JP2008232587A - 加湿装置 - Google Patents

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年紀 水本
Takao Takeyama
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Abstract

【課題】運転時には常に衛生的に加湿運転ができ、運転停止時には加湿水槽を衛生的に保つことができる加湿装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体3の吸気口1と吹出口2を連通する通風路4に設けたファンモータ5と、本体3内に設けた給水タンク8を有する一次水槽および一端が加熱手段9により加熱される通水管10を設けた二次水槽7と、通水管10の吐出口11より温水が供給されるとともに吹出口2に連通する加湿水槽13の底部に設けた超音波振動具14と、加湿水槽の貯水を二次水槽7に返水可能な返水手段15を設けることにより、運転停止時に加湿水槽13を衛生的に保つことができる加湿装置が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛生的な加湿運転ができる超音波加湿具を設けた加湿装置に関する。
従来、この種の加湿装置は、殺菌手段を設けた超音波加湿機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、超音波加湿機について図3を参照しながら説明する。
図に示すように、水遮断壁101は、超音波振動子102を設けた霧化水槽103と貯水水槽104の間に設けられ、霧化水槽103と貯水水槽104とを分離、遮断し、給水通路105は水遮断壁101に設けられ、ヒーター106は給水通路105に設け構成されている。
特許第2589922号公報([0014]図1)
このような従来の超音波加湿機では、霧化水槽103の残水の除去ができなく細菌の繁殖するという課題があり、霧化水槽の残水の除菌を可能にすることが要求されている。
また、超音波振動子102は霧化水槽103の高温水により熱劣化する可能性が大きいという課題があり、超音波振動子の熱劣化を少なくすることが要求されている。
本発明は、上記課題を解決するもので、運転時には常に衛生的に加湿運転ができ、運転停止時には加湿水槽の衛生を保つことができる加湿装置を提供することを目的としている。
本発明の加湿装置は上記目的を達成するために、吸気口および吹出口を表面に設けた本体と、この本体の吸気口と吹出口を連通する通風路に設けたファンモータと、前記本体内に一定水位に保たれるように設けた一次水槽および二次水槽と、前記一次水槽に設けた給水タンクと、前記二次水槽に一端が接続され、途中で加熱手段により加熱される通水管と、この通水管の他端となる吐出口より温水が供給されるとともに、前記吹出口に連通する上方開口部を有した加湿水槽と、この加湿水槽の底部に設けた超音波振動具と、前記加湿水槽の貯水を前記二次水槽に返水可能な返水手段とを備え、運転停止時に前記返水手段により前記加湿水槽の貯水を二次水槽に返水する構成としたものである。
この手段により、運転時には常に衛生的に加湿運転ができ、運転停止時には加湿槽を衛生的に保つことができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿水槽の底部を、一次水槽および二次水槽の一定水位より上方に設けたものである。
この手段により、温水湿度を適正温度に保つことができ、加湿水槽の残水を安価に排水できる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿水槽の底部形状を、碗状または逆円錐台状に形成したものである。
この手段により、ランニングコストを削減でき、熱殺菌効果を高めるとともに、加湿運転時の立ち上がり時間の短縮、また、残水の排水を確実に行うことができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、返水手段として、加湿水槽の底部から二次水槽に通水可能な返水管と、この返水管に開閉弁を設けて構成したものである。
この手段により、構造が簡単で安価に製造できるとともに、運転の自動化が容易にできる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、返水手段として、加湿水槽の水位を一定に保つオーバーフロー管を設け、前記オーバーフロー管から二次水槽に返水可能に構成したものである。
