JP2008230411A - 電子装置取付構造及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】支持プレートの表面側に対してワンタッチ操作でトランスポンダの着脱(装着・離脱)を行う電子装置取付構造の提供。
【解決手段】タイヤ内面に支持プレート33が直接的又は間接的に取付けられ、支持プレート33に被取付プレート27の移動を規制する複数の規制部材35が一体的に設けられ、複数の規制部材35の先端側に被取付プレート27に係止可能な係止爪37がそれぞれ一体的に設けられ、支持プレート33の表面に凹部39が形成された、被取付プレート27の裏面に凹部39に嵌合可能な凸部41が一体的に設けられ、支持プレート33の表面に対して直交する挿入方向D1から、被取付プレート27を複数の規制部材35の間に挿入して、凹部39と凸部41を嵌合させると、少なくともいずれかの規制部材35を弾性変形させて、複数の係止爪37によって被取付プレート27を係止するようになっていること。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばトランスポンダ等の電子装置を空気入りタイヤのタイヤ内面側に取付けるための電子装置取付構造、及びこの電子装置取付構造を備えた空気入りタイヤに関する。
近年、空気入りタイヤの内圧等を測定するために、トランスポンダ等の電子装置が空気入りタイヤのタイヤ内面側に取付られることが多く、通常、電子装置は次のようにタイヤ内面側に取付けられる。
即ち、生タイヤの加硫工程を利用して、タイヤ内面の表面にゴム台座を予め加硫接着によって取付けておく。そして、ゴム台座の表面及び/又は電子装置の裏面に接着剤を塗布して、電子装置をゴム台座の表面の所定位置に配置することにより、電子装置をゴム台座の表面に接着剤によって装着する。或いは、電子装置をゴム台座の表面の所定位置に配置して、ネジを締め付けることにより(特許文献1参照)、電子装置をゴム台座の表面にネジ作用(螺合作用)によって装着する。これにより、タイヤ内面側に対して電子装置の装着を行うことができる。
特開表2004−523425号公報
ところで、電子装置の修理、廃棄等をする際には、電子装置をゴム台座から離脱させて、修理済みの電子装置又は別の電子装置等をゴム台座に装着する必要がある。
しかしながら、ゴム台座の表面に電子装置を接着又はネジ作用によって取付けているため、タイヤ内面側に対する電子装置の着脱(装着・離脱)に手間がかかる。そのため、電子装置の修理、破棄等の作業が煩雑化して、電子装置の修理、破棄等の作業能率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決するため、ワンタッチ操作で電子装置の着脱を行うことができる、新規な構成の電子装置取付構造及び空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、底側に剛性材料からなる被取付プレートが設けられた電子装置を、空気入りタイヤのタイヤ内面側に取付けるための電子装置取付構造であって、前記タイヤ内面に直接的又は間接的に取付けられ、剛性材料からなる支持プレートと、前記支持プレートに一体的に設けられ、前記被取付プレートの端面に突当て可能な壁面をそれぞれ有し、前記支持プレートに対する前記被取付プレートの移動を規制する複数の規制部材と、複数の規制部材の先端側にそれぞれ一体的に設けられ、前記被取付プレートに係止可能な係止爪と、前記支持プレートの表面と前記被取付プレートの裏面のうちの一方に形成された凹部と、前記支持プレートの表面又は前記被取付プレートの裏面のうちの他方に一体的に設けられ、前記凹部に嵌合可能な凸部と、を備え、前記支持プレートの表面に対して直交する挿入方向から、前記被取付プレートを複数の前記規制部材の間に挿入して、前記凹部と前記凸部を嵌合させると、少なくともいずれかの前記規制部材を弾性変形させて、複数の前記係止爪によって前記被取付プレートを係止するようになっていることを要旨とする。
ここで、「被取付プレートが設けられ」には、前記電子装置の底側に前記電子装置の構成要素として設けられた場合と、前記電子装置の底側に前記電子装置とは別部材として設けられた場合を含む意である。また、「タイヤ内面に直接的又は間接的に取付けられ」とは、前記タイヤ内面に直接的に設けられた場合と、前記タイヤ内面にゴム台座を介して間接的に設けられた場合を含む意である。更に、「一体的に設けられ」とは、一体形成されたことを含む意である。
