JP2008232183A - 連結部材及びそれを用いた振れ止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振れ止め棒の取り付け作業を簡略化する。
【解決手段】構造体の天井部に取り付けられた吊り部材1により吊下支持される被吊下部材2又は吊り部材1の下方部位と構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位とを接続する振れ止め棒3に対する第1の取り付け部6A、11Aと、被吊下部材2又は吊り部材1の下方部位若しくは構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位に対する第2の取り付け部7A、12Aとが設けられている連結部材4、9において、第1取り付け部6A、11Aを有する取り付け片6、11には、振れ止め棒3を棒径方向から第1取り付け部6A、11Aに導入するための導入口部6a、11aが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、構造体の天井部から吊下支持される空調機等の機器類や配管ダクト或いは構造材などの被吊下部材に対し、振れ止め棒による振れ止め措置を施すために使用される連結部材及びそれを用いた振れ止め装置に関し、詳しくは、
構造体の天井部に取り付けられた吊り部材により吊下支持される被吊下部材又は吊り部材の下方部位と、構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位とを接続する振れ止め棒に対する第1の取り付け部と、
前記被吊下部材又は吊り部材の下方部位若しくは構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位に対する第2の取り付け部とが設けられている連結部材及びそれを用いた被吊下部材振れ止め装置に関する。
従来、この種の連結部材としては、前記振れ止め棒に対する第1取り付け部が、基材の一端側に折り曲げ形成された取り付け片の中央部に穿設された丸穴から構成されたものが知られている(下記特許文献1参照)。
つまり、この連結部材は、振れ止め棒を棒軸芯方向から第1取り付け部に挿入することにより、振れ止め棒を第1取り付け部に取り付ける取り付け形態を採る。
特開2005−312164号公報
ところが、上記の如き従来の連結部材では、第2取り付け部を取り付けた状態において振れ止め棒を第1取り付け部に取り付けるのに、比較的長尺の振れ止め棒を天井部付近の狭い空間の中で棒軸芯方向に沿って移動させることになるため、その移動操作中に振れ止め棒の長手方向端部が天井部に干渉し易く、振れ止め棒の取り付け作業に手間と時間がかかる問題があった。
本発明は、上述の実情に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、振れ止め棒の取り付け作業の簡略化を図ることのできる連結部材及びそれを用いた振れ止め装置を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は連結部材に係り、その特徴は、
構造体の天井部に取り付けられた吊り部材により吊下支持される被吊下部材又は吊り部材の下方部位と、構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位とを接続する振れ止め棒に対する第1の取り付け部と、
前記被吊下部材又は吊り部材の下方部位若しくは構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位に対する第2の取り付け部とが設けられている連結部材であって、
前記第1取り付け部を有する取り付け片には、前記振れ止め棒を棒径方向から第1取り付け部に導入するための導入口部が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、第2取り付け部を被吊下部材又は吊り部材の下方部位或いは構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位に取り付けた状態において、前記振れ止め棒を棒径方向に沿って移動させる形態で、前記導入口部を通じて振れ止め棒を第1取り付け部に取り付けることができる。
したがって、振れ止め棒の長手方向端部が移動操作中に構造体の天井部に干渉するのを効果的に抑止することができ、振れ止め棒の取り付け作業の簡略化を効果的に図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記取り付け片には、前記振れ止め棒が前記導入口部を通じて前記第1取り付け部から離脱するのを抑止する離脱抑止手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、前記離脱抑止手段によって前記振れ止め棒による被吊下部材の振れ止め効果を安定的に得ることができる。
