JP2008230728A - エレベーター用非常電源供給装置 - Google Patents
エレベーター用非常電源供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008230728A JP2008230728A JP2007069503A JP2007069503A JP2008230728A JP 2008230728 A JP2008230728 A JP 2008230728A JP 2007069503 A JP2007069503 A JP 2007069503A JP 2007069503 A JP2007069503 A JP 2007069503A JP 2008230728 A JP2008230728 A JP 2008230728A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- power failure
- emergency
- car
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B50/00—Energy efficient technologies in elevators, escalators and moving walkways, e.g. energy saving or recuperation technologies
Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
【課題】長寿命化及び小型化を図るエレベーター用非常電源供給装置の提供。
【解決手段】上記課題は、エレベーターの運行状態を常時監視してエレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置1と、エレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯3と、乗りかご内外の通話を確立するインターホン4とに、停電時に電源を供給するために監視装置1に近傍に配設した非常用バッテリー5を備えてなるエレベーター用非常電源供給装置において、停電が発生してインターホン4の呼び出し釦4Aが押圧されることで、監視装置1とインターホン4との間の通話が行われてその通話が終了すると監視装置1をスリープモードとするとともに、停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると停電灯3を消灯させる構成にすることで、達成できる。
【選択図】図1
【解決手段】上記課題は、エレベーターの運行状態を常時監視してエレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置1と、エレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯3と、乗りかご内外の通話を確立するインターホン4とに、停電時に電源を供給するために監視装置1に近傍に配設した非常用バッテリー5を備えてなるエレベーター用非常電源供給装置において、停電が発生してインターホン4の呼び出し釦4Aが押圧されることで、監視装置1とインターホン4との間の通話が行われてその通話が終了すると監視装置1をスリープモードとするとともに、停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると停電灯3を消灯させる構成にすることで、達成できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベーター用非常電源供給装置に関するものである。
従来、エレベーター用非常電源供給装置としては、エレベーターへの常用電源の停電が発生するなどの非常時に巻上機のブレーキを開放するための非常用バッテリーと、この非常用バッテリーにそれぞれ接続されたエレベーターに設けた複数の負荷と、エレベーターへの常用電源の停電を検出した後、それぞれに時限動作する複数のタイマーと、その各タイマーの出力により前記非常用バッテリーからの各負荷への給電をオン/オフする複数のスイッチング回路を備え、前記非常時に巻上機のブレーキを開放するための非常用バッテリーからエレベーターに設けた複数の負荷にも電力を供給するようにしたものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−123352公報
しかしながら、上述した特開2004−123352号公報に記載されたエレベーター用非常電源供給装置では、第1に、停電時の巻上機ブレーキ開放用の非常用バッテリーを、インターホン及び停電灯のバッテリーに共用して使用するために、停電時に発生する閉じ込め救出等の非常時に用いる巻上機ブレーキ開放用の非常用バッテリーが設置されていないエレベーターに対応できないという問題点、第2に、巻上機ブレーキ開放用の非常用バッテリーをインターホン及び停電灯のバッテリーに共用して使用することで、巻上機ブレーキ開放用の非常用バッテリーの容量の低下が進んでしまい、実際に停電が発生した場合に、非常用バッテリーの容量が不足のために、巻上機ブレーキの開放が行われず、停電による乗りかご閉じ込め事故を解消することができなくなることが起こるという問題点、第3に、エレベーターにおいては、停電時に、停電灯を30分連続点灯することが義務付けられているために、巻上機ブレーキ開放用の非常用バッテリーの容量を十分に大きくさせないと、次回の停電時(エレベーターへの常用電源の停電の再発生時)に、停電灯が設定義務時間内の短い時間で消灯してしまったりする若しくはインターホンが短時間で使えなくなったりするという問題点、並びに前記第2及び第3の問題点を解決するために、巻上機ブレーキ開放用の非常用バッテリーの容量を十分に大きくすると、その非常用バッテリーが大型化及び高価格化されてしまうという問題点を有していた。
