JP4692551B2 - 液状体吐出装置および液状体吐出方法 - Google Patents

液状体吐出装置および液状体吐出方法 Download PDF

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Description

本発明は、液状体を吐出する液状体吐出装置および液状体吐出方法に関する。
従来から、例えば機能液やインクなどといった液状体を、ガラス、セラミック、樹脂またはシリコンなどの基板を対象物として吐出し、所定の図柄(「描画パターン」とも称す)を対象物に形成(「描画」とも称す)する液状体吐出装置が存在する。このような装置は、液状体が流れる流路の途中に設けられた圧力室の液状体に、圧電素子の電歪性や熱エネルギーを利用して圧力を加えることによって液状体を吐出する吐出機構や、この吐出機構を制御するための回路基板などが組み込まれたヘッドを有している。そして、このヘッドに設けられ、流路の最後端に位置するノズルから、液状体を吐出する。ノズルは、通常略直線となる配列方向と所定のノズル間隔(ピッチ)を有する複数のノズルが一つのノズル群として形成されている。
ところで、このような液状体吐出装置を用いてカラーフィルタを描画する場合、一つの基板において、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色液状体が吐出される被吐出領域つまり各色画素の描画領域の描画パターンが異なる場合が存在する。例えば、異なる画面サイズ用のカラーフィルタを1枚の基板に複数描画する場合、R、G、Bの各色画素の形状が長手方向を有する矩形形状である場合は、長手方向が互いに直交するなどカラーフィルタ間で描画パターンが異なることが生ずる。すると、隣り合う色画素間の画素ピッチについて、長手方向に対して、長手方向と直交する方向の色画素間の画素ピッチは短いことになる。このとき、ヘッドに予め所定の配列方向を呈するように形成されたノズルから複数のカラーフィルタに対して、各色液状体を吐出して各色画素を描画する場合、ノズルの配列方向が各色画素の長手方向と略平行であれば各色画素を描画できるが、ノズルの配列方向が長手方向と略直交する方向であると、画素ピッチが短くなることに起因して、各色画素のうちを描画できない画素が発生する場合がある。
このような場合、ノズルの配列方向を、それぞれの描画パターンに応じて最適化した方向にする必要があり、例えば、特許文献1には、各色画素の画素ピッチに適した角度にノズルの配列方向(ノズル群)を回転させて、描画する技術が開示されている。
特開2002−273868号公報
しかしながら、このようにノズルの配列方向を回転する場合は、ノズル群を回転させる回転機構をヘッドに設ける必要がある。このため、設けた回転機構によってヘッドが重くなり、ヘッドの交換作業が容易でないという課題が生ずる。また、回転機構に少なからず存在する回転むらやガタに起因して、回転後のノズル位置にバラツキが生じ、液状体を正しい位置に吐出できないという課題も生ずる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために行われたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]基板に設けられた液状体の被吐出領域に対して前記液状体を吐出する複数のノズルが設けられたヘッドを有し、前記基板または前記ヘッドが移動して前記被吐出領域に前記液状体を吐出する液状体吐出装置であって、1つの移動路に沿って移動する前記ヘッドを複数有し、前記複数のヘッドのうち、少なくとも1つのヘッドに設けられた前記複数のノズルの配列方向は、他のヘッドに設けられた前記複数のノズルの配列方向と異なる方向であることを特徴とする。
この構成によれば、1つの移動路を移動する複数のヘッドにおいて、形成されたノズルの配列方向が異なるヘッドを有する。そして、ノズルから被吐出領域に対して液状体を吐出するとき、各ヘッドを移動路に沿って移動させ、被吐出領域に対して液状体を吐出するノズルを変更すれば、被吐出領域に対して液状体を吐出するノズルを配列方向が異なるノズルに変更することができる。従って、例えばカラーフィルタの各色画素の形状など異なる描画パターンに応じた好ましい配列方向を有するノズルから液状体を吐出させることができる。この結果、ノズルの配列方向を回転させる回転機構をヘッドに設けることなく、異なる描画パターンを描画することができるので、ヘッドが重くなることもなく、また、回転に伴うノズルの位置ズレも生じない。
[適用例2]上記液状体吐出装置であって、前記少なくとも1つのヘッドに設けられた前記複数のノズルから前記液状体が吐出されるとき、前記被吐出領域において、前記少なくとも1つのヘッドを前記1つの移動路に沿った第1の方向に移動するヘッド移動手段と、前記他のヘッドに形成された前記複数のノズルから前記液状体が吐出されるとき、前記被吐出領域において前記基板を前記第1の方向と異なる第2の方向に移動する基板移動手段と、を備えたことを特徴とする。
こうすれば、第1の方向と第2の方向とでそれぞれノズルの配列方向が異なるヘッドによって被吐出領域に対して液状体を吐出することができる。この結果、例えばカラーフィルタの各色画素の形状など異なる描画パターンに応じて、第1の方向に移動するノズルまたは第2の方向に移動するノズルのうち、好ましい配列方向を有するノズルから液状体を吐出させることができる。この結果、ノズルの配列方向を1つのヘッドにおいて回転させる必要がなく、回転機構を設けなくてもよい。従って、ヘッドが重くなることもなく、また、回転に伴うノズルの位置ズレも生じない。