第1の特徴によると、前記電子装置を前記タイヤ内面側に取付ける場合には、前記挿入方向から前記被取付プレートを複数の前記規制部材の間に挿入して、前記凹部と前記凸部を嵌合させることにより、いずれかの前記規制部材を弾性変形させて、複数の前記係止爪によって前記被取付プレートを係止する。これにより、前記支持プレートの表面側に対して(換言すれば、前記タイヤ内面側に対して)ワンタッチ操作で前記電子装置の装着を行うことができる。
前記電子装置を前記タイヤ内面側から取外す場合には、いずれかの前記規制部材を弾性変形させて、複数の前記係止爪による前記被取付プレートの係止状態を解除し、前記被取付プレートを前記挿入方向の反対方向へ移動させる。これにより、前記支持プレートの表面側に対して(換言すれば、前記タイヤ内面側に対して)ワンタッチ操作で前記電子装置の離脱を行うことができる。
前述の作用の他に、複数の前記規制部材によって前記支持プレートに対する前記被取付プレートの移動を規制すると共に、前記凸部を前記凹部に嵌合させているため、前記空気入りタイヤの走行中の入力によって前記支持プレートと前記被取付プレートとの間の位置ずれを防止することができる。また、同じ理由により、前記空気入りタイヤの走行中の入力(特に、踏み込み時の入力)を前記規制部材の壁面と前記凹部の内面によって分担して受けることができ、前記規制部材に局所的な応力集中が生じることを十分に抑えることができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、複数の前記規制部材は、タイヤ周方向又はタイヤ幅方向へそれぞれ延びていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、前記凹部及び前記凸部は、方向性をそれぞれ有していることを要旨とする。
ここで、前記凹部及び前記凸部が方向性をそれぞれ有するとは、複数の前記凹部及び複数の前記凸部の配置パターン、前記凹部及び前記凸部の形状パターン等によって前記凹部に対する前記凸部の嵌合の向きが所定の向きに設定されていることをいう。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第3の特徴のうちいずれかの特徴に加えて、前記凹部及び前記凸部の個数は、それぞれ複数であって、複数の前記凹部及び複数の前記凸部の配置パターンは、前記電子装置の重量分布の割合に応じて設定されていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第4の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記タイヤ内面に取付けられたゴム台座と、を備え、前記ゴム台座の表面に前記支持プレートが接着剤によって取付けられていることを要旨とする。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第5の特徴に加えて、生タイヤを加硫するときに、前記ゴム台座が前記タイヤ内面に加硫接着されるようになっていることを要旨とする。
本発明の第7の特徴(請求項7に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第6の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記剛性材料は、軽金属又は硬質樹脂であることを要旨とする。
本発明の第8の特徴(請求項8に記載の発明の特徴)は、空気入りタイヤであって、第1の特徴から第7の特徴のうちのいずれか特徴からなる電子装置取付構造を具備したことを要旨とする。
請求項1から請求項8のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記支持プレートの表面に対してワンタッチ操作で前記電子装置の着脱(装着・離脱)を行うことができるため、前記電子装置の修理、破棄等の作業を簡略化して、前記電子装置の修理、破棄等の作業能率を向上させることができる。
また、前記空気入りタイヤの走行中の入力によって前記支持プレートと前記被取付プレートとの間の位置ずれを防止することができるため、前記電子装置の取付状態が安定して、前記電子装置に故障等が生じ難くなる。
更に、前記空気入りタイヤの走行中に、前記規制部材に局所的な応力集中が生じることを十分に抑えることができるため、前記規制部材に破損等が生じ難くなり、前記電子装置取付構造の寿命向上を図ることができる。
(実施形態)