この手段により、加湿運転の安定化を図ることができ、また、熱殺菌効果を高めることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、通水管の加熱手段と吐出口の間に設けた水路切換弁と、この水路切換弁から二次水槽に案内する副通水管とを備え、前記水路切換弁の切り換えにより、加湿水槽を通さずに温水を循環可能としたものである。
この手段により、温水の昇温を効率良く行うことができ、熱殺菌効果を高めることができるとともに、立ち上がり時間の短縮を図ることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、超音波振動具を、二次振動媒体を収納する容器体と、この容器体の底部に収納される超音波振動子とから構成したものである。
この手段により、超音波振動子の破壊および熱劣化による損傷の防止ができ、加湿機能を十分に発揮できる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、超音波振動具の下部を通風路内に配置したものである。
この手段により、超音波振動具の長寿命化を図ることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加熱手段を設けた通水管を、通風路内に配置したものである。
この手段により、冬場の加湿効果や肌への効果を大幅に改善できる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、通水管の吐出口近傍に放熱フィンを設け、前記放熱フィンを通風路内に配置したものである。
この手段により、冬場の加湿効果や肌への効果を大幅に改善できる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、通水管の吐出方向を加湿水槽の内壁面に沿う方向としたものである。
この手段により、加湿量に大きく起因する微細粒子の発生を安定化することができる加湿装置が得られる。
本発明によれば、運転時には常に衛生的に加湿運転ができ、運転停止時には加湿水槽を衛生的に保つことができるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、温水温度を適正温度に保つことができ、加湿水槽の残水を安価に排水できるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、ランニングコストを消滅でき、熱殺菌効果を高めるとともに、加湿運転時の立ち上がり時間の短縮、また、残水の排水を確実に行うことができるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、構造が簡単で安価に製造できるとともに、運転の自動化が容易にできるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、加湿運転の安定化を図ることができ、また、熱殺菌効果を高めることができるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、温水の昇温を効率良く行うことができ、熱殺菌効果を高めることができるとともに、立ち上がり時間の短縮を図ることができるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、超音波振動子の破壊および熱劣化による損傷の防止ができ、加湿機能を十分に発揮できるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、超音波振動具の長寿命化を図ることができるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、冬場の加湿効果や肌への効果を大幅に改善できるという効果のある加湿装置を提供できる。
また、加湿量に大きく起因する微細粒子の発生を安定化することができるという効果のある加湿装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、吸気口および吹出口を表面に設けた本体と、この本体の吸気口と吹出口を連通する通風路を設けたファンモータと、前記本体内に一定水位に保たれるように設けた一次水槽および二次水槽と、前記一次水槽に設けた給水タンクと、前記二次水槽に一端が接続され途中で加熱手段により加熱される通水管と、この通水管の他端となる吐出口より温水が供給されるとともに、前記吹出口に連通する上方開口部を有した加湿水槽と、この加湿水槽の底部に設けた超音波振動具と、前記加湿水槽の貯水を前記二次水槽に返水可能な通水手段とを備え、運転停止時に、前記返水手段により前記加湿 