[適用例3]上記液状体吐出装置であって、前記少なくとも1つのヘッドが複数であった場合、当該複数のヘッドは前記第1の方向と直交する方向に並置されていることを特徴とする。
こうすれば、第1の方向へ移動するヘッドを、第1の方向と直交する方向に複数並置するので、この並置した複数のヘッドを第1の方向に移動したとき、ノズルから被吐出領域に対して液状体を吐出する領域幅が広くなる。この結果、1回のヘッド移動による被吐出領域面積が大きくなるので、ヘッドが重くなることもなく、また、回転に伴うノズルの位置ズレも生じない状態で、総ての被吐出領域に対して液状体を吐出するまでの移動回数を少なくすることができる。
[適用例4]上記液状体吐出装置であって、前記少なくとも1つのヘッドに設けられたノズルの配列方向と、前記他のヘッドに設けられたノズルの配列方向とは、略直交することを特徴とする。
こうすれば、ノズルの配列方向が略直交関係となるので、被吐出領域の形状に応じて好ましい配列方向を有するノズルが存在する確率が高くなる。
[適用例5]上記液状体吐出装置であって、前記第1の方向と前記第2の方向とは、略直交することを特徴とする。
通常、被吐出領域の形状は各辺が互いに直角となる矩形形状である場合が多い。従って、このように第1の方向と第2の方向とが略直交するようにすれば、被吐出領域の形状に応じて好ましい配列方向を有するノズルから液状体を吐出させることができる。
[適用例6]基板に設けられた液状体の被吐出領域に対して前記液状体を吐出する複数のノズルが設けられたヘッドを有し、前記基板または前記ヘッドが移動して前記被吐出領域に前記液状体を吐出する液状体吐出方法であって、1つの移動路に沿って移動する前記ヘッドを複数有し、前記複数のヘッドのうち、少なくとも1つのヘッドに設けられた前記複数のノズルの配列方向は、他のヘッドに設けられた前記複数のノズルの配列方向と異なる方向であり、前記少なくとも1つのヘッドに設けられた前記ノズルから前記液状体が吐出されるとき、前記被吐出領域において前記少なくとも1つのヘッドを第1の方向に移動する第1の工程と、前記他のヘッドに設けられた前記ノズルから前記液状体が吐出されるとき、前記被吐出領域において前記基板を第2の方向に移動する第2の工程と、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、被吐出領域において、第1の方向へはヘッドを移動し、第2の方向へは基板を移動する。従って、それぞれノズルの配列方向が異なるヘッドによって被吐出領域に対して液状体を吐出することができる。この結果、例えばカラーフィルタの各色画素の形状など異なる描画パターンに応じた好ましい配列方向を有するノズルから液状体を吐出させることができる。
[適用例7]上記液状体吐出方法であって、前記第1の工程によって前記液状体が吐出される前記被吐出領域は、前記第2の工程によって前記液状体が吐出される前記被吐出領域よりも、総面積が小さい領域であることを特徴とする。
被吐出領域を移動する移動時間について、ヘッドの移動時間の方が基板の移動時間よりも長くなることがある。これはヘッドが重いため、あるいは、ヘッドを動かすほうが振動の影響が出やすく、被吐出領域に対する液状体の吐出位置精度が基板の移動よりもヘッド移動の方が悪くなる可能性が高いために、基板の移動速度よりもヘッドの移動速度を遅くするなどの理由からである。このような場合、ヘッド移動によって液状体を吐出する被吐出領域の総面積が、基板移動によって液状体を吐出する被吐出領域の総面積よりも小さくなるようにすれば、総ての被吐出領域に液状体を吐出するまでの時間が長くなることを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について説明する。図1は、本実施形態の液状体吐出装置100の概略構成を示す斜視図である。本実施形態の液状体吐出装置100は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色液状体を、吐出対象物としての基板Pに設けられ被吐出領域としての各色画素に吐出して、カラーフィルタを描画する装置である。
図1に示すように、液状体吐出装置100は、直線的に設けられた1対のガイドレール101と、ガイドレール101の内部に設けられたエアスライダとリニアモータ(図示せず)により1つの直線軸方向(これを本実施形態ではY軸方向とする)に移動する移動台103を備えている。移動台103上には、基板Pを載置するためのステージ105が設けられている。ステージ105は基板Pを吸着固定できる構成となっている。
ステージ105に対して移動台103と反対側(これを本実施形態では上方向、その逆を下方向とも呼ぶ)には、所定の距離をおいてガイドレール101に直交するように1対のガイドレール102が設けられている。従って、ガイドレール102は、1つの直線軸方向(これを本実施形態ではX軸方向とする)を有するように設けられている。
液状体吐出装置100は、この一対のガイドレール102に沿って移動するキャリッジ200とキャリッジ400とが備えられている。すなわち、各キャリッジ200,400には、それぞれ両側にキャリッジ移動台112が設けられ、ガイドレール102の内部に設けられたエアスライダとリニアモータ(図示せず)により、X軸方向に沿ってそれぞれ移動可能に構成されている。
