JP2008233608A - 顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LED光源の点灯制御を行う制御部の回路規模が小さく、且つ、LED光源の交換作業を短時間で済ませることのできる照明部を備えた顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】BF/DF切替えスイッチ13は、明視野光源ユニット101若しくは暗視野光源ユニット109のどちらかを点灯状態に切替える指示を取得する。CPU4041は、機種毎に抵抗値が異なる識別抵抗405で生じる電圧降下量に基づき照明装置9の機種を識別する。不揮発性メモリ4044には、これらの光源ユニットと光源ユニットへ供給する電流量を決定する制限抵抗とを当該機種毎に対応付けた機種情報が記録されている。CPU4041は、識別した照明装置9の機種についての当該機種情報において、これらの光源ユニットのうち点灯状態へと切替える指示がされているものに対応付けられている制限抵抗を選択することにより、光源ユニットへ供給する電流量を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、顕微鏡の技術に関し、特に、標本の照明光を得る照明装置の技術に関する。
顕微鏡やこれを用いた光学検査装置は、医学・生物分野における細胞や生体組織などの観察や、工業分野においても半導体ウエハ、FPD(フラットパネル・ディスプレイ)用ガラス基板、磁気ヘッド等の検査、金属組織や新素材の研究開発など、種々の目的で使用されるものであり、ユーザのニーズに応じるための種々の装置が存在する。
これらの顕微鏡を用いて行う試料の観察法として、同軸落射によりケーラー照明を行ったときの試料からの直接反射光を観察する明視野観察法(以下、「BF」(Bright Field)と略す)と、対物レンズの外側からリング状の照明光を斜めに照明したときの試料からの散乱光を観察する暗視野観察法(以下、「DF」(Dark Field)と略す)とがある。
これらの観察法を実施するために使用する照明装置の技術として、例えば特許文献1には、観察法に応じて別々のLED(発光ダイオード)光源が顕微鏡の照明光路に配置されており、観察法の切り換えに応じ、切り換え前後の観察法に対応するLED光源をそれぞれ消灯及び点灯させるという技術が開示されている。この照明装置は、複数のLED素子を備えており、このうちの中央部の半導体素子と円周部の半導体素子とを別個に点灯させることができるように構成されている。ここで、顕微鏡での観察法の切り換えが行われてBFに切り換えられた場合には、中央部の半導体素子が点灯状態となり、円周部の半導体素子が消灯状態となる。一方、DFに切り換えられた場合には、中央部の半導体素子が消灯状態となり、円周部の半導体素子が点灯状態となる。
特開2001−154103号公報
しかしながら、上述のような照明部では、以下のような問題が生じ得る。
まず、定格・波長・数量が異なるLED素子を照明部として複数保持し、これらを観察法に応じて点灯/消灯の制御を行う場合、光量のムラを抑制するためにはLED素子に対して供給すべき電流を異ならせる必要があるため、LED素子に対しひとつずつ制御部を横成する必要が生じる。すると、制御部の規模が大きくなるため、照明部全体のサイズが大きくなってしまう。
また、故障等の理由により照明部のLED光源の交換を行うと、交換後のLED素子は交換前のものと定格・波長・数量が同一であるとは限らないため、当該交換前になされていた制御部に対する設定のままで、適切なLED素子の点灯制御を行うことはできない。このため、交換後の照明部のLED素子の仕様に応じて制御部の再設定を行い、照明部に供給する電流値を調整する必要がある。この調整作業は煩雑なものであるため、照明部の交換作業は多大な時間を要するものとなってしまう。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、LED光源の点灯制御を行う制御部の回路規模が小さく、且つ、LED光源の交換作業を短時間で済ませることのできる照明部を備えた顕微鏡装置を提供することである。
本発明の態様のひとつである顕微鏡装置は、標本へ照明光を照射する少なくとも2つ以上のLED(発光ダイオード)光源と、前記LED光源を全て備えている照明部と、前記LED光源の各々へ供給する電流量を決定する複数の制限抵抗と、前記複数のLED光源のうちのいずれか1つを点灯状態に切替える指示を取得する切替え指示取得手段と、前記照明部に1つのみ備えられており当該照明部の機種を識別する識別情報を提示する識別情報提示手段と、前記識別情報提示手段により提示される前記識別情報に基づいて前記照明部の機種を識別する機種識別手段と、前記LED光源と前記制限抵抗とを前記照明部の機種毎に対応付けた情報である機種情報が記録されている機種情報記録手段と、前記切替え指示取得手段が前記指示を取得したときに、前記制限抵抗を当該指示に基づいて選択することによって前記LED光源へ供給する電流量を制御する制御手段と、を有しており、前記制御手段は、前記機種識別手段によって識別された照明部の機種についての前記機種情報において、前記指示により点灯状態へと切替える指示がされているLED光源に対応付けられている制限抵抗を選択することによって、前記電流量を制御する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記照明部は、前記標本の明視野観察を行うためのLED光源、及び、前記標本の暗視野観察を行うためのLED光源を少なくとも備えているように構成することができる。