本発明は、上述した問題点に鑑み、なされたもので、その目的は、非常用バッテリーの長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止し得るエレベーター用非常電源供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベーターの運行状態を常時監視するとともに、エレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置と、エレベーターの乗りかごに設けられてエレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯と、前記乗りかご内と前記乗りかご外との通話を確立するインターホンとに、少なくとも前記停電時に電源を供給するために前記監視装置の近傍に配設した非常用バッテリーを包含するエレベーター用非常電源供給装置において、前記停電が発生することで前記インターホンの呼び出し釦が押圧されることにより、前記監視装置と前記インターホンとの間の通話が行われてその通話が終了すると前記監視装置をスリープモードとするとともに、前記停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると前記停電灯を消灯させる構成にしたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記スリープモードが設定された後、前記呼び出し釦が押圧されたときに、前記スリープモードを解除する構成にしたことを特徴としている。
さらに、本発明は、エレベーターへの常用電源の停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの前記所定時間を、約5分としたことを特徴としている。
さらに、上記目的を達成するために、本発明は、エレベーターの運行状態を常時監視するとともに、エレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置と、エレベーターの乗りかごに設けられてエレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯と、前記乗りかご内と前記乗りかご外との通話を確立するインターホンとに、少なくとも前記停電時に電源を供給するために前記監視装置の近傍に配設した非常用バッテリーを包含するエレベーター用非常電源供給装置において、前記停電灯の連続点灯時間が設定義務時間を経過するとその経過を検出して信号出力する停電時間検出手段と、前記非常用バッテリーの電圧が所定電圧値になると信号出力する電圧検出手段とを設け、この停電時間検出手段若しくは電圧検出手段からの信号出力によって前記乗りかごに設けた報知手段で前記停電灯を消灯させる旨の放送を行った後、前記停電灯を消灯させ、その後、前記監視装置をスリープモードとするとともに、前記停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると前記停電灯を消灯させる構成にしたことを特徴としたものである。
さらに、上記目的を達成するために、本発明は、エレベーターの運行状態を常時監視するとともに、エレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置と、エレベーターの乗りかごに設けられてエレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯と、前記乗りかご内と前記乗りかご外との通話を確立するインターホンとに、少なくとも前記停電時に電源を供給するために前記監視装置の近傍に配設した非常用バッテリーを包含するエレベーター用非常電源供給装置において、前記停電灯の連続点灯時間が設定義務時間を経過するとその経過を検出して信号出力する停電時間検出手段と、前記非常用バッテリーの電圧が所定電圧値になると信号出力する電圧検出手段とを設け、この停電時間検出手段からの信号出力及び前記電圧検出手段からの信号出力によって前記乗りかごに設けた報知手段を用いて前記停電灯を消灯させる旨の放送を行った後、前記停電灯を消灯させ、その後、前記監視装置をスリープモードとするとともに、前記停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると前記停電灯を消灯させる構成にしたことを特徴としたものである。
さらに、本発明は、前記設定義務時間を、約30分とし、かつ、前記所定電圧値を、前記非常用バッテリーが過放電領域に達しない電圧としたことを特徴としている。
本発明によれば、停電時に、インターホンの呼び出し釦が押圧されて監視装置とインターホンとの間の通話が終了すると、監視装置をスリープモードするとともに、乗りかご内に乗客が乗っていない場合、停電時に乗りかご内を照らす停電灯を消灯するようにしたので、非常用バッテリーの長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止することのできるエレベーター用非常電源供給装置が得られる。また、本発明によれば、乗りかご内に乗客が乗っていない場合には、停電時に乗りかご内を照らす停電灯を消灯させ、しかも、乗りかご内に乗客が乗っている場合には、停電灯の連続点灯時間が設定義務時間を超えないうちに若しくは非常用バッテリーが過放電しないうちに停電灯を消灯させるとともに、その消灯後、監視装置をスリープモードにするようにしたので、非常用バッテリーの長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止することができるエレベーター用非常電源供給装置が得られる。また、本発明によれば、乗りかご内に乗客が乗っていない場合には、停電時に乗りかご内を照らす停電灯を消灯させ、しかも、乗りかご内に乗客が乗っている場合には、停電灯の連続点灯時間が設定義務時間を超えても非常用バッテリーが過放電しないうちに停電灯を消灯させるとともに、その消灯後、監視装置をスリープモードにするようにしたので、非常用バッテリーの長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止することのできるエレベーター用非常電源供給装置が得られる。
以下、本発明に係るエレベーター用非常電源供給装置の実施形態例を、図1〜図5に、基づいて詳説する。図1は、本発明の一実施形態に係り、エレベーター用非常電源供給装置の要部構成を示すブロック図である。図2は、本発明の一実施形態に係り、エレベーター用非常電源供給装置の要部電気回路図である。図3は、本発明の一実施形態に係り、エレベーター用非常電源供給装置による電源供給手順を示すフローチャートである。図4は、本発明の他実施形態その1に係り、エレベーター用非常電源供給装置による電源供給手順を示すフローチャートである。図5は、本発明の他実施形態その2に係り、エレベーター用非常電源供給装置による電源供給手順を示すフローチャートである。