各キャリッジ200,400には、その下方向側に所定の配列方向を呈するように穿設され各色液状体を吐出する複数のノズルと、ノズル毎に液状体を吐出させる吐出機構と、が形成されたノズルヘッド20,40がそれぞれ備えられている。そして、図示しない液状体供給機構から各キャリッジ200,400に供給された各色液状体は、図示しない流路を経由して各ノズルヘッド20,40に供給され、ノズル毎に形成された吐出機構によってノズルから液滴として吐出する。なお、本実施形態では各ノズルヘッド20,40が請求項記載の「ヘッド」に相当する。
本実施形態の液状体吐出装置100では、ノズルヘッド20に形成されたノズルの配列方向は、ノズルヘッド40に形成されたノズルの配列方向と異なるように構成されている。これを図2を用いて説明する。図2は、ノズルヘッド20とノズルヘッド40とにそれぞれ穿設されたノズルの配列具合を示す模式図であり、図1において白抜き矢印で示したように下方向から見た状態を示したものである。
本実施形態では、図示するように、ノズルヘッド20はR,G,Bに対応した液状体を吐出するノズル群20R,20G,20Bを備えている。そして、各ノズル群20R,20G,20Bは、それぞれ9個のノズル21〜29が略一直線に並んだノズル列を有し、その配列方向はX軸方向と一致している。
一方、ノズルヘッド40は、図示するように、ノズルヘッド20と同様なノズル群を有しており、R,G,Bに対応した液状体を吐出するノズル群40R,40G,40Bを備えている。そして、各ノズル群40R,40G,40Bは、それぞれ9個のノズル41〜49が略一直線に並んだノズル列を有し、その配列方向はノズルヘッド20と異なりX軸方向と直交している。
穿設された各ノズルには、各ノズルヘッド20,40内において、前述したようにノズル毎に吐出機構がそれぞれ形成され、ノズルヘッド内の液状体に圧力を発生させて、所定量の液状体を液滴としてノズルから吐出するように構成されている。もとより、吐出機構は、総てのノズルについて同様な構造を有している。
吐出機構は、本実施形態では図2の吹出し部に示した構造を有し、圧電素子2を駆動体(アクチュエータ)とするものである。すなわち、圧電素子2は、その両端の電極COMとGNDとの間に所定の電圧波形が印加されると、電歪性によって収縮あるいは伸長変形し、液状体流路途中に形成された加圧室4に存在する液状体を加圧する。この結果、加圧された液状体は、ノズルヘッドの底面部材8に穿設されたノズル49(41〜48)から、液滴9として吐出されるのである。なお、吐出機構は、例えば、駆動体として加熱素子を用いた所謂サーマル方式などを採用することもできる。
ところで、本実施形態では、説明を簡略化するためノズル群は9個としているが、実際はそれぞれ所定のピッチで数十個〜数百個のノズルが形成されている。また、ノズル群も2列など複数のノズル列数を有する場合もあり、例えば2列の場合は、ノズルの穿設位置が、ノズル列間で互いに半ピッチずれた千鳥配列をなす関係となる場合もある。また、各色液状体について複数のノズル群が形成されている場合もある。
さて、図1に戻り、液状体吐出装置100はコントロール装置10を備え、移動台103のY軸方向の移動つまり基板PのY軸方向の移動制御と、各キャリッジ200,400に設けられたキャリッジ移動台112のX軸方向の移動つまり各キャリッジ200,400のX軸方向の移動制御と、各ノズルヘッド20,40に形成された吐出機構の駆動制御つまり液状体の吐出制御とを、基板P上に描画する描画パターンデータを用いて行う。なお、本実施形態では、描画パターンデータは、カラーフィルタの各色画素を基板Pにおける座標位置として定めた座標データであるものとする。
次に、コントロール装置10について、図3に示したブロック図を参照して説明する。コントロール装置10は、図3に示したように、バスラインで相互に接続されたCPU11とメモリ12、および基板移動信号生成回路13、キャリッジ移動信号生成回路14、圧電素子駆動信号生成回路15とを有している。基板移動信号生成回路13、キャリッジ移動信号生成回路14、圧電素子駆動信号生成回路15の各出力信号は、必要に応じてインターフェースを介し、移動台駆動用リニアモータ、キャリッジ移動台駆動用リニアモータ、各ノズルの圧電素子に、それぞれ所定の電圧信号として出力されるようになっている。
CPU11は、コントロール装置10に入力され図示しないインターフェース等を介してメモリ12に記憶された描画パターンデータを用い、各色液状体を吐出して所定の描画パターンを基板P上に形成するための、描画開始位置演算、主走査制御演算、副走査制御演算、およびノズル吐出制御演算を行う。
ここで、主走査とは、基板Pとノズルとが相対移動する間であって、ノズルから液状体が吐出される間の移動を意味し、描画パターンに応じて、基板の移動(Y軸方向)が主走査方向であったり、キャリッジの移動(X軸方向)が主走査方向であったりする。また、副走査方向とは、基板とノズルとが相対移動する間であって、ノズルから液状体を吐出しない状態で1つの主走査の終了から次の主走査を行うまでの間の移動を意味し、描画パターンに応じて、基板の移動(Y軸方向)が副走査方向であったり、キャリッジの移動(X軸方向)が副走査方向であったりする。
CPU11は、このように演算した主走査と副走査の制御データに基づいて、基板移動信号生成回路13およびキャリッジ移動信号生成回路14を制御して、各リニアモータの駆動信号を生成して出力する。同時に、主走査の間にノズルから各色液状体を吐出させる演算した制御データに基づいて、圧電素子駆動信号生成回路15を制御して圧電素子の駆動信号を出力する。
