JP2008234170A - 受付呼出しシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 受付呼出しの自由度をアップさせて受付業務が円滑に行えるようにする。
【解決手段】 受付順の整理番号を記した整理券19を発行する発券機10と、受付窓口内で整理番号の呼出し操作を行うための窓口内操作器1〜7と、窓口内操作器による呼出し操作があったときに、該当する整理番号に対応した表示信号を発券機10から受信して当該整理番号を表示する表示器20、30、40と、受付窓口外で呼出し対象を指定した指定呼出し操作を行うための窓口外操作器8と、窓口外操作器8による指定呼出し操作があったときに、指定呼出し操作の呼出し対象に対応した窓口内操作器1〜7の表示部に割込み表示をさせるとともに、割込み表示がされた窓口内操作器による呼出し操作時に、割込み表示に該当する整理番号に対応した表示信号を表示器に受信させて当該整理番号を表示器に表示させる制御装置11とを設ける。
【選択図】 図8

Description

本発明は、受付呼出しシステムに関し、詳細には、受付呼出しの自由度をアップさせて受付業務が円滑に行えるようにした受付呼出しシステムに関する。
銀行や病院、官庁、各種自治体、郵便局、旅行会社、携帯電話サービス会社などの窓口において、ボイスコールを用いた受付呼出しシステムが実用に供されている。この受付呼出しシステムは、たとえば特開2002−133131号公報に示すように、受付順の整理番号を記した整理券を発行する発券装置と、各窓口において整理番号の呼出し操作を行うための複数の操作装置と、操作装置から呼出し操作があったときに、該当する整理番号を表示するとともにこれを音声で知らせるスピーカ付き表示装置とを備えている。
このような受付呼出しシステムによれば、各窓口の担当者がそれぞれの操作装置により呼出し操作を行うと、順番待ちをしている来店者の中で次の順番の人の整理番号が表示装置に表示されるとともに音声で知らされて、来店者が受付け順に窓口に呼ばれるようになっている。
しかしながら、前記従来の受付呼出しシステムでは、窓口担当者が来店者に気付かずに、操作装置による呼出し操作を行わなかった場合には、来店者を必要以上に待たせることになって、呼出しに遅滞が生じてしまうという欠点がある。
また、前記従来の受付呼出しシステムでは、各窓口に設けられた各操作装置を用いて受付順どおりにしか呼出し操作を行えないため、たとえば、来店者が窓口担当者を指名したい場合には、案内係が人為的に割込み処理を行う必要が生じ、混乱が生じるおそれがある。
特開2002−133131号公報(段落[0002]参照)
本発明が解決しようとする課題は、受付呼出しの自由度をアップさせて受付業務が円滑に行えるようにした受付呼出しシステムを提供することにある。
請求項1の発明に係る受付呼出しシステムは、受付順の整理番号を記した整理券を発行するとともに、整理番号に対応した表示信号を発信する発券機と、受付窓口内において整理番号の呼出し操作を行うとともに、後述する割込み表示のための表示部を有する複数の窓口内操作器と、窓口内操作器による呼出し操作があったときに、該当する整理番号に対応した表示信号を発券機から受信して整理番号を表示する表示器と、呼出し対象を指定した指定呼出し操作を行うための指定呼出し操作器と、指定呼出し操作器による指定呼出し操作が行われたときに、当該指定呼出し操作の呼出し対象に対応した窓口内操作器の表示部に割込み表示を行わせるとともに、割込み表示がされた窓口内操作器による呼出し操作時に、当該割込み表示に該当する整理番号に対応した表示信号を発券機から表示器に受信させて当該整理番号を表示器に表示させる制御装置とを備えている。
請求項1の発明においては、受付窓口の各担当者が窓口内操作器を用いて通常の呼出し操作を行った際には、当該受付窓口で順番待ちをしている来店者の中で次の順番の人の整理番号に対応した表示信号を表示器が発券機から受信して、表示器が当該整理番号を表示することにより、来店者が当該窓口に呼ばれる。
次に、所定の者が指定呼出し操作器を用いて、呼出し対象を指定した指定呼出し操作を行った際には、制御装置の制御により、当該指定呼出し操作の呼出し対象に対応した窓口内操作器の表示部に割込み表示がされるとともに、割込み表示がされた窓口内操作器による呼出し操作時に、当該割込み表示に該当する整理番号に対応した表示信号を表示器が発券機から受信し、表示器が当該整理番号を表示して呼び出す。