本発明の実施形態について図1から図7を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造の斜視図、図2(a)は、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造の側面図、図2(b)は、図2(a)を上から見た図、図3(a)は、複数の凸部の配置パターンを示す図、図3(b)は、複数の凹部の配置パターンを示す図、図4(a)は、複数の凸部の配置パターンを示す図、図4(b)は、複数の凹部の配置パターンを示す図、図5(a)は、凸部の形状パターンを示す図、図5(b)は、凹部の形状パターンを示す図、図6(a)は、複数の凸部の配置パターンを示す図、図6(b)は、複数の凹部の配置パターンを示す図、図7は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの部分断面図である。
図7に示すように、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1は、リム3に保持される一対のビード部5を備えており、各ビード部5は、ビードコア7と、このビードコア7のタイヤ径方向Rの外側に配設されたビードヒィラー9とをそれぞれ有している。また、一方のビード部5におけるビードコア7には、トロイド状のカーカス11の一端部がタイヤ幅方向Wの内側から外側へ折り返すように連結されており、他方のビード部5におけるビードコア7には、カーカス11の他端部がタイヤ幅方向Wの内側からへ折り返すように連結されている。ここで、カーカス11は、ラジアル方向へ延びる複数のカーカスコード(図示省略)をゴム引きしてなるものであって、カーカスコードは、有機繊維又はスチール繊維からなっている。
カーカス11の外側面のクラウン領域には、所謂たが効果を発揮する例えば2層のベルト13が設けられており、ベルト13は、タイヤ周方向Cへ傾斜する方向へ延びる複数のベルトコード(図示省略)をゴム被覆してなるものであって、ベルトコードは、スチール繊維からなっている。また、ベルト13の外周面には、トレッド部15が設けられており、このトレッド部15には、タイヤ周方向Cへ延びた複数の周方向主溝17が形成されている。
カーカス11の外側面におけるトレッド部15と一方のビード部5の間、及びカーカス11の外側面におけるトレッド部15と他方のビード部5の間には、サイドウォール部19がそれぞれ設けられている。また、カーカス11の内側面には、空気の漏れを防ぐインナーライナー21が設けられている。
インナーライナー21の表面側(タイヤ内面側)には、トランスポンダ23が取付られており、このトランスポンダ23は、電子装置の一つであって、タイヤ内圧、内部温度を監視するために用いられるものである。また、トランスポンダ23は、アルミ等の軽金属(剛性材料の1つ)からなりかつIC,コンデンサ,抵抗等の複数の電子部品(図示省略)を内蔵した箱型のトランスポンダ本体(電子装置本体)25と、このトランスポンダ本体25の底側に設けられかつアルミ等の軽金属からなる四角形状の被取付プレート27とを備えている。
なお、本発明の実施形態にあっては、被取付プレート27はトランスポンダ23の底側にトランスポンダ23の構成要素として設けられているが、トランスポンダ23の底側に別部材としての被取付プレートが設けられていても構わない。また、トランスポンダ本体25又は被取付プレート27がアルミ等の軽金属からなる代わりに、硬質樹脂等の別の剛性材料からなるようにしても構わない。
次に、トランスポンダ23をインナーライナー21の表面側(タイヤ内面側)に取付けるための電子装置取付構造29について説明する。
図1及び図2(a)(b)に示すように、インナーライナー21の表面(タイヤ内面)には、四角形状のゴム台座31が接着によって取付けられており、このゴム台座31の表面には、硬質樹脂からなる支持プレート33が接着剤によって取付けられており、換言すれば、インナーライナー21の表面には、四角形状の支持プレート33がゴム台座31を介して間接的に取付けられている。ここで、生タイヤ(空気入りタイヤ1として完成する前のタイヤ)を加硫するときに、ゴム台座31がインナーライナー21の表面に加硫接着されるようになっている。なお、支持プレート33がインナーライナー21の表面にゴム台座31を介して間接的に取付けられる代わりに、インナーライナー21の表面に直接的に取付けられるようにしても構わない。また、支持プレート33が硬質樹脂からなる代わりに、軽金属等の別の剛性材料からなるようにしても構わない。
