JP2008235107A - アース用ジョイントコネクタ、電線接続構造および電線接続方法 - Google Patents

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Masahiro Kawabe
雅弘 河部
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Abstract

【課題】製造コストを低減でき、少量多品種の生産に適し、かつ、電線挿入作業が容易なアース用ジョイントコネクタ、電線接続構造および電線接続方法を提供する。
【解決手段】アース用ジョイントコネクタ10は一方の面12aに複数の電線収容溝11が横並びに形成された導電性を有する本体部12と、本体部12に回動自在に支持された導電性を有するカバー13とを備える。カバー13の内面13aには、電線収容溝11に挿入される複数の電線に突き刺さって各電線内部の素線と接触する複数の突き刺し部15と、電線を押圧して固定する第1の押圧部16および第2の押圧部17とが形成されている。押圧部16は、カバー13を本体部12側へ回動させた際に、突き刺し部15よりも先に電線に接触して電線を押圧固定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車などの車両に搭載される各種電子機器に接続される電線を複数本一括して接地するアース用ジョイントコネクタ、電線接続構造および電線接続方法に関する。
従来、アース用ジョイントコネクタとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このアース用ジョイントコネクタでは、本体部の一縁側には、他縁側に折り返された複数本のタブが並んで形成され、電線の端末に加締めて圧着された複数の雌形端子金具を複数本のタブに嵌合した後、カバー部がヒンジ部を中心に倒されると、カバー部の両端に形成された爪片が本体部に設けられた係止片の窓孔に嵌合し、カバー部がロックされる。これにより、複数本の電線が電気的に接続されると共に、抜け止めされて保持される。カバー部に形成されたアース用の取付板の取付孔にボルトを通して車両のアース部に固定することで、複数本の電線(ワイヤハーネス)が一括して接地される。
また、上記特許文献1に記載されている別の実施例では、本体部の幅方向に沿って第1突起と第2突起とが設けられている。電線の端末に加締めて圧着された複数の雄形端子金具を第1突起と第2突起の間を通して挿入すると、本体部に設けられた複数の弾性係止片により複数の雄形端子金具が抜け方向に仮係止される。この状態で、本体部とヒンジ部で接続されたカバー部を本体部側へ押圧すると、カバー部に設けられた各突片が雄型端子金具のあご部内に進入して、雄型端子金具が本係止される。そして、本体部とカバー部にそれぞれ形成されたアース用の取付板の取付孔にボルトを通して車両のアース部に固定することで、複数本の電線が一括して接地される。
特開平8−78084号公報
ところで、上記特許文献1に記載された従来技術では、各雌形端子金具或いは雄形端子金具の側面を規制することで、複数の電線を横並びに整列させるように(整列性を確保)している。しかしながら、この従来技術には、以下のような問題点がある。
(1)複数の電線の端末に端子(雌形端子金具或いは雄形端子金具)を加締めて圧着する必要があるので、端子の材料代もかかるし、端子を圧着する作業も必要になると共に、そのための設備も必要になる。このため、無駄が多く、製造コストの増大を招く。
(2)端子の加締めや圧着作業は機械で行うことになるので、大量生産に向いているが、手作業による少量多品種の生産には不向き。つまり、製造ラインでの製造個数や仕様の変更に対する対応が難しい。