こうして、本実施形態の液状体吐出装置100は、移動台103の移動とキャリッジ移動台112の移動により、ノズル群20R,20G,20B、あるいは、ノズル群40R,40G,40Bを基板Pに対して相対移動させると共に、ノズル毎に形成された吐出機構の制御によって、液状体の吐出のオン(吐出有り)・オフ(吐出無し)制御を行う。この結果、基板P上におけるノズル21〜29またはノズル41〜49の主走査軌跡に沿った位置に液状体を吐出することによって所望のパターンを描画するものである。なお、各ノズル群において、端部の数個分のノズルは、その特性の特異性に鑑みて使用しない場合もある。
次に、基板P上に異なる描画パターンを形成する場合において、本実施形態の液状体吐出装置100が行う描画処理を説明するが、その前に、この処理の概要を前もって図4と図5とを用いて説明する。図4および図5は、基板Pを上方向から見た状態を示したものであって、基板Pに設けられた各色液状体の被吐出領域とノズルヘッドの関係を説明するための説明図である。なお、ノズルヘッドは透視状態で示されている。また、各色液状体の被吐出領域やノズルヘッドの大きさも説明のため誇張して図示している。
図4は、基板Pに、大きい画面サイズ用のカラーフィルタ70を一つ、小さい画面サイズ用のカラーフィルタ50を2つ描画する状態を示している。カラーフィルタ70は、X軸方向に長手方向を有する矩形形状の被吐出領域(色画素)がマトリックス状に形成された描画パターンを有している。この被吐出領域は、Y軸方向に沿って順に、R、G、Bの各色液状体が繰返し吐出される領域、すなわち領域70R、領域70G、領域70Bに、樹脂製のバンク等によって区画され、ストライプ配列を形成するものである。一方、カラーフィルタ50は、Y軸方向に長手方向を有する矩形形状の被吐出領域がマトリックス状に形成された描画パターンを有している。この被吐出領域は、X軸方向に沿って順に、R、G、Bの各色液状体が繰返し吐出される領域、すなわち領域50R、領域50G、領域50Bに、樹脂製のバンク等によって区画され、ストライプ配列を形成するものである。
本実施形態では、Y軸方向とX軸方向とは直交しているものとする。従って、カラーフィルタ50とカラーフィルタ70とは、長手方向が直交するようにそれぞれ矩形形状に区画された被吐出領域からなる描画パターン、つまり長手方向の異なる描画パターンを有することになる。このように、基板Pに形成する描画パターンにおいて、大きい画面サイズ用のカラーフィルタと小さい画面サイズ用のカラーフィルタとを同時に描画する場合は、基板Pの領域を無駄なく使用するために、このように長手方向が直交するなど異なる方向になる場合が多く発生するのである。
このような基板Pに対して、例えばキャリッジ200を用い、Y軸方向を主走査方向としてカラーフィルタ50とカラーフィルタ70とを描画する場合を考える。そして、R液状体が吐出されるべき領域50Rおよび領域70Rに、ノズル群20Rのノズル21〜29からR液状体を吐出する場合を想定する。なお、図示および説明は省略するが、ノズル群20Gおよびノズル群20Bについても、以降の説明は同様である。
この場合、図示するように、カラーフィルタ70では、一回の主走査において、ノズル21〜29のうち、ノズル23以外のノズルは、ノズルの走査軌跡において重なる総て領域70Rに対してR液状体の吐出が可能である。これに対して、カラーフィルタ50では、領域50R、領域50G、領域50Bのノズルの配列方向における領域間隔(つまり色画素ピッチ)が短くなることに起因して、領域50Rの領域幅が狭くなっているため、ノズル21〜29のうち、ノズル21とノズル28は領域50RにR液状体を吐出可能であるが、ノズル23とノズル26は領域50Rに対してR液状体の吐出が困難である。従って、カラーフィルタ50については、ノズルヘッド20をX軸方向に移動、つまり副走査を行ってノズルの位置を領域50Rと平面的に重なる位置に移動し、都度主走査を繰り返す必要が生じる。このため、主走査回数が増え、描画完了までの時間が長くなってしまうという不具合が生じる。
そこで、このような場合、図5に示したように、カラーフィルタ70については、ノズルヘッド20を用いて描画するが、カラーフィルタ50については、ノズルヘッド20を用いず、ノズルヘッド40を用いて描画するのである。すなわち、図示するように、ノズルヘッド40における各ノズル群のノズル配列方向はY軸方向であることから、図中白抜き矢印で示したように、X軸方向を主走査方向としてノズルヘッド40を基板Pに対して相対移動させれば、例えば一回の主走査において、ノズル群40Rのノズル41〜49によって、ノズルの主走査軌跡において重なる領域50Rのほぼ総てにR液状体を吐出させることが可能となる。また、カラーフィルタ50について、主走査回数の増加が抑制されることになるので、描画完了までの時間が長くならずに済む効果もある。
それでは、本実施形態の液状体吐出装置100が行う描画処理について、図6に示した処理フローチャートに従って説明する。この処理は、メモリ12に格納されたプログラムソフト(図3参照)にその手順が規定され、CPU11は、このプログラムソフトを読み出して実行する。
まずステップS101にて、描画パターンデータの読み込み処理を行う。描画パターンデータは、図1に示したステージ105に吸着固定された基板P毎にコントロール装置のメモリ12に入力され、CPU11はこの入力された描画パターンデータを読み込む。本実施形態では、描画パターンデータは、図4に示した2つのカラーフィルタ50と、1つのカラーフィルタ70とが描画される場合の描画パターンデータであるものとする。
