JP2008230054A

JP2008230054A - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2008230054A
Application number: JP2007072989A
Authority: JP
Inventors: Yukio Shibata; 行雄柴田
Original assignee: Kyocera Mita Corp
Current assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Priority date: 2007-03-20
Filing date: 2007-03-20
Publication date: 2008-10-02
Anticipated expiration: 2027-03-20
Also published as: JP5150115B2

Abstract

【課題】ユーザが確実に所望の用紙へ印刷を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】手差しトレイに用紙がセットされたことを検出すると（Ｓ１１でＹＥＳ）、ユーザ情報の入力を促すメッセージを表示する。ユーザ自身を特定するコード番号等のユーザ情報が入力され、パソコンから印刷データがプリンタに対して送信される。このとき、併せてユーザを特定するユーザ情報が送信される。ユーザ情報の入力があれば（Ｓ１２でＹＥＳ）、所定の時間内に印刷データの入力があるか否かを判断する（Ｓ１３）。所定の時間内にデータの入力があれば（Ｓ１３でＹＥＳ）、データとともに送信されてきたユーザ情報が、手差しトレイ１５ａに用紙がセットされたときに入力されたユーザ情報と一致しているか否かを判断する（Ｓ１４）。一致していれば、手差しトレイ１５ａにセットされた用紙に印刷を行うように印刷部１２を作動させて印刷を実行する（Ｓ１５）。
【選択図】図３

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、外部から印刷データを入力可能な画像形成装置に関する。

手差しトレイを使用した際にユーザが所望する用紙への印刷を行うことのできる画像形成装置が、たとえば、特開２０００−２２９４６０号公報（特許文献１）に開示されている。同公報によれば、手差しトレイから給紙される用紙に印刷する前に、ユーザに対して確認を促すメッセージを表示し、確認後に印刷ジョブを実行している。
特開２０００−２２９４６０号公報（要約）

従来のユーザが所望する用紙への印刷を行うことのできる画像形成装置は上記のように構成されていた。このような構成では、ユーザに対して確認を促すメッセージを表示し、それに対して応答があるまでの間ジョブを一時停止させているので、操作ミスにより別のユーザが手差しトレイを使用して印刷してしまい、ユーザがセットした所望に用紙に印刷できないという問題があった。

この発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、ユーザが確実に所望の用紙へ印刷を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。

この発明に係る、画像形成装置は、ユーザが所望の用紙をセット可能な用紙トレイと、用紙トレイにセットされた用紙のユーザを特定する情報を入力させる用紙ユーザ入力手段と、外部から印刷データおよび印刷データの印刷を指示するユーザを特定する情報を入力させる外部データ入力手段と、用紙ユーザ入力手段に入力されたユーザ情報と、外部データ入力手段に入力されたユーザ情報とが一致しているか否かを判断するユーザ判断手段と、ユーザ判断手段の判断結果に応じて、印刷データを前記用紙トレイにセットされた用紙に印刷させるか否かを制御する制御手段とを含む。

好ましくは、用紙トレイは手差しトレイである。

さらに好ましくは、制御手段は、用紙ユーザを特定する情報の入力後に所定の時間が経過しても外部から印刷データおよび印刷データの印刷を指示するユーザを特定する情報が入力されなかったときは、用紙トレイへの用紙のセットをクリアする。

この発明によれば、所望の用紙に印刷したいユーザは予めトレイに用紙をセットし、用紙をセットしたユーザを特定する情報を入力しておく。その後、外部から印刷データとともにユーザ情報を入力する。用紙をセットしたユーザを特定する情報と、外部から印刷データとともに入力されたユーザ情報とが一致しているか否かによって用紙に印刷が行われるため、用紙をセットしたユーザ以外の人によってセットされた用紙に印刷されることはない。

その結果、ユーザが確実に所望の用紙へ印刷を行うことができる画像形成装置を提供できる。

以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図１はこの発明に係る画像形成装置をプリンタに適応した場合のプリンタの周囲の構成を示すブロック図である。
図１を参照して、プリンタ１０はネットワーク２０を介して複数のパソコン３１〜３３に接続されており、パソコン３１〜３３からの印刷指示に応じて印刷する。

図２はプリンタ１０の要部を示すブロック図である。図２を参照して、プリンタ１０は、プリンタ全体を制御する制御部１１と、外部からの指示に応じて印刷を実行する印刷部１２と、プリンタの動作を設定する操作部１３と、パソコン等からのデータの入力を受けるインターフェイス（ＩＦ）部１４と、印刷部に用紙を供給する給紙部１５とを含む。操作部１３は表示部１３ａとユーザがユーザ情報等を入力する入力部（用紙ユーザ入力手段）１３ｂとを含む。給紙部１５は、手差しトレイ１５ａと、カセット状の用紙トレイ１５ｂとを含む。