支持プレート33には、被取付プレート27のタイヤ幅方向Wの移動を規制する一対の規制部材35が一体形成されており、各規制部材35は、タイヤ周方向Cへ延びかつ被取付プレート27の端面に当接可能な壁面35aを有している。また、一対の規制部材35の先端側には、被取付プレート27に係止可能な係止爪37が射出成型によってそれぞれ一体形成されており、一方の係止爪37には、被取付プレート27を案内可能なテーパ部37aが形成されている。
支持プレート33の表面には、複数の凹部(窪み)39が形成されており、被取付プレート27の裏面には、対応する凹部39に嵌合可能な複数の凸部41が形成されている。なお、支持プレート33の表面に凹部39が形成されかつ被取付プレート27の裏面に凸部41が形成される代わりに、被取付プレート27の裏面に凹部39が形成されかつ支持プレート33の表面に凸部41が形成されるようにしても構わない。
そして、支持プレート33の表面に対して直交する挿入方向D1から、被取付プレート27を一対の規制部材35の間に挿入して、各凹部39と対応する凸部41を嵌合させると、図1(a)に仮想線で示すように、一方の規制部材35(又は一対の規制部材35)を弾性変形させて、一対の係止爪37によって被取付プレート27を係止するようになっている。
また、凹部39及び凸部41は、方向性をそれぞれ有するようになっていることが望ましい。具体的には、図3(a)(b)及び図4(a)(b)に示すように、複数の凹部39及び複数の凸部41の配置パターンによって凹部39に対する凸部41の嵌合の向きが所定の向きに設定されたり、図5(a)(b)に示すように、凹部39及び凸部41の形状パターンによって凹部39に対する凸部41の嵌合の向きが所定の向きに設定されたりするようになっていることが望ましい。
更に、複数の凹部39及び複数の凸部41の配置パターンは、トランスポンダ23の重量分布の割合に応じて設定されることが望ましい。具体的には、図6(a)(b)に示すように、複数の凹部39及び複数の凸部41の配置パターンは、トランスポンダ23の重量分布の割合の高い領域(一点鎖線によって囲まれた領域)A1には、トランスポンダ23の重量分布の割合の低い領域(一点鎖線によって囲まれた領域から外れた領域)A2よりも、凹部39及び凸部41の個数が多くなるように設定されていることが望ましい。
続いて、本発明の実施形態の作用・効果について説明する。
トランスポンダ23をインナーライナー21の表面側(タイヤ内面側)に取付ける場合には、挿入方向D1から被取付プレート27を一対の規制部材35の間に挿入して、各凸部41と対応する凹部39を嵌合させることにより、一方の規制部材35(又は一対の規制部材35)を弾性変形させて、一対の係止爪37によって被取付プレート27を係止する。これにより、支持プレート33の表面に対して(換言すれば、タイヤ内面側に対して)ワンタッチ操作でトランスポンダ23の装着を行うことができる。
トランスポンダ23を支持プレート33の表面側から取外す場合には、いずれかの規制部材35を弾性変形させて、一対の係止爪37による被取付プレート27の係止状態を解除し、被取付プレート27を挿入方向D1の反対方向D2へ移動させる。これにより、支持プレート33の表面に対して(換言すれば、タイヤ内面側に対して)ワンタッチ操作でトランスポンダ23の離脱を行うことができる。
前述の作用の他に、一対の規制部材35によって支持プレート33に対する被取付プレート27の移動を規制すると共に、各凸部41を対応する凹部39に嵌合させているため、空気入りタイヤ1の走行中の入力によって支持プレート33と被取付プレート27との間の位置ずれを防止することができる。また、同じ理由により、空気入りタイヤ1の走行中の入力(特に、踏み込み時の入力)を規制部材35の壁面と凹部39の内面によって分担して受けることができ、規制部材35に局所的な応力集中が生じることを防止することができる。
また、凹部39及び凸部41が方向性をそれぞれ有するようにした場合には、支持プレート33の表面に対してトランスポンダ23が誤った向きに装着されることがなくなる。
更に、複数の凹部39及び複数の凸部41の配置パターンがトランスポンダ23の重量分布の割合に応じて設定されている場合には、凹部39及び凸部41の個数を増やすことなく、空気入りタイヤ1の走行中の入力を規制部材35の壁面及び複数の凹部39の内面よって効率良く分担して受けることができ、規制部材35に局所的な応力集中が生じることをより十分に抑えることができる。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、支持プレート33の表面側(タイヤ内面側)に対してワンタッチ操作でトランスポンダ23の着脱(装着・離脱)を行うことができるため、トランスポンダ23の修理、破棄等の作業を簡略化して、トランスポンダ23の修理、破棄等の作業能率を向上させることができる。特に、凹部39及び凸部41が方向性をそれぞれ有するようにした場合には、支持プレート33の表面に対してトランスポンダ23が誤った向きに装着されることがなくなるため、トランスポンダ23の修理、破棄等の作業能率をより一層向上させることができる。