このように請求項1の発明によれば、順番待ちしている来店者をいずれの操作器で呼出しさせるかを所定の者(たとえば案内係やフロアマネージャー)が操作できるようになるので、窓口担当者が来店者に気付かずに来店者を必要以上に待たせることがなくなり、また、所定の者の判断で来店者を各窓口に割り振ることができるようになり、これにより、順番待ちしている来店者を効率よく処理できるので、受付呼出しの自由度がアップして受付業務が円滑に行えるようになる。
請求項2の発明では、窓口外操作器による指定呼出し操作が、窓口を指定した窓口指定呼出しである。この場合には、来店者が窓口担当者を指名できるようになる。
請求項3の発明では、窓口外操作器による指定呼出し操作が、表示器を指定した表示器指定呼出しである。
請求項4の発明では、窓口外操作器による指定呼出し操作が、窓口の業務を指定した業務指定呼出しである。
請求項5の発明では、複数の窓口内操作器のうちの少なくとも一つが指定呼出し操作器を兼ねている。
以上のように、本発明に係る受付呼出しシステムによれば、指定呼出し操作器により、呼出し対象を指定した指定呼出し操作が行えるようにしたので、順番待ちしている来店者をいずれの操作器で呼出しさせるかを所定の者が操作できるようになり、これにより、窓口担当者が来店者に気付かずに来店者を必要以上に待たせることがなくなり、また、所定の者の判断で来店者を各窓口に割り振ることができるようになり、その結果、順番待ちしている来店者を効率よく処理できるので、受付呼出しの自由度がアップして受付業務が円滑に行えるようになる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図10は、本発明の一実施例による受付呼出しシステムを説明するための図であって、図1は本実施例による受付呼出しシステムの概略構成図、図2は発券機の概略ブロック構成図、図3は窓口内操作器の平面図、図4は窓口内操作器の概略ブロック構成図、図5は表示器の概略ブロック構成図、図6は制御装置による制御を説明するためのフローチャート、図7は窓口外操作器の指定呼出し画面を示す図、図8は窓口指定呼出しの一例を示す図、図9は窓口外操作器の窓口指定呼出し画面を示す図、図10は窓口指定された窓口内操作器の呼出し画面の一例を示す図である。ここでは、携帯電話サービス会社の受付呼出しシステムを例にとって説明する。
図1に示すように、受付呼出しシステム100は、受付順の整理番号を記した整理券を発行する発券機10と、受付窓口内に設けられ、窓口担当者が整理番号の呼出し操作を行うための複数の窓口内操作器1〜7と、窓口内操作器1〜7による呼出し操作があったときに、該当する整理番号を表示する第1、第2、第3の表示器20、30、40と、受付窓口外に設けられ、窓口担当者以外の者が、呼出し対象を指定した指定呼出し操作を行うための窓口外操作器(指定呼出し操作器)8とを備えている。なお、窓口内操作器の数は7台に限定されるものではなく、たとえば48台でもよい。同様に、表示器の数も3台に限定されるものではなく、たとえば32台でもよい。
発券機10は、図2に示すように、CPU(制御装置)11と、インターフェース12を介してCPU11に接続されたセンサ13、タッチパネルスイッチ付きLCD(液晶ディスプレイ)14、音声回路15およびこれに接続されたスピーカ16、プリンタ17と、電源回路18とを有している。
センサ13は、来店者の接近を検知するためのものである。LCD14には、たとえば「一般」、「料金」、「修理」、「相談」などの各種受付登録用の複数のタッチパネルスイッチが設けられている。音声回路15およびスピーカ16は、来店者に対して「いらっしゃいませ。ご用件のボタンを押して下さい。」といった固定メッセージまたは可変メッセージを出力するためのものである。プリンタ17は、受付順の整理番号を印字した整理券19を発行するためのものである。
窓口内操作器1〜7はいずれも同一の構成を有しているため、ここでは、窓口内操作器1の構成についてのみ説明し、他の窓口内操作器2〜7の構成については説明を省略する。なお、窓口外操作器8に関しても、基本的な構成は窓口内操作器1〜7と同様である。