(3)端子(雄型端子金具)を案内する第1突起および第2突起や、複数の弾性係止片が複雑で、端子挿入作業(電線挿入作業)が難しい。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、製造コストを低減でき、少量多品種の生産に適し、かつ、電線挿入作業が容易なアース用ジョイントコネクタ、電線接続構造および電線接続方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るアース用ジョイントコネクタは、一方の面に複数の電線収容溝が横並びに形成された本体部と、前記本体部に回動自在に支持されたカバーと、前記本体部の一方の面と対向する前記カバーの内面に形成され、前記複数の電線収容溝に挿入される複数の電線にそれぞれ突き刺さって各電線内部の素線と接触する複数の突き刺し部と、前記カバーの内面に形成され、前記カバーを前記本体部側へ回動させた際に、前記複数の電線を押圧して固定する押圧手段と、前記本体部或いは前記カバーのいずれか一方に設けられ、前記カバーを前記本体部側へ回動させると前記カバーを前記本体部に固定する一対の係止手段と、前記本体部或いは前記カバーのいずれか一方に設けられ、取付孔を有するアース端子と、を備え、前記突き刺し部と、前記アース端子とが電気的に接続されていることを特徴とする。
この態様によれば、本体部の複数の電線収容溝の一部或いは全部に電線を挿入した状態で、カバーを本体部側へ回動させると、一対の係止手段によりカバーが本体部に固定される。このようにカバーが本体部に固定された状態で、複数の突き刺し部が複数の電線にそれぞれ突き刺さって各電線内部の素線と接触することで、複数の電線の素線が複数の突き刺し部とそれぞれ電気的に接続されると共に、押圧手段が複数の電線を押圧することで、全ての電線の被覆部が押圧手段により固定される。これにより、複数の電線全てが抜き止めされて確実に固定されると共に、全ての電線の素線が、突き刺し部およびカバーを介して、或いは突き刺し部、カバーおよび本体部を介してアース端子と電気的に接続される。そのアース端子の取付孔にボルトを通して車両のアース部に固定することで、複数の電線を一括して接地することができる。
このように複数の電線を一括して接地する際に、複数の突き刺し部が電線収容溝に挿入された複数の電線に突き刺さって素線と電気的に接続されるので、上記従来技術のように、複数の電線の端末に端子(雌形端子金具或いは雄形端子金具)を加締めて圧着する必要が無い。このため、端子の材料代もかからないし、端子を圧着する作業も必要になると共に、端子を圧着するための設備も不要になる。このため、無駄が少なく、製造コストを低減することができる。
また、端子の加締めや圧着作業のような機械による作業が無くなるので、手作業による少量多品種の生産に適しており、製造ラインでの製造個数や仕様の変更に対する対応が容易になる。
また、複数の電線収容溝の一部或いは全部に、複数の電線を複数の電線収容溝に沿わせて挿入するだけで、複数の電線が複数の電線収容溝により横並びに整列されるので、電線挿入作業が簡単になる。
本発明の他の態様に係るアース用ジョイントコネクタは、前記押圧手段は、前記カバーの内面における前記複数の突き刺し部よりも前記カバーの回動軸側にあって、前記カバーを前記本体部側へ回動させた際に、前記複数の突き刺し部よりも先に前記複数の電線に接触して前記複数の電線を押圧して固定する第1の押圧部と、前記複数の突き刺し部よりも前記回動軸とは反対側にあって、前記カバーを前記本体部側へ回動させた際に、前記複数の突き刺し部よりも後に前記複数の電線に接触して前記複数の電線を押圧して固定する第2の押圧部と、含むことを特徴とする。
この態様によれば、カバーを本体部側へ回動させる際に、まず第1の押圧部が複数の電線を押圧して固定し、この後、複数の突き刺し部が複数の電線に突き刺さって各電線の素線と接触し、この後、第2の押圧部が複数の電線を押圧して固定する。このように、第1の押圧部で複数の電線を固定した状態で複数の突き刺し部が複数の電線に突き刺さるので、各突き刺し部が各電線の素線と確実に接触する。また、複数の突き刺し部が複数の電線に突き刺さった後、第2の押圧部で複数の電線を再び固定するので、複数の電線が確実に保持される。
本発明の他の態様に係るアース用ジョイントコネクタは、前記複数の突き刺し部はそれぞれ、前記カバーを前記本体部側へ回動させる際に、前記電線の被覆部を切り裂くための刃先と、前記刃先が前記被覆部を切り裂いて電線内部に侵入した後、前記各電線内部の複数の素線に傷を付けずに複数の素線の間に割り込むための張出部とが形成されていることを特徴とする。
この態様によれば、カバーを本体部側へ回動させる際に、各突き刺し部がその刃先で各電線の被覆部を切り裂きながら電線内部に侵入する。そして、各突き刺し部には張出部が形成されているので、各突き刺し部がその刃先で各電線の被覆部を切り裂きながら電線内部に侵入していく際に、各電線内部の複数の素線に傷を付けずに複数の素線の間に割り込んでいく。これにより、突き刺し部を電線の素線に確実に接触させることができる。