本発明の第3特徴構成は、第2特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記第1取り付け部には、前記離脱抑止手段として前記導入口部よりも下方位置で前記振れ止め棒を受け止め支持する受止支持部が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、前記振れ止め棒が自身の重量により離脱抑止手段としての受止支持部に付勢される形態で、振れ止め棒が受止支持部の上方位置にある導入口部に移動するのが抑止されるから、例えば、前記離脱抑止手段として振れ止め棒を第1取り付け部に拘束する拘束部材を別に設ける場合に比べ、製作コストや作業性の面で優れたものとすることができる。
また、例えば、導入口部から第1取り付け部に導入した振れ止め棒を何らかの固定手段により固定する固定操作が必要な場合でも、第1取り付け部に導入した振れ止め棒が受止支持部に受止支持されるから、固定手段の固定操作と振れ止め棒の保持操作を同時に行うといった面倒な作業の発生を効果的に防止することができる。
本発明の第4特徴構成は、第1〜第3特徴構成のいずれかの実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記第2取り付け部が、基材の一端側に形成されているとともに、
前記第1取り付け部を有する取り付け片が、前記第2取り付け部を構造体の天井部における吊り部材取り付け部位とは異なる部位に取り付けた状態において下方側に突出する姿勢で基材の他端部に形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記第2取り付け部を構造体の天井部における吊り部材取り付け部位とは異なる部位に取り付けた状態において、第1取り付け部に対して振れ止め棒を取り付け操作するための操作空間を極力広く、しかも、効果的に確保することができる。
本発明の第5特徴構成は、被吊下部材振れ止め装置に係り、その特徴は、
第1〜第3特徴構成のいずれかに記載の連結部材を用いた振れ止め装置であって、
前記振れ止め棒と、前記振れ止め棒の一端側と前記被吊下部材又は吊り部材の下方部位とを連結する第1の前記連結部材と、前記振れ止め棒の他端側と構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位とを連結する第2の前記連結部材とが設けられているとともに、
前記第1連結部材及び前記第2連結部材の各導入口部が、各連結部材の連結姿勢において同じ向きに開口するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、第1連結部材の第2取り付け部を被吊下部材又は吊り部材の下方部位に取り付けた状態で、且つ、第2連結部材の第2取り付け部を構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位に取り付けた状態において、前記振れ止め棒を棒径方向の同一方向に沿って移動させる形態で、各連結部材の各導入口部を通じて振れ止め棒を各連結部材の第1取り付け部に取り付けることができるから、振れ止め棒の取り付け操作の簡略化を効果的に図ることができる。
本発明の第6特徴構成は、第5特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記第1連結部材及び前記第2連結部材の各取り付け片が、各連結部材の連結姿勢において下方側に突出する姿勢で設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、前記振れ止め棒の取り付け操作空間を効果的に確保することができ、振れ止め棒の取り付け操作の簡略化を一層効果的に達成することができる。
図1は、吊りボルト1(吊り部材の一例)によりコンクリート製のスラブS(構造体の天井部の一例)に吊下支持された空調機2(被吊下部材の一例)に対し、本発明に係る振れ止め装置Tによる振れ止め措置を施した状態を示す。
前記吊りボルト1は、ボルト全長に亘って外周面にネジ溝が形成されており、ボルト上端部が、スラブSに埋設された第1パイプナットs1(吊り部材取り付け部位の一例)に螺設されている。また、吊りボルト1の下方部位には、空調機2の付属金具2aが吊りボルト1に取り付けた受け止めナット1aにより受止支持される形態で、空調機2が取り付けられている。