窓口内操作器1の表面には、図3に示すように、上部に配置されたLCDディスプレイ53と、その下方に配置された「メニュー」、「呼出」、「処理済」等の各種操作キー54とが設けられている。
また、窓口内操作器1は、図4に示すように、CPU51と、LCD(液晶)ドライバ52を介してCPU51に接続されたLCDディスプレイ53と、入力用の操作キー54と、電源回路55とを有している。
LCDディスプレイ53は、操作キー54の入力内容を表示するとともに、後述する割込み表示を行うためのものである。
第1ないし第3の表示器20,30、40はいずれも同一の構成を有しているため、ここでは、第1の表示器20の構成についてのみ説明し、第2、第3の表示器30、40の構成については説明を省略する。
第1表示器20は、図5に示すように、CPU21と、LED(発光ダイオード)ドライバ22を介してCPU21に接続されたLEDディスプレイ23と、音声回路24およびこれに接続されたスピーカ25と、電源回路26とを有している。
LEDディスプレイ23は、次に受け付けるべき整理番号(ここでは三桁の数字)を受付番号(ここでは二桁の数字)とともに画面表示するためのものであり、音声回路24およびスピーカ25は、次に受け付けるべき整理番号を音声出力するためのものである。なお、LEDディスプレイ23は、第1表示器20の表面側(来店者側)に配置されたディスプレイであり、図示していないが、その裏面側(受付窓口側)には、窓口担当者用のLEDディスプレイが配置されている。
窓口内操作器1〜7、窓口外操作器8、第1ないし第3の表示器20、30、40は、ケーブル(図示せず)または無線により、発券機10のCPU11のインターフェース12に接続されている。また、図1中の破線矢印に示すように、窓口内操作器1〜4は第1表示器20に対して接続関係があり、窓口内操作器5、6は第2表示器30に対して接続関係があり、窓口内操作器7は第3表示器40に対して接続関係がある。このため、窓口内操作器1〜4による呼出し操作時には、該当する整理番号は第1表示器20に表示され、窓口内操作器5、6による呼出し操作時には、該当する整理番号は第2表示器30に表示され、窓口内操作器7による呼出し操作時には、該当する整理番号は第3表示器40に表示されるようになっている。
発券機10のCPU11は、来店時の音声出力や整理券発行などの発券機単体の制御のみならず、当該受付呼出しシステム全体の制御も行っている。この制御フローについて、図6のフローチャートを用いて説明する。
発券機10の電源がONされると、図6のステップP1において、蓄積データを初期値に戻す等の初期設定がなされる。その一方、第1ないし第3の表示器20、30、40、窓口内操作器1〜7、窓口外操作器8の電源がONされると、それぞれステップQ1、R1、S1において、データを初期値に戻すとともに、発券機10から出力された接続確認信号を受信する等の初期設定がなされる。
次に、表示器20、30、40については、ステップQ2において、表面側のLEDディスプレイ23(図5)および裏面側のLEDディスプレイをいずれも初期画面表示にする。同様に、窓口内操作器1〜7については、ステップR2において、LCD53(図4)を入力画面表示にし、窓口外操作器8については、ステップS2において、LCDを入力画面表示にする。
次に、発券機10のステップP2において、来店者に対して整理券発行処理が行われる。すなわち、来店者が発券機10のセンサ13(図2)で検出されると、スピーカ16から上述した固定メッセージが流れ、来店者が所望のタッチパネルスイッチを押すと、整理番号が印字された整理券19がプリンタ17から出力される。
発券機10は、整理券の発行後、整理番号に対応した表示信号を出力する。出力された表示信号は、これに対応するいずれかの窓口内操作器1〜7および表示器20、30、40に入力される。
発券機10からの表示信号が入力された窓口内操作器においては、ステップR3において、窓口内操作器のLCDディスプレイ53に対して、待ち人数(n)をインクリメントする。同様に、発券機10からの表示信号が入力された表示器においては、ステップQ3において、表示器の裏面側のLEDディスプレイに対して、待ち人数(n)をインクリメントする。