図1に示す本発明の一実施形態に係るエレベーター用非常電源供給装置は、図1に示すように、エレベーターの運行状態を常時監視するとともに、エレベーターに異常が発生したとき、電話回線(図示せず)を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センター(図示せず)へ通報する監視装置1と、エレベーターの乗りかご2に設けられて、エレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご2内を照らす停電灯3と、乗りかご2に設けられて乗りかご2内と乗りかご2外との通話を行うインターホン4とに、少なくとも前記停電時に電源を供給するために監視装置1の近傍に配設した非常用バッテリー5と、乗りかご2内に所定の案内放送を行う音声合成装置からなる報知手段6とを、少なくとも包含する構成としてある。
エレベーター用非常電源供給装置は、エレベーターへの常用電源の停電が発生することでインターホン4の呼び出し釦4Aが押圧されることにより、監視装置1とインターホン4との間の通話が行われてその通話が終了すると監視装置1をスリープモードとするとともに、このスリープモードが設定された後、呼び出し釦4Aが押圧されたときに、前記スリープモードを解除する構成とし、しかも、エレベーターへの常用電源の停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると停電灯3を消灯させる構成としてある。本実施形態例では、エレベーターへの常用電源の停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの前記所定時間を、約5分に設定してある。
監視装置1は、図1に示すように、エレベーター制御装置(図示せず)を格納する制御盤7に設けられている。制御盤7は、エレベーター機械室(図示せず)に設置されており、複数本のケーブルからなるテールコード8によって、乗りかご2と電気的に接続されるようにしてある。非常用バッテリー5は、図1に示すように、テールコード8に配設されたインターホン電源線9によって、停電灯3及びインターホン4などが接続されている。停電灯3は、LED点灯式停電灯としてある。
監視装置1には、エレベーターの運行状況を常時監視して異常発生を検出したとき電話回線を介して複数台のエレベーターの異常発生を遠隔的に監視する監視センター(図示せず)へ通報する異常検出装置1Aと、インターホン4の呼び出し釦4Aを、例えば、3秒間押し続ける長押しを行うと、電話回線(図示せず)を介して前記監視センター(図示せず)との通話を確立させる通話装置1Bとが、少なくとも備えられている。
次に、本発明の一実施形態に係るエレベーター用非常電源供給装置の電気回路図を、図2に基づいて説明する。
図2に示すように、エレベーターへの常用電源となる交流電源10には、常開接点11A1、11A2及び常閉接点11B1、11B2、11B3、11B4有する停電検出リレー11と、監視装置1への電源を供給する定電圧電源装置12と、非常用バッテリー5の充電装置13とが接続されている。定電圧電源装置12は、常開接点11A1、11A2を介して監視装置1に接続されている。監視装置1には、常閉接点11B1、11B2を介して非常用バッテリー5に接続されている。停電灯3は、常閉接点11B3、11B4を介して非常用バッテリー5に接続され、かつ、常閉接点11B3、11B4及び常閉接点11B1、11B2を介して監視装置1に接続されている。監視装置1は、監視装置1とインターホン4の呼び出し釦4Aを操作することでオン/オフする釦接点4Bとを直列に接続し、かつ、非常用バッテリー5からインターホン4に電源が供給されるようにすることで、呼び出し釦4Aの操作を検出するようにしてある。
次に、本発明の一実施形態に係るエレベーター用非常電源供給装置による電源供給手順を、図3並びに図1及び図2に基づいて詳説する。
まず、図3のステップS1のように、エレベーターへの常用電源となる交流電源10が停電すると、図2に示す停電検出リレー11が消勢して、常開接点11A1、11A2が開放され、かつ、常閉接点11B1、11B2、11B3、11B4が閉成される。これにより、非常用バッテリー5が常閉接点11B1、11B2を介して監視装置1に接続され、かつ、非常用バッテリー5が常閉接点11B3、11B4を介して停電灯3に接続されることで、図3のステップS2に示すように、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられる。
次に、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられることで、図3のステップS3に示すように、停電灯3が点灯して乗りかご2内を照らすと同時に、エレベーターへの常用電源となる交流電源10の停電が発生したことが監視装置1の異常検出装置1Aによって検出されるとともに、この検出された停電発生が監視センターに通報される。その後、図3のステップS4に示すように、乗りかご2内に乗客が閉じ込められている場合に、その乗客によってインターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされると、監視装置1の通話装置1Bによってインターホン4と監視センターとの通話が可能となるので、図3のステップS5に進み、乗りかご2内の乗客と監視センターの監視員との間での通話(直話)を行う。これにより、乗りかご2内の乗客は、乗りかご2内から監視センターに対して救出その他の依頼等を行い、停電灯3で乗りかご2内が照らされた状態で救出を待つことになる。
次に、インターホン4と監視センターとの通話が終了(終話)したか否かを、図3のステップS6に示すように、監視装置1にて判定して、通話が終了していると判定された場合には、図3のステップS7に進み、監視装置1がスリープモードに切り替えられて、非常用バッテリー5の消費が抑えられる。
次に、監視装置1がスリープモードに切り替えられた後、乗りかご2内に乗客によって、再度、インターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされたか否かの判定が、図3のステップS8に示すように、監視装置1にてなされる。そして、呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされたと判定された場合には、図3のステップS9に進み、監視装置1のスリープモードが解除されて、図3のステップS5に戻り、乗りかご2内の乗客と監視センターの監視員との間での通話(直話)を、再度、可能にする。
