JP2008233592A - 液晶装置の製造方法および液滴吐出装置 - Google Patents

液晶装置の製造方法および液滴吐出装置 Download PDF

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JP2008233592A JP2007074131A JP2007074131A JP2008233592A JP 2008233592 A JP2008233592 A JP 2008233592A JP 2007074131 A JP2007074131 A JP 2007074131A JP 2007074131 A JP2007074131 A JP 2007074131A JP 2008233592 A JP2008233592 A JP 2008233592A
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Abstract

【課題】液晶組成物を封止するときに真空度や基板温度の制約を解消させて製造条件の範
囲を拡張させる液晶装置の製造方法および液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】液晶組成物を第一液滴にしてマザー基板3Mに吐出し、吐出領域Sに液状膜
FLを形成する。また、封止工程における低分子量成分の蒸発量と同じ量の低分子量成分
を第二液滴D2にして吐出領域Sに吐出する。そして、第一液滴と第二液滴D2とからな
る液状膜FLを有したマザー基板3Mを封止圧の雰囲気の下に移動して封止温度に昇温さ
せ、他のマザー基板によって封止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液晶装置の製造方法および液滴吐出装置に関する。
液晶装置の製造工程においては、基板の吐出領域に吐出される液晶組成物を他の基板に
よって封止する、いわゆる封止工程が行われている。封止工程において吐出される液晶組
成物は、その吐出量によって基板間の距離、すなわちセルギャップを規定し、その吐出量
が維持されることによって液晶装置の特性を安定させることができる。そこで、封止工程
においては、この吐出量の精度を向上させる方法としてインクジェット法が提案されてい
る。
インクジェット法は、液晶組成物を微小な液滴にして吐出させるため、液晶組成物の吐
出量を液滴の容量単位(例えば、数ピコリットル単位)で調整させることができる。一方
、インクジェット法は、ノズル内に形成する液状体のメニスカスを強制的に振動させて液
滴として吐出させるため、利用できる液状体の粘度に限りがある。例えば、粘度が50c
p〜100cpとなる液晶組成物においては、メニスカスを振動させることが困難となり
、液滴の容量を変動させてしまう、あるいは、液滴を形成不能にしてしまう。
そこで、インクジェット法においては、従来から、液晶組成物を安定して吐出させるた
めの提案がなされている。特許文献1は、吐出ヘッド、タンク、および、供給ラインの各
々をヒータによって加熱し液晶組成物の粘度を低下させる。これによれば、高粘度の液晶
組成物をメニスカスの近傍において低粘度化させることができ、メニスカスを円滑に振動
させて液滴の容量を安定させることができる。ひいては、液晶装置のセルギャップを均一
にさせることができる。
特開2003−19790号公報
上記封止工程においては、まず、吐出領域の外周にシール材を塗布形成し、その吐出領
域に所定の液晶組成物を吐出する。次いで、液晶組成物を有する基板を減圧雰囲気の下に
移動し、液晶組成物を有する基板と他の基板とを貼り合わせる。そして、貼り合せた状態
の一対の基板を大気圧の下に解放し、シール材を硬化させて液晶組成物を封止する。
しかしながら、液晶組成物を減圧雰囲気の下に移動させると、液晶組成物の中において
相対的に低分子の成分が先行して蒸発し、液晶組成物の配合比に大きな変動を来たしてし
まう。低分子量成分の蒸発は、封止工程における真空度が高くなるほど、また、基板温度
が高くなるほど顕著になる。そのため、上記封止工程においては、その真空度や基板温度
を液晶組成物ごとに一義的に規定させなければならず、液晶装置の製造条件の範囲、ひい
ては、液晶装置の各種性能を著しく制約してしまう。
例えば、液晶組成物内に発生する気泡は、封止工程における真空度や基板温度の上昇に
よって容易に排除できる。しかし、上記封止工程は、その真空度や基板温度の変更を許容
しないため、液晶組成物内に発生する気泡を封止工程において排除不能にしてしまう。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、液晶組成物を
封止するときに真空度や基板温度の制約を解消させて製造条件の範囲を拡張させる液晶装
置の製造方法および液滴吐出装置を提供することである。
本発明の液晶装置の製造方法は、液晶組成物を液滴にして基板に吐出する工程と、前記
液晶組成物を有する前記基板と対向基板とを減圧雰囲気の下で貼り合せて前記基板と前記