次に、ステップR4において、待ち人数がインクリメントされた窓口内操作器の操作キー54(図3)の中の「呼出」キーを窓口担当者がONすることにより、呼出操作が行われる。
窓口内操作器において呼出操作が行われると、発券機10では、ステップP3において呼出処理が行われる。この呼出処理の際には、表示器のステップQ4において、対応する表示器のLEDドライバ22(図5)を制御して、表面側のLEDディスプレイ23に窓口番号および整理番号を表示するとともに、音声回路24を制御することにより、窓口番号および整理番号をスピーカ25から音声で出力する。また、裏面側のLEDディスプレイのLEDドライバ(図示せず)を制御することにより、裏面側のLEDディスプレイの待ち人数(N)をデクリメントする。
そして、窓口での対応が完了すれば、窓口担当者が窓口内操作器の操作キー54の中の「処理済」キーをONすることにより、当該整理券に係る受付手続きが完了する。
次に、窓口外操作器8のステップS3において、窓口担当者以外の者(たとえば案内係やフロアマネージャー)が窓口外操作器8を操作して指定呼出操作を行った場合について説明する。
このような指定呼出操作が必要となるケースとして、窓口担当者が来店者に気が付かず来店者を待たせてしまっている場合や、来店者が窓口担当者を指名したい場合などがある。
この場合には、窓口担当者以外の者が窓口外操作器8のたとえば「メニュー」キーを押すことにより、窓口外操作器8のLCDディスプレイに図7に示すような指定呼出し画面を表示させる。同図に示す画面では、「窓口指定呼出」、「表示指定呼出」、「業務指定呼出」のいずれかを選択できるようになっている。
「窓口指定呼出」とは、窓口内操作器1〜7にそれぞれ対応する各窓口のいずれかを指定して呼び出すことをいい、「表示指定呼出」とは、第1、第2、第3の表示器20、30、40のいずれかを指定して呼び出すことをいい、「業務指定呼出」とは、たとえば窓口内操作器1、5、6に対応する各窓口が同じ業務(たとえば相談業務)を担当していた場合に、これらの窓口内操作器1、5、6のすべてを指定して呼び出すというように、同一業務の窓口を呼び出すことをいう。
ここでは、図8に示すように、窓口外操作器8が窓口内操作器5の窓口を指定して呼び出す窓口指定呼出が行われた場合について説明する。
窓口外操作器8において、図7に示す指定呼出し画面から窓口指定呼出を選択すると、図9に示すような窓口指定呼出し画面に切り換わる。この画面において窓口No.(ここでは「5」)を入力することにより、窓口指定呼出操作が行われると、発券機10では、ステップP4において割込表示処理が行われる。
この割込表示処理の際には、窓口内操作器のステップR5において、窓口指定呼出操作の呼出し対象に該当する窓口内操作器5のLCDドライバ52を制御することにより、窓口内操作器5のLCD53に割込表示をさせる。
このような割込表示の例を図10に示す。同図に示すように、窓口指定された窓口内操作器5の画面には、「窓口指定あり」と表示されている。この表示により、窓口担当者は、当該窓口が窓口指定されたことを通知される。
次に、窓口内操作器のステップR6において、窓口担当者が「呼出」キーをONすることにより、呼出操作が行われる。この場合、窓口内操作器5には、割込表示がなされているため、発券機10のステップP5では、通常の呼出処理と異なり、指定呼出処理が行われる。
すなわち、表示器のステップQ5において、窓口内操作器5と接続関係にある第2表示器30のLEDドライバを制御して、当該割込み表示に該当する整理番号に対応した表示信号を発券機10から受信させることにより、表面側のLEDディスプレイに指定窓口番号(ここでは「5」)および整理番号を表示させるとともに、音声回路を制御することにより、当該指定窓口番号および整理番号をスピーカから音声で出力させる。また、裏面側のLEDディスプレイのLEDドライバを制御することにより、裏面側のLEDディスプレイの待ち人数(N’)をデクリメントする。
そして、窓口での対応が完了すれば、窓口担当者が窓口内操作器5の「処理済」キーをONすることにより、当該整理券に係る受付手続きが完了する。