また、前述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記識別情報提示手段は、前記照明部の機種毎に異なる抵抗値を有する固定抵抗であり、前記機種識別手段は、前記識別情報提示手段である固定抵抗により生じる電圧降下量に基づいて前記照明部の機種を識別する、ように構成することもできる。
また、本発明の別の態様のひとつである顕微鏡装置は、標本へ照明光を照射する少なくとも2つ以上のLED(発光ダイオード)光源と、前記LED光源を1つずつ備えている複数の照明部と、前記LED光源の各々へ供給する電流量を決定する複数の制限抵抗と、前記複数のLED光源のうちのいずれか1つを点灯状態に切替える指示を取得する切替え指示取得手段と、前記照明部に1つずつ備えられており当該照明部の機種を識別する識別情報を提示する識別情報提示手段と、前記識別情報提示手段により提示される前記識別情報に基づいて前記照明部の機種を識別する機種識別手段と、前記LED光源と前記制限抵抗とを前記照明部の機種毎に対応付けた情報である機種情報が記録されている機種情報記録手段と、前記切替え指示取得手段が前記指示を取得したときに、前記制限抵抗を当該指示に基づいて選択することによって前記LED光源へ供給する電流量を制御する制御手段と、を有しており、前記制御手段は、前記機種識別手段によって識別された照明部の機種についての前記機種情報において、前記指示により点灯状態へと切替える指示がされているLED光源に対応付けられている制限抵抗を選択することによって、前記電流量を制御し、前記識別情報提示手段は、前記照明部の機種毎に異なる抵抗値を有する固定抵抗であり、前記機種識別手段は、前記照明部に1つずつ備えられている前記識別情報提示手段である固定抵抗を全て並列接続して形成される合成抵抗により生じる電圧降下量に基づいて前記照明部の機種を識別する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
本発明によれば、以上のようにすることにより、LED光源の点灯制御を行う制御部の回路規模が小さく、且つ、LED光源の交換作業を短時間で済ませることのできる照明部を備えた顕微鏡装置の提供を可能にするという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。但し、本発明は、この実施の形態にのみ限定されるものではない。
なお、各図面において同一の要素には同一の符号を付している。
図1について説明する。同図は、本実施例に係る顕微鏡装置の構成を示している。
図1に示した顕微鏡装置は、標本1が載置されるステージ2と、ステージ2に載置された標本1の上方に配置される対物レンズ3と、レボルバ4を介して対物レンズ3を保持すると共に焦準ユニット5を介してステージ2を保持する顕微鏡本体6と、BF及びDF時に落射照明光を標本1に照射する照明装置9と、照明装置9における観察光路上に配置されている鏡筒7と、鏡筒7の前面部に取り付けられている接眼レンズ8と、を備えている。また、顕微鏡本体6には、焦準ユニット5を駆動する焦準ハンドル5aと、この顕微鏡装置の各部の制御を行う制御部10と、制御部10と電気的に接続されており制御部10を含む顕微鏡装置の各電動部へ電力を供給する電源部11と、照明装置9が標本1に照射する光の光量の調整指示を取得して制御部10に伝える調光部12と、この顕微鏡装置により行う観察法をBFとDFとの間で切り換える指示を取得して制御部10に伝えるBF/DF切替えスイッチ13と、を備えている。
ステージ2は、図示していないX軸ハンドル及びY軸ハンドルが回転操作されると、この操作に応じて対物レンズ3の光軸(Z軸)に直交した水平面(XY平面)で移動する。従って、この操作により、対物レンズ3に対する標本1の観察位置を水平面方向に自在に変化させることができる。
対物レンズ3は、倍率が異なる他の対物レンズ3と共にレボルバ4に取り付けられており、レボルバ4に対し着脱自在である。ここで、操作者が不図示のマウンタを駆動させるとレボルバ4が回転し、この操作に応じていずれかの対物レンズ3が標本1の上方に選択的に配置される。本実施例におけるレボルバ4には不図示の取り付け穴が6個設けられており、最大6つまで対物レンズ3の装着が可能である。なお、この取り付け穴には、番号#1〜#6各々が割り当てられている。
焦準ユニット5は、焦準ハンドル5aが回転操作されるとステージ2を昇降移動する。これにより、標本1と対物レンズ3との光軸方向の相対距離を変化させて焦点を合わせる。
標本1は、照明装置9に構成されている照明光学系により照明される。このときの標本1からの反射光が観察光学系を通って接眼レンズ8に伝わることで標本1の顕微鏡観察が行われる。
照明光学系は、明視野光源ユニット101、コレクタレンズ102、リレーレンズ103、開口絞り104、視野絞り105、リレーレンズ108、及びハーフミラー106より構成されており、これらは顕徹鏡本体6内に配置されている。また、観察光学系は、対物レンズ3、ハーフミラー106、及び結像レンズ107より構成されている。ここで、ハーフミラー106は照明光学系と観察光学系とで共用しており、このハーフミラー106によって照明用の明視野光路と観察用の光路とを光学的に分岐させる。この他に、照明光学系として、暗視野光路110が対物レンズ3内部に対物レンズ3の光軸と同軸に配置されており、照明装置9内における暗視野光路110上には暗視野光源ユニット109が配置されている。
観察光学系では、標本1に照射した照明光の反射光である観察光が、対物レンズ3及びハーフミラー106を通過して、鏡筒7内に設けられている結像レンズ107に集光される。これによって、標本1の観察像が結像する。この観察像は、鏡筒7内に設けられた結像レンズ107を介して所定の結像面上に結像され、接眼レンズ8を介して目視により観察される。