本発明の第2の態様に係る電線接続構造は、上記アース用ジョイントコネクタと、前記複数の電線収容溝の一部或いは全部に挿入されて保持された複数の電線と、を備えることを特徴とする。
この態様によれば、製造コストを低減することができる。また、端子の加締めや圧着作業のような機械による作業が無くなるので、手作業による少量多品種の生産に適しており、製造ラインでの製造個数や仕様の変更に対する対応が容易になる。また、複数の電線収容溝の一部或いは全部に、複数の電線を複数の電線収容溝に沿わせて挿入するだけで、複数の電線が複数の電線収容溝により横並びに整列されるので、電線挿入作業が簡単になる。
本発明の第3の態様に係る電線接続方法において、前記複数の電線を前記複数の電線収容溝内に本来の位置よりも手前側の位置まで挿入した状態で、前記カバーを前記本体部側へ回動させることで、前記複数の突き刺し部が前記複数の電線に斜めに突き刺さると共に、前記複数の突き刺し部で前記複数の電線を前記電線収容溝内の本来の位置まで引っ張ることを特徴とする。
この態様によれば、複数の突き刺し部が複数の電線に斜めに突き刺さると共に、複数の突き刺し部で複数の電線を電線収容溝内の本来の位置まで引っ張りながら、複数の突き刺し部が電線内部に侵入していくので、突き刺し部を電線の素線に確実に接触させることができるので、複数の電線を確実に接地することができる。
本発明によれば、製造コストを低減でき、少量多品種の生産に適し、かつ、電線挿入作業が容易なアース用ジョイントコネクタを実現できる。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るアース用ジョイントコネクタ10を図1乃至図7に基づいて説明する。図1はアース用ジョイントコネクタ10を示す斜視図、図2は図1の一部拡大図、図3はカバーを本体部側へ回動させる途中の状態を示す斜視図である。また、図4はアース用ジョイントコネクタ10の側面図、図5はカバーと本体部が固定された状態を示す部分拡大図である。また、図6は複数の突き刺し部が複数の電線に突き刺さった部分のみを断面で示した模式図である。そして、図7は、突き刺し部が電線に突き刺さった状態を示す説明図であり、図7では、カバーと電線内部の素線を省略してある。
アース用ジョイントコネクタ10は、図1乃至図4に示すように、一方の面12aに複数の(本例では7つの)電線収容溝11が幅方向に横並びに形成された導電性を有する本体部12と、本体部12に回動自在に支持された導電性を有するカバー13と、を備える。本体部12およびカバー13は、金属板或いは導電性を有する硬質合成樹脂製の板でそれぞれ形成される。
本体部12の一方の面12aと対向するカバー13の内面13aには、複数の電線収容溝11に挿入される複数の電線14にそれぞれ突き刺さって各電線14(図3参照)内部の素線14a(図6参照)と接触する複数の突き刺し部15と、複数の電線14を押圧して固定する押圧手段とがそれぞれ形成されている。
その押圧手段は、図5に示すように、第1の押圧部16と第2の押圧部17とを含んでいる。第1の押圧部16は、カバー13の内面13aにおける複数の突き刺し部15よりもカバー13の回動軸部(回動軸)21(図3参照)側にあって、カバー13を本体部12側へ回動させた際に、複数の突き刺し部15よりも先に複数の電線14に接触して複数の電線14を押圧して固定する。第2の押圧部17は、複数の突き刺し部15に対して回動軸部21とは反対側にあって、カバー13を本体部12側へ回動させた際に、複数の突き刺し部15よりも後に複数の電線14に接触して複数の電線14を押圧して固定する。第1の押圧部17は、カバー13の内面13aからの高さが第2の押圧部17よりも低くなっている。
本体部12の幅方向の両側における一方の面12a上には、カバー13を図1に示す垂直な姿勢から本体部12側へ回動させると、カバー13を本体部12に固定する一対の係止手段としての係止爪18,18が設けられている。