図3のステップS4において、乗りかご2内に乗客が閉じ込められていない場合には、インターホン4の呼び出し釦4Aが操作されることがない。そこで、図3のステップS10に進み、エレベーターへの常用電源の停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの経過時間が、所定時間、例えば、約5分が経過したか否かの判定が行われる。そして、約5分経過したと判定された場合には、図3のステップS11に進み、乗りかご2内を照らす停電灯3を消灯させる。
以上のように、上記一実施形態に係るエレベーター用非常電源供給装置によれば、エレベーターへの常用電源の停電時に、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられても、乗りかご2内に乗客が閉じ込められていない場合には、所定時間経過すると、停電灯3を消灯させ、しかも、インターホン4と監視センターとの通話が終了後は、監視装置1がスリープモードに切り替えられることで、非常用バッテリー5の消費が抑えられるため、非常用バッテリーの長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止することができる。また、上記一実施形態に係るエレベーター用非常電源供給装置によれば、停電灯3をLED点灯式とすることで、停電時の消費電力を軽減させることができる。
以上のように、上記一実施形態に係るエレベーター用非常電源供給装置によれば、エレベーターへの常用電源の停電時に、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられても、乗りかご2内に乗客が閉じ込められていない場合には、所定時間経過すると、停電灯3を消灯させ、しかも、インターホン4と監視センターとの通話が終了後は、監視装置1がスリープモードに切り替えられることで、非常用バッテリー5の消費が抑えられるため、非常用バッテリーの長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止することができる。また、上記一実施形態に係るエレベーター用非常電源供給装置によれば、停電灯3をLED点灯式とすることで、停電時の消費電力を軽減させることができる。
次に、本発明の他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置を、説明する。
本発明の他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置は、停電灯3の連続点灯時間が設定義務時間を経過するとその経過を検出して信号出力する停電時間検出手段と、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値になると信号出力する電圧検出手段とを監視装置1に設け、この停電時間検出手段若しくは電圧検出手段からの信号出力によって乗りかご2に設けた報知手段6で停電灯3を消灯させる旨の放送を行った後、停電灯3を消灯させ、その後、監視装置1をスリープモードとするとともに、エレベーターへの常用電源10の停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると停電灯3を消灯させるように構成にした点で、上記一実施形態のエレベーター用非常電源供給装置と相違している。
上記他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置では、停電灯3の連続点灯時間に関する設定義務時間を、約30分とし、かつ、前記所定電圧値を、非常用バッテリー5が過放電領域に達しない電圧に設定してある。
次に、本発明の他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置による電源供給手順を、図4並びに図1及び図2に基づいて詳説する。
まず、図4のステップSA1のように、エレベーターへの常用電源となる交流電源10が停電すると、図2に示す停電検出リレー11が消勢して、常開接点11A1、11A2が開放され、かつ、常閉接点11B1、11B2、11B3、11B4が閉成される。これにより、非常用バッテリー5が常閉接点11B1、11B2を介して監視装置1に接続され、かつ、非常用バッテリー5が常閉接点11B3、11B4を介して停電灯3に接続されることで、図4のステップSA2に示すように、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられる。
次に、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられることで、図4のステップSA3に示すように、停電灯3が点灯して乗りかご2内を照らすと同時に、エレベーターへの常用電源となる交流電源10の停電が発生したことが監視装置1の異常検出装置1Aによって検出されるとともに、この検出された停電発生が監視センターに通報される。その後、図4のステップSA4に示すように、乗りかご2内に乗客が閉じ込められている場合に、その乗客がインターホン4の呼び出し釦4Aを約30秒以上の長押しがなされると、監視装置1の通話装置1Bによってインターホン4と監視センターとの通話が可能となるので、図4のステップSA5に進み、乗りかご2内の乗客と監視センターの監視員との間での通話(直話)が行われる。これにより、乗りかご2内の乗客は、乗りかご2内から監視センターに対して救出その他の依頼等を行い、停電灯3で乗りかご2内が照らされた状態で救出を待つことになる。
次に、インターホン4と監視センターとの通話が終了したか否かを、図4のステップSA6に示すように、監視装置1にて判定して、通話が終了していると判定された場合には、図4のステップSA7に進み、停電時間検出手段によって、交流電源10の停電から約30分が経過したか否かが判定される。なお、図4のステップSA6において、通話が終了していないと判定された場合には、図4のステップSA5に戻り、インターホン4と監視センターとの通話が終了したか否かの判定を繰り返して行われる。
図4のステップSA7において、交流電源10の停電から約30分が経過していると判定された場合には、図4のステップSA10に進み、乗りかご2に設けた報知手段6を用いて停電灯3を消灯させる旨の放送(アナウンス)を行った後、図4のステップSA11に進み、停電灯3を消灯させる。その後、図4のステップSA12に進み、監視装置1をスリープモードとする。また、図4のステップSA7において、交流電源10の停電から約30分が経過していないと判定された場合には、図4のステップSA8に進み、電圧検出手段によって、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下か否かが、電圧検出手段によって、判定される。