このように本実施例によれば、順番待ちしている来店者をいずれの操作器で呼出しさせるかを窓口担当者以外の者(たとえば案内係やフロアマネージャー)が操作できるようになるので、窓口担当者が来店者に気付かずに来店者を必要以上に待たせることがなくなり、また、窓口担当者以外の者の判断で来店者を各窓口に割り振ることができるようになり、これにより、順番待ちしている来店者を効率よく処理できるので、受付呼出しの自由度がアップして受付業務が円滑に行えるようになる。
なお、前記実施例では、すべての受付窓口が建物の同じ階にある場合を例にとって説明したが、一部の受付窓口が建物の別の階にある場合には、表示器に整理番号を受付番号とともに表示する際に、当該受付窓口が別の階にあることを併せて表示するようにしてもよい。
前記実施例では、窓口外操作器8により「窓口指定呼出」を行う場合を例にとって説明したが、表示器を指定する「表示指定呼出」や窓口の業務を指定する「業務指定呼出」を行う場合については、以下のようになる。
まず、「表示指定呼出」を行う場合について説明する。
図11は表示指定呼出しの一例を示す図、図12は窓口外操作器による表示指定呼出し画面を示す図、図13は表示指定された窓口内操作器の呼出し画面の一例を示す図である。これらの図は、前記実施例の図8、図9、図10にそれぞれ対応しており、前記実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
ここでは、図11に示すように、窓口外操作器8が第2表示器30を指定して呼び出す場合を例にとる。この場合には、窓口外操作器8において、図7に示す指定呼出し画面から表示指定呼出を選択すると、図12に示すような表示指定呼出し画面に切り換わる。
この画面において表示No.(ここでは「2」)を入力することにより、表示指定呼出操作が行われると、表示指定呼出操作の呼出し対象である第2表示器30と接続関係にある窓口内操作器5、6のLCDドライバが制御されて、窓口内操作器5、6のLCDに割込表示がされる。
このような割込表示の例を図13に示す。同図に示すように、表示指定された窓口内操作器5、6の画面には、「表示指定あり」と表示されている。この表示により、窓口内操作器5、6の各窓口担当者は、第2表示器30が表示指定されたことが分かる。
次に、当該各窓口担当者のうちのいずれかが窓口内操作器5、6の「呼出」キーをONすると、指定呼出処理が行われ、第2表示器30の表面側のLEDディスプレイに、当該割込み表示に該当する整理番号が表示されることになる。
次に、「業務指定呼出」を行う場合について説明する。
図14は業務指定呼出しの一例を示す図、図15は窓口外操作器による業務指定呼出し画面を示す図、図16は業務指定された窓口内操作器の呼出し画面の一例を示す図である。これらの図は、前記実施例の図8、図9、図10にそれぞれ対応しており、前記実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。なお、図14において、一点鎖線で囲まれた各窓口は、同一の業務(たとえば相談業務)取り扱う業務グループGを示している。
ここでは、図14に示すように、窓口外操作器8が同一業務グループGを指定して呼び出す場合を例にとる。この場合には、窓口外操作器8において、図7に示す指定呼出し画面から業務指定呼出を選択すると、図15に示すような業務指定呼出し画面に切り換わる。
この画面において業務No.(この場合、たとえば「1」)を入力することにより、業務指定呼出操作が行われると、業務指定呼出操作の呼出し対象に該当する窓口内操作器1、5、6のLCDドライバが制御されて、窓口内操作器1、5、6のLCDに割込表示がされる。
このような割込表示の例を図16に示す。同図に示すように、業務指定された窓口内操作器1、5、6の画面には、「業務指定あり」と表示されている。この表示により、窓口内操作器1、5、6の各窓口担当者は、業務1が業務指定されたことが分かる。
次に、当該各窓口担当者のうちのいずれかが窓口内操作器1、5、6の「呼出」キーをONすると、指定呼出処理が行われ、窓口内操作器1、5、6と接続関係がある第1、第2表示器20、30の表面側のLEDディスプレイに、当該割込み表示に該当する整理番号が表示されることになる。