本体部12の一端側には、図1および図2に示すように、導電性を有するアース端子19が設けられている。このアース端子19には、ボルトを通して車両のアース部に固定するための取付孔19aが形成されている。また、本体部12の一端側における幅方向両側には、貫通孔20aをそれぞれ有する支持部20が形成されている。カバー13の一端部(アース端子19側端部)には、両端部21aが支持部20の貫通孔20aにそれぞれ回動自在に嵌合する回動軸部21が形成されている(図3参照)。
上記の構成において、本体部12、カバー13、突き刺し部15、アース端子18はそれぞれ導電性を有しているので、突き刺し部15はアース端子18と電気的に接続されていることになる。
このような構成を有するアース用ジョイントコネクタ10を用いて、複数の電線14を一括して接地する際には、カバー13を図1に示すように開いた状態で、複数の電線14を、本体部12の複数の電線収容溝11の一部或いは全部に挿入する。
この後、カバー13を本体部12側へ回動させると、まず第1の押圧部16が複数の電線14を押圧して固定し、この後、複数の突き刺し部15が図6および図7に示すように複数の電線14に突き刺さって各電線14の素線14aと接触し(図6参照)、この後、第2の押圧部17が複数の電線14を押圧して固定する。
このように、第1の押圧部16で複数の電線14を固定した状態で複数の突き刺し部15が複数の電線14に突き刺さるので、各突き刺し部15が各電線14の素線14aと確実に接触する(図6参照)。また、複数の突き刺し部15が複数の電線14に突き刺さった後、第2の押圧部17で複数の電線14を再び固定するので、複数の電線14が確実に保持される。
さらにカバー13を本体部12側へ回動させると、一対の係止爪18,18がカバー13の両端を係止してカバー13が本体部12に固定される(図6参照)。
このようにカバー13が本体部12に固定された状態では、複数の突き刺し部15が複数の電線14に突き刺さって各電線14の素線14aと接触していると共に、複数の電線14が第1の押圧部16と第2の押圧部17とで押圧されて固定されている。これにより、複数の電線14全てが抜き止めされて確実に固定されると共に、全ての電線14の素線14aが、複数の突き刺し部15およびカバー13を介して、或いは複数の突き刺し部15、カバー13および本体部12を介してアース端子19と電気的に接続される。そのアース端子19の取付孔19aに図示を省略したボルトを通して車両のアース部に固定することで、複数の電線14を一括して接地することができる。
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○複数の電線14を一括して接地する際に、複数の突き刺し部15が電線収容溝11に挿入された複数の電線14に突き刺さって素線14aと電気的に接続されるので、上記従来技術のように、複数の電線の端末に端子(雌形端子金具或いは雄形端子金具)を加締めて圧着する必要が無い。このため、端子の材料代もかからないし、端子を圧着する作業も必要になると共に、端子を圧着するための設備も不要になる。このため、無駄が少なく、製造コストを低減することができる。
○端子の加締めや圧着作業のような機械による作業が無くなるので、手作業による少量多品種の生産に適しており、製造ラインでの製造個数や仕様の変更に対する対応が容易になる。
○複数の電線収容溝11の一部或いは全部に、複数の電線14を複数の電線収容溝11に沿わせて挿入するだけで、複数の電線14が複数の電線収容溝11により横並びに整列されるので、電線挿入作業が簡単になる。
○製造コストを低減でき、少量多品種の生産に適し、かつ、電線挿入作業が容易なアース用ジョイントコネクタ10を実現することができる。
○第1の押圧部16で複数の電線14を固定した状態で複数の突き刺し部15が複数の電線14に突き刺さるので、各突き刺し部15を各電線14の素線14aと確実に接触させることができる(図6参照)。
○複数の突き刺し部15が複数の電線14に突き刺さった後、第2の押圧部17で複数の電線14を再び固定するので、複数の電線14が確実に保持される。
○.本体部12を取り替えることにより、様々な電線種に対応可能である。
(第2実施形態)
図8(A),(B)は、本発明の第2実施形態に係る電線接続方法を示す説明図である。なお、図8(A),(B)では、図7と同様に、カバー13と電線14内部の素線14aを省略してある。
第2実施形態に係る電線接続方法は、上記第1実施形態で説明したアース用ジョイントコネクタ10を用いて複数の電線14を接地させる方法である。