また、空気入りタイヤ1の走行中の入力によって支持プレート33と被取付プレート27との間の位置ずれを防止することができるため、トランスポンダ23の取付状態が安定して、トランスポンダ23に故障等が生じ難くなる。
更に、空気入りタイヤ1の走行中に、規制部材35に局所的な応力集中が生じることを十分に抑えることができるため、規制部材35に破損等が生じ難くなり、電子装置取付構造29の寿命を延ばすことができる。特に、複数の凹部39及び複数の凸部41の配置パターンがトランスポンダ23の重量分布の割合に応じて設定されている場合には、凹部39及び凸部41の個数を増やすことなく、規制部材35に局所的な応力集中が生じることをより十分に抑えることができるため、規制部材35に破損等がより生じ難くなり、電子装置取付構造29の寿命を延ばすことができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、支持プレート33に被取付プレート27のタイヤ幅方向Wの移動を規制する一対の規制部材35が一体形成される代わりに(或いは、一体形成されると共に)、被取付プレート27のタイヤ周方向Cの移動を規制する別の規制部材が一体形成されようにする等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
(変型例)
本発明の実施形態の変型例について図8(a)(b)を参照して説明する。
ここで、図8(a)は、本発明の実施形態の変型例に係る電子装置取付構造の側面図、図8(b)は、図8(a)を上から見た図である。
本発明の実施形態の変型例に係る電子装置取付構造43は、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造29と異なり、被取付プレート27、ゴム台座31、及び支持プレート33がそれぞれ円形状を呈してあって、一対の規制部材35及び一対の係止爪37がそれぞれ円弧状を呈している。なお、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造43における複数の構成要素のうち、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造29における構成要素と対応するものについては、図中に同一番号を付して、説明を省略する。
そして、本発明の実施形態の変型例においても、前述の本発明の実施形態と同様の作用・効果を奏する。
(比較例)
比較例に係る電子装置取付構造について図9(a)(b)を参照して説明する。
ここで、図9(a)は、比較例に係る電子装置取付構造の側面図、図9(b)は、図9(a)を上から見た図である。
図9(a)(b)に示すように、比較例に係る電子装置取付構造45は、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造29と異なり、凹部39及び凸部41の代わりに、支持プレート33に一体形成されかつ被取付プレート27のタイヤ周方向Cの移動を規制する一対のサブ規制部材47を備えており、各サブ規制部材47は、タイヤ幅方向Wへ延びかつ被取付プレート27の端面に当接可能な壁面47aを有している。なお、比較例に係る電子装置取付構造45における複数の構成要素のうち、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造29における構成要素と対応するものについては、図中に同一番号を付して、説明を省略する。
(実施例の具体的内容)
本発明の実施例に係るドラム試験について簡単に説明する。
本発明の実施形態に係わる電子装置取付構造29及び比較例に係る電子装置取付構造45によってサイズ205/55R16の乗用車タイヤにおけるインナーライナーの表面側にトランスポンダ23をそれぞれ取付ける。次に、各乗用車タイヤを6.5インチ幅のリムに組付けて、乗用車タイヤの内部に290KPaの空気を充填する。そして、直径1.7mのドラムを用い、各乗用車タイヤをドラムの外周面に5kNで押し付けつつ、ドラムを時速240km/hの速度で60分間回転させることにより、ドラム試験を行う。