明視野光源ユニット101は照明光学系の光軸上に配置されている。明視野光源ユニット101の構成を図2に示す。このように、明視野光源ユニット101は、基板203と、基板203の中心位置に配置されているLED201と、LED201に電力を供給するためのケーブルユニット202とを備えて構成されている。ここで、ケーブルユニット202は、制御部10との接続用のコネクタがケーブルに圧着されて構成されている。
暗視野光源ユニット109は、暗視野光路110に配置されている。暗視野光源ユニット109の構成を図3に示す。このように、暗視野光源ユニット109は、円環状に形成されている基板303と、基板303上に円環状に配列されているLED301と、LED301に電力を供給するためのケーブルユニット302とを備えて構成されている。ここで、ケーブルユニット302は、制御部10との接続用のコネクタがケーブルに圧着されて構成されている。
これら明視野光源ユニット101及び暗視野光源ユニット109は、制御部10からの供給電力に応じて標本1の照明光を発する。なお、この照明光の調光は、調光部12に対する操作に応じて調整される基準電圧を基にして、制御部10がLED201及び301に流す電流を変化させることにより行われる。
調光部12は、操作者がCW(時計回り)方向に回転操作すると、照明光の光量が増加し、CCW(反時計回り)方向に回転操作すると、照明光の光量が減少する。なお、詳細は後述するが、調光部12は、回転操作される調光ボリウム(可変抵抗)と、固定抵抗である制限抵抗とより構成されている。
BF/DF切替えスイッチ13は、明視野光源ユニット101と暗視野光源ユニット109との点灯/消灯の切替えの指示を取得する。BF/DF切替えスイッチ13が切替えられてOFF状態にされると、明視野光源ユニット101のLED201が点灯し、暗視野光源ユニット109のLED301が消灯する。一方、BF/DF切替えスイッチ13が切替えられてON状態にされると、明視野光源ユニット101のLED201が消灯し、暗視野光源ユニット109のLED301が点灯する。
次に図4について説明する。同図は、図1に示した顕微鏡装置における調光部12、照明装置9、及び制御部10の電気回路構成を示している。
調光部12は、前述したように、回転操作される調光ボリウム12aと固定抵抗である制限抵抗12bとより構成されている。
制御部10は、基準電圧電源部401、定電流回路部402、LEDユニット切替え部403、及び照明装置判定部404を備えて構成されている。
基準電圧電源部401は、電源部11より制御部10に印加供給される電源電圧(Vcc)を、所定の基準電圧(Vref)に変換して出力する。この基準電圧は、調光部12及び定電流回路部402で利用される。
定電流回路部402は、オペアンプ4021、供給電流上限値調整部4022、オペアンプ4023、FET(電界効果トランジスタ)4025、供給電流下限値調整部4028、制限抵抗切替え部4029と、抵抗器4024、4026、4027とを備えて構成されている。
オペアンプ4021は、電圧フォロアとして機能させており、調光部12における調光ボリウム12aと制限抵抗12bとの直列接続によって基準電圧(Vref)が分圧されて得られた電圧を、インピーダンス変換した上で供給電流上限値調整部4022へ出力する。
供給電流上限値調整部4022は、オペアンプ4021からの出力電圧を可変抵抗器4022aと抵抗器4022bとの直列接続により分圧して出力する。ここで、可変抵抗器4022aを調整することにより、供給電流上限値調整部4022からの出力電圧の上限値を調整することができる。
オペアンプ4023の非反転入力端子には供給電流上限値調整部4022からの出力電圧が印加されている。オペアンプ4023の出力は抵抗器4024を介してN型であるFET4025のゲート端子に入力される。FET4025のドレイン端子はLEDユニット切替え部403に接続されており、ソース端子は制限抵抗切替え部4029に接続されている。更に、FET4025のソース端子は抵抗器4026を介してオペアンプ4023の反転入力端子にフィードバック接続されている。従って、オペアンプ4023は、FET4025のゲート電圧を制御してドレイン電流を変化させ、反転入力端子への印加電圧が供給電流上限値調整部4022からの出力電圧に一致させるようにする。
但し、オペアンプ4023の反転入力端子には、抵抗器4027を介して供給電流下限値調整部4028も接続されている。ここで、供給電流下限値調整部4028である可変抵抗を調整すると、FET4025のソース電圧を供給電流上限値調整部4022からの出力電圧よりも高い電圧で安定させることができる。従って、供給電流上限値調整部4022からの出力電圧をゼロ(接地電位)としても、供給電流下限値調整部4028が所定の電圧を出力するように調整しておけば、オペアンプ4023は一定のドレイン電流をFET4025が流すように制御する。
LEDユニット切替え部403は、LED切替えセレクタ4031とコネクタ4032とを備えて構成されている。ここで、コネクタ4032には明視野光源ユニット101のケーブルユニット202と暗視野光源ユニット109のケーブルユニット302とが接続される。