次に、ステップS102にて、液状体が吐出される対象となる領域面積の大きい描画パターンAの取得処理を行う。CPU11は、2つのカラーフィルタ50について、R、G、Bの各色液状体を吐出する領域50R、領域50G、領域50Bの総ての領域面積を合計する。また、カラーフィルタ70について、R、G、Bの各色液状体を吐出する領域70R、領域70G、領域70Bの総ての領域面積を合計する。そして、合計した領域面積のうち大きい面積を有する方を、描画パターンAとして取得する。なお、本実施形態ではそれぞれの領域は座標データで示されており、CPU11はこの座標データを用いて演算し、各領域の面積を算出する。
次に、ステップS103にて第1のキャリッジの選択と配置処理を行う。CPU11は、カラーフィルタ70にR,G,Bのカラーパターンを描画するべく、X軸方向にノズルの配列方向を有するノズルヘッド20を備えたキャリッジ200を第1のキャリッジとして選択する。そして、リニアモータを駆動して、キャリッジ200のキャリッジ移動台112をガイドレール102に沿って動かし、キャリッジ200を演算した描画開始位置に配置する。なお、本実施形態では、予めカラーフィルタ70の描画パターンの長手方向がX軸方向となるように、基板Pはステージ105に吸着されているものとする。
次に、ステップS104にて、基板を主走査(Y軸方向)、キャリッジを副走査(X軸方向)して、描画パターンAを描画する処理を行う。ここでの処理の様子を、図7を用いて説明する。図7は、キャリッジ200に備えられたノズルヘッド20によってカラーフィルタ70を描画する状態を基板Pの上方向から見た模式図である。なお一対のガイドレール102のうち片方(図面右側)は、図面が煩雑にならないように省略している。また、ノズルヘッド20およびノズルヘッド40は透視状態で示している。
図示するように、基板Pは、図示しない一対のガイドレール101に沿ってY軸方向に主走査され、この主走査時に、ノズルヘッド20の各ノズルに形成された吐出機構における圧電素子が駆動されて、各ノズルから領域70R,70G,70B(図では一部のみ表示)に各色液状体が吐出される。一方、キャリッジ200はガイドレール102に沿ってX軸方向に副走査され、このキャリッジ200の副走査の都度、基板Pの主走査が繰返し行われて、総ての領域70R,70G,70Bに各色液状体が吐出されるのである。こうして、カラーフィルタ70の描画パターンである描画パターンAが描画される。
ここで、ステップS104において、本実施形態では、キャリッジ400を基板Pの主走査範囲外に設けられたキャッピング装置410と対向する位置に移動させ、ノズルヘッド40の各ノズルを覆うように処理する。キャッピング装置410は、ノズルヘッドを覆う(キャッピングする)ことによって、ノズル内の液状体の乾燥や増粘などによる液状体の吐出不良を防止するための装置である。従って、このように処理すれば、ノズルヘッド20によるカラーフィルタ70の描画中、ノズルヘッド40内の液状体の乾燥や増粘などを抑制できるので、描画のために再び液状体を吐出する場合、常に安定してノズルから液状体を吐出させることが可能となる。
図6に戻り、次に、ステップS105にて、液状体が吐出される対象となる領域面積の小さい方となる描画パターンBの取得処理を行う。CPU11は、合計した領域面積のうち小さい面積を有する方を、描画パターンBとして取得する。
次に、ステップS106にて第2のキャリッジの選択と配置処理を行う。CPU11は、2つのカラーフィルタ50にR,G,Bのカラーパターンを描画するべく、Y軸方向にノズルの配列方向を有するノズルヘッド40を備えたキャリッジ400を、第2のキャリッジとして選択する。そして、リニアモータを駆動してキャリッジ400のキャリッジ移動台112をガイドレール102に沿って動かして、キャリッジ400を演算した描画開始位置に配置する。
次に、ステップS107にて、キャリッジを主走査(X軸方向)、基板を副走査(Y軸方向)して、描画パターンBを描画する処理を行う。ここでの処理の様子を、図8を用いて説明する。図8は、キャリッジ400に備えられたノズルヘッド40によってカラーフィルタ50を描画する状態を基板Pの上方向から見た模式図である。
図示するように、キャリッジ400は、一対のガイドレール102(片方は不図示)に沿ってX軸方向に主走査され、この主走査時に、ノズルヘッド40の各ノズルに形成された吐出機構における圧電素子が駆動されて、各ノズルから領域50R,50G,50B(図では一部のみ表示)に各色液状体が吐出される。一方基板Pは図示しないガイドレール101に沿ってY軸方向に副走査され、この基板Pの副走査の都度、キャリッジ400の主走査が繰返し行われて、総ての領域50R,50G,50Bに各色液状体が吐出されるのである。こうして、2つのカラーフィルタ50の描画パターンである描画パターンBが描画される。
ここで、ステップS107において、本実施形態では、キャリッジ200を、ステップS104の処理時における基板Pの主走査範囲外に設けられたキャッピング装置210と対向する位置に移動させ、ノズルヘッド20の各ノズルを覆うように処理する。キャッピング装置210は、前述したキャッピング装置410と同じ機能を有する装置である。従って、このように処理すれば、ノズルヘッド40によるカラーフィルタ50の描画中、ノズルヘッド20内の液状体の乾燥や増粘などを抑制できるので、描画のために再び液状体を吐出する場合、常に安定してノズルから液状体を吐出させることが可能となる。