対向基板との間に前記液晶組成物を封入する工程と、を備えた液晶装置の製造方法であっ
て、前記液晶組成物を吐出する工程は、前記液晶組成物を第一液滴にして前記基板に吐出
するとともに、前記液晶組成物の中で相対的に低分子量の一成分が前記第一液滴から蒸発
する蒸発量に応じて、前記一成分を第二液滴にしてさらに前記基板に吐出する。
本発明の液晶装置の製造方法によれば、液晶組成物の中で相対的に低分子量の一成分を
、第一液滴からの蒸発量に応じて増量させることができる。したがって、減圧雰囲気にお
ける蒸発量に関わらず、封入後の液晶組成物の配合比を一定値にさせることができる。よ
って、封止工程における封止条件(例えば、真空度、基板圧力、基板サイズ、第一液滴の
総量など)に制約されることなく、液晶装置の製造条件の範囲を拡張させることができる
この液晶装置の製造方法において、前記液晶組成物を吐出する工程は、前記液晶組成物
を第一液滴にして前記基板に吐出するとともに、前記減圧雰囲気の真空度に応じて、前記
液晶組成物の中で相対的に低分子量の一成分を第二液滴にしてさらに前記基板に吐出する
この液晶装置の製造方法によれば、液晶組成物の中で相対的に低分子量の一成分を、減
圧雰囲気の真空度に応じて増量させることができる。したがって、減圧雰囲気の真空度に
応じた配合比を基板上で与えることができ、減圧雰囲気の真空度に関わらず、封入後の液
晶組成物の配合比を一定値にさせることができる。よって、封止工程における真空度の制
約を解消させて製造条件の範囲を拡張させることができる。
この液晶装置の製造方法において、前記液晶組成物を封入する工程は、前記液晶組成物
を有する前記基板を加熱して前記対向基板と貼り合わせ、前記液晶組成物を吐出する工程
は、前記減圧雰囲気の真空度と前記基板の温度とに応じて前記第二液滴を吐出する構成が
好ましい。
この液晶装置の製造方法によれば、液晶組成物の中で相対的に低分子量の一成分を、減
圧雰囲気の真空度と、基板の温度とに応じて増量させることができる。したがって、封止
工程における真空度と基板温度の制約を解消させて製造条件の範囲を拡張させることがで
きる。
この液晶装置の製造方法において、前記液晶組成物を吐出する工程は、インクジェット
法を用いて前記第二液滴を吐出する構成が好ましい。
この液晶装置の製造方法によれば、インクジェット法を用いる分だけ、第二液滴の吐出
量を、より高い精度の下で制御させることができる。
この液晶装置の製造方法において、前記液晶組成物を吐出する工程は、インクジェット
法を用いて前記第一液滴を吐出する構成が好ましい。
この液晶装置の製造方法によれば、インクジェット法を用いる分だけ、第一液滴の吐出
量を、より高い精度の下で制御させることができる。
本発明の液滴吐出装置は、液晶組成物を液滴として基板に吐出する液滴吐出装置であっ
て、前記液晶組成物を第一液滴にして前記基板に吐出する第一吐出ヘッドと、前記液晶組
成物の中で相対的に低分子量の一成分を第二液滴にして吐出する第二吐出ヘッドと、前記
基板上の第一位置に関する情報を第一位置情報として生成し、前記第一位置情報に基づい
て前記第一吐出ヘッドを駆動制御して前記第一位置に前記第一液滴を吐出させるとともに
、前記第一液滴から蒸発する前記一成分の蒸発量に応じて規定される前記基板上の第二位
置に関する情報を第二位置情報として生成し、前記第二位置情報に基づいて前記第二吐出
ヘッドを駆動制御して前記第二位置に前記第二液滴を吐出させる制御手段と、を備えた。
本発明の液滴吐出装置によれば、基板に吐出する液晶組成物に対して、液晶組成物の中
で相対的に低分子量の一成分を、所定の吐出量だけ増量させることができる。したがって
、後工程の処理環境に応じて一成分のみを増量させることができ、処理環境の真空度や基
板温度に関わらず、処理後の配合比を一定値にさせることができる。ひいては、所定の処
理環境における真空度や基板温度の制約を回避させて液晶装置の製造条件の範囲を拡張さ
せることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。図1は、液晶装
置としての液晶表示装置1を示す斜視図である。
図1において、液晶表示装置1は、素子基板2と対向基板3とを有し、これら素子基板
2と対向基板3とが四角枠状のシール材4によって貼り合わされている。シール材4とし
ては、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂を用いることができ、ディスペンサ法やスクリー
ン印刷法などによって形成されている。
素子基板2と対向基板3との間の間隙には、液晶層5が封入されている。液晶層5は、
分子量の異なる複数の液晶化合物を所定の配合比によって配合させた液晶組成物からなる
層である。液晶組成物は、液晶表示装置1の駆動方式(例えば、スタティック駆動方式、
時分割駆動方式、アクティブマトリックス駆動方式など)に応じて適宜選択される。液晶
化合物としては、例えば、公知のエステル系、シッフ塩基系、ビフェニル系、フェニルシ
クロヘキサン系、複素環系、フッ素系などを用いることができる。液晶層5は、素子基板