1cは、吊りボルト1の上端部の揺動や吊りボルト1の回転によるスラブSからの脱落を抑止するために、スラブSの下面を押圧する状態で吊りボルト1の上端部に取り付けられた固定ナットである。
前記振れ止め装置Tは、吊りボルト1の下方部位とスラブSの第1パイプナットs1とは異なる位置に埋設された第2パイプナットs2とを接続する振れ止めボルト3(振れ止め棒の一例)と、振れ止めボルト3の下端側と吊りボルト1の下方部位とを連結する板金製の機器側連結部材4(第1連結部材の一例)と、振れ止めボルト3の上端側と第2パイプナットs2とを連結する板金製のスラブ側連結部材9(第2連結部材の一例)とから構成されている。なお、振れ止めボルト3の外周面には、ボルト全長に亘ってネジ溝が形成されている。
まず、機器側連結部材4について説明する。
図1、図2に示すように、前記機器側連結部材4の基材5の一端部(図1に示す連結姿勢における上端部)には、振れ止めボルト3の下端側に対する第1取り付け部6Aを有する第1取り付け片6が、連結姿勢において下方側(つまり、スラブSとは反対側、換言すれば床側)に突出する姿勢となるように、連結姿勢における下方側に約90度の角度で折り曲げ形成されている。
また、機器側連結部材4の第1取り付け片6における側片部6Bの中間部位には、取り付け片中央部の第1取り付け部6Aに対して振れ止めボルト3を導入するための導入口部6aが開口形成されている。
つまり、機器側連結部材4の第1取り付け片6は、導入口部6aを通じて振れ止めボルト3をボルト径方向(棒径方向)から第1取り付け部6Aに導入した状態で、振れ止めボルト3に螺設した一対の取り付けナット13、14で挟持させることにより、振れ止めボルト3が取り付け可能に構成されている。
さらに、この第1取り付け部6Aには、連結姿勢において導入口部6aの下方側開口端よりも下方側で振れ止めボルト3を受け止め支持する弧状(詳しくは、ボルト外周面に沿う弧状)の受止支持部6b(離脱抑止手段の一例)が、先片部6D側に落ち込み形成されている。
そのため、導入口部6aを通じて第1取り付け部6Aに導入した振れ止めボルト3が、自身の重量により受止支持部6bに付勢される形態で、導入口部6aを通じて振れ止めボルト3が離脱するのを取り付けナット13、14により第1取り付け部6Aと振れ止めボルト3とを固定する前の状態でも効果的に抑止することができる。
6cは、第1取り付け片6の折り曲げ角度の変更を抑止するために、基材5と第1取り付け片6との屈曲部に打ち出し成形された補強リブである。
一方、機器側連結部材4の基材5の他端部(連結姿勢における下端部)には、吊りボルト1の下方部位に対する第2取り付け部7Aを有する第2取り付け片7が、第1取り付け片6とは反対側に約45度の角度で折り曲げ形成されている。
この機器側連結部材4の第2取り付け片7における先片部の中間部位には、振れ止めボルト3の下方部位を取り付け片中央部のUの字状の第2取り付け部7Aに導入する導入口部7aが開口形成されている。
つまり、この機器側連結部材4の第2取り付け片7は、導入口部7aを通じて吊りボルト1をボルト径方向から第2取り付け部7Aに導入した状態で、受け止めナット1aと押さえナット1bで挟持させることにより、吊りボルト1が取り付け可能に構成されている。
また、第2取り付け片7の先片部の両側部位には、後述する板状の抜け止め部材8を位置保持するための規制片7bが連結姿勢における上方側(つまり、スラブ側)に折り曲げ形成されている。
前記抜け止め部材8は、第2取り付け片7に対して積層する形態で適宜に使用されるものである。この抜け止め部材8には、第2取り付け片7に対する所定の積層姿勢において、第2取り付け部7Aに配置された吊りボルト1の導入口部7a側の外周面に接当する弧状の接当部を有するUの字状の切り欠き部8aが形成されている。
また、抜け止め部材8には、第2取り付け片7に対する所定の積層姿勢において、第2取り付け片7の各規制片7bを受け止める一対の受け止め段部8bが形成されている。この一対の受け止め段部8bは、第2取り付け片7に対する所定の積層姿勢において、これらの間に形成される凸部8cを規制片7bどうしの端面間に入り込ませる形態で各規制片7bを接当状態で受け止める。
つまり、この抜け止め部材8は、第2取り付け片7に対する所定の積層姿勢で受け止めナット1aと押さえナット1bとの間に介装することで、第2取り付け片7の各規制片7bとの接当により第2取り付け片7の導入口部7a側への移動を規制する形態で、吊りボルト1、第2取り付け片7、抜け止め部材8の相対移動を抑止し、吊りボルト1が導入口部7aを通じて第2取り付け部から離脱するのを阻止する。
なお、7cは、第2取り付け片7の折り曲げ角度の変更操作を行い易くするため、及び、抜け止め部材8の取り外し操作を行うために、基材5と第2取り付け片6との境界部に形成された貫通孔である。