ドラム試験後に、本発明の実施形態に係わる電子装置取付構造29によって取付けたトランスポンダ23の取付状態が安定してあって、支持プレート33と被取付プレート27との間の位置ずれを防止できたことが確認された。一方、比較例に係る電子装置取付構造45におけるいずれかのサブ規制部材47に破損が生じていることが確認された。
本発明の実施形態に係る電子装置取付構造の斜視図である。 図2(a)は、本発明の実施形態に係る電子装置取付構造の側面図、図2(b)は、図2(a)を上から見た図である。 図3(a)は、複数の凸部の配置パターンを示す図、図3(b)は、複数の凹部の配置パターンを示す図である。 図4(a)は、複数の凸部の配置パターンを示す図、図4(b)は、複数の凹部の配置パターンを示す図である。 図5(a)は、凸部の形状パターンを示す図、図5(b)は、凹部の形状パターンを示す図である。 図6(a)は、複数の凸部の配置パターンを示す図、図6(b)は、複数の凹部の配置パターンを示す図である。 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの部分断面図である。 図8(a)は、本発明の実施形態の変型例に係る電子装置取付構造の側面図、図8(b)は、図8(a)を上から見た図である。 図9(a)は、比較例に係る電子装置取付構造の側面図、図9(b)は、図9(a)を上から見た図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
21 インナーライナー
23 トランスポンダ
27 被取付プレート
29 電子装置取付構造
31 ゴム台座
33 支持プレート
35 規制部材
35a 壁面
37 係止爪
39 凹部
41 凸部

Claims (8)

  1. 底側に剛性材料からなる被取付プレートが設けられた電子装置を、空気入りタイヤのタイヤ内面側に取付けるための電子装置取付構造であって、
    前記タイヤ内面に直接的又は間接的に取付けられ、剛性材料からなる支持プレートと、
    前記支持プレートに一体的に設けられ、前記被取付プレートの端面に突当て可能な壁面をそれぞれ有し、前記支持プレートに対する前記被取付プレートの移動を規制する複数の規制部材と、
    複数の規制部材の先端側にそれぞれ一体的に設けられ、前記被取付プレートに係止可能な係止爪と、
    前記支持プレートの表面と前記被取付プレートの裏面のうちの一方に形成された凹部と、
    前記支持プレートの表面又は前記被取付プレートの裏面のうちの他方に一体的に設けられ、前記凹部に嵌合可能な凸部と、を備え、
    前記支持プレートの表面に対して直交する挿入方向から、前記被取付プレートを複数の前記規制部材の間に挿入して、前記凹部と前記凸部を嵌合させると、少なくともいずれかの前記規制部材を弾性変形させて、複数の前記係止爪によって前記被取付プレートを係止するようになっていることを特徴とする電子装置取付構造。
  2. 複数の前記規制部材の壁面は、タイヤ周方向又はタイヤ幅方向へそれぞれ延びていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置取付構造。
  3. 前記凹部及び前記凸部は、方向性をそれぞれ有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子装置取付構造。
  4. 前記凹部及び前記凸部の個数は、それぞれ複数であって、複数の前記凹部及び複数の前記凸部の配置パターンは、前記電子装置の重量分布の割合に応じて設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の電子装置取付構造。
  5. 前記タイヤ内面に取付けられたゴム台座と、を備え、
    前記ゴム台座の表面に前記支持プレートが接着剤によって取付けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の電子装置取付構造。
  6. 生タイヤを加硫するときに、前記ゴム台座が前記タイヤ内面に加硫接着されるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の電子装置取付構造。
  7. 前記剛性材料は、軽金属又は硬質樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の電子装置取付構造。
  8. 空気入りタイヤであって、
    請求項1から請求項7のうちのいずれか請求項に記載の電子装置取付構造を具備したことを特徴とする空気入りタイヤ。
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