2から入射する光の偏光状態を各液晶化合物の配向状態に応じて変調し、所望の画像を対
向基板3の上面に表示させる。
液晶層5は、液晶組成物を液滴として吐出する吐出工程と、吐出した液晶組成物を素子
基板2と対向基板3との間に封入する封入工程とによって形成される。すなわち、液晶層
5の製造工程においては、まず、シール材4によって囲まれる対向基板3の領域に液晶組
成物の液滴を吐出し、液晶組成物を有する対向基板3を減圧雰囲気の下に移動する。そし
て、減圧雰囲気の下で対向基板3を加熱して対向基板3と素子基板2を貼り合せ、貼り合
わされた状態の素子基板2と対向基板3を大気圧の下に移動してシール材4を硬化させる
。これにより、素子基板2と対向基板3との間に液晶組成物を封入し、液晶層5を形成さ
せる。
ここで、液晶組成物LCに含まれる液晶化合物の中で相対的低分子量であって、揮発性
の高い成分を低分子量成分という。また、封止工程における減圧雰囲気の真空度を、封止
圧とし、封止工程における基板の温度を、封止温度という。
図2は、液滴吐出装置10を示す斜視図である。図2において、液滴吐出装置10は、
直方体形状に形成された基台11を有する。基台11の上面には、基台11に設けられた
ステージモータの出力軸に駆動連結されるステージ12が取着されている。ステージ12
は、基板を載置して位置決め固定し、ステージモータが正転又は逆転するとき、基台11
の長軸方向に沿って所定の速度で往復移動する。
基板としては、複数の対向基板3を切り出し可能にするマザー基板3Mを用いることが
できる。マザー基板3Mの表面3Maには、各対向基板3に対応するシール材4が形成さ
れ、各シール材4によって囲まれる複数の吐出領域Sが区画形成されている。
ここで、図2の右下から左上に向かう方向を+X方向(主走査方向)とし、+X方向の
反対方向、すなわち、図1の左上から右下に向かう方向を−X方向という。ステージ12
が、この+X方向に沿って基板を走査する動作を、「主走査」という。
基台11の上側には、門型に形成されたガイド部材13が基台11を跨ぐように架設さ
れ、そのガイド部材13の上側には、液晶組成物LCおよび低分子量成分LCaを貯留す
るインクタンク14が搭載されている。インクタンク14は、貯留する液晶組成物LCお
よび低分子量成分LCaを所定の圧力で導出する。
ガイド部材13の下側には、ガイド部材13に設けられるキャリッジモータの出力軸に
駆動連結されるキャリッジ15が取着され、そのキャリッジ15の底部には、第一吐出ヘ
ッドH1と第二吐出ヘッドH2とがX方向に沿って併設されている。キャリッジ15は、
キャリッジモータが正転又は逆転するとき、基台11の短軸方向に沿って往復移動する。
ここで、図2の右上から左下に向かう方向を+Y方向(副走査方向)とし、+Y方向の
反対方向、すなわち、図2の左下から右上に向かう方向を−Y方向という。キャリッジ1
5が、この−Y方向に沿って第一および第二吐出ヘッドH1,H2を走査し、第一および
第二吐出ヘッドH2から見て、マザー基板3Mを相対的に+Y方向に走査する動作を、「
副走査」という。
図3は、キャリッジ15をステージ12から見た斜視図である。図3において、第一吐
出ヘッドH1は、副走査方向に延びる直方体状に形成されて、ステージ12と対向する側
面に180個の第一ノズルN1を有している。各第一ノズルN1は、それぞれ副走査方向
に沿って等間隔に配列されて、一列の第一ノズル列NR1を構成している。第一吐出ヘッ
ドH1は、ステージ12がマザー基板3Mを主走査するとき、マザー基板3Mから見て、
主走査方向に延びる走査経路に沿って第一ノズル列NR1を移動させる。
ここで、第一ノズル列NR1の副走査方向の幅をノズル列幅Wとし、第一ノズルN1の
形成ピッチをノズルピッチWNという。また、第一ノズル列NR1が移動する経路を、走
査経路という。
第二吐出ヘッドH2は、第一吐出ヘッドH1と同じく、副走査方向に延びる直方体状に
形成されて、ステージ12と対向する側面に180個の第二ノズルN2を有している。各
第二ノズルN2は、それぞれ副走査方向に沿って等間隔に配列されて、一列の第二ノズル
列NR2を構成している。第二ノズル列NR2は、その副走査方向の幅が第一ノズル列N
R1と同じくノズル列幅Wによって形成されている。第二ノズルN2の形成ピッチは、第
一ノズルN1の形成ピッチと同じくノズルピッチWNによって形成され、各第二ノズルN
2は、それぞれ第一ノズルN1の主走査方向に配設されている。第二吐出ヘッドH2は、
ステージ12がマザー基板3Mを主走査するとき、マザー基板3Mから見て、第一ノズル
列NR1に第二ノズル列NR2を追従させ、走査経路に沿って第二ノズル列NR2を移動
させる。
第一および第二吐出ヘッドH1,H2の下側(図2の上側)には、それぞれヘッド基板
18が設けられ、そのヘッド基板18の一側端には、入力端子18aが設けられている。
各入力端子18aには、それぞれ対応する吐出ヘッドを駆動するための所定の駆動波形信
号が入力される。