図4のステップSA8において、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下であると判定された場合には、図4のステップSA10に進み、乗りかご2に設けた報知手段6を用いて停電灯3を消灯させる旨の放送(アナウンス)を行った後、図4のステップSA11に進み、停電灯3を消灯させる。その後、図4のステップSA12に進み、監視装置1をスリープモードとする。また、図4のステップSA8において、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下でないと判定された場合には、図4のステップSA9に進む。
図4のステップSA9において、乗りかご2内に乗客によってインターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされると、監視装置1の通話装置1Bによってインターホン4と監視センターとの通話が可能となるので、図4のステップSA5に進み、乗りかご2内の乗客と監視センターの監視員との間での通話(直話)が行われる。これにより、乗りかご2内の乗客は、再度、乗りかご2内の乗客から監視センターに対して救出その他の依頼等を行い、停電灯3で乗りかご2内が照らされた状態で救出を待つことになる。また、図4のステップSA9において、乗りかご2内に乗客によってインターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされない場合には、図4のステップSA7に戻り、交流電源10の停電から約30分が経過していると判定されると、ステップSA10―ステップSA11―ステップSA12が実行されて、監視装置1がスリープモードに設定されるとともに、交流電源10の停電から約30分が経過していない場合には、ステップSA8に進み、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下であるか否かが判定されて、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下になると、ステップSA10―ステップSA11−ステップSA12が行われて、監視装置1がスリープモードに設定される。
図4のステップSA4において、乗りかご2内に乗客が閉じ込められていない場合には、インターホン4の呼び出し釦4Aが操作されることがない。そこで、図4のステップSA13に進み、エレベーターへの常用電源の停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの経過時間が、所定時間(例えば、約5分)を経過したか否かの判定が行われる。そして、約5分経過したと判定された場合には、図4のステップSA14に進み、乗りかご2内を照らす停電灯3を消灯させる。
以上のように、上記他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置によれば、乗りかご内に乗客が乗っていない場合には、停電時に乗りかご内を照らす停電灯3を消灯させ、しかも、乗りかご2内に乗客が乗っている場合には、停電灯3の連続点灯時間が設定義務時間を超えないうちに若しくは非常用バッテリー5が過放電しないうちに停電灯を消灯させるとともに、その消灯後、監視装置1をスリープモードにするようにしたので、非常用バッテリー5の長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止することができる。
さらに、上記他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置によれば、停電灯3を消灯させる旨の放送(アナウンス)を、乗客に対して行った後に、停電灯3を消灯させるようにしたので、乗りかご2内の乗客の不安感を増大させることなく、その乗客の救出を待たせることができる。
次に、本発明の他実施形態その2に係るエレベーター用非常電源供給装置を説明する。
本発明の他実施形態その2に係るエレベーター用非常電源供給装置は、停電灯3の連続点灯時間が設定義務時間を経過するとその経過を検出して信号出力する停電時間検出手段と、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値になると信号出力する電圧検出手段とを設け、この停電時間検出手段からの信号出力及び前記電圧検出手段からの信号出力によって乗りかご2に設けた報知手段6を用いて停電灯3を消灯させる旨の放送を行った後、停電灯3を消灯させ、その後、監視装置1をスリープモードとするとともに、停電が発生してから呼び出し釦4が押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると停電灯3を消灯させるように構成にした点で、上記一実施形態のエレベーター用非常電源供給装置と相違している。
上記他実施形態その2に係るエレベーター用非常電源供給装置も、上記他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置と同様に、停電灯3の連続点灯時間の設定義務時間を、約30分とし、かつ、前記所定電圧値を、非常用バッテリー5が過放電領域に達しない電圧に設定してある。
次に、本発明の他実施形態その2に係るエレベーター用非常電源供給装置による電源供給手順を、図5並びに図1及び図2に基づいて詳説する。
まず、図5のステップSB1のように、エレベーターへの常用電源となる交流電源10が停電すると、図2に示す停電検出リレー11が消勢して、常開接点11A1、11A2が開放され、かつ、常閉接点11B1、11B2、11B3、11B4が閉成される。これにより、非常用バッテリー5が常閉接点11B1、11B2を介して監視装置1に接続され、かつ、非常用バッテリー5が常閉接点11B3、11B4を介して停電灯3に接続されることで、図5のステップSB2に示すように、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられる。