LED切替えセレクタ4031は、BF/DF切替えスイッチ13の開閉に応じて切り替わる。すなわち、BF/DF切替えスイッチ13が切替えられてOFF状態にされると、LED切替えセレクタ4031は、明視野光源ユニット101のLED(図2の201)のカソード端子とFET4025のドレイン端子とを接続し、BF/DF切替えスイッチ13が切替えられてON状態にされると、LED切替えセレクタ4031は、暗視野光源ユニット109において4×4に直並列接続されているLED(図3の301)のカソード側節点とFET4025のドレイン端子とを接続する。なお、明視野光源ユニット101のLEDのアノード端子及び暗視野光源ユニット109におけるLED群のアノード側節点は、制御部10に印加供給される電源電圧(Vcc)の電源線が接続される。
照明装置判定部404は、照明装置9に備えられており照明装置9の機種毎に抵抗値の異なる識別抵抗4045と、識別抵抗4045の各端子がそれぞれケーブルを介して接続されるコネクタ4050と、CPU(中央処理装置)4041と、CPU4041が作業用記憶領域として各種のデータを一時的に記憶保持させるRAM4042と、CPU4041が各種の制御処理を提供するために実行する制御プログラムが予め格納されているROM4043と、照明装置9の機種識別情報等の各種データが予め格納されている不揮発性メモリ4044と、電源電圧(Vcc)を識別抵抗405と抵抗4049とで分圧して得られる電圧であり照明装置9の機種の識別に用いる識別電圧VIDをデジタルデータに変換するA/D(アナログ−デジタル)変換回路4045と、BF/DF切替えスイッチ13のON/OFF状態に応じて得られる切替え電圧(Vchange)を2値信号として取得するD−FF(フリップフロップ)回路部4046と、CPU4041から受け取ったデジタルデータを制限抵抗切替え部4029での切替えに使用するパラレル信号に変換して出力するI/O(インタフェース)部4047と、CPU4041、RAM4042、ROM4043、不揮発性メモリ4044、A/D変換回路4045、D−FF回路部4046、及びI/O部4047を相互に接続して各種のデータの授受を可能としているバス4048と、を備えて構成されている。
電源部11から制御部10に電力の供給が開始されると、CPU4041はROM4043に格納されている制御プログラムを読み出してその実行を開始し、D−FF回路部4046から出力されるBF/DF切替えスイッチ13のON/OFF状態と、A/D変換回路4045から出力される識別電圧VIDのデータとの監視を行う。ここで、BF/DF切替えスイッチ13のON/OFF状態の変化若しくは識別電圧VIDの変化が検出された場合には、CPU4041は、不揮発性メモリ4044に予め格納されている後述の機種情報を参照し、この機種情報に基づいて制限抵抗切替え部4029の制御情報を取得し、I/O部4047を介して制限抵抗切替え部4029へ出力する。
制限抵抗切替え部4029は、抵抗値の異なる複数の抵抗(制限抵抗)と、I/O部4047からの制御情報に基づいて制限抵抗のうちのいずれかをFET4025のソース端子とグランド(接地電位)線との間に挿入するスイッチとを備えて構成されており、CPU4041からの指示に応じてこのスイッチの切替えを行うことにより、FET4025のドレイン電流、すなわち明視野光源ユニット101若しくは暗視野光源ユニット109に備えられているLEDを流す電流を決定する。
ここで図5について説明する。同図は、図4の制御部10における不揮発性メモリ4044に格納されている機種情報テーブルの一例を示している。このテーブルは、BF/DF切替えスイッチ13のON/OFF状態及び識別電圧VIDの値と、制限抵抗切替え部4029において選択される制限抵抗とを対応付けたものである。
照明装置9を顕微鏡本体6に接続すると、照明装置9に備えられている識別抵抗405がコネクタ4050に接続されて識別電圧VIDが生じる。例えば、このときの識別電圧VIDが10ミリボルトであったとすると、CPU4041は、図5に示したテーブルを参照し、識別電圧が「10mV」である第1行目及び第2行目に注目する。すなわち、この場合において、顕微鏡本体6に接続された照明装置9は、10mVの識別電圧を発生させる「装置A」なる機種であることが分かる。
ここで、BF/DF切替えスイッチ13が例えばOFF状態であることを検出した場合には、CPU4041は、このテーブルにおける第1行目における「制限抵抗」の欄のデータ「D」を抽出する。そして、制限抵抗切替え部4029における制限抵抗のうちの「D」を選択する制御情報をI/O部4047へ出力する。I/O部4047は、この制御情報を受け取ると、制限抵抗切替え部4029へ制御信号を出力して制限抵抗DのみをFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させる。また、BF/DF切替えスイッチ13が例えばON状態であることを検出した場合には、CPU4041は、このテーブルにおける第2行目における「制限抵抗」の欄のデータ「B」を抽出する。そして、制限抵抗切替え部4029における制限抵抗のうちの「B」を選択する制御情報をI/O部4047へ出力する。I/O部4047は、この制御情報を受け取ると、制限抵抗切替え部4029へ制御信号を出力して制限抵抗BのみをFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させる。
次に、以上のように構成されている制御部10の動作を説明する。
例えば、顕微鏡装置の操作者がBF/DF切替えスイッチ13を切替えてOFF状態にすると、この状態は、LEDユニット切替え部403及び照明装置判定部404に伝えられる。
LEDユニット切替え部403では、この状態が伝えられると、LED切替えセレクタ4031が切り替わり、明視野光源ユニット101のLEDのカソード端子とFET4025のドレイン端子とを接続する。