図4は、図3のA−A断面図であって、第一吐出ヘッドH1の内部を示す側断面図であ
る。なお、第二吐出ヘッドH2の内部は、第一吐出ヘッドH1と略同じ構成を有するため
、以下においては変更点についてのみ説明する。
図4において、第一ノズルN1の上側には、インクタンク14に連通するキャビティ2
1が形成されている。キャビティ21は、インクタンク14が導出する液晶組成物LCを
貯留して対応する第一ノズルN1に供給する。キャビティ21の上側には、上下方向に振
動可能な振動板22が貼り付けられて、対応するキャビティ21の容積を拡大および縮小
可能にする。振動板22の上側には、圧電素子PZが配設されている。圧電素子PZは、
圧電素子PZを駆動するための駆動波形信号COMが入力されるとき、上下方向に収縮お
よび伸張して対応する振動板22を振動させる。
キャビティ21は、対応する振動板22が振動するとき、対応する第一ノズルN1のメ
ニスカスを上下方向に振動させて、駆動波形信号COMに対応した重量の液晶組成物LC
を第一液滴D1として吐出させる。吐出される各第一液滴D1は、それぞれマザー基板3
Mに向かって飛行して第一ノズルN1と対向する位置に着弾する。マザー基板3Mに着弾
する各第一液滴D1は、それぞれ表面3Maで合一し表面3Maに沿って広がる液状膜F
Lを形成する。
また、第二吐出ヘッドH2の各キャビティ21は、それぞれインクタンク14が導出す
る低分子量成分LCaを貯留して対応する第二ノズルN2に供給する。第二吐出ヘッドH
2の各キャビティ21は、対応する振動板22が振動するとき、対応する第二ノズルN2
のメニスカスを上下方向に振動させて、駆動波形信号COMに対応した重量の低分子量成
分LCaを第二液滴D2として吐出させる。吐出される各第二液滴D2は、それぞれマザ
ー基板3Mに向かって飛行して第二ノズルN2と対向する位置に着弾する。
図5および図6は、それぞれ第一吐出ヘッドH1の吐出位置と第二吐出ヘッドH2の吐
出位置を模式的に示す平面図(以下単に、ドットパターンという。)である。
図5において、吐出領域Sは、それぞれ一点鎖線で示すドットパターン格子によって仮
想分割されている。ドットパターン格子は、主走査方向および副走査方向に沿って、それ
ぞれ吐出領域Sを液滴の最小吐出間隔で分割する格子である。ドットパターン格子は、吐
出領域Sの主走査方向を第一吐出ヘッドH1の吐出周波数(例えば、数十kHz)に対応
する間隔で分割し、かつ、副走査方向を第一ノズルN1の形成ピッチによって分割する。
なお、図5においては、第一ノズルN1ごとに規定される吐出位置を説明するため、第一
ノズルN1の数量や格子点の数量を簡略化して示している。
ドットパターン格子の格子点には、第一液滴D1の吐出位置として第一目標位置P1が
選択されている。第一目標位置P1の数量は、吐出領域Sに吐出する第一液滴D1の総容
量と、液晶層5の容量とが略同じになるように規定される。なお、図5においては、全て
の格子点が第一目標位置P1として選択されているが、これに限られるものではない。
各第一ノズルN1は、マザー基板3Mが主走査されるとき、それぞれドットパターン格
子の格子点の直上を通過し、第一目標位置P1の直上を通過する第一ノズルN1が吐出用
に選択される。すなわち、第一目標位置P1の直上を通過する第一ノズルN1は、マザー
基板3Mが主走査されるとき、駆動波形信号COMを受けて対応する第一目標位置P1に
向けて第一液滴D1を吐出する。そして、選択される第一ノズルN1は、それぞれ対応す
る第一目標位置P1に第一液滴D1を着弾させて、吐出領域Sの全体にわたり液晶組成物
LCからなる液状膜FLを形成する。
図6において、ドットパターン格子の格子点には、第二液滴D2の吐出位置として第二
目標位置P2が選択されている。第二目標位置P2の数量は、吐出領域Sに吐出する第二
液滴D2の総容量と、封止工程において蒸発する低分子量成分LCaの蒸発量とが略同じ
になるように規定されている。なお、図6においては、各第二目標位置P2が等間隔に選
択されているが、これに限られるものではない。
各第二ノズルN2は、マザー基板3Mが主走査されるとき、それぞれドットパターン格
子の格子点の直上を通過し、第二目標位置P2の直上を通過する第二ノズルN2が吐出用
に選択される。すなわち、第二目標位置P2の直上を通過する第二ノズルN2は、マザー
基板3Mが主走査されるとき、駆動波形信号COMを受けて対応する第二目標位置P2に
向けて第二液滴D2を吐出する。そして、選択される第二ノズルN2は、それぞれ対応す
る第二目標位置P2上に第二液滴D2を着弾させて、液状膜FLに含まれる低分子量成分
LCaを第二液滴D2の総量分だけ増量する。
次に、上記液滴吐出装置10の電気的構成を図7に従って説明する。図7は、液滴吐出
装置10の電気的構成を示すブロック回路図である。
図7において、制御手段を構成する制御装置30は、外部I/F31と、CPUなどか
らなる制御部32と、DRAMおよびSRAMを含み各種のデータを格納するRAM33
と、各種制御プログラムを格納するROM34とを有する。また、制御装置30は、クロ