次に、監視装置1及び停電灯3の電源が非常用バッテリー5に切り替えられることで、図5のステップSB3に示すように、停電灯3が点灯して乗りかご2内を照らすと同時に、エレベーターへの常用電源となる交流電源10の停電が発生したことが監視装置1の異常検出装置1Aによって検出されるとともに、この検出された停電発生が監視センターに通報される。その後、図5のステップSB4に示すように、乗りかご2内に乗客が閉じ込められている場合に、その乗客がインターホン4の呼び出し釦4Aを約30秒以上の長押しがなされると、監視装置1の通話装置1Bによってインターホン4と監視センターとの通話が可能となるので、図5のステップSB5に進み、乗りかご2内の乗客と監視センターの監視員との間での通話(直話)が行われる。これにより、乗りかご2内の乗客は、乗りかご2内から監視センターに対して救出その他の依頼等を行い、停電灯3で乗りかご2内が照らされた状態で救出を待つことになる。
次に、インターホン4と監視センターとの通話が終了したか否かを、図5のステップSB6に示すように、監視装置1にて判定して、通話が終了していないと判定された場合には、図5のステップSB5に戻り、インターホン4と監視センターとの通話が終了したか否かの判定を繰り返して行われる。そして、ステップSB6において、通話が終了していると判定された場合には、図5のステップSB7に進み、停電時間検出手段によって、交流電源10の停電から約30分が経過したか否かが判定される。
図5のステップSB7において、交流電源10の停電から約30分が経過したと判定された場合には、図5のステップSB8進み、電圧検出手段によって、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下か否かが、電圧検出手段によって、判定される。
図5のステップSB8において、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下であると判定された場合には、図5のステップSB10に進み、乗りかご2に設けた報知手段6を用いて停電灯3を消灯させる旨の放送(アナウンス)を行った後、図5のステップSB11に進み、停電灯3を消灯させる。その後、図5のステップSB12に進み、監視装置1をスリープモードとする。また、図5のステップSB8において、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下でないと判定された場合には、図5のステップSB9に進む。
図5のステップSB9において、乗りかご2内に乗客によってインターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされると、監視装置1の通話装置1Bによってインターホン4と監視センターとの通話が可能となるので、図5のステップSB5に戻り、乗りかご2内の乗客と監視センターの監視員との間での通話(直話)が行われる。これにより、乗りかご2内の乗客は、再度、乗りかご2内の乗客から監視センターに対して救出その他の依頼等を行い、停電灯3で乗りかご2内が照らされた状態で救出を待つことになる。
図5のステップSB9において、乗りかご2内に乗客によってインターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされない場合には、図5のステップSB7に戻り、交流電源10の停電から約30分が経過していると判定されると、ステップSB8―ステップSB10−ステップSB11―ステップSB12が実行されて、監視装置1がスリープモードに設定される。
図5のステップSB7において、交流電源10の停電から約30分が経過しないと判定された場合には、図5のステップSB9に進み、乗りかご2内に乗客によってインターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされると、監視装置1の通話装置1Bによってインターホン4と監視センターとの通話が可能となるので、図5のステップSB5に戻り、乗りかご2内の乗客と監視センターの監視員との間での通話(直話)が行われる。また、図5のステップSB9において、乗りかご2内に乗客によってインターホン4の呼び出し釦4Aが約30秒以上長押しされない場合には、図5のステップSB7に戻り、交流電源10の停電から約30分が経過していると判定されると、ステップSB8に進み、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下か否かが判定されて、非常用バッテリー5の電圧が所定電圧値以下であると判定されると、ステップSB10−ステップSB11―ステップSB12が実行されて、監視装置1がスリープモードに設定される。
図5のステップSB4において、乗りかご2内に乗客が閉じ込められていない場合には、インターホン4の呼び出し釦4Aが操作されることがない。そこで、図5のステップSB13に進み、エレベーターへの常用電源の停電が発生してから呼び出し釦4Aが押圧されないまでの経過時間が、所定時間(例えば、約5分)を経過したか否かの判定が行われる。そして、約5分経過したと判定された場合には、図5のステップSB14に進み、乗りかご2内を照らす停電灯3を消灯させる。
以上のように、上記他実施形態その2に係るエレベーター用非常電源供給装置によれば、乗りかご2内に乗客が乗っていない場合には、停電時に乗りかご2内を照らす停電灯を消灯させ、しかも、乗りかご2内に乗客が乗っている場合には、停電灯3の連続点灯時間が設定義務時間を超えても非常用バッテリー5が過放電しないうちに停電灯を消灯させるとともに、その消灯後、監視装置1をスリープモードにするようにしたので、非常用バッテリーの長寿命化が図られて非常用バッテリーの大型化及び高価格化を阻止することができる。
さらに、上記他実施形態その2に係るエレベーター用非常電源供給装置も、上記他実施形態その1に係るエレベーター用非常電源供給装置と同様に、停電灯3を消灯させる旨の放送(アナウンス)を、乗客に対して行った後に、停電灯3を消灯させるようにしたので、乗りかご2内の乗客の不安感を増大させることなく、その乗客の救出を待たせることができる。
1 監視装置
1A 異常検出装置
1B 通話装置
2 エレベーターの乗りかご
3 停電灯
4 インターホン
4A 呼び出し釦
4B 釦接点4
5 非常用バッテリー
6 報知手段
7 制御盤
8 テールコード
9 インターホン電源線
10 交流電源
11 停電検出リレー
11A1、11A2 常開接点
11B1、11B2、11B3、11B4 常閉接点
12 定電圧電源装置
13 非常用バッテリーの充電装置
1A 異常検出装置
1B 通話装置
2 エレベーターの乗りかご
3 停電灯
4 インターホン
4A 呼び出し釦
4B 釦接点4
5 非常用バッテリー
6 報知手段
7 制御盤
8 テールコード
9 インターホン電源線
10 交流電源
11 停電検出リレー
11A1、11A2 常開接点
11B1、11B2、11B3、11B4 常閉接点