水槽の貯水を二次水槽に返水する構成としたものであり、運転開始時には高温殺菌された温水が加湿水槽に供給され、常に衛生的な加湿運転ができ、運転停止時には加湿水槽の残水を二次水槽に回収するので、加湿水槽に温水状態で放置された残水に吹出口から浸入した細菌が繁殖することを未然に防ぎ、運転停止時には加湿水槽を衛生的に保つことができるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、加湿水槽の底部を、一次水槽および二次水槽の一定水位より上方に設けたものであり、加熱前の冷たい水が逆流することが無く温水温度を適正温度に保つことができ、また、運転停止時に、加湿水槽の残水を二次水槽に回収するときはポンプなどを使用することなく、重力を利用して回収でき、安価に製造することができるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、加湿水槽の底部形状を、碗状または逆円錐台状に形成したものであり、加湿すべき加湿水槽の水量を少なく抑えることができ、加熱手段の発熱容量を少なくしてランニングコストを削減でき、また、水量が少なく水温を高めに設定できるので、熱殺菌効果を高めることができるとともに、加湿運転時の立ち上がり時間も短縮することができる。また、底部が傾斜した曲面となるので加湿水槽内の残水を確実に排出することができるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、返水手段として、加湿水槽の底部から二次水槽に通水可能な返水管と、この返水管に開閉弁を設けて構成したものであり、運転時に加湿水槽の貯水が必要なときと、運転停止時の貯水が不要なときの操作を簡単な構造で実施することができ、構造が簡単で安価に製造できるとともに、運転の自動化が容易にできるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、返水手段として、加湿水槽の水位を一定に保つオーバーフロー管を設け、前記オーバーフロー管から二次水槽に返水可能に構成したものであり、返水手段として、加湿水槽の側壁の適正な高さ位置に、加湿水槽の水位を一定に保つ水抜き孔を設けてオーバーフロー管の先端に接続し、オーバーフロー管の他端を二次水槽に導いていることにより、溢れた温水を二次水槽に返水して温水を循環することができ、通水管から供給された温水が加湿水槽の一定水位を超えることがなく、超音波振動具の音波の伝達条件を適切に保つことができ、加湿運転を安定化することができる。また、オーバーフローした温水を再加熱できるので熱殺菌効果を高めることができるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、通水管の加熱手段と吐出口の間に設けた水路切換弁と、この水路切換弁から二次水槽に案内する副通水管とを備え、前記水路切換弁の切り換えにより、加湿水槽を通さずに温水を循環可能としたものであり、運転開始時は、水路切換弁を副通水管側に切り換えることにより、温水が所定温度に達するまで二次水槽と通水管を循環させて効率良く昇温することができ、所定温度となったときは、水路切換弁を吐出口側に切り換えて加湿水槽に供給することができ、運転開始時の加湿すべき温水の熱殺菌効果を上げるとともに、立ち上がり時間を短縮できるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、超音波振動具を、二次振動媒体を収納する容器体と、この容器体の底部に収納される超音波振動子とから構成したものであり、使用者が超音波振動子に直接触れられないようにして、超音波振動子の破壊を防止でき、また、二次振動体が介在することにより、温水による熱劣化が生じやすい超音波振動子に、温水熱が直接伝達されることがなくなり、熱劣化による損傷を未然に防ぐとともに、超音波振動子の振動は二次振動媒体を介して加湿水槽の貯水に伝達されるので、加湿機能を十分に発揮することができるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、超音波振動具の下部を通風路内に配置したものであり、超音波振動具の下部に内蔵されている超音波振動子を通風により冷却して、熱劣化を防ぎ長寿命化を図ることができ、また、超音波振動具に封入されている二次振動媒体をも冷却することができ、二次振動媒体の劣化も防いで超音波振動具の長寿命化を図ることができるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、加熱手段を設けた通水管を、通風路内に配置したものであり、加熱手段と温水が流れる通水管により、通風路の気流温度が上昇されて吹出口から温風を吹き出すことができることによって加湿された吹出口の温度は、人肌程度になり、冬場の加湿効果や肌への効果を大幅に改善することができるという作用を有する。