一方、照明装置判定部404のCPU4041は、BF/DF切替えスイッチ13がOFF状態に切替えられたことを検出すると、このときの識別電圧VIDを取得する。そして、これらの情報に基づき、制限抵抗切替え部4029の制御情報を、不揮発性メモリ4044に予め格納されている機種情報から取得し、I/O部4047を介して制限抵抗切替え部4029へ出力する。
制限抵抗切替え部4029は、照明装置判定部404から受け取った制御情報において選択されている制限抵抗をFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させるようにスイッチの切替えを行う。
以上の動作により、明視野光源ユニット101は点灯状態となり、暗視野光源ユニット109は消灯状態となる。
ここで、顕微鏡装置の操作者がBF/DF切替えスイッチ13を切替えてON状態にすると、この状態は、LEDユニット切替え部403及び照明装置判定部404に伝えられる。
LEDユニット切替え部403は、この状態が伝えられると、LED切替えセレクタ4031が切り替わり、暗視野光源ユニット109のLED群のカソード側節点とFET4025のドレイン端子とを接続する。
一方、照明装置判定部404のCPU4041は、BF/DF切替えスイッチ13がON状態に切替え検出すると、このときの識別電圧VIDを取得する。そして、これらの情報に基づき、制限抵抗切替え部4029の制御情報を、不揮発性メモリ4044に予め格納されている機種情報から取得し、I/O部4047を介して制限抵抗切替え部4029へ出力する。
制限抵抗切替え部4029は、照明装置判定部404から受け取った制御情報において選択されている制限抵抗をFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させるようにスイッチの切替えを行う。
以上の動作により、明視野光源ユニット101は消灯状態となり、暗視野光源ユニット109は点灯状態となる。
以上のように、本実施例に係る顕微鏡装置によれば、照明装置9内のLED光源を明視野用のものと暗視野用のものとの間で切替える指示を行うと、これらのLED光源への供給電流を制限する制限抵抗もこの指示に連動して切り替わるので、照明装置9として仕様の異なる機種を選択し観察法毎にLED光源を切り換えて点灯制御を行う場合でも、照明装置9を制御する制御部10を共用することができる。
図6について説明する。同図は、本実施例に係る顕微鏡装置の構成を示している。なお、図6において、図1に示した実施例1に係る顕微鏡装置におけるものと同一の符号を付した同一の構成要素についての詳細な説明は省略する。
図6に示した顕微鏡装置では、照明装置605と鏡筒7との間に中間鏡筒600が配置されている。
中間鏡筒600は、中間鏡筒光源601と、リレーレンズ602、ハーフミラー603、及びレンズ607とを介して、照明装置605の照明光学系に照明光を挿入し、標本1に照明光を照射している。
また、図6に示した顕微鏡装置では、顕微鏡装置の各部の制御を行う制御部700、及び、標本1に対する照明光の光源を中間鏡筒600の中間鏡筒光源601と照明装置605の明視野光源ユニット606との間で切替える指示を取得して制御部700に伝える光源切替えスイッチ604が顕微鏡本体6に備えられている。
次に図7について説明する。同図は、図6に示した顕微鏡装置における調光部12、照明装置605、中間鏡筒600、及び制御部700の電気回路構成を示している。なお、図7において、図4に示した実施例1に係る顕微鏡装置におけるものと同一の符号を付した同一の構成要素についての詳細な説明は省略する。
図7において、制御部700は、コネクタ704及び705を有している点において、コネクタ4032及び4050を有している図4の制御部10と異なっている。
コネクタ704にはケーブルを介して照明装置605が接続され、コネクタ705にはケーブルを介して中間鏡筒600が接続される。ここで、照明装置605及び中間鏡筒600の両方が接続された場合には、照明装置605に備えられている識別抵抗703と、中間鏡筒600に備えられている識別抵抗702とが並列接続される。従って、電源電圧(Vcc)を識別抵抗702及び703の並列接続抵抗と抵抗4049とで分圧して得られる電圧が、制御部700で検出される識別電圧VIDになる。
LED切替えセレクタ4031は、光源切替えスイッチ604の開閉に応じて切り替わる。すなわち、光源切替えスイッチ604が切替えられてOFF状態にされると、LED切替えセレクタ4031は、中間鏡筒光源601であるLEDのカソード端子とFET4025のドレイン端子とを接続する。一方、光源切替えスイッチ604が切替えられてON状態にされると、LED切替えセレクタ4031は、明視野光源ユニット606に備えられているLEDのカソード端子とFET4025のドレイン端子とを接続する。
なお、D−FF回路部4046は、光源切替えスイッチ604のON/OFF状態に応じて得られる切替え電圧(Vchange)を2値信号として取得する。また、照明装置605内の明視野光源ユニット606に備えられているLEDのアノード端子及び中間鏡筒600内の中間鏡筒光源601であるLEDのアノード端子は、制御部700に印加供給される電源電圧(Vcc)の電源線が接続される。
ここで図8について説明する。同図は、図7の制御部700における不揮発性メモリ4044に格納されている機種情報テーブルの一例を示している。このテーブルは、光源切替えスイッチ604のON/OFF状態及び識別電圧VIDの値と、制限抵抗切替え部4029において選択される制限抵抗とを対応付けたものである。