この電線接続方法の特徴は、複数の電線14を複数の電線収容溝11(図1参照)内に本来の位置よりも手前側の位置まで挿入した状態で、カバー13を本体部12側へ回動させることで、複数の突き刺し部15が図8(A)に示すように複数の電線14に斜めに突き刺さると共に、複数の突き刺し部15で複数の電線14を図8(A)に示す位置から電線収容溝11内の本来の位置(図8(B)に示す位置)まで引っ張る点にある。
以上のように構成された第2実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○複数の突き刺し部15が複数の電線14に斜めに突き刺さると共に、複数の突き刺し部15で複数の電線14を電線収容溝11内の本来の位置まで引っ張りながら、複数の突き刺し部15が電線14内部に侵入していく。これにより、突き刺し部15を電線14の素線14aに確実に接触させることができるので、複数の電線14を確実に接地することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るアース用ジョイントコネクタ10Aを図9および図10に基づいて説明する。図9(A)はカバー13を本体部12側へ回動させる際に、複数の突き刺し部50が電線14に切り込む様子を示す説明図で、カバー13を省略してある。図9(B)は突き刺し部50が電線14の被覆部14bを切り裂いて電線14内部に侵入した様子を示す説明図。図10はこのアース用ジョイントコネクタ10Aで用いる突き刺し部50の側面図である。
このアース用ジョイントコネクタ10Aの特徴は、図10に示すように、複数の突き刺し部50はそれぞれ、カバー13を本体部12側へ回動させる際に、電線14の被覆部14bを切り裂くため非常に狭い領域に形成された刃先50aと、刃先50aが被覆部14bを切り裂いて電線14内部に侵入した後、各電線14内部の複数の素線14aに傷を付けずに複数の素線14aの間に割り込むための張出部50bとが形成されている点にある。
以上のように構成された第3実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○カバー13を本体部12側へ回動させる際に、各突き刺し部50がその刃先50aで各電線14の被覆部14bを切り裂きながら電線14内部に侵入する(図9(A)参照)。そして、各突き刺し部50には張出部50bが形成されているので、各突き刺し部50がその刃先50aで各電線14の被覆部14bを切り裂きながら電線14内部に侵入していく際に、各電線14内部の複数の素線14aに傷を付けずに複数の素線14aの間に割り込んでいく(図9(B)参照)。これにより、複数の突き刺し部50を複数の電線14の素線14aに確実に接触させることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態で説明したアース用ジョイントコネクタ10,10Aだけでなく、アース用ジョイントコネクタ10,10Aと、複数の電線収容溝11の一部或いは全部に挿入されて保持された複数の電線14と、を備える電線接続構造にも適用可能である。
つまり、アース用ジョイントコネクタ10に複数の電線が図6に示すように保持された電線接続構造、或いは、アース用ジョイントコネクタ10Aに複数の電線14が収容され、図6と同様にカバー13が本体部12に固定されることで複数の電線14が保持された電線接続構造にも本発明は適用される。
また、上記第1実施形態では、アース端子19が本体部12側に設けられているが、アース端子19をカバー13側に設けたアース用ジョイントコネクタにも本発明は適用可能である。
上記実施形態では、アース用ジョイントコネクタ全体が導電性を有するように構成していたが、本発明では、導電性を有する部材を一部に限定することも可能である。
すなわち、少なくとも突き刺し部が導電性を有し、それが導電性を有しないカバー13からパターン配線などでアース端子18と電気的に接続されていればアースが可能となるので、その電気的接続と関係しない部材については適宜導電性を有しない部材とすることが可能である。