また、請求項10記載の発明は、通水管の吐出口近傍に放熱フィンを設け、前記放熱フィンを通風路内に配置したものであり、通水管の表面から放熱効果を高めて通風路の気流温度を高めることができ、吹出口での吹出し温度は、人肌程度となり冬場の加湿効果や肌への効果を大幅に改善することができるという作用を有する。
また、請求項11記載の発明は、通水管の吐出方向を加湿水槽の内壁面に沿う方向としたものであり、超音波振動子による水柱を壊すことがなく、加湿量に大きく起因する微細粒子の発生を安定化することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、吸気口1および吹出口2を設けた本体3と、本体3の吸気口1および吹出口2を連通する通風路4に設けたファンモータ5と、本体3内に一定水位を保たれるように設けた一次水槽6および二次水槽7と、一次水槽6に設けた給水タンク8と、二次水槽7に一端が接続され、途中で加熱手段9により加熱する通水管10と、通水管10の他端となる吐出口11により温水が供給されるとともに、吐出口11に連通する上方開口部12を有した加湿水槽13と、加湿水槽13の底部に設けた超音波振動具14と、加湿水槽13の貯水を二次水槽7に返水可能な返水手段15とを備え、運転停止時に返水手段15により加湿水槽13の貯水を二次水槽7に返水するように設ける。
また、加湿水槽13の底部を一次水槽6および二次水槽7の一定水位より上方に設け、加湿水槽13の底部形状を碗状または逆円錐台状に形成するとともに、後述するオーバーフロー管18の働きにより、加湿水槽13の貯水容積を10cc〜50ccの小容積に設定する。返水手段15として加湿水槽13の底部から二次水槽7に通水可能な返水管16と、返水管16に開閉弁17を設け、さらに加湿水槽13の水位を一定に保つオーバーフロー管18から二次水槽7に返水可能に設ける。
また、超音波振動具14を、40W%プロピレグリコール水溶液などが充填された二次振動媒体19を収納する容器体20と、容器体20の底部に収納される超音波振動子21とで構成し、超音波振動具14の下部を通風路4内に配置する。
また、通風管10の加熱手段9と吐出口11の間に設けた水路切換弁22と、水路切換弁22から二次水槽7に案内する副通水管23とを設け、水路切換弁22の切り換えにより加湿水槽13を通さずに温水を循環可能に設け、加熱手段9を設けた通水管10を通風路4内に配置し、通水管10の吐出口11近傍に放熱フィン24を設け、放熱フィン24を通風路4内に配置し、通水管10の吐出方向を加湿水槽13の内壁面25に沿う方向に設け構成する。
上記構成において、基本的な運転フローは、以下のようになる。
1.開始前は、加湿水槽13に残水はなく、一次水槽6と二次水槽7に一定水位残っている。
2.通水管10にも加熱手段9の上位位置まで水位が確保されている。
3.運転時、加熱手段9に通電すると通水管10中の水が温水となり膨張し通水管10の吐出口11から温水が加熱水槽13に供給される。このとき加湿水槽13の返水手段15は閉じられており、加湿水槽13に一定水位の温水が貯水されるように返水手段15のオーバーフロー管18で調整する。
4.超音波振動具14とファンモータ5を運転して加湿運転を開始すると、吹出口2から湿気を含んだ空気が吹き出される。そして、加湿運転により加湿水槽13内の温水量が減ると、加熱手段9と返水手段15のオーバーフロー管18による調整で吐出口11から温水が安定して供給される。
5.運転停止時は、加湿水槽13の残水を返水手段15により二次水槽7に回収するものである。
ここで、実際の運転動作を順次説明する。まず水道水を入れた給水タンク8を一次水槽6に載置すると、一次水槽6から二次水槽7を通って給水される通水管10の周囲に一体的に付設された加熱手段9の上端位置と略同一高さの待機水位26となり、待機水位26を検知する磁石を具備したフロート27により、検出信号が制御基板28に搭載されたマイコン29に入力されると、給水準備が完了したことが認識される。
そして、マイコン29は操作回路30のメインスイッチが押されると、加熱手段9に通電し、さらに水路切換弁22が二次水槽7側に切り換わり、温水が副通水管23を通って循環する。このときの温水温度を水検知サーミスタ31により測定するとともに、通電開始からの時間をマイコン29が計測し、60℃以上の温水温度において、好ましくは70℃以上となるまで、一定時間の加熱をすることにより循環する温水の殺菌を行なうことができる。
そのあと、水路切換弁22が切り換わり、加湿水槽13側に給水する。このとき、排水口32は電磁弁により形成した開閉弁17により閉じられており、オーバーフロー管18の働きにより一定水位を保つことができる。同時に超音波振動子21に通電し、微細粒子の水滴を発生させる。また、ファンモータ5により吸気口1から取り入れられた気流は、通風路4の内部に配された加熱手段9と、通水管10の放熱フィン24の廃熱により暖められ、超音波振動子21で生成した微細水滴を誘引しながら、吹出口2より人肌程度の加湿された温風として吐出することができる。