ック信号を生成する発振回路35と、圧電素子PZを駆動するための駆動波形信号を生成
する駆動波形生成回路36と、各種の信号を送信する内部I/F37とを有する。
制御装置30は、外部I/F31を介して、入出力装置38に接続されている。また、
制御装置30は、内部I/F37を介して、ステージ12やキャリッジ15を走査するた
めのモータ駆動回路39に接続されている。また、制御装置30は、内部I/F37を介
して、第一吐出ヘッドH1を駆動制御するための第一ヘッド駆動回路41と、第二吐出ヘ
ッドH2を駆動制御するための第二ヘッド駆動回路42に接続されている。
入出力装置38は、例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、液晶ディスプ
レイなどを有した外部コンピュータである。入出力装置38は、ROMまたはハードディ
スクに記憶された制御プログラムに従って液滴吐出装置10を駆動させるための各種の制
御信号を外部I/F31に出力する。外部I/F31は、入出力装置38から描画データ
Ipを受信する。
描画データIpとは、マザー基板3Mの表面3Maに向けて第一液滴D1と第二液滴D
2を吐出させるための各種のデータである。すなわち、描画データIpとは、例えば、表
面3Maに対する走査経路の相対位置に関するデータ、ステージ12の走査速度に関する
データである。また、描画データIpとは、ドットパターン格子の格子点の中から第一目
標位置P1を選択するためのデータである。また、描画データIpとは、封止圧と封止温
度に応じてドットパターン格子の格子点の中から第二目標位置P2を選択するためのデー
タである。
RAM33は、受信バッファ、中間バッファ、出力バッファとして利用される。ROM
34は、制御部32が実行する各種の制御ルーチンと、その制御ルーチンを実行するため
の各種のデータとを格納する。
発振回路35は、各種のデータや各種の駆動信号を同期させるためのクロック信号を生
成する。発振回路35は、例えば、各種のデータをシリアル転送する時に用いる転送クロ
ックCLKを生成する。発振回路35は、吐出周波数に同期するラッチ信号LTを生成す
る。ラッチ信号LTは、シリアル転送されるデータをラッチするときに用いられる。
駆動波形生成回路36は、各種の駆動波形信号を生成するための波形データを所定のア
ドレスに対応させて格納する。駆動波形生成回路36は、制御部32が読み出す波形デー
タを吐出周期ごとにラッチしてアナログ信号に変換し、そのアナログ信号を増幅して駆動
波形信号COMを生成する。
制御部32は、外部I/F31が受信した入出力装置38からの描画データIpをRA
M33に一時的に格納して中間コードに変換する。制御部32は、RAM33に格納する
中間コードデータを読み出して第一位置情報としての第一ドットパターンデータを生成す
る。第一ドットパターンデータとは、走査経路に含まれる格子点の中から第一目標位置P
1のみを選択するデータである。また、制御部32は、RAM33に格納する中間コード
データを読み出して第二位置情報としての第二ドットパターンデータを生成する。第二ド
ットパターンデータとは、走査経路に含まれる格子点の中から第二目標位置P2のみを選
択するデータである。
制御部32は、1回の主走査分に相当する第一ドットパターンデータを生成すると、第
一ドットパターンデータを用いて転送クロックCLKに同期したシリアルデータを生成し
、そのシリアルデータを第一ヘッド駆動回路41にシリアル転送する。また、制御部32
は、1回の主走査分に相当する第二ドットパターンデータを生成すると、第二ドットパタ
ーンデータを用いて転送クロックCLKに同期したシリアルデータを生成し、そのシリア
ルデータを第二ヘッド駆動回路42にシリアル転送する。
ここで、第一ドットパターンデータを用いて生成されて第一ヘッド駆動回路41に転送
されるシリアルデータを第一シリアルパターンデータSI1という。また、第二ドットパ
ターンデータを用いて生成されて第二ヘッド駆動回路42に転送されるシリアルデータを
第二シリアルパターンデータSI2という。
第一シリアルパターンデータSI1は、それぞれ第一液滴D1の吐出・非吐出を規定す
るためのビットの値を第一ノズルN1の数量分だけ有するデータであって吐出周期ごとに
生成される。第二シリアルパターンデータSI2は、それぞれ第二液滴D2の吐出・非吐
出を規定するためのビットの値を第二ノズルN2の数量分だけ有するデータであって吐出
周期ごとに生成される。
制御部32は、内部I/F37を介してモータ駆動回路39に接続されて、モータ駆動
回路39に対応する駆動制御信号を出力する。モータ駆動回路39は、制御部32からの
駆動制御信号に応答し、ステージ12とキャリッジ15を移動させる、すなわち、マザー
基板3Mを主走査および副走査させる。
次に、第一ヘッド駆動回路41および第二ヘッド駆動回路42について以下に説明する
。なお、第二ヘッド駆動回路42は、第一ヘッド駆動回路41と略同じ構成を有するため
