JP2006290497A - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】PWMコンバータが故障した場合、上記制御装置の配線を変更しなければ、電気的なエレベータの昇降が不可能となり、エレベータの乗客救出及び故障復旧に時間を要する。
【解決手段】スイッチ12a、12bまたはコンタクタ13a、13bを操作することにより、制御装置5の配線変更を行わなくても、PWMコンバータからダイオードコンバータに容易に切り替えることができる。
【選択図】図3
【解決手段】スイッチ12a、12bまたはコンタクタ13a、13bを操作することにより、制御装置5の配線変更を行わなくても、PWMコンバータからダイオードコンバータに容易に切り替えることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、エレベータの制御装置の故障復旧に適したエレベータの制御装置に関する。
中・低層階用エレベータ制御装置では、図1のような回路構成のものが採用されることが多い。図1において、1は商用電源、2は商用電源の交流を直流に変換するダイオードコンバータ、3はコンデンサ、4は直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータ、4aは運転制御装置5内のインバータを制御するインバータマイコン、6はモータ、7はモータに連結された巻上機、8は乗りかご、9はカウンターウエートである。 さらに、有償付加仕様として、省エネ機能を追加する場合は、商用電源の交流を直流に変換するPWMコンバータ10と、運転制御装置5内のコンバータを制御するコンバータマイコン10aと、リアクトル11を追加した構成となり、回生運転の場合には、インバータ4、PWMコンバータ10を通して商用電源1にエネルギーが回生される回生機能付きエレベータの制御装置となる。また、商用電源の交流を直流に変換するPWMコンバータと、直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータで構成したエレベータの制御装置においても、回生運転の場合にはインバータ、コンバータを通して商用電源にエネルギーが回生される(特許文献1参照)。
特開2004−91159号公報(段落0012、図1)
従来の回生機能付きエレベータ制御装置では、交流入力を整流して直流に変換するダイオードコンバータと、交流入力を整流して直流に変換するPWMコンバータと、直流を交流に変換してモータを駆動するインバータを持ち、図1に示すようにダイオードコンバータとPWMコンバータの切り替えは、上記制御装置の配線変更にて行っている。従って、PWMコンバータが故障した場合、上記制御装置の配線を変更しなければ、電気的なエレベータの昇降が不可能となり、エレベータの乗客救出に時間を要する。また、近年、都市部のマンション等の中・低層階のビルでは、機械室のないエレベータの要求が多くなっているため、エレベータ制御装置を昇降路内に設置していることが多く、故障復旧においても、昇降路内で制御装置の配線変更作業が必要となり、さらに時間を要するという課題もあった。この発明は、上記のような課題を解決するために、交流入力を整流して直流に交換するダイオードコンバータと、交流入力を整流して直流に交換するPWMコンバータと、直流を交流に変換してモータを駆動するインバータを持ち、PWMコンバータとダイオードコンバータに切り替えることができるエレベータの制御装置において、PWMコンバータからダイオードコンバータに容易に切り替えることができ、エレベータの据付現場にて電気的にエレベータの昇降が可能な状態で故障復旧を行うことを特徴とするエレベータの制御装置を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータの制御装置は、交流入力を整流して直流に交換するダイオードコンバータと、交流入力を整流して直流に変換するPWMコンバータと、直流を交流に変換してモータを駆動するインバータを持ち、ダイオードコンバータとPWMコンバータを切り替えることができるエレベータの制御装置において、スイッチによりPWMコンバータからダイオードコンバータに容易に切り替えることができるものである。また、コンタクタによりPWMコンバータからダイオードコンバータに容易に切り替えることができ、PWMコンバータが故障した場合に、電気的信号にてダイオードコンバータに切り替えることができるものである。
この発明は、以下に記載するような効果を奏する。
本発明に係るエレベータの制御装置は、スイッチまたはコンタクタを操作することにより、PWMコンバータからダイオードコンバータに容易に切り替えることができるため、PWMコンバータが故障した場合のエレベータの乗客救出時間や故障復旧時間を短縮することができる。
以下、本発明による実施形態について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るエレベータの制御装置を示す図である。図において、1は商用電源、2は商用電源の交流を直流に変換するダイオードコンバータ、3はコンデンサ、4は直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータ、4aは運転制御装置5内のインバータを制御するインバータマイコン、6はモータ、7はモータに連結された巻上機、8は乗りかご、9はカウンターウエート、12aはダイオードコンバータ2を回路上有効と無効に切り替えるためのダイオードコンバータ側スイッチである。
さらに、電源回生機能として、商用電源の交流を直流に変換するPWMコンバータ10と、運転制御装置5内のコンバータを制御するコンバータマイコン10aと、リアクトル11、PWMコンバータ2を回路上有効と無効に切り替えるためのPWMコンバータ側スイッチ12bを追加した構成とする。尚、上記制御装置において、通常時は、回生運転の場合にインバータからコンバータを通して商用電源にエネルギーを回生させるため、PWMコンバータ側スイッチ12bをON、ダイオードコンバータ側スイッチ12aをOFFとする。つぎに、この一実施形態のPWMコンバータ10の故障復旧方法について説明する。運転制御装置5にてPWMコンバータ10の故障を検出した場合、または、PWMコンバータ10の絶縁測定を行う場合、まずPWMコンバータ側スイッチ12bをOFFし、エレベータの制御装置からPWMコンバータ部を電気的に切り離す。次に、ダイオードコンバータ側スイッチ12aをONし、エレベータの制御装置から切り離されていたダイオードコンバータ部を有効にする。ダイオードコンバータ部を有効にすることにより、電気的にエレベータの昇降が可能な状態となる。このように、この実施形態によれば、制御装置の配線変更作業が不要となり、エレベータの乗客救出時間や故障復旧時間を短縮することができる。