また、加湿運転中は、マイコン29が加熱手段9を通電制御して、通水管10の吐出口11での温水温度と温水供給量を制御するとともに、オーバーフロー管18の働きで、超音波振動子21にとって最適な加湿水位33に保つように余分な温水を二次水槽7に排出する。さらに、水路切換弁22を二次水槽7側に切り換えることも可能であり、このときは通水管10の吐出口11から温水供給量を調整できるとともに、温水の循環を促進することができる。
また、加湿運転を停止するときは、加熱手段9の通電を停止するとともに、開閉弁17を開放し、加湿水槽13の残水を排水口32から二次水槽7に排出して、加湿水槽13内を空にすることにより、運転停止中に吹出口2から浸入する細菌類の繁殖を少なく抑えることができ、再び通電して運転するときは、最初に記載した運転開始時の水中の殺菌処理から動作を行なうため、いつでも清潔な加湿空気を吹き出すことができるものである。
次に、上記構成と運転動作による作用効果について説明する。
吸気口1および吹出口2を表面に設けた本体3と、本体3の吸気口1と吹出口2を連通する通風路4に設けたファンモータ5と、本体3内に一定水位に保たれるように設けた一次水槽6および二次水槽7と、一次水槽6に設けた給水タンク8と、二次水槽7に一端が接続され、途中で加熱手段9により加熱される通水管10と、通水管10の他端となる吐出口11より温水が供給されるとともに、吹出口2に連通する上方開口部12を有した加湿水槽13と、加湿水槽13の底部に設けた超音波振動具14と、加湿水槽13の貯水を二次水槽7に返水可能な返水手段15とを備え、運転停止時に返水手段15により加湿水槽13の貯水を二次水槽7に返水する構成としたので、運転開始時には、高温殺菌された温水が加湿水槽13に供給され、常に衛生的な加湿運転ができる。また、運転停止時には、加湿水槽13の残水を二次水槽7に回収するので、加湿水槽13に温水状態で放置された残水に、吹出口2から浸入した細菌が繁殖することを未然に防ぎ、運転停止時には加湿水槽13を衛生的に保つことができることとなる。
また、加湿水槽13の底部を、一次水槽6および二次水槽7の一定水位より上方に設けたので、加熱前の冷たい水が加湿水槽13に逆流することがなく、温水温度を適正温度に保つことができ、また、運転停止時に、加湿水槽13の残水を二次水槽7に回収するときは、ポンプ等を使用することなく、重力を利用して回収でき、安価に製造することができることとなる。
また、加湿水槽13の底部形状を、碗状または逆円錐台状に形成したので、加湿すべき加湿水槽13の貯水量を少なく抑えることができ、加熱手段9の発熱容量を少なくしてランニングコストを削減でき、また、加湿水槽13の貯水量が少なく水温を高めに設定できるので、熱殺菌効果を高めることができるとともに、加湿運転時の立ち上がり時間も短縮することができ、また、加湿水槽13の底部が傾斜した平面または曲面となるので、加湿水槽13内の残水を確実に排出することができることとなる。
また、返水手段15を、加湿水槽13の底部から二次水槽7に通水可能な返水管16と、返水管16に開閉弁17を設けたので、運転時に加湿水槽13の貯水が必要なときと、停止時の貯水が不要なときの操作を簡単な構造で実施することができ、構造が簡単で安価に製造できるとともに、運転の自動化が容易にできることとなる。
また、返水手段15を加湿水槽13の水位を一定に保つオーバーフロー管18を設け、オーバーフロー管18から二次水槽7に返水可能に構成したので、溢れ温水を二次水槽7に返水して温水を循環することができ、通水管10から供給された温水が加湿水槽13の一定水位を超えることがなく、超音波振動具14の音波の伝達条件を適切に保つことができ、加湿運転を安定化することができるとともに、オーバーフローした温水を再加熱できるので、殺菌効果を高めることができることとなる。
また、通水管10の加熱手段9と吐出口11の間に設けた水路切換弁22と、水路切換弁22から二次水槽7に案内する副通水管23とを備え、水路切換弁22の切り換えにより、加湿水槽13を通さずに温水を循環可能としたので、運転開始時は、水路切換弁22を副通水管23側に切り換えることにより、温水が所定温度に達するまで二次水槽7と通水管10を循環させて効率良く昇温することができ所定温度となったときは、水路切換弁22を吐出口11側に切り換えて、加湿水槽13に供給することができ、運転開始時の加湿すべき温水の熱殺菌効果を高めるとともに、立ち上がり時間を短縮することができることとなる。