、以下においては変更点についてのみ説明する。
図8において、第一ヘッド駆動回路41は、シフトレジスタ43と、ラッチ44と、レ
ベルシフタ45と、アナログスイッチ46とを有する。
シフトレジスタ43は、制御装置30が第一シリアルパターンデータSI1をシリアル
転送するとき、第一シリアルパターンデータSI1を転送クロックCLKによって順次シ
フトさせて180ビットの第一シリアルパターンデータSI1を格納する。ラッチ44は
、制御装置30がラッチ信号LTを入力するとき、シフトレジスタ43に格納される第一
シリアルパターンデータSI1をラッチしてシリアル/パラレル変換し、第一パラレルパ
ターンデータPI1としてレベルシフタ45に出力する。
レベルシフタ45は、ラッチ44が第一パラレルパターンデータPI1を出力するとき
、第一パラレルパターンデータPI1をアナログスイッチ素子の駆動電圧レベルに昇圧し
て、各圧電素子PZに対応する180個の開閉信号を生成する。
アナログスイッチ46は、各圧電素子PZに対応する180個のスイッチ素子を有して
いる。各スイッチ素子は、それぞれレベルシフタ45が出力する開閉信号を受けて開閉す
る。各スイッチ素子の入力端には、それぞれ制御装置30からの駆動波形信号COMが入
力され、各スイッチ素子の出力端には、それぞれ対応する圧電素子PZが接続されている
。各スイッチ素子は、それぞれレベルシフタ45が“H”レベルの開閉信号を入力すると
き、対応する圧電素子PZに駆動波形信号COMを出力する。逆に、各スイッチ素子は、
それぞれレベルシフタ45が“L”レベルの開閉信号を入力するとき、駆動波形信号CO
Mの出力を停止させる。これによって、制御装置30は、第一ドットパターンデータに応
じた第一目標位置P1に向けて第一液滴D1を吐出させる。
第二ヘッド駆動回路42は、制御装置30が第二シリアルパターンデータSI2をシリ
アル転送するとき、第二シリアルパターンデータSI2を順次シフトレジスタ43に格納
する。第二ヘッド駆動回路42は、制御装置30がラッチ信号LTを入力するとき、第一
目標位置P1が第二ノズルN2の直上に到達するまで待機する。そして、第二ヘッド駆動
回路42は、第二シリアルパターンデータSI2をラッチ44にラッチしてシリアル/パ
ラレル変換し、第二パラレルパターンデータPI2としてレベルシフタ45に出力する。
第二ヘッド駆動回路42は、第二パラレルパターンデータPI2を用いてレベルシフタ4
5に開閉信号を生成させ、レベルシフタ45がH”レベルの開閉信号を出力するとき、対
応する圧電素子PZに駆動波形信号COMを出力する。逆に、レベルシフタ45が“L”
レベルの開閉信号を出力するとき、駆動波形信号COMの出力を停止させる。これによっ
て、制御装置30は、第二ドットパターンデータに応じた第二目標位置P2に向けて第二
液滴D2を吐出させる。
次に、上記液滴吐出装置10を用いた液晶表示装置1の製造方法について以下に説明す
る。
まず、液滴吐出装置10は、表面3Maを上側にしてマザー基板3Mをステージ12に
載置させ、マザー基板3Mをキャリッジ15の−X方向に配置する。制御装置30は、モ
ータ駆動回路39を介してキャリッジ15を副走査し、マザー基板3Mが主走査されると
きに選択される第一ノズルN1および第二ノズルN2が対応する第一目標位置P1および
第二目標位置P2上を通過するようにキャリッジ15を配置する。制御装置30は、キャ
リッジ15を配置するとモータ駆動回路39を介してマザー基板3Mの主走査を開始させ
る。
制御装置30は、入出力装置38から入力される描画データIpを用いて第一ドットパ
ターンデータと第二ドットパターンデータを生成する。制御装置30は、第一ドットパタ
ーンデータを用いて第一シリアルパターンデータSI1を生成し、第二ドットパターンデ
ータを用いて第二シリアルパターンデータSI2を生成する。制御装置30は、第一シリ
アルパターンデータSI1と第二シリアルパターンデータSI2を転送クロックCLKに
同期させてそれぞれ第一ヘッド駆動回路41と第二ヘッド駆動回路42にシリアル転送す
る。
そして、制御装置30は、第一目標位置P1が第一ノズルN1の直下に到達すると、吐
出周期ごとにラッチ信号LTを第一ヘッド駆動回路41と第二ヘッド駆動回路42に出力
する。また、制御装置30は、ラッチ信号LTに同期する駆動波形信号COMを第一ヘッ
ド駆動回路41と第二ヘッド駆動回路42に出力する。制御装置30は、第一ヘッド駆動
回路41を介して第一シリアルパターンデータSI1をシリアル/パラレル変換し、対応
する各圧電素子PZを開閉するための開閉信号を生成する。そして、制御装置30は、開
閉信号に従って、第一ノズルN1を選択駆動し、各第一目標位置P1に向けてそれぞれ第
一液滴D1を吐出させて吐出領域Sに液状膜FLを形成する。
また、制御装置30は、第二ヘッド駆動回路42を介して第二シリアルパターンデータ
SI2をシリアル/パラレル変換し、各第二目標位置P2に向けてそれぞれ第二液滴D2
を吐出させ、液状膜FLに含まれる低分子量成分LCaを第二液滴D2の総量分だけ増量