12 定電圧電源装置
13 非常用バッテリーの充電装置
Claims (6)
- エレベーターの運行状態を常時監視するとともに、エレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置と、エレベーターの乗りかごに設けられてエレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯と、前記乗りかご内と前記乗りかご外との通話を確立するインターホンとに、少なくとも前記停電時に電源を供給するために前記監視装置の近傍に配設した非常用バッテリーを包含するエレベーター用非常電源供給装置において、
前記停電が発生することで前記インターホンの呼び出し釦が押圧されることにより、前記監視装置と前記インターホンとの間の通話が行われてその通話が終了すると前記監視装置をスリープモードとするとともに、前記停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると前記停電灯を消灯させる構成にしたことを特徴とするエレベーター用非常電源供給装置。 - 前記スリープモードが設定された後、前記呼び出し釦が押圧されたときに、前記スリープモードを解除する構成にしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター用非常電源供給装置。
- 前記停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの前記所定時間を、約5分としたことを特徴とする請求項1若しくは2記載のエレベーター用非常電源供給装置。
- エレベーターの運行状態を常時監視するとともに、エレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置と、エレベーターの乗りかごに設けられてエレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯と、前記乗りかご内と前記乗りかご外との通話を確立するインターホンとに、少なくとも前記停電時に電源を供給するために前記監視装置の近傍に配設した非常用バッテリーを包含するエレベーター用非常電源供給装置において、
前記停電灯の連続点灯時間が設定義務時間を経過するとその経過を検出して信号出力する停電時間検出手段と、前記非常用バッテリーの電圧が所定電圧値になると信号出力する電圧検出手段とを設け、この停電時間検出手段若しくは電圧検出手段からの信号出力によって前記乗りかごに設けた報知手段で前記停電灯を消灯させる旨の放送を行った後、前記停電灯を消灯させ、その後、前記監視装置をスリープモードとするとともに、前記停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると前記停電灯を消灯させる構成にしたことを特徴とするエレベーター用非常電源供給装置。 - エレベーターの運行状態を常時監視するとともに、エレベーターに異常が発生した時、電話回線を介して異常発生を遠隔的に監視する監視センターへ通報する監視装置と、エレベーターの乗りかごに設けられてエレベーターへの常用電源の停電時にその乗りかご内を照らす停電灯と、前記乗りかご内と前記乗りかご外との通話を確立するインターホンとに、少なくとも前記停電時に電源を供給するために前記監視装置の近傍に配設した非常用バッテリーを包含するエレベーター用非常電源供給装置において、
前記停電灯の連続点灯時間が設定義務時間を経過するとその経過を検出して信号出力する停電時間検出手段と、前記非常用バッテリーの電圧が所定電圧値になると信号出力する電圧検出手段とを設け、この停電時間検出手段からの信号出力及び前記電圧検出手段からの信号出力によって前記乗りかごに設けた報知手段を用いて前記停電灯を消灯させる旨の放送を行った後、前記停電灯を消灯させ、その後、前記監視装置をスリープモードとするとともに、前記停電が発生してから前記呼び出し釦が押圧されないまでの経過時間が所定時間に達すると前記停電灯を消灯させる構成にしたことを特徴とするエレベーター用非常電源供給装置。 - 前記設定義務時間を、約30分とし、かつ、前記所定電圧値を、前記非常用バッテリーが過放電領域に達しない電圧としたことを特徴とする請求項5記載のエレベーター用非常電源供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007069503A JP2008230728A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | エレベーター用非常電源供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007069503A JP2008230728A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | エレベーター用非常電源供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008230728A true JP2008230728A (ja) | 2008-10-02 |
Family
ID=39903994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007069503A Pending JP2008230728A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | エレベーター用非常電源供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008230728A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247918A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの非常用電源装置 |
JP2012153474A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーターの蓄電制御装置 |
JP2013180890A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | Hitachi Ltd | エレベータ装置 |