また、超音波振動具14を、二次振動媒体19を収納する容器体20と、この容器体20の底部に収納される超音波振動子21とから構成したので、使用者が超音波振動子21に直接触れられないようにして、超音波振動子21の破壊を未然に防止でき、また、二次振動媒体19が介在することにより、温水による熱劣化が生じやすい超音波振動子21に、温水熱が直接伝達することがなくなり、熱劣化による損傷を未然に防ぐとともに、超音波振動子21の振動は二次振動媒体19を介して加湿水槽13の貯水に伝達されるので、加湿機能を十分発揮することができることとなる。
また、超音波振動具14の下部を通風路4内に配置したので、超音波振動具14の下部に内蔵されている超音波振動子21を通風により冷却して熱劣化を防ぎ長寿命化を図ることができ、また、超音波振動具14に封入されている二次振動媒体19をも冷却することができ、二次振動媒体19の劣化も防いで、超音波振動具14の長寿命化を図ることができることとなる。
また、加熱手段9を設けた通水管10を、通風路4内に配置したので加熱手段9と温水が流れる通水管10により、通風路4の気流温度が上昇されて吹出口2から温風を吹き出すことができる。さらに、通水管10の吐出口11近傍に放熱フィン24を設け、放熱フィン24を通風路4内に配置したもので、通水管10の表面からの放熱効果を高めて通風路4の気流温度を高めることができる。このように、加熱手段9や放熱フィン24を設けた通水管10を通風路4内に配置することにより、吹出口2での吹出し温度は、人肌程度となり、冬場の加湿効果や肌への効果を大幅に改善することができることとなる。
また、通水管10の吐出方向を加湿水槽13の内壁面25に沿う方向としたので、超音波振動子21による水柱を壊すことがなく、加湿量に大きく起因する微細粒子の発生を安定化することができることとなる。
本発明にかかる加湿装置は、運転時には常に衛生的な加湿運転ができ、停止時には加湿水槽を衛生的に保つことができる効果を奏し、衛生的な加湿運転ができる超音波振動具を設けた加湿装置等として有用である。
本発明の実施の形態1の加湿装置の縦断面図 同加湿装置の図1のA−A´断面図 従来の超音波加湿機の縦断面図
符号の説明
1 吸気口
2 吹出口
3 本体
4 通風路
5 ファンモータ
6 一次水槽
7 二次水槽
8 給水タンク
9 加熱手段
10 通水管
11 吐出口
12 上方開口部
13 加湿水槽
14 超音波振動具
15 返水手段
16 返水管
17 開閉弁
18 オーバーフロー管
19 二次振動媒体
20 容器体
21 超音波振動子
22 水路切換弁
23 副通水管
24 放熱フィン
25 内壁面

Claims (11)

  1. 吸気口および吹出口を表面に設けた本体と、この本体の吸気口と吹出口を連通する通風路に設けたファンモータと、前記本体内に一定水位に保たれるように設けた一次水槽および二次水槽と、前記一次水槽に設けた給水タンクと、前記二次水槽に一端が接続され、途中で加熱手段により加熱される通水管と、この通水管の他端となる吐出口より温水が供給されるとともに、前記吹出口に連通する上方開口部を有した加湿水槽と、この加湿水槽の底部に設けた超音波振動具と、前記加湿水槽の貯水を前記二次水槽に返水可能な返水手段とを備え、運転停止時に、前記返水手段により前記加湿水槽の貯水を二次水槽に返水する構成とした加湿装置。
  2. 加湿水槽の底部を一次水槽および二次水槽の一定水位より上方に設けた請求項1記載の加湿装置。
  3. 加湿水槽の底部形状を、碗状または逆円錐台状に形成した請求項1または2記載の加湿装置。
  4. 返水手段として、加湿水槽の底部から二次水槽に通水可能な返水管と、この返水管に開閉弁を設けて構成した請求項1または2記載の加湿装置。
  5. 返水手段として、加湿水槽の水位を一定に保つオーバーフロー管を設け、前記オーバーフロー管から二次水槽に返水可能に構成した請求項1または2記載の加湿装置。
  6. 通水管の加熱手段と吐出口の間に設けた水路切換弁と、この水路切換弁から二次水槽に案内する副通水管とを備え、前記水路切換弁の切り換えにより、加湿水槽を通さずに温水を循環可能とした請求項1または2記載の加湿装置。
  7. 超音波振動具を、二次振動媒体を収納する容器体と、この容器体の底部に収納される超音波振動子とから構成した請求項1〜6のいずれかに記載の加湿装置。
  8. 超音波振動具の下部を通風路内に配置した請求項1または7記載の加湿装置。
  9. 加熱手段を設けた通水管を、通風路内に配置した請求項1記載の加湿装置。
  10. 通水管の吐出口近傍に放熱フィンを設け、前記放熱フィンを通風路内に配置した請求項1記載の加湿装置。
  11. 通水管の吐出方向を加湿水槽の内壁面に沿う方向とした請求項1記載の加湿装置。
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