なお、前記実施例では、各窓口にそれぞれ窓口内操作器を配置したので、窓口と窓口内操作器が一対一に対応しており、このため、窓口指定イコール操作器指定を意味しているが、本発明は、窓口と窓口内操作器が一対一に対応していないシステムの場合にも同様に適用でき、この場合には、いずれかの窓口内操作器を指定する「操作器指定呼出」のモードを設けるようにしてもよい。
また、前記実施例において、複数の窓口内操作器1〜7のうちの少なくとも一つは、指定呼出し操作器を兼ねていてもよい。すなわち、複数の窓口内操作器1〜7のうちの少なくとも一つに、窓口外操作器8と同じ機能を持たせるようにしてもよく、この場合、窓口担当者によって指定呼出し操作が可能になる。なお、このとき、窓口外に設けられた窓口外操作器8は、省略してもよいし、あるいは残しておいてもよい。
前記実施例では、携帯電話サービス会社における受付呼出しシステムを例にとって説明したが、本発明は、携帯電話サービス会社に限らず、銀行や病院、官庁、各種自治体、郵便局、旅行会社などの窓口における各種受付呼出しシステムにも同様に適用可能である。
本発明の一実施例による受付呼出しシステムの概略構成例を示す図である。 受付呼出しシステム(図1)を構成する発券機の概略ブロック構成図である。 受付呼出しシステム(図1)を構成する操作器の平面図である。 受付呼出しシステム(図1)を構成する操作器の概略ブロック構成図である。 受付呼出しシステム(図1)を構成する表示器の概略ブロック構成図である。 制御装置による制御を説明するためのフローチャートである。 窓口外操作器の指定呼出し画面を示す図である。 窓口指定呼出しの一例を示す図である。 窓口外操作器の窓口指定呼出し画面を示す図である。 窓口指定された窓口内操作器の画面表示の一例を示す図である。 表示指定呼出しの一例を示す図である。 窓口外操作器の表示指定呼出し画面を示す図である。 表示指定された窓口内操作器の画面表示の一例を示す図である。 業務指定呼出しの一例を示す図である。 窓口外操作器の業務指定呼出し画面を示す図である。 業務指定された窓口内操作器の画面表示の一例を示す図である。
符号の説明
1〜7: 窓口内操作器
53: LCDディスプレイ(表示部)

8: 窓口外操作器(指定呼出し操作器)

10: 発券機
11: CPU(制御装置)
19: 整理券

20: 第1の表示器
30: 第2の表示器
40: 第3の表示器

G: 同一業務グループ

100: 受付呼出しシステム

Claims (5)

  1. 受付順の整理番号を記した整理券を発行するとともに、前記整理番号に対応した表示信号を発信する発券機と、
    受付窓口内において前記整理番号の呼出し操作を行うとともに、後述する割込み表示のための表示部を有する複数の窓口内操作器と、
    前記窓口内操作器による呼出し操作の際に、該当する前記整理番号に対応した前記表示信号を前記発券機から受信して前記整理番号を表示する表示器と、
    呼出し対象を指定した指定呼出し操作を行うための指定呼出し操作器と、
    前記指定呼出し操作器による前記指定呼出し操作が行われたときに、当該指定呼出し操作の呼出し対象に対応した前記窓口内操作器の前記表示部に割込み表示を行わせるとともに、前記割込み表示がされた前記窓口内操作器による呼出し操作時に、当該割込み表示に該当する前記整理番号に対応した前記表示信号を前記発券機から前記表示器に受信させて当該整理番号を前記表示器に表示させる制御装置と、
    を備えた受付呼出しシステム。
  2. 請求項1において、
    前記窓口外操作器による前記指定呼出し操作が、窓口を指定した窓口指定呼出しである、
    ことを特徴とする受付呼出しシステム。
  3. 請求項1において、
    前記窓口外操作器による前記指定呼出し操作が、前記表示器を指定した表示器指定呼出しである、
    ことを特徴とする受付呼出しシステム。
  4. 請求項1において、
    前記窓口外操作器による前記指定呼出し操作が、窓口の業務を指定した業務指定呼出しである、
    ことを特徴とする受付呼出しシステム。
  5. 請求項1において、
    前記複数の窓口内操作器のうちの少なくとも一つが前記指定呼出し操作器を兼ねている、
    ことを特徴とする受付呼出しシステム。
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