例えば、照明装置605及び中間鏡筒600の両方を顕微鏡本体6に接続すると、照明装置9に備えられている識別抵抗703がコネクタ704に接続されると共に、中間鏡筒600に備えられている識別抵抗702がコネクタ705に接続されて識別電圧VIDが生じる。例えば、このときの識別電圧VIDが15ミリボルトであったとすると、CPU4041は、図8に示したテーブルを参照し、識別電圧が「5mV」である第3行目及び第4行目に注目する。すなわち、この場合において、顕微鏡本体6に接続された照明装置605及び中間鏡筒600は、5mVの識別電圧を発生させる「装置A」なる機種と「装置B」なる機種との組み合わせであることが分かる。
ここで、光源切替えスイッチ604が例えばOFF状態であることを検出した場合には、CPU4041は、このテーブルにおける第3行目における「制限抵抗」の欄のデータ「C」を抽出する。そして、制限抵抗切替え部4029における制限抵抗のうちの「C」を選択する制御情報をI/O部4047へ出力する。I/O部4047は、この制御情報を受け取ると、制限抵抗切替え部4029へ制御信号を出力して制限抵抗CのみをFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させる。また、光源切替えスイッチ604が例えばON状態であることを検出した場合には、CPU4041は、このテーブルにおける第4行目における「制限抵抗」の欄のデータ「A」を抽出する。そして、制限抵抗切替え部4029における制限抵抗のうちの「A」を選択する制御情報をI/O部4047へ出力する。I/O部4047は、この制御情報を受け取ると、制限抵抗切替え部4029へ制御信号を出力して制限抵抗AのみをFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させる。
また、例えば、中間鏡筒600を接続せずに、照明装置605のみを顕微鏡本体6に接続した場合には、照明装置605に備えられている識別抵抗703のみがコネクタ704に接続されて識別電圧VIDが生じる。例えば、このときの識別電圧VIDが10ミリボルトであったとすると、CPU4041は、図8に示したテーブルを参照し、識別電圧が「10mV」である第1行目に注目する。すなわち、この場合において、顕微鏡本体6に接続された照明装置605は、10mVの識別電圧を発生させる「装置A」なる機種であることが分かる。この場合には、CPU4041は、光源切替えスイッチ604の状態とは無関係に、このテーブルにおける第1行目における「制限抵抗」の欄のデータ「C」を抽出する。そして、制限抵抗切替え部4029における制限抵抗のうちの「C」を選択する制御情報をI/O部4047へ出力する。I/O部4047は、この制御情報を受け取ると、制限抵抗切替え部4029へ制御信号を出力して制限抵抗CのみをFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させる。
一方、例えば、照明装置605を接続せずに、中間鏡筒600のみを顕微鏡本体6に接続した場合には、中間鏡筒600に備えられている識別抵抗702のみがコネクタ705に接続されて識別電圧VIDが生じる。例えば、このときの識別電圧VIDが50ミリボルトであったとすると、CPU4041は、図8に示したテーブルを参照し、識別電圧が「50mV」である第2行目に注目する。すなわち、この場合において、顕微鏡本体6に接続された中間鏡筒600は、50mVの識別電圧を発生させる「装置B」なる機種であることが分かる。この場合には、CPU4041は、光源切替えスイッチ604の状態とは無関係に、このテーブルにおける第2行目における「制限抵抗」の欄のデータ「A」を抽出する。そして、制限抵抗切替え部4029における制限抵抗のうちの「A」を選択する制御情報をI/O部4047へ出力する。I/O部4047は、この制御情報を受け取ると、制限抵抗切替え部4029へ制御信号を出力して制限抵抗AのみをFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させる。
次に、以上のように構成されている制御部700の動作を説明する。なお、ここでは、照明装置605及び中間鏡筒600の両方が顕微鏡本体6に接続されているものとする。
例えば、顕微鏡装置の操作者が光源切替えスイッチ604を切替えてOFF状態にすると、この状態は、LEDユニット切替え部403及び照明装置判定部701に伝えられる。
LEDユニット切替え部403では、この状態が伝えられると、LED切替えセレクタ4031が切り替わり、中間鏡筒光源601のLEDのカソード端子とFET4025のドレイン端子とを接続する。
一方、照明装置判定部701のCPU4041は、光源切替えスイッチ604がOFF状態に切替えすると、このときの識別電圧VIDを取得する。そして、これらの情報に基づき、制限抵抗切替え部4029の制御情報を、不揮発性メモリ4044に予め格納されている機種情報から取得し、I/O部4047を介して制限抵抗切替え部4029へ出力する。
制限抵抗切替え部4029は、照明装置判定部701から受け取った制御情報において選択されている制限抵抗をFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させるようにスイッチの切替えを行う。
以上の動作により、中間鏡筒光源601は点灯状態となり、明視野光源ユニット606は消灯状態となる。
ここで、顕微鏡装置の操作者が光源切替えスイッチ604を切替えてON状態にすると、この状態は、LEDユニット切替え部403及び照明装置判定部701に伝えられる。
LEDユニット切替え部403では、この状態が伝えられると、LED切替えセレクタ4031が切り替わり、明視野光源ユニット606のLEDのカソード端子とFET4025のドレイン端子とを接続する。