次に、プリンタ１０の動作について説明する。図３は、この実施の形態におけるプリンタ１０の制御部１１が行う動作を示すフローチャートである。ここでは、ユーザが所望の用紙を手差しトレイ１５ａにセットして、外部のパソコン３１からその用紙に印刷を指示する場合について説明する。図３を参照して、まず、ユーザは手差しトレイ１５ａに用紙をセットする。制御部１１は、手差しトレイ１５ａに設けられた図示のないセンサで用紙がセットされたことを検出すると（ステップＳ１１でＹＥＳ、以下ステップを省略する）、ユーザ情報の入力を促すメッセージを表示部１３ａに表示する。ユーザは、これに応じて、ユーザ自身を特定するコード番号、社員番号等のユーザ情報を、入力部１３ｂを介して入力し、その後、自分のパソコン３１から印刷データをプリンタ１０に対して送信する。このとき、併せてユーザを特定するユーザ情報を送信する。このユーザ情報の送信は、プリンタドライバにユーザ情報を入力させるようにし、この情報に基づいて制御部１１でユーザ情報の確認をする。

制御部１１は、ユーザ情報の入力があれば（Ｓ１２でＹＥＳ）、所定の時間内にインターフェイス部１４を介して印刷データの入力があるか否かを判断する（Ｓ１３）。所定の時間内にデータの入力があれば（Ｓ１３でＹＥＳ）、データとともに送信されてきたユーザ情報が、手差しトレイ１５ａに用紙がセットされたときに入力されたユーザ情報と一致しているか否かを判断する（Ｓ１４）。一致していれば、手差しトレイ１５ａにセットされた用紙に印刷を行うように印刷部１２を作動させて印刷を実行する（Ｓ１５）。印刷が終了する前に手差しトレイ１５ａの用紙が印刷途中で無くなれば（Ｓ１６でＮＯ，Ｓ１７でＹＥＳ）、手差しトレイ１５ａの用紙セットをクリアして処理を終了する（Ｓ１８）。

Ｓ１４でユーザ情報が一致していなければ、送信してきたユーザに対して、印刷不可の旨のメッセージを送り返す。

以上のように制御部１１は、ユーザ判別手段、制御手段として機能し、インターフェイス部１４は外部データ入力手段として機能する。

なお、手差しトレイ１１に用紙がセットされない場合は（Ｓ１１でＮＯ）、給紙カセット１５ｂから給紙する通常処理を行う。また、Ｓ１３において、所定期間内に印刷データが入力されなかったときは（Ｓ１３でＮＯ）、手差しトレイ１５ａの用紙のセットをクリアして処理を終了する。用紙セットのクリアとは、たとえば、「手差しトレイ１５ａの使用は無効です。用紙を取り除いてください」等のメッセージを表示部１３ａや送信者のパソコン３１の表示部に表示したり、用紙ユーザ入力手段へのユーザ情報の入力を無効にして、誰もが手差しトレイを使用できるようにすることをいう。

以上のように、この実施の形態においては、ユーザが所望の用紙に印刷を行いたいときは、手差しトレイ１５ａに用紙をセットし、ユーザを特定する情報をプリンタに入力する。自分のパソコン３１からデータをプリンタに出力するときにユーザ特定情報を併せて送信し、プリンタで、手差しトレイ１５ａに用紙をセットしたユーザと送信されてきた印刷データの送信者とが同一人か否かを判断し、同一人である場合にのみ、手差しトレイにセットされた用紙に印刷させるようにしたため、他人に手差しトレイにセットした用紙に印刷されるという問題は生じることは無く、ユーザが確実に所望の用紙に印刷が可能になる。

また、所定期間内に印刷データの送信がなければ、または、手差しトレイの用紙がなくなれば、手差しトレイへの用紙のセットを自動的にクリアされるようにしたため、他のユーザが長期間手差しトレイを使用できなくなることはない。

なお、上記実施の形態においては、手差しトレイにユーザが用紙をセットする場合について説明したが、これに限らず、通常の給紙カセットに用紙をセットしてユーザにユーザ情報を入力させるようにしてもよい。

また、上記実施の形態においては、ユーザ情報はプリンタドライバに入力させるようにしたが、これに限らず、任意の方法でユーザ情報をプリンタに送信するようにしてもよい。

また、上記実施の形態においては、画像形成装置がプリンタである場合について説明したが、これに限らず、印刷部を備えておれば、デジタル複合機等の任意の機器に適用できる。

以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。

この発明の一実施の形態として、画像形成装置がプリンタである場合の要部を示すブロック図である。プリンタの制御関係の要部を示すブロック図である。プリンタの動作を示すフローチャートである。

符号の説明

１０プリンタ、１１制御部、１２印刷部、１３操作部、１４インターフェイス部、１５給紙部、２０ネットワーク、３１，３２，３３パソコン。

Claims

ユーザが所望の用紙をセット可能な用紙トレイと、
前記用紙トレイにセットされた用紙のユーザを特定する情報を入力させる用紙ユーザ入力手段と、
外部から印刷データおよび前記印刷データの印刷を指示するユーザを特定する情報を入力させる外部データ入力手段と、
前記用紙ユーザ入力手段に入力されたユーザ情報と、前記外部データ入力手段に入力されたユーザ情報とが一致しているか否かを判断するユーザ判断手段と、
前記ユーザ判断手段の判断結果に応じて、前記印刷データを前記用紙トレイにセットされた用紙に印刷させるか否かを制御する制御手段とを含む、画像形成装置。
前記用紙トレイは手差しトレイである、請求項１に記載の画像形成装置。
前記制御手段は、用紙ユーザを特定する情報の入力後に所定の時間が経過しても外部から前記印刷データおよび前記印刷データの印刷を指示するユーザを特定する情報が入力されなかったときは、前記用紙トレイへの用紙のセットをクリアする、請求項１または２に記載の画像形成装置。