次に、前記スラブ側連結部材9について説明する。
図1〜2に示すように、前記スラブ側連結部材9の基材10の一端部(図1に示す連結姿勢における下端部)には、振れ止めボルト3の上方部位に対する第1取り付け部11Aを有する第1取り付け片11が、連結姿勢において下方側に突出する姿勢となるように、連結姿勢における下方側に約90度の角度で折り曲げ形成されている。
また、スラブ側連結部材9の第1取り付け片11における側片部11B(詳しくは、連結姿勢において機器側連結部材4の導入口部6aが形成された側片部6Bに相対向する側片部)の中間部位には、取り付け片中央部の第1取り付け部11Aに対して振れ止めボルト3を導入するための導入口部11aが開口形成されている。
つまり、スラブ側連結部材9の第1取り付け片11は、導入口部11aを通じて振れ止めボルト3をボルト径方向から第1取り付け部11Aに導入した状態で、振れ止めボルト3に螺設した一対の取り付けナット15、16に挟持させることにより、振れ止めボルト3が取り付け可能に構成されている。
さらに、この第1取り付け部11Aには、連結姿勢において導入口部11aの下方側開口端よりも下方側で振れ止めボルト3を受け止め支持する弧状(詳しくは、ボルト外周面に沿う弧状)の受止支持部11b(離脱抑止手段の一例)が、先片部11D側に落ち込み形成されている。
11cは、第1取り付け片11の折り曲げ角度の変更を抑止するために、基材10と第1取り付け片11との屈曲部に打ち出し成形された補強リブである。
一方、スラブ側連結部材9の基材10の他端部(連結姿勢における上端部)には、スラブS(詳しくは、スラブSに埋設された第2パイプナットs2用の取り付けボルト17)に対する第2取り付け部12Aを有する第2取り付け片12が、第1取り付け片11と同じ側に約45度の角度で折り曲げ形成されている。
このスラブ側連結部材11の第2取り付け片12の中央部には、取り付けボルト17用の挿通孔が第2取り付け部12Aとして貫通形成されている。
12aは、第2取り付け片12の折り曲げ角度の変更操作を行い易くするために、基材10と第2取り付け片12との境界部に形成された貫通孔である。
なお、18は、各ナット1a、1b、13〜16とそれらの取り付け面との間の各々に介装されるワッシャーである。
次に、上述の如く構成された被吊下部材振れ止め装置Tの使用方法について説明する(図1、図2を参照)。
(イ)スラブ側連結部材9の取り付け工程
スラブSの第2パイプナットs2に対してスラブ側連結部材9の第2取り付け部12Aを通して取り付けボルト17を螺設し、スラブ側連結部材4をスラブSに取り付ける。
(ロ)機器側連結部材4の取り付け工程
まず、第2取り付け片7の導入口部7aを通じて第2取り付け部7Aに吊りボルト1を導入する形態で、受け止めナット1aに受け止められた状態の空調機2の付属金具2aの上面に対し、機器側連結部材4の第2取り付け片7を配置する。
次に、機器側連結部材4の導入方向とは反対方向から抜け止め部材8の切り欠き部8aに吊りボルト1を導入する形態で、抜け止め部材8を所定の積層姿勢で第2取り付け片7の上面に載置する。
そして、予め吊りボルト1の中間部に保持させていた押さえナット1bを締め付け、この押さえナット1bと受け止めナットとにより第2取り付け片7を挟み込む形態で機器側連結部材4を吊りボルト1に取り付ける。
(ハ)振れ止めボルト3の取り付け工程
上記(イ)、(ロ)の工程が完了したのち、各連結部材4、9の第1取り付け片6、11の導入口部6a、11aを通じて、予め中間部に取り付けナット14、15を保持させた状態の振れ止めボルト3を、各第1取り付け片6、11の第1取り付け部6A、11Aに導入し、取り付けナット13、16を取り付けて、各連結部材4、9に振れ止めボルト3を取り付ける。
このとき、各第1取り付け片6、11の導入口部6a、11aが同じ向きに開口しているので、振れ止めボルト3をボルト径方向の同一方向から各第1取り付け部6A、11Aに容易に導入することができる。また、各第1取り付け片6、11が、スラブSが存在する上方側よりも広い空間が存在する下方側に突出しているから、振れ止めボルト3の取り付け作業を極力広い操作空間で容易に行うことができる。
なお、振れ止めボルト3には、各第1取り付け片6、11の取り付け領域をある程度予測して全ての取り付けナット13〜16を保持させていてもよい。このようにすれば、振れ止めボルト3の取り付け作業を一層簡略化することができる。
[その他の実施形態]
(1)前述の実施形態では、第1連結部材4(機器側連結部材)の第2取り付け部7Aを、吊り部材1(吊りボルト)の下方部位に対して取り付ける構成を例に示したが、被吊下部材2(空調機)に対して取り付ける構成にしてもよい。