一方、照明装置判定部701のCPU4041は、光源切替えスイッチ604がON状態に切替えられたことを検出すると、このときの識別電圧VIDを取得する。そして、これらの情報に基づき、制限抵抗切替え部4029の制御情報を、不揮発性メモリ4044に予め格納されている機種情報から取得し、I/O部4047を介して制限抵抗切替え部4029へ出力する。
制限抵抗切替え部4029は、照明装置判定部701から受け取った制御情報において選択されている制限抵抗をFET4025のソース端子とグランド線との間に挿入させるようにスイッチの切替えを行う。
以上の動作により、中間鏡筒光源601は消灯状態となり、明視野光源ユニット606は点灯状態となる。
以上のように、本実施例に係る顕微鏡装置によれば、少なくとも2つ以上の照明部(照明装置605と中間鏡筒600)に各々保持されているLED光源の点灯制御を行う場合でも、LED光源の点灯/消灯の切替え指示を行うと、これらのLED光源への供給電流を制限する制限抵抗もこの指示に連動して切り替わるので、顕微鏡本体6に接続されている照明部を交換した場合や、照明部を顕微鏡本体とは物理的に異なる場所に配置している場合でも、LED光源の仕様に応じて適切な点灯制御を行うことができる。
以上のように、本発明の各実施例に係る顕微鏡装置は、光源の切替えの指示に連動して光源への供給電流を制限する制限抵抗が切り替わる。従って、各々仕様の異なる複数の光源を使用する場合でも、1つの制御部で点灯制御を共用できるので、制御部が占有するスペースが小さい顕微鏡装置の提供が可能となる。
また、本発明の各実施例に係る顕微鏡装置は、照明部の機種情報に応じた点灯制御を制御部が行うので、仕様が異なる光源を複数有している照明部の光源を切替えて点灯制御を行う場合でも、切替えの度に制御部から光源へ供給する電流の調整を行う必要がない。従って、この調整に要する手間が軽減される。
また、本発明の各実施例に係る顕微鏡装置は、照明部が機種を判別するための識別抵抗を有しているので、顕微鏡本体の照明部を別のものに取り替えた場合や、顕微鏡本体とは物理的に異なる場所に配置した照明部の光源を点灯制御する場合でも、その識別抵抗に基づいて照明部の機種情報を知ることができる。従って、様々な光源の仕様に適した点灯制御を汎用的に行える制御部を備えた顕微鏡装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、前述した各実施例においては、制限抵抗決定部4029を、FET4025のソース端子とグランド線との間に配置する構成としていた。この代わりに、例えば、制限抵抗決定部4029を所定の抵抗値の固定抵抗に置き換えると共に、供給電流上限値調整部4022における可変抵抗器4022aの抵抗値を照明装置判定部404(若しくは701)が制御することで、LED光源への供給電流を制御するように構成することもできる。更には、可変抵抗器4022aの代わりに、例えば、調光部12における制限抵抗12bの抵抗値を照明装置判定部404(若しくは701)が制御することで、LED光源への供給電流を制御するように構成することもできる。
また、前述した各実施例において、照明装置判定部404(若しくは701)は、照明部に備えられている識別抵抗が生じさせる電圧降下量の違いに基づいて照明部の機種の識別を行うようにしていた。この代わりに、例えば、機種毎に固有のビットデータを照明部が顕微鏡本体6に有線で送信するようにし、照明装置判定部404(若しくは701)は、このビットデータに基づいて照明部の機種を識別するように構成することもできる。更には、例えば、機種毎に固有のビットデータが予め記録されているRFID(Radio Frequency IDentification)タグを各照明部に備えるようにし、照明装置判定部404(若しくは701)は、顕微鏡本体6に接続された照明部に備えられているRFIDタグに記録されているビットデータを読み出し、このビットデータに基づいて照明部の機種を識別するように構成することもできる。
また、前述した各実施例において、機種情報は不揮発性メモリ4044に予め記憶させておくようにしていたが、この代わりに、例えば、機種情報をROM4043に予め記憶させておくように構成することもできる。また、機種情報を不揮発性メモリ4044に予め記憶させておく代わりに、PCを顕微鏡本体6に接続して不揮発性メモリ4044に記憶されている機種情報をPCで書き換え可能な構成とすることも可能である。このように、機種情報を書き換え可能としておくことにより、不揮発性メモリ4044には保持されていなかった機種である照明部のLED光源を点灯制御する場合でも、この照明部の機種情報を書き加えることで、その照明部のLED光源の仕様に適合した制限抵抗の選択が可能になる。
なお、前述した各実施例では、LED光源を明視野観察用及び暗視野観察用として使用していたが、蛍光観察用、位相差観察用などの各種の観察法に使用するものであってもよい。
また、LED光源から出射する光の波長は、可視光のみならず、紫外光、あるいは赤外光を出射するものであってもよい。本発明によれば、これら複数の異なる各種のLED光源に応じた制限抵抗の選択を容易にし、且つ、制御部を共用することを可能にする。
実施例1に係る顕微鏡装置の構成を示す図である。 明視野光源ユニットの構成を示す図である。 暗視野光源ユニットの構成を示す図である。 図1に示した顕微鏡装置における調光部、照明装置、及び制御部の電気回路構成を示す図である。 図4の制御部における不揮発性メモリに格納されている機種情報テーブルの一例を示す図である。 実施例2に係る顕微鏡装置の構成を示す図である。 図6に示した顕微鏡装置における調光部、照明装置、中間鏡筒、及び制御部の電気回路構成を示す図である。 図7の制御部における不揮発性メモリに格納されている機種情報テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 標本