以上、本実施形態の液状体吐出装置100によれば、ステップS101からステップS107の処理によって、長手方向が異なる描画パターンを有し、それぞれ大きさの異なる画面サイズ用のカラーフィルタ70とカラーフィルタ50とを、互いに配列方向が異なるノズルを有するキャリッジ200とキャリッジ400とを用い、これらを一対のガイドレールに沿って移動させることで、それぞれのカラーフィルタを描画することができる。
従って、ノズルの配列方向を回転させる回転機構をノズルヘッドに設けないので、回転機構によってキャリッジが重くなることもなく、ノズルヘッドの交換作業が困難にならずに済む。また、回転機構に伴うノズル位置のバラツキも生じにくく、液状体を正しい位置に吐出することができる。
ところで、本実施形態では、キャリッジが主走査する被吐出領域面積を、基板が主走査する被吐出領域面積よりも小さくなるように描画処理した。これは次の理由による。すなわち、ノズルヘッドには前述した吐出機構の他に、液状体タンクや液状体の供給機構といった構造物が備えられることがあり、従って、相当の重量を有することがある。このような場合、基板の移動速度に比べてキャリッジの移動速度が遅くなることが生じる。あるいは、キャリッジを動かすことによってノズルヘッドの振動が発生しやすく、その結果、被吐出領域に対する液状体の吐出位置精度が、基板の移動よりもノズルヘッドの移動の方が悪くなる可能性が高いために、基板の移動速度よりもキャリッジの移動速度を遅くする必要が生ずる。そこで、本実施形態では、このような場合に鑑みて、キャリッジの移動量を少なくするべく、キャリッジが主走査する被吐出領域面積を、基板が主走査する被吐出領域面積よりも小さくしたのである。こうすることによって、総ての描画パターンを描画するまでのトータル走査時間を最短時間に近づけることが可能となるからである。もとより、必ずしもこうする必要は無く、例えば、基板の移動速度に比べてキャリッジの移動速度が速い場合は、これとは逆に、キャリッジが主走査する被吐出領域面積が、基板が主走査する被吐出領域面積よりも大きくなるように予め基板Pを吸着させて描画処理することが好ましい。
以上、本発明について、一実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。以下変形例を挙げて説明する。
(第1変形例)
上記実施形態では、ノズルの配列方向がX軸方向であるキャリッジ200と、ノズルの配列方向がX軸方向と直交するY軸方向であるキャリッジ400とは、それぞれ1つずつであることとして説明したが、これに限るものでないことは勿論である。例えば、キャリッジ200を複数備えることとしてもよいし、キャリッジ400を複数備えることとしてもよい。もとより、双方同時に複数備えることとしてもよい。
一例として、キャリッジ200とキャリッジ400とを、それぞれ2つ備えた場合を図9に示した。図9は、キャリッジ200とキャリッジ400の設置状態を、基板Pの上方向から見た模式図である。なお、各キャリッジにおけるノズルヘッドについては透視状態で示している。
図示するように、キャリッジ200を複数備える場合はX軸方向に並置し、キャリッジ400を複数備える場合はY軸方向に並置することが好ましい。こうすれば、上記実施形態における図4または図5についての説明から明らかなように、基板PがY軸方向に移動することによって並置した複数のキャリッジ200がY軸方向に相対移動したとき、ノズルから被吐出領域に対して液状体を吐出する領域幅が広くなる。また、並置した複数のキャリッジ400がX軸方向に移動したとき、ノズルから被吐出領域に対して液状体を吐出する領域幅が広くなる。この結果、一回あたりの主走査によってノズルからの液状体が吐出される被吐出領域の面積が大きくなるので、総ての被吐出領域に対して液状体を吐出するまでの走査回数を少なくすることができる。
なお、本変形例において、キャリッジ400を複数とした場合は、この複数のキャリッジ400はキャリッジ移動台112によって総て同時に動くように構成されることが好ましい。こうすることによって、ガイドレール102の本数、およびキャリッジ移動台112の台数の増加が抑制されるので、液状体吐出装置100の複雑化およびコストアップを抑制することが可能となる。
(第2変形例)
上記実施形態では、ノズルヘッド20に形成されたノズル群(20R,20G,20B)のノズル配列方向はX軸方向であり、ノズルヘッド40に形成されたノズル群(40R,40G,40B)のノズル配列方向は、X軸方向と直交する方向つまりY軸方向であることとして説明したが、これに限るものでないことは勿論である。例えば、それぞれ、X軸方向およびY軸方向に対してθ度傾いていることとしてもよい。
本変形例について図10を用いて説明する。図10は、キャリッジ200とキャリッジ400とを上方向から見た状態を示した模式図である。なお、ノズルヘッド20およびノズルヘッド40については透視状態で示している。
本変形例は、図示するように、キャリッジ200のノズルヘッド20に形成されたノズル群の配列方向をX軸方向に対して反時計方向にθ度傾ける。同じく、キャリッジ400のノズルヘッド40に形成されたノズル群の配列方向をY軸方向に対して反時計方向にθ度傾けるのである。こうすれば、ノズル群におけるノズルピッチが、主走査方向と直交する方向において狭くなるので、主走査時にノズルから被吐出領域に対して液状体を吐出する領域幅が狭くはなるものの、ノズルから被吐出領域に対して液状体を吐出できるノズルの数が増加することになる。この結果、一回あたりの主走査によってノズルからの液状体を吐出することができない被吐出領域の数を少なくすることができるので、総ての被吐出領域に対して液状体を吐出するまでの主走査回数を少なくすることが期待できる。