第1実施形態に係るアース用ジョイントコネクタを示す斜視図。 図1の一部拡大図。 カバーを本体部側へ回動させる途中の状態を示す斜視図。 アース用ジョイントコネクタの側面図。 カバーを本体部が固定された状態を示す部分拡大図。 複数の突き刺し部が複数の電線に突き刺さった部分のみを断面で示した模式図。 突き刺し部が電線に突き刺さった状態を示す説明図。 (A),(B)は、本発明の第2実施形態に係る電線接続方法を示す説明図。 (A)は第3実施形態に係るアース用ジョイントコネクタにおける複数の突き刺し部が電線に切り込む様子を示す説明図、(B)は突き刺し部が電線の被覆部を切り裂いて電線内部に侵入した様子を示す説明図。 図9に示すアース用ジョイントコネクタで用いる突き刺し部の側面図。
符号の説明
10,10A…アース用ジョイントコネクタ
11…電線収容溝
12…本体部
12a…一方の面
13…カバー
13a…内面
14…電線
14a…素線
14b…被覆部
15,50…突き刺し部
16…第1の押圧部
17…第2の押圧部
18,18…係止爪
19…アース端子
19a…取付孔
20…支持部
21…回動軸部

Claims (5)

  1. 一方の面に複数の電線収容溝が横並びに形成された本体部と、
    前記本体部に回動自在に支持されたカバーと、
    前記本体部の一方の面と対向する前記カバーの内面に形成され、前記複数の電線収容溝に挿入される複数の電線にそれぞれ突き刺さって各電線内部の素線と接触する複数の突き刺し部と、
    前記カバーの内面に形成され、前記カバーを前記本体部側へ回動させた際に、前記複数の電線を押圧して固定する押圧手段と、
    前記本体部或いは前記カバーのいずれか一方に設けられ、前記カバーを前記本体部側へ回動させると前記カバーを前記本体部に固定する一対の係止手段と、
    前記本体部或いは前記カバーのいずれか一方に設けられ、取付孔を有するアース端子と、を備え、前記突き刺し部と、前記アース端子とが電気的に接続されていることを特徴とするアース用ジョイントコネクタ。
  2. 前記押圧手段は、前記カバーの内面における前記複数の突き刺し部よりも前記カバーの回動軸側にあって、前記カバーを前記本体部側へ回動させた際に、前記複数の突き刺し部よりも先に前記複数の電線に接触して前記複数の電線を押圧して固定する第1の押圧部と、前記複数の突き刺し部よりも前記回動軸とは反対側にあって、前記カバーを前記本体部側へ回動させた際に、前記複数の突き刺し部よりも後に前記複数の電線に接触して前記複数の電線を押圧して固定する第2の押圧部と、含むことを特徴とする請求項1に記載のアース用ジョイントコネクタ。
  3. 前記複数の突き刺し部はそれぞれ、前記カバーを前記本体部側へ回動させる際に、前記電線の被覆部を切り裂くための刃先と、前記刃先が前記被覆部を切り裂いて電線内部に侵入した後、前記各電線内部の複数の素線に傷を付けずに複数の素線の間に割り込むための張出部とが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアース用ジョイントコネクタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載のアース用ジョイントコネクタと、前記複数の電線収容溝の一部或いは全部に挿入されて保持された複数の電線と、を備えることを特徴とする電線接続構造。
  5. 請求項1又は2に記載のアース用ジョイントコネクタを用いて複数の電線を接地させる電線接続方法において、
    前記複数の電線を前記複数の電線収容溝内に本来の位置よりも手前側の位置まで挿入した状態で、前記カバーを前記本体部側へ回動させることで、前記複数の突き刺し部が前記複数の電線に斜めに突き刺さると共に、前記複数の突き刺し部で前記複数の電線を前記電線収容溝内の本来の位置まで引っ張ることを特徴とする電線接続方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102012110057A1 (de) * 2012-10-22 2014-04-24 Endress + Hauser Conducta Gesellschaft für Mess- und Regeltechnik mbH + Co. KG Kabel-Leiterkarten-Verbindung
KR20200036475A (ko) * 2018-09-28 2020-04-07 김황구 엘이디 피시비 기판과 전원선을 연결하는 접속장치

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