する。
これによって、制御装置30は、表面3Maの各吐出領域Sに、それぞれ液状膜FLを
形成させることができ、各液状膜FLに含まれる低分子量成分LCaを、封止工程におけ
る蒸発量の分だけ増量させることができる。
次いで、表面3Maの各吐出領域Sに液状膜FLを形成すると、液状膜FLを有するマ
ザー基板3Mを封止圧の雰囲気の下に移動して封止温度に昇温させる。この際、各液状膜
FLは、それぞれ低分子量成分LCaを封止圧と封止温度に応じた蒸発量で蒸発させる。
各液状膜FLは、予め第二液滴D2によって蒸発量に相当する低分子量成分LCaが増量
されているため、低分子量成分LCaの蒸発により、その配合比を液晶組成物LCの配合
比と同じにさせる。
マザー基板3Mを減圧雰囲気の下に移動させると、マザー基板3Mと、複数の素子基板
2を切り出し可能にする他のマザー基板と貼り合せる。そして、貼り合わされた状態の一
対のマザー基板を大気圧の下に移動して各シール材4を硬化させる。これによって、素子
基板2と対向基板3との間に液晶組成物LCと同じ配合比からなる液晶層5を形成させる
ことができる。
次に、上記のように構成した一実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態においては、液晶組成物LCを第一液滴D1にしてマザー基板3M
に吐出し、吐出領域Sに液状膜FLを形成する。また、封止工程における低分子量成分L
Caの蒸発量と同じ量の低分子量成分LCaを第二液滴D2にして吐出領域Sに吐出する
。そして、第一液滴D1と第二液滴D2とからなる液状膜FLを有したマザー基板3Mを
封止圧の雰囲気の下に移動して封止温度に昇温させ、他のマザー基板によって封止する。
したがって、液晶組成物LCの中で揮発性の高い低分子量成分LCaを、封止工程にお
ける蒸発量に応じて予め増量させることができる。よって、封止工程における蒸発量に関
わらず、封入後の液晶層5の配合比を液晶組成物LCと同じ値にさせることができる。こ
の結果、封止工程における封止条件(例えば、封止圧、封止温度、マザー基板3Mのサイ
ズ、液状膜FLのサイズなど)に制約されることなく、液晶表示装置1の製造条件の範囲
を大幅に拡張させることができる。
(2)上記実施形態においては、制御装置30が、第一目標位置P1に関する第一ドッ
トパターンデータと、第二目標位置P2に関する第二ドットパターンデータとを生成する
。そして、制御装置30が、第一ドットパターンデータを用いて第一シリアルパターンデ
ータSI1を生成し、第一ヘッド駆動回路41を介して、第一目標位置P1に第一液滴D
1を吐出させる。また、制御装置30が、第二ドットパターンデータを用いて第二シリア
ルパターンデータSI2を生成し、第二ヘッド駆動回路42を介して、第二目標位置P2
に第二液滴D2を吐出させる。
したがって、液状膜FLに含まれる低分子量成分LCaを、第二液滴D2の数量分だけ
増量させることができ、より高い精度の下で増加量を制御させることができる。しかも、
第二目標位置P2を吐出領域Sの内部に点在させることができ、低分子量成分LCaの濃
度を、より均一にさせることができる。
(3)上記実施形態においては、制御装置30が、共通するドットパターン格子とラッ
チ信号LTを用いて、第一液滴D1と第二液滴D2の吐出動作を制御する。したがって、
第一液滴D1と第二液滴D2とを、それぞれ異なるドットパターン格子または異なるタイ
ミングのラッチ信号LTを用いて吐出制御する場合に比べ、液滴吐出装置10の構成を、
より簡単にさせることができる。しかも、第一液滴D1と第二液滴D2と間における相対
的な吐出タイミングの誤差と吐出位置の誤差を抑制させることができ、液状膜FLに対し
て、より高い精度の下で低分子量成分LCaを増量させることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、第一ノズル列NR1および第二ノズル列NR2は、それぞれ
副走査方向に沿って形成されている。これに限らず、例えば、第一ノズル列NR1および
第二ノズル列NR2は、主走査方向と交差する方向であって、かつ、副走査方向と交差す
る方向に沿って形成されてもよい。
・上記実施形態において、第一吐出ヘッドH1と第二吐出ヘッドH2は、それぞれ主走
査方向に沿って併設されている。これに限らず、例えば、第一吐出ヘッドH1と第二吐出
ヘッドH2は、主走査方向から見て互いに異なる位置に配置される構成であってもよい。
・上記実施形態において、第一吐出ヘッドH1と第二吐出ヘッドH2は、それぞれ共通
する1つのキャリッジ15に搭載される。これに限らず、例えば、液滴吐出装置10は、
2つ以上のキャリッジ15を有し、第一吐出ヘッドH1と第二吐出ヘッドH2は、それぞ
れ異なるキャリッジ15に搭載される構成であってもよい。
・上記実施形態において、第二吐出ヘッドH2は、第一吐出ヘッドH1の主走査方向に
配置される。これに限らず、例えば、第一吐出ヘッドH1が、第二吐出ヘッドH2の主走
査方向に配置される構成であってもよい。