また、本変形例において、基板Pの主走査時に、ノズルヘッド40を同時に用いて描画することとしてもよい。こうすれば、ノズルの配列方向が略直交関係となる双方のノズルを用いるので、被吐出領域の形状に応じて好ましい配列方向を有するノズルが存在する確率が高くなる。この結果、一回の主走査において各色液状体を吐出できる被吐出領域の数が多くなることが期待できる。
なお、本変形例では、ノズルヘッド20に形成されたノズル群の配列方向とノズルヘッド40に形成されたノズル群の配列方向を、同じ角度θ度反時計方向に傾けることとしたが、もとより、それぞれ異なる角度または異なる方向に傾けることとしても勿論差し支えない。基板Pに形成する描画パターンの形状に応じて、ノズルピッチが好ましい値になるように、それぞれの傾きを設定することとすればよい。
(第3変形例)
上記実施形態では、X軸方向とY軸方向とが互いに直交する方向、つまり、主走査方向と副走査方向とが直交することしたが、これに限らず、X軸方向とY軸方向とは直交しないこととしてもよい。通常、被吐出領域の形状は各辺が互いに直角となる矩形形状である場合が多いことから、上記実施形態ではX軸方向とY軸方向とが直交するようにしたが、矩形形状でない場合は、被吐出領域の形状に合わせて、X軸方向もしくはY軸方向を変更した方が、一回の主走査によって描画できる被吐出領域を増やすことができる可能性があるからである。
本変形例について、その一例を図11を用いて説明する。図11は、キャリッジ200とキャリッジ400とを上方向から見た状態を示した模式図である。なお、ノズルヘッド20およびノズルヘッド40については透視状態で示している。図示するように、カラーフィルタ50およびカラーフィルタ70は、それぞれ平行四辺形の形状を有し、各色液状体が吐出されるそれぞれの領域50R,50G,50Bの形状、および領域70R,70G,70Bの形状も平行四辺形である場合を示したものである。そして、領域50R,50G,50Bは平行四辺形の斜辺に沿って配列され、領域70R,70G,70Bは、平行四辺形の底辺に沿ってY軸方向に配列されているものとしている。
本変形例では、このような場合、少なくともガイドレール102に沿って移動するキャリッジ400の移動方向を、Y軸方向に対して時計方向にS度傾けた方向として、ノズルヘッド40が移動する軸方向となるX軸方向を、カラーフィルタ50の形状である平行四辺形の斜辺と平行にするのである。こうすれば、カラーフィルタ50については、ガイドレール102に沿って移動するキャリッジ400に備えられたノズルヘッド40によって、領域50R,50G,50Bの並び方向に主走査し、カラーフィルタ70については、基板PのY軸方向の主走査によってキャリッジ200に備えられたノズルヘッド20によって、領域70R,70G,70Bの並び方向に主走査することができる。従って、一回の主走査によってノズルから各色液状体を吐出できる被吐出領域が多くなることが期待できる。この結果、総ての描画パターンの描画を完了するまでの時間が長くならずに済む。
なお、本変形例において、キャリッジ200に備えられたノズルヘッド20の配列方向は、図11に示したように、平行四辺形の形状を有する領域70R,70G,70Bの長手方向と同じ方向としているが、必ずしもこうする必要はない。例えば、各ノズルの配列方向を、主走査方向であるY軸方向と直交する方向にすることとしてもよい。こうすれば、前述したように一回の主走査によってノズルから各色液状体を吐出できる被吐出領域が多くなることが期待できる。
(その他の変形例)
上記実施形態では、被吐出領域の長手方向が、大きい画面用のカラーフィルタ70についてX軸方向となるように、基板Pを予めステージ105に吸着させることとし、1つのカラーフィルタ70における被吐出領域の総面積は、2つのカラーフィルタ50における被吐出領域の総面積よりも大きいものとした。従って、図6に示した処理フローチャートにおいて、各主走査方向において用いるキャリッジを、被吐出領域の合計面積の大きさによって選択したが、必ずしもこれに限るものでないことは勿論である。例えば、基板Pに形成される各カラーフィルタが有する被吐出領域の長手方向を描画パターンデータから演算し、その長手方向に最も近いノズルの配列方向を有するノズルヘッドを備えたキャリッジを選択することとしてもよい。こうすれば、基板Pに形成される各カラーフィルタに設けられた被吐出領域の総面積に関係なく、各カラーフィルタ70の被吐出領域の形状に応じた好ましい配列方向を有するノズルから液状体を吐出することが可能である。
また、上記実施形態では、Y軸方向に基板Pを主走査し、X軸方向にキャリッジ400を主走査することとしたが、特にこれに限らず、Y軸方向にキャリッジ400を主走査し、X軸方向に基板Pを主走査することとしても勿論よい。要は、主走査移動において、ノズルと被吐出領域とが相対的に移動できる構成であればよい。もとより、この場合は、ガイドレール101,102と、移動台103、およびキャリッジ移動台112の構成が異なることは言うまでもない。
また、上記実施形態では、移動台103の移動およびキャリッジ移動台112の移動を、ガイドレール101,102の内部に設けられたエアスライダとリニアモータにより構成された移動手段で行うこととしたが、特にこれに限らず、モータと搬送ベルトで構成された移動手段や、ボールネジとモータで構成された移動手段としても勿論よい。要するに、移動台103とキャリッジ移動台112が移動できる構成であれば何でもよい。