(2)第2連結部材9(スラブ側連結部材)を取り付ける吊り部材取り付け部位とは異なる部位は、前述の実施形態で示した天井部S(スラブ)における部位に限らず、側壁部の部位などであってもよい。
(3)前述の実施形態では、振れ止め棒3(振れ止めボルト)を第1取り付け部6A、11Aに導入する導入口部6a、11aが第1取り付け片6、11の側片部6B、11Bに形成されている場合を例に示したが、例えば、先片部6D、11Dに形成されていてもよい。
(4)第1取り付け片6、11や第2取り付け片7、12の基材5、10に対する姿勢、位置、形状、大きさなどの具体的構成は、前述の実施形態で示した如き構成に限らず、種種の構成変更が可能である。
(5)また、第1取り付け部6A、11Aや第2取り付け部7A、12Aの位置、形状、大きさなどの具体的構成も、前述の実施形態で示した如き構成に限らず、種々の構成変更が可能である。
例えば、第2連結部材9の第2取り付け部12Aに、第1連結部材4の第2取り付け部7Aの構成を採用したり、或いは、第1連結部材4の第2取り付け部7Aに、第2連結部材9の第2取り付け部12Aの構成を採用したりしてもよい。
(5)前述の実施形態では、離脱抑止手段として、第1取り付け部6A、11Aに受止支持部6b、11bを形成する場合を例に示したが、これに代え、例えば、離脱抑止手段として、紐などの拘束手段や導入口部6a、11aを閉塞する閉塞部材などを設ける構成にしてもよい。
本発明に係る振れ止め装置の使用状態を示す説明図 本発明に係る振れ止め装置の分解斜視図
符号の説明
S 天井部(スラブ)
s1 吊り部材取り付け部位(第1パイプナット)
s2 吊り部材取り付け部位とは異なる部位(第2パイプナット)
1 吊り部材(吊りボルト)
2 被吊下部材(空調機)
T 被吊下部材振れ止め装置
3 振れ止め棒(振れ止めボルト)
4 第1連結部材(機器側連結部材)
9 第2連結部材(スラブ側連結部材)
5、10 基材
6、11 取り付け片(第1取り付け片)
6A、11A 第1取り付け部
6a、11a 導入口部
6b、11b 離脱抑止手段(受止支持部)
7A、12A 第2取り付け部

Claims (6)

  1. 構造体の天井部に取り付けられた吊り部材により吊下支持される被吊下部材又は吊り部材の下方部位と、構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位とを接続する振れ止め棒に対する第1の取り付け部と、
    前記被吊下部材又は吊り部材の下方部位若しくは構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位に対する第2の取り付け部とが設けられている連結部材であって、
    前記第1取り付け部を有する取り付け片には、前記振れ止め棒を棒径方向から第1取り付け部に導入するための導入口部が設けられている連結部材。
  2. 前記取り付け片には、前記振れ止め棒が前記導入口部を通じて前記第1取り付け部から離脱するのを抑止する離脱抑止手段が設けられている請求項1記載の連結部材。
  3. 前記第1取り付け部には、前記離脱抑止手段として前記導入口部よりも下方位置で前記振れ止め棒を受け止め支持する受止支持部が設けられている請求項2記載の連結部材。
  4. 前記第2取り付け部が、基材の一端側に形成されているとともに、
    前記第1取り付け部を有する取り付け片が、前記第2取り付け部を構造体の天井部における吊り部材取り付け部位とは異なる部位に取り付けた状態において下方側に突出する姿勢で基材の他端部に形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結部材。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結部材を用いた振れ止め装置であって、
    前記振れ止め棒と、前記振れ止め棒の一端側と前記被吊下部材又は吊り部材の下方部位とを連結する第1の前記連結部材と、前記振れ止め棒の他端側と構造体の吊り部材取り付け部位とは異なる部位とを連結する第2の前記連結部材とが設けられているとともに、
    前記第1連結部材及び前記第2連結部材の各導入口部が、各連結部材の連結姿勢において同じ向きに開口するように構成されている振れ止め装置。
  6. 前記第1連結部材及び前記第2連結部材の各取り付け片が、各連結部材の連結姿勢において下方側に突出する姿勢で設けられている請求項5記載の振れ止め装置。
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