の領域の上面と高さが相互に異なる平行面となっていることを特徴とする光半導体素子用ステム。
  9. 前記実装側面及び前記防御部の前方の前記アイレットの少なくとも中央部の上面の高さは、前記アイレットの他の領域の上面の高さより低くなっていることを特徴とする請求項8に記載の光半導体素子用ステム。
  10. 前記実装側面及び前記防御部の前方では、前記アイレットは前記中央部から周縁部にかけてその上面が同じ高さになっていることを特徴とする請求項8に記載の光半導体素子用ステム。
  11. 前記素子実装部の前記実装側面に発光素子が実装され、
    前記アイレットの前記中央部内に、受光素子が実装されるへこみ部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の光半導体素子用ステム。
  12. 前記アイレットの前記中央部内に設けられた貫通孔に封着された封着リードと、
    前記アイレットの下面に溶接された溶接リードとをさらに有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の光半導体素子用ステム。
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