2 ステージ
3 対物レンズ
4 レボルバ
5 焦準ユニット
6 顕微鏡本体
7 鏡筒
8 接眼レンズ
9 照明装置
10 制御部
11 電源部
12 調光部
12a 調光ボリウム
12b 制限抵抗
13 BF/DF切替えスイッチ
101 明視野光源ユニット
102 コレクタレンズ
103、108 リレーレンズ
104 開口絞り
105 視野絞り
106 ハーフミラー
107 結像レンズ
109 暗視野光源ユニット
110 暗視野光路
201、301 LED
202、302 ケーブルユニット
203、303 基板
401 基準電圧電源部
402 定電流回路部
4022 供給電流上限値調整部
4021、4023 オペアンプ
4022a 可変抵抗器
4022b、4024、4026、4027 抵抗器
4025 FET
4028 供給電流下限値調整部
4029 制限抵抗切替え部
403 LEDユニット切替え部
4031 LED切替えセレクタ
4032 コネクタ
404 照明装置判定部
4041 CPU
4042 RAM
4043 ROM
4044 不揮発性メモリ
4045 A/D変換回路
4046 D−FF回路部
4047 I/O部
405 識別抵抗
4050 コネクタ
600 中間鏡筒
601 中間鏡筒光源
602 リレーレンズ
603 ハーフミラー
604 光源切替えスイッチ
605 照明装置
606 明視野光源ユニット
607 レンズ
700 制御部
701 照明装置判定部
702、703 識別抵抗
704、705 コネクタ

Claims (4)

  1. 標本へ照明光を照射する少なくとも2つ以上のLED(発光ダイオード)光源と、
    前記LED光源を全て備えている照明部と、
    前記LED光源の各々へ供給する電流量を決定する複数の制限抵抗と、
    前記複数のLED光源のうちのいずれか1つを点灯状態に切替える指示を取得する切替え指示取得手段と、
    前記照明部に1つのみ備えられており当該照明部の機種を識別する識別情報を提示する識別情報提示手段と、
    前記識別情報提示手段により提示される前記識別情報に基づいて前記照明部の機種を識別する機種識別手段と、
    前記LED光源と前記制限抵抗とを前記照明部の機種毎に対応付けた情報である機種情報が記録されている機種情報記録手段と、
    前記切替え指示取得手段が前記指示を取得したときに、前記制限抵抗を当該指示に基づいて選択することによって前記LED光源へ供給する電流量を制御する制御手段と、
    を有しており、
    前記制御手段は、前記機種識別手段によって識別された照明部の機種についての前記機種情報において、前記指示により点灯状態へと切替える指示がされているLED光源に対応付けられている制限抵抗を選択することによって、前記電流量を制御する、
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 前記照明部は、前記標本の明視野観察を行うためのLED光源、及び、前記標本の暗視野観察を行うためのLED光源を少なくとも備えていることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  3. 前記識別情報提示手段は、前記照明部の機種毎に異なる抵抗値を有する固定抵抗であり、
    前記機種識別手段は、前記識別情報提示手段である固定抵抗により生じる電圧降下量に基づいて前記照明部の機種を識別する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡装置。
  4. 標本へ照明光を照射する少なくとも2つ以上のLED(発光ダイオード)光源と、
    前記LED光源を1つずつ備えている複数の照明部と、
    前記LED光源の各々へ供給する電流量を決定する複数の制限抵抗と、
    前記複数のLED光源のうちのいずれか1つを点灯状態に切替える指示を取得する切替え指示取得手段と、
    前記照明部に1つずつ備えられており当該照明部の機種を識別する識別情報を提示する識別情報提示手段と、
    前記識別情報提示手段により提示される前記識別情報に基づいて前記照明部の機種を識別する機種識別手段と、
    前記LED光源と前記制限抵抗とを前記照明部の機種毎に対応付けた情報である機種情報が記録されている機種情報記録手段と、
    前記切替え指示取得手段が前記指示を取得したときに、前記制限抵抗を当該指示に基づいて選択することによって前記LED光源へ供給する電流量を制御する制御手段と、
    を有しており、
    前記制御手段は、前記機種識別手段によって識別された照明部の機種についての前記機種情報において、前記指示により点灯状態へと切替える指示がされているLED光源に対応付けられている制限抵抗を選択することによって、前記電流量を制御し、
    前記識別情報提示手段は、前記照明部の機種毎に異なる抵抗値を有する固定抵抗であり、
    前記機種識別手段は、前記照明部に1つずつ備えられている前記識別情報提示手段である固定抵抗を全て並列接続して形成される合成抵抗により生じる電圧降下量に基づいて前記照明部の機種を識別する、
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
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