図3は、本発明の他の実施形態に係るエレベータの制御装置を示す図である。図において、1は商用電源、2は商用電源の交流を直流に変換するダイオードコンバータ、3はコンデンサ、4は直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータ、4aは運転制御装置5内のインバータを制御するインバータマイコン、6はモータ、7はモータに連結された巻上機、8は乗りかご、9はカウンターウエート、13aはダイオードコンバータ2を回路上有効と無効に切り替えるためのダイオードコンバータ側コンタクタである。さらに、電源回生機能として、商用電源の交流を直流に変換するPWMコンバータ10と、運転制御装置5内のコンバータを制御するコンバータマイコン10aと、リアクトル11、PWMコンバータ2を回路上有効と無効に切り替えるためのPWMコンバータ側コンタクタ13bを追加した構成とする。尚、ダイオードコンバータ側コンタクタ13aとPWMコンバータ側コンタクタ13bは、常開接点とする。また、上記制御装置において、通常時は、回生運転の場合にインバータからコンバータを通して商用電源にエネルギーを回生させるため、運転制御装置5を介して、インバータマイコン4a、コンバータマイコン10aにそれぞれダイオードコンバータ側コンタクタ12aをOFF、PWMコンバータ側コンタクタ12bをONさせる電気的信号を送信する。つぎに、この実施形態のPWMコンバータ10の故障復旧方法について説明する。運転制御装置5にてPWMコンバータ10の故障を検出した場合、コンバータマイコン10aにて異常を検出する。異常を検出したコンバータマイコン10aは、PWMコンバータ側コンタクタ13bをOFFする電気信号を送信し、PWMコンバータ側コンタクタ13bをOFFさせる。次に、異常を検出したコンバータマイコン10aは、異常情報をインバータマイコン4aに送信する。異常を検出したインバータマイコン4aは、ダイオードコンバータ側コンタクタ13aをONする電気信号を送信し、ダイオードコンバータ側コンタクタ13aをONさせる。よって、PWMコンバータ10からダイオードコンバータ4aに切り替わり、電気的にエレベータの昇降が可能は状態となる。このように、この実施形態によれば、制御装置の配線変更作業が不要となり、エレベータの乗客救出時間や故障復旧時間を短縮することができる。
1 商用電源
2 ダイオードコンバータ
3 コンデンサ
4 インバータ
4a インバータマイコン
5 運転制御装置
6 モータ
7 巻上機
8 乗りかご
9 カウンターウエート
10 PWMコンバータ
10a コンバータマイコン
11 リアクトル
12a ダイオードコンバータ側スイッチ
12b PWMコンバータ側スイッチ
13a ダイオードコンバータ側コンタクタ
13b PWMコンバータ側コンタクタ
2 ダイオードコンバータ
3 コンデンサ
4 インバータ
4a インバータマイコン
5 運転制御装置
6 モータ
7 巻上機
8 乗りかご
9 カウンターウエート
10 PWMコンバータ
10a コンバータマイコン
11 リアクトル
12a ダイオードコンバータ側スイッチ
12b PWMコンバータ側スイッチ
13a ダイオードコンバータ側コンタクタ
13b PWMコンバータ側コンタクタ
Claims (4)
- 交流入力を整流して直流に変換するダイオードコンバータと、交流入力を整流して直流に変換するPWMコンバータと、直流を交流に変換してモータを駆動するインバータを持ち、上記ダイオードコンバータと上記PWMコンバータを切り替えることができるエレベータの制御装置において、エレベータの据付現場にて、エレベータの昇降が可能な状態で故障復旧を行うことを特徴とするエレベータの制御装置。
- 請求項1のエレベータの制御装置において、上記PWMコンバータと上記ダイオードコンバータを容易に切り替えることができることを特徴とするエレベータの制御装置。
- 請求項1のエレベータの制御装置において、スイッチにより上記PWMコンバータと上記ダイオードコンバータを容易に切り替えることができるエレベータの制御装置。
- 請求項1のエレベータの制御装置において、コンタクタにより上記PWMコンバータと上記ダイオードコンバータを容易に切り替えることができ、上記PWMコンバータが故障した場合に、電気的信号にてダイオードコンバータに切り替えることができるエレベータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005110903A JP2006290497A (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005110903A JP2006290497A (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | エレベータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006290497A true JP2006290497A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37411501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005110903A Pending JP2006290497A (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006290497A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009075A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータシステム |
CN109205431A (zh) * | 2017-07-03 | 2019-01-15 | 蒂森克虏伯电梯(上海)有限公司 | 电梯安全驱动系统 |
CN109950968A (zh) * | 2019-03-15 | 2019-06-28 | 深圳市海浦蒙特科技有限公司 | 电梯应急供电装置 |
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2005
- 2005-04-07 JP JP2005110903A patent/JP2006290497A/ja active Pending
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