・上記実施形態において、第一液滴D1は、第二液滴D2に先行して吐出領域Sに吐出
される。これに限らず、例えば、第一液滴D1は、第二液滴D2が吐出された後、あるい
は、第二液滴D2と同時に共通する吐出領域Sに吐出される構成であってもよい。
・上記実施形態において、低分子量成分LCaの増加量は、第二液滴D2の数量によっ
て設定される。これに限らず、例えば、低分子量成分LCaの増加量は、第二液滴D2の
1滴当りの容量によって設定される構成であってもよい。
本発明を具体化した液晶表示装置を示す斜視図。 同じく、液滴吐出装置を示す斜視図。 同じく、吐出ヘッドを示す斜視図。 同じく、吐出ヘッドの内部を示す側断面図。 同じく、第一液滴の吐出位置を模式的に示す平面図。 同じく、第二液滴の吐出位置を模式的に示す平面図。 同じく、液滴吐出装置の電気的構成を示す電気ブロック回路図。 同じく、ヘッド駆動回路の電気的構成を示す電気ブロック回路図。
符号の説明
D1…第一液滴、D2…第二液滴、H1…第一吐出ヘッド、H2…第二吐出ヘッド、LC
…液晶組成物、LCa…低分子量成分、P1…第一位置としての第一目標位置、P2…第
二位置としての第二目標位置、1…液晶装置としての液晶表示装置、2…素子基板、3…
対向基板、3M…マザー基板、10…液滴吐出装置、30…制御手段を構成する制御装置
。41…制御手段を構成する第一ヘッド駆動回路、42…制御手段を構成する第二ヘッド
駆動回路。

Claims (6)

  1. 液晶組成物を液滴にして基板に吐出する工程と、
    前記液晶組成物を有する前記基板と対向基板とを減圧雰囲気の下で貼り合せて前記基板
    と前記対向基板との間に前記液晶組成物を封入する工程と、
    を備えた液晶装置の製造方法であって、
    前記液晶組成物を吐出する工程は、
    前記液晶組成物を第一液滴にして前記基板に吐出するとともに、前記液晶組成物の中で
    相対的に低分子量の一成分が前記第一液滴から蒸発する蒸発量に応じて、前記一成分を第
    二液滴にしてさらに前記基板に吐出すること、
    を特徴とする液晶装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の液晶装置の製造方法であって、
    前記液晶組成物を吐出する工程は、
    前記液晶組成物を第一液滴にして前記基板に吐出するとともに、前記減圧雰囲気の真空
    度に応じて、前記液晶組成物の中で相対的に低分子量の一成分を第二液滴にしてさらに前
    記基板に吐出すること、
    を特徴とする液晶装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の液晶装置の製造方法であって、
    前記液晶組成物を封入する工程は、
    前記液晶組成物を有する前記基板を加熱して前記対向基板と貼り合わせ、
    前記液晶組成物を吐出する工程は、
    前記減圧雰囲気の真空度と前記基板の温度とに応じて前記第二液滴を吐出すること、
    を特徴とする液晶装置の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の液晶装置の製造方法であって、
    前記液晶組成物を吐出する工程は、
    インクジェット法を用いて前記第二液滴を吐出すること、
    を特徴とする液晶装置の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の液晶装置の製造方法であって、
    前記液晶組成物を吐出する工程は、
    インクジェット法を用いて前記第一液滴を吐出すること、
    を特徴とする液晶装置の製造方法。
  6. 液晶組成物を液滴として基板に吐出する液滴吐出装置であって、
    前記液晶組成物を第一液滴にして前記基板に吐出する第一吐出ヘッドと、
    前記液晶組成物の中で相対的に低分子量の一成分を第二液滴にして吐出する第二吐出ヘ
    ッドと、
    前記基板上の第一位置に関する情報を第一位置情報として生成し、前記第一位置情報に
    基づいて前記第一吐出ヘッドを駆動制御して前記第一位置に前記第一液滴を吐出させると
    ともに、前記第一液滴から蒸発する前記一成分の蒸発量に応じて規定される前記基板上の
    第二位置に関する情報を第二位置情報として生成し、前記第二位置情報に基づいて前記第
    二吐出ヘッドを駆動制御して前記第二位置に前記第二液滴を吐出させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010029669A1 (ja) 2008-09-11 2010-03-18 トヨタ自動車株式会社 移動体、及びその制御方法
JP2014126673A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Japan Display Inc 液晶表示装置の製造方法

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