CN106882664A (zh) * | 2017-04-17 | 2017-06-23 | 成都赋阳技术开发有限公司 | 一种环保节能型的电梯监控系统 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6023273A (ja) * | 1983-07-19 | 1985-02-05 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タの故障通報装置 |
JPH04189267A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-07 | Toshiba Corp | エレベータかご内照明消灯制御装置 |
JPH065333Y2 (ja) * | 1988-02-16 | 1994-02-09 | 株式会社日立ビルシステムサービス | かご内停電灯装置 |
JPH0672647A (ja) * | 1992-08-28 | 1994-03-15 | Toshiba Corp | エレベータの遠隔監視端末装置 |
JPH11322213A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-11-24 | Hitachi Ltd | エレベーターの遠隔通話装置 |
WO2003033390A1 (fr) * | 2001-10-17 | 2003-04-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Organe de commande d'ascenseur |
-
2007
- 2007-03-16 JP JP2007069503A patent/JP2008230728A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6023273A (ja) * | 1983-07-19 | 1985-02-05 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タの故障通報装置 |
JPH065333Y2 (ja) * | 1988-02-16 | 1994-02-09 | 株式会社日立ビルシステムサービス | かご内停電灯装置 |
JPH04189267A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-07 | Toshiba Corp | エレベータかご内照明消灯制御装置 |
JPH0672647A (ja) * | 1992-08-28 | 1994-03-15 | Toshiba Corp | エレベータの遠隔監視端末装置 |
JPH11322213A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-11-24 | Hitachi Ltd | エレベーターの遠隔通話装置 |
WO2003033390A1 (fr) * | 2001-10-17 | 2003-04-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Organe de commande d'ascenseur |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247918A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの非常用電源装置 |
JP2012153474A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーターの蓄電制御装置 |
JP2013180890A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | Hitachi Ltd | エレベータ装置 |
CN106882664A (zh) * | 2017-04-17 | 2017-06-23 | 成都赋阳技术开发有限公司 | 一种环保节能型的电梯监控系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2007121628A (ru) | Способ и устройство для уменьшения потребления энергии лифтовой установкой | |
JP2008230728A (ja) | エレベーター用非常電源供給装置 | |
CN103508275B (zh) | 电梯控制装置 | |
JP2010284064A (ja) | 車両用電源装置 | |
JP2006264855A (ja) | エレベータの給電補助装置 | |
JP6543210B2 (ja) | エレベータ制御システム | |
CN103171939B (zh) | 电梯信息处理装置 | |
JP2011168372A (ja) | エレベータの電源遮断時の表示装置 | |
JP2012035996A (ja) | エレベータの電源装置 | |
JP2014125288A (ja) | エレベータ制御システム | |
JP5995820B2 (ja) | エレベータの電源制御装置 | |
CN210402044U (zh) | 列车的控制电路 | |
JP5882274B2 (ja) | エレベータシステム | |
JP5292944B2 (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP2008137753A (ja) | 非常電源供給装置 | |
JP2008230798A (ja) | 機械室レスエレベータシステム | |
JP5595295B2 (ja) | エレベーターの蓄電制御装置 | |
JP2006290497A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP2000344092A (ja) | エアコンプレッサ起動装置 | |
JP4315064B2 (ja) | 非常用照明装置 | |
JP2008184255A (ja) | エレベーター装置 | |
JP2015101435A (ja) | エレベータ制御装置 | |
KR101237286B1 (ko) | 무정전 자동절환스위치 동작 시험장치 | |
JP2011195206A (ja) | エレベータ用表示システム | |
JPH079880Y2 (ja) | エレベータのかご位置表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120327 |