また、上記実施形態では、カラーフィルタ50またはカラーフィルタ70に設けられた各色画素の形状を、長手方向に同色が連続するストライプ配列として説明したが、これに限らず、デルタ配列や、モザイク配列であってもよい。また、カラーフィルタの色数を、R,G,Bの3色として説明したが、これに限らず、例えば4色や2色など、増減した色数であっても差し支えない。また、各色画素も、カラーフィルタ50とカラーフィルタ70とで同じ形状であってもよいし、それぞれ大きさや形状が異なっているものとしてもよい。
また、上記実施形態では、液状体吐出装置として、各色液状体をガラス基板に吐出してカラーフィルタを形成する液状体吐出装置100として説明したが、これに限るものでないことは勿論である。例えば、ガラス基板の他、シリコン基板やセラミック基板あるいは樹脂基板に対して、金属材料を含む機能液を吐出して金属配線パターンの形成を行う製造装置や、有機材料から成る発光材料を溶質として含む機能液を被吐出領域に吐出して発光素子を形成する有機EL素子の製造装置としても実施可能である。要は、液状体を吐出できる方式を用いて機能液を吐出することによって、画像や図形といったパターンや、文字などを基板などの被吐出対象物に記録する装置であれば、同様に実施できるものである。
本発明の一実施形態となる液状体吐出装置の概略構造図。 ノズルヘッドに穿設されたノズルの配列具合を示す模式図。 コントロール装置の機能を説明するためのブロック図。 基板Pにカラーフィルタを描画する本実施形態の方法を説明する説明図。 基板Pにカラーフィルタを描画する本実施形態の方法を説明する説明図。 本実施形態の液状体吐出装置が行う処理ステップを示すフローチャート。 ノズルヘッドによってカラーフィルタを描画する状態を示した模式図。 ノズルヘッドによってカラーフィルタを描画する状態を示した模式図。 第1変形例で、キャリッジを複数とした場合のキャリッジの配置説明図。 第2変形例で、ノズルの配列方向を傾けた状態を示した模式図。 第3変形例で、キャリッジの移動方向を傾けた状態を示した模式図。
符号の説明
10…コントロール装置、11…CPU、12…メモリ、13…基板移動信号生成回路、14…キャリッジ移動信号生成回路、15…圧電素子駆動信号生成回路、20…ノズルヘッド、20B,20G,20R…ノズル群、21〜29…ノズル、40…ノズルヘッド、40B,40G,40R…ノズル群、41〜49…ノズル、50…カラーフィルタ、70…カラーフィルタ、100…液状体吐出装置、101,102…ガイドレール、103…移動台、105…ステージ、112…キャリッジ移動台、200…キャリッジ、210…キャッピング装置、400…キャリッジ、410…キャッピング装置。

Claims (5)

  1. 基板に設けられた被吐出領域に対して液状体を吐出する液状体吐出装置であって、
    ノズルの配列方向が第1の方向である第1のヘッドを有する第1のキャリッジと、
    ノズルの配列方向が前記第1の方向とは異なる第2の方向である第2のヘッドを有する第2のキャリッジと、
    前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドを1つの移動路に沿った方向に移動するヘッド移動手段と、
    コントロール装置と、
    を備え、
    前記コントロール装置は、
    描画パターンの長手方向が前記第1の方向である第1の被吐出領域に描画するときは、前記第1のキャリッジを選択して、前記第1のヘッドを用いて前記第1の被吐出領域に前記液状体を吐出させ、
    描画パターンの長手方向が前記第2の方向である第2の被吐出領域に描画するときは、前記第2のキャリッジを選択して、前記第2のヘッドを用いて前記第2の被吐出領域に前記液状体を吐出させる、ことを特徴とする液状体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液状体吐出装置であって、
    前記被吐出領域において前記基板を前記移動路に沿った方向と異なる方向に移動する基板移動手段を備えたことを特徴とする液状体吐出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の液状体吐出装置であって、
    前記第1のヘッドに配列されたノズルの配列方向と、前記第2のヘッドに配列されたノズルの配列方向が直交するように、前記第1のヘッドと前記第2のヘッドは並置されていることを特徴とする液状体吐出装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液状体吐出装置であって、
    前記移動路に沿った方向は、前記第1の方向であることを特徴とする液状体吐出装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の液状体吐出装置であって、
    前記コントロール装置は、
    前記第1の被吐出領域に描画するときは、前記第1のヘッドから前記液状体を吐出させた状態で前記基板を移動させるとともに、前記第1のヘッドから前記液状体を吐出させない状態で前記第1のキャリッジを移動させ、
    前記第2の被吐出領域に描画するときは、前記第2のヘッドから前記液状体を吐出させた状態で前記第2のキャリッジを移動させるとともに、前記第2のヘッドから前記液状体を吐出させない状態で前記基板を移動させることを特徴とする